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短歌を書こう!part2

1 :ポテト:2006/11/12(日) 22:43:31
引き続き みなさん どぞ〜

2 :ポテト:2006/11/13(月) 08:36:10
前スレ
短歌を書こう!
http://game9.2ch.net/test/read.cgi/tanka/1136427245/l50




3 :せったん:2006/11/13(月) 19:57:27
平家らが紅葉散りしく秋山の早にも問へな雨かそほ降る

4 :せったん:2006/11/13(月) 19:58:48
妹らがりわたらふいずこ十日町紅葉散りしく秋山の郷

5 :詠み人知らず:2006/11/13(月) 20:48:49
ヽ(^o^)丿
せったんさん 早速のお出まし〜!

6 :せったん:2006/11/14(火) 08:49:03
吾妹子は夕を泊てなむ松之山染め出で行くか湯の煙立つ
はいお早う、ずいぶん寒くなりました、やっと初秋の歌が一つ二つできました、よろしく。

7 :せったん:2006/11/14(火) 19:53:28
ひさかたの雲い流らへ吾妹子が松之山なむ萩代すすき

8 :せったん:2006/11/14(火) 19:54:37
群らつ鳥鳴きあへ行くか吾妹子が松之山なむとよはたすすき

9 :詠み人知らず:2006/11/14(火) 20:31:39
あくらつな泣き声込ます吾妹子があれの子と南無よたたきすぎぬる

10 :せったん:2006/11/15(水) 09:16:31
人も知る鬼面山の井の上の雨は降れるに散りしく萩も

11 :詠み人知らず:2006/11/15(水) 10:25:35
((;゚Д゚)ガクガクブルブル
お・・・鬼面山って。。。(.><)

12 :詠み人知らず:2006/11/15(水) 13:58:09
中里に十日かけたる雪の町
昔を思えばいとしょうし

13 :せったん:2006/11/15(水) 16:54:05
女は豹変して鬼になるってほんと?
鬼面のすすき門とに入りたずの雨は降れるに鳴き行く鳥は

14 :ポテト:2006/11/15(水) 19:06:58
「宇治の橋姫」か。。。やっぱり大黒さんは怖い!
貴船といえば こんな歌を見つけました
おもふことなる川上にあとたれて 貴布禰は人を渡すなりけり(藤原時房)

15 :せったん:2006/11/15(水) 20:18:36
貴船いや木舟かな、山口県防府にあって先輩が住んでる。彼のミカン畑に古墳があった。

16 :せったん:2006/11/16(木) 09:14:51
群らつ鳥鳴きあへ行くか吾妹子が松之山なむとよはたすすき

17 :せったん:2006/11/16(木) 09:16:02
わたり鳥月読みがてに恋しきや朝な夕なに散りしく萩も

18 :せったん:2006/11/16(木) 19:35:33
恋しくばじょんがら響め枯れ尾花しのひし行けば津軽は吹雪き

19 :黒須紗里菜:2006/11/17(金) 03:13:17
☆こおりつく波をおしわけ揺れている埠頭桟橋におかれたボート

20 :せったん:2006/11/17(金) 08:28:23
青荷なるランプの宿をま悲しみしくしく降れる雪に問ひ越せ

21 :詠み人知らず:2006/11/17(金) 12:55:10
連絡も
なんにもないけど
どうしたの
わが友遅し
寒くて死にそう

22 :せったん:2006/11/17(金) 13:27:08
うっふーあるなあそうゆうの、わが友っかな。

23 :せったん:2006/11/17(金) 13:29:25
白鳥の舞ふもかそけし賢さらがイーハートーボは雪にい寝やる

24 :せったん:2006/11/17(金) 20:14:29
聞きおよぶ死の行軍の八甲田万分の一が雪の辺なる

25 :せったん:2006/11/18(土) 13:14:19
流れさへ凍てつくものか鯵ヶ沢ほっけや釣らん海苔や摘むらん

26 :せったん:2006/11/18(土) 21:26:07
歌紀行津軽恋歌、あしたmixiの日記に貼り付けるですが、それこっちへ持って来てもらえませんか、わしにはちっと無理です、若しよかったらお願します、ポテトどの。

27 :ポテト:2006/11/19(日) 08:03:18
了解であります (^^ゞ

28 :詠み人知らず:2006/11/19(日) 20:16:24
うぬぼれも いいかげんにしろ このやろう
あんたに魅力 かけらもないなり

29 :せったん:2006/11/19(日) 20:24:05
かけらではなくぜんたい、魅力でなく感動、うぬぼれじゃなく実際、いいかげんじゃなく真剣、このやろうじゃなくこれ。
どうです歌作りの基本ですが。

30 :せったん:2006/11/19(日) 22:27:47
歌紀行
  津軽恋歌(1)

風さへにじょんがら恋ほし枯れ尾花しのひも行けば津軽は吹雪

 じっさはもう寝るといって、一寝入りしたらたたき起こされた。告げだ。そりゃどうしようもないわ。支度して下りて行くと、まだみんな飲んでいた、接心の打ち上げだ、恒例になっていた。僧服を見て、
「お葬式ができたの、そんじゃだめ。」
 と、美緒ちゃん。
「そうな、明日はお通夜明後日は葬式。」
 冬の青森温泉行は、都合して接心明けの九日から十二日になった。じっさ垂涎のランプの宿を予約、
「ーーーー。」
「とにかく行ってくら。」
 昨日まで大雪の、どうやら溶ける雪道を走る、あれちょっと酔っ払い運転か、ビール一本ぐれえは飲んで寝たぞ、えらいこっちゃがあとの祭り。
(続く)

31 :せったん:2006/11/21(火) 06:15:28
歌紀行
  津軽恋歌 (2)

 枕経を読んで帰って来た。
 風鈴さんがおれ代わりに行くといった、由紀ちゃんがいやだ絶対に行くといった、らっきょう和尚が、おれは法事あって残念だといった。てんやわんや。
 未緒ちゃん由岐ちゃん風鈴どの、この初春は歌舞伎町へ行った仲。
「わし青森のお寺に呼ばれて予定組んであっからって云って来た、えーとてっちゃんお通夜、末寺かたんぎょうさ導師にして。」
 じっさ云った。
「ふーん、じゃてめえで頼んでくれ。」
 せがれのてっちゃん憮然。
 末寺はだめで、弟子のたんぎょうさに頼む。
「うわやったあ行ける、ばんざい。」
 由紀ちゃん。
 ばさら坊主というんだ、いい年こいてわっはっは。途中拾って行く美代ちゃんは、子供インフルエンザで39度の熱が出た、行こう行こう、あたしマスクかけて行くからっていう。
 大雪が降ったし、東北道はどうなる。
 一人三万円の旅費なんだ、あとはじっさの援助交際、新幹線なんか乗ってらんねえ。
 じゃーん朝発ちだあ。
 雪の津軽へ温泉とおねえちゃん、葬式ほったらかしてモーツアルトだあって、がきと同じ。
 
青荷なるランプの宿をま悲しみしくしく降れる雪に問ひ越せ
(続く)

32 :せったん:2006/11/21(火) 16:54:27
次のできました、津軽釣歌、日記へーポテトどの。
わしのカタミなあ最終版してるわけです、あっはっはよろしく。

33 :詠み人知らず:2006/11/21(火) 17:31:42
われ形見
若手の至り
われもなく
わたるせけんの
わりなきおなご


34 :せったん:2006/11/21(火) 20:03:48
痩せながらわりなき菊の蕾かな

35 :詠み人知らず:2006/11/21(火) 20:54:05
香る菊三途の川原雪近し

36 :せったん:2006/11/22(水) 07:35:24
起き上がる菊ほのかなり水のあと
二句とも芭蕉、この句は一発やったあとなの、34はきしょーめ出来ちまったての。詩歌とはかくの如くの見本かな。

37 :せったん:2006/11/23(木) 06:22:31
歌紀行
  津軽恋歌 (3)

 早暁五時、ラッセル車が反対車線に雪を残す、どかんがんがん40キロで激突、慌てて向こうへ、
「どうもならんかったか。」
 なんしろひでえ。
 三日も大雪が降って、どうやら溶ける。
 ハイウェイは大丈夫、待ち合わせは磐悌熱海IC、二時間というのは無理か。
 美代ちゃん由紀ちゃんは旅行仲間、新参の弟子と、彼がいとこの未緒ちゃんと。
 会津磐悌山あたりは圧雪。
 吹雪模様。
 たいてい覚悟していた。そろうり行ってなんとかクリアー。
 磐悌熱海、出口の駐車場に、美代ちゃんを拾う、八時半だ。
 東北道へ。
 黒石インターから二十分、道の駅、
「虹の湖。」
 で、待ち合わせ、送迎バスは二時三時四時あとはない。
 いい天気になった。
 宮城県境で飯を食った、北方ラーメンだの、なんとかうどん、名物カルビにジュース買って、
「あれ。」
 車のカバーがずり落ちる。ガソリンスタンドに寄った。ひんまがって取り外す他はなく、
「そうかやっぱりな。」
 きっと新亡者が取っ付いている。
(続く)

38 :(・ω・):2006/11/24(金) 15:41:26
弱かった 自分自身に サヨウナラ
跡形も無く 葬ってやる


今年の文化祭で出した短歌ですよ。
あー駄作(笑)

39 :せったん:2006/11/24(金) 20:08:42
でもさなんかちょっと付けるといい歌なると思うけど、なんかが不足ー自然のもの持って来るといいじゃないかなって、だって云いたいことはっきりしてる。

40 :せったん:2006/11/25(土) 06:13:58
歌紀行
  津軽恋歌 (4)

 女ども三人でくっちゃべる、新宿で新年宴会、二次会オカマバー以来調子ずいて、そいつ紹介した明美ちゃんの、どうもあけすけなんが未緒ちゃんに伝染したか、いえ他の二人も年増ねえちゃんであって、
「うへえメル友かえよう、もっと初心なんにさ。」
 翌日横浜そごうに田中一村展を見て、中華街で昼飯食って熱海一泊。行き当たりばったりのそやつ。
 貸し切り風呂ってのがあって、ー
 夏行った青荷温泉、ランプの宿には七つも風呂あって、混浴、
(いっひいあいつら、ー )
 あっというまに過ぎる。
 男三人で北海道まで行ったときは、やけに長かったが、
「やっぱおねえちゃんだあ。」
 でも、こっちの立場ねえ。
 ちった景色でも見ろってんだ、無教養人が、すけべじっさ何云ってるの、いやわしは宮沢賢治。

白鳥の舞ふもかそけし賢さらがイーハートーボを雪にい寝やる
(続く)

41 :詠み人知らず:2006/11/26(日) 22:58:48
このスレ何?

42 :せったん:2006/11/27(月) 06:04:10
歌紀行
  津軽恋歌(5)

 青森へ分枝したとたん吹雪になって圧雪。
「さすがだあこりゃ。」
 命あっての、120キロで大型バスが追い抜く。
 吹雪いて晴れて、ほとんど通らない、雪掻いて道路族の食い物か。
 黒石インターは吹雪。
 カーナビがあってよかった。路肩もなけりゃ標識も見えぬ。
 前の車にとっつく。
「来たあにじの湖。」
 雪。大小のかまくらこさえて、観光客歓迎。
 おでんを売っていた。津軽味噌だれのおでん。
 トイレ行って来い、みなして食おう。
 デジカメに撮って、もう送迎バスが待っていた。
 客は十人ほどいたか。
 二メートルの雪を曲がりくねって急坂。
 対向車てずうっと戻ったり、雪掻きに十分も待って、山のてっぺんへ来た。
「雪上車に乗ってみたい人はどうぞ。」
 装甲車みたいのに乗り込んだ。
「新雪はどうもー。」
 といって、さっぱり進まない、西も東もないのを一周。
 初体験。
 やらせでなかったら恐怖。狐の足跡があった、熊がよったくるという木があったり。

聞きおよぶ死の行軍の八甲田万分の一が雪の辺なる
(続く)

43 :せったん:2006/11/29(水) 06:30:36
歌紀行
  津軽恋歌(6)

 ついた、もう一度と思った青荷の湯、二カ月先まで満杯という、予約が取れた。
 だがどっか違っていた。
 離れの一つ屋敷みたい所だった、みんな大喜びしたが、龍神の湯というのだけ混浴で、あとは別々。
(ちえそういうこと。)
 凶悪犯でも取っ捕まえてりゃいいんだ、警察は。
 くそったれ。
 女どもわあきゃあ。
 氷柱のっきり、雪のかけ橋、華のように凍るガラス窓。
 未緒ちゃんが、売店を冷やかして、
「お邪魔しました。」
 と云ったら、
「ほんとうに邪魔でした。」
 と云われた。
(へえ、ほんにそんなこと云ったんか。)
 ぎゃはっ爆発的お冠り。
 頭へ来たっても、女ってのは喋りまくる。下がかりにおっぱじまって、食堂へ入ってもやっている、じっさ火に油。
「ランプなんてもな、いやな思い出ばっかり。」
 という、娘二人と来た老人がいた、由紀ちゃん未緒ちゃんといっしょ風呂入った、拝ませて貰ったって、けえわしにサービスを間違えやがった。
(続く)

44 :せったん:2006/12/01(金) 06:18:39
歌紀行
  津軽恋歌(7)

 信心家で、瀬戸内寂聴を尊敬、こっちの騒ぎ見て、変な顔して座を立って行く。
 そういえば、坊主頭に会釈する女もいた。
 らしくせんけりゃ、はーい。
 一人だけ混浴風呂へ入って来た。男か女かうすぐらくってようもわからん、さすがランプの宿。
 精進料理にいわなの姿焼き。
 温泉はよかったって女どもが云った。
 夜更けまで騒ぐ。
 朝一番のバスで出て、民謡酒場に津軽三味線の山上進を待つはずが、都合で一日伸びた。今日はどこへ行こうか、青森なら高速へ乗る、弘前へ行くなら、
「おいおめえ宿賃払ったか。」
「いいえ。」
 未必の故意だあ。
 電話かけて貰って、バスの運転手に払う。
 無線飲食ラジオだって、一度やってみよう、おねえちゃんども卒業して、ホームレスになったら、うん理想は高くさ。

零下十何度氷の花に咲き満ちて人を迎へむランプの宿ぞ

湯のけむりだれを迎えむ雪女 円空仏に木食上人
(続く)


45 :せったん:2006/12/03(日) 05:13:09
歌紀行
  津軽恋歌(8)

 津軽は西も東も雪、
「座敷わらしの他になに出っかな。」
「美人から先に東京へ出るっていうの、秋田の話だっけか。」
 かもしかが出て困るってさ。
 ガソリン入れに寄ったら、左かわ後部タイヤがちょっとという、どっかで見て貰った方がいい、なぜみてくんねえんだ、とにかく弘前へ。
 市庁舎の前に弘前城公園があった。
 雪洞祭りをやっているという、よし見に行こう、ぐるっと回って追っ払われて、市役所の駐車場へ停めた。
「いいんかなあここで。」
「うん観光客さまだ。」
 交差点を渡りお掘りをわたって、ぼんぼりのでっかいやぐらが立つ。
 粋な黒い大門。
 桜並木だ。
 春はすんばらしいぞ。
 ボランティアのおばさんが、ほうきを手に雪洞の新雪を払う、津軽美人だなあも、
「いっしょ写真入ってくれ。」
「いいけんどもその手はなせ。」
 肩組んだら外せって。
 武者絵や女絵が貼ってある。
「夜くりゃいいんだ。」
「さみいんだろうがさ。」
(続く)

46 :詠み人知らず:2006/12/03(日) 07:25:46
せったん、sageって知ってる?
メル欄に「sage」を入れてカキコして下さい。

47 :詠み人知らず:2006/12/03(日) 07:40:27
せったんは馬鹿だなあ

48 :せったん:2006/12/03(日) 19:22:02
アキバのメード喫茶さんざん待たされた末のただの喫茶店、馬鹿だなあってうふ。

49 :やまとびじん:2006/12/03(日) 19:52:50
祭壇にまつられ鏡うつくしく照らすあなたのかがやかしきぞ

50 :詠み人知らず:2006/12/03(日) 20:00:01
おふだにぞ かかるなみだよ みとおせば あすはつもうでに すえのなをらい

51 :詠み人知らず:2006/12/03(日) 20:20:19
わだあきこ
なやみむよぉ〜と
はえつづけ

52 :せったん:2006/12/03(日) 22:11:51
せったんはなんにばかぞゑあまつたふ時雨のあめのながらふ夕べ

53 :せったん:2006/12/04(月) 07:07:22
仏像展すんげーいかった、円空と木食と古代の仏とな、もう歌になんねーとこある。

54 :せったん:2006/12/05(火) 05:19:50
歌紀行
  津軽恋歌(9)

 何百というぼんぼり。
 本丸跡に写真を撮って貰って、撮ってやって、雪にすべって転ぶ、お祭り広場には屋台が並ぶ。馬そりがある、馬が待ち呆け。滑り台があった。
 タイヤチューブで美代ちゃん滑る。
 由紀ちゃん未緒ちゃんワンカップ持って、おでんのくし握る、
「これさ昼飯食うんだっていうのに。」
 だってえへへ。
 重要文化財石家住宅というのがあった。人の住んでいる古い酒屋だ。ワンカップ手にのっこり、
「ひええやってらんねや。」
「いいですよ、どうぞ。」
 井戸があったり、縄で縛った大仰な仕掛けや、とっくりや大道具。
「そんじゃ飯を食いにさ。」
 ねぷた村へ。
 弟子の彼女は青森だ明日は案内する。
 未緒ちゃんは彼氏いるし、ピアノ弾きの由紀ちゃんは結婚した。美代ちゃんは小六の子いる。
 美緒ちゃんはどた靴履いて、そりゃすっ転ぶ。
 シングルマザーの美代ちゃん、うふうもうかび生えてるって、じっさからかいやがって。

行きずりの我もとぶらへぼんぼりや人の住まへる雪はも深み
年ふりてここに問はなむ花吹雪おのれ津軽を永のへの春
(続く) 

55 :せったん:2006/12/06(水) 08:03:40
歌紀行
  津軽恋歌(10)


 青森はねぶた、弘前はねぷた館の一番奥へ、津軽三味線が始まる。法被を着た若い女の子、去年コンクールに優勝したんだって。
 へーえって弾き終わって、女どもが手習い。
 津軽三味線という、ようもわからん。
 大旦那の奥さま青森出身で、山上進長岡公演には、打ち上げに乾杯の音頭、たんび聞かされて。
「たいしたもんだあ世界の山上。」
 誉めてさ、ずいぶんよくなった。
 モーツアルトのほうがいい。
 高橋竹山の等身大の写真があった。
 絶句する。
 日本史の額縁に入れて飾っておけ。
 津軽三味線は、残り香ともいうべき。そうさなあ頂上。
 ねぷたは見ものだった。
 すんばらしい。なんで雪にやらねえんだ。夏なんだってえ、魔物みてえど迫力。
 独楽やこけしをこさえていた。
 金魚ねぷた。
 こぎん刺しというのがあった。
「すげえこいつ。」
 高えなあ。作務衣があった、女物かあちゃんにお土産、五万円うーん清水の舞台。
 着てみねえとわかんねえかなって、見ると五万じゃねえ十五万だ、売り子呼んどいて逃げた。
「和尚は着る物とんちんかん。」
 明美ちゃんが云った。
(続く)

56 :せったん:2006/12/09(土) 06:09:50
歌紀行
  津軽恋歌(11)


 生まれて初めて選ぼう。
 作務着きて、こぎん刺しのバッグ担いで、歌舞伎町オカマバーじゃなくって、東京さ行こうぜぶつぶつ。
 ねぷた太鼓をひっぱたく。
 スナックで、どっかいい宿ねえかって聞いたら、
「嶽温泉山の屋。」
 というの教えた。
 予約して、駐車場行くと貼紙してある。
 むずかしいこと書いてある、
 うわずるっと発車して、
「あそこ行く、すてきな可愛い建物。」
「二こぶ駱駝。」
 ぐるっと回って行った。
 明治から大正ロマンの、ハイカラな建物が一カ所に集る。外人教師の館とか、一時は喫茶店であった図書館とか。
 ピアノがあった。
 由紀ちゃん弾く。
 シルクハットを箱から引っ張り出して、わあきゃあかぶって写真に撮る。
 カーナビに嶽温泉を入れると、そいつが津軽弁バージョンの案内で、
「そこ曲がって右だ。」
 って、堂々たる津軽富士、雪の頂きは見えぬ。
「津軽人てあるなあ、あのかあちゃんさ、目のあたり。」
 そういえばそうかも。
 旅ってなんだろうって、糸の切れた凧、あっちへふうらり、女どもはこっち向いてホイ、少しは色付けたら。

ねぷたとふ阿鼻叫喚の地獄絵の舞へや踊れや炎熱の夏
孕み子の腹かっ裂いてねぷた絵の歌へや舞えや炎熱の夏
前世はバイオリン弾きとふ由紀ちゃんのシルクハットにドイツぶりせむ
(続く)

57 :せったん:2006/12/11(月) 05:52:03
歌紀行
  津軽恋歌(12)

門付けて我も行かめやじょんがらの津軽の郷に雪降りしきり
門付けてじょんがら行かめ花の春 雲井も聞こゆ鳴る神わたる

 雪の岩木山嶽温泉山の屋は、またぎ料理。
 村田銃を担いだ絵があったり、囲炉裏を切ったり。
 女どもが歓声を上げる。
 湯の花で有名な温泉。
 雪の壁にはぼんぼり。
 うわあ風情だってさ。
 三品のうち好きなのを選べる。熊の肉鹿の刺身に、はたはた鍋。
 自慢はまたぎ飯、舞いたけを入れて珍味。
 未緒ちゃん由紀ちゃんは酒豪で、ご馳走を平らげて、今度は席を変えて飲む。
 じっさ寝たら、未緒ちゃんにたたき起こされた。
「度生心てなんだ。」
「そんなもん知らねえ。」
「由紀ちゃんが云ってたけど、禅宗坊さんは人を救おうとしないって。」
「へえそうかい。」
「どうやって救うんだ。」
「ほうらこうやって。」
 そこの柱を撫でると、そうかあって云う。
 由紀ちゃんもいた、すっきりしたあって、美緒ちゃん行く。
 不思議な子だった。
(続く)

58 :せったん:2006/12/13(水) 06:40:08
歌紀行
  津軽恋歌(13)

誉める代わりに、サービスして行けったら、じっさはお金出してヘルスだとさ。
 その夜もめったくさ。
 ケイタイごっこする。
 院生の弟子が、得度のゼニ立替えで、腎臓売って払え。弟子二人たまたま売って、和尚さまに支払え、なにおめえ買うのか、おなべちゃんだめ。
 美代ちゃん口説く学生に、しつこいぞてめえ焼き入れたるなと。
 てっちゃんいい男、美緒ちゃん彼氏に、
「好きな男できたから。」
 とかけて、ケイタイ切られた。
 慌てこくって留守電、
「受けねらってたんだからさ、愛してる。」
 猫撫で声。
 大笑い。
 だって、追い出されたら行くとこないもーん。
 朝飯半分で、美緒ちゃんばたんきゅう、宿の人も大笑い。
 こぎん刺しの背負いバック買った。
 りんごのドレッシングとりんごの醤油と。
 けちで上手な買い物は由紀ちゃん。
 貧乏暮らし長かったってさ。
 日本海に出よう。
 山麓を回って鰺ヶ沢へ。
 二時には弟子の彼女と落ち合う。
 樹海の中の絶景をすんでに大事故。
 雪が凍っていた。

舞ひ行くはもがり吹雪か岩木山しのひ恋ふるはたが乙女子ぞ
(続く)

59 :せったん:2006/12/15(金) 05:29:21
歌紀行
  津軽恋歌(14)

湯の花のこは黄金の酒を酌め
命のたけを舞はふは舞茸

 荒れおさまった海へ出た。
 道の駅鰺ヶ沢。
 鱈ときんめの粕漬をうちへ送る。
 舞の海の出身地だった。
 立派な記念館が建つ。
 向こうの丘にホテルがある。そっちへ行った。海の見えるロビーでコーヒーを飲む。
 売店で知恵の輪買ったら、丸太ん棒削ったきりの、えっへえこりゃなんだ。
 ずっと下って行って、千畳敷という海岸。
 ほっけを釣る。
 海苔を取るばあさの話を聞いた。
 滝が氷柱になって凍っていた。
 山越えは剣呑で、鰺ヶ沢から青森へ。
 雪もないのにみな四0キロで走る。追い抜いたってまた四0キロの、あきらめた。
 じきに凍るんだな。
 弟子の彼女と合流した。
 アルガという名物海鮮市場へ。
 取れたていっぱい。
 蟹ありたらこあり刺身あり、どーんと魚の大小バライアティ。
 おたふくみていな見たこともないはぜ、昆布に漬物。
 うにかにいくら丼三色丼、豪華な昼を食べた。
 民謡酒場へ行って、山上進の三味線を聞く。
(続く)

60 :せったん:2006/12/15(金) 12:28:25
わっはっはもうぜんぜん流行らないなあ、ポテトさんごくろうさん。歌紀行はではこの津軽恋歌でおしまい。

61 :せったん:2006/12/17(日) 05:25:50
歌紀行
  津軽恋歌(15)

二次会をどうしようか。
 青森オカマバー行こうって、女どもおこげちゃん。
 明美ちゃんにケイタイしてみた。
 青森は一見さんぼられるからって、弘前の店紹介して来た。
「別に義理ないから、行かなくたっていいよ。」
 という。そりゃ青森へ来ちゃったし、明美ちゃんに蟹といくら送った。
 弟子は彼女はデイト。
 わしらはそこら探索。
 雪の青森市内を歩く。西も東もようわからん、
「このみちはいつかきたみち。」
 吹雪に歌って、仰山ある空っぽタクシーををつかまえた。
「一見さんだ、どっか案内してくれ、せいぜいこのくらいでな。」
 はいよってんで、三内丸山へ行き半分は時間切れ、ねぶた会館はパスし、だってもあっちやこっち、しまいアスパムという三角の巨大建物でさいなら。
 なんでもある観光会館、てっぺんの回転喫茶店へ。
 絶景かな、吹雪の港から、八甲田山のスキー場、賑やかな繁華街の灯。
 うわきゃあ歓声を上げて、ケーキを食べ、ワインを、コーヒーを飲み時間までいた。
「ガラス吹きさせるとこあったんだって。」
「知らぬ存ぜぬだったなあ。」
 吹雪を民謡酒場坂久へ。
 生きるとは地獄だって、津軽人はようも知る、ねぶたを見に来ようって、お盆の夏には坊主だめ。

流れさへ凍てつくものか鰺ヶ沢ほっけや釣らむ海苔や摘むらむ
三内に日は入りはててもがり笛
なんに燃えたる縄文館
(続く)

62 :ポテト:2006/12/17(日) 07:23:54
せったんさん 歌紀行の転載は止めちゃいますか?
まぁ 長丁場にはなるけど・・・

あと3〜4回で恋歌は完結しま〜す
その後は たまにでいいから
お歌をお寄せ下さいな

63 :詠み人知らず:2006/12/17(日) 10:56:49
なかなかくたばらんのうお

64 :詠み人知らず:2006/12/17(日) 12:53:05
>>63
オマイも なにか書いてみたら?

65 :せったん:2006/12/17(日) 21:18:57
62,
はーいわかりました、

66 :せったん:2006/12/19(火) 05:30:39
歌紀行
  津軽恋歌(16)

じょんがらのいつかな我は物語り津軽恋しや雪降り荒らび
六十我がワインに酔ふてアスパムの雪に暮れなむ海なも灯
 
 弟子が予約を取っていて、七時さか久に合流。
 田酒という地酒、ほやだうにだ、取れたての烏賊刺し、かんぱちの甲焼き、大間で上がったくろまぐろ。
 この烏賊吸いつくきゃあ。
 旅の終着乾杯。
 ピアノ弾きの由紀ちゃんは、お寺の独演会に、山上進と二人セッション。
 けっこうなもんだったけど。
 若いのが三味線弾いて、ちいっとかたいビンカラって音して、笛を吹き太鼓をひっぱたき、店中総出でやっている。
 由紀ちゃん美代ちゃん未緒ちゃん、引っ張り出されて太鼓打って、あとすけべそうな親父と踊って。
 笛吹かせろったら、だめだって、
「山上進さんは。」
 聞いたら、
「今はもう有名になったから、お店には出ないだべ。」
 とおかみ。
 看板に偽りありって、隣の二人連れは、東京から来たんだそうの、
「まそういうこったか。」
 縁が切れたあってもんの、ひとしきりして坂久を出た。
(続く)

67 :せったん:2006/12/21(木) 05:11:38
歌紀行
  津軽恋歌(17)

青森一やすいといって、ハイパーホテルに予約、
「いやよそんなの、あたしにだって選ぶ権利あるんでしょ。」
 いいもの好きの美代ちゃん。
 新宿のホテルがそりゃひどかったし、廃虚みたい、野良猫がのっそり。
 風鈴さんのせいだ。
 美代ちゃんご満悦、こりゃは勉強のたまもの。
 ハイパーホテルはすてき。
 第一ホテルと第二があった。弟子は彼女と歩いて行く、由岐ちゃん取り残され。
 切れそうになって、
「へえそうだったですか。」
 てなもんの弟子は福相。彼女の案内でバーへ行った。
 グランドピアノのぐっと小型のあって、由紀ちゃん弾けやって、猿回ししちゃった。
 バーテンぼそぼそ。
 ロートレックのころの絵描きがどうの、津軽にはギターのバッハ弾きがいて。由紀ちゃん怒ってる。
 そのギターのバッハなんじゃこりゃ。信仰というものを知らんのか。うんじゃあとて先に引き上げた。
 一寝入りしたら、どんどん、
「あした何時に起きるの。」
 美代ちゃんに起こされた。
「うーん七時。」
 はなっからいすかのはしの食い違い。三たび四たび、とうとうあんないい子を抱けずじまい。
 しゃあないいつだって生まれついでさ、こっ恥ずかしいって、モーツアルトもくそもねえわな、とうに死んで。

竹山の津軽三味線なんにこれ飲んで歌ふて雪に寝ねやれ
(続く)

68 :詠み人知らず:2006/12/22(金) 16:44:31
東京・関内の銀杏をよんでみるテスト

ゆく道に
黄金を舞わす
汝の葉
美しけれど
どこか寂しき

69 :せったん:2006/12/23(土) 05:22:09
歌紀行
  津軽恋歌(18)

吹き溜まりバーとは云はむ底なしやロートレックの風にしも聞け

 さあ帰ろう、美緒ちゃんは友達に会うっていう、 「新幹線に乗ってけ、これ援助。」
 なにしろどいつも文無しだあ、いくらか渡して青森駅へ。
 その方が車も楽だ、なんせ八十キロだ。
 美緒ちゃんは駅に突っ立って、泣いてたんだって。
 楽しかったんだって。
 あとは今日中に帰りゃいい。
「大旦那奥さんが、姉のやってる店によってけって云った、忘れてた。」
 弟子はカーナビに入れる。
「まだやってねえだろ。」
 ぐうるり回って来て、時間前。
 もう一回まわったらあたしもちょっと切れるって、美代ちゃん。
 九時過ぎハイウェイに入った。
 雪は消えて上天気、 「他わかんねえで、中尊寺はどうだ。」
「そうしよう任せる。」
 行ったきりなんだからって、由紀ちゃんぶつぶつ。じっさ反省なし。
 見渡すかぎり雪の中、 「中尊寺で昼飯だあ。」
 ぶっとばせって、カーナビの到着時間が次第短縮されて、びかっ取締装置 をさけて、120キロに下げて。
 追い抜くやつがいる。
 中尊寺はICを下りて五分、なんせ観光目玉ってわけだ。。
 北上川から衣川が別れる。
 弁慶の立ち往生。
 花のころがいいか。
 中尊寺は天台宗だから、比叡山と同じ、大小の宿坊が建つ。
 金色堂。
 うわあ坂道だれか押してくれえ。
(続く)

70 :せったん:2006/12/25(月) 05:21:55
歌紀行
  津軽恋歌(19)

月曜芭蕉記念館はお休み。
=五月雨の降り残してや光堂=
 教養のねえさっさと行く。
 弟子は信心で、たんびに手合わせ。
 あてずっぽうには、タイのエメラルド寺院風、美しいお堂があって、そうして藤原三代が眠るって。
 とんとむかしの表紙にした幔撞が、三つともあった。
 国宝だ。
「ふーんこれに導かれて来たんか。」
 なと。
 由紀ちゃんは南部鉄瓶を買った、貧乏暮らしにおさらばか、
「鉄瓶でお茶沸かせば、アルツハイマーならないって。」
 弟子と結婚した、最後の旅行だ。
 由紀ちゃん代わって、磐悌熱海まで。ひえーぶっ飛ばして五時半近く。
 女どもを下ろす。
 由紀ちゃんは美代ちゃんに、郡山駅まで送って貰う。
「これあたしたちからの、バレンタインのチョコと奥さんへのお土産。」
 といって、
「あれこれなに。」
 別に袋一つ。
 それがお土産で、渡されたのはわしが買ったこぎん刺し。
 うっふうしてやられ。
 車がおかしい。
 パーキングエリアで空気圧を調整した。
 帰ってから見たら、空気口が破損、バンパーもひびがはいっていた。
(続く)

71 :せったん:2006/12/27(水) 06:55:42
歌紀行
  津軽恋歌(20)

 雪に激突は新亡者通せんぼ、いやちがうぜ、無事に帰って来れたのは、守ってくれたおかげ。
 どっかおかしかったけど。
 混浴温泉はぱあになる、山上進にはすっぽかされ、それからえーと。
 明日は初七日だ。
 忘れたころに、弟子が書き付け持ってきた。
 立替えといたって、あの。

弁慶が仁王立ちせむ衣川散りしく花に我も訪のはめ

仁王立ちいにしへ花の衣川 年はふりつつ我れも音のへ

津軽には吹雪吹くらむ人住まふらむこぎん刺しとふこれな忘れそ
(完)

72 :ももももも:2006/12/27(水) 16:09:04
いやあ〜。せったん様。タイシタモンダワ。
普通一般の青年方には、酷だろうけど。書き方教室の見本に、
コウイウ<<伐沙羅書き>>も使えるんよね。詩文なんてのは、
独自な個性の発露なんだでさあ〜。芭蕉も、せったん様も。
同格ってもんです。ええ白紙が在って良かったねえ。

73 :せったん:2006/12/27(水) 20:29:04
あらま読んでくれた人もいたんだ感謝感激、一つ作るのにずいぶん手間隙かけるので、つぎはドライブというのから少しづつとか思ってます、えーとポテトさんいかがですか。

74 :ポテト:2006/12/28(木) 20:08:43
>>73
はい、それでは明日から「ドライブ 一」 始めまーす。


75 :せったん:2006/12/29(金) 19:56:53
歌紀行ドライブ(1)

田植えが終わって、月遅れの節句六月初旬、今町と中之島の間で凧合戦がある、刈谷田川のに凧を絡めて引き合って、その年の作を占う。長年凧の絵を描く名物男が檀家にいた。
田を植えて早に舞ひ行くつばくろやしが郷別けを大凧揚がる

 雨の降る見附道は花盛り、
行きかへり日の道にして葵咲くこれやしの路を雨降り止まね

 信濃河にかかる橋桁をかっこうがねぐらにして鳴き渡る、そう云えば葦原にはおおよしきりがうるさく。
田を植えて問へるもなしや信濃河岸辺をわたりかっこうの鳴く


76 :せったん:2006/12/31(日) 16:57:53
歌紀行ドライブ(2)

あんにんごは桜の仲間で、房になった白い花を咲かせる、走り梅雨のころに咲く、やませみは大好きな鳥だ、いくらでもいたのに、今は滅多に見ない。
入り行けば雨に照り冴へあんにんご破間の瀬にやませみわたる

 中之島は大口れんこんといって、蓮の名産地、れんこんでこさえた蓮ワインがある、五泉に雹が降って、大きな葉っぱの蓮は全滅、はあて、知らん顔したとかどうとか、
中之島花は蓮すのい寝やらへあした流らふ雲居恋ほしも


77 :せったん:2007/01/02(火) 21:47:23
歌紀行ドライブ(3)

庭はほっておけば葦原にねむの花、さわさわ鳴る萱の大株、
日に歌へ月に踊れや鳴る萱の阿吽の獅子ぞわぎへさ庭を

 蛍の里というのがあっちこっち出来て、降るような蛍だと電話したら、涙ぐむ四児の母。柏崎ふりふる如き蛍なむ涙すなるは子の母にして

 きしょーめ護寺会費ぐらい払ってから文句を云えと云って、
よしえやしおのれ軒辺は何せむに空ろ鳴くかや大面の蛙


78 :詠み人知らず:2007/01/03(水) 15:11:42
言の葉に
添へし想ひの
温かさ
人に届けと
歌ぞ詠みなん

79 :詠み人知らず:2007/01/04(木) 00:59:00
うわの手に
そえしまらだて
暖かさ
そこにとどけと
打つぞ響かん

80 :せったん:2007/01/04(木) 07:33:21
うんそーだよ歌こそ日本の心。あらゆる詩歌の最上位。復活だあわっはっは平成ルネッサンス。伸びたうどん文学から小股の切れ上がった粋なおねえちゃんへ。

81 :詠み人知らず:2007/01/04(木) 10:02:32
ゆき山の木立にこだます鳥の声泣くや悲しや孤独の冬よ

82 :せったん:2007/01/04(木) 20:08:27
歌紀行ドライブ(4)

 中越の山あいには鷲鷹の類を見る、のすりと、中飛というんだろうかあれ、なにしろ名前がわからない、ちょうげんぼうがいたり、けっこう大きなのや、あれはたしかにとんびじゃないなと。
古人の杉のさ庭ゆ見ずや君舞ひ行く鷲をしの降る雪に

 町軽井は信濃川の対岸にあって、舟を漕いで遊びに行ったという、鉄道もあって、しばらく駅だけ残っていた。
かりがねのこしの田浦をま悲しみしの降る雪を夕町軽井

 寺泊赤泊航路が高速船になった、車乗っけて二時間よく行ったけど、今は四0分で人だけ、いわつばめが十一も巣食っていたが。
吹雪して佐渡は四十九里波の辺うみねこ鳴くか出船はまだか
たが待つと佐渡は四十九里波の辺うみねこ鳴くか雪降り荒らぶ


83 :さっちゃー:2007/01/04(木) 22:05:03
宴会の一発芸で披露した「痴漢の笑い」マジうけて鬱

84 :詠み人知らず:2007/01/05(金) 04:42:21
>>83
どんな芸ですか?

85 :せったん:2007/01/05(金) 08:29:38
そうだなあ笑うとおったたないよ、馬じゃねーんだし。

86 :詠み人知らず:2007/01/05(金) 13:26:16
エイズ病みの長谷川という変質者に要注意!
長谷川櫂 本名「長谷川隆喜」
田舎俳句詠み 九州の熊本県下の賤民層出身、
朝鮮部落説強し。讀賣新聞の俳句欄にお粗末な駄文を書いている。
性格は、オンナの腐ったような陰険卑劣にして品性下劣
山出し根性剥き出しの愚鈍かつ無知無教養なクズ、下の下である
下手な俳句を書き散らしては恥をかき回っているとか。
人々の嘲笑の的になっている事実にさえ気付かぬ低能、との定評あり、
劣等感と嫉妬心のカタマリで、いつも優れた人々を中傷しては陥れて来た。
讀賣新聞社に雇われて居た時期があるが、猥褻行為か何かで問題となり
退職させられたという。ただの変態だとの評判もしきりである。

87 :せったん:2007/01/06(土) 19:49:21
歌紀行ドライブ(5)

米山さんが見えて柏崎、まぶしいようななんだか切ないような冬の旅、
晴れ行けばけだしも思ほへ柏崎見えむものははなれ烏も

 冬荒れの海を船が行く、
船の行くしましく荒れて廻らへば松浦ケ崎に夕波淡し

 柏の大きな葉っぱが枯れて、お地蔵さまがあって、誰が手向けたか花、
間瀬の海の冬枯れすらむ柏樹の誰を呼べるかもがり吹けるに


88 :詠み人知らず:2007/01/08(月) 00:32:56
神頼むことなきがこそ信心と苦しからざるときは知るべし

89 :せったん:2007/01/08(月) 20:25:38
歌紀行ドライブ(6)

俺がぽっかり浮かんでいると、魚どもが寄って来るのさ、そこをどかっと突く、どうだ達人の域ってもんだろうと、空手馬鹿。
テトラポット空手の羽賀の云はむには寝ねても突かむ石鯛に蛸

米山さんは雪化粧、ぴっからしゃんから雷鳴っての歌がある、お寺にも米山薬師の塔が立ち。
きさらぎの清やけき衣に袖通し誰をし恋ふらむ米山薬師

 鯖石川の河口で釣ったら、釣れそうでいてさっぱり釣れやがらん。
米山のぴっからしゃんから晴れ行けば誰を呼ぶらむ鯖石川波


90 :詠み人知らず:2007/01/08(月) 20:46:20
お題出すから考えてくれません?
「年の瀬」「初春」で

91 :せったん:2007/01/09(火) 08:10:11
前に作ったんでもえっかなあ。

92 :詠み人知らず:2007/01/09(火) 20:39:16
こしみちに雪は降らずて星二つ初春を祝ほげ月は雲間に
昨夜の窓から

93 :遷化:2007/01/10(水) 10:23:26
初春の言祝ぐ杯の二度三度
      笑なみ床しき頬の紅差し  ///遷化

94 :せったん:2007/01/10(水) 20:55:48
歌紀行ドライブ(7)

雪はまだ降らずに日の雫して
たが呼ぶか鯖石松原廻らひに羽衣ならむ日の雫して

 鵜川神社の大けやきは、中ほどを手当して、ゲゲゲの鬼太郎のねぐらみたいな、
柏崎鵜川の宮の大けやきしの降る雪にもうでぬはたそ

 鵜川上流綾子舞いの故郷、今に伝承する室町時代の踊りは、一説には、佐渡を追われた出雲の阿国が、ここに行き倒れになって助けられ、伝わったという。
あしびきの雪ふり袖の如くして出雲阿国はいつ問ひ越せね


95 :せったん:2007/01/12(金) 20:52:18
歌紀行ドライブ(8)

女たちに伝承され、冬の間の出稼ぎとて今の今まで伝わる。
木沢なむ山沢ならむしるべ立ち女沢とふ雪振り袖の

 廃屋があったりする村の出外れ、すんでに雪崩に会う。危なかった、ほんの一塊に車など持って行かれる。
春さらば雪崩やうたむ高柳しましく行くか鯖石川波
いついつか春海なもへ差し入れて高柳なむ雪降り荒らぶ

 昔は冬は陸の孤島だった、暖冬になって行ってみた。
春さらば雪崩やうたむ大島の降り降る雪に会ひにけるかな
高柳押し別け行けるしるべにか仰がむ月に春は立つらく


96 :遷化:2007/01/14(日) 08:39:38
本歌白首:北原白秋
 不二ヶ嶺にいや敷き積もる堅雪の
        夕辺は赤く天に燃えつつ
摂歌黒首:**遷化
 兆載の雪の結晶感応す
    星天塵(ほしあまくず)へ開く不二ヶ嶺 

97 :せったん:2007/01/14(日) 19:06:21
歌紀行ドライブ(9)

 大河津分水にでっかい手網を抱えて、漁師が鮭を取る、かまえる後ろを上る、ほうそこへ行ったあ、叫んだとて聞こえるはずもなく。
秋は長け鮭を捕るらむ信濃河なんに半日突っ立ち惚け

 このあたりも山茶花が多くなった、もともと越後は雪は降るが、そうは寒くない、情熱的なその花、たとい坊主だとてもー
寒烏追ふていずこへ山茶花やつらつら思ふに雪降り荒らぶ

 小千谷に鉢の石仏というものがあって、未緒ちゃんと二人山を分け越えて訪ねて行った。
八十キロある未緒ちゃんそっくりの、等身大の石仏が十三、杉の森の中にただずまう。
お不動さんから始まるいわゆる十三仏さま、みんな同じお顔。むかしはきっとお寺があったんだ、江戸時代かなあ、お参りして帰って来たら、翌日中越大地震。
ここにして万ず浮き世にみそなはせ荒ら降る雪を鉢の御仏
遂にわが大地は揺れぬ不動明王守りておわせ人も知るとふ


98 :せったん:2007/01/16(火) 20:59:41
歌紀行ドライブ(10)

守門の山麓五十嵐川のほとりにある八木神社。神杉と湧き出ずる清水と。
守門なる八木の社の大杉のほどろ降りしく雪にしあらめ
神からか神さびおはす大杉のほどろ降りしく雪ならましを
守門なる八木の社の隠り水の万ず代かけて清やにあり越せ

 五十嵐川は五十嵐小文治のゆかりに、皇室よりも古いと云われ、那須の与一の親戚、
幾つ字廻らへ行けど五十嵐のしのふる雪のことさへくあれ
氏社鳴きわたらへ白鳥のしのふる雪のことさへくあれ


99 :せったん:2007/01/18(木) 22:36:16
歌紀行ドライブ(11)

牛の尾という牛ケ首という地名がある、なんのいわれか。
我れもまた廻らへ行けば牛ケ首しのふる雪の山の背方に

 守門の山に遮られて毎年大雪、いい山なんだけどもさ。
守門なるしましく荒れて降りこもせ蒲原田辺をこはなんの鳥
守門なる雪はほどろに降りこもせ六十を越えて命なれこそ


100 :せったん:2007/01/20(土) 21:05:47
歌紀行ドライブ(12)

新潟へ来たら雪だと云って、初雪降って喜ぶ子。
こしみちの田井のわたりを吾妹子が待つには待たむ初音雪降る

 きのとの乙法寺は新潟県で一番古いお寺だという、もう少し行くと荒川、
いにしへのきのと田浦を越えて行けしぐれを雪に荒川の関

 鼠ケ関からは山形県、義経伝説がある。
寝ねやらじ手枕巻けるあしたゆもうしをの花を出羽の国郷
今にしや旅を苦しえ根津が関うみねこ鳴かじ潮騒荒れぬ


101 :せったん:2007/01/22(月) 20:07:46
歌紀行ドライブ(13)

笹川の流れは白砂青松の景勝地であったが、百も花をつけた山百合に泣き砂。
九十九神百合あへ咲けり一言の何をし問はむ流れ笹川

 塩の花が舞い飛んで、鶴岡の辺りは猛吹雪してホワイトアウト、新潟県とはまあだいぶ違う。
武士のこはいくばくか鶴岡のもがり吹ければほとほと死にき
武士の心はいずこもがり吹く道の駅なむうどんを食らひ

 最上川をわたって吹雪の酒田へ、先ずは山居倉庫を、
ここをかも出羽の郷なむいよりあへ降り降る雪を最上川の辺
早乙女の集ふ酒田といにしへゆなんに歌はむ手振りや舞はめ


102 :詠み人知らず:2007/01/23(火) 00:07:49
もののふはいくばくか北辺のもがり吹ければド百姓もぐる

103 :せったん:2007/01/24(水) 21:08:45
歌紀行ドライブ(14)

本間屋敷見学
ことうつりせめてなりたや殿様の本間屋敷が代々の松がへ
いざ子ども何をうそぶき求め草本間屋敷の花のしおりも

 帰りに磯っぱたの茶屋で飯を食う、
万ず人いずはたよりは押し寄せて流転三界出羽の花咲く


104 :遷化子:2007/01/25(木) 13:46:59
本歌白首:式子内親王
 玉の緒よ絶えなば絶えね永らえば
         忍ぶることの弱りもぞする
摂歌黒首:**遷化子
 雪/黒髪の絶ゆべき声の女人(ひと)だにも玉輝かな摂や離れず  
 月/人の世は玉光るとや雪の夜の忍ぶる肌の透き髪の闇
 花/幾夜とて永らい果てず玉の緒よ忍べば深き魅に滅びつつ        


105 :せったん:2007/01/25(木) 16:44:50
玉の緒は絶えなば絶えね風景はいや永のへにおらあがんとぞ

106 :遷化:2007/01/26(金) 14:36:50
本歌白首:若山牧水
 白鳥は哀しからずや空の青
         海の青にも染まず漂ふ 
摂歌黒首:**遷化
 身を染みて夕陽にひとつ白鳥の
         孤独の方へ孤独に在らず        


107 :遷化:2007/01/26(金) 14:51:26
本歌白首:若山牧水
 白鳥は哀しからずや空の青
         海の青にも染まず漂ふ 
摂歌黒首:**遷化/追随
 身を染みて夕陽にひとつ白鳥の
         茜の方へ茜に在らず        


108 :せったん:2007/01/26(金) 20:46:45
歌紀行ドライブ(15)

野積のイタリア料理店バナナウインドでみんなよったくって、得度式のお祝い。
荒れいつつうみねこ鳴くか野積なむ人の宴もたけなはに行く
吹き荒れてかもめ舞へるも清やけやしや更け行けばかももがり吹けるに

 暖冬であったのがとつぜん吹き荒れて豪雪。
月読みも年は老ひぬれもがり吹くしのふる雪は肩の辺に降る


109 :せったん:2007/01/28(日) 20:46:37
歌紀行ドライブ(16)

大慌てで屋根の雪下ろし。
かき下ろし酒を食らへる子らが辺ももがり吹けるに降り降る雪は

 鷲が止まっていた、雪の降る山門の電柱に、こりゃもう瑞兆だと云って見上げ。
わが門は伏して仰がむ荒鷲のいずくよりして雪の田原を


110 :遷化子:2007/01/29(月) 16:44:42
本歌白首:与謝野晶子
 柔肌の熱き血潮に触れも見で
      淋しからずや道を説く君 
摂歌黒首:**遷化子
 雪/肌に差す紅の秘よ情奥よ
       君よ刹那に炎(ほむら)立ちせよ
 月/饒乱の髪に通ふは熱風の  
       如き息吹の君の灼銅(ひゃくどう) 
 花/血も肌も言葉も声も道なれば
       速く(とく)我が物を汝が物とせよ     


111 :遷化子:2007/01/29(月) 17:03:24
略*改首
 月/饒乱の髪に通ふは熱風の  
       如く息吹ける君の灼銅(ひゃくどう) 

112 :遷化子:2007/01/30(火) 10:19:46
本歌白首:紀友則
 ひさかたの光のどけき春の日に
          静心なく花の散るらむ 
摂歌黒首:**遷化子
 雪/ひさかたの光語りの春にして
          行きなすものは風に散る花
 月/ひさかたの光言葉の含み笑み
          春や世を識る道標(しるべ)こそ花
 花/ひさかたの光を浴みて微睡(まど)ろめば
          さくらの色香全身(すべてみ)に受く 
 雲/触れ来る風の新たを全身(すべてみ)に
              受け遂ぐことぞ真に嬉しき    


113 :せったん:2007/01/30(火) 13:07:49
玉の緒の絶えての後を君知るや雲いに見ゆ十四日の月

114 :せったん:2007/01/30(火) 22:51:50
歌紀行ドライブ(17)

弟子と三人で東京へ行くのに、新幹線代端折って車で行く、さあて猛吹雪。
吾背子と風に吹きよせ波枕泊てなむいずこ雪はしの降る

 雪の壁になんとなく見えるハイウェイ、大丈夫か、なこと云ったってしょーがねえ、うわ。
我が城はいずくにあらん堀之内小出が辺り雪は降りつつ

 トンネルだあ助かった、帰りはどうなる、
六日町水無川の閉ざしては妹が言づて聞けずかもあらむ


115 :遷化子:2007/01/31(水) 11:46:16
本歌白首:せったん様
  玉の緒の絶えての後を君知るや雲いに見ゆ十四日の月
摂歌黒首:**遷化子
  月窓の遂げて褥寝(しと)ねむ千明の
        満ち来ぬ皓(こう)と劫(こう)と煌煌(こうゞゞ)   


116 :せったん:2007/01/31(水) 12:29:24
あらまあ本歌取りにしてもらった、あんがとさん。

117 :遷化子:2007/02/01(木) 09:03:11
本歌白首:藤原定家
 来ぬ人を待つ帆の浦の夕凪に
         焼くや藻塩の身も焦がれつつ 
摂歌黒首:**遷化子
 雪/夕映えは燃え上がりゆく問うまでの
             答えるまでの待ち惚けかな
 月/生(あ)れてよりこの夕映えは忘れじの
             寄り添う時の頬の色かも
 花/焦がれても良いけど独り渚(なぎさ)つつ
             一歩一歩の微笑みのいづ

118 :せったん:2007/02/02(金) 20:45:35
歌紀行ドライブ(18)

 トンネルを抜けると嘘のような天気。
あかねさし月夜野過ぎてなに思ふこし国中に雪は降りつつ

 山茶花が真っ赤に咲いて、いやあれは花ではない、赤い葉っぱの並木道、平和日本のいつまでいったい平和をって、とつぜん思ったるする。
鬼どもの襲へるなしにあきづ島山茶花椿徒らに咲く

 新宿歌舞伎町の人間ほど面白い見物はない
と云って、突っ立って眺めていた、ほんにそいつが面白い、男も女も、こんな町ははて秋葉原しかないか、他には。
楽しみに男女の別もなし歌舞伎町なむ阿呆ぞ我れは


119 :詠み人知らず:2007/02/02(金) 20:56:22
あほなれどだんじょのべつはありますとみじかいひもをひいてはこつる

120 :詠み人知らず:2007/02/02(金) 21:05:44
もくぎょうつさむきあさにもおもひありありがたきかないきたほとけは

121 :せったん:2007/02/05(月) 06:33:09
歌紀行ドライブ(19)

いや渋谷もけっこう面白い、むかしの面影はたった一つというっより、古色騒然喫茶店ライオン。
尋ね行く百軒棚の吹き抜けにベ−ト−ベンなむライオンは禿げ

 インターネット仲間の新年宴会。
忠犬のはち公ならむ二十一世紀インタ−ネットの化物揃え


122 :ねこち:2007/02/06(火) 20:01:53
えと・・・ポテトさんからのご紹介でこちらを知りました。
とても楽しく拝見しています。
せったん和尚様、最高でっす!!(隠れファンですぅ〜^^;)
私は歌は書けませんですが(んな才能ないです・・・)、読むのは大好きです。
健康にお気をつけて、これからも素敵な歌やお話を聞かせて(見せてかな?)くださいませね。

123 :詠み人知らず:2007/02/06(火) 20:02:58
 札幌市の有名ジンギスカン店「だるま」の脱税事件で、札幌地検と北海道警などは5日、同店経営者の金和秀(66)、徐澄子(61)、李正愛(34)の各容疑者が3年間で約1億7000万円を脱税したとして、所得税法違反容疑で逮捕した

124 :せったん:2007/02/06(火) 20:17:19
ねこちさんありがとう、今日からお寺は接心でもう何人かきていま飯食ったところです、歌はなかなかすんなりと行かないです、あっはっはまずは精進、よろしく。

125 :遷化子:2007/02/08(木) 12:27:50
本歌白首:山部赤人
  田子の浦にうち出でてみれば白妙の
        富士の高嶺に雪は降りつつ  
摂歌黒首:**遷化子
  雪/高雲の妙の綾目に雪は降り
         富士の寂韻極むとぞ思ふ
  月/北斎の如き幻視を生類よ
         有り難き哉富士ぞ真開く
  花/海粒の無量無数の断片へ
         天はか暗き一陣の雪



126 :遷化子:2007/02/08(木) 12:42:28
略*改首
 花/海粒の無量無数の断片よ
       富士はか暗き一陣の雪


        


127 :遷化子:2007/02/08(木) 14:50:12
略*改首*改首
 花/海粒の無量無数の断片よ
       富士はか暗き塵劫(じんごう)の雪


128 :ポテト:2007/02/09(金) 06:00:24
歌紀行「ドライブ」 完 です。ありがとうございました。

129 :せったん:2007/02/09(金) 08:08:26
あしびきの奥の井紅葉清やけしや水無しの瀬に初音雪降る
おかま歌すっかなあポテトさん、あれ余興ってやつです。

130 :ポテト:2007/02/09(金) 19:20:48
>>129
はい、それでは余興を・・・もとい、文芸作品「おかま歌」。

131 :せったん:2007/02/09(金) 19:23:27
おかま歌(1)

 世田谷のぼろ市を見て、新宿で新年宴会して、二次会はおかまバーへという。ぼろ市は寛政年間から続いた名所名物、十二月と一月年二度の開催、歌舞伎町はロスアンゼルスと並び世界二大おかま街だそうの、冥土の土産にさ。
 切符も買えんもうろくじっさの一人旅は、そりゃ心配だと云われて、
「うっさい、おねえちゃんどもが待ってる。」
 とか大奮発、例によってトンネルを抜けると快晴。高崎あたり、富士山がくっきり見えた。

世田谷へ雪ふりしきり関越や初春を迎へむはぐれ雲の行く
高崎に仰ぎ見なむは六十路なむ初春を迎えむ空の明るさ

132 :せったん:2007/02/11(日) 20:59:12
おかま歌(2)

 半世紀ぶりといってもいい新宿であった、風月堂はもうない、柳影はどこへ行った。
 文無しであったな、微苦笑もどおっと空っ風、変わらぬはこれか、一同の待ち合わせにどうにか滑り込み。

新宿の柳かげとぞ空っ風何十万人をかき別け行かな


133 :遷化子:2007/02/12(月) 12:06:48
本歌白首:藤原基俊
  契りおきしさせもが露を命にて
        あはれ今年の秋もいぬめり 
摂歌黒首:**遷化子
 雪/いにしえの結びぞ深き色冴えて
          ただひとひらの紅葉逝きなす   
 月/契りせし手のひらの如く
          もみじ葉の赤々燃ゆる思い出ぞ憂し 
 花/今年なむふた年(とせ)となむみつ年(とせ)と
          紅葉降り敷く涙も身をも        


134 :遷化子:2007/02/12(月) 12:34:51
本歌白首:せったん様
  新宿の柳かげとぞ空っ風何十万人をかき別け行かな
摂歌黒首:**遷化子
  今のところ日本一の新宿の群生海(ぐんじょうかい)に御坊沈むや?


135 :トイレ:2007/02/12(月) 14:04:57
急ぐとも 心静かに 手を添えて 外に漏らすな 松茸の露

136 :せったん:2007/02/13(火) 08:18:24
沈むほどはゼニもなしあほカラスあっはっは。

137 :せったん:2007/02/13(火) 21:15:01
おかま歌(3)

 世田谷のぼろ市は、由紀ちゃん未緒ちゃんの計画、貧乏人の代表どもが、でもそいつにわしが乗ったんかな。
 わんさか混んでいて、吹きっ晒しのくっきり晴れ。
 下水たれっぱなしみたいに、むしろ敷いてさ、甘酒とあんころ餅食ったか。猫の筆だってんで、いいとこなしみてえおっさんに高い筆買わされ。わしの同窓生の朝倉が行方不明。あいつはのろまでもって。
 立派にこさえた代官屋敷があった。植え込みには梅や椿が咲いて、

世田谷のぼろ市となむ空っ風つらつら椿代官屋敷

138 :せったん:2007/02/15(木) 20:58:53
おかま歌(4)

 大学院へ行っている弟子のアパートというより、三人で借りるおんぼろ下宿があって、ぼろ市でやきとりに缶ビール買って、そこへみんなでしけこむ、時間つぶしだ、
「泥棒の逃げ道になったことある、かぎも掛けてねえしさあ。」
 という。
 誇らしげに見せた本棚は、けっこう満載。 回りは高級住宅街、ベンツやポルシェだの金ぴか。わっはっはなーるほどってわけで。
 朝倉は一人喫茶店。
 てんまくさんは新宿に住む、その口聞きで車屋別館に新年宴会。南口であったか駅前の、西も東もあっち向いてほい。四階に行く、すっかり準備がしてあった。

花筵いざ祝がむ空っ風乞食坊主も梅が初枝を

139 :せったん:2007/02/17(土) 20:55:12
おかま歌(5)

 tomotomoというおかまバーへ、オーナーが新潟県人で、貸し切りの別時間設けて、同郷の生臭坊主ご一行さまを迎え。
 ショウとストリップで勇名、おっぱじまった。大音量にどんだばすっちゃん、
「おれ帰る。」
 といって朝倉が立つ。なら出資ぐれえして行けってのに間抜け。
 映画館行っても大音響で、そりゃわしら旧世代には。
「お金かかってんのよ、おっぱい一つ一五0万、日本じゃ手術できないし、保険ないしさ。」
 アメリカがあっこで、タイが、
「二週間にいっぺんホルモン打たなきゃなんないんだし。」
 真っ赤なドレス着たでっかいのが、まさか趣味かなあ、
「さわってみて。」
 といっておっぱい出す、
「ふーんなーんも変わらんなあ。」
「でしょ」
「うん、わしおふくろの以来始めておっぱい触ってみた。」
 げらげら。
「こういうの横に切るんじゃないん、縦に八つに裂いて埋め込む。」
 親指立てて講釈、
「でないと感じない。」
 うんごもっとも。
 すこぶるつき美人もいる、背の高いフィリピン系は言葉がわからない。
 tomotomoを紹介した明美ちゃんが、花電車ての、あんなんあたしできないわ、たいてい指でって云った。
「ばななちょん切れるか。」
 聞いたら、
「あたしできるわよ。」
 となりの、
「そうかけつあつ高いな。」
 げらげら。
 せショウと踊りの連中、わしのほうがたいこもちか。

140 :詠み人知らず:2007/02/17(土) 21:04:49
どじょうひげなぜておどるはえちごじしおかまふるゆくつくひかりこし

ぱらぱらのうきなながしてしゅんかんのばぎおにこもるあかねとんぼぞ

141 :野崎明美:2007/02/19(月) 08:48:25
ポテトさんを拙掲示板に誘いにきたんですが・・・せっちゃん楽しそうだね。
http://xbbs.knacks.biz/polestar

142 :せったん:2007/02/19(月) 10:55:18
うわ出たあ、どき。

143 :野崎明美:2007/02/19(月) 11:12:50
爺は見ない方がいいよ、血圧あがるから。
ニックネーム「丸い小石」さんは、ジイの嫌いな「しまとり」さんだからね、迂闊に関わると血の雨が降る。
他にもヤな奴いっぱいの掲示板で、あんまり楽しくないと思うよ。

144 :野崎明美:2007/02/19(月) 11:15:45
アラシと暴言、エロ、破廉恥、罵倒、中傷禁止だからね。
あたまナデナデ、ご無理ごもっとも、悪が栄えて法が滅びる掲示板です。
本音の書き込み、真剣、真面目、御法度。

堕落して、不真面目で、いいかげんで、ちゃらんぽらん歓迎なんです、あしからず。


145 :せったん:2007/02/19(月) 20:46:26

だで2ちゃもインターネットもまあじき消えるんだべさ、始めてのころより格段に悪くなっている、世の中底を突いて上向きになってきたってえのにさ、2ちゃんもやふーも取り残され組。わしはてめえのことしかできないよ、うっふ。

146 :せったん:2007/02/19(月) 21:23:23
おかま歌(6)

 おなべちゃんもいた。
「おれんのがさ、あるときこーんなぐれいになった夢見て、」
 決意したんだという、唯一女であるはずがその、ー
 ストリップが始まった。
 女よりもよっぽど完全無欠。
 ふえーすげえな、前をはだける。
「ない。」
 取っちゃったんか、あとで明美ちゃんに聞いたら、
「なにさ、後ろへガムテープで貼りつけとくの。」
 と云った。
 風呂で試してみたけど、どうもそうは行かない。
 あんなに美しいのに興奮しない、なぜだ、先入主があるからか。
 美緒ちゃん由岐ちゃ美代ちゃん、ぎゃあわあ女ども大興奮。
「あたしたちだって負けちゃいられないわ。」
 出てからも喚いている。
 こういうのおこげちゃん。

歌舞伎にはさらで勝れるニュウハーフ田舎坊主をお出迎へ
歌舞伎にはおかまばあとぞネオン街華やかにして空洞がよき

147 :野崎明美:2007/02/20(火) 16:26:14
>> だで2ちゃもインターネットもまあじき消えるんだべさ、
>> 始めてのころより格段に悪くなっている、
>> 世の中底を突いて上向きになってきたってえのにさ、
>> 2ちゃんもやふーも取り残され組。
>> わしはてめえのことしかできないよ、うっふ。

安心しました、そのとおり。
わたしは和尚さんを、そんなところに引きずり出したくないので心配してました。
和尚さんが変な好奇心出して、また変な掲示板に顔出して来なきゃいいなと思ったので。

ここはのんびりしていて和尚さんも楽しそうだ。
ポテトさんを誘いに来たのだけれど、その必要もなさそうです。
お元気で。

148 :野崎明美:2007/02/20(火) 16:27:46
先日老人ホームに慰問に行きました。
そこで見た句を張り付けておきます。

いつまでも 子は居てくれず 三が日

149 :せったん:2007/02/20(火) 20:48:54
人を老人組合にすんなってばさ、まだ現役なのーこらさ。

150 :せったん:2007/02/20(火) 20:58:50
くじら屋おいで、どろんぱってさ。しのばず口だよ集合12時30分。

151 :遷化子:2007/02/21(水) 09:16:18
本歌白首:僧正遍昭
   天津風雲の通い路吹き閉じよ
          乙女の姿しばし留めむ
摂歌黒首:**遷化子
 雪/駘蕩の春風よはや地を靡ぐや
           若き長髪押さえつつ行く
 月/春はやの大風の来る前後にて
           麗しき女人(ひと)身をば晒しつ 
 花/天然の風の量度よ息の如く
           妙の如くに乙女児弄れよ
 雲/息の如く妙の如くに弄りつつ
           しばし留めん天女初(うぶ)舞い
       


152 :野崎明美:2007/02/21(水) 09:39:16
>> 人を老人組合にすんなってばさ、まだ現役なのーこらさ。

なに勘違いしてるの?
老人ホームで見た「句」が秀逸だったから掲載したまで。

和尚さんを老人だと思っていたら、もう少し別の接し方があるでしょ。

153 :せったん:2007/02/21(水) 10:20:17
年寄るとわれは思はねしくしくの酔ふて寝ぬれば冷えわひもすれ

154 :野崎明美:2007/02/21(水) 10:36:31
年寄りとわれは思わじなれもわれ我もなれ

155 :詠み人知らず:2007/02/21(水) 10:49:56
年寄りとわれは思わばしらばくるわれなべこひし我なれのはて

156 :せったん:2007/02/21(水) 12:57:12
降る雪はしくしく妹が奥の井の下田村なむ初春を問ひ越せ
わっはっはご訪問、どだ。

157 :遷化子:2007/02/22(木) 11:35:10

本歌白首:権中納言敦忠
   あひ見ての後の心に比ぶれば
         昔はものを思はざりけり
摂歌黒首:**遷化子
 雪/しるしおく身をば華やぐ殊のほか
           なお鮮やけき君の殊ほど
 月/逢いてこそ人の徴の染められて
           濃く殊ほどに濃くて成りけり 
 花/別れざれ離れざれとも祈らぬは
           双身離れぬ秘化の朋髪          
 雲/君触れし後の心に咲きぬべし
           融け淡雪の白(びゃく)木蓮華


158 :遷化子:2007/02/22(木) 15:35:46
略*改首
  月/逢いてこそ人の徴(しるし)の染められぬ
             濃く殊ほどに濃くて成りけり 



159 :せったん:2007/02/23(金) 20:40:55
あけぼのの春にしあらむ大面村田ごとの松を見らくしよしも

160 :せったん:2007/02/24(土) 20:08:07
おかま歌(7)

 風鈴さんがネットで調べた、安かろう悪かろうホテルに、女どもぶうぶう、なんせ寒くってようも寝れん、野良猫がのっそり。
「ホテルなんかいらない、新宿は夜明けまでやってんの。」
 明美ちゃんが云った。
 翌日は横浜そごうに、田中一村展を見に行った。
 奄美に逝った孤高の絵描き。
 朝飯食って、湘南ライナーに乗る。
 由岐ちゃんと美緒ちゃん。満員電車に突っ立って、おかまばーのあけすけな話、
「うわ仲間と思われるぜ、知らん顔しよ。」
 と美代ちゃんとわし。
 横浜はかあちゃんの里。

大都市は外っぽを向いて故郷やあした見えむ沖つ白波

161 :遷化子:2007/02/25(日) 12:11:52
本歌白首:せったん様
    あけぼのの春にしあらむ大面村田ごとの松を見らくしよしも
摂歌黒首:**遷化子
   あけぼのの初染める紅一面に守りの松の数え慶き春



162 :せったん:2007/02/26(月) 11:44:59
遠々の村の川波いよるさへしくしく思ほゆ雪消えなばか

163 :遷化子:2007/02/26(月) 12:41:44
本歌白首:せったん様
    遠々の村の川波いよるさへしくしく思ほゆ雪消えなばか
摂歌黒首:**遷化子
    青暗き遠の雪雲消えるとて小波川波春芽触れ冴ゆ
    しくしくと思ほゆ雪の消えるとて鮮の芽吹きそ川波の映え
    村ゞは川波光てらてらと写し絵巻の中に候ふ 



164 :遷化子:2007/02/26(月) 12:56:38
略*三番め改首
   村ゞは川波光てらてらと写し絵巻の中にて候ふ 


165 :せったん:2007/02/26(月) 15:15:49
降りしきる雪も消ぬがに山門の夕ざり聞かむ蛙鳴くなる

166 :遷化子:2007/02/27(火) 08:54:38
本歌白首:せったん様。『白黒問答』みたいですね。
    降りしきる雪も消ぬがに山門の夕ざり聞かむ蛙鳴くなる
摂歌黒首:**遷化子
    降りしきる海への雪の音も無く(夢現かな)山門トンボ
    カラクリもない人の世に夢ありて生(あ)れて幾つの夕に目覚めむ
    ひぐらしの微音のような幻聴に
(カナシキリカナシキリ)山門荘厳 


167 :せったん:2007/02/27(火) 10:13:49
山を深み春は来たらしこの夕木末もしのに濡れあふ見れば

168 :詠み人知らず:2007/02/27(火) 11:06:46
縁深み春は過ぎれどこの始末しのに濡れあふ見れば


169 :せったん:2007/02/27(火) 19:12:12
人みなに桜並木を行き通へ千代に八千代に十六万石

170 :せったん:2007/02/28(水) 20:44:51
おかま歌(8)

 田中一村は最後の三十枚に立ち尽くす、筆をもってする、極楽浄土。

我れやまた涙溢れて見えむは一村の世ぞ極楽浄土
ふだらくや生臭坊主が漂流ひに燦たるあだんの奄美が島へ

171 :せったん:2007/03/02(金) 10:45:37
人云ふと佐渡は四十九里波枕うみなこ鳴くか出舟はまだか

172 :せったん:2007/03/02(金) 14:48:48
人云ふと佐渡は四十九里波枕うみなこ舞ふか雪はしのふる

173 :せったん:2007/03/03(土) 08:05:36
帰り船しましく荒れて廻らへば松浦ヶ岬に夕波淡し

174 :せったん:2007/03/03(土) 20:42:08
もがり吹く冬枯れすらむ柏樹の人を呼べるか積丹岬

175 :せったん:2007/03/04(日) 10:26:23
きさらぎの新た衣に袖通し人を恋ふるか米山ぴっから

176 :せったん:2007/03/04(日) 14:40:13
きさらぎのぬ白衣に袖通ししのひ恋ふらむ黒姫が子は

177 :せったん:2007/03/04(日) 20:20:12
米山のぴっからしゃんから晴れ行けば誰を呼ぶらむ鯖石の川も

178 :せったん:2007/03/05(月) 21:16:47
おかま歌(9)

 由岐ちゃんと美緒ちゃんは、中国ばあさの大道売りにひっかかる、
「あんなんに吸いつかれたら、どうでも。」
 と云ってると買わない、さすが貧乏人、じゃなくってオバタリアン?
 中華街で食べる、長年の夢がかなう。そこらぶらついた。由岐ちゃんが手相を見てもらう。
 空いている隣に座った。
「もう七十だしさ、人生終わっちまったんけど。」
 といって、手差し出したら、中年の女占い師、
「九十までは生きられます、こんないい手相は見たことない、人が寄って来ます、本業もまた、志すところのものはみな完成し、お墓を大切にして云々。」
 そりゃ坊主だでお墓大切に、ー
 元気になって来る、
「あの彼女できっかな。」
「奥さんいるんでしょ。」
 うわ怒られた。幸せを売る商売な。
 教養あるご婦人がいっぱいつきますといった、
「教養あるって、こいつらかあ。」

初春やこれは華僑の朱に明かき門柱となりて年忘れせむ
あれもまた花でありしか深山木の六十を過ぎて初に知れりとは

179 :せったん:2007/03/06(火) 10:58:40
たが恋ふと風の松原さすらひに羽衣ならぬ日の雫して

180 :遷化子:2007/03/06(火) 16:14:12
179。とっても良いです。絶品だね。

181 :せったん:2007/03/06(火) 21:04:50
あらまあんがと、今日は猛吹雪です、でもつもりそーにねえな。

182 :詠み人知らず:2007/03/06(火) 23:56:44
坊主こふ風の吉原さすらひに羽衣ならぬおだいじんさま

183 :詠み人知らず:2007/03/07(水) 01:34:05
無い苦労しなくて済むと祖母言い

184 :遷化子:2007/03/07(水) 11:38:05
本歌白首:せったん様
    たが恋ふと風の松原さすらひに羽衣ならぬ日の雫して
摂歌黒首:**遷化子
    たが恋ふと数奇に思わん天動の真昼真海の青雫して
    恋といふ恋はさすらふ海雫天地有情よ松が枝の艶
    あめつちの羽衣(ベール)の中へさすらえば
               海吐息恋吐息かも松の香甘し

185 :せったん:2007/03/07(水) 14:08:56
思ひかて越しの長道ゆ吾妹子が待つには待たむ初音雪降る

186 :遷化子:2007/03/07(水) 15:50:03
本歌白首:せったん様
    思ひかて越しの長道ゆ吾妹子が待つには待たむ初音雪降る
摂歌黒首:**遷化子
    ひとあしにそぼろのしろきまいをみゆ
           (初音降るるや降るるや小雪)
    吾妹子が小雪見初めて笑いつつ
           (来よ冬光り来よ君光り)
    長越しの白き峠に寒かれど
           (火の神参度早よ持って来い)


187 :せったん:2007/03/07(水) 20:25:14
あかねさし月夜野過ぎて思ほゆれ越し国中に雪は降れども

188 :詠み人知らず:2007/03/07(水) 20:50:08
あかねさすくちべおもほゆマラおこせどもゆきはつもらず

189 :せったん:2007/03/08(木) 13:53:01
乙宝のきのと田浦を越えて行け時雨も雪に荒川わたる

190 :せったん:2007/03/08(木) 20:44:07
守門なる右へ回れば牛ヶ首しのふる雪はいついつ止まね

191 :遷化子:2007/03/09(金) 12:31:33
本歌白首:せったん様
    あかねさし月夜野過ぎて思ほゆれ越し国中に雪は降れども
摂歌黒首:**遷化子
   天嶺の雲居境や茜付く月夜野踏みて越し雪に帰る
   越し国は雪に抱かるる誉め事も身備ふ事もしんしんとのふ
   帰りなせ帰り来ませと降る雪の頬触れる度茜寝児思ほゆ  



192 :せったん:2007/03/09(金) 16:44:52
守門なる八木の社に降り隠もせはざうら舞へる鳥だに命

193 :せったん:2007/03/09(金) 20:35:00
守門なる八木の社に降り隠もせ六十を越ゆるわれはも命

194 :遷化子:2007/03/10(土) 08:23:01
せったん様。有り難うね。暫く、休歌休題します。

195 :せったん:2007/03/10(土) 21:17:04
なんでさ。

196 :遷化子:2007/03/11(日) 08:10:55
引越しとか御片付けとか私事私用で忙しいんです。

197 :せったん:2007/03/11(日) 12:25:04
いくつ字廻らへも行け五十嵐のしの降る雪のことさへくあれ

198 :詠み人知らず:2007/03/11(日) 17:03:41
いくつ徒廻らへも行け五十嵐のつとめまもなき終身のへや

199 :せったん:2007/03/11(日) 19:54:39
今にしや旅を苦しえ杜松ヶ関かまめ舞へるか潮騒荒れぬ

200 :せったん:2007/03/12(月) 13:16:26
雪さへににほふ酒田が早乙女が京の手振り山茶花に咲く

201 :せったん:2007/03/13(火) 10:44:32
人みなに何をうそぶき求め草本間屋敷の花の栞も

202 :詠み人知らず:2007/03/13(火) 14:13:52
こういうおっさまだったらいいなあ。和歌はうまいしユーモアあって、
いい年こいてちょっぴりスケベで。うちの寺のおっさまは威張りくさってる。
数珠の持ち方が悪いと怒られた。一番大きい珠に仏様がござらっしゃるから
房のついてるほうを上にして持てと。でも最近某サイトで見たら、
房を下にして持つのが正しい持ち方なんだと。どっちがほんとなんだ。


203 :せったん:2007/03/13(火) 20:51:50
数珠かあ持ったことねーや、揉んでいい音立てるとかっこいいぜえ。仏はむずかしいこと云わないよ、だってさてめえだけでもって精一杯、はーい貧乏人あっぷらけ。

204 :せったん:2007/03/14(水) 10:56:32
三たびしやなんのえにしか鼠ヶ関干物売るらむ夕波荒れぬ

205 :遷化:2007/03/14(水) 11:55:47
《三月の人の解答は清明》と殊ほど左様に淡と宣せり

206 :せったん:2007/03/14(水) 20:48:48
雪は降れ無無明亦無無明尽神林村のあかときの空

207 :せったん:2007/03/15(木) 07:18:15
義経がいにしへ辿りなにすとふうしを花咲くうみねこ鳴くか

208 :遷化:2007/03/15(木) 09:16:10
大概にすれば良いのだが引越しと為るとエンゼルフィッシュがアロワナと化す

209 :せったん:2007/03/15(木) 16:10:42
生き物なあそりゃめんどいわ、ねずみとか寄生虫とかなら、ついてこれっけどな、借金取りとかさ、

210 :せったん:2007/03/15(木) 20:50:52
花は老ひ人は千歳を故郷の温海川なむ海へさしいれ

211 :せったん:2007/03/16(金) 08:00:38
湯の華のこは黄金の酒ならむもがり吹けるはたが物言ひぞ

212 :せったん:2007/03/16(金) 21:04:18
山茶花やうしをに寄せむかもめ鳥早乙女にほふ酒田の郷へ

213 :せったん:2007/03/17(土) 08:00:10
山がたへ風も舞ふらむうしお花しばし別れむうみねこ鳴くか

214 :せったん:2007/03/18(日) 09:08:17
月の山湯殿の山と聞こえしはそれが形に雪降りしきる

215 :詠み人知らず:2007/03/18(日) 12:46:12
スケスケのパンツを穿いた刑事ですスケパンデカと呼んでください

216 :せったん:2007/03/18(日) 16:49:58
荒海や我れも客なむかもめ鳥陽炎ひ迎え粟ヶ島山

217 :せったん:2007/03/19(月) 09:53:33
上古には人もありしを明治には志士もありしをつらつら椿

218 :せったん:2007/03/19(月) 20:46:04
七十のパパゲーノに浮かれてぞ酔ふて寝ねやれ雪降りしきる

219 :せったん:2007/03/20(火) 11:45:51
じょんがらの響み恋ふらむ枯れ尾花しのひし行けば津軽は吹雪き

220 :遷化子:2007/03/20(火) 12:37:07
本歌白首:せったん様
    月の山湯殿の山と聞こえしはそれが形に雪降りしきる
摂歌黒首:**遷化子
    面白き山の名前の幾つかは赤ん坊の頃ににぎにぎしたの
    フランスの哲学者かな名前とはA/Bの差異でしかない
    四諦聖句の唯ゞ謎は《集》なれば雪三山も清き暗黒 


221 :詠み人知らず:2007/03/21(水) 03:19:00
いってらっしゃい^^いってきます^^はい気をつけて^^色とりどりのランドセルたち

222 :せったん:2007/03/21(水) 14:53:00
降る雪をなんにわぶしえ柳橋久しく酔ふて宴すらくに

223 :遷化子:2007/03/21(水) 16:47:46
本歌白首:せったん様。本当に、独特な破調ですね。
    降る雪をなんにわぶしえ柳橋久しく酔ふて宴すらくに
摂歌黒首:**遷化子
    永劫の雪降ることの何かもや白黒(びゃっこく)前後非在不非在
    雪枕何処の人も死に給ふ関一文字か天地不二舞い
    諸々の命は深く酔うものを春や雪や雪酔うて候 


224 :せったん:2007/03/21(水) 20:01:22
年寄ると我れは思はねしくしくの酔ふて寝ぬれば冷えわびもすれ

225 :YYY:2007/03/22(木) 06:23:26
遷化子に言います。せったんの歌への義理立てやめて、オリジナルでどんどん聞かせてください。
これまでの摂歌も面白いが、そのエネルギーや識見は独創にまわしてください。

226 :遷化子:2007/03/22(木) 08:18:15
YYY様。御意見有り難うね。う〜ん。本歌取りの作法は、和歌芸事の基本中の基本でさ。
せったん様の歌一本と御喋りしてるだけなんよ。御遊びの一環。だってさ、先の223番。
共鳴/共感はしてるけど、全くの世界観が違うんだよ。連歌/連戯もそうだけど、御喋りモ−ド
で歌合戦/歌集会/歌カルタなんかすると結構面白いし、案外長持ちするんよ。
でもって。御意見の最初ですね。有り難う。独創もボチボチします。かしこ。

227 :せったん:2007/03/22(木) 08:40:14
アーケード雁木にはあらで柏崎年寄りのみぞ吹雪きわたらへ
独創よりまず歌という本来をマスターする、でないとただのでたらめになってしまう、わしのような能なしははあて、前後20年かかってようやく、なんとか作れた気がします、言葉というものもと個人のものにあらず。

228 :遷化子:2007/03/22(木) 10:02:00
成る程ねえ〜。せったん様に御願いしたいんだけどもう少し具体的に書いてもらえませんか?
20年ねえ〜。完璧に堅固(かた)まるよねえ〜。短歌板の他のスレで、《現代短歌の好きな一首》
って云うのが有った。200少しで瓦解してたけど、其れなりにアットランダムに面白かったよ。
好きな歌が無い人なんて、多分居ないよね。《芸事は、真似事》。必ず、自分だけの感動が来るから
本当に本当に言葉遊びするんよ。井上陽水の趣味は、辞書引きの語呂合わせなんんだってさ。彼の
『アジアの純真』/パフィ−なんか典型的。立派に永遠のシュ−ルしてます。皆様の個性と独創が
快感と感動に変貌すること。歌の本分は、絶対其処にある。とかとか。かしこ。



229 :マラペッタン:2007/03/22(木) 10:50:23
降る雪をなんにわぶしえまらいたしかなしく酔ふて宴すらくに

230 :遷化子:2007/03/22(木) 11:46:31
もともとのたにんのようにまなざせば
         きみあることもふうけいさなか 

231 :詠み人知らず:2007/03/22(木) 11:55:13
もともとのたにんであればまらなさぬ
         きみあることもふうけいさなか 




232 :遷化子:2007/03/22(木) 12:00:31
大体予想通りですね。単純だよなあ〜。だから、一首独首は書きたくないの。


233 :せったん:2007/03/22(木) 12:10:25
わし万葉集読んでそいつを復活させたかったんよ、ほんとうは芭蕉したかったんけど、挫折したー若い頃にさ。

234 :詠み人知らず:2007/03/22(木) 12:10:28
かきたくもなかみなきみにきたいするきみのおもみにうたうばかなる

235 :詠み人知らず:2007/03/22(木) 12:35:00
>大体予想通りですね。単純だよなあ〜。

他人をおとしめ相対的にオノレを上位に悪寒とする心根が見えていやらしいです。


236 :遷化子:2007/03/22(木) 12:40:50
せったん様の謂われる復活が、どう云う形かは見えないけど。
やっぱり本歌取りが良いよ。万葉集のカケラさえ知らんもん。

234様。音韻は、チャンと入ってますね。そーーだなあーーー。こんなんは?

あることのありとあらゆるありざまのあるにあらねばあるはありえず/古歌


237 :遷化子:2007/03/22(木) 12:49:04
235様。一首独首を書くとさ。必ず、下ネタ返しする人がいるの。
御喋り以下のオウム以下でしょ??他人を貶める??冗談じゃないわ。
まず、下賎の方を如何にかして下さい。其れよりも何よりも《歌》で語り語りしてよ。

238 :詠み人知らず:2007/03/22(木) 13:15:29
他人には具体的でないといいながら、具体的でない感情的な返答では
第三者の納得は難しいでしょう

>下賎の方

ゲーセンのものをどうしろというのですか?


239 :遷化子:2007/03/22(木) 14:58:42
238様。案外、面白い対応でした。○。
せったん様。万葉集教えてね。かしこ。

240 :遷化子:2007/03/22(木) 16:20:21
逆様の身をば吊るして空鐘が遠く響ける声を唯持つ

241 :遷化子:2007/03/22(木) 16:25:32
誰も居ない駅に時刻の列車着き無を降ろし無を乗せて秋霖(しゅうりん)

242 :遷化子:2007/03/22(木) 16:27:20
永遠に降るひとときの雨音を耳塞ぎ聴く海青黒く

243 :遷化子:2007/03/22(木) 16:30:01
蝶の眼に無数の陽ある燃え吹きの隘路の風に浮き上りたり

244 :遷化子:2007/03/22(木) 16:32:23
照り映えて無量鏡の命ずつ永久葉光の山多磨揺らす

245 :遷化子:2007/03/22(木) 16:44:27
かろうじて息深くする人の世の赤葉散り敷く高貴の如く

246 :せったん:2007/03/22(木) 18:04:43
七十の伽藍堂なむかそけしやふきのとうなと取りてし食らへ

247 :せったん:2007/03/22(木) 20:03:18
年寄りがタイヤをパンクし勝木なむしの降る雪を温海の宿へ

248 :くわん:2007/03/22(木) 21:33:48
菜の花のうらさび匂ほふ川の辺の流れにとどむ春ならなくに
こんにちは。いきなりいい加減に作った歌ですいません。
よろしくお願いします。

249 :くわん:2007/03/22(木) 21:37:57
訂正。「とどむ」は下二段活用だったので。四段の「とどむる」にして。
菜の花のうらさび匂ふ川の辺の流れとどむる春ならなくに

250 :せったん:2007/03/23(金) 07:25:44
渋海川人にしあらば問ふてみよ小国の田辺に雪の降らぬを
くわんさんようこそ、よろしく

251 :せったん:2007/03/23(金) 10:09:46
雪は消え田井のはずれを我が辿るなんの館かつらつら椿

252 :詠み人知らず:2007/03/23(金) 15:26:51
金は消えサラ金はずれ我が辿るなんのふだかとつらつら坊主

253 :遷化子:2007/03/23(金) 16:28:27
くわん様。菜の花とうらさび匂ふが、私の中ではどうしても成立しませんけど。
面白い感性ですね。言葉の拘り方も素敵です。かしこ。

254 :コンチワさよなら:2007/03/23(金) 17:42:28
冬鳥の 旅立つ朝の騒がしく 荒らせし庭を詫びるごとくに

255 :くわん:2007/03/23(金) 19:53:40
この間仕事で鹿児島へ行って、桜島というのをはじめて見ました。
いや、思っていたよりずっと大きくて驚きました。
薩摩なる島廻の浦の山を高み行き過ぎかてに雲のいさよふ
遷化子さま、はじめまして。よろしく。

256 :コンチワさよなら:2007/03/23(金) 20:24:51
てふてふと、気取る詠み人宣(のたま)えり 俺のことかとと紋白の問う

257 :くわん:2007/03/23(金) 20:37:07
雪や降らぬ梅や昔の香にあらぬわが身ひとつはふらふ身にして

258 :せったん:2007/03/23(金) 21:21:38
鶴岡市、柏戸ゆかりのすし屋に立ち寄って、
恋ひつらく柏戸関に盃を魚はたらの白子に候

259 :せったん:2007/03/24(土) 09:39:30
羽越線われもかもめか降る雪や海なも荒れてトンネルを抜け

260 :くわん:2007/03/24(土) 14:04:33
中央線の車窓からビルの谷間の川の上に飛ぶ鳥を見てよめる
神田川淀める面にかまめ立ちいざりやをらむ友もあらなも

261 :詠み人知らず:2007/03/24(土) 17:00:32
やすくにの淀める面にひとすわりいざりおがみる友もあらなも


262 :せったん:2007/03/24(土) 17:20:45
万国屋へ泊まったらやくざの襲名披露、支配人がとんできて気をつけて下さいってさ、
冬枯れて潮鳴りせむめでたくも襲名披露はくりからもんもん
浸れるはくりからもんの男前はあてや坊主太鼓腹にて

263 :くわん:2007/03/24(土) 18:32:48
今日はうす曇。出かけるあてもなく家でぼーっとしていました。
道芝の草の香すらし春霞天霧らひつつ鳥の来鳴けば
うらうらと曇りもはてぬ春風に野辺の匂ひもうるほへるかも

264 :せったん:2007/03/24(土) 20:23:32
梅の咲く早にも降れるあは雪や初音鶯鳴くには鳴かじ

265 :越路:2007/03/25(日) 02:34:25
小夜更けて
情なく落ちける天露は
朝日とともに玉に変われり

初めまして。初心者ですが、よろしくお願いします。

266 :遷化子:2007/03/25(日) 08:07:32
あはははは。来賓増えて嬉しいな。越路様、123。
《モ−ゼの次に杖を握りし者の名を云え》が貴方の最期の言葉

267 :遷化子:2007/03/25(日) 08:23:17
因みに。※答えは、ヨシュア/神は歓びなりの意味。イエスも、ある教派では
ヨシュアと異名されます。薀蓄モ−ドでした。かしこ。

268 :遷化子:2007/03/25(日) 08:50:09
本歌白首:石川啄木
    柔らかに柳青める北上の岸辺目に見ゆ泣けとばかりに
摂歌黒首:**遷化子
    胸に持つ青葉若葉は一抹の蔭だにも無き永遠の緑よ(エバ−グリ−ン)
    北上の岸辺に立てぬ詩人が泣くや久遠の風景の中
    心象の母の胸かと柔らかに柳青める常願の岸 


269 :遷化子:2007/03/25(日) 09:59:21
春雨の柳は青し(憂きことも)千変神楽の御囃子最中

270 :遷化子:2007/03/25(日) 10:36:03
人間は唯放られて空に有る林檎のような気分かも知れない

271 :遷化子:2007/03/25(日) 10:57:14
夜のしとど落水の天路(みち)結ぶ暗き大河も暗き山河も

272 :遷化子:2007/03/25(日) 11:13:01
人間の眼の中に来る(大らかな)目覚めと恐怖さこそ知らじな

273 :遷化子:2007/03/25(日) 11:33:27
人間の味を用いず弘法の遺偈ぞ甘し淡雪の椀(わん)

274 :遷化子:2007/03/25(日) 12:13:59
高鳥の極めて鳴ける澄韻を明るき春の空に聴くとき

275 :遷化子:2007/03/25(日) 12:26:17
御刺身の好きな子供が泣きじゃくる大きな目玉の御魚がいた

276 :遷化子:2007/03/25(日) 13:29:00
三日月刀と青龍刀が切り結ぶ歌舞伎町番外地外為(がいため)怒涛編

277 :遷化子:2007/03/25(日) 13:49:14
雨霧の中に浮き立つ白鷺の動かぬ眼をば灯燼(とうじん)と読む

278 :遷化子:2007/03/25(日) 15:16:45
エベレストに上ってしまう人達が滅びる青と宇宙(そら)の黒を見る

279 :遷化子:2007/03/25(日) 15:19:12
我が事を唯一言に告げて有れば《暗黒太陽(くらきおおひ)》とかつて答えリ

280 :くわん:2007/03/25(日) 15:39:19
宿近き竹薮に年ごろ鶯の鳴かざりけるを、
鶯の音をし聞かねば春雨の露にしだるるいささ群竹

281 :くわん:2007/03/25(日) 15:41:42
武蔵野のしの降る春の雨もよにしのぶ下草萌えわたるかも
これは昔作った歌。「しの降る」は厳密に言えば造語。
「そほ降る」とするか、「しののに降らふ春雨に」とするか、
どちらもしっくりこないので、とりあえずもとのまま。

282 :遷化子:2007/03/25(日) 15:55:09
くわん様。作法年期が入っていますのね。せったん様系統みたいな・・・。
私は、大事にしてるのが理路と語呂と断片と歌謡かな。少し、多すぎです。かしこ。

283 :せったん:2007/03/25(日) 20:52:41
ひよどりの落ちて死ぬべき春なれやこれの深田に花咲くはいつ

284 :詠み人知らず:2007/03/25(日) 23:49:44
鶯の音をし聞かぬ春ならぬ露にしだるる花ぶく坊主


私は、大事にしてるのが理路と語呂と断片と歌謡かな。少し、多すぎです。かしこ


285 :遷化子:2007/03/26(月) 09:40:06
《ひとり居る》連十首
近隣の南公園ひとり居るホ−ムのレスのうず高荷物
そのひとり女の人が蓬髪の蹲ってるベンチの日向
朝夕に木々を撫でてて昔日の何にも見えないそのひとの独り
やっとやっと春なもんです昼日中暖かみつつ髪を洗うの??
公園の六つのベンチ(三つをば)ベッドと荷置きと自分で埋めてる
ほぼ一年間だんだん荷物が増えていくホ−ムレスでもやっぱりなんだなあ〜
冬の夜青いビニ−ルの中に居て自分の息の他を知らない
星星が美しいとか言う人は帰れる場所を御持ちだそうです
手荷物が時間のように蹲り彼女独りのここに居る哉
マッチ売りの少女のような幻想がそのひとに来る夢有るや無し

286 :せったん:2007/03/26(月) 09:40:48
春野辺にいつか咲きのふ梅なれや我れも六十に年老ひにけり
はい六十のときの〜

287 :遷化子:2007/03/26(月) 10:03:42
本歌白首:せったん様。昔の歌ってなんだか古酒みたいで味わい深いよね。
    春野辺にいつか咲きのふ梅なれや我れも六十に年老ひにけり
摂歌黒首:**遷化子
     老い梅のいつか咲きのふ春や春天ノ郷へも御心届かん


288 :YYY:2007/03/26(月) 10:34:30

近隣の南公園ホームレス孤影ながらに荷物かさばる
朝な夕な木々を撫しつつ昔日の何にも見えないそのひとの独り
やっとやっと春なもんですいっときのぬくもりを得て髪を洗うの?
マッチ売りの少女のような幻想に夢路きびしき宵もあらむか

289 :遷化子:2007/03/26(月) 10:44:36
YYY様。御反応有り難うね。でもさ、あのね、本歌取りはまず。
形そのものを崩すの。バラバラにして、御好きなようにどうぞ。なんだな。
少なくとも、50%以上を別の形取りにして50%を自讃参入させる。
これは御約束なんよ。良いところ選んで呉れてるから嬉しいけどね。かしこ。

290 :YYY:2007/03/26(月) 11:38:42
本歌取りのつもりはまったくありません。おなじモティーフならば私ならこうということで書き込みました。
このスレッド本歌取りで一貫するならともかく、短歌を書こうということだからとくに断りませんでした。
なお、自讃参入てなんですか? 本歌取りの際の術語ですか、教えてください。

291 :遷化子:2007/03/26(月) 12:13:29
多分、そうなんよねえ。まあ、ええわ。
《自讃参入》。せったん様なら御明解でしょうけど。歌の本懐は、《自讃白文》。
自讃の《讃》は、歌心に//誉める事。自分自身をね。本歌取り其のものが//
本当は我が侭な代物なんだから。50/50の節度なんよ。ええんよ〜。
私の歌が、どう使用されようと。私の源泉は、微動だに変わらんもん。かしこ。

292 :詠み人知らず:2007/03/26(月) 13:49:32
老い梅のいつ咲いたかや春や春回生ノ業御足届けん

私の歌が、どう使用されようと。私の源泉は、微動だに変わらんもん。かしこ

293 :遷化子:2007/03/26(月) 14:30:43
292様。せったん様の286は、(老い梅の)《いつか咲きのふ》が命であって。
この一句を、《讃》中の《讃》って云うの。一度、御目眼を洗ったら??かしこ。

294 :詠み人知らず:2007/03/26(月) 16:42:19
あら、いつも見に来てるけど
いつもと雰囲気が違う。また後で見にきます。

295 :YYY:2007/03/26(月) 19:48:54

遷化子様
さあいよいよわからない。歌の本懐は「自讃白文」?てなんのこと?
私も無知のやからではありますので、この件確かめたい。せめて出典教えてもらえます?

296 :せったん:2007/03/26(月) 20:25:46
梓弓春をぎふてふマンモスの氷河の時代(みよ)ゆ舞ひあれ越せし

297 :詠み人知らず:2007/03/26(月) 20:41:45
阿婆擦れの春を競うや間男の凍れる中の麻痺あれおちぬ

298 :詠み人知らず:2007/03/26(月) 20:43:40
↑ この一句芸者を、《惨》中の《産》って云うの。一度、御目眼を洗ったら??かしこ。


299 :くわん:2007/03/26(月) 21:24:31
遷化子さん、とりたてて系統は知らないのですが、
まあ、古歌というのはたいてい似たような感じではないかと。
万葉集の歌のように作れたらそれは良いのですが、なかなか。
詞(ことば)もですが、もっと問題なのは多分意(こころ)で。
とりあえずは、詞の模倣ひたすら、そのうち何とか格好になるかと。

300 :くわん:2007/03/26(月) 21:34:23
都会の春の川岸にキリコの絵の風景を見てよめる
昔覚ゆ影こそ果つれ隅田川水鳥な追ひ春の曳き舟
これも昔作った歌。
言問はむ人こそなけれつれなくも水鳥な追ひ春の曳き舟
こうすると、ちょっと新古今調(??)、
分かりやすくなるけど、少しおさまりすぎるような。

301 :くわん:2007/03/26(月) 22:12:01
波光る墨田川辺を立つ鳥に春の行方を今日や聞かまし

302 :くわん:2007/03/26(月) 22:20:21
遷化子さま、ちなみに、せったんさんとは顔見知りで、お誘いでここへ来ました。
っていうか、不肖の弟子、かな?
歌の、ではないですが。いや、歌も、かな?

303 :遷化子:2007/03/27(火) 08:25:56
くわん様。御上手だねえ〜。惚れ惚れします。正調の侭の古歌ですこと。
ええと、YYY様。四文字の漢字を漢和辞典で書き抜きして、上手い事組み合わせて
御理解為さって下さい。出典無し。全部自前です!!!
せったん様。とっても素敵なガラクタ集合ですこと。こう云うのも、大好き!!
298様。切返し御見事・・・かな??

304 :せったん:2007/03/27(火) 09:16:37
武士のいにしへ垣のいつしばの紫にほへ雪割り桜

305 :遷化子:2007/03/27(火) 10:19:11
304。上手い〜〜破調最高だね!!!。こう云う音感/音韻が和歌の真髄です。

306 :遷化子:2007/03/27(火) 11:10:26
《独り行きなさい》連十首
犀の角の如く歩めよ一番星二番星三番星独り行きなさい
釈尊の尊号の中にひとつある《孤独》の文字が唯に不可思議
悲しみは孤独の方へ行きながらなお孤独などありはしないと
おほどかにポカリスエット飲むひとのまた走り出す孤路と秋草
情報の分散があり集中がある人格の分散・・・そして終いは孤独か
仮に星がひとつひとつでなかったら(ああ大変だ)後は知らないよ
《30兆数の孤独》集いてこの中にある哉私・細胞(セル)玉手箱
人間が人間を唯人間の息果てるまで鏡笑なまし
もともとの分裂数を遡れほら!暗黒の太陽が見た
仏陀とは自己の孤独を《集》として虚数解の如き・・・独り行きなさい。

307 :せったん:2007/03/27(火) 11:29:49
雪割りの花を愛ほしといつしばのしのひ行きしはたが嬬として

308 :詠み人知らず:2007/03/27(火) 12:46:34
雪割りの花を愛ほしいっぱしのしのひ行けども嬬として惨

金銀の分散があり集中がある人格の崩壊・・・そして終いは分散孤独か

御上手だねえ〜。惚れ惚れします。正調の侭のチン古歌ですこと。

309 :詠み人知らず:2007/03/27(火) 12:55:46
↑ 自讃 御仏陀とは自己の孤独を《集》として包茎虚数解の如き・・・独り行きなさい。


310 :笑う瞬間:2007/03/27(火) 12:58:50
なれぬ葉の筋をたどればあかねづくいきもつかえるのどもつかえん

311 :遷化子:2007/03/27(火) 13:12:04
君達は変だ!!!非常に面白い!!

312 :遷化子:2007/03/27(火) 13:50:37
本歌白首:和泉式部
    奥山に滾り落ちつる瀧津瀬の玉散るばかり物な思いそ
摂歌黒首:**遷化子
     遠瀧津幽かにされど我が胸の汝が瀧津瀬のどよめきし綾
    山上の瑠璃を溢さん我が玉と君が玉との物儀き侭に
    金剛の文字の滅びは世に懸けて玉散る悲歌の顔(かんばせ)に結ふ

313 :遷化子:2007/03/27(火) 14:27:05
本歌白首:和泉式部
    物思えば沢の蛍も我が身より憧れ出づる魂かとぞ見ゆる
摂歌黒首:**遷化子
     幽明の風の果てへと飛ぶ魂に名をば付けてむ《蛍呼蛍》
    我が内の嘆き尽き無き憧れは前世来世を一条とする
    沢筋の深みに入らむ蛍蛍蛍肯うてよね千世先まで


314 :詠み人知らず:2007/03/27(火) 15:46:15
せったん=遷化子

315 :遷化子:2007/03/27(火) 16:47:11
だってさ。せったん様。御返事差し上げてよ。白山羊さん/黒山羊さんモ−ドで。

316 :はらふくるる瞬間:2007/03/27(火) 19:11:21
物思う緋蛍なれおのが身ゆ焦がれ出づる虚渾とよばん

317 :せったん:2007/03/27(火) 20:31:16
なんかだれがだれだかよーもわからんよ、たいていおねーちゃん大好き坊主だけんどさ。

318 :せったん:2007/03/27(火) 20:34:31
いにしへに会はなむ鳥か鳴き行くは仰ぎ見すれば雪はふりしく

319 :詠み人知らず:2007/03/27(火) 22:18:01
遷化子 っておこると男になるんだね!

いにしへに金をかりしや鳴き行くみにたたき見すれば利子はふりしく

320 :YYY:2007/03/27(火) 23:38:11

山や死にする海や死にするウル幾重村や死にする都死にする

橘の寺の長屋にひらかれてすはだ幼きウナイハナリの

うらうらに照れる山の辺カイトあがり心さぶしえ退任の春

いにしへに恋ふる鳥かもゆづるはの御井にひた鳴くいまはキジバト

ハルキディキアトスにこもりいく夜か経ぬるかがなべて昼はおぼえず夜もおぼえず

                      ――以上源泉かけ流し抄―― 


321 :くわん:2007/03/28(水) 01:09:28
春されば花ぞ咲かなむ都にも心あらずや花の咲くらむ

322 :くわん:2007/03/28(水) 01:43:23
古に恋ふる鳥かも弓弦葉の御井の上より鳴きわたり行く
弓削皇子の歌。人麻呂の歌を別とすれば最も好きな歌のひとつです。
こういう歌がひとつでも作れたら、もうそれで十分本望だと思います。

323 :せったん:2007/03/28(水) 08:08:00
うんわしも大好き、なぜかその歌熱海の梅園にあったよ
山の端の初初梅に咲けるしを人にも告げで寝ぬる口惜しき

324 :詠み人知らず:2007/03/28(水) 10:44:39
山姥の梅ういういし口さけて人に告ぐるも口惜し2chネラ


こういう歌がひとつでも作れたら、もうそれで十分満足だと思います。




325 :詠み人知らず:2007/03/28(水) 11:23:55
【中国】NASAが中国の山奥で空とぶパンダを捕獲 解剖して標本に
http://live23.2ch.net/test/read.cgi/liveanb/1175025869/l50


326 :せったん:2007/03/28(水) 12:34:25
梅の咲く行くには行かじいやひこの磯の辺より吹き荒らびける

327 :せったん:2007/03/28(水) 15:29:35
我れやまた遊び呆けて鶯のしのひ鳴きつつ春野辺暮れぬ

328 :YYY:2007/03/28(水) 17:55:50

#「いにしへを」はやはりいけなかったですね。もと歌どおり「いにしへに」とすべきでした。ところでーー

せったんは、散文のスキップするようなリズムはたいへん面白いが、歌に関する限り、その古典文法の無視は破格破調を愛するアナーキーじゃなくて単なる無知だろうと思える。
それに引き換え遷化子のほうは、けっこうパトスがあって、こまかい語法はともかく、たとえば「独り行きなさい」連十首の情念にはけっこう気迫がある。


まあね、ホームのレスなんてあせることはない。

これでもうほかへゆきます。さよなら

329 :詠み人知らず:2007/03/28(水) 18:21:57
↑ アホがひとりいきました。


330 :せったん:2007/03/28(水) 22:42:55
野尻なる散りしく梅を他所に見て鳴くや鶯春をひねもす

331 :YYY:2007/03/28(水) 23:28:13

ちゃんと「いにしへに」になっとった。ほんとこれはあほだわ。今度こそほんとに行きます。

332 :詠み人知らず:2007/03/29(木) 01:01:45
>まあね、ホームのレスなんてあせることはない

ホームレスなんですか?

333 :遷化子:2007/03/29(木) 12:23:39
世を足りて日差し笑むその愚者の幸通行人はひとり気付かず

334 :遷化子:2007/03/29(木) 14:43:53
猫の子は食べて遊んで日向ぼこ薄目で見てる響く青海

335 :遷化子:2007/03/29(木) 15:04:00
向日葵の夏の終わりは幾度も焦土の色を真向かいにして

336 :せったん:2007/03/29(木) 17:00:45
春さらば村松の辺の社には何をし問はむ行き過ぎにけれ

337 :せったん:2007/03/29(木) 20:03:10
田の末ゆ吹く風しのひ村松の花に会はむと誰が思ひきや

338 :くわん:2007/03/29(木) 20:34:01
朝ぼらけものもおほほしはるばると霞にまがふ遠つ山並み

339 :くわん:2007/03/29(木) 20:54:26
上野公園のはなやかな灯りを見てよめる
をこばらがあこぎに占むる桜花さわがしき夜に咲かまく憂しも

340 :くわん:2007/03/29(木) 20:56:05
古の春をし思へ桜花散るにかひなき世にはあれども

341 :詠み人知らず:2007/03/30(金) 03:13:27
猫の子を食べて遊んでかいました薄目で見てる響くチンタオ




342 :詠み人知らず:2007/03/30(金) 03:23:53
李咲きオタクみつばちちらほらと実のなる時はカクレンボの色

343 :せったん:2007/03/30(金) 07:42:47
あけぼのぼオホーツクかも雪の辺に李咲くらむ知らじや吾妹

344 :遷化子:2007/03/30(金) 08:14:59
届かない鳥の羽音の遠く見て虚空は青く瑠璃を響かず

345 :遷化子:2007/03/30(金) 08:18:24
遠ざかる雨の蔭りの夕落ちて三つなる雁は無のみ息する

346 :遷化子:2007/03/30(金) 08:19:45
富士静か思い残せる何も無し雨降りしかば雨の歳月

347 :遷化子:2007/03/30(金) 08:29:59
342様。《実のなる時はカクレンボの色》/この七七句は面白いよね。

348 :遷化子:2007/03/30(金) 09:13:58
東雲(しののめ)の形に移る折り節の我が心無き恋に慣れ染む

349 :せったん:2007/03/30(金) 10:12:04
梅の咲く山はたのへに吹く風は今日はも吹かず暮れ入りにけれ

350 :遷化子:2007/03/30(金) 10:23:45
《無量譜》連十首
星の息我れ虚ろせば受け難き無窮の揺らぎ無言(しじま)譜となる
夜の波白々上がる死に際は(すべて美し)無量星聴く
天頂のスピカの方へ流星群/必然群が動く不思議さ
秋の波寂静を問ふ言葉しも(人声虚ろ)波無量韻
この身より鳥羽摶くを幸いの無言(しじま)の瞳へと展く歓喜(よろこび)
視座の果ての限りが世界そのものを無辺無際へ理解無くする
命をば桜妙趣に浮かれ見て物山見山遊山山ゞ
プラネタリウムの得も知れぬ程の星屑を浴びて帰れば太陽が一個
月面が(つまり角度で)静々と海移りかも銀波饒波す
千曲も万詩もこれは白紙上現れ渡る虚讃無量譜

351 :遷化子:2007/03/30(金) 10:26:17
多棚雲山を越え来ることの他此の日の余情他に無けれど

352 :遷化子:2007/03/30(金) 10:55:50
木漏れ日の青き自乗の最中にて美しき良き甘き背の伸び

353 :遷化子:2007/03/30(金) 11:17:34
青醒める水脈悲しくば帰帆せよ彼女(かれ)灯す侭汝れを愛通す

354 :遷化子:2007/03/30(金) 12:04:50
連十首:追加公認。
かくまでも全奏音の星空を聴くや砕けよ人の皆空

355 :詠み人知らず:2007/03/30(金) 12:07:44
東雲(しののめ)の形うつろふ皺折りて節の我骨の染むこひかも

356 :詠み人知らず:2007/03/30(金) 12:10:09
かくまでも全壮快の星空を突くや砕けよひと夜の虚空




357 :詠み人知らず:2007/03/30(金) 12:12:52
青醒める水脈悲しくば虚勢せよ彼女(かれ)はままなれ汝れにしたがえ


358 :遷化子:2007/03/30(金) 12:52:18
355≫356≫357
他人様の褌(ふんどし)撫でてニヤニヤと
昼休み放課後ズーーーと立ってなさい!!!


359 :遷化子:2007/03/30(金) 14:26:52
《花火の瞳》連十首
悲しみはいざ異問わむ花火の瞳恋は涼しき月の顔(かんばせ)
妙齢になりし女人(ひと)とは中々に歓び有りて微笑の映ゆ
静やかな女人は美し花火の瞳御水晶(みあきら)の奥の深さよ
絵姿の見返り美人は口元を微笑みに結ふ(絶対大口じゃあない)
立待ちの月の数えを識る女人に何を贈らむ《月齢パ−ティ−券》
十三夜あと少しある望みとは夕月その夜その刻の君
幾夜とて鳥の目覚めを忘れ勝手に君に褥寝む打ち上げ花火
饒夜さな繰り事の果ての戯れは花火染めてむ君吸ふ火にて
十六夜の夜韻は重ね重ね着の甘さに似てや君ぞ我が身ぞ
歳月は幾世の習い慣れ染めて朋な花火の瞳をば重ねむ

360 :せったん:2007/03/30(金) 17:10:39
わがことを難しと思へかたかごの紫にほふ春ならましを

361 :詠み人知らず:2007/03/30(金) 18:22:25
雨あがり茜の空にあじさいの華

362 :せったん:2007/03/30(金) 20:07:50
いちげなる花にも寄せなあは雪の過ぎし思ひはいささむら竹

363 :せったん:2007/03/31(土) 08:46:11
新治の月夜野過ぎてあひ別れ我が初に見む梅がえぞこれ

364 :くわん:2007/03/31(土) 15:54:00
武蔵野の戸田の荒川あらし吹く春の夕べは寒けしきかも

365 :くわん:2007/03/31(土) 15:57:17
天霧らふ風にさやぎてひよどりの木伝ふ花は見れど飽かぬかも

366 :りゅうせん:2007/03/31(土) 19:06:56
天婦羅に蕎麦にうどんに不如帰香りも良いが味も良い

367 :せったん:2007/03/31(土) 20:04:31
犀川のもがり吹くらむこの夕何をし思はむうつろへにけり

368 :遷化子:2007/04/01(日) 08:06:21
せったん様。最近の歌境著しく美樂ですね。くわん様。少〜し弱いかな。

この日々の何を残さむ流星群獅子座方位に愛が満ちてる

369 :遷化子:2007/04/01(日) 08:43:02
《雨が降る》連十首
君達の(つまり)知らないところまで雨が降るのよそう思いなさい
雨が降り風が荒びぬ(人生は)桜が嫌い(必ず)嫌い
花に嵐の(その通りです!ケッペル先生)詩の通り幾世覚えぬ満花夜嵐
満ち花を乱して嵐一夜来唯に激しき・・・人畜にあらず
昼淡き丘陵の下に住む身とて夜来嵐の激雨戴く
雨繁く風荒ぶとて放心の(箱の中身の)胸痛くする
雨嫌い子猫の側に寄り添えば打たれる茅舎如何に宿らむ
天上の大風よ唯雨激唯一夜続かば夢ぞ苦しき
低気圧前線の夜の悲しさは箱に逃れて枕を被る
天上のわだかまりをば解かむと雨が降るなり激しきものを

  ※誰か《風が吹く》で連十首創って見せてよ。くすくす。かしこ。

370 :せったん:2007/04/01(日) 09:38:30
はーいお早う、こっちはまだ桜咲かない。
川上はなほなほ咲けれしくしくに散りしくあらむ馬越え大橋

371 :遷化子:2007/04/01(日) 09:56:16
せったん様。御元気で何よりです。最近の歌歌は、晴れ晴れしてるよね。
何か良い事あったんかな??桜満開です。夜来の雨で艶々してるから今日を限りと
の日曜日。全国晴天*日本だなあ〜〜。

372 :遷化子:2007/04/01(日) 10:34:51
《コギト・エルゴ・スム(我思う故に我有り)》連十首
神の無き時代を生みし一言は『コギト・エルゴ・スム』と我思う哉
実存の生死の他に何も無き故に我有りそを我思う
科学的認知の手法累々と踏み固めてや『コギトの主権』
デカルトもスピノザもジャック・デリダ卿も皆『特異点の風穴』なんだな
E=MC2このCの2剰を識りてしばし絶句す
真理的言説の中我も無く神も無くなる・・・木霊さえ無いんよ
文明の形相の他真理とは現れ難き支配律なり
世界とは何時も何時でも《睨めっこ》しているつもりの私ですもの
〈我思う〉何を思うか問うも無くて唯我思うと故に我があるの??
コギトをばスムに導く不思議論エルゴに問うと彼・沈黙す

373 :遷化子:2007/04/01(日) 10:50:28
無駄弾を何発撃っても良いけれど兎に角人を殺す戦争

374 :くわん:2007/04/01(日) 11:20:41
いやあ、ここへ来てから、ちょっと調子に乗って最近歌作りすぎです。
一日一首はかなりしんどい感じかなあ。
一二週間に一首ぐらいが本来やっとなもので。

375 :詠み人知らず:2007/04/01(日) 11:21:58
無駄弾を何発撃っても良いけれど兎に角人をふやしなされた


376 :遷化子:2007/04/01(日) 12:03:20
くわん様。そうなんかねえ〜。私には、カラオケみたいな御遊びの言葉即興だからなあ。
ジャズっぽいんよね。せったん様もくわん様も《風景情趣》に専科してらっしゃるから。
案外に縛りがきついんかなあ〜??くわん様の御歌は、少うし何と無く解けて無い気がする。
もう少うし自惚れても良いのにさ。独自路線で!行きまっしょい!!かしこ。

377 :せったん:2007/04/01(日) 12:33:40
カヌーには二人櫂差し行く川の寄せあふ波は花にしあらむ

378 :遷化子:2007/04/01(日) 12:45:10
思い出を重ねて眺む花の数母呼ぶ声の偽りに在らず

379 :遷化子:2007/04/01(日) 12:56:17
大和には花を愛で誉む人々の御世の霊気が在れて朽ち無し

380 :せったん:2007/04/01(日) 15:15:58
若しや君吹き散らへれど真之代の竿を振るには水の清やけさ

381 :せったん:2007/04/01(日) 15:43:44
竿を振りわたらひ行かな真之代の関の河面は花に散りしく

382 :詠み人知らず:2007/04/01(日) 15:50:47
サラ金を重ねて頼む花のイン母呼ぶ声をいつわり在らず


383 :詠み人知らず:2007/04/01(日) 15:52:10
棹を振りわたらひ行かな真之代の関の河面に花に散りける




384 :遷化子:2007/04/01(日) 16:25:10
380&381。何となく素敵ですね。380の初句が良いなあ〜。全体の詩情と
音韻が美しいし・・・。

382・383。特に、382は文法が変だよ・・・御付き合い有り難うかな。

385 :くわん:2007/04/01(日) 16:40:00
縛りというのも確かにあるかもしれませんが、
それよりも「感動」がなければ、歌にも何にもならない。
で、語弊あるかもしれませんが、なかなか時間のゆとりもなく、
年がら年中感動ばかりもしていられない、ってことで。
ま、それも結局は「人格」の問題、縛りってのも同じことかもしれませんけど。

386 :遷化子:2007/04/01(日) 16:53:20
くわん様。そんなに重い話じゃ無くてね、ほら、正岡子規が『写生の在るが侭に書こう』
を実作にしたモノ・スケッチで良いと思う。感動は後からでもいいんよ。唯、描写して見る。
其れだけでも十分に言葉遊び出来るし、組み合わせの先の先に歌が組成/曲化される。
そんな化来で良いんじゃないかな。人格なんて、遊び最中には空っぽなんだよ。私の場合ですけど・・・かしこ。


387 :詠み人知らず:2007/04/01(日) 17:01:42
>人格なんて、遊び最中には空っぽなんだよ。

人格なんて、遊び最中には下半身なんですけど・・・かしこ。

388 :くわん:2007/04/01(日) 17:13:26
花がむた散るよしもがも今宵しも吾を見捨てて月渡るらむ

389 :くわん:2007/04/01(日) 17:14:17
散る花にかへり見すれば心さへおぼろにうつる春の夜の月

390 :くわん:2007/04/01(日) 17:19:36
昔、歌よみに与ふる書を読みましたが、
半分は合ってるけど、半分は外れてる、ってそう思いました。
子規も俳句はともかく、歌はいまひとつ好きになれないし。

391 :せったん:2007/04/01(日) 20:13:15
歌は感動です、何度でも推敲してすっきり単純にーわしの思いこれ

392 :せったん:2007/04/01(日) 20:15:08
感動はひとりよがりであってはならぬ
三界の花のあしたをいやひこのおのれ神さび雨もよひする

393 :詠み人知らず:2007/04/01(日) 21:19:33
三界の仇のあしきをいやおひておのれ神さびまらもよひする




394 :せったん:2007/04/02(月) 08:22:31
四方より花吹き入れて信濃河寄せあふ波の行方知らずも

395 :せったん:2007/04/02(月) 09:55:57
花のとに小夜も更けたり六十して手振り歌はむ鳥刺しアリア

396 :遷化子:2007/04/02(月) 12:53:37
くわん様。半分OKなら、結構な儲けモンと思うんですけど・・・。
せったん様。感動が先は、せったん様の魂の寸法/尺度そのものなんだろうねえ。
でもね、後先よりまず創ってしまう方が良いよ。考えずに舞う方が良い。
自分の独り善がりが無い作品なんて、初期的な意味でもアリエナイし・・・。
 クツワムシ唯一筋のガチャガチャを感動的に秋深みかも

397 :遷化子:2007/04/02(月) 15:57:31
春の夜の朧ろ桜のひと下に君待つ夢の時心地する

398 :詠み人知らず:2007/04/02(月) 18:12:21
ぼけてまつさくらのしたのおぼろびとゆめのここちをたれながしつつ

399 :詠み人知らず:2007/04/02(月) 18:25:31

クツワムシ金一筋のガチャガチャを下に聞きつつ秋深みかも

400 :くわん:2007/04/02(月) 21:08:38
末の世も花吹きたむる神田川いさよふ泡を見れば悲しも

401 :くわん:2007/04/02(月) 21:22:16
ほととぎす鳴くより歌は衰へぬさは翼こそ生ひざらめかも

402 :せったん:2007/04/02(月) 21:45:11
桃に梅三春の花と恋ひしたひ尋ね会津に雪は降りつつ

403 :せったん:2007/04/02(月) 22:09:10
万葉も古今集もひとりよがりはないよ、西行も実朝もというより、言葉そのものがひとりよがりを許さない、ひとりよがり、弱い、わき見運転というほかなし、これを知るまずもっていろはのい、歌を作る=自分というものを根本から見直す。歌になるという無上の喜びがあるはず。

404 :せったん:2007/04/03(火) 08:23:54
この川の雪代濁る波のもは真杉生ふなるその奥の井の

405 :せったん:2007/04/03(火) 14:01:21
年をへて妻とし行ける地蔵堂の花は暮れあひ咲き満ちてけり

406 :せったん:2007/04/03(火) 20:22:43
ふりまがふ雪の会津を今日越えて三春の花はいついつ咲かめ

407 :詠み人知らず:2007/04/03(火) 20:48:59
ふりまがふゆきのあいかたみち終えて三春の花はいついつ咲かめ


408 :詠み人知らず:2007/04/03(火) 21:23:23
これを知るまずもっていろはのい、歌を作る=自分というものを根本から見直す。歌になるという無上の喜びがあるはず。

えらい! 棺おけには十分なものだ!

409 :せったん:2007/04/04(水) 07:59:39
うふふ死人と同じこれわが宗旨なり、至道無難禅師の語。
月は月花はむかしの花ながら見るもののものになりにけるかな
死んで死んで死にきって思ひのままにするわざぞよき
二つとも禅師のお歌です。

410 :せったん:2007/04/04(水) 08:01:24
たら田越え二人して行けあしびきの山の端咲くは花にしあらむ

411 :遷化子:2007/04/04(水) 08:40:37
そりゃまあ、そうですわよね。御勉強の無い人には、確実にリミットが入るし。
御手本の無い芸事は、アリャシマセンもんね。それでも・・・最近のカラオケ事情と
同じだよ。上手く歌いたければ。真似て真似て発声して発声して。素地と土壌が大事。
でも・・・くわん様みたいに元気が無いと、少うし御馬鹿も言いますのよ。かしこ。

412 :遷化子:2007/04/04(水) 09:47:36
鬱と見し曇り桜のとりとめの無き日和ほど散るも惜しくば

413 :遷化子:2007/04/04(水) 10:41:38
《朧月夜》連十首
源氏帖絵巻に見ゆる女人中朧月夜の君が一番
恋と謂ふ密会の度殿上も現世も投げし君の炎よ
内裏中在られも無げな一室に(滅びん共に)源氏を入れけむ
須磨流宅の因と為れるが恋なれば唯私の極む他無し
この女人の秀れて靭き恋の帖は現世来世を越えて語らるる
壱度も弐度も又参度さえ逢瀬の君に月隠れ無き
朧ろ夜の欠け満ちの如く我が身をば抱かむ君の色淡くして
開け放たれし敷居の灯り哀しくば唯双指に君が袖取る
女人ゆえ罪を髪へと託し絶ゆ逢瀬現世に染まる身なれば
源の光を重ね満つ月と君離れ無き我を成就したり

414 :せったん:2007/04/04(水) 11:11:04
観音の一の御堂の荘厳はいにしへしのぶ八重山桜

415 :せったん:2007/04/04(水) 11:14:47
古典のにおい髪の毛のにおい女のにおい、なーんちゃってさごそ。412から

416 :せったん:2007/04/04(水) 11:16:11
真杉生ふる遠郷さへやしかすがに霧らひ寝ねやる雪の会津は

417 :遷化子:2007/04/04(水) 11:35:35
薄寒の雨の模様の続く日は咲き満ち花の哀れ尽き無し

418 :遷化子:2007/04/04(水) 11:37:54
せったん様。そんなに色っぽく無いですよお〜〜だ。くすくす。かしこ。

419 :遷化子:2007/04/04(水) 12:54:42
《乙姫》連二十首
居酒屋の御隣様が御喋りで(小鳥囀る)声が止まない
三姉妹小さい頃に泣いたのは小さくって毛むくじゃらだったんだよ(ほお〜)
みんな御父さんの所為なんだからって三人で(子供はみんな似てるものよね)
(簡単に言えば)一目で見抜くけどずっと我慢で耳聖してました
赤ん坊が車の振動で眠るでしょ?そうやって大月まで行っちゃたんだ
そしたらね駅のホ−ムで同じ人4人集めてTAXIしたの
(なんだかな)相手の方は普通人の少し野蛮の仕事仲間で
御話に合間が無くてコロコロと囀り上手(暫し感心しました)
御父さんもう60歳でも元気でねでも60なんだよねおじいさんでも元気
(本人が)私なんかもうすぐ40なんだもの・・・少々一目見たくなれども
つらつらと話を聞いて居ましたら頭の中に《乙姫》が来た
(要するに)この方の精はコロボックルで相当質の良い方らしい
一目見て大当たりなり(成る程ね)それで云ったの《乙姫》様御存知?
竜宮の昔話の《乙姫》は小さな女性の総称なんです
乙女児もそうなんだけど小ささは愛の核心に近い物言い
昔ね私クッキ−って歌作ったのLittle bird its acookie/Little star its acookie
清少納言の枕草子いとおかしでしょ?ほらおかしだからクッキー
コロコロと笑う瞳が粒良伎の心涼しい150cm
不思議みたいに逢えたんだけど《乙姫》の何かが不意に手に届いたよ
万象の森羅は深く沈黙す唯《小鳥子》の囀りぞ良き

420 :詠み人知らず:2007/04/04(水) 13:08:55
アレコロとふるうふぐりが粒良伎の心さびしい1、5cm

421 :詠み人知らず:2007/04/04(水) 13:10:19
鬱と見し曇りばば桜のとりの無き日和ほど散るも惜しくば


422 :詠み人知らず:2007/04/04(水) 13:13:43
悪寒(あっかん)のつらの浮き様の続く日は咲き満つ号の哀れ尽きまじ

423 :遷化子:2007/04/04(水) 16:33:27
雪模様今年の花は嵐とも寒とも馴染む忍び桜か

424 :遷化子:2007/04/04(水) 17:04:05
野のものは肌衣一重の生涯す頭陀の迦葉の大笑い良き

425 :遷化子:2007/04/04(水) 17:08:45
壁面の九年達磨が動く時その壁在りし事も終りぬ

426 :くわん:2007/04/04(水) 20:55:16
なかなかきちんと歌を作る時間もないので、昔の歌を。
百千草野辺ににほへる朝露のおきつつ昼も夢に見ゆらん
埼玉の幸くもあるか百枝さし青めきわたる与野の槻群
降るからに花を散り敷く春雨の傘打つ音もつれなかりける
すべを無みうち捨てかねつうつせみは雨もよひする春の夕暮

427 :くわん:2007/04/04(水) 21:25:12
元気のあるなし、歌にとっては関係のないことで、
問題は感動のあるなし、です。
それに関しては、自分の歌でも、ああ、結構無理に作ってるなあ、
という反省は確かにあります。
歌を作るために無意識に感動を探してる、とか、でっちあげるとか、
そういう感動が希薄な歌は、やはり自分でもいまひとつだと思いますね。
でも、ま、自分の場合は、まだ基本の修行中、いずれあと十年二十年。
とにかく今は、最低限、きちんと歌のかたちをしていること、
それだけがとりあえず一番重要だと思っています。

428 :くわん:2007/04/04(水) 22:47:54
ちなみに、修行ったってたいしたことないのですが、
私は普通のサラリーマンだから、時間もそうゆとりはないので、
発声して発声して、とは言っても、それは「作る」ことではなく、
それ以前に、とにかく古歌・秀歌(近現代短歌は不可)を読むこと。
できれば暗誦できるまで、繰り返し繰り返し、古今集から始めて新古今、
その後はじめて万葉集、そしてまた古今集にもどって最初から。
ですから、通勤時間とか暇なときは、読む:作るは、9:1くらい。
真似したくなって、うずうずしたらちょっと作ってみる。
で、感動薄くていまいちだったら、んー、もう少し、とあれこれひねくって、
行き詰ったら、当分放っておいての習作の在庫、ときどき引っ張り出して、
遠慮がちに披露して、また、ひたすら古歌を暗誦、とまあこんな具合です。
歌でもないのについ長くなってすいません。

429 :くわん:2007/04/04(水) 23:09:48
あ、そうそう、でも歌は「芸事」なんかではありません。
子供がことばを覚えるのと同じプロセスだと思います。

430 :遷化子:2007/04/05(木) 08:13:44
くわん様。429の後半に、絶妙な言辞が有りました。『言葉を覚えるのと同じプロセス』。
その先に《風姿花伝》があるんよ。有芸快食のね。流伝継家の独立の気風をモノすること。
例えば、古歌書読みもピアノのレッスン教材と同じで。真似て真似ての耳合わせでしょ??
無論、指合わせ込みのですけど。この指と耳と最後に眼が一致すると、感動的な藝術風に成就する。
方法論は、どれも同通するかなと思います。感動/元気此れも同じじゃないかな?かしこ。

431 :遷化子:2007/04/05(木) 09:21:40
せったん様。くわん様。御二人が、万葉集や勅撰和歌集等の原・古歌集に主軸を
置かれている事はとても貴重な有り方だと思っています。現近代の所謂『自己歌集』
を苦々しく凝視している感が御歌にも御文辞にも染み込んでいますものね。429の
くわん様の御指摘が、成る程ね、原・古典の回帰派なんよねって再確認できましたし。
さてさて。・・・前段です。
 わたくしのなきことばほどうるわしきはなさきわたるあららぎのかぜ

432 :遷化子:2007/04/05(木) 12:00:37
こくうじのこのひとみしてせいれきす
          ヒマワリとなりわだつみとなり

433 :遷化子:2007/04/05(木) 12:02:25
もののもつかげのしずけさもゆるとも
        むじょうのさまのいろこかりけり

434 :遷化子:2007/04/05(木) 12:04:25
かえがたきいにしえのひのいちまいの
         みしょうのきみはユリカモメだく

435 :遷化子:2007/04/05(木) 12:40:27
はるはなのあまたのかずにめくるめく
        こころのおくのかおりたつかな

436 :せったん:2007/04/05(木) 16:21:46
君に別れ越しの野末も春なれやしましく雪は降りさふあらむ

437 :せったん:2007/04/05(木) 19:00:01
送りては帰らひ来つるこの夜半の月はしましく雪を押し照る

438 :詠み人知らず:2007/04/05(木) 19:08:12
おくりてもかえってこひと未練月はしなくもゆくほおを押し照る

439 :詠み人知らず:2007/04/06(金) 00:07:40
君 しなやかに包むから まどろみの他 何もいらない

440 :遷化子:2007/04/06(金) 11:22:48
打つ雨の夜来投げ遣る花房の白き崩れし水明りかも
  (うつあめのやらいなげやるはなふさの
             しろきくずれしみずあかりかも)

441 :せったん:2007/04/06(金) 12:27:06
小国なる雪消え残りおぼろ月いつかなこれを梅の香ぞする

442 :遷化子:2007/04/06(金) 15:15:34
真魚の艶びく身成り数荒び網に胴上ぐ生死喝采
 (まさうおのつやびくみなりかずあらび
        あみにどうあぐしょうじかっさい)

443 :遷化子:2007/04/06(金) 15:19:43
花は今一つ二つと大いなる数歓びて万物を飾れり
 (はなはいまひとつふたつとおおいなる
         かずよろこびてみなをかざれり)

444 :せったん:2007/04/06(金) 20:27:07
今町の夕さり椿つらつらに誰を待たなむ雪はしのふる

445 :詠み人知らず:2007/04/06(金) 20:29:35
たまはいまひとつふたつとおおいなるまらよろこびてみなをふさげり

446 :せったん:2007/04/06(金) 20:32:15
塚の辺の夕さり椿つらつらに何を告げなむ鳴き行く鳥も

447 :詠み人知らず:2007/04/07(土) 02:29:41
はじめて書き込みます。
2ちゃんで、こんな良質なスレに出会えることに驚いています。
皆様は、変換できない言葉や古語表記のかななど、どのように入力されているのですか。
特別な辞書機能をお使いなのでしょうか。
私はIMEの辞書ツールにひたすら登録しているのですが。



448 :せったん:2007/04/07(土) 08:43:40
別に困ったことないけどなあ、仮名だでさ。
いにしへの人に我れありや白鳥の越しの田浦に春の火を燃す

449 :詠み人知らず:2007/04/07(土) 09:28:01
満開の
桜の花びら
大回転
たった一発じゃ
夜も眠れず

450 :せったん:2007/04/07(土) 14:22:11
小滝村山のさ庭に日の当り行けばや梅の花にしぞ咲く

451 :詠み人知らず:2007/04/07(土) 14:45:24
【都知事選】浅野史郎氏、志同じならと民団に支援を要請
ttp://news21.2ch.net/test/read.cgi/news4plus/1%3174623990/

東京都の人は、ぜひ読んでみてください。
現在、朝鮮総連や民団その他の反日団体が、総がかりで浅野を応援しています。
浅野が知事になれば、たぶん東京は終了します。

452 :せったん:2007/04/07(土) 20:06:06
塚の辺の夕さり椿つらつらに何を告げなむ鳴き行く鳥も

453 :せったん:2007/04/07(土) 21:17:40
あらいけね二度書きしちゃった、えへ。
梅の咲く早にも行きて暮れなずみ加茂の河原に雪は降りつつ

454 :せったん:2007/04/08(日) 07:40:56
雨降れば草の伸び行く春野なれ我れも六十に年老ひにけり

455 :せったん:2007/04/08(日) 10:21:32
塩入の夕は仰ぐやまさくら帰るあしたを散りしくあらむ

456 :詠み人知らず:2007/04/08(日) 12:50:36

新入生 迎える嬉しさ 万感の
 思いで見つめむ 創立者かな

あまりにも 未来の世界は大なりと
 新入生の 姿尊き

これの評価おながい。

457 :せったん:2007/04/08(日) 14:14:43
花でも鳥でも入れると、詩になるところ、どうも日本語はそんなふーにできているような。

458 :せったん:2007/04/08(日) 14:18:36
そうしてこれはだれが歌っているのかな、創立者なら創立者を入れない、第三者なら、もとそんなものありえない。あっはっはいや失礼、

459 :詠み人知らず:2007/04/08(日) 14:49:40
テーマ「春」で一首

460 :詠み人知らず:2007/04/08(日) 15:01:55
新いりを 迎えるわが社 万金の
 おもいでつかむ 創業者かな

会社でも金でも入れると、形になるところ、どうも日本語はそんなふーにできているような。


461 :詠み人知らず:2007/04/08(日) 15:17:55


ツマンネ

462 :詠み人知らず:2007/04/08(日) 17:08:25
>>457
>>458

実はこれは 創価大学創立者 新入生に和歌 だそうですw

463 :詠み人知らず:2007/04/08(日) 18:01:55
461は李家だ代作のものかな

464 :詠み人知らず:2007/04/08(日) 18:04:23
>>461

おまえ
 ツマンネ
    きえな


465 :せったん:2007/04/08(日) 20:04:39
夕されば雪は降れるにこの鳥やうれたく鳴きて蒲原に過ぐ

466 :せったん:2007/04/08(日) 20:06:41
いついつか雪は降れるにこの鳥や恋痛み鳴きて大橋越ゆる

467 :せったん:2007/04/09(月) 07:44:47
花魁の賑はふ春は過ぎぬれど散りしく郷に会ひにけるかな

468 :せったん:2007/04/09(月) 11:27:56
花魁の春たけなはに行き通ひ六十路過ぎたるしが大河津

469 :遷化子:2007/04/09(月) 12:06:53
たわたわと同じ雲がひとつずつ浮かんでいれば春の空かも
 (たわたわとおんなじくもがひとつずつ
          うかんでいればはるのそらかも)

470 :遷化子:2007/04/09(月) 12:10:13
蕾解く春かな柔き風の肌誰彼と無く生きて微笑む
 (つぼみとくはるかなやわきかぜのはだ
         だれかれとなくいきてほほえむ)

471 :遷化子:2007/04/09(月) 12:19:39
人などは薄き白磁の器にて神韻触れば砕け散るらん
 (ひとなどはうすきはくじのうつわにて
          しんいんふればくだけちるらん)

472 :遷化子:2007/04/09(月) 12:38:23
春の鐘絵巻を解きし物思い天地歓喜歓喜天地
 (はるのかねえまきをときしものおもい
         あめつちかんきかんきあめつち)

473 :遷化子:2007/04/09(月) 12:51:30
野を踏めば必ず其れの数毎に草の花草の花哀れ踏み行く
 (のをふめばかならずそれのかずごとに
          くさのはなくさのはなあわれふみゆく)

474 :遷化子:2007/04/09(月) 15:25:44
447様。驚いて呉れて有り難うです。貴方も、御歌で驚かして下さいませ。
かしこ。草々。敬白。くすくす。かしこ。

475 :詠み人知らず:2007/04/09(月) 17:32:23
ストレスを だれにぶつけん いつまでもorz

476 :せったん:2007/04/09(月) 18:08:30
しましくに吹きしのへれば大河津荒き波もは満つ満つ花の

477 :せったん:2007/04/09(月) 20:10:44
大河津花はしましく咲きけむが年はもいかに吹く風寒し

478 :遷化子:2007/04/10(火) 08:12:31
片面を鏡に映し笑なませゆ闇結う其の夜微細画の雪
 (かたおもをかがみにうつしえなませゆ
          やみゆうそのよみさいがのゆき)

479 :遷化子:2007/04/10(火) 08:18:41
取り留めの無き言葉ほど雫とて桜逢瀬の中に息付く
 (とりとめのなきことばほどしずくとて
          さくらおうせのなかにいきづく)

480 :せったん:2007/04/10(火) 08:23:21
散りしける花を尋ねに行く河の寄せあふ波の行きて帰らずは

481 :遷化子:2007/04/10(火) 08:49:47
花影の波を往き問う逢瀬して寄り集めるは朧ろ上雲
 (はなかげのなみをゆきとうおうせして
          よりあつめるはおぼろかみくも)
即興。せったん様に返歌です。

482 :遷化子:2007/04/10(火) 09:43:47
散る花と落ちる花との異なりに微笑む素顔幼なかりけり
 (ちるはなとおちるはなとのことなりに
          ほほえむすがおおさなかりけり)

483 :遷化子:2007/04/10(火) 09:50:34
紅の花弁拾ふ少女へと笑ひ懸ければ輝きにけり
 (くれないのはなびらひろふしょうじょへと
          わらひかければかがやきにけり)

484 :せったん:2007/04/10(火) 11:22:37
万ず代の過ぎ行くものは河にしや両手の辺にも寄せあふ花ぞ

485 :遷化子:2007/04/10(火) 12:54:42
《死者の書-西蔵密教から》
蒼穹の高地の民の識として《死者の書》なるが救済者の指
 (そうきゅうのこうちのたみのしきとしてししゃのしょなるがくざいしゃのゆび)
死とは唯心の中の幻影と書かれて有れど死者は呆然
 (しとはただこころのなかのげんえいとかかれてあれどししゃはぼうぜん)
中有の微細が死者の核としも(まはや)浮雲の素粒子の如く
 (ちゅうゆうのみさいがししゃのかくとしももはやふうんのそりゅうしのごとく)
寂静の尊は光に語るらく『心滅びよ心帰去せよ』
 (じゃくじょうのそんはひかりにかたるらくこころほろびよこころききょせよ)
憤怒尊の禍禍しきが方便か『悪しきを恥じよオン・キリク・バサラン』
 (ふんぬそんのまがまがしきがほうべんかあしきをはじよおん・きりく・ばさらん)
無明無知なれば一歩も踏み出せず【輪廻の虜】の再びに落つ
 (むみょうむちなればいっぽもふみだせずりんねのとりこのふたたびにおつ)
動流の激しきものを又落ちる落ちる業魔を【母】と覚えてや??
 (どうりゅうのはげしきものをまたおちるおちるごうまをははとおぼえてや)
女の胎に宿りて刹那眠るるを【生】とは識らず唯逃れ果つ
 (めのたいにやどりてせつなねむるるをせいとはしらずただのがれはつ)
生を産み死をも産み遂ぐ【女性】とは恰も『黒き壷』の無限数
 (せいをうみしをもうみとぐにょしょうとはあたかもくろきつぼのむげんすう)
《死者の書》の根元を唯一言に語れば是は【中有=中間存在】なるかも
 (ししゃのしょのこんげんをただひとことにかたればこれは【バルド】なるかも)
+++幻影も死者も孤独も万物も唯ゞ皆≦中途半端≧だってさ。+++ふ〜んです。かしこ。

486 :遷化子:2007/04/10(火) 12:56:12
あ〜あ。連十首書かんかったよ。シンド〜イイ。

487 :せったん:2007/04/10(火) 20:26:21
咲き初むる花にしあらむ阿賀野川しのひ行くさに霧らひ篭めつつ

488 :せったん:2007/04/10(火) 20:31:58
阿賀野川入りあへ行かむみちのくの忘れはててはしのやまざくら

489 :詠み人知らず:2007/04/10(火) 20:41:44
ばかあせははげしきものとまたおちるくせのごうまんあほとしらずや


490 :せったん:2007/04/11(水) 08:22:40
越し人のこれや河波いよるさへいにしへ春を忘れ菜の花

491 :詠み人知らず:2007/04/11(水) 12:57:00
背中追いきばってみましょか兎飛び

492 :せったん:2007/04/11(水) 13:13:18
大面村鮒釣りすらむわくらばが四方の春辺を忘れ菜の花

493 :せったん:2007/04/11(水) 20:32:08
阿賀野川入りあへつつに咲く花の春を迎えむいくつ村字

494 :せったん:2007/04/12(木) 08:22:20
五十嵐のしげみうぐひす鳴きとよみ昨日も今日も日な曇りする

495 :せったん:2007/04/12(木) 11:55:30
我が奥のたよりを聞かめ春さらば神さびつつに鴛やたぐへる

496 :遷化子:2007/04/12(木) 14:13:49
水脈条を振り向く鳥の一つ無く麗の鏡が前衛風に
  (みおすじをふりむくとりのひとつなく
          れいのかがみがアバンギャルドに)

497 :詠み人知らず:2007/04/12(木) 14:47:55
↑学者かなー?こんな短歌が
 かけるのはー?

498 :遷化子:2007/04/12(木) 15:22:06
仮定として、原稿用紙二十枚〜三十枚を毎日書いていると。
この程度の短詩歌は、妄想の中に惹起する仕草子細となりにけるかも。かしこ。

499 :詠み人知らず :2007/04/12(木) 15:30:41
素人お断りではありませんよね?



500 :詠み人知らず:2007/04/12(木) 17:20:24
トイレの便紙ともいいます

501 :詠み人知らず:2007/04/12(木) 17:24:03
柏餅食む善き日の夕べかな

502 :詠み人知らず :2007/04/12(木) 18:22:33
>>500そうですかwでは自分も・・・

手を伸ばし
踏み千切られた
楊子素に
思いを馳せた
革命の後

503 :せったん:2007/04/12(木) 20:41:20
降る雪のたよりを聞かめ神さびて花に寄せなむ鴛やたぐへる

504 :せったん:2007/04/12(木) 20:55:25
見てごらん呼吸をしているか、ビニールの影か〜

505 :せったん:2007/04/13(金) 06:57:27
越し人のこれや河波清やけくに春の小須戸を通ひ過ぎにき

506 :詠み人知らず:2007/04/13(金) 19:07:29
夜風に溜め息かけて窓しめる
硝子に映る我が顔を睨む

507 :くわん:2007/04/14(土) 00:25:55
仕事の昼休みに皇居東御苑の雑木林で
ひねもすに水瀬かげろふせせらぎを立たまく惜しき山つつじかも

508 :くわん:2007/04/14(土) 00:54:34
池の端のかへでの青みわたれるを見て
うらわかきいろはもみぢのみどりをぞむべかへるてと言ふべかりける

509 :遷化子:2007/04/14(土) 08:14:21
遠波の音無く砕け散る白をひねもす厭かず独りかも寝む
  (とおなみのおとなくくだけちるはくをひねもすあかずひとりかもねむ)
広窓の外を閉じたる無音感猶眼を閉じて我を忘れむ
  (ひろまどのそとをとじたるむおんかんなおめをとじてわれをわすれむ)



510 :遷化子:2007/04/14(土) 10:07:29
《忘我》連十首
大観の無心童子の眼差しの果て悉く忘我なりけり
  (たいかんのむしんどうじのまなざしのはてことごとくぼうがなりけり)
存在を観自在する者あれば天津乙女も五蘊なるらし
  (そんざいをかんじざいするものあればあまつおとめもごうんなるらし)
照らし見る皆(な)空の中無の月の満つるが冴えし忘我境かも
  (てらしみるみなそらのなかむのつきのみつるがさえしぼうがきょうかも)
弥栄の終いの忘我を『死』と呼べば哀れ此の世を過ごしてよとや?
  (いやさかのついのぼうがをしとよべばあわれこのよをすがしてよとや)
孤独をば宇宙浮塵の味と識る//観自在せよ//忘我正機ぞ
  (こどくをばうちゅうふじんのあじとしるかんじざいせよぼうがしょうきぞ)
世界とは鏡の中に区切られて在るを抱きて『其れで御仕舞い』
  (せかいとはかがみのなかにくぎられてあるをいだきてそれでおしまい)
虚の影の他心とは抱きえず純白豆腐の角に接吻**くすくす
  (きょのかげのほかこころとはいだきえずじゅんぱくとうふのかどにくちづけ)
中原の中也の詩為を纏めれば『無限の前に腕を振る』とぞ
  (なかはらのちゅうやのしいをまとめればむげんのまえにうでをふるとぞ)
宇宙をば虚と読むか実と読むかにて沙羅双樹の花色を決定たり
  (うちゅうをばきょとよむかじつとよむかにてさらそうじゅのはないろをきめたり)
たかが人の微塵の幸を問ふことよ忘我の成就れば暴河を識れり
  (たかがひとのみじんのさちをとふことよぼうがのなればボウガをしれり)

511 :遷化子:2007/04/14(土) 11:29:23
青海の渺の果てへと飛ぶ鴎のさ迷い追えば遁走曲揺れるか
  (あおうみのびょうのはてへととぶとりのさまよいおえばフ−ガゆれるか)
何時からか何時かの如く虚しさよ何時とも何時も何時か何時とも
  (いつからかいつかのごとくむなしさよいつともいつもいつかいつとも)
舟虫を奇妙に嫌ふ子の在りてせがまれ負えば内灘重し
  (ふなむしをきみょうにきらふこのありてせがまれおえばうちなだおもし)

512 :遷化子:2007/04/14(土) 15:17:15
野の花は精一杯に咲きまして精一杯に咲き終わります
草草の緑の色は悲しまず踏まれて在れば土色静か
言葉無き淡き芽吹きの丘山は百年祭の最中なるかも
四季折の霞棚引く春日会の透かし絵模様編んで居る女性(ひと)
淺川の水の温もり日の高み擽り長けて鯉の跳ね増す

513 :遷化子:2007/04/15(日) 11:38:22
《デキシーワルツ或いは子猫のワルツ》連二十首
物書きの最初の最初に思ったのああ執筆は【深海素潜り(ディ−プアクア)】だって
深呼吸はい!イイですか。飛び込んで!!ほら!グズグズしないの子猫!!(ケリ落とされてた)
(ともかくも)水に入ると大変で潜るなんて私出来っこないのに・・・さ
(それでもです)泳ぐ綺麗なお魚の数が大好きやっと素潜り
翼猫の先生?の方付き添いではい!潜る。息!!はい!深く潜る!!
宝石のお魚がひとつひとつずつ手に掬えると私に融けて来るの
お日様とお月様とが過ぎましたずっと大海で遊び呆けてた
先生?がじゃあ子猫イイ?潜ったらもう浮かばずに【夢】を見なさい
(息は?じゃあ?)そんなものはド−デモイイから!!アナタの中がなんとかするわよ
相当に怖い天使の方だから多分しないとエライ目に遭うんだわ
リルケの詩の『すべての天使は恐ろしい』に全く相応しい翼人でした
体中の宝石達が懸命に導くけれど【デキシーワルツ】
苦しさにもがけば深く沈められああっ!と忘れじ身が弾けてた
水清く夢甘くして伝播率高き異界の片耳を得し
その識の不思議在り処は《SeSi》と謂い夢違わずば来世なりとの
竜宮の乙姫に逢い絵巻物覚える限りに語り部学校
口苦き青空に帰る私を翼の女人はまあまあよね、アナタ
右の胸に青き林檎の束の間を味わいてあれ【滅びざる海】を
左の瞳には幻があり幻が響く限りの人生よ良きに
素潜りの現世の海は不可(=死ぬ)だけど秘世の海へと夢を戴く
+++(オマケ)私が別の私に成れる時必ず他の私に会えるの・・・かな。完。

514 :遷化子:2007/04/15(日) 11:42:01
暫く、休眠します。御迷惑様。かしこ。

515 :くわん:2007/04/15(日) 19:40:00
弥生の晦方、荒川の田居をさまよひ歩きけるに
春はなほ野辺にありけり思はなくにここら響める鶯の声

516 :せったん:2007/04/15(日) 20:24:26
三条も花の散らふは水の辺のしましくありて行き過ぎにけれ

517 :くわん:2007/04/15(日) 21:12:45
山つつじかうぞあけびも山吹も心ふるはるうぐひすの声

518 :せったん:2007/04/16(月) 08:06:17
栃尾なる人も知るとふやまざくらまふらまふらにまだきも散らな

519 :せったん:2007/04/16(月) 20:25:02
生ひ伸びるくさぐさにして食げましやわが山門は春をたけなは

520 :詠み人知らず:2007/04/17(火) 06:54:31
蓑ならで 終わりも無きか 伊勢の海 行くも返すも するが無き世を

521 :せったん:2007/04/17(火) 07:55:06
小千谷なる月は雲井もわたらへど散りしく花を越しの河波

522 :せったん:2007/04/17(火) 12:17:49
いにしへのたれをし問はむ椿花ふりふる如く鳴き行く鳥も

523 :せったん:2007/04/17(火) 16:56:57
520ってこれいつの世の歌だ、今の人には思いも及ばぬ。でもちょっとようもわからん。

524 :せったん:2007/04/17(火) 19:48:06
野積にはうねり寄せあふ河波の佐渡は見えずも立ちつくしけむ

525 :くわん:2007/04/17(火) 21:58:46
山つつじのうつくしう咲けるを見て
山つつじ思ひ山路の隈ごとにしをり結ひしかまたも見めやも

526 :せったん:2007/04/18(水) 08:11:53
いやひこやうねり寄せたる河波の花をなふして立ちつくしけむ

527 :せったん:2007/04/18(水) 10:46:44
しくしくに春の雨降る信濃河柳生の岸によそひて行かな

528 :せったん:2007/04/18(水) 13:03:06
佐渡よりはうねり寄せたる波にしや花をなふして立ち尽くしけむ

529 :せったん:2007/04/18(水) 19:17:25
いやひこの春をしこれの田ノ浦のさすらむ網に魚はかからず

530 :狼誕:2007/04/19(木) 12:33:42
天の岩戸隠れの遷化子へ
    水既に清めて阿字の瀑布かな  遷化子
        /手鞠てんてん天地の覚え  狼誕

531 :せったん:2007/04/19(木) 20:26:28
大面村田に水引けばともしびの天地とほり鳴くなる蛙

532 :せったん:2007/04/20(金) 08:20:17
いやひこの蒲原田井をともしびの今夕清やけく鳴くなる蛙

533 :せったん:2007/04/20(金) 10:29:41
いやひこの角田荒磯のしぶき濡れ妻とし我れは春をわたらふ

534 :狼誕:2007/04/20(金) 12:38:08
      梔子や女人と謂ふは香袋  遷化子
        /千度笑わば千度息吹けり  狼誕



535 :狼誕:2007/04/20(金) 15:51:47
     ツバメ来る暖か街にまた御出で 遷化子
            /麦藁帽子新品のまま 狼誕


536 :狼誕:2007/04/20(金) 17:13:20
    淡雲の気だるき昼よ蜜の口唇(くち)  遷化子
           /柔らかき薔薇抱き果てたり  狼誕

537 :くわん:2007/04/20(金) 21:22:24
月読みの宵も霧らへり暫しくも木の下暗にしのひてをらむ

538 :せったん:2007/04/21(土) 21:13:02
おかま歌(10)

「どうする熱海行くか、一万円出せあと援助交際。」
 たら行こうという。
 東海道線、わしは裕次郎と同じ湘南ボーイだ。大磯で生まれ藤沢育ち。
 江の島で泳ぎを覚えたのに、戦争で疎開。 大船に観音さんが立っていた、なに座ってるんだって。

ふたたびも過ぎし思ひを大船の観音さまは座しておはすか

539 :狼誕:2007/04/22(日) 08:15:52
    蜂蜜のスプ−ンを君のポケットに  遷化子
          /お家に帰るまで磨きなさい  狼誕

540 :狼誕:2007/04/22(日) 08:48:13
    遠光るアララギ雲の見事哉  遷化子
         /気流の真筆神品の画布  狼誕


541 :狼誕:2007/04/22(日) 10:07:15
    良き事を詳らかにせよと求むあり  遷化子
          /風の穂先に墨入れ給え  狼誕


542 :狼誕:2007/04/22(日) 10:37:11
    指先にチョコが付いてる日曜日  遷化子
          /昨日の君の笑顔甘露(アミリタ)  狼誕


543 :詠み人知らず:2007/04/22(日) 14:35:19
★古文版ウィキペディアの成立のために同志の協力を仰ぐ★

古文版ウィキペディア(テスト版)
http://incubator.wikimedia.org/wiki/Test-wp/jpn-classical

古文版ウィキペディアのメタウィキ内の提案ページ
http://meta.wikimedia.org/wiki/Requests_for_new_languages/Wikipedia_Classical_Japanese_2

ヰキペヂアの文語体版を始めませう
http://academy6.2ch.net/test/read.cgi/kobun/1162102337/

いまメタウィキで古文版ウィキペディアを作ろうという提案がなされています。
成立には多くの人の賛成意見が必要なので、
同志の方はご協力ください。
東アジアの言語の主なものに日本語、中国語、朝鮮語がありますが、
中国語の場合、中国語ウィキペディアの他に、漢文版、呉方言版、広東語版などがあります。
朝鮮語の場合も、朝鮮語版の他に韓国語漢字版というのが提案されています。
しかし、長い歴史を持つわが日本語には日本語版しかありません。

他の言葉に負けてはいられません。いまこそ古文版を成立させて、
日本語は古典を有する偉大な言語だということを世界に知らしめなければなりませぬ。

日本を愛するなら、この企画にご協力ください。

★協力の仕方★
1、「古文版ウィキペディアのメタウィキ内の提案ページ」(上のリンク)に行く。
2、画面の右上の「Log in / create account」という所をクリックし、メタウィキのアカウントを取得する。
3、ログインし、古文版のArguments in favourという項目に'''Support'''と書き込み、
後ろに理由を書き込む(英語でも日本語でも良い)。
末尾に必ず--~~~~と書いて署名する。
4、記事を書きたい人はテストウィキを編集する。

544 :せったん:2007/04/22(日) 20:00:26
鶯のなほも馴れずや鳴きとよみ今日の日長を君やありとて

545 :せったん:2007/04/23(月) 08:22:33
おしどりのその襲はれしかたかたはいずこへ行きしはだれ消え行く

546 :狼誕:2007/04/23(月) 13:09:58
    竹叢のその鶯は天の笛  遷化子
        /笛(てき)一節に兆夜終えり  狼誕 

547 :せったん:2007/04/23(月) 17:35:25
三貫野花をまふらに散りしけば田辺のわたりも常にはあらず

548 :くわん:2007/04/23(月) 21:27:23
ひとむらの霞なるらむ都ゆゑ霧らひて過ぐる春もおほほし

549 :詠み人知らず:2007/04/23(月) 21:35:10
            ヘ-+------+--+-----+ヽ_
          /:::|:::::::|:::::::::::::/::::::/::::::::::::::/:::::::/`\_
       / ̄\::::::|:::::/:::......-―――--..........__/:::::::::::::::\
   ┌ー ̄::::::::::::ヽ::|:::..-^ ̄            ^ ヽ、:::::::::\
   ヽ::::::::::::::::::::::::::::/                  \::::::::ヽ
    ヽ:::::::::::::::::::::::/             ::::       \:::::ヽ
    ヽ::::::::::::::::::/              ::::::::        \::::|_
     ):::::::::::::::|              ::::*:::::        ヽ:|::::ヽ
     /::::::::::::::::|              ::;;;;:          l::::::::ヽ
    /::::::::::::::::::|             ノ::ii:ヽ::          l::::::::::|
    |::::::::::::::::::::|            /::::;リ:::l::::         |::::::::::::|
    |:::::::::::::::::::::l           ...l::::;リ:::/::         /:::::::::::::|
    .|::::::::::::::::::::::l          . /:ア/:::        /:::::::::::::::i
    l:::::::::::::::::::::::::l          ./::`^:::::        /:::::::::::::::::/
    ヽ::::::::::::::::::::::::l         /::::::::::        /:::::::::::::::::::/
     /:::::::::::::::::::::::l        /:::::::::::::      /::::::::::::::::::::::/


550 :狼誕:2007/04/24(火) 08:08:08
    雪枕何処(いずこ)の人も死に給ふ  遷化子
          /清き横臥の刹(せつ)や降り積む  狼誕


551 :せったん:2007/04/24(火) 08:10:19
田の末の日は忙しくに過ぎぬれど咲き満つあらむ大山桜

552 :狼誕:2007/04/24(火) 09:05:48
    葉の円き形の雪の落ちにけり  遷化子
         /地上に在りて地図を広げる  狼誕

553 :狼誕:2007/04/24(火) 09:12:22
    葉の面の葉の円き毎(ごと)雪富めり  遷化子
         /天に枝垂れるその花ぞ良きに  狼誕

554 :狼誕:2007/04/24(火) 12:47:00
    酒の中に愛しき者の声ありき  遷化子
         /口もて耳を慰めるなり  狼誕

555 :せったん:2007/04/24(火) 13:30:18
妻として草摘み行かな野積なるその松がへに風は吹けども

556 :詠み人知らず:2007/04/24(火) 13:45:21
犬のアート(俳句、短歌も)コンクール
http://news.ameba.jp/2007/04/4290.php

557 :せったん:2007/04/24(火) 20:43:11
休耕の六郎田んぼは鋤き起こし烏に追はれこはなんの鳥

558 :せったん:2007/04/25(水) 08:06:24
モーツアルト越しの小国と聞こえてはしくしく今日を芽吹きあへたる

559 :詠み人知らず:2007/04/25(水) 09:11:50
[要旨]
"俳句界のプリンス"長谷川氏が手取り足取り稽古を付けてくれる「読む句会」。これから俳句をはじめる人はもちろん、これまで日本語を使ってきた人も、俳句存分になされたし。

560 :狼誕:2007/04/25(水) 12:27:45
    奥脈の君のモナドと猛し夜  遷化子
        /白き陶器を抱き砕かんと  狼誕   

561 :狼誕:2007/04/25(水) 12:32:13
    綾取りも愛情表現だと思う  遷化子
       /エッフェル塔の荘厳結び  狼誕 

562 :狼誕:2007/04/26(木) 13:42:01
    思い出はメロンソ−ダの澄まし顔  遷化子
          /写真一枚娘の母に似る  狼誕

563 :狼誕:2007/04/26(木) 14:10:51
    人生や切り結ぶのみ春の風  狼誕
        /蝶の数だけ蛹は裂ける  遷化子

564 :狼誕:2007/04/26(木) 14:13:39
    人生や巌を染めん夏の風  狼誕
       /陽よ高昏き炎熱を射よ  遷化子

565 :狼誕:2007/04/26(木) 14:17:59
    人生や落花微笑す秋の風  狼誕
        /拈華不滅師体露金風  遷化子

566 :狼誕:2007/04/26(木) 14:20:41
    人生や森羅と謳え冬の風  狼誕
       /天狼(シリウス)の瞳を口に含みて  遷化子

567 :せったん:2007/04/27(金) 20:51:50
モーツアルト越しの小国と聞こえては花をなふして暮れあひ行かな

568 :詠み人知らず:2007/04/27(金) 21:29:27
そんなのはマトモに読むのは、肛門に
 顔近づけ 深呼吸する ようなもんだよ。
必ず屁を 吸ってしまいます 口に含ませ


569 :せったん:2007/04/28(土) 08:03:43
ずくなしの花をくたちに降る雨の蒲原田井は冷えわびわたる

570 :せったん:2007/04/29(日) 08:42:10
ずくなしの花をくたちに降る雨の昨日も今日も冷えわびわたる

571 :詠み人知らず:2007/04/29(日) 17:55:21
雨上り自転車の背に乗る君を
重いハンドル両手に握る

572 :せったん:2007/04/29(日) 20:38:22
ずくなしのくたち止まずは出の浦の六郎田井は植え終えずけむ

573 :狼誕:2007/04/30(月) 10:53:27
    我が恋は忘れの庭の菫草  遷化子
       /羽根持つ者の接吻(くちづけ)を待つ  狼誕

574 :せったん:2007/04/30(月) 13:31:43
いついつか我れも越し人ずくなしの花咲くころを思ひがてする

575 :狼誕:2007/04/30(月) 13:57:31
せったん師。574。なかなか迫るモノがあって感興滋味な一首。
因みに、ずくなしの花とは何の花なのか?御教え戴ければ幸いです。

576 :せったん:2007/04/30(月) 18:18:13
ずくなしは和名たにうつぎ、卯の花の遠縁にあたる、淡いピンクの花です、この花の咲くころ田植え冷えといって急に冷え込んで、辛い田植え、小作の象徴のような、産後の肥立ちの悪い嫁が、田んぼに入ってぶったおれ、嫁代りあるでそんなん里へ返せとか〜

577 :せったん:2007/05/01(火) 11:59:04
この道のはだれ見えけむあはヶ岳こぶしの花も咲き満つらむか

578 :せったん:2007/05/01(火) 21:19:48
ま葛生ふる山のまにして春蝉の長鳴きつつに日はも過ぎぬれ

579 :せったん:2007/05/02(水) 07:59:15
いついつか耳鳴りすらむ春蝉の茂みみやまを冷えわびもすれ

580 :くわん:2007/05/02(水) 22:02:58
山つつじはだらに落ちて行く春の野辺吹く風は夢かとぞ思ふ

581 :遷化子:2007/05/03(木) 08:14:39
せったん様。576。代わりまして、御礼申し上げます。
《ずくなしの花》の四首。とても纏まってて、情感も盛り上がってて素敵でした。
他人様は、物識りにて御座候。かしこ。

582 :遷化子:2007/05/03(木) 10:27:47
    丘月は見えざる嶺野皓ゞす  遷化子
        /黄色朧ろ気生れ初むる春  狼誕

583 :遷化子:2007/05/03(木) 14:27:35
    柏葉の香りに暫しセピアする  遷化子
          /純和風的喪失想起  狼誕

584 :遷化子:2007/05/03(木) 16:48:18
    岡坂のあのてっぺんの窓明り  遷化子
        /木の間の月の上る聖域  狼誕

585 :せったん:2007/05/03(木) 21:27:21
しくしくに芽吹かひ行けば蒲原の烏鳴くだにおぼろなりけれ

586 :遷化子:2007/05/04(金) 08:05:31
    床の間の童の武者の微笑まし  遷化子
       /三女を産みし母なれど猶  狼誕

587 :せったん:2007/05/04(金) 11:45:10
581さんどーもよろしく、わしには細かいことわからんのでな。はい。

588 :せったん:2007/05/04(金) 11:46:35
こしみちに雪は降れども心字池代々に伝えむその花と月

589 :遷化子:2007/05/04(金) 12:51:01
    赤芥子の花挿みて手紙着く  遷化子
       /私は今日も此所で咲いてる  狼誕

590 :遷化子:2007/05/04(金) 13:20:54
    皐月をば《神立つ昼》と異名する  遷化子
        /瞻仰(せんごう)《観》の卦辞に等しく  狼誕 

591 :遷化子:2007/05/04(金) 13:30:45
    初めての君あることの皐月空  遷化子
        /気流はすべて歓喜息吹よ  狼誕  

592 :遷化子:2007/05/04(金) 14:21:23
    北国は三春の花の咲き揃ふ  遷化子
        /在所の銘は《花の巻》哉  狼誕

593 :遷化子:2007/05/04(金) 15:13:54
    皐(さつ)の辞は《大鳥の沢気宇立つ》と  遷化子
         /詠みて嘆きの如く擱筆(かくひつ)  狼誕

594 :遷化子:2007/05/04(金) 15:32:30
    さ緑の春の潮よ仲直り  遷化子
       /独り相撲の睨めっ子哉  狼誕

595 :詠み人知らず:2007/05/04(金) 17:30:02
優雅なる 春の桜のその後に 淡き緑の 麗しきかな

最近新緑がきれいなので、なんとなく作ってみました

596 :詠み人知らず:2007/05/05(土) 04:50:07

矯激な 支那帝国の 為政者は 苛斂誅求 是非に及ばず

(詠み人 耶律鉄木真)


597 :遷化子:2007/05/05(土) 10:21:28
595様。ポ〜〜ンと素直な歌ですね。新緑が中心だったら・・・。
  新緑の梢麗し思い出の桜の優し徒然(つれずれ)の春
こんな風にも為りますかしらね?かしこ。

598 :詠み人知らず:2007/05/05(土) 13:23:34
帰宅路虫と戯る雀の子飛んで突いて忙しいかな

599 :詠み人知らず:2007/05/05(土) 17:03:05
塗り置きの壁の湿りに若葉風
  愛犬シロに日のまだらなる


600 :詠み人知らず:2007/05/05(土) 18:22:59
霧を吹くかたきホースの針の穴
    両手に余る虹の生まれり

601 :せったん:2007/05/06(日) 20:34:41
おかま歌(11)

 由岐ちゃんが用事ができて帰る、明美ちゃんが中二の、まんまる太った娘とやってきた、
「熱海はあたしの庭よ。案内してやる、うっふ評判わりーんだけどさ。」
 といって、でっかいランクル運転。
 海を見晴らす宿。
 わしは何十年ぶりだろう。

熱海には夕廻らへる半世紀大海がてに思ほへる美し

602 :遷化子:2007/05/07(月) 12:30:52
    連山の翳に雲湧く雨上がり  狼誕
       /シャワ−の後の接吻(くちづけ)に似て  遷化子

603 :遷化子:2007/05/07(月) 12:35:41
    湧水の水の分子のさようなら  遷化子
        /こころころころこころここころ  狼誕

604 :遷化子:2007/05/07(月) 12:43:22
    花優し若葉は涼し澄み風の  狼誕
        /見えざる翡翠日々に麗し  遷化子

605 :遷化子:2007/05/08(火) 11:54:11
    透き通る風を纏いて擦れ違う  遷化子
        /君の艶めく陰極(マイナス)イオン  狼誕

606 :遷化子:2007/05/08(火) 12:23:17
    嵐吹く貫き通す海響き  狼誕
       /死も煉獄も糾える炎も  遷化子

607 :せったん:2007/05/08(火) 20:02:46
二十世紀我が物憂きはいついつか雨に流らへかえるで若葉

608 :狼誕:2007/05/09(水) 08:21:00
    物憂きは唯百年の自縛にて  狼誕
        /千年杉の自乗鮮やか  遷化子

609 :狼誕:2007/05/09(水) 08:43:52
    南極も北極も唯約束の  遷化子
        /星の地軸を教え続ける  狼誕 

610 :遷化子:2007/05/09(水) 09:14:31
本歌:西行法師
  此所も又我が住み憂くて浮かれなば松は独りに為らむとすらむ
摂歌:遷化子
  《住みて良き侭の念仏浮かれ良き侭の念仏》法然遺偈(ゆいげ)

611 :詠み人知らず:2007/05/09(水) 11:16:18
紀元杉生るる島影青葉潮
  光る翼の窓際の席

612 :遷化子:2007/05/09(水) 12:13:29
銀の翼黒潮の春浮かぶ屋久  遷化子
  /紀元の杉よ現今も常磐(ときわ)か  狼誕

613 :遷化子:2007/05/09(水) 15:45:05
    乙女娘も老婆も回す糸車  遷化子
       /嘗て聖者の成就せし解放  狼誕

614 :遷化子:2007/05/09(水) 15:58:11
    日本ほど眼鏡ッ子多い国は無し  遷化子
         /夢見勝ち程多重視をする  狼誕

615 :遷化子:2007/05/09(水) 16:03:33
    今書いて居る小説は千年の  遷化子
         /常磐九代の最終章です  狼誕

616 :せったん:2007/05/10(木) 20:45:14
むらきもの憂きやおのれはしくしくの雨に流らへ楓るで若葉

617 :詠み人知らず:2007/05/11(金) 00:40:31
日を受けてヘモグロビンは満ち溢る
   柿の若葉に天の水脈を映す

618 :遷化子:2007/05/11(金) 10:57:44
血の中に太陽の因赫赫と  狼誕
    /ヘモグロビンってば誰のことなの?  遷化子 

619 :せったん:2007/05/11(金) 20:27:53
あれもまた花でありしか深山木の六十を過ぎて初に知れりとは

620 :詠み人知らず:2007/05/11(金) 20:34:12
塊は黒き太陽蜂の旅
 羽根の渦音シャングリアまで

621 :詠み人知らず:2007/05/12(土) 12:16:04
訂正 羽根を翅

塊は黒き太陽蜂の旅
  翅の渦音シャングリアまで

622 :遷化子:2007/05/13(日) 07:52:36
    長生きの日本人が早起きの日本人が特殊語族する

623 :遷化子:2007/05/13(日) 08:12:32
    永遠は葉裏緑の揺れ荒れる風大の日のバイオ・メモリー

624 :遷化子:2007/05/13(日) 08:16:57
    多重的識とも謂えば此の我は唯群雲の現化の【我】か

625 :遷化子:2007/05/13(日) 08:20:03
    大揺らの風に等しき夢となん我を結びて終には解くも

626 :遷化子:2007/05/13(日) 08:25:54
    結晶の核の如きが人間と真さ降る雪に荒び吐くなり

627 :遷化子:2007/05/13(日) 08:48:05
蜂玉の黒き渦状の上り行く初夏の大野はシャングリア祭

628 :遷化子:2007/05/13(日) 11:25:54
    我限る悲しみの海の波幾度  狼誕
         /真砂磨きて玉ひとつ産む  遷化子

629 :遷化子:2007/05/13(日) 12:13:00
    初夏の見えざる翡翠細波忌  遷化子
        /何時何時出遣る精霊飛蝗(バッタ)  狼誕  

630 :詠み人知らず:2007/05/13(日) 13:28:27
一対の肺は夕日に包まるる
   南の島に雪は降りしか

631 :遷化子:2007/05/13(日) 13:56:44
    おっぱいを含んで眠る赤ん坊口と寝息と乳首と私

632 :詠み人知らず:2007/05/14(月) 17:22:43
弔いは残せし墓標南海の
  沖へ打ち抜く太鼓の響き

633 :くわん:2007/05/14(月) 20:44:00
三月の晦方に
いつの間に春や暮れなむ憂き身には月をも花も見ぬ心地して

634 :アンハッピー:2007/05/14(月) 22:42:57
四面楚歌神がくれた誕生日祝い
  迷惑犬の昇天なりし

635 :詠み人知らず:2007/05/15(火) 11:44:41
「個性だ」と 言うがあなたの その格好 みんなと同じに なってませんか?

636 :詠み人知らず:2007/05/15(火) 15:34:39
千の風今度は啄木新井満たまには自分の言葉で詩を書け(字余り)

637 :竹林の尼:2007/05/15(火) 16:44:14
告知受く素足のマリア身の辺の
  白百合に射す銀の蜘蛛糸

レオナルドの受胎告知に加筆してみました。

638 :竹林の尼:2007/05/15(火) 20:49:10
遠眠り恋の発光夜行バス
  中央道の灯は流れゆく

639 :遷化子:2007/05/16(水) 08:07:02
竹林の尼様。637《銀の蜘蛛糸》の結句/638《遠眠り恋の発光》の初句。
とても素敵ですね。署名投歌期待してます。かしこ。

640 :遷化子:2007/05/16(水) 09:23:47
    青葉蔭濃く成りて樹ゞ定まりぬ  狼誕
          /盛夏の方へ繁る脈絡  遷化子

641 :遷化子:2007/05/16(水) 09:49:48
    青年の行方も知らぬ旅心  遷化子
        /海鳴り山河積み雲曠野  狼誕

642 :遷化子:2007/05/16(水) 09:56:42
    光る雲抱かれているよ真昼空  遷化子
        /身を溶かすまで陽炎轍(わだち)  狼誕

643 :遷化子:2007/05/16(水) 10:14:30
    黄金の向日葵の画家狂いたりて  狼誕
        /耳切り落とす自裁の序曲  遷化子

644 :竹林の尼:2007/05/16(水) 11:22:27
逆さまの空を抱えてあめんぼう
   休むとは流れることなのね


645 :遷化子:2007/05/16(水) 13:26:36
面白い視点ですこと。五七五は確定的ですから、七七をもう少しナントカ・・・。
  逆さまの空を抱えてあめんぼう
         お休みしてる軽流れして  とかとか?かしこ。

646 :遷化子:2007/05/16(水) 14:34:26
    初夏の見えざる翡翠細波忌  遷化子
         /勾玉色の母の悲しみ  綾女 
  ※外の連歌集合で七七を貰いました。詠み込み等これで決定します。かしこ。
  ※猶、狼誕*旦那の前七七も筋は正しい。けど、やっぱり浅いんよね。とかとか。 


647 :詠み人知らず:2007/05/16(水) 15:20:11
星と星
繋いでつくる小指座に
小指かざして
ゆびきりげんまん

648 :竹林の尼:2007/05/16(水) 16:13:07
遷化子様ありがとう。これでどうでしょうか?

休むとは流れることねあめんぼう
   空逆さまに抱えしままに

649 :遷化子:2007/05/16(水) 16:37:41
ええええ、物凄く宜しいんじゃないんですか?
音感と説明が御多煮してるのは、改悪です。どうぞ、御自由に。かしこ。


650 :遷化子:2007/05/16(水) 17:00:18
竹林の尼様。
まず、描写があって加味しての情感だと思う。
感動する為の描写でも無くて、描写し切ることが原点なんじゃないのかな?
言葉は、私物化ではないと以前せったん様が断言してたけど。
確かにね。言葉とまともに鏡合わせ合戦始めると、《関わりの怪物》を理解
出来る様になるんよ。纏まんなかった・・・。かしこ。

651 :竹林の尼:2007/05/16(水) 18:17:10
遷化子様ありがとう。
俳句に77をつければ単純に短歌にはならないみたいですね。
少し勉強してみます。


652 :くわん:2007/05/16(水) 23:01:50
今様の「短歌」とかいうのは、
たいてい俳句に七七をつけただけのようなものではないでしょうか。
例えば、
講釈師見てきたような嘘をつき写生詮無き春の夕暮
という具合。
ああ、でも、これは俳句ではなく川柳、短歌ではなく狂歌ですか(笑)。


653 :竹林の尼:2007/05/17(木) 00:42:52
くわん様こんにちは、
くわん様にお願いがあるのですが、

墨付けの糸をぴしりと新松子

という句を以前作ったんですが感想を聞かせていただけますか?


654 :せったん:2007/05/17(木) 21:16:44
おかま歌(12)

 貸し切り風呂がある。
「なんで入ってやらないのさ、あたしは娘いっから。」
 とかいって、明美ちゃん焚き付ける、
「おう入るべえよ、老人介護だあ。」
 美代ちゃんと未緒ちゃんが入ってくれた、なんせおかまちゃんに対抗意識、
「触ったら警察呼ぶ。」
 なんのかんのこわいこと云って、八十キロの美緒ちゃん、にっと笑って素敵、美代ちゃん後ろ向きになったら、丸ごと。

今をかも笑みみ怒りみはねかずら南無観世音付けし紐解く

655 :アンハッピー:2007/05/17(木) 21:29:06
彼の犬の吠え盛る声に苦しむ日々
我頭痛外来の患者となりぬ

生きるってつらいです・・・、日本人って羊みたいにおとなしい?


656 :詠み人知らず:2007/05/18(金) 08:24:55
遊びにきてください!私は、ヤフーのID「rinchan1957」です。しりとり川柳をヤフーサイト掲示板、「徳島」の「全般」でしりとり川柳をしています。誰もしりとりしてくれる人もなく、IDを変えて、別人になりすまし、一人しりとり川柳をしています。誰か私を慰めてください。


657 :遷化子:2007/05/18(金) 12:44:47
    小草食む神鹿の目の黒曜よ  遷化子
        /鹿の子乳吸えば深く閉じたり  狼誕

658 :詩門:2007/05/18(金) 23:22:58
はじめまして
にぎにぎと 早苗ひしめく 水田を 優しく撫でる 薫風(かおるかぜ)かな

659 :遷化子:2007/05/19(土) 08:14:36
 よくわかんないけど、署名投歌が増えて来てますので。やっぱり、嬉しいよね。
詩門様。《にぎにぎと早苗ひしめく》率直で真直ぐで若々しいですね。上句の
五七五/連歌の発句が、『歌気の大事』だと思う。歌い出しは、生命線だよね。
この一首は、ソノママデ完結してます。是非よりも、視線が素直だから・・・。
あのね。この情景風景を100通りの変奏曲出来るかな?自分の素直率直を。
自分で客観視して、緻密にしたり拡大化したり物語化したりするの。
言葉は、頭の中に渦巻く本来的な関係論の原質だから・・・。かしこ。

660 :竹林の尼:2007/05/19(土) 10:04:31
遷化子様
無礼なお願いで申し訳ないのですが、
「墨付けの糸をぴしりと新松子」
の句を短歌的に表現するとどのようになるか是非知りたいので
作ってみていただけないでしょうか。季節も秋ですいません。


661 :遷化子:2007/05/19(土) 10:05:10
    千ゞ鳥の渚行き来の小(さ)繰り事  遷化子
         /世の酔漢の御目出度き哉  狼誕

662 :遷化子:2007/05/19(土) 10:13:43
竹林の尼様。
えへへ。《墨付けの糸をぴしりと新松子》これは絶賛ですよね。ハッキリ言って全くもって
決まり過ぎる程の御手並みと眼を見張りました。くわん様は、筆が重いしなあ〜〜ってば。
少々、気懸かりでは有りましたが過礼失礼で・・・。俳句系の達人と拝察致します。
リクエストは、暫し熟考させて下さりませ。かしこ。

663 :竹林の尼:2007/05/19(土) 10:39:43
遷化子様
すごく楽しみです!変幻自在の遷化子ワールドを見せてくださいね。

664 :遷化子:2007/05/19(土) 10:53:28
非常に辛いんですけど・・・。

665 :遷化子:2007/05/19(土) 11:26:26
正直言って、俳句の切れ味は完璧な手法の代表なんですから・・・。
それを踏まえて、和歌にしてねとの要求。負けて勝つしか無いですよね!!!
つまり、勝てる気がしないとの韜晦気味の・・・。拡張解釈のみ。

  墨付けの初に震える指先の鮮や糸筋撥ねて息解く ///遷化子
        


666 :詩門:2007/05/19(土) 11:33:53
寸評どうもです。この時期水田の苗がみずみずしく、気持ち良いですね。
初舞台 こちに震える 早苗かな 魅せる青田と はえかわるまで

水鏡 人の温もり 今は無し 写るは翁の 古き田植え機

667 :竹林の尼:2007/05/19(土) 12:40:09
遷化子様
無礼なお願いを引き受けてくださりありがとうございました。
「撥ねて息解く」これだけで満足です。


668 :遷化子:2007/05/19(土) 13:10:47
流石ですね。良く分かってらっしゃる。無作法でしたけども・・・。
私も他人様の歌や俳句に、何かの閃きと煌きと如何言うのかな《珠玉語》とでも
言うべき別異の表現を求めていて。だから、頑張ってよねをしてたりします。
以前の一首で。
  蕾解く春かな柔き風の肌誰彼と無く生きて微笑む  
これの《生きて微笑む》が凄いよなと感想されて、成る程。結句まで絞りを入れないと
全体が、情け無い事になるんだわ。との、確認をした事があります。
御指摘の通り、《撥ねて息解く》だよね。その前の五七五七が全部結句に
逃げ込んでる。ハッキリ言って難儀だったわよです!!でも、面白いよね。
発句の達人様の七七も、期待してますので・・・。かしこ。


669 :詩門:2007/05/19(土) 18:25:24
難しいお話しで、素人にはついて行けない。でも勉強になります。

ぼっこん(墨痕)と 撥ねて糸筋 松笠模様 ため息混じりの 日曜大工

670 :せったん:2007/05/19(土) 21:17:28
おかま歌(13)

 翌日は一月十七日であった。雪がふって、それも大雪。
 さすが今月今夜の貫一お宮。
 年に一回の観光熱海大イベントはすべて中止。
 明美ちゃんの案内で名所を尋ね、弘法大師が悟りを開いた所とか、二代目お宮の松、七つ七湯、熱海は雪の梅園。
 そりゃけっこうな案内だったんだけど、梅園は満開だしさ、そのあと明美ちゃんが帰れない。
 スノウを履いていない。
 どうにか帰ったってあとで聞いた。

ここもまた大師ゆかりの地にあらむお宮の松は二代目にして
幾人や七つ七湯を廻らひにしのふる雪の梅がへを行く

671 :遷化子:2007/05/20(日) 08:17:20
詩門様。詠歌には、《澱み無く》の調律があります。
書いて読んで詠み上げて見ての纏まり方。文でも章でも無くて、
やっぱり、《詠み歌》なんだな。カラオケ・モ−ドで娯楽しましょうよ。


672 :遷化子:2007/05/20(日) 09:39:11
    一番に好きな蝶々黄揚羽と  遷化子
        /自分の家紋三女は決めし  狼誕

673 :遷化子:2007/05/20(日) 14:51:24
    人間はカルマぼっちに御座候  遷化子
         /カ−マ蓮座の灼熱を識れ  狼誕   

674 :せったん:2007/05/20(日) 18:38:37
おかま歌(完)

紅梅に雪ふりしきり白梅に雪ふりしきり初春やこの初春
津和野にはつらつら椿熱海に咲きのふ梅を去年今年して
吾妹子を梅が初枝と思ほえや降り降る雪にあひ別れなむ

675 :ポテト:2007/05/20(日) 18:49:56
せったんさんの「おかま歌」 終了です。
どうも ありがとうございました。

676 :遷化子:2007/05/21(月) 10:36:11
う〜〜ん。せったん様も根太いよねえ〜。古歌甲羅主義とでも云いますか・・・。

677 :詩門:2007/05/21(月) 19:37:06
ホワイトカラー憧れ上京の僕に
ガタイいいねと自衛隊

678 :詩門:2007/05/21(月) 19:49:27
冬空の 水無き田にて 遊ぶ子ら 休みだとても 休むことなし

679 :詩門:2007/05/21(月) 19:59:20
知らぬとは 頬赤らめて 竜田揚げ 食す竜田の川思いつつ

680 :アンハッピー:2007/05/21(月) 21:49:38
あるときは勝手気ままに嘘も詠む   
   そんなあなたに癒しなど要らず

世の中ってやった者が勝ち? そんな人になりたいです・・・。

681 :遷化子:2007/05/23(水) 09:14:28
    筑波麓の原野公園石碑あり  遷化子
       /《時を忘れて遊べ》一筆  狼誕  

682 :遷化子:2007/05/23(水) 14:47:03
最近、自転車に凝ってる。往復で〜100km。
痩せが、全身的バネ仕込みの快感をしてます。
  
  夏の野にうち倒れ伏し幾度も輪廻双輪(サンサ−ラ・デュエ)愛車こぎ出す

683 :遷化子:2007/05/24(木) 12:12:20
    《啼ゞく程幻と成れ妙の鶯(とり)》  遷化子
          /君が最期の離句懐かしき  狼誕

684 :詠み人知らず:2007/05/26(土) 10:41:31

「啼ゞく」のよみ方教えてください。
それから、「離句」という語彙が使われている例を教えてください。

685 :遷化子:2007/05/27(日) 08:18:58
少〜し、溜め息。《啼ゞく》は、【ななく】です。【なく】の詠嘆調。

  春の鳥な鳴きそ鳴きそ赤々と外の面の草に日の入る夕辺

作者失念。名歌ですね。《離句》。是は、造語。【辞世の句】の意味。
【君が最期の】で、前提してる。又、【離垢・離苦】にも掛けてる。かしこ。
   ※漢和辞典を、愛用すると開眼したりするわよ。かしこかしこ。

686 :遷化子:2007/05/27(日) 11:22:45
    旅風を編みにし夏の薄衣  遷化子
       /レ−スの窓に掛けて忘却  狼誕

687 :遷化子:2007/05/27(日) 11:33:28
    夏の瞳は光の強度遺伝子す  狼誕
        /千億ピコのヒエログラフィム(聖刻文字)  遷化子 

688 :遷化子:2007/05/27(日) 11:43:35
    妹に「甘えては駄目」などと云うけれど  遷化子
           /二十五歳がおねだりをする  狼誕

689 :684:2007/05/27(日) 13:22:48

「な啼きそ」は禁止「な……そ」で、「啼かないで」。
「武蔵野は今日はな焼きそ若草の妻もこもれり我もこもれり」

690 :遷化子:2007/05/27(日) 13:24:53
    人間は第一問の解ならず  狼誕
       /素材と素材手鞠千両  遷化子 

691 :遷化子:2007/05/27(日) 13:27:04
689様。あらら、です。御指摘有り難う御座います。でも、名歌でしょ??

692 :遷化子:2007/05/27(日) 17:05:13
    白夏の始まる日なり鉄風鈴  狼誕
       /水沢駅は清けきか南風(はえ)  遷化子

693 :詠み人知らず:2007/05/27(日) 19:11:18
京女 だけはやめておけ と天が云う

694 :遷化子:2007/05/28(月) 10:36:34
    浮雲は気圧配置の美しさ  遷化子
         /現象自身気侭悠々  狼誕

695 :遷化子:2007/05/28(月) 14:38:07
    夏草の鮮やか花の一番は  遷化子
       /兎にも角にも《立ち葵》とす  狼誕
    向日葵も仏蘭西映画で好きだけど  遷化子
          /彩華の数と立姿優れり  狼誕
    初夏既に野の一叢の群立す  狼誕
        /緋色葵の高鉾や良き  遷化子

696 :遷化子:2007/05/28(月) 16:20:16
    夏の野は燃え吹く孤独錯誤して  遷化子
          /立ちし葵と高雲の下  狼誕

697 :遷化子:2007/05/28(月) 16:45:50
 夏の野は燃え吹く孤独錯誤して  遷化子
          /立ちし葵と積み雲の下  狼誕

  ※七七改め。高雲と積み雲・・・。私は、立ちし*高雲=積み雲と読むけど。
   狼誕*旦那が、手際不手際だ、と宣う(《自分の》でしょ?)。
   まあ、奈何にせよ悉くあれ。《手直し主義》は結構な事です。かしこ。

698 :遷化子:2007/05/31(木) 10:50:28
 近隣の中央公園。油蝉の初鳴き。一匹ぽっちの可哀想・・・。

    個にて鳴く初蝉の声哀れ哉  遷化子
          /眼前森羅揺れる薄命  狼誕

699 :遷化子:2007/05/31(木) 12:44:04
    騒擾の《蝉雲の樂》知る由も  狼誕
        /初音遠近(おちこち)カデンツァの昼  遷化子

700 :遷化子:2007/06/04(月) 12:29:14
空白そのものの無人の白紙が続くのである・・・。
ALL CODA/ALL NOTHING・・・。
  露草に声聞えねど涙哉***遷化子

701 :星月夜:2007/06/06(水) 06:12:08
蝉時雨、聴こえてくるは、少年時代、あの日の想い、今も響き・・・。   

702 :綾女:2007/06/06(水) 09:10:00
悪口雑言冷やそうめん。
   君達のとても素直な常識/情景は甘くも無いし苦くも無い哉

703 :綾女:2007/06/06(水) 09:12:37
  セントラル・パ−クのような夕暮れにDNAが渦巻いている

704 :おまんこ:2007/06/11(月) 04:58:17
様式に囚われたる詩や窓の外わが声も落つ梅雨のあまだれ

705 :詠み人知らず:2007/06/11(月) 11:01:28
読み難き漢字に時間を費やしてじゃがいもとカモメと解りける

706 :パーマネント:2007/06/12(火) 04:54:28
つばめやつばめ夢もてひがな過したる往く空ひろき風もなくなる

707 :明月記:2007/08/27(月) 20:58:41
鈴並みの秋の千草の小さ花いろはにほへとちりぬるをわか

708 :明月記:2007/08/29(水) 15:15:10
荒れ法師恋念仏を擦り鳴きて叶えば黙し叶わずも黙し

709 :詠み人知らず:2007/08/30(木) 03:32:38
みそひともじ スペースないと 読みづらい
横書きなのが さらに厳しい

710 :明月記:2007/08/30(木) 10:02:11
潔き一行の歌一行の銀の薄野不帰の仮名手子

711 :明月記:2007/08/30(木) 16:48:32
秋雨はリルケの薔薇に涙して馨しきまで頬を打ちなむ

712 :明月記:2007/08/30(木) 17:07:03
乱れ髪梳き永らえて敷島の歌にし思え風にし思え

713 :明月記:2007/08/31(金) 11:54:12
竹枕少し冷たく夜半に触れる野は月唱の異類情歌集

714 :明月記:2007/09/03(月) 12:19:26
残照も水影に添ふ色静かマネモネしつつ微笑画の君

715 :明月記:2007/09/04(火) 12:19:55
そういえば大鬼ヤンマ食べていたかの赤蜻蛉こそ哀しかりけれ

716 :明月記:2007/09/04(火) 16:13:45
左岸右岸共に川石は洗われ清く白く条理す

717 :明月記:2007/09/04(火) 16:21:28
大風を含むに厚き雲叢の九月四日の十六時半

718 :明月記:2007/09/06(木) 10:10:36
季節とは境に雲を大風を混ぜ混ぜしてる神の匙(スプーン)

719 :明月記:2007/09/06(木) 10:45:57
濁流の日は白鷺も山中に潜むとすれど首が大邪魔

720 :明月記:2007/09/06(木) 10:48:53
濁流の日は白鷺も山中に潜むとすれど首が大邪魔

721 :明月記:2007/09/09(日) 08:32:12
大川の濁々とした重陽の風こそ見えね澄みつ天覧

722 :明月記:2007/09/09(日) 08:37:36
河清をば友と賭けたり我十日彼は五日の五百円玉

723 :明月記:2007/09/09(日) 08:40:48
セイタカノアワダチソウは立ち枯れてソドムの塩の人の如くか

724 :明月記:2007/09/12(水) 11:29:10
長月の推し照る月の鏡こそ世の瞳ずつ秘化となるらん

725 :詠み人知らず:2007/09/14(金) 07:51:09
朝普茶に甘しドーナツ食む我を朝影に見て甘え甚しき




726 :725:2007/09/14(金) 07:54:14
日曜の朝番組が歩み板空めく我の敷島の道



727 :はまつまみ:2007/09/15(土) 19:16:41 ?2BP(610)
おぱんちゅを さわさわしたら ぬれてきた
きもちくなって こえもでちゃった

728 :明月記:2007/09/16(日) 15:59:52
約束の順々に咲く千草花滅びに蔓を巻きて緋色芽

729 :明月記:2007/09/16(日) 16:07:05
大風の浚いし後の川筋は何故か清めの澄み眺め見つ

730 :明月記:2007/09/16(日) 16:11:17
朝風に立てし孤影の銀竿の流るる撓り人生とも思ふる

731 :明月記:2007/09/16(日) 16:15:42
若き鷺この六日程覚束な魚の見えたか群れて跳ねてり

732 :詠み人知らず:2007/09/16(日) 22:13:08
水底に昔の月や沈むらむ人影絶へし猿沢の池

733 :かささぎ:2007/09/17(月) 01:19:50

ヘーゲルに算数に泣き姉いもとやがて今年も夏休み逝く

なにごとも教委といわれかしこみて秘仏開扉はあきらめ帰る

いわし雲連なるなべにアナウンス人身事故を駅は伝うる

舞台風吹き起こりつつチューニングやがてしばらくマーラーの宵

栗色上下用意されつつまはだかの腕をもがれて童女マヌカン

734 :詠み人知らず:2007/09/17(月) 01:40:56
秋風を肌に感じて紅葉を目に焼きつければ幼き子の声が聞こえてくる

735 :明月記:2007/09/17(月) 12:32:52
釣鐘の俯き花の揺れし如く我が腕の中蜜の壷たり

736 :明月記:2007/09/17(月) 12:36:51
接吻の甘き永きを味わいてふと涼風の呼気を共にす

737 :明月記:2007/09/17(月) 12:41:31
妙齢の君の果実の核心を今幾度も果熟識るなり

738 :明月記:2007/09/17(月) 12:45:20
秋草に終無く呼べる雄虫の無音の雌の逢う闇神楽

739 :明月記:2007/09/19(水) 08:43:33
野戻りの野分け野嵐野菊の黄野狐野狸野仏野垂れ(の誰?)

740 :明月記:2007/09/19(水) 09:48:54
名月のやがて隈無き皓耀の中天虚空圏を静寂(しじま)す

741 :明月記:2007/09/20(木) 12:22:56
海光は漁る鴎陰として唯一斉の茜差すなり

742 :明月記:2007/09/20(木) 12:49:03
朝風に群舞を成せし白鷺の晴天楽は最幸なりけり

743 :明月記:2007/09/21(金) 15:56:03
胸倉の解けぬ熱の生きている暫し人なり秋を息吹けよ

744 :明月記:2007/09/21(金) 16:00:53
闇に目覚め驚くことは屹立の股間の硬き必然の事

745 :明月記:2007/09/21(金) 16:05:18
何者も抱かぬものを小夜更けて灼銅の立つ命なりけり

746 :明月記:2007/09/21(金) 16:12:18
赫赫と体の芯に血の充ちて異形溢れんとせし男の子かな

747 :明月記:2007/09/21(金) 16:17:12
世の人の夜の乙女児よ男とは暗闇色の太陽に目覚める

748 :明月記:2007/09/21(金) 16:25:53
744。手直し。
闇に目覚め驚くことは屹立の股間の硬き必然事物

749 :明月記:2007/09/21(金) 16:39:08
御主人様が眠ればかくも近衛兵一本立ちの儀礼を尽くす/狂歌・・・。

750 :詠み人知らず:2007/09/23(日) 14:54:53
おぞましや 身の毛もよだつ 化け物の
        長谷川風情が 俳句詠みとは

卑しさで 誰にも負けぬ 長谷川櫂
田舎者 映画も観れぬ 長谷川チョン
女教師に 劣情催す 長谷川隆喜
植草より 更に卑猥な 長谷川櫂
長谷川櫂=長谷川隆喜という変態は男にも女にも相手にされないため
幼児や幼女に性的悪戯をはたらいて居たという専らの噂である。
手鏡どころか下半身を写真に撮ったりして厚顔無恥ぶりをさらけ出していたとか。
コイツの場合は事実らしいぞ!!
実の近親からも侮蔑の念をこめて見られているようだから。


751 :明月記:2007/09/24(月) 10:13:15
秋月は心の死をば千変の白蓮華咲く不二へ誘ふ

752 :明月記:2007/09/24(月) 10:18:48
秋は唯死の薄ら顔諸々が赤く生まれて白く死んでた

753 :明月記:2007/09/24(月) 10:23:55
心とは眠たがり屋の眠り猫夢程甘き情熱は無い

754 :明月記:2007/09/24(月) 10:41:04
常温の温血の日々内灘の鼓動を独り理趣と識るかも

755 :明月記:2007/09/24(月) 10:48:51
高草の滅びし野をば蔓群は統べて覆いし朱色花可憐

756 :詠み人知らず:2007/09/24(月) 10:59:22
携帯に頼り過ぎてるこの時勢記憶端末能力低下

757 :明月記:2007/09/24(月) 11:03:21
向日葵は夏の王たり九月尽項垂れ首の黒く朽ち果てり

758 :明月記:2007/09/24(月) 11:11:50
太陽と地球熱愛地軸角暖気寒気が来てもう訳解ん無い

759 :詠み人知らず:2007/09/24(月) 11:21:13
なにがなし向日葵朽ちて秋来たり頭垂れたる顔に種満ち

760 :詠み人知らず:2007/09/24(月) 11:23:41
>>758おもろい。

761 :明月記:2007/09/25(火) 10:36:28
何故かしら秋に冷たき肌と成り君触れる度蝋石感度

762 :明月記:2007/09/25(火) 11:19:39
紅葉降る色尽くしこそ秋の日の手鞠綾為す神楽序の舞

763 :明月記:2007/09/25(火) 12:16:34
荘厳のデクレッシェンド夕滅ぶ神の茜を秋と謂ふなり

764 :明月記:2007/09/25(火) 12:19:53
人間の存在と言う薄明かり神の暦の秋茜色

765 :詠み人知らず:2007/09/26(水) 02:03:12
自転車の
高さからしか
分からない
そんな景色が
確かにあって

766 :詠み人知らず:2007/09/26(水) 02:03:47
帰り道
カラカラ聞こえた
チャリの音
確認するのは
君のせいだよ

767 :詠み人知らず:2007/09/26(水) 02:04:23
生きる意味
輝くことと
本で読み
自分はどうかと
考え眠る

768 :詠み人知らず:2007/09/26(水) 02:05:14
コンビニで
温めますか?
と聞かれたら
美味しくなります?
って聞いてみる

769 :詠み人知らず:2007/09/26(水) 02:38:19
舐められど
舐められどなお
我が息子

固くならざり
ブッと屁が出る

770 :明月記:2007/09/26(水) 15:23:26
草叢のか暗き闇に鳴きしきる一節虫の憐れ秋の夜

771 :明月記:2007/09/26(水) 15:31:37
綾雲の清き気圏の相して君の長髪手馴染甘やぐ

772 :明月記:2007/09/26(水) 15:40:58
御澄ましの白の木槿が似合う女性第一感の視度の深さよ

773 :明月記:2007/09/26(水) 15:58:06
人間の秋は謎々ごっこです透き通る眼を誰と重ねる?

774 :明月記:2007/09/26(水) 16:19:08
錬金の秘儀図の如き解釈を燃やし尽くして秋を仕舞わん

775 :明月記:2007/09/26(水) 16:22:21
化野の素魂に捧ぐ赤マンマ無邪気の声がノノサマシンジョ

776 :明月記:2007/09/26(水) 16:25:55
炭酸のコ−ラの泡が目頭に撥ねて来ました全然甘くない

777 :明月記:2007/09/26(水) 16:40:12
人間の此の幻想を見果てねば華やぐ死壊は翼とならず

778 :水曜の悪魔:2007/09/26(水) 22:21:39
眠りすら
忘れてペンを
走らせる
夢の力は
かくも強けり

779 :詠み人知らず:2007/09/27(木) 05:29:50
両眼闇に染めゆる夜の空しかし実夜は月明かり

780 :詠み人知らず:2007/09/27(木) 05:38:16
透き通るガラスの窓の向こう側狭い世界を見せられていた

781 :詠み人知らず:2007/09/27(木) 11:23:07
近未来近いはずなのに来たことない いつになったら近未来なのか? 


782 :明月記:2007/09/29(土) 12:32:48
一夜女の激しき様の性愛にカンカラカランと放られて居り

783 :明月記:2007/09/29(土) 12:37:45
バケラッタオバQ音頭の腰を振り白蛇の甘き総身絡めり

784 :明月記:2007/09/29(土) 12:40:41
瑞兆のクンダリ−ニか白き蛇赤き蛇放ち溢れ伴う

785 :明月記:2007/09/29(土) 13:07:29
我が赤き赫赫の根を汝が白き魅情の奥へ穿つ愉楽さ

786 :明月記:2007/09/29(土) 13:56:55
灼銅の熱きを受けて答うるは君が空鐘の胸砕き落とせと

787 :明月記:2007/09/29(土) 14:12:55
滅びをば滅ぼさざれば滅びるを夜刻幾度ぬばたま火垂る

788 :明月記:2007/09/29(土) 15:29:31
780氏。松山千春の『窓』という歌を、今度カラオケで探してごらん。

789 :明月記:2007/09/30(日) 09:20:25
出鱈目の男流離いガラクタの女と因みズタ襤褸の子供

790 :裏明月記:2007/09/30(日) 09:33:44
幸せは歩いて来ないだから殺して歩くのね
地獄へ一歩修羅場へ三歩
三歩血塗れ二歩滑る
人生は腹切サンバ
明日の明日は逆さ吊り
貴方はいつも新しいナイフを抱いて寝るでしょう
意地を張って股を割って恫喝!恫喝!
トドメサシテ歩け

791 :明月記:2007/09/30(日) 09:53:21
雨の日は渚の猫も部屋に入り少し薄気の毛布に包まる

792 :明月記:2007/09/30(日) 12:04:43
茶髪から始まりまして金紫赤緑近未来の御遊戯メイク

793 :明月記:2007/09/30(日) 12:08:46
野生生物に内心なんてアリャしない食べて食べられて食べつつ全裸

794 :明月記:2007/09/30(日) 12:12:19
虎も牛も猿も蛇さえ撫で撫でをされるとするとくすぐったいって

795 :明月記:2007/09/30(日) 12:14:59
イチジクで隠せるはずも無い癖にアダムもイブも不感症なの?

796 :明月記:2007/09/30(日) 12:22:28
物皆の往きつつ劫輝深むかも全て任せて浪の音する

797 :明月記:2007/09/30(日) 12:26:23
アフリカの象は必ず歩いてる多分後ろの小象も歩く

798 :明月記:2007/09/30(日) 12:28:40
雨降りの雨の最中に鳩濡れてやがて飛べない雨の重たさ

799 :裏明月記:2007/09/30(日) 12:37:44
愛してぬ とてぬ 愛してぬ ホンとぬ
愛してぬ いつまでぬ 空ぬ 太陽ぬ ある限ぬ
君ぬ 僕ぬ 君ぬ 僕ぬ 二人ぬ ひとぬ
愛してぬ 愛してぬ 空ぬ 太陽ぬ ある限ぬ

800 :かささぎ:2007/10/01(月) 15:28:54

ことのほか張りたしかなる部屋ぬちにころもがえする姪の腰椎

フェリーニもロータもいないベルイマンもアントニオーニもおーいほんとか

指先にさぐられすすむまないたのさかなも旬はかかる感触

廃駅と廃線軌条廃村に焔のように曼珠沙華咲く

ひらかれておさえこまれて秋灯に静脈あはきひとの大腿

村指定町指定など入り混じりやまふところの忿怒形たち

鞭容れやすき全裸なりしかゼミの子の夢のそとにも宵の新月

パーカッションの人らことさら拍手を浴びてショスタコヴィッチの夕べ果てにき


801 :詠み人知らず:2007/10/01(月) 17:53:57
蘭の葉は
明けて凛とし
靫ねて
哭き聖成の
繭と相なり

802 :詠み人知らず:2007/10/01(月) 17:57:41
鵺の夜
強か定よ
曩濡れて
聴かせ候
彼が咎を

803 :詠み人知らず:2007/10/01(月) 18:02:34
摘み摘みて
二色の衣
碑に供べば
流る上がるは
責情に罪

804 :詠み人知らず:2007/10/01(月) 22:12:10
ただ無欲
四季の篋びを
常々に
猥たる渇きを
往く遍路路

805 :詠み人知らず:2007/10/01(月) 22:27:29
空昴
握る曇りは
其の姿
地獄が淵にも
縁は在るか

806 :詠み人知らず:2007/10/01(月) 22:32:47
鍬担ぐ
老婆の背中
銀の髪
鬱伏せで見る
蜘蛛の糸

807 :詠み人知らず:2007/10/01(月) 22:44:45
秋は酔う
窓に映りて
お下げ髪
此処其処彼処
天は恨めし

808 :詠み人知らず:2007/10/01(月) 22:52:08
撒き散らす
吐き散らかすは
我が策動
凡愚の剣
爪剥ぐまでは

809 :詠み人知らず:2007/10/01(月) 22:56:51
萌ゆる紅
稚児遊びたる
落ちる蒼
秋散き乱る
逝くる白

810 :詠み人知らず:2007/10/01(月) 23:04:39
鬼は嫌
畜生は嫌
神も嫌
我儘尽くし
我は人成り

811 :明月記:2007/10/02(火) 08:25:53
とうせんぼかくれんぼしてひとりきり
         めかくししたいけどひとりきり

812 :明月記:2007/10/02(火) 09:27:14
とんぼとりもみじおとしにかこまれて
       いつかしらないなみだめあみめ

813 :明月記:2007/10/02(火) 09:37:05
さぎのこのまだちいさいがすうわずつ
       びみょうなきょりのさかなセンサ−   

814 :明月記:2007/10/02(火) 09:45:40
とうかほどあめくもりしているからさ
      てんとうむしはかんきしょうがい

815 :明月記:2007/10/02(火) 09:48:28
いろおとすおちこちののべさながらに
       あきあきしてるてるてるぼうず

816 :明月記:2007/10/02(火) 10:36:10
ゆうすげのかるかやのとてぼくすいが
      すいかにこぼすさびしききわみ

817 :明月記:2007/10/02(火) 10:43:07
もりしだのかぐらきほらをそっといでて
       ひかりあつめんあきのてふてふ

818 :明月記:2007/10/02(火) 10:48:30
さよきょくのピアノのふれるいんえいは
       あいにありしかつみにありしか

819 :明月記:2007/10/02(火) 10:54:36
くちびるにショパンきょくをめでしとき
       ゆみづきしろくしたたりひびく

820 :明月記:2007/10/02(火) 11:09:30
きみにふれきみにおぼえしわがみゆえ
       さなきみがほのきわみいだかん

821 :いろは:2007/10/02(火) 12:14:36
清と有り
濁水猯ろう
沖の亀
知るばかり鳴る
呑んだり彼方

822 :いろは:2007/10/02(火) 12:17:48
某は
之は其処無く
細くして
只外の声
眼を閉じ聞かぬ

823 :いろは:2007/10/02(火) 12:20:37
朱い鮫
艸に慰め
天外境
飽いた燕に
キセルの煙

824 :いろは:2007/10/02(火) 12:24:37
化け神楽
面も意は無く
参ります
其れなら一噌
堕ちて妬きたき

825 :いろは:2007/10/02(火) 12:27:57
狩人の
火の音骨手
風に来る
只惹かれるは
一滴の唾

826 :いろは:2007/10/02(火) 12:30:21
身を潜め
心は君に
手は君に
指先ひとつ
忠義は無くて

827 :詠み人知らず:2007/10/02(火) 12:32:27
未だ来ぬ
明日は誰が呉
病む蝉は
槍の先程
丸く敵わぬ

828 :いろは:2007/10/02(火) 12:35:50
言い分を
聞いて聴かぬは
我が期待
山羊の眉間に
皺まで出来ぬ

829 :明月記:2007/10/02(火) 14:11:46
天地の瞼閉じたり普賢劫億の巨匠が並んで生まれ

830 :明月記:2007/10/02(火) 14:23:25
雪殴る空には暗き疎と密の曼荼羅素描業の花びら

831 :いろは:2007/10/02(火) 15:38:18
咲き誇れ
貫き虐くな
精錬に
悪しきは斬りて
頭を垂れよ

832 :いろは:2007/10/02(火) 15:44:13
息て朝
再来求む
枯れ達磨
兔の児とて
音は嗅がぬに

833 :明月記:2007/10/02(火) 16:38:10
霊性の不滅の中に地獄ありああそうだった君の故里

834 :明月記:2007/10/02(火) 16:40:41
血の肉の重き野蔭に生れてより血肉重きを喰らいてぞ現今

835 :明月記:2007/10/02(火) 16:46:11
ああひとり死んじゃったから此の独り地水火風空喰らわれて逝く

836 :明月記:2007/10/02(火) 16:55:07
霊性の魔物入れなり人の壷毒を収めし亜毒の仮現

837 :いろは:2007/10/02(火) 19:52:05
怖るるな
鼻垂れ坊主
小倉道
居出や傘化け
見上げ入道

838 :詠み人知らず:2007/10/02(火) 19:55:09
砕け粉
墨で染めたし
山々に
霞を食めば
此まで甘きか

839 :いろは:2007/10/02(火) 19:59:00
雫石落ち
兆しよ鬲
曖らしく
世は眩しきや
患もつなかれ

840 :いろは:2007/10/02(火) 20:08:21
描きて海
星足を焼き
頬拭う
漏れる悲恋に
鯆の飾り

841 :いろは:2007/10/02(火) 20:14:27
烏の瓶
貴方が其れを
鵜と言へば
鵜にしてみしょう
他事絲わずに

842 :いろは:2007/10/02(火) 20:26:15
襟の跡
明日見出すは
漕ぎ止まぬ
脚引く地蔵
見えぬ残月

843 :いろは:2007/10/02(火) 23:15:09
故郷の
案山子と違う
鉄柱
莨の煙に
金粉ぞ舞う

844 :詠み人知らず:2007/10/02(火) 23:44:50
ここなんだ
レベルが高い
さようなら
短歌の基礎から
出直そうかな

845 :いろは:2007/10/03(水) 01:28:53
跳ね斑
薄く沁みるは
女心か
在りはすまいと
濔雨を喰う

846 :いろは:2007/10/03(水) 02:46:40
禿げ草履
虚ろ勢う
鯔の王
釈迦も菩薩も
粟も出せぬに

847 :詠み人知らず:2007/10/03(水) 18:30:09
紅葉見
壮大な景色に
溜息が
ただただ静かに
木霊するかな

848 :いろは:2007/10/03(水) 20:05:58
掻き蝨
乳垢濁り
或るれば
塒燃ゆるは
其方の腕で

849 :いろは:2007/10/03(水) 20:12:07
獲り採らば
砂の歌人に
訊き賜う
華美と戯むに
跨ぎせんかと

850 :いろは:2007/10/03(水) 23:09:16
蠏鋏
挽きて契りぬ
淺の身を
楼溶く痴愚に
捲る手佞ん

851 :いろは:2007/10/03(水) 23:19:40
爽種く
樓囲うを
いと愛でる
薪腰差して
腐れ葉に座す

852 :明月記:2007/10/04(木) 12:22:43
大和には言葉遊びぞ懐かしき
     大いの降りし者を『霊止』(ひと)とて

853 :明月記:2007/10/04(木) 12:28:46
鳥と魚天水に湧きて交わえば
     異類の愛撫天津秘化する

854 :明月記:2007/10/04(木) 12:32:59
永井豪の合体とやらマジンガ−
      デビルマンやら夢魔ともならぬ

855 :明月記:2007/10/04(木) 12:38:03
御漫画の物理的不可寒々し
      心理的反吐絹吐く蚕

856 :明月記:2007/10/04(木) 13:06:59
潮には今日の記憶があるかしら?
      物理の愛は解けない時数

857 :明月記:2007/10/04(木) 14:09:06
月齢は花咲く乙女カシミ−ル
       薄絹通す素肌藍髪

858 :明月記:2007/10/04(木) 14:18:18
『天は是雲より高し』放涯の
      友一尽に哄笑い往きたり

859 :明月記:2007/10/04(木) 14:23:15
コギャコギャルワギャワギャモノトデイデイト
      ムギャムギャダキンクチビビルルグワン

860 :明月記:2007/10/04(木) 14:26:09
調理済みおでん一袋鍋に入れ
      ビ−ル3缶合計630円

861 :いろは:2007/10/04(木) 21:49:33
米櫃を
躊なく探る
ひょうすべか
虐なんと鳴く
不くて細く

862 :いろは:2007/10/04(木) 22:16:06
頸れ釜
浮く懺狭く
削ぎ禿がん
顕成りけれ
壤色菩薩

863 :いろは:2007/10/04(木) 22:25:42
滲む嘘
逸そ交して
纔らわず
眼さへ反らせば
眼さへ反らせば

864 :いろは:2007/10/06(土) 06:40:40
脣に
艶の匂を
欺ひて
軽きや心
千里か万里

865 :詠み人知らず:2007/10/06(土) 11:22:28
>>844

気にするな
難しそうに
見えるだけ
中身の薄い
俄かの歌だ

866 :いろは:2007/10/06(土) 20:38:09
浮く世無く
狭き虚な
小人の
心を妬くは
己が無知か

867 :詠み人知らず:2007/10/06(土) 22:24:11
大上段
構えて腹は
隙だらけ
?る書き込み
醜態晒す

868 :いろは:2007/10/07(日) 07:08:28
円描く
明く山吹に
沁む泪
刻刻む度
円描くから

869 :詠み人知らず:2007/10/07(日) 09:00:45
>>867

?の字は
「火?」

870 :いろは:2007/10/08(月) 05:37:44
砲の音
敏き鬣
脅ぬ四肢
蹄軽やか
戦火に映えん

871 :いろは:2007/10/08(月) 05:42:06
舐める風
路傍に捨たる
亡骸は
きっと何刻かの
この馬鹿者と

872 :明月記:2007/10/08(月) 08:30:22
868は、素直ですね。素朴な論理と言い訳風が素敵。

  微熱して変に貴方は可愛がるヘバッタ女はそれ程愛(う)いか?



873 :明月記:2007/10/08(月) 08:35:57
此の人が微熱の肌を好むのは手順を相当楽出来るから(たぶん・・・)

874 :明月記:2007/10/08(月) 08:38:15
風邪なのよ私は今は病気なの
       されど夢中な貴方様候

875 :明月記:2007/10/08(月) 08:41:59
快感の最後最後に頭痛来て
      終わりっこ無いスダク虫の音

876 :明月記:2007/10/08(月) 08:45:05
果てました君の朧の眼差しに
       逆菱形の再度要求

877 :明月記:2007/10/08(月) 08:49:53
再戦に及べば後は吾亦紅
      ススキ刈萱激しき極み
 (本歌:吾亦紅すすき刈萱秋草の寂しき極み君に贈らむ//牧水)

878 :明月記:2007/10/08(月) 08:56:30
男の子にて精果てし時襲われば
      禍津伊佐奈美如何に交わせる

879 :明月記:2007/10/08(月) 08:58:30
本熱にほぼ近き肌絡めれば
      青白き眼が嫌々をする

880 :明月記:2007/10/08(月) 09:16:57
貴方様の性感スイッチ数十個
       翻弄コ−ス全部してあげる

881 :明月記:2007/10/08(月) 09:20:55
男とは可笑しなもので愛極む
      女の脈を果てて拒まず

882 :明月記:2007/10/08(月) 09:28:14
次の朝私の軽き熱は冷め
      大関が原君夢の跡

883 :いろは:2007/10/08(月) 20:59:38
埃舐め
泥水含み
流し充す
水の面下
見さす我とは

884 :いろは:2007/10/08(月) 21:08:25
逢いたくて
誤魔化す心
逢えぬ咎
隅に寝そべり
疂を毟る

885 :いろは:2007/10/08(月) 21:13:43
倒に
見る美人画は
色褪せて
否褪す魅無き
某に較ぶれば

886 :いろは:2007/10/08(月) 21:17:20
自由たれ
師語るは之
尊べど
汚れ卑しき
解してはいるが

887 :いろは:2007/10/09(火) 01:20:19
更に奥
臓の隅にて
絖る黒
秋も深しに
汗ばむ躰

888 :いろは:2007/10/09(火) 12:12:44
句を説きて
歌節操無く
吟じれど
我詠いたし
嘔歌の唄を

889 :明月記:2007/10/09(火) 16:30:27
『世界葬』とて
 秋に逝くべき孤独者の
      肌着三枚真丸帽子

890 :明月記:2007/10/09(火) 16:34:48
蟋蟀(コオロギ)の
 正面撮影シャ−ピング
     52型で見たら逃げます

891 :明月記:2007/10/09(火) 16:38:08
秋雨は
 悪質善意其の侭で
   濡れ葉朽ち葉の厳黒々す

892 :明月記:2007/10/09(火) 16:41:31
人間は
 風の子だったか火の子だったか
      墓石放る馬鹿も居たっけ

893 :いろは:2007/10/09(火) 20:26:31
涙枯れ
血の滲む迄
地を叩き
喉潰れれど
貴女を叫ぶ

894 :いろは:2007/10/09(火) 20:29:26
活目し
口の苦しに
眉潜め
粟立つ肌よ
未だ赦されじ

895 :いろは:2007/10/09(火) 22:28:37
白く透き
童話の姫が
眩きか
結ぶ鐘の音
さらば初恋

896 :いろは:2007/10/11(木) 02:05:46
動かずに
白い微笑を
唇に
未だ在りました
泣く胸ひとつ

897 :いろは:2007/10/11(木) 12:17:07
戯れ宿場
盃交わすに
誰知れず
忘らるる床
抱くは幻

898 :明月記:2007/10/11(木) 13:41:12
明か窓の
 硝子彩画(ステンドグラス)月差して
         君の裸体に柔らかい地図

899 :明月記:2007/10/12(金) 11:08:08
日傘差して
 あらあら独り往っちゃた
     アルキメデスのフラミンゴ助手

900 :詠み人知らず:2007/10/12(金) 11:32:55
太陽が
窓の向こうで笑っている
瞼が重い二限目の授業

901 :詠み人知らず:2007/10/12(金) 11:36:33
迫り来る
課題の波が見えるのに
ついプラウザを立ち上げる僕

902 :明月記:2007/10/12(金) 12:01:15
守宮(ヤモリ)どん
 湯船に落ちてさあ大変
     アガアガ蘇生してて可哀想

903 :明月記:2007/10/12(金) 12:24:06
《ゾウを描くゾー》と
  佐倉の美術館
     あの《眼の素描》だけ描いて見たいな


904 :明月記:2007/10/12(金) 15:31:10
団栗(ドングリ)の
 転がぬ先や秋深し
     森閑とせし深淵とせし

905 :明月記:2007/10/12(金) 15:36:08
鈴虫の
 満腹感はなんじゃらホイ
     わさわさ食べて昼寝するのか

906 :いろは:2007/10/12(金) 20:49:34
擦り抜ける
北風にふと
歩を停める
あの日の朝も
寒かったから

907 :いろは:2007/10/12(金) 20:55:28
今だけは
心締め付け
嘘笑い
滲んで君が
消えない様に

908 :いろは:2007/10/12(金) 21:03:02
泣き笑い
昔を交し
酒を酌む
何代え難き
我が儔(ともがら)よ

909 :明月記:2007/10/13(土) 08:19:24
夜籠の
 篝火充たす追憶は
     肌の奥へと猛き幻身

910 :明月記:2007/10/13(土) 08:20:14
夜籠の
 篝火充たす追憶は
     肌の奥へと猛き幻身

911 :明月記:2007/10/13(土) 09:17:07
遠ざかる
 桜山河は親しきか
     産み溢す程人は人なれ

912 :詠み人知らず:2007/10/13(土) 12:19:33
親が見つけてきたあんないい人と
どうして結婚しないのかな
青葉の街をグルリンバスで巡る

913 :詠み人知らず:2007/10/13(土) 13:05:01
親が見初めしその人と
 何故に添わぬかバスは巡れり・・・↑

914 :裏明月記:2007/10/13(土) 14:55:51
奥山に
 紅葉踏み分け鳴く鹿の
     声聞く時ぞウルトラ!ショック!!

915 :いろは:2007/10/13(土) 17:40:40
伸びる雲
這う人の世の
柵を
樮む燕
地擦れを翔ぶか

916 :いろは:2007/10/13(土) 17:47:03
汚した手
掴んだ虚栄
痛む傷
拭う黒き血
顔も知らぬ血

917 :明月記:2007/10/14(日) 09:13:56
赤の葉を
  朱色の糸で首輪にする
     無限数記号(∞)のプロポ−ズ完成

918 :いろは:2007/10/14(日) 23:53:15
慟哭を
猛き気焔を
蚕に穿く
憤怒万里を
翔る筈無く

919 :いろは:2007/10/15(月) 01:22:38
窓を見る
小春日和の
四畳半
嘲う蒼さに
何故か涙が

920 :明月記:2007/10/16(火) 15:06:19
つまんない
  夕暮れ時はつまんない
       闇雲状の視覚始源の

921 :裏明月記:2007/10/16(火) 15:13:05
御歳は?
  二十歳になります
御母は?
  二十歳になります
御父は?
  二十歳になります
御夢は?
  ウルトラ!ショック!!!

922 :明月記:2007/10/16(火) 15:47:23
トモダチは
  スキンシップでいいけれど
      もうアナタ様ズキンVIPね

923 :明月記:2007/10/16(火) 15:52:51
蒼穹に
  赤い風船浮かび行く
      夢悉く唯憧れよ

924 :明月記:2007/10/16(火) 16:02:28
蒼穹に
  赤い風船浮かび行く
      君よ叶えよ虚空抱擁

925 :明月記:2007/10/16(火) 16:08:49
蒼穹に
  赤い風船浮かび行く
      欲しがる吾子の御手手を叩く

926 :明月記:2007/10/16(火) 16:48:50
蒼穹に
  赤い風船浮かび行く
      人禍を離れ夢に参ぜよ


927 :明月記:2007/10/16(火) 16:52:09
SY.第九
  第四楽章のモチ−フにて
      ル−ドヴィッヒは純A型です

928 :いろは:2007/10/17(水) 00:17:40
奥底に
消せぬ陰りを
捨て置いて
父より齢
重ねた我が身

929 :いろは:2007/10/17(水) 00:20:39
君がいて
目を擦っても
君がいて
触れんとすらば
霞と消えた

930 :明月記:2007/10/18(木) 12:47:05
千古来
  神々と人往来す
     インド亜大陸の方がマシかも

931 :明月記:2007/10/18(木) 12:48:58
日本の
  根腐れ平和凡々と
      今日が来ました生きて居ました

932 :明月記:2007/10/18(木) 12:50:43
八百万とやらの神々
   今頃は携帯グッズの
       ぶらぶら飾りのみ

933 :明月記:2007/10/18(木) 12:53:55
美しい日常性を人問わば
    《微笑みて泣く風上であれ》

934 :明月記:2007/10/19(金) 12:15:41
七夕や玉栄や
  多棚の雲の立ち話
     蒲公英戯け手向け立て琴
(たなばたやたまさかや
  たたなのくものたちばなし
     たんぽぽたわけたむけたてごと)


935 :詠み人知らず:2007/10/19(金) 18:42:24
弐局の糞すれを見て読める

このスレを
我が世とぞ想う
糞コテが
レスを貪り
げに羅生門


936 :詠み人知らず:2007/10/19(金) 18:50:05
我をこそ
巧手名手と
履き違え
羽振く糞コテ
いと浅浅し

937 :詠み人知らず:2007/10/20(土) 13:56:01
糞コテは
ぐれ宿の主
似非歌人
不間不埒故
客種悪し


938 :詠み人知らず:2007/10/20(土) 17:54:31
明々と
月に日に異に
記したる
孜孜汲汲の
ねむころの歌

939 :明月記:2007/10/20(土) 18:59:44
935-938///マトモナ歌を一首晒してから吼えろよ。
御前の歌は、何かを歌ってるのかい?
根本的にマトモニ歌えない事の証明だろが・・・。
いいかな?ソウイウノハみじめなんだよ。
いいかな?男の子はシナインダヨ。

評価する阿呆のホザク歌とやら
     リング外より放ってて届かない椅子



940 :明月記:2007/10/20(土) 19:05:50
935-938///御前四首書くのに・・・
時間掛かるんだね・・・頑張んな!!!

941 :明月記:2007/10/20(土) 19:28:06
携帯を
  ドコモにするかauに
     するかで悩む失業者あり

942 :明月記:2007/10/20(土) 19:31:12
秋川は
  精気の終いの黒々を
     雪降らぬ地に素直流れる

943 :明月記:2007/10/20(土) 19:34:43
雲はもう
  盛り上がらないピアニシモ
     淋しいからさ
        ねえ!?で抱いてよ

944 :明月記:2007/10/20(土) 19:38:10
秋の野は
  皆打ち伏して仕舞うもの
        幻夏野幻よ四季

945 :いろは:2007/10/20(土) 19:56:59
ありがとう
心処か
此の目さへ
定まらぬ侭
受話器を置いた

946 :明月記:2007/10/20(土) 20:03:46
二十歳頃
  受話器を置いたさようなら
       地動説全部足元に来る

947 :いろは:2007/10/20(土) 20:08:19
磨り硝子
円い滴で
線描く
途切れても尚
虚空を切って

948 :いろは:2007/10/20(土) 20:15:52
草を背に
樹の根枕に
森を吸う
木漏れ日ひとつ
僕の目を焼く

949 :明月記:2007/10/20(土) 20:21:45
雨垂れは
  涙の様に静かずつ
     内零れ往くこころこころこ

950 :詠み人知らず:2007/10/20(土) 21:59:43
>>940

凡人は
味も判らぬ
ものだから
質より量を
誇りて喚く

951 :いろは:2007/10/20(土) 22:37:49
何者か
何を成せるか
掴めるか
知りたき我は
唯歌謡う

952 :いろは:2007/10/21(日) 01:48:59
通り雨
丑三つ時の
涼風に
ふと夢醒めて
切なくなって

953 :詠み人知らず:2007/10/21(日) 03:01:14

ピアノ弾く術無き蟻に子守唄うたう時計と母の虫の息

観念の多肉植物よく育ちスケッチ描く漕刑囚の目

鰯雲絡まる割り箸でゆるい即席麺を絞首刑に処す

故郷への地震速報ビデオで見るミネラルウォータの心拍数

階級の二等辺三角形と蛸足配線食い千切りたし

生きてるか生きてるか生きてるか生きてるか生きてるか生きてるか生

954 :明月記:2007/10/21(日) 03:28:09
ランボーの
  《喇叭の手紙》読み給え
     天才君も錬金術(ケミスト)を潜る

955 :明月記:2007/10/21(日) 03:42:33
有機体は
  瑞々しいの連鎖かな
セルの深奥
  呼気の水脈


956 :明月記:2007/10/21(日) 03:45:43
二人して
  紅葉合戦
    絵巻顔
あかあかてまり
  ちりぬるをわか


957 :詠み人知らず:2007/10/21(日) 08:37:10
>>951

戯奴などは
差出の磯に
棲む千鳥
わわしき様を
佳肴と食らう

958 :いろは:2007/10/21(日) 14:00:22
弱き性
脆弱たるは
我が心
叱咤の激も
唯面映ゆき

959 :明月記:2007/10/22(月) 12:14:21
953。連想ゲーム的意味で面白い脈絡はあるが、
歌の形がウブい。音感の破調は、君自身の個性だろうから
尊重出来るとしてさ。なんだろ・・・もっと語彙の数を、
近代詩の中に求めて御覧?どちらかって言えば詩の文体が
君の本領じゃないかな・・・と、思いました。かしこ。

960 :いろは:2007/10/22(月) 15:39:51
涙とも
雨とも流る
虚顔
点く筈の無い
マッチを擦る

961 :詠み人知らず:2007/10/22(月) 19:33:20
新聞紙泣く毛羽立った公園でゼロから始めるラジオ体操

鉛住む国旗の縫い目ほつれては縫うオニヤンマが複眼こぼす

白南風に鋭し血を焦ぐる学生の顕微鏡に笑う赤十字


>>959 丁寧なアドバイスありがとうございます。
御指摘の通り、つい最近短歌に興味を持ったようなド素人です。
「歌の形」と「近代詩の語彙」から勉強してみます。

962 :いろは:2007/10/22(月) 23:01:29
羽がある
高く飛べると
見上げても
街の明かりが
やけに重くて

963 :いろは:2007/10/22(月) 23:06:59
業を成し
幾度か季節
追い越して
何故か今頃
涙が落ちた

964 :明月記:2007/10/23(火) 08:38:57
961氏。御返事有難う。いやいや・・・なかなか・・・。
この三首の詩興は、或る意味素晴らしいよね。私には、多分絶対に
書けない複眼視風な独自歌です。・・・いやあ〜〜マイッタワ。くすくす。

いろは様。
最初は、訳解んなかったけど・・・言葉が段々艶立って来ましたから
好きです。ほんの少うし、意外性が欲しいけど・・・なんてね。かしこ。

965 :いろは:2007/10/23(火) 12:24:47
明月記様、恐縮です。

若かりし
淡い微かな
恋心
あの歌の様
壊れて消えた

966 :明月記:2007/10/23(火) 13:30:11
十三夜
  明かり消しましょ寝子二人
    月染めの肌にオーラ重ねて

967 :明月記:2007/10/23(火) 13:33:46
抱き合って
  紅葉塗(まみ)れの記念写真
    一番綺麗を半分こ食べたね

968 :明月記:2007/10/23(火) 13:49:00
ぬくもりを
  深く欲しがる秋の暮れ
    燠火(おきび)よ幾度全身(すべてみ)を焼く

969 :いろは:2007/10/24(水) 02:06:53
鼻すすり
銀杏並木の
歩道橋
二段飛ばしで
階段登る

970 :いろは:2007/10/24(水) 02:12:36
滲ませて
見えぬが為の
この涙
引き止め為らぬ
この手の震え

971 :詠み人知らず:2007/10/25(木) 21:34:24
落ち葉焚き
千々と涙が
込み出すは
むせぶ煙と
なまはしたなし


972 :明月記:2007/10/26(金) 15:57:49
白萩の
  さな触れる手の
    白露よ
恋は澄み切る
   物をこそ思え


973 :いろは:2007/10/27(土) 01:31:56
眼の中の
違う貴女を
知りたくて
荒ぶ凩(こがらし)
今日も又往く

974 :詠み人知らず:2007/10/27(土) 02:42:49
《秋の夜長に目が覚めて》
愛郷の
念已み難く
詠み込めば
身は凍えども
心温もる

《差し出がましくも県勢に準えて》
あさぼらけ
差出の磯に
垣間見る
霧海に古人
詠みし半黄泉

《万邦無比の秀峰を讃える》
霧(き)る甲斐に
別けて山さぶ
姿こそ
徐福求めし
蓬莱と知る

《故郷を捨てて早七年》
霜降の
時節来たれり
わが故郷
祖霊まし坐す
霜の原村

975 :詠み人知らず:2007/10/27(土) 08:03:53
遷化子=明月記かな?

976 :明月記:2007/10/28(日) 08:37:38
974様。まあまあ素晴らしいこと・・・。二首目が白眉ですね。三首目の
上句も絶品格ですわね。いやいや・・・他人様の御歌は、棚ボタの珠玉例が
あるから・・・。潔斎!潔斎!。かしこ。

いろは様。973は、下句の先語/木枯しは見っけもんで・・・。
 荒ぶ木枯し見開くも恋   ・・・なんかですね。私の感度だと。かしこ。

975様。遷化子は、もっと激しい女性ですので違います。私は、遊んでる
だけだし・・・。内々でバトンタッチはしてますけれども・・・。



977 :詠み人知らず:2007/10/28(日) 09:00:28
>>976
自歌自讃は見苦しいよ

978 :明月記:2007/10/28(日) 09:05:55
遷化子(極身内)の話題が出ましたので・・・以前よりの要求により一筆。
  今年の天地人の天首を再掲せよ。(はいはい・・・)

高雲の妙の綾目に雪は降り
     富士の寂韻極むとぞ思ふ///遷化子

約束。しましたからね。御母様・・・。かしこ。



979 :明月記:2007/10/28(日) 09:11:08
977様。意味不明です。974様の御歌が私の自歌だと?
そういう風に読まれたのかしら??ケラケラケラ。なんですわね・・・。
ト−フの角入りの味噌汁で御目目を消毒してから・・・かしこ。

980 :>>725-726=974です:2007/10/28(日) 10:36:13
>>ALL
つい最近、歌の道に分け入ろうと思った訳ですが
自分のように歌の上に主題みたいなものを書いていただけると
素人にも読み解き易いんじゃないかと思う訳ですよ

981 :明月記:2007/10/28(日) 10:38:12
花屑の
  彩りを見つ
    嵐後(のち)
///私の中のケダモノが好き

982 :詠み人知らず:2007/10/28(日) 11:01:05
http://www.utaeru.net/mb/

983 :いろは:2007/10/28(日) 13:43:32
どうせなら
深く心まで
刺し給う
是寒き冬に
傷は辛くて

984 :詠み人知らず:2007/10/28(日) 16:29:27
自称「俳句詠み」の長谷川櫂=長谷川隆喜に関して、
癩患を しのぐ醜さ 長谷川櫂
北鮮へ 強制送還せよ 長谷川チョンを
何県に住もうと山出し長谷川櫂
逝ってよし 生きる価値なき 変質者
愚鈍なる 山出しのイモ 長谷川は
変態を きわめる愚物 長谷川櫂(長谷川隆喜)

恥知らずな田舎者の長谷川が一日も早く死んで、
世人を喜ばせますように!
かかる臆病卑劣な賤民に生きる価値はナイ!
と心ある人々は皆こぞりて思っているようだから。
それとも化け物の長谷川隆喜ないし長谷川櫂という愚物は
これ以上、生き恥さらして嗤いものになって居続けたいのか?


985 :詠み人知らず:2007/10/29(月) 00:54:16
おまいら馬鹿なの?

986 :詠み人知らず:2007/10/29(月) 02:46:47
とりあえず985が池沼な事だけは判る

987 :明月記:2007/10/29(月) 11:11:35
《永遠は
  何処に在りますか?
    さようなら・・・》
 冬銀河見つ若き謎々・・・。



988 :明月記:2007/10/29(月) 16:00:43
ひとひらの
  蝶々(てふてふ)なれば
    恋も無し
  乱舞炎舞ぞ肯いて呼べ


989 :いろは:2007/10/30(火) 00:51:13
点々と
朱の実彩る
柿の木の
後ろ向こうで
空も泣いてる

990 :いろは:2007/10/30(火) 15:40:50
血が廻り
心無くして
口にした
今太陽が
雲に隠れた

991 :詠み人知らず:2007/10/30(火) 18:56:59
我息子にいのちの価値をば教へむとラブラドールを10万で買ひぬ

992 :明月記:2007/10/31(水) 08:32:02
いろは様。989なんだけど・・・下句の《後ろ向こうで空も泣いてる》
この部分は、音感情緒的に上手の域だよね。でも、上句との連関性が余りにも
無いでしょ?上句読んでて・・・これで落とす訳なの??ホエ〜〜と・・・
最後に溜め息が出た。《空も泣いてる》の《も》の理由附けは何なのさ!!
、と一言謂いたかった。かしこ。追記:多分、990の上句も同じ理由で
何を指し示しているのかが不明・・・勿体無いんだよね。一首が捩れてる。

ツァラトストラの
  最後の詩節:《同情》を
      黒き寒夜に吐きて自嘲(わら)えり



993 :明月記:2007/10/31(水) 10:11:15
血が廻り
心無くして
口にした
・・・。いろは様。自歌の如く、情緒不安定で書き子しました。御免なさい。
良く読むと、柿の朱色が夕暮れの空の色と《も》の関連性で、泣いているんよね。
成る程です・・・。
《不本意な同情》で、一晩《自暴自棄酒》をアオリましたため失言しました。
この板もそろそろ店仕舞い。なんよね〜〜可笑しな遊び方の《無償芸術》。
くすくす。かしこ。


994 :明月記:2007/10/31(水) 13:42:33
人間を
  思ふばかりに夜半醒めて
      不二へ沈みぬ眉月を観ゆ///明月記

995 :いろは:2007/10/31(水) 21:03:44
ははは(笑)
明月記様、毎度。
貴方は、いい人ですね。

晴れた夜
地に寝そべって
風に酔う
月の兎に
お前も呑めと

996 :詠み人知らず:2007/10/31(水) 23:09:19
熊本県下の賤民たる長谷川隆喜=長谷川櫂を詠めり――

田舎者 劣等感を さらけ出し
      なおも恥かき 生きながらえるとは

こんな愚鈍かつ低能な山出しの出来損ないが
俳句詠みを自称するようになってしまった。
世も末だ!


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