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コードギアス反逆のルルーシュ LOST COLORS SSスレ3

1 :名無しくん、、、好きです。。。:2008/06/10(火) 22:12:03 ID:m0kaRGaT
ここはPS2/PSPで発売された「コードギアス反逆のルルーシュ LOST COLORS」に関するSS投稿スレです。
感想等もこちらでどうぞ。sage進行でお願いします。また、このゲームについて気になる人は本スレにもお越しください。

■SSを投下される方へ
・ 多くレスを使う投下は、投下前後に開始・終了の旨を書いたレスを入れて下さい。(または「何レス目/総レス」を名前欄に)
・ 投下許可を求めないこと。みんな読みたいに決まってます!
・ 投下前は、他作品への割り込みを防ぐ為に必ずリロードしてください。
・ コテは投下時にだけ付けること。その際トリップもあるとベスト。トリのつけ方:名前欄に「#(好きな文字列)」 #は半角で。
・ 読む人を選ぶような内容の場合、始めに注意を入れて下さい。
・ 460kb近くなったら次スレを立てるか聞くこと。立てる人は宣言してから。
・ 保管庫への要望、誤字脱字等の修正依頼は以下のアドレス(geass_lc_ss@yahoo.co.jp)に
■公式サイト http://www.geass-game.jp/
■アニメ公式サイト http://www.geass.jp/game.html
■攻略wiki http://www9.atwiki.jp/codegeasslc/
■SS保管庫 http://www1.ocn.ne.jp/~herma/Geass_LC_SS_Top.htm         
■過去スレ
コードギアス 反逆のルルーシュ LOST COLORS SSスレ
http://game14.2ch.net/test/read.cgi/gal/1209886757/
コードギアス 反逆のルルーシュ LOST COLORS SSスレ 2
http://game14.2ch.net/test/read.cgi/gal/1211557284/
■関連スレ
コードギアス 反逆のルルーシュ LOST COLORS 13
http://game14.2ch.net/test/read.cgi/gal/1212919167/
PS2】コードギアス 反逆のルルーシュ LOST COLORS
http://game13.2ch.net/test/read.cgi/famicom/1203247087/
【PSP】コードギアス 反逆のルルーシュ LOST COLORS
http://game13.2ch.net/test/read.cgi/handygame/1207641630/
コードギアス 反逆のルルーシュ LOST COLORS 攻略スレ4
http://game13.2ch.net/test/read.cgi/gameover/1209720651/
コードギアス LOST COLORSのライは幻の美形 2
http://game13.2ch.net/test/read.cgi/gamechara/1211338032/

2 :名無しくん、、、好きです。。。:2008/06/10(火) 22:16:58 ID:068mfKrY
_人人人人人人人人_
>    >>1      <
>    全力で乙! <
 ̄^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y ̄
     ._,,--r''フ-、
   /   '" _,,,,..\_,.ィ
  ./\   ,o'ニ--、二-‐'゙!
 /、,,__\,.r',.-─-、,,__,,/ 
 | ! | ,ノレ、‐--‐'ノヾノ |
 ', `''''" '  \_,ノ、o'゙ /
  \. ‐''' ̄`'''ー-  ./
   ヽ、,,____,,.-'゙

3 :コウ ◆W56eoB1Y.M :2008/06/10(火) 22:20:22 ID:KSXviaNe
新スレご苦労さまです。

では僭越ながら一番に投下させてもらいます。
前スレからの続きです。
オリキャラでます。苦手な人はスルーで。

4 :コウ ◆W56eoB1Y.M :2008/06/10(火) 22:21:48 ID:KSXviaNe
あと、少し長いのでできれば支援を。

5 :コウ ◆W56eoB1Y.M :2008/06/10(火) 22:23:39 ID:KSXviaNe
ようやくお仕置きです。
と言ってもお仕置き成分が少ないような気がしないでもないですが、見逃してくれると嬉しいです。
ライとカレンの間にはいくつかの約束事がある。
相手の嫌がることをしない。
できるだけ一緒にいる。
といったような初々しいような、可愛らしいものから
自家発電禁止
なんてものまで。意外にバラエティーに富んでいる。
特に最後に挙げた約束事は、それを発案する時のカレンのあまりの可愛さにライの理性が本能との戦いに破れるという事態が起こった曰く付きのものである。

だから、というわけではないがこの約束事は二人にとって絶対だった。
それこそ命に代えても守らなければいけないのである。


6 :コウ ◆W56eoB1Y.M :2008/06/10(火) 22:24:50 ID:KSXviaNe
カレンの部屋に入ったライは、とりあえずの挨拶とトーキョー租界のお土産を渡すと、とりとめのない話をしだした。
これはいつもの二人の図である。
お互いの夢、考えてること、思い出話など。自分のつまらない話でも聞き手が世界で一番愛しい人というだけで、それが輝かしい伝承のように、荘厳な叙情詩のように思えてくる。
言いすぎかもしれないけど、不思議だね。といつも二人で笑い合っていた。
だから今日もいつものように、話が進み、ライの仕事の話になった。
これも不思議な事に、ライはこの二人の会話でたびたび大きな発見をする。
先入観によって気付かなかった可能性、意外な盲点。
それらをカレンと会話していると気付くのだ。
そしてライは当然の如く、カレンは僕の知恵の女神みたいだな。と言ってカレンを照れさせたのだった。


7 :コウ ◆W56eoB1Y.M :2008/06/10(火) 22:26:06 ID:KSXviaNe
だから今日も自然な流れで仕事の話になった。
といっても、やはり一番のトピックは3日前の会談の事だろうと、ライは今回ばかりは地雷源とも言える所に自ら飛び込んだ。

「むこうの代表はレイナと言って…」ぴくっ

「とても綺麗な子なんだけど随分したたかで…」ぴくっ

「でも最後には割りと打ち解けて話ができて…」ぴくっ

話が進むほどに、カレンの額に青筋が増えていくのだが熱心に話すライは気付かない。
そうしてカレンの我慢が限界に差し掛かろうとした時、突然ライの口調が変わった。

「カレン…今から話す事は、絶対に誰にも言わないで欲しいんだ。」



8 :コウ ◆W56eoB1Y.M :2008/06/10(火) 22:28:30 ID:KSXviaNe
今までの楽しげな様子から何かを耐えるようなライの様子にカレンは戸惑う。
そのために一時怒りは保留された。

「レイナは…純粋なブリタニア人じゃない。僕達と同じ、エリア出身者とブリタニア人のハーフなんだ。」


「…え?」

一瞬、ライが何を言っているのかカレンには理解できなかった。
ハーフ?誰が?レイナ?レイナって確か公爵家の令嬢で、ブリタニア側の代表で…

「信じられないかもしれない。けれど僕は彼女の口からはっきりと聞いたんだ。彼女はエリア出身者の、公爵の前妻の娘なんだって。」

何かを耐えるようなライの様子の理由にカレンは気付く。
だって、それは、その状況は、まるで、

「私と、同じ…。」

「…うん。そうだね。カレンとよく似ている。けど、彼女の母親はブリタニア人の後妻に殺された。」

「!」

「レイナはずっと苦しんでいた。生きていくために、自分の母親を殺した相手を母上と呼び続けなければいけなかったこと。ずっと一人で誰にも頼れなかったこと。…父親さえも信じられないって、言ってたよ。」

9 :コウ ◆W56eoB1Y.M :2008/06/10(火) 22:30:52 ID:KSXviaNe
ライの突然の告白にカレンの感情は翻弄される。
そんなのってない。そんなのは…

「悲しすぎるわ…。」

きっと彼女には味方は一人もいなかったんだろう。だから、交渉相手とはいえ、ライにすべてを話したのかもしれない。
いや、そうに違いない。なぜなら自分も同じだから。ライならすべてをわかって、わかった上で包み込んでくれる。そう確信できるから。
レイナって娘もきっとそう感じたんだろう。
だから、

「絶対に誰にも言わない。」

「うん。」

「それと…その娘と友達になりたい。ね、紹介してよライ。」

カレンがそう言うと、ライは今まで強ばらせていた表情を緩めて言う。その言葉は力強く、優しい。

「必ず。カレンなら、そう言ってくれると思ってたよ。」

穏やかな空気が、二人の間を包んだような気がした。

10 :名無しくん、、、好きです。。。:2008/06/10(火) 22:31:07 ID:xTbZ4dXn
支援

11 :名無しくん、、、好きです。。。:2008/06/10(火) 22:32:07 ID:dYj3Tq8j
支援

12 :コウ ◆W56eoB1Y.M :2008/06/10(火) 22:33:15 ID:KSXviaNe
それから一時間後、カレンは夕食を作っていた。
メニューはカレー。なんとも簡単なメニューだが、ホテル暮らしが続いたライのリクエストだった。

ほんの一時間前までの怒りを忘れて、カレンは鼻歌を歌いながら上機嫌にカレーをつくる。

彼女はなんだか嫉妬していたのが馬鹿らしくなっていた。
だってしょうがないじゃない。
ライはあんなに格好よくて優しいんだもん。誰だって好きになるわよ。


そうして綺麗に怒りを忘れた彼女は忘れてはいけないことまで、忘れていた。
今リビングでライが食べようとしているクッキーにお仕置き用に入れていた遅効性の媚薬が入っていることを。


カレンの手作りだからと、そのクッキーを全部食べてしまったライが、明日は朝一でゼロと扇さんに報告に行かないとだから、今夜は…。と名残惜しげに自宅に帰ったその夜に、命懸けでカレンとの約束を守り切った話は…読みたい人、いないよね?


13 :コウ ◆W56eoB1Y.M :2008/06/10(火) 22:34:59 ID:KSXviaNe
これで終わりです。アドバイス、感想ありましたらよろしくお願いします。
楽しく投下させてもらいました。
また機会があれば。

14 :名無しくん、、、好きです。。。:2008/06/10(火) 22:36:21 ID:Pz1qKzL1
カレンが自家発電に耐える話ならともかく
ヤロウが自家発電を我慢する話なんて…っ

   *      *  
     *  いやです  +  
        n .∧__,,∧ .n
    + (ヨ(´・ω・`)E)
        Y     Y    *


15 :名無しくん、、、好きです。。。:2008/06/10(火) 23:05:29 ID:W3crGrif
>>1スレたて乙!
>>13
GJ!なんという早業wそして約束事がバカップルな二人に萌えるww

16 :名無しくん、、、好きです。。。:2008/06/10(火) 23:05:32 ID:vgU2zXL1
>>13
GJ!実に可愛らしいカレンを読ませていただきました。
またのご投下お待ちしてます。

17 :名無しくん、、、好きです。。。:2008/06/10(火) 23:12:24 ID:LL+LkY+d
ユフィ専属騎士兼ユフィの恋人スザク、
ユフィ親衛隊隊長(グラストンナイツが配下)兼軍師
兼執政官兼ナナリー(もしくはカレン)の恋人のライ。
という条件で創作をお願いします。

18 :名無しくん、、、好きです。。。:2008/06/10(火) 23:17:16 ID:GR4RVT4Y
GJ
嫉妬するカレンが可愛いなもう

で、唐突にツンデレ千葉さんとヤンデレカレンの騎士団の双璧を思いついた俺は
どうするべきでしょうか

19 :名無しくん、、、好きです。。。:2008/06/10(火) 23:20:07 ID:YHJhiHAl
>>1

そしてコウ氏乙。
やっぱりお約束って大事だよね

そして
>>17さん
何様ですか、あんたは。

20 :名無しくん、、、好きです。。。:2008/06/10(火) 23:20:56 ID:qBWQMWPA
『スターオーシャン4?〜THE?LAST?HOPE〜』

機種:XBOX360独占発売
発売日:2009年
開発:トライエース
制作:スクウェアエニックス

動画
http://www.nicovideo.jp/watch/sm3616853
スクリーンショット
http://www.watch.impress.co.jp/game/docs/20080610/so4_08.jpg
http://www.watch.impress.co.jp/game/docs/20080610/so4_04.jpg
http://www.watch.impress.co.jp/game/docs/20080610/so4_09.jpg
http://www.watch.impress.co.jp/game/docs/20080610/so4_10.jpg
http://www.watch.impress.co.jp/game/docs/20080610/so4_11.jpg


キチガイGKざまぁwwwwww

P  S  3  死  亡  確  認

21 :名無しくん、、、好きです。。。:2008/06/10(火) 23:21:19 ID:EPa3Q7Ty
コウ卿乙!いやあ自家発電を我慢するライが面白すぎるw

>>17
さあ、自分で書くんだ。

22 :名無しくん、、、好きです。。。:2008/06/10(火) 23:50:21 ID:LL+LkY+d
前スレですでに這い寄る混沌卿が近い内容を書いているので

23 :蒼い鴉 ◆F.9o83kBbA :2008/06/11(水) 00:14:27 ID:ZItPiXWK
初めてここのスレにSSを投下させて頂きます。
内容は短いですが、ライ×ヴィレッタものです。

24 :名無しくん、、、好きです。。。:2008/06/11(水) 00:18:30 ID:J6bZyEwr
>>18
さあ、今すぐメモ帳を起動させるのだ!

25 :SWEET SWEET:2008/06/11(水) 00:21:12 ID:ZItPiXWK
SWEET SWEET


職員会議が終了し、着替える為の更衣室に通じる廊下をヴィレッタ・ヌゥは一人歩いていた。
辺りには誰もいない。窓を覗き込むと見えてくるのは運動クラブの練習の様子。聞こてくるの
は独特の気合の掛け声。
今まさに青春を謳歌しているという光景にヴィレッタは心を落ち着かせていると・・・

「ヴィレッタさん」

背後から彼女の名を呼ぶ声が聞こえてきた。
その声に気づいたヴィレッタはすぐに振り返ろうとする。
だが、彼女が振り返ろうした瞬間、誰かが背後からヴィレッタの身体を思い切り抱き締める。

「ラ、ライ?!」

「当たり♪会議終わったんですね」


背後に抱きついた誰かが囁く。
耳元で囁かれた声を聞いて、一瞬後にはっとしたような表情になると、背中の誰かを強制的に離した。
離してみれば、にっこりと笑う銀髪の少年が一人立っていた。
その少年の顔を見るなり、ヴィレッタからは溜息が漏れた。

「・・・ライ、あれほど背後から抱きつかないようにと先日言ったはずだが」


26 :名無しくん、、、好きです。。。:2008/06/11(水) 00:21:51 ID:ZCoyOaFZ
>>18
そして思いの丈を文字にしてぶつけるんだ!

27 :SWEET SWEET:2008/06/11(水) 00:24:44 ID:ZItPiXWK
ライ 

それがこの少年の名だ。学生の身分でありながら故キューエル・ソレイシィから推薦され、
特派に所属しつつもブリタニア軍純血派にも所属し、類稀なるパイロット能力と作戦時の行動力によって「オレンジ事件」で落ちた純血派の名を持ち直した。
誰もがそれに疑問を覚えざるを得ない、だが、それはすべて事実なのだ。


「それは確かに言われましたけど、ヴィレッタさんの姿を見た
らつい・・・」

そう言って、ライはてへっと笑いながら、舌を出す。
そんなライの様子を見て、ヴィレッタは呆れつつも微笑んだ。

「誰かに見つかったらどうするんだ。それに学校では“先生”
と呼ぶように言っていただろう?」

「あ、すみません・・・」

ヴィレッタに言われてようやく気がついたのか、ライはしゅんとする。まるで、飼い主に叱られた犬
のようなその姿が可愛らしく、ヴィレッタはライの銀髪を優しく撫でつける。気持ちよさそうに目を細める仕草が可愛くて愛
おしくも思う。

(可愛い・・・)

そんなことを思っているとき、ヴィレッタはあることに気づいた。

「しかし、何故、私がここにいることが分かった?」




28 :SWEET SWEET:2008/06/11(水) 00:29:40 ID:ZItPiXWK

そう言って撫でていた手を止めて、ライを見つめる。
今回の職員会議は、いつも使われていた職員室が回線工事だとかで使用できなかった為に急遽変更し、別の場所で会議が行われた。
彼には今日は会議があるから遅くなると、一言伝えたのみで場所のことはどこなのか分からなかった筈だ。
だから、だだっ広いアッシュフォード学園でどこにいるか分からない人間一人を
探すのは至難の業のはずなのに彼は意図も簡単に見つけ出した。


「これでも夫なんですから、愛する妻に悪い虫が付かないよう
にお守りしませんと、ね?」

ライはヴィレッタの手を握り、彼女の手を自分の頬に触れさせながら微笑んで言う。
その言葉のせいか、それとも彼の行動のせいなのか、ヴィレッタは頬を紅潮させた。
結婚をしていてもヴィレッタは未だに不意打ちと言ってもいいこの行動には対応しきれないようだ。

「こ、答えになってないぞ!・・・きゃん!」

頬を紅潮させながらもライの言葉に反論をするヴィレッタがおかしな声を出してしまったのは、その時であった。
ライが突然、腰に手を回して彼女の体を自分の方へと引き寄せたからだ。
体が密着し、頬は更に上気しヴィレッタは自分の心臓がどんどんと高鳴るのを感じた。
ライの腕の力は思ったほどに強くなかった、むしろ、優しさを感じる。
いずれにせよ、学園内では人目が無いということは無い。
軍人である彼女なら即座に体を離すことができるはず、だがヴィレッタはそれをやろうとしない。

思ってしまったのだ、自分が今のこの状況を喜んでいることを。
願ってしまったのだ、今のこの状況が一秒でも長く続くことを。

「それで、ヴィレッタさん。先程の質問の答えですけどね・・・」

ライはそう言うと人懐っこい瞳でヴィレッタを見据え、腕に少し力を込めて彼女の体を抱き締めた。
そして、唇を耳元まで近づけて囁いた。


29 :SWEET SWEET:2008/06/11(水) 00:36:32 ID:ZItPiXWK
「――――だから、見つけられた・・・」

「・・・えっ?」

小さく囁かれたその言葉が聞き取れなかったのか、それとも別の理由があったのかヴィレッタは聞き返してしまう。
もう一度、訊こうとしていたがその前に彼はヴィレッタの頬に軽いキスをして離れた。

「僕、お腹が空いちゃいましたんで、帰りに買い物をしていきましょう。校門の前で待っていますね」

「あ、あぁ・・・そうだな」

ライは笑顔でそう言うと踵を返して、廊下を歩き始めた。
彼が廊下の角を曲がったのを確認するとヴィレッタも更衣室に向かって歩を進め始めた。
夕焼けの色が染み入る廊下を歩きながら、キスをされた頬を触りながら思考を巡らせた。
抱き締められた時に彼は何を言った?
先程の記憶を瞬間的に呼び戻す。
柔らかい唇から紡がれた凛とした声でこう言っていた――

『貴女からは匂いがするんです。』

『蜂蜜よりも甘くて、優しい匂いが、ね』


ライの言っていたことは何となくわかるようでわからない。
どうやら、本人の口から直接聴くしかあるまい。
そうなると、今夜は寝かせないようにしなければならない。

着替え終わって、そう考えるとヴィレッタは笑みを浮かべ、外
で待っている愛しい彼の元へ向かおうと足早に校門へ向かった。


30 ::蒼い鴉 ◇F.9o83kBbA :2008/06/11(水) 00:39:39 ID:ZItPiXWK
以上で投下を終了させて頂きます。
ご感想などございましたらお気軽に書きこんでくださいませ。
では、失礼します。

31 :名無しくん、、、好きです。。。:2008/06/11(水) 00:42:43 ID:ZCoyOaFZ
>>30
蒼い鴉卿GJ!
甘い展開はいいですねぇ ヴィレッタさんはやっぱり恥ずかしがり屋さん?w
でも夜になると…
あと割り込んでしまってごめんなさいorz

32 :コウ ◆W56eoB1Y.M :2008/06/11(水) 00:45:35 ID:dlrXLzrM
寝るつもりだったけれど>>18卿がいい素材を落としてくれたので、書いてみました。

33 :コウ ◆W56eoB1Y.M :2008/06/11(水) 00:47:25 ID:dlrXLzrM
千葉さんもヤンデレ気味になってしまった。




「最近、千葉中尉とカレン、何だか変じゃないですか?ぎくしゃくしてるって言うか…。」

相談があるとライに呼び出されて、彼の私室に来た扇と朝比奈はその相談内容に絶句した。
しかし、何を勘違いしたのか、その反応にライは確信を得たようだった。

「やっぱりそうなんですね。原因は何なんですか?僕にできることがあれば、「ちょ、ちょっと待ってね少尉。」

ライの言葉を焦ったように朝比奈がさえぎる。そしてそのまま朝比奈と扇はライに背を向けて相談しだした。

「う、嘘でしょ?彼、わかってなかったの!?」

「い、いや、俺もさすがに気付いてないとは、思わなくて。確認は…してなかったな。」

はぁと二人は肩を落とした。ライが、ライならいつか、絶対なんとかしてくれると思っていたのに。
伝家の宝刀がただの鉄錆だった時の気持ちに似てるな。と朝比奈は刀剣マニアらしい現実逃避をした。


34 :コウ ◆W56eoB1Y.M :2008/06/11(水) 00:48:42 ID:dlrXLzrM
ライたち新・解放戦線とゼロ率いる黒の騎士団の合流。これは日本最大、最強の反ブリタニア組織として、人々の希望となるはずだった。そう、なるはずだったのだ。

1+1は2だ。しかし、それは数字。理論上のこと。人間は必ずしも理論通りにはならない。

具体的に言うと組織内のごく一部の、本当にごく一部の人間関係がこじれた。それだけだった。

こじれたのは、四聖剣の紅一点、千葉と騎士団のエース、カレン。
たかが女二人と侮るなかれ。そこらにいる男では、10人がかりでもかなわない彼女達は、しかもナイトメアフレームの操縦においても卓越した技量をもつのだ。

その彼女達はある一人の男、今朝比奈と扇を訝しげに見ている銀灰の髪の青年の前では、それなりに大人しい。彼の指示には何をおいても従う。
だが、彼の姿が見えなくなった途端に戦いが始まる。生身の時は嫌味対決から殴り合いまで。ナイトメアに乗っていれば模擬戦という名の本物の殺しあいが始まるのだ。
それが組織の運営に大きな支障をきたしていた。
最近では、ゼロも指示を聞いてもらえず、自信を失っているようだった。マントもどこかしおれている感じで、それが余計に哀愁を誘う。


35 :コウ ◆W56eoB1Y.M :2008/06/11(水) 00:50:18 ID:dlrXLzrM
だからこそ、組織の期待はライただ一人に向けられていたのだ。しかし、彼自身がその資格がないことをたった今証明してくれた。

「…そんなことないと思うよ。少尉の気のせいじゃない?」

「…ああ、俺もそう思う。」

そして、今までなんとか解決しようと努力してきた朝比奈と扇という騎士団の良心も潰えたのだった。

「そう、ですか。わかりました。すいません、こんなことで呼び出したりなんかして。」

そう言ってライは謝るが二人とも、影の入った苦笑を返すしかなかった。


36 :コウ ◆W56eoB1Y.M :2008/06/11(水) 00:51:45 ID:dlrXLzrM
ふと、ライの私室のドアが開く。

「少尉、朝比奈と副司令を…、なんだここにいたか。」

そう言って入ってきたのは奇跡の藤堂。その瞬間、朝比奈と扇の目に光が戻った。
そうだ!なぜこの人を忘れていたんだ!俺達には藤堂さんがいるじゃないか!!
そう朝比奈と扇が思っていると、藤堂は何かに気付いたように、そうだ、と呟き話しだす。

「千葉と紅月くんの事だがな。」

「「っ!はいっ!」」

なんというタイミングだ。さすがは奇跡の藤堂。やはりこの人は一味も二味も違うぜ。藤堂さん、一生ついていきます。
なんて期待を抱いた二人は次の瞬間目の前が真っ暗になるのを感じた。

「最近、ぎくしゃくしてるようだが何か心当たりはあるか?」

「「え゛」」

あ、やっぱり藤堂さんもそう思いますか?うむ。少尉もか。
なんて会話を聞きながら二人はとりあえず静かな眠りについたのだった。

37 :名無しくん、、、好きです。。。:2008/06/11(水) 01:01:04 ID:Hq9bkGQN
支援が必要かね

38 :コウ ◆W56eoB1Y.M :2008/06/11(水) 01:04:27 ID:dlrXLzrM
以上です。
ありがとうございました。
何かアドバイスや感想ありましたらよろしくお願いします。
支援助かりました。

39 :名無しくん、、、好きです。。。:2008/06/11(水) 01:07:00 ID:STsWaPaV
コウ卿GJです。
ちょw藤堂さんwww

40 :名無しくん、、、好きです。。。:2008/06/11(水) 01:33:41 ID:rmENPDAq
>>30
甘々なカップルがとても良かった…癒された。
しかしライの性格に若干疑問が。こいつこんなこと言うか?と違和感を感じてしまったのも事実。

>>38
コウ卿は筆が早くてとてもすごいと思う。
キャラの心理描写もしっかりできてるし。
ただ、ひとつの物語の流れとして見てみたとき、若干オチのあたりから失速しているように感じた。
(お仕置きカレンのSSのことね)

んで千葉とカレンのSSのほうは、ちょっと展開に…というか物語の軸になる千葉とカレンの性格に疑問符が。
2人とも組織の運営に支障を来たすほど感情を剥き出しにし合うキャラとはどうしても思えないんだよなー
(これはあくまで俺の主観ですが)
2人がそれほどまでに対立しあうきっかけになったエピソードなんか入ってると説得力が増すんじゃないかな。

勢いのまま書く事も必要だけど、それを1日置くとかして推敲を重ねるともっと物語がよくなると思った。

長いうえに偉そうで本当にスマン

41 :這い寄る混沌 ◆4EKy8pi43U :2008/06/11(水) 06:28:55 ID:A6WXjGm3
祝、3スレ目! という事で、前回の続きを投下したいと思います
ちなみに、前回書き忘れましたが、このストーリーは
親衛隊ルートの途中で青月が同時進行を開始し、今回は別ルートのイベントも発生しております

42 :這い寄る混沌 ◆4EKy8pi43U :2008/06/11(水) 06:29:44 ID:A6WXjGm3
給仕の男性が、グラスに甘口の白ワインを注いで戻っていく
ユフィは勿論の事、今日は僕までが「もう一人前の騎士なのだから」と言う事で
ギルフォード卿にお酒を飲む事を許されたのだ
「ユフィ、卒業おめでとう」
「ありがとう、ライ」
僕達はワインの注がれたグラスを手にとって、それぞれ目の高さまで掲げる
「それじゃあ、ユフィが無事卒業できた事に・・・・・・」
「私は・・・・・・ライが、私を卒業まで守り抜いてくれた事に」
「「乾杯」」
テーブルを挟んで向かい合った、僕とユフィ。その僕たちの目の前で、掲げたグラス同士が
軽い音を立てて触れ合った


親衛隊ルート・ユフィの騎士育成編 『コードネーム・コーネリア様命さんの場合』

此処は、トウキョウ租界に数あるレストランの中でも、五本の指に入る名店だ
そんな場所に僕とユフィが二人きりで居るのには、勿論理由があった
今僕の居る場所には、本来はコーネリア様が居る筈だったのだ。ところが、食前酒が運ばれてくる段になって
護衛のギルフォード卿に緊急の連絡が入ったらしく、コーネリア様と政庁へと戻られてしまったのだった
そこでユフィの護衛として来ていた僕が、急遽コーネリア様の代役を命じられた次第である

43 :這い寄る混沌 ◆4EKy8pi43U :2008/06/11(水) 06:30:28 ID:A6WXjGm3
「それにしてもこの二週間、色々とご苦労様でした
 お陰で無事卒業も出来ましたし、本当に楽しい学園生活でしたよ」
乾杯のワインを飲み干したユフィが、謝辞を述べる。だが、感謝しているのは、むしろ僕の方だ
「僕こそ、ユフィにお礼を言わなきゃならない。護衛の任務を任せてもらって
 いろいろと勉強になった。それに何より、ユフィと過ごせて楽しかった」
「それじゃあ、お互い様・・・・・・ですね」
「そうだな、お互い様かな?」
そう言って、ユフィと笑みを交わす。この二週間そうして来たように、今日も・・・・・・
でも、それも今日までだ。明日になればユフィは副総督で、僕はコーネリア様の親衛隊員に戻ってしまう
それが判っているから、会話も減っていき、笑顔にも僅かずつ翳りが見え始める
「なんだか、しんみりしちゃいましたね・・・・・・」
ユフィが会話を続けようとするが、僕と同じなのか、次の言葉が出てこない
「ライ、何かお話してくれませんか? 私、こういう空気はちょっと苦手で」
僕だって苦手だ。いや、苦手でない人間など、そうは居ないと思う・・・・・・
しかし、困った。お話してくれと言われても、僕にはそう言った話題のストックが無い
こんな時、ルルーシュやスザクだったら、何か楽しい話題や気の利いた会話が出来るのだろうか?
そう、彼らなら。ルルーシュなら・・・・・・ルルーシュ・・・・・・ルルーシュ!?
そうだ、話題ならある。と言うより、話しておかなければいけない事が、僕にはあるじゃないか!

44 :這い寄る混沌 ◆4EKy8pi43U :2008/06/11(水) 06:32:47 ID:A6WXjGm3
「危うく忘れてしまうところだった。ユフィ、大事な話があるんだ」
「大事な、話?」
僕の言葉を聞いたユフィが、うっすらと頬を赤く染める。そういう反応をされると、少し困ってしまう
いや、決して嬉しくない訳じゃない。むしろ嬉しいんだ。だが、話が続け難い
それでも、どうしても話しておかなければいけない。この事だけは・・・・・・
「ルルーシュやナナリーの事だ。ルルーシュから聞いたんだ、二人の事を。
 生まれの事や育ちの事、どうしてこのエリアに居るのかも」
そこまで聞いて、ユフィがハッと息を呑む。彼女は知っているのだ。それがどれだけ重大な秘密かを
「ルルーシュが話したんですか?」
「切っ掛けは、偶然だったんだけどね」
あれは本当に偶然だった。僕が学園の屋上で昼寝をしていると、ルルーシュとナナリーが来たのだ
そして、僕に気が付かずに話を始めた。ルルーシュ・ヴィ・ブリタニアとナナリー・ヴィ・ブリタニアの事を
「ルルーシュは怒ってたけどね。ナナリーが言ってくれたんだ。僕を信じるって」
「そう。ナナリーがそんな事を・・・・・・あの子らしいですね」
ナナリーは優しい子だから。そう言って、ユフィは嬉しそうに目を細める。確かに、ナナリーは優しい子だ
でも僕は、同じくらいユフィが優しい事を知っている。この二週間で、その事を知ったのだ
「だから、僕も彼らの信頼に応えたい。ユフィがそうしているように、ね」
そう、二人の事は絶対に秘密だ。少なくとも、二人の無事が約束される、その日までは・・・・・・

45 :這い寄る混沌 ◆4EKy8pi43U :2008/06/11(水) 06:34:38 ID:A6WXjGm3
「それにしても、随分と二人に信頼されてるんですね、ライは。ちょっと羨ましいです。」
突然、ユフィがそんな事を言う。むしろユフィこそ、二人に信用されていると思うのだが
「ユフィだって、信用されてるじゃないか。別に僕だけ、って訳じゃないよ」
「でも私は、昔からルルーシュとナナリーの事を知って居ましたから。こんな短期間のうちに
 ルルーシュがそこまで信用するなんて、すごい事なんですよ。どんな魔法を使ったんですか?」
少しだけ、ユフィがおどけて見せる。魔法、か。確かに、僕はギアスという魔法が使える
それを使えば、出会った瞬間からだって、信用される事だって出来る。でも、それは本当の信頼関係じゃない
「僕は只、やりたい様にやっているだけだよ。特別な事なんて、何もしていない
 信じてもらえるのは、きっと僕に理由があるんじゃない。あの二人が優しいからだよ」
そう、ルルーシュだって優しい。こんな僕の記憶の為に、色々と考えてくれていた
だから僕も、ルルーシュの書類を手伝ったり、ナナリーに折り紙を教えたりしたんだ
あの二人の優しさが、とても嬉しかったから
「やりたい様にやっている、だけ?」
「そうさ。だから、ユフィだって」
「私がやりたい事・・・・・・」
今度は急に考え込んでしまうユフィ。どうしたのだろう? 一体何を考えているんだろう?
しばしの沈黙が訪れる。しかし、それを破ったのもユフィだった
「ライ。私、何となく判っちゃいました!」
「判ったって、一体何が?」
しかし、僕の問いに答えは与えられなかった。ユフィが僕の手を取って、店を飛び出してしまったのだ・・・・・・

46 :這い寄る混沌 ◆4EKy8pi43U :2008/06/11(水) 06:36:25 ID:A6WXjGm3
ユフィに連れられて僕がやって来たのは、アッシュフォード学園の中にある教会だった
「ユフィ、急にどうしたんだ?」
「今日はまだ、私はここの学生です。だから、ここに来ても良いんですよね?」
ユフィ、それじゃ答えになってないよ・・・・・・
「少なくとも、会長は何時だって来て良いって言うと思うけどね。もちろん、僕も」
「ライ・・・・・・有り難う」
ユフィが、僕の手を離して振り向いた
「私ね、思いついたんです。日本人の皆さんとブリタニア人とが、仲良くなれる方法を!
 それと、ルルーシュとナナリーと、一緒に楽しく暮らせる方法も!」
「本当なのか!?」
「本当ですよ。ですから明日にでも、シュナイゼルお兄様とコーネリアお姉さまに、相談してみようと思うんです」
ユフィ・・・・・・君は何をしようというんだ? 抵抗組織が活動するような現状で、一体どうしようと・・・・・・
「でもその前に、ライにお願いしたい事があって・・・・・・それに、シャーリーから聞いたんです
 今日がブルームーンの日だって。だから、ここに来ちゃいました」
「僕に?」
「多分、私のやろうとしている事は、とても大変な事だと思います。もしかしたら、私一人では
 どうにも成らない事なのかも知れません。ですから、ライ。貴方の力を貸して欲しいんです・・・・・・」
そう言うと、少し潤んだような目で僕を見つながら、おずおずと手を伸ばしてくる
「勿論だよ、ユフィ」
だから僕も、視線を逸らさずに答える。断る理由なんて、何処にも無いから
「これからも、ずっと?」
「ユフィが僕を必要としてくれるのなら、何時までも」
答えて、僕はユフィの手を取り、優しく握り締める
・・・・・・今日は、ブルームーン。青い月の下で誓いを交わす、想いの叶う伝説の夜だ

47 :這い寄る混沌 ◆4EKy8pi43U :2008/06/11(水) 06:37:11 ID:A6WXjGm3
〜エピローグ〜

「先程ユフィから、ライを選任騎士に欲しいと、そう頼まれた」
「では、我々の作戦も一先ずは成功、と言うわけですな」
「将軍、あれは作戦と言うには・・・・・・ちょっと・・・・・・」
「そうか? 息子達にも手伝わせて、頑張ったんだがなあ」
「やはり自分の作戦のように、もう少しスマートで無いと・・・・・・」
「いや、二人とも良くやってくれた。そこに異論の余地は無い
 むしろ問題なのは、ユフィのもう一つの『お願い』だ。これを見ろ」
「「これは!?」」
驚く二人の前には、コーネリアの差し出した書類があった
その書類こそ、ユフィのもう一つの願い『行政特区日本』の企画書だった・・・・・・

48 :這い寄る混沌 ◆4EKy8pi43U :2008/06/11(水) 06:40:28 ID:A6WXjGm3
以上、中篇(になるのかな?)でした
前回や今回のイベントの間にも、青月イベントが起こっていると、そういう事にして下さいませ

あと、出来るなら俺のSSにも、アドヴァイスを〜
もっと楽しんでもらえるようなSSが書けるように、皆様のご意見をお聞かせくださいませ <(_ _)>

49 :名無しくん、、、好きです。。。:2008/06/11(水) 06:40:49 ID:M7/lphA0
支援   て遅い気がしないでもない

50 :名無しくん、、、好きです。。。:2008/06/11(水) 08:52:22 ID:J9+U9wM1
>>47
ふたつのルートが上手いこと混ぜられてて、またそれにあんまり違和感がないのがすごい良い。
だけど難点を挙げるとすれば…ギルにもダーさん並みの頑張りを見せてもらいたかったwww

51 :名無しくん、、、好きです。。。:2008/06/11(水) 08:53:07 ID:J9+U9wM1
あーしまった
>>48

52 :名無しくん、、、好きです。。。:2008/06/11(水) 08:59:49 ID:nsPxPa91
>>47
GJ!なんかちょっといい話になってるー!
てっきりギルフォードがダールトン以上に
はっちゃけるのかと思ってしまった俺は負け組み。

53 : ◆BheL.TnbIA :2008/06/11(水) 10:46:10 ID:DH0xiua2
このスレへの投下は初めてになりますがどうぞよろしくお願いします。
ライ×ナナリーの前後編の前編です。
設定は蒼月アフター。

54 :待て、これは咲世孔明の罠だ:2008/06/11(水) 10:48:06 ID:DH0xiua2
「ナナリー様? ご気分が優れないのですか?」
「えっ」

午後のティータイム。
自分の主から感じる負の空気を読み取った咲世子はズバリ聞いてみた。
思わぬ質問だったのだろうか、ナナリーはびっくりした様子で咲世子のほうへ視線を向ける。
その表情は「どうしてわかるんですか?」と不安半分驚き半分で小動物的な印象を見る者に与える。
正直、男なら思わずクラッとくる仕草だが女である咲世子は微笑を向けるだけだった。

「いえ、お飲み物に手をつけていらっしゃらないようでしたから」
「あ、ごめんなさい咲世子さん。折角の紅茶が…」
「いえ、構いませんよ。淹れなおせば良いだけですから。それでナナリー様、何かお悩み事でも?」
「あ…その…」

言うか言わざるか。
数十秒に及ぶ主である少女の葛藤の時間を咲世子は微笑ましく見守る。
やがて、決心がついたのかナナリーは意を決したように口を開いた。

「その、昨日お友達に――」

曰く、ナナリーとよくいる男性は何者なのか。
曰く、彼はどういう性格なのか。
曰く、彼女はいるのか、もしくは好みの女性のタイプは?
そういった質問をされたのだ、とナナリーはポツポツと語った。

55 :待て、これは咲世孔明の罠だ:2008/06/11(水) 10:49:28 ID:DH0xiua2
「なるほど…」

ふむ、と咲世子は相槌を打ちながら考えをまとめる。
要するに友達から「あの男の人格好良いね! 紹介して欲しいな」的な話を振られたということらしい。
これはまた困ったことに…というのが結論だった。
実は過去、同じような出来事が起こったことがある。
しかしその時の対象は実の兄であるルルーシュだったこともあり、特に問題になるようなことはなかった。
だが、今回の件の対象者――すなわち、ナナリーの友達の興味の先はライだ。
これが二人が出会った当初ならばよかった。
けれども、今の二人はれっきとした恋人同士なのである。
いかに優しい性格のナナリーとはいえ、同年代の女の子が彼氏に興味を持っていることを知って平静でいられるはずがない。

「その、ご友人の方にはライさんとのご関係のことは…?」
「そんな…言えるはずがありません…!」

ぽっ、と頬を染めて俯くナナリー。
咲世子はそんな車椅子に座った少女を抱きしめて撫で回したい衝動を抑えつつ再び思考の海に潜る。
半ば予想通りともいることだったが、主の少女はライとの関係を触れ回ってはいないらしい。
まあ、ナナリーとライ、両者の性格を考えれば当然のことだ。
二人とも目立つことを好まない傾向があり、奥ゆかしい。
自分の知っている限りでは二人の関係を知っているのは自分とナナリーの兄ルルーシュくらいだ。
生徒会の面々もあるいは知っているのかもしれないが、この二人の場合まだ言っていない可能性が高い。
しかし美男子と美少女の秘する恋……なんと素晴らしい響きだろうか。

56 :待て、これは咲世孔明の罠だ:2008/06/11(水) 10:51:05 ID:DH0xiua2
「…あの、咲世子さん?」
「はっ」

ナナリーのいぶかしげな呼びかけに咲世子は我にかえる。
話相手が考えに没頭し、黙り込んでいたため心配になったのだろう。
少女の声は僅かな不安に揺れていた。

「ごめんなさい。困らせるような相談をしてしまって…」
「いえ、そんなことはありません。少し対策を考えていただけですので」
「対策?」
「はい、ナナリー様がライさんとのご関係を周囲に伏せておきたいと仰る以上、なんらかの手を打つ必要があると思われます」
「手を打つって、そんな、私…」
「いいえナナリー様、そんな悠長なことを仰っていてはいけません! いいですか?
 確かにライさんは誠実なお方です。例え女性からアプローチされたところで心変わりなどするはずもないでしょう。
 ですがナナリー様のご友人のようにあの方に好意を持つ女性はこれからも現れることでしょう。
 いえ、下手をすれば男性の中からも……そうなったら…あ、でもそれはそれで…アッー!」
「…さ、咲世子さん?」
「こほん! とにかくです。ライさんの方はともかく、相手によってはライさんが押し切られてしまうかもしれません。
 何せあの方は受けっぽい――げふんげふん! 押しに弱いですし」
「え…」

微妙に様子がおかしい咲世子を気にかけつつもナナリーはその推測に表情を曇らせる。
確かにライは押しに弱い。
彼の愛を疑うわけではないが、懸命なアプローチを受けた場合彼が押し切られないと言い切れるだろうか。
そんなことはない、と自分に言い聞かせてみるも一度現れた不安は一向におさまらない。

57 :待て、これは咲世孔明の罠だ:2008/06/11(水) 10:52:19 ID:DH0xiua2
「咲世子さん…私、どうしたら…」

悲観的想像が積み重なったのか、瞳をうるうるさせ始めるナナリー。
だが、咲世子は慌てることなくにっこりと微笑んだ。

「大丈夫ですよナナリー様。私に策があります」
「策…ですか?」

すがるような目つきの主人に咲世子は深く頷く。
ナナリーの見えない目に扇を顎に当てる咲世子の姿が映った。

「それでは、お耳を拝借……ごにょごにょ」
「はい…え、ええっ!?」
「そうすれば問題は全て解決するかと」
「でっ、でも…そんな…」
「これが最も効率的な策かと」
「け、けど…恥ずかしいです…」
「では、ライさんに女の方が言い寄ってもよろしいのですか?」
「それは嫌です…!」
「では実行ということで。そういえばナナリー様はあれをなさるのは…」
「は、初めてです。だからちゃんとできるか不安なんですけど」
「私がレクチャーしてさしあげますので大丈夫ですよ」
「で、でもライさんが気がついたらどうするんですか?」
「その時は別の方法を考えます。ふふっ、明日が楽しみですね」

首筋まで真っ赤にして戸惑うナナリーを他所に、咲世子は明日起きるであろう騒動に思いを馳せるのであった。

58 : ◆SXON97QLbU :2008/06/11(水) 10:54:00 ID:DH0xiua2
投下終了です。
後編はまた後日…つかライナナなのに咲世子さんが主役だ。

59 :年下専門 ◆BheL.TnbIA :2008/06/11(水) 11:06:05 ID:DH0xiua2
蛇足で申し訳ないですが、コテハンは年下専門でございます、以後良しなに。

60 :名無しくん、、、好きです。。。:2008/06/11(水) 17:19:18 ID:V7Q8A0YG
>>57
GJ!!ナナリーが可愛すぎるw
そして咲世子さん、もうちょっと自重してくださいwww

61 :名無しくん、、、好きです。。。:2008/06/11(水) 18:10:02 ID:Hq9bkGQN
咲夜子さん腐りすぎワロタw
ナナリーが毒されないか心配ですwww

62 :名無しくん、、、好きです。。。:2008/06/11(水) 18:35:13 ID:AvFxY0Sq
腐ってやがる…

GJ!

63 :コウ ◆W56eoB1Y.M :2008/06/11(水) 19:03:11 ID:dlrXLzrM
投下させてもらいます。
本スレ見てて、LCR2の中華ENDもいいなと思ったのでこの形に。

注意!若干星刻が変です。

>>40 アドバイスありがとうございます。
確かに、あまり推敲はしませんね。するとしても、誤字、脱字、文体くらいしか見てませんでした。
次からは内容の方も置く時間を長くして推敲してみます。
今回は大体書きあがってたので、投下しました。



64 :コウ ◆W56eoB1Y.M :2008/06/11(水) 19:05:06 ID:dlrXLzrM
中華連邦の首都、洛陽。その地に悠然と建つ紫禁城の中の天子謁見の間。
そこにおいて、ライは臣下の礼を取っていた。


丁度この日は星刻がライを拾ってきてから三年となる記念すべき日だったが、それとは関係なく、ライは中華連邦の武官として任務を言い渡されていた。

「ライ、貴官を征東将軍に任じる。太平洋に布陣したブリタニア軍を打ち破ってもらいたい。」

朗々と文句を読み上げるは玉座の横に立つ黎 星刻。
今や彼は中華連邦宰相の座に就き、昼夜問わず国のために奔走している。体の方も最近はほとんど心配いらないまでに回復していた。


星刻は目の前に跪く青年を見ながら、思う。
もしかしたら、後世の歴史家は自分の生涯最大の功績にこの青年を助けた事を挙げるのではないか、と。

一年前、ゼロと言うイレギュラーを使い、大宦官を除くべく起こしたクーデター。
その過程で、利用するはずのゼロに逆に天子様を攫われたり、自身の体の限界に突き当たったりと何度も挫折しかけた自分。
その自分を支えてくれたのがライだった。
今でも昨日のように思い出せる。


『天子様との約束なんでしょう?だったら、僕が手伝わないわけにはいかないじゃないですか。』

『自分の命をなんだと思ってる!あなたが死んだら、天子様がどれだけ悲しむかわかってるのか!?』

『僕が…僕が神虎に乗ります。』

自分達は彼の言動に、存在に、幾度となく救われてきた。
だから彼がいなければ、この国も、天子様も、自分も、間違いなく違う未来を描いていただろう。
そして、それがどんな未来だったにせよ、今以上の可能性など望めなかったに違いない。


65 :コウ ◆W56eoB1Y.M :2008/06/11(水) 19:06:31 ID:dlrXLzrM
そんな事を星刻が考えていると、玉座の主がライに声をかける。

「ライ…気を付けてね。帰ってきてね。絶対だよ。」

思えば天子様もあの激動の一年で、随分とライとは親しくなったのだ。
少しは慣れたとはいえ、やはり兄のように慕うライが戦いにいくのは不安なのだろう、声にいつもの元気がない。

「必ず。天子様と星刻さんが救って下さったこの命、ブリタニアなどにはやれません。」

そのライの言葉に、思わず星刻は苦笑する。律儀なのは美徳だが、ここまでくるともう少し楽にしてほしいとも思ってしまう。

「ライ、そのことはもういい。借りは、一年前に十分すぎるほど返してもらった。我らがここにいるのもまた、君からの恩によるものなのだからな。」

しかし、ライは譲らない。
未だに彼は、自分の存在の重要性をわかっていないようだった。一体どれだけの人間が彼に救われ、彼を慕っていると思っているのか。
まったく、と星刻は心の中でため息をついた。どこか嬉しそうなため息ではあったが。


66 :コウ ◆W56eoB1Y.M :2008/06/11(水) 19:08:23 ID:dlrXLzrM
ライが退出してからしばらくして、星刻は天子が何やら考え込んでいるのに気付いた。

「どうかされましたか?」

「……」

声をかけても反応がない。訝しげに眉をひそめた星刻は、先程よりも少し大きめな声で呼び掛ける。

「天子様?」

「きゃっ!な、何?星刻どうしたの?」

どうしたのか、とはこちらの質問なのだが。と思いながらも星刻は尋ねる。何か悩みがあるようなら、できるだけ聞いてさしあげたいと思う忠臣星刻。
しかし彼は以前、天子に生理のことについて聞かれた時は動揺するあまり、何もない所で躓いて地面に叩きつけられた苦い経験をもつ。

「いえ、何やら天子様が考え込んでいらっしゃるご様子でしたので。」

「あ…うん。」

「私でよろしければ、ご相談にのりますが。」

今の反応でなんとなく考えている事はわかったのだが、一応聞いてみる忠臣星刻。
しかし彼は以前、天子に性行為について聞かれた時、やはり動揺するあまり「わ、我が心の中には天子様以外おられません!」と叫んで大恥をかいた経験をもつ。


67 :コウ ◆W56eoB1Y.M :2008/06/11(水) 19:10:39 ID:dlrXLzrM
「ライのこと…。」

やはりか。と星刻は思う。恐らくは他国人の彼がこの国に未だに馴染め切れてないのでは?という心配なのだろう。なんとも優しい天子様らしいお悩みではないか。
そうして、その星刻の予想は当たっていたのだった。
9割までは。


「ライって自分が違う所の人っていうのを気にしてると思うの。だから…」

そう言って顔を赤らめ、手をもじもじさせながら視線を下げる天子。
その様子に星刻は戸惑う。

…待て。ここでその反応はおかしくはないか?だってそんな、そんな可愛らしくて、抱き締めたくなるような反応から導かれる続きなんて、

「私と、その、結婚すれば、いいんじゃないかなって…。」

その時、えへへ、と恥ずかしがりながらも天子が浮かべた優しい笑みを、しかし星刻の脳が認識することはなかった。

哀れ忠臣星刻。今の彼は、何もない所で躓くことも、大声で天子に告白することもできずに、ただ、ただ真っ白な灰になってしまっていた。

68 :コウ ◆W56eoB1Y.M :2008/06/11(水) 19:12:45 ID:dlrXLzrM
終わりです。
どうも自分はこの組み合わせも好きみたいなので、評判があまりに悪くなければ、いつか続きを書けたらいいなと思います。

ありがとうございました。
何かアドバイスや感想ありましたらよろしくお願いします。

69 :名無しくん、、、好きです。。。:2008/06/11(水) 19:27:48 ID:0McexHeV
GJ!!
天子様まで落とすなんて、流石はライ大先生です!

70 :名無しくん、、、好きです。。。:2008/06/11(水) 19:45:33 ID:ZmQ7DTzA
>>68
GJ!
星刻哀れ……
それはそうと紫禁じゃなくて朱禁城ね。

71 :名無しくん、、、好きです。。。:2008/06/11(水) 19:46:30 ID:0McexHeV
征東将軍ってかなり高い地位だよな?相変わらず出世早いな。

72 :名無しくん、、、好きです。。。:2008/06/11(水) 19:50:43 ID:xYAYDlcV
>>68
GJ! 星刻! 星刻ぅうううううううううう!ww
さすがは俺たちのライ様だ。普通の人には(攻略)できないことをやってのける
そこに痺れる 憧れるうううううううううううう!




73 :名無しくん、、、好きです。。。:2008/06/11(水) 20:00:07 ID:IH7npy2x
星刻!まだだっ!まだチャンスはあるよっ!!
天子様のライに対するのは小さい頃の娘が将来お父さんのお嫁さんになるっ!
って言うヤツだからっ!!まだ大丈夫だよぉぉぉぉぉぉぉぉぉ!?!?!
(ライ×天子様より星刻×天子様+ライが好きな人)

74 :名無しくん、、、好きです。。。:2008/06/11(水) 20:01:26 ID:ZCoyOaFZ
みんな投下すんの早いなぁ
おまけに全部毛色が違って面白いしw

俺もがんばって早く書かな

75 :名無しくん、、、好きです。。。:2008/06/11(水) 20:10:00 ID:Hq9bkGQN
ライなら中華を立て直すこともそこで将軍になっててもちっとも不思議じゃねーよな
神虎もライっぽい機体だよね(蒼いし常人には扱えないし)

76 :名無しくん、、、好きです。。。:2008/06/11(水) 20:43:03 ID:0McexHeV
>>73
むしろお父さんぽいのは星刻だろ。

77 :名無しくん、、、好きです。。。:2008/06/11(水) 20:45:44 ID:0McexHeV
>>73
むしろ、お父さんっぽいのは星刻だろ。

78 :名無しくん、、、好きです。。。:2008/06/11(水) 20:48:43 ID:0McexHeV
すまん。2回入れてしもうた(゜Д゜;≡;゜Д゜)

79 :名無しくん、、、好きです。。。:2008/06/11(水) 20:51:08 ID:nsPxPa91
まあ慌てるな。まずsageるんだ

80 :名無しくん、、、好きです。。。:2008/06/11(水) 20:59:42 ID:6O6ttek8
大手フィギュアメーカーWAVEもついに参戦!
ヒットを飛ばし続けているシャイニングシリーズの新作フィギュアが
Amazonのベストセラーで、いつも通りのTOP発進。

2008年9月にWAVEから発売される「シャイニング・ウィンド ゼクティS.O.F.T」が
6月11日11:00に予約が開始され、注文が殺到。
予約開始後間もなくAmazonの「おもちゃ&ホビージャンル」ランキングで
宮沢模型流通限定版がが1位、テレカ付き限定版が4位の好発進。

WAVE社のシャイニングシリーズフィギュアへの初参入となる商品で
ボディと服が柔らかい素材でできているのが特徴。

Amazonベストセラーランキング
http://www.amazon.co.jp/gp/bestsellers/toys/ref=sv_t_3


81 :名無しくん、、、好きです。。。:2008/06/11(水) 21:05:25 ID:052CpbzC
>>68
GJ
天子も虜にする、カリスマフラグ一級建築士のライw
続きを待ってますよん


82 :テンデ ◆QqpWgMIksU :2008/06/11(水) 21:27:38 ID:xYAYDlcV
投稿させていただきます
初投稿です。拙い文章ですが、よろしくお願いします

CPはライ×C.C.で、時系列はギアス編が近いと思います
C.C.のキャラが違うかもしれませんので、よろしくお願いします

83 :テンデ ◆QqpWgMIksU :2008/06/11(水) 21:28:22 ID:xYAYDlcV
魔女との一時 読書編


アッシュフォード学園のクラブハウス。今現在の自分の家に、ライは数冊の本を携えて戻ってきた
今日は生徒会の仕事もなく特別な用事もない。できた暇で本でも読もうかと学園の図書室からいくつか本を借りてきたのだ
部屋の前まできて扉に手をかけたとき、部屋の中にある人の気配に気づいた

(誰か来てるのか……?)

誰かと会う約束をした覚えはないのだが。まぁ、部屋に入ればわかることだと扉をあけると、もはや嗅ぎなれたチーズの匂いが鼻をついた

「はぁ……」

無意識のうちにライは溜息をついていた。まさかと思いつつ視線をベッドに向ければ、案の定彼女はいた

「おほはっはや」
「せめて飲み込んでから喋ってくれ」

なぜか堂々とベッドを占領し、我が物顔でピザを頬張る緑の髪の少女――C.C.に、ライは呆れて返事を返した
借りてきた本を机におくと、自分は椅子に腰かける
最近よく見かける光景だが、だんだんと慣れてきた自分が怖い。いつからこの部屋は彼女の部屋に変わったのだろうか?



84 :テンデ ◆QqpWgMIksU :2008/06/11(水) 21:29:06 ID:xYAYDlcV
「あぁ。そんな可哀想な私を追い出すような真似はしてくれるなよ?」
「言ってもきかないだろう、君は」

すでにC.C.についていろいろと諦めているライは、借りた本の一冊に手を伸ばす。手に取ったのは古い童話。面白いもので童話は基本的にフィクションなのだが、ごく稀に妙に現実的な、まるで実話を脚色したような物もある。ライはどちらかといえば後者のほうが好きだったりする

「…………」
「…………」

静かな部屋にはページをめくる音だけがかすかに響く。時折ベッドの軋む音が聞こえるがライはただ読書に集中する

「退屈だ」
「…………」
「…………退屈だぞ」
「………………」
「………………おい」

無視されたのが気に入らないのか。痺れを切らしたC.C.はライをきつく睨みつける。ライはその視線を受け流して視線を上げる。読み進めたところにはしっかりと指をしおり代わりに置いて

「そう言われてもな。ピザはどうした?」
「もう食べ終えた」

見れば空になったピザの箱が床に投げられている。これを掃除するのは一体誰だと思ってるのかと考えざるをえない。C.C.はベッドを降りてライの方へ歩み寄る


85 :テンデ ◆QqpWgMIksU :2008/06/11(水) 21:30:30 ID:xYAYDlcV
何を読んでいる?」
「昔の童話だよ」
「面白いのか?」
「どうかな、僕は嫌いじゃないけど。人を選ぶ話だとおもうよ」

大きな山場もなく淡々と進んでいく物語。子供向けの童話としては間違いなく失敗作だが、読み進めるといつの間にか引き込まれるような、不思議な力がある

「そうか」

自分から聞いたくせにC.C.は興味がないらしい。机の上に置かれた本を一冊とると、またベッドに戻り今度は横になって本を読み始めた
相変わらずよくわからないC.C.の行動だが、暇つぶしを見つけたならそれでいいやとライも自分の読書に戻る
だが少し読み進めたところで、C.C.が再びライを呼んだ。ベッドに横になったままで、手招きしている

「今度はなんだ?」
「いいからこい」

命令口調にやれやれと心の中で零しつつ、ライはその言葉に従った。なんだかんだでライは彼女に逆らえない。本を手にしたままベッドに行けば、ベッドの上に座るように促された

「……?」
「早く座れ」



86 :テンデ ◆QqpWgMIksU :2008/06/11(水) 21:31:39 ID:xYAYDlcV
言うとおりに腰かけると、C.C.は起き上がってライの背後に回り込み、その背中に自分の背を預けた
背中越しの重みにライが不思議そうに振り返る

「C.C.?」
「壁だと寄りかかるには硬すぎる。いいか、動くなよ」

それだけ言うとC.C.は完全に本に没頭しだした。余りにも突然で自分勝手な行動にライは溜息さえ出なかった

(何言ってもきかないんだろうなぁ……)

ライに背中を預けて読書にいそしむC.C.。背中に感じる重さは決して嫌なものではなく、むしろ心地いいとさえ感じる自分にライは苦笑して読書に戻る

再び静寂のおとずれた部屋で、ページをめくる音が響く。たまにはこんな日があってもいいだろう
ゆっくりと流れる時間が、二人のまわりだけを包み込んだ――――


87 :テンデ ◆QqpWgMIksU :2008/06/11(水) 21:33:47 ID:xYAYDlcV
以上です。どうも失礼しました

あと二回目投稿時の最初の文

「またルルーシュに追い出されたのか?」

が抜けてしまいました。本当に申し訳ございません
アドバイスや感想など頂けたら嬉しいです。よろしくお願いします

88 :修羅場の人 ◆EqnOEsNV9Q :2008/06/11(水) 22:18:29 ID:Jhi1LSfu
>>87
いい具合にほのぼのとしていいですね

さて、前スレのお話の続きです
というよりノネットさんルートです
書いてるうちに本当にノネットさんルートかどうか気になったけど…まぁ、その辺は

注意
・前回のお遊びと違ってカオス分は控えめですがやっぱりカオス
・ノネットさんじゃないかもしれないです
・ノネットルートの癖にアーニャとキスしてるのはきっと
 修羅場が無性に書きたくなったからです

ではその辺を踏まえてどうぞ

89 :修羅場の人 ◆EqnOEsNV9Q :2008/06/11(水) 22:19:00 ID:Jhi1LSfu
×ノネットさんを何とかする

まずは…アーニャは一応振りほどくことは出来る。力の差というやつだ
問題はノネットさんだ…多少無茶しないとどうにも出来ないだろう

(落ち着けライ…KOOLに…ってこれは前編で使ったか
 畜生!僕はギアスが無ければ何も…そうだ、ギアスだ!)

素でギアスの存在を忘れていた事は内緒ね
…でもスザク、これは正しい使い方だよね…?

「ライが命じる!」
「ん?お前またあの時のことを!せぇい!」
「二人とも、今から朝までゆっくり自分の部屋でってウボァー」

全部言い切る前にノネットさんの一撃が僕の鳩尾を直撃する!

痛い、ものすごく痛い。
意識が薄れそうになるくらい痛い
というかもう薄れ始めてる

「あっ、ライ!大丈夫か?」

ノネットさん、鳩尾に拳を叩き込んだあなたが…何を…

90 :修羅場の人 ◆EqnOEsNV9Q :2008/06/11(水) 22:19:43 ID:Jhi1LSfu
夢を、夢を見ていた
それは、最新話で現れた柑橘類の夢
砂の上で、昼間から酒を飲んでいた改造人間の夢
その場にいたもう一人と合わせて「オレンジ成分のジョイ」を思い浮かべた夢―――

ああ…何故だろう、全力で向こう側に行かないといけないような…
そして製作者に反逆しなければ―――

「――ッ!」

ふと、向こう側の世界(R2か天国的な意味で)を覗いてしまった気がする
あれ?でも僕は執務室でノネットさんの拳を受けて倒れたはず
でも何でベッドの上で倒れている?

…ああ、夢オチか
さて、今日は何曜日だったか、というか今何時なんだ…

……………

あれれ?体が動かないよー?
金縛りかと思ったが、後ろに変な物が当たっている
ああ…これはノネットさんの胸だ。

…うん。これも夢だね

91 :名無しくん、、、好きです。。。:2008/06/11(水) 22:20:26 ID:Jhi1LSfu
「…ん?何だライ、起きていたのか」
「…その前に、何で僕に抱きついているんですか?」
「寝心地がいいからだ」
「…寝るなら自分の部屋にしてください。少しあせりますから」
「ん?ここは私の家だが?」
「…じゃあ何で僕がここに居るんですか?」
「いやぁ〜加減を間違えて気絶させてしまったからこうやって介抱を…」

うん。夢じゃないねこれ

ってええええええええええええええ!
どうして介抱で体を密着させるんですか?寝心地関係あるんですか?
というか何でノネットさんの家なんですか?何時間寝てたんですか?
突っ込み所が多すぎてどうすればいいかわからないよ!
助けてみんな!

「…どうした?何か悪いものでも食べたのか?」
「…悪いものを飲んだのはアナタでしょう、後、動きにくいんで出来れば離れていただけますか?」

よし、ここはクールに返そう
ありがとうジェレミア卿。あなたへの対処のおかげでクールに返すコツを掴めました

「…嫌だ」
「はい?」
「…このまま離したら、どこか行くだろう?」
「…まぁ、この状況はマズいですから…」
「だったら嫌だ」

すいません、論理が飛んでるんですが
誰か助けて。いや、本当に


92 :名無しくん、、、好きです。。。:2008/06/11(水) 22:21:48 ID:Jhi1LSfu
「…じ、事務の仕事もありますし…」
「それならジノが全部やってくれるそうだぞ
 いやぁ〜お願いしたら快く引き受けてくれたよ」

…何故だろうか、脳裏に浮かんだのは脅しに屈するジノしか見えないんだけど…

「…アーニャは?」
「それよりも、何で私を見てくれないんだ?」
「…すみません、言葉通じてますか?」
「お前はな…普通女の前で別の女の話をするか?」
「だ、だって…大切な友達ですし」

この言葉に嘘偽りは無い
…さっきの?ああ、あれは午前中に事務の仕事は全部終わらせたから正直嘘だけど
あの薬を一緒に飲んでいたアーニャが心配になっt

ムギュ

「☆#●%〜▲!?」(訳:ノ、ノネットさん!胸が、胸が!?)
「これは…男が、女の前で、別の女の、話題をした、罰だ!」
「&…#▽◎?」(訳:そんなに…まずいことですか?)
「…今なんか失礼なこと考えただろ?」
「……………」(訳:その前に…胸が…呼吸できない…)
「ん?」
「…………」
「…ライ?ライ!?」

93 :名無しくん、、、好きです。。。:2008/06/11(水) 22:22:48 ID:Jhi1LSfu
夢を、夢を見ていた

「―――ってそのネタはさっきやったッ!」
「わ、急にどうしたライ!?」
「あ、いや…その…」

気づいたらまたベッドの上だった

「その…二度もすまない」
「あ、いや…まぁ、それは…」
「それと…さっきまで、私変だったか?
 いや…ハーブティーを飲んでからその…記憶が無いんだが」
「…」

とりあえず、今わかったことは二つ
「惚れ薬の効果が切れた」のと
「ハーブティーを飲んでからの記憶が“ある”」ということ

…なんでわかったかって?
このレスの文章読み返せばわかると思うよ?

……とにかく、ここは互いに居辛い状況であるのは確かだ
ここは自分の部屋に戻ろう。うん、それがいい

「…じゃ、僕はこの辺で…」
「ま、待て!待つんだ!」

窓の外を見ていたノネットさんが焦った口調で言う
理由がわからずただ窓の外を見ようとしたら―――――

キス、された

94 :名無しくん、、、好きです。。。:2008/06/11(水) 22:23:43 ID:Jhi1LSfu
「ライ、返して…!?」
「ん…ちゅ…ぷはっ」
「……えっと、…なんでアーニャがここに…?」

ふとノネットさんから目を背けて窓の外を見ると…モルドレッド!?
ってか移動にナイトメア!?
それ以前にどうしてコックピットからアーニャがこっちを見てるんだ!?
その前に殺意!殺意を!?

「アーニャ!?どうしてモルドレッドで…あ…」
「…スザク、君もか…というか、助けてくれ。ものすごく怖い。ってか今すぐ殺されそうな…
 アーニャ?どうしてモルドレッドを空中に静止してこっちに向かって降りようとしてるの?」
「…アーニャ?駄目だぞ?ライは私の…その…」
「…ライ?ごめん、状況が読めないんだけど」
「僕もだよスザク、でも僕の場合読めないじゃなくて読みたくないだけどね」

乾いた笑いしか出ない
というか周りの空気が怖い

…とりあえず、僕をそのランスロットで連れてってくれると正直ありがたい
後そんなことで何であなた達はナイトメアを使うんですか?
…とか考えていると…

チュッ
今度はアーニャにキスされた

95 :名無しくん、、、好きです。。。:2008/06/11(水) 22:24:32 ID:Jhi1LSfu
「…ん…ぷはっ」
「あ、その…アーニャ、さん…?」
「おい…アーニャ?」
「…これで、私の…その…」
「…ねぇライ、今ものすごく君に腹が立ったんだけど気のせいかな?」

それはよくわかる
多分僕ならばルートを攻略するのに選択肢で双子の妹とのキスをしなければならない主人公や
君は誰とキスをする?私?それともあの子? とかOPで歌いながら
蓋を開けてみると10話目で椋ヒロインとキスをしていたバルキリーパイロット並に腹が立つだろう

「うん、だからといってそっと帰ろうとしないで、マジで一人にしないでくれ!」
「…私が…いる」
「ちょっと待て、私だろう?」
「…これは好きな相手に先立たれた僕への当てつけかい?」
「ちょ、殺意を出さないで、ヴァリスを持たないで!」
「…じゃあ、頑張ってね」
「え、ちょ、スザク!?」
「…こうなれば…仕方が無い」
「…体の…相性」
「あれ?お二方?…それは板的にまずいから真剣にやめておいたほうがいいって
 あれいつの間に後ろを!?卑怯!後ろをバックってアッー!」

(省略されました。続きを読みにはオォール・ハイル・ブリタァニアァ!と(ry)

96 :修羅場の人 ◆EqnOEsNV9Q :2008/06/11(水) 22:26:22 ID:Jhi1LSfu
…どうして俺はノネットさんを書けないのだろうか
やっぱり周囲に言われてるようにロリコンなんだろうか
百歩譲って変態と認めても俺はロリコンじゃない…

失礼
次回は騎士団を書こうと思います
多分アーニャルートはその後だと思います

97 :名無しくん、、、好きです。。。:2008/06/11(水) 22:33:36 ID:V7Q8A0YG
>>96
オォォォォォルハァァァァイルブリタァァァァァニアァァァァ!!!!!!!
嫉妬しあう2人が可愛いすぎるw
そしてそれ以上にライが不憫すぎるwww

98 :名無しくん、、、好きです。。。:2008/06/11(水) 22:38:00 ID:xYAYDlcV
>>96
オール・ハイル・ブリタアアアアアニアアアアアアアアアアアアアアアアア!!
ちょっと黒くなったスザクが自分的には一番の萌えだったり(え
ノネットさんかわいいよノネットさん、アーニャかわいいよアーニャ
ライ壊れてるよライ

99 :名無しくん、、、好きです。。。:2008/06/11(水) 23:05:36 ID:Hq9bkGQN
>>87
甘々すぎずほのぼのしてていいですなー
なんかCCが猫っぽいw
>>96
普通にノネットさんルートかと思いきや…後半カオスすぐるwww

100 :保管庫の人:2008/06/11(水) 23:07:57 ID:JPoCVPjM
>>87 抜けてる部分を足しておきました。

前回のレスからほんの24時間ちょっとで、怒濤の波状攻撃の如き投下ラッシュ…!
いやはや、色んな意味でここの職人は化け物揃いですなあ。

101 :名無しくん、、、好きです。。。:2008/06/11(水) 23:15:48 ID:xYAYDlcV
>>100
>>87を書いたものです
保管庫の人、ありがとうございます。ご迷惑おかけしました

102 :KOUSEI ◆tYEsc9pKQ2 :2008/06/11(水) 23:46:43 ID:nLP0INcf
 こんばんはKOUSEIです。
 前回の、カレンルート惨劇未回避の続きを投下したいと思います。

 ・保管庫の方へ。
  私の過去作ですか?
  コードギアスのSSを書くのはこれが初めてです。
  違うアニメの二次創作は確かに、書いていましたが(というか、現在進行で書いてます)、
  それはコードギアスとジャンルが全然違います。それでもよろしいですか?

103 :KOUSEI ◆tYEsc9pKQ2 :2008/06/11(水) 23:47:53 ID:nLP0INcf
 ○
 
 ライが式典会場の冷たい床で目を覚ますと、目の前の光景は地獄のままだった。
 死体。死体。死体。死体。転がっていた。いたる所に転がっていた。
「……」
 ライはこの光景を見たことがある。死体が自然になる現場。異質なはずの死体が景色となる現場。
 吐き気がする。過去の光景がフラッシュバックする。
 かつて自分が生み出した惨状。惨劇。ギアスが生み出す悲劇。
(これが、ギアスの必然な未来だと言うのか……)
 かつて、自分の力も同じ結末を生み出した。
 ならば自分はなんだ。自分は、死神以外の何者でもないのか。
「ライ! ライ!」
 ライの思考は、愛おしい声に遮られた。
「カ……レ、ン?」
 上を見ると、そこにはカレンの泣き顔があった。
 どうやら、カレンは床に倒れている自分を抱きかかえながら泣いているらしい。
 困った。カレンの泣き顔なんて見たくないのに、その泣き顔が可愛いく思えるから困る。いつまでも見ていたいと自分の中の小さな悪魔が囁く。
「お願い! 死なないで! お願い!」
 でも、愛しの女性をいつまでも泣かせておくわけにはいかない。
 女性の泣き顔。それは確かに美しくはあっても、それを見る機会が多い男は最悪な男だ。
「ライ! 死なないでよぉ! ライ!」
「カレン……僕、は」
 言葉が思うように出ない。
 カレンには、今は自分のために涙を流すより、その力を惨劇の拡大を防ぐために使って欲しかった。
「カレ、ン。ユーフェミアを。とめ、ろ……」
「ユーフェミア? ユーフェミアがあなたを撃ったのね!?」
「そう、だけど、ちが、う……あれ、はギア」
「分かった! 分かったからもう喋らないで!」
「とめ……とめるんだ、カレ――」
 ライの言葉は、自分の口からゴフッと溢れた血に遮られた。
 それを見て、カレンの瞳が大きく見開かれる。
「分かった! 分かったから! お願い! もう喋らないで! 本当に死んじゃうぅ!」

104 :KOUSEI ◆tYEsc9pKQ2 :2008/06/11(水) 23:50:39 ID:nLP0INcf
 ライはかすれゆく視界の中、傍にたたずむ紅蓮の姿を見た。
 深紅の装甲は所々はがれ落ちていて、機関部がむき出しになっている。
 おそらく、ブリタニア軍のKMFからの銃撃をかいくぐりながら、他に見向きもせずに直進して自分を探しにきてくれたのだろう。
 その証拠に、回りにはまだ銃弾が飛び交っている。
 そして無頼、おそらく零番隊の無頼は自分達を守るように円陣を組みながら戦い、サザーランドやグロースターと交戦を続けていた。
「紅月隊長! 担架です!」
 その時、カレンの後ろに白い担架を持った黒の騎士団の団員が現れた。
 カレンは、それを聞いて名残惜しそうに、ライの手を少し強めに握った後、
「……彼を、頼む」
 と言って、ゆっくりライを寝かし、離れた。
「カレ、ン……」
 最後に見たカレンの顔。瞳は猛禽類の鋭さを帯び、その口元は、ギリッと軋む歯に連動して小刻みに震えていた。
 怒り。耐え難い怒り。怒りはその捌け口を要求する。
「よくもライを……ユーフェミアぁぁぁぁぁ!」
 そう言って、カレンは紅蓮弐式に向かって歩いていく。
「カ、レン……」
 だめだカレン。君にそんな、怒りの顔は似合わない。それに、恐らくユーフェミアには何の罪も無いんだ……。
 そして、ライは担架に乗せられて、そこでまた意識を失った。


 ユーフェミアの日本人虐殺命令に端を発した、黒の騎士団による大決起事件。
 ブラックリベリオン。後にそう呼ばれたこの戦闘はすでに終焉へと向かっていた。


「うっ……」
 ライがベッドの上で目を覚ますと、最初に視界に入ったのは白い天井だった。
「ここ、は?」
 周りを見渡す。白いカーテン。大きな棚に積まれる様々な薬品。用途が分からない計器。どうやらここは医務室のようだった。
 ライは、体を起こす。
「っ!」
 からだを動かした拍子に、腹部に激痛が走る。
 自分の服を震える手でめくってみる。そこには何重にも巻かれた白い包帯が見えた。

105 :KOUSEI ◆tYEsc9pKQ2 :2008/06/11(水) 23:52:13 ID:nLP0INcf
 その怪我は、ユーフェミアによって撃たれた事が夢ではなく真実であることを示していた。
「目を覚ましたか作戦補佐!」
 その時、一人の団員が医務室に入ってきた。
「ここは、……ぐっ」
 ライは激痛に顔を歪めた。
 団員は急いでライに駆け寄る。
「おとなしくしていてください作戦補佐! あなたは重傷なんですよ!」
「し、しかし……」
「駄目です! くれぐれも安静にさせるようにとゼロと紅月隊長からの厳命を受けています!」
「じ、状況は?」
「えっ」
「黒の騎士団の状況だよ! 行政特区は!?」
 団員はライの言葉を聞いて少し押し黙る。そして、
「行政特区は、卑劣なるユーフェミアの罠でした。何人もの、何万人もの日本人が、同胞が犠牲に……」
 と、憎しみを込めた表情で言った。
「死んだ? 何万人も? ユーフェミア様は?」
「奴にはゼロが天誅を下しました! 未確認ですが死んだという情報もあります!」
「死んだ? ゼロが殺した?」
 そして、ライはその団員からユーフェミアの暴挙の全てを聞いた。
 あの時見た地獄の光景。それらは全てユーフェミア自身の命令によって行われたものだというのだ。
 普通ならば、なぜ、あのユーフェミアが!? と驚くところだが。ライには一つの予測があった。
 ギアス。
 ライが持つ絶対遵守の力。そしてそれはあのゼロ――ルルーシュも持っているもの。
 最後にライがユーフェミアと会った時に、そのユーフェミアの瞳に見た、鈍い赤い光。
 あれは間違いなくギアスの光。ならばゼロ――ルルーシュがユーフェミアにギアスをかけ、あのような惨劇を起こさせ、
 さらには、その罪をユーフェミアに押し付け、自らの手で殺害した事になる。
「バカな……」
 ライは頭を振って、その恐ろしい思考を否定した。
 ゼロが、ルルーシュが、友がそんな事をするはずがない。
 彼は非情ではあるが、非道は酷く嫌う。なにより、それが事実のだとしたら非道どころか鬼畜同然ではないか。
<その言葉で充分だ。お前にギアスは必要ない……>
 自分にどんなことがあってもゼロに従うようにギアスをかけてくれと頼んだあの日、ルルーシュはそう言って拒否した。

106 :KOUSEI ◆tYEsc9pKQ2 :2008/06/11(水) 23:53:43 ID:nLP0INcf
 その時、自分達は初めて友達を超えて親友になれた気がした。
「……」
 ならば聞かねばならない。あの狂気の原因を、ギアスを持つ者として、作戦補佐として、なにより……友として。
「ゼロの居場所は?」
「……分かりません」
「? どういう事だ?」
「実は、ゼロとは連絡が途絶えたという情報もあります……」
 そして、ライは聞いた。
 黒の騎士団。いや、日本の一斉決起。
 そしてその経過の話を聞いていく内、ライの中では一つの結論が導き出された。
 負ける。黒の騎士団は敗北する。
 今回のブリタニアとの戦。まず、時間がかかりすぎている。
 黒の騎士団の戦闘は時間が全て。そもそも黒の騎士団は戦闘力が高く無い。
 両方の主力KMFがブリタニアはサザーランド、騎士団はそのサザーランドの一世代古いグラスゴーを改造した無頼。
 ここから見ても分かる。
 今までは、奇襲等の策を用いてその差を埋めてきたが、策とは時間が経てば経つほど意味が無くなっていくもの。
 そして、そうなれば後は地力の勝負になり、黒の騎士団にその地力は無い。無いのだ。
 だからこその奇策。だからこその奇襲。だからこその短期決戦。それなのに、それを生かすにはもう、あまりにも時間が経ちすぎていた。
 そして、もう一つの問題。理由は分からないがゼロ不在という現状。
 致命的なのはゼロ不在という事実ではない。ゼロ不在という事が、こんなライの監視兵にまで知れ渡っている事がまずい。
 ゼロの不在が騎士団のほとんどに、いや全体に広がったとすれば、まずゼロを慕って集まった民兵から崩れる。
 そして、そこを見逃すブリタニアではない。
 そして、今の黒の騎士団にはその動揺した民兵を突くブリタニアを防ぐ地力は無い。
「行かなければ……」
 前線にはカレンがいるはず。彼女は自分から逃げ出すような性格はしていない。
 おそらく、敗色が濃くなればなるほど、己の体を盾として味方を守るだろう。ライが愛した女性は、そういう人だ。
 そして、そういう人種は戦場では真っ先に死ぬ。
 ライは痛みなど無視してベッドから立ち上がる。
「作戦補佐、駄目です! ベッドに戻って下さい! 安静に――」
「安静なんて、後でいくらでもできる!」
「そうはいきません! ゼロの厳命なのです!」

107 :名無しくん、、、好きです。。。:2008/06/11(水) 23:54:33 ID:nCXunmut
支援

108 :KOUSEI ◆tYEsc9pKQ2 :2008/06/11(水) 23:54:51 ID:nLP0INcf
 埒があかない。ライは迷わずあの力を解放した。
「ライが命ずる。黙って僕を見逃せ!」
 程なくして、団員の瞳に鈍い光が宿る。
「……はい、分かりました」
 そしてライは、腹部の激痛に耐えながら医務室を後にした。

 ○

 神根島。
 ここではすでに一つの終焉を迎えようとしていた。
「スザクッ!」
「ルルーシュぅぅぅぅぅぅぅぅ!!」
 怒りに囚われた二つの銃声が響き、直後、断罪の白騎士が宙を舞う。
 そして、ゼロ――ルルーシュは押し倒され、あっという間にスザクにサクラダイトを外され、片手で拘束された。
「ゼロ!」
 カレンは反射的に飛び出す。しかし、
「ルルーシュだ! 日本人を! 君を騙した男だ! そんな男を助けたいのか君は!」
 スザクがゼロ、いや、ルルーシュ・ランペルージに馬乗りになりながら彼を片手で押さえつけ、カレンに怒鳴る。
 スザクのもう一方の手は銃が握られており、そちらはしっかりとカレンに向けられていた。
 カレンは思わず立ち止まってしまった。自分の気持ちが整理できていなかった。
 ゼロの正体がルルーシュだというのは、正直そんなものはどうでもいい。しかし、彼は自分を、自分達を騙していた。
 黒の騎士団は日本解放のために使われていたのではなく、全く違う目的のために命を賭けさせられていた。
 いや、それもまだいい。
 それでも、嘘でもその違う目的と同じぐらい日本解放も大切だと言ってくれれば、カレンは迷わずスザクの敵に回れた。
 しかし、ゼロは言った。
 通過点だと、結果的に日本が解放されれば満足しろと、そう言ったのだ。それは、現在日本解放に命をかけている仲間達や、
 本気で日本のためだけを考えて散っていった兄を大きく裏切る思想だ。
 カレンは後ずさる。
 逃げようと思った。もう分からない。なにがなんだか、何を信じればいいのか分からない。
 逃げればゼロはスザクに捕らえられるだろう。スザクの強さは良く理解している。
 貧弱なルルーシュが一人で逃げられる可能性なんて無い。しかし、それでも構わない。ゼロは兄とは違うのだから。守る必要はどこにもなではないか。
 逃げたい。こんな現実は嫌だ。逃げたい。逃げたい。逃げたい。

109 :KOUSEI ◆tYEsc9pKQ2 :2008/06/11(水) 23:56:07 ID:nLP0INcf
 その時、
<カレン>
 カレンの中で、彼の声が響いた。
「ゼ、ゼロから離れて!」
 カレンはハッとしてスザクに銃を向けた。しかし、瞳から涙は流れ続けている。手はあまりのショックで震えてそれに連動して銃がカタカタ動く。
「ゼロは日本解放に必要よ……必要なの!」
 カレンは泣きじゃくる子供のように叫んだ。
 スザクは、こちらに顔だけを向ける。ルルーシュは抵抗していたが、悲しいかな、その抵抗はスザクの腕一本で抑えられていた。
 スザクの冷たい瞳がスッと細められる。
「……そうか。君もゼロと同じく日本解放が第一目的じゃないんだね」
「へっ」
 カレンの唇がかすかに震えた。
 何を言っているのか分からなかった。自分は紅月カレン、兄の意思を継ぎ、日本の解放に身を捧げた女。しかし、
「だから。ゼロに裏切られても、そんなに気丈でいられる」
「そ、そんな事は……」
「違うだろ。君がゼロを必要とするのは日本解放のためじゃない。“彼”と過ごすためにゼロが必要なんだろ」
「っ……!」
 そんな事は無い。と言えなかった。
 事実、カレンはどこかでその行政特区日本の中で彼と過ごす日常を想像した。
 二人で学校に通い、授業に出て、彼は顔が良いからすごくモテて、それにちょっと嫉妬して、怒って。それを皆が冷やかす。
 そして二人で困った顔で俯く。
 学校もたまにはサボッて二人で遊びにいく。
 自分は朝早く起きて二人分の弁当を作り、彼からプレゼントでもらった鞄に入れて、ちょっとだけおしゃれして、待ち合わせ場所に向かう。
 駅前での待ち合わせ。その後はどこでもいい。夏なら海。冬なら映画館でもいい。
 ただ会って、カフェでずっと他愛無い話をし続ける。そんな事でもいい。
 もちろん日本解放を目指す以上、黒の騎士団としての活動は続ける。しかし、それは今のように血なまぐさい活動ではない。
 普通に学校に通いながら、普通に幸せを噛み締めながらできる、誰も死なない戦い。
 そんな日々も良いかもしれないと思った。
 日本解放後の日本ではなくて、行政特区日本でそんな生活が送れるならそれも良いかもしれないと思ってしまった。
 それは本当に一瞬にも満たない間の思考。
 しかし、カレンは一瞬とはいえ日本解放を妥協し、彼と過ごす日々の方に幸せを見た。

110 :KOUSEI ◆tYEsc9pKQ2 :2008/06/11(水) 23:57:52 ID:nLP0INcf
「君は前に言ったね。兄のために戦っていると。良く言う、本当は自分が幸せになりたいだけだろ。だから、そうなるためにゼロが必要」
 スザクの言う事は事実だ。だが、カレンが日本解放を目指す気持ちにだって嘘は無い。
 それは順序の問題。優先度の問題。ただ、それは気付いてはいけなかったのかもしれない。
「違う、私はお兄ちゃんの意志を継いで、日本解放を……」
 カレンはそこで言葉を止めた、そして己に問う。
 日本解放を、私は望むのか? 本当に“何より”望むのか?
 例えるなら、ライの命と日本解放がはかりにかけられたとして、自分は日本解放を選べるだろうか?
 答えはノーだ。選べるわけが無い。
「私は……」
 お兄ちゃんの意志を継いでないの?
 自問がカレンの体の全身の力を奪う。しかし、それは仕方が無いとも言える。
 その事実は、今まで兄の背中だけを見てきたカレンにとって易々と許容できるものではなかった。
 カレンにとって、兄以上の男の存在を易々と自認できるものではない。
 それほど本気でカレンは兄を愛していたし、兄の背中を追いかけてきた。
「フン、それの何がいけないスザク」
 と、ここでカレンの思考をかき消すようにルルーシュが口を開く。
 スザクは視線だけルルーシュに向ける。
「いけなくはないさ。間違ってもいない。ただ、その過程であんな風に他人を踏み躙って。弄んで。それは絶対に許されない」
 ルルーシュはその言葉に対して、あざ笑うように「フッ」と息を吐く。
「理想だよ。お前はそうやって理想を生きていく。それは良い。だが、その理想を誰が支持した」
「……」
「世界は認められたものが理想となって動く。スザクお前はさっき俺に世界にはじき出されたと言ったな。
 逆だよ、お前の理想は誰も支持しない。共感しない。真に世界にはじき出されたのはお前だよスザク」
 おそらく、スザクにとって、もっとも神経を逆なでするその言葉を聞いても彼は眉一つ動かさなかった。
「君の挑発には、乗らない……」

111 :名無しくん、、、好きです。。。:2008/06/12(木) 00:00:03 ID:ZmQ7DTzA
支援

112 :KOUSEI ◆tYEsc9pKQ2 :2008/06/12(木) 00:00:38 ID:nLP0INcf
 スザクは懐から小さな箱を取り出すと、それをルルーシュに押し当てた。
 直後、電気がはぜる音。
「ぐあ!?」
 ルルーシュの体が小刻みに何度も震えた。
「ゼロ!」
 カレンはスザクに向かって走り出す。
「お前はくるな!」
 パン! 
 スザクの怒声と共に響く乾いた銃声。
 その銃から放たれた弾丸は、高速で空間を飛来しカレンに向かう。
 カレンは動けなかった。その時、
「カレン!」
 カレンは後ろから横に突き飛ばされた。
 倒れる過程で見えたのは、流れるように綺麗な銀髪。
「ぐぁあ!」
 男の悲鳴が響く。
 そして、
「ライ!」
 ライは、足の腿を撃ち抜かれて地面に倒れ込んだ。

 つづく。
 次回の投下で一区切りです。
 つづきは完成はしているので、近々投下したいと思ってます。
 気が向いたら読んでやって下さい。
 では〜

113 :KOUSEI ◆tYEsc9pKQ2 :2008/06/12(木) 00:01:46 ID:nLP0INcf
あ、あと支援感謝です。

114 :名無しくん、、、好きです。。。:2008/06/12(木) 00:10:12 ID:1HL5KbhK
>>113
面白かったす。
しかし、…これ、クるなあ…続きが異様に楽しみです。

115 :名無しくん、、、好きです。。。:2008/06/12(木) 00:13:10 ID:rgXimtde
>>113
GJ! すごいなぁ、続きが読みたくてしょうがない
ライならきっとスザクを止めてくれるさ!

116 :名無しくん、、、好きです。。。:2008/06/12(木) 00:17:06 ID:pLjNZ68p
>>113
相変わらず乙
カレンがスザクに自分の気づこうとしなかった本心を晒され戸惑う・・・
このシチュは個人的にとても好物です。
続き、楽しみにしてます。

117 :名無しくん、、、好きです。。。:2008/06/12(木) 00:17:41 ID:pLjNZ68p
sage忘れたー。
申し訳ない・・・

118 :名無しくん、、、好きです。。。:2008/06/12(木) 00:18:53 ID:66KvK54j
>>113
早く続きが見たいです。ライの存在がこれほどに物語を変えるとは、すごいの一言です。

119 :名無しくん、、、好きです。。。:2008/06/12(木) 00:32:57 ID:DRYqPcYU
>>113 GJ!
惹きこまれました…これは凄い。
この後R2行きになっちゃうのか、ここでif展開になるのか続きが気になって仕方ない…

120 :名無しくん、、、好きです。。。:2008/06/12(木) 00:36:34 ID:/o38kBe4
?


121 :名無しくん、、、好きです。。。:2008/06/12(木) 00:41:56 ID:yKNK1vIn
>>113
続きが気になるGJ&乙!!
この戸惑うカレンが特に良い…!!

122 :名無しくん、、、好きです。。。:2008/06/12(木) 02:24:49 ID:N8IjeAwK
スザクが完全にウザクになってるなぁw
嫌いだからいいけどさ。
続きに期待します。

123 :名無しくん、、、好きです。。。:2008/06/12(木) 02:45:14 ID:Z0YUPJuY
好き嫌いがあるのは当然ですし叩くなと言うつもりは全くありませんが、然るべき所でやって下さい
2行目はどう見ても余計な一言であり不要な感想です

124 :名無しくん、、、好きです。。。:2008/06/12(木) 03:22:35 ID:Mu8lHTtz
>>113
ライが死んじゃうんじゃないかと思うぐらい、撃たれまくってますな・・・・・・
死なないよね? ライは死なないよね?
そして、スザク格好良すぎ。本編以上にクールなキャラで、非常に好みです
続編、楽しみにしております!

125 :這い寄る混沌 ◆4EKy8pi43U :2008/06/12(木) 05:35:25 ID:Mu8lHTtz
さて、ユフィの騎士育成編のラストを投下したいと思います

126 :這い寄る混沌 ◆4EKy8pi43U :2008/06/12(木) 05:36:29 ID:Mu8lHTtz
「まさか君がゼロで、しかもギアスを使えるとは思わなかったよ」
僕はベッドの中から、隣に立つゼロに話し掛ける。視線は、モニターから逸らさずに
「それは俺の台詞だ。ユフィの騎士になったのは知っていたが、まさかお前が
 角付きのパイロットで、ギアスの力まで持っていたなんてな」
ゼロ・・・・・・ルルーシュも、仮面の奥からそれに答える。もちろん、モニターは見続けたまま
「暴走したギアスは、何とかなりそうなのか?」
「あぁ。C.C.が特製のコンタクトを手配しに行った。数日中には届く筈だ」
それなら良い。この先、誰とも顔を合わせられない人生なんて、彼には似合わない
最悪の場合、僕のギアスでルルーシュのギアスを封印してしまおう。そう考えても居たのだが
そんな事はせずに済みそうで何よりだ
そんな事を考えていると、モニターにユフィの姿が映し出された
「私、ユーフェミアが・・・・・・」
一度は危うく消えかかったユフィの願いが、今叶おうとしている
「此処に、行政特区日本の設立を宣言します!」
式典会場を映すモニターのスピーカーから、行政特区日本に参加した全ての人たちの歓喜の声が聞こえて来た

127 :這い寄る混沌 ◆4EKy8pi43U :2008/06/12(木) 05:38:14 ID:Mu8lHTtz
親衛隊ルート・ユフィの騎士育成編 『当事者達の場合』

「なぁ、ライ。これからナナリーが昼食を届けに来てくれるんだが
 良かったら一緒に食べないか? そのほうがナナリーも喜ぶし」
書類との格闘を終えた頃、同じく書類の山を片付けたルルーシュが、僕を食事に誘ってきた
見れば、時計は12時を回ろうとしている。道理でお腹が空いた訳だ、と苦笑する
ユフィが会議に出ており暫く時間の空いた僕は、暇潰しにと訪れたルルーシュの執務室で
書類に囲まれた部屋の主を発見し、その手伝いをさせられていたのだが・・・・・・
どうやら、久しぶりに書類と向き合っているうちに、夢中になっていたようだ
「ナナリーが? それなら、ご馳走になるとしようかな」
富士山周辺に設立された特区に移り住み、ユフィや僕と日常を過ごすようになってから、ナナリーの目は
徐々に光を取り戻し始めたのだ。1年経った今では、眼鏡さえあれば一般的な生活が送れるほどになっていた
最近では、料理も始めたらしい。努力家なナナリーなら、すぐに上達するだろう
「なら、中庭に急ごう。場所を取ってあるんだ」
行政特区日本の中枢である政庁の中庭は、ナナリーのお気に入りの場所である。芝生の敷き詰められた中庭には
ベンチやテーブル等が置かれ、訪れる人々に開放されて居る。休日には、様々な催し物まで開かれている憩いの場所だ
「そうだな。ナナリーを待たせても悪いし、急ぐとしようか」
せっかくナナリーが来てくれるのだ。僕達は席を立つと、執務室を後にした

128 :這い寄る混沌 ◆4EKy8pi43U :2008/06/12(木) 05:40:08 ID:Mu8lHTtz
ドアの並ぶ長い廊下を抜けて、ライとルルーシュが中庭に出ると、そこでは既にナナリーが
昼食の準備を済ませて、二人の到着を待っているところだった
「ナナリー、送れて済まない。でも、約束通りにちゃんとライを連れて来たよ」
僕の前を歩いていたルルーシュが、一足先に椅子に腰をかけると、ナナリーに微笑みかける
何時もの事ながら、この二人は仲が良いな、と思う。兄妹なのだから、仲が良くてもおかしくは無いのだが
それを差し引いても、この二人は仲が良い。見ているこちらまで、微笑ましくなるほどに
「ナナリー、招待してくれて有り難う。ご馳走になりに来たよ」
「お待ちしていました。お疲れ様です、ライさん」
ルルーシュに遅れて席についた僕に、ナナリーがお茶を注いだコップを差し出してくれた
それを受け取ると、一気に半分ほど飲み干す。渇いた喉を、冷たいお茶が潤してくれる
ナナリーの用意してくれたお絞りで手を拭き、さて食べようかと言う時になって、背後から聞きなれた声が響いてきた
「やっと見つけましたよ、ライ」
その声に振り向くと、そこにはユフィが居た。たしか、まだ会議中だと思ったのだが・・・・・・
「ユフィ、会議はもう終わったのかい?」
「予定より早く終わったんです。それなのに、ライったら執務室に居ないんですもの」
探しちゃいましたよ。そう言うユフィの口調には、僕を責めるようなニュアンスがあった
だが、会議が早く終わったのが嬉しいのか、顔は笑顔を保ったまま。とりあえずは、怒られずに済みそうだ
「ユフィ、すまない。ライを誘ったのは俺達なんだ」
「沢山作ってきましたから、ユフィ姉さまもご一緒に如何ですか?」
ナナリーの勧めに応じて、ユフィが僕の隣に座る。僕とルルーシュ、ユフィとナナリーが向かい合う形で席が決まる
僕がユフィの分のお茶をコップに注いで手渡すと、改めて食事会のスタートとなった

129 :這い寄る混沌 ◆4EKy8pi43U :2008/06/12(木) 05:41:22 ID:Mu8lHTtz
「今日は、おにぎりを作って見たんです」
そう言ってナナリーがバスケットを開けると、少し小さいサイズのおにぎりが種類毎に区切られて詰まっていた
梅干におかか、シャケにツナマヨネーズ。それに、学園に居た頃にご馳走になったから揚げのおにぎりまである
「以前にライさんが美味しいと言って下さったので」
「憶えてくれていたんだね。ありがとう、ナナリー」
から揚げのおにぎりを手にとって、口へと運ぶ。塩加減も丁度良いし、から揚げも上出来だ
口の中ではらりとほぐれる握り具合も、あの時とは比べ物にならないほど上達している
「とても美味しいよ、ナナリー。料理、凄く上手になったね」
「本当ですか! 嬉しいです!」
頬を赤らめて、ナナリーが照れる
「ライ、そんなにおにぎりが好きなんですか?」
「そうだね、ナナリーの作るおにぎりは美味し」
「それなら・・・・・・言ってくれたら、私だって作りますよ」
美味しいから好きだよ、と言おうとするのをユフィが遮り、僕の顔を覗き込んでくる
「そ、そうだね。それじゃあ、今度はユフィにお願いするよ」
「でも、今日はせっかくナナリーが作ってきたんだから、ユフィも食べなよ」
ルルーシュがフォローに回ってくれた。こういう時、ルルーシュが居ると心強い
「ルルーシュは兎も角、ライまで、私よりもナナリーに優しいんですね」
今度は明らかに機嫌の悪い声になるユフィ。拙い、よく判らないが、機嫌を損ねてしまったようだ・・・・・・
「ユフィ、別に僕は・・・・・・」
「仕方ないだろう、ユフィ。ライは学園に居た頃から、ナナリーと一番仲が良かったんだから」
ルルーシュ、前言撤回だ。それは全くフォローになっていない・・・・・・

130 :這い寄る混沌 ◆4EKy8pi43U :2008/06/12(木) 05:52:46 ID:Mu8lHTtz
「ユフィ姉さま・・・・・・」
「ナナリー、貴方は・・・・・・」
心配そうにユフィを見つめるナナリー。その視線に気が付いたのか、ユフィもナナリーへと視線を向ける
無言で見つめ合う二人の間に、なんとも言えない、独特の空気が漂いだす
如何すべきなのだろう。少なくとも、ルルーシュのフォローが充てにならない以上、僕が何とかするしかない
しかし、どうやって? 一体如何すれば?
「うふふっ」
僕が悩んでいると、ナナリーと見詰め合っていたユフィが、突然笑い出した
「ユフィ・・・・・・姉さま?」
「ユフィ、どうしたんだ?」
訳が判らず、僕とナナリーが問い掛ける。一体如何したと言うのだろう?
「少し、昔の事を思い出してしまいました」
そう答えたユフィの声には、先程までの不機嫌さは感じられなかった
「昔も同じような事がありましたよね、ナナリー。あの時は、ルルーシュが相手でしたけど」
やはり、何のことだか判らない。しかし、ナナリーには心当たりがあるらしく
「あっ」
と、短く声を上げた。つまり僕が知らない、二人の子供の頃の話という事なのだろう
「あの時は、お兄様が『二人とも、妹だから』と仰って、結局引き分けでしたね」
妹だから引き分け? 今度はナナリーまで、よく判らない話を始めたようだ
「一晩中考えた答えが、それでしたものね。あの時は本当に可笑しかったですよ、ルルーシュ」
ユフィもナナリーも、そのときのことを思い出しているのか、クスクスと笑い始める

131 :這い寄る混沌 ◆4EKy8pi43U :2008/06/12(木) 05:54:45 ID:Mu8lHTtz
「うるさい! 俺はそんな昔の事は覚えていない!」
その中で、何故かルルーシュだけが怒り出す。照れ隠しなのだろう。と言うか、その口ぶりでは
憶えていると言っているようなものだ、ルルーシュ。何をそれ程恥ずかしがっているのやら・・・・・・
「でも、今度の相手はライです。決着が着けられそうですね」
「ユフィ姉さまが相手でも、私は負けません」
「ナナリー、安心するんだ。ナナリーには、この俺がついている。必ず、勝たせて見せるさ」
随分と早く立ち直ったルルーシュまで会話に参加して、僕だけが除け者になってしまった
「あら、2対1ですか? それなら・・・・・・」
ユフィはそう言うと、僕の方に身を乗り出して、僕の口元についたご飯の粒を取って・・・・・・食べてしまった
楽しそうに笑いながら、ユフィが僕を見つめる。まったく、嬉しいやら恥ずかしいやら・・・・・・
「ずるいです、ユフィ姉さま!」
「ライ、もう一度だ! このご飯粒を、もう一度口元に着けるんだ!」
抗議の声を上げるナナリーと、訳の判らない怒り方をするルルーシュ。それを見て、ユフィが勝ち誇る
「先手必勝ですよ、ナナリー」
「なぁ、三人とも。そろそろ、僕に判るように話してくれないか?」
「そんな事よりも、ちゃんと選んでくださいね、ライ」
ユフィ、だから何を・・・・・・
「選べない、は駄目ですよ。ライさん」
いや、ナナリーもちゃんと説明を・・・・・・
「「さぁ、どっち!?」」
「頼むから、説明してくれぇ!!!!!!」
お昼時で多くの人が集まる中庭に、僕の声が高らかに響き渡った・・・・・・

132 :這い寄る混沌 ◆4EKy8pi43U :2008/06/12(木) 05:58:31 ID:Mu8lHTtz
また怒られましたが、何とか投下完了です
フラグは2本立っていたようで、ユフィ&ナナリーENDになりました

感想やアドバイスを頂けると、ニャルは泣いて喜びます・・・・・・マジで
でわでわ ノシ

133 :名無しくん、、、好きです。。。:2008/06/12(木) 06:09:26 ID:/Q0nltcH
>>132
朝のランニングに行く前に覗いて見たらリアルタイムで投下されてるなんて
俺ラッキーw
ユフィかわいいですね、口元についたご飯粒いいな〜
ルルーシュがナナリーびいきでおかしかったですw

134 :名無しくん、、、好きです。。。:2008/06/12(木) 06:19:30 ID:nbB1JrT3
>>132
GJ!
しかし、ここでヒロインが二人だとなんか話の方向性がブレた気が……
いや、ナナリーも好きだしこれはこれでよかったです。

135 :名無しくん、、、好きです。。。:2008/06/12(木) 06:48:30 ID:rgXimtde
>>132
いいなぁ、こういうHAPPYENDwてかルルーシュが全面的にナナリーを応援してることにちょい違和感
むしろルルーシュなら「ユフィもナナリーもやれるか!」ぐらいは言いそうww
でもGJ!

136 :名無しくん、、、好きです。。。:2008/06/12(木) 08:33:08 ID:DBYd1nHo
>>112
ライ死にそうすぐる…まさかの藤堂END的なアレにはならない…よね?

>>132
これはいいハッピーエンド…ってネリ様一行が完全に空気だよ!w
ダーさんが出オチだこれwww

137 :名無しくん、、、好きです。。。:2008/06/12(木) 10:35:56 ID:/SegVClV
>112
GJです! 自分の想いに気づいたカレンもいいですが、
屈服されながらも反論するルルーシュ、カッコええ。
そして間に合ったライ。さて、どうなるのか…

138 :名無しくん、、、好きです。。。:2008/06/12(木) 10:49:54 ID:zJK5UOD2
>>112
GJ!
R2の歴史は回避できるのか?
続きが気になりますよこれは

>>132
ナナリーも好きな俺にとってはよいハッピーエンド!
ルルーシュは、ナナリー単独攻略だとライの邪魔をするけど、今回みたいにナナリー&他女キャラだと
ナナリーの為に(←重要)支援に回ると思う。
そしてユフィの支援はコーネリアお姉さまがして泥沼に……

ナナリー
ルルーシュ 咲世子 (アーニャ)

ユフィ
コーネリア ギルフォード ダールトン スザク

ややナナリーが不利か?

139 :名無しくん、、、好きです。。。:2008/06/12(木) 11:25:03 ID:9kvVyN0Q
咲世子さんがいると「あっー」な展開になりそうだけど

140 :名無しくん、、、好きです。。。:2008/06/13(金) 18:22:56 ID:T9o+IOXv
復活記念パピコ

141 :名無しくん、、、好きです。。。:2008/06/13(金) 18:28:09 ID:VPPcdyU4
復活オメ

142 :名無しくん、、、好きです。。。:2008/06/13(金) 18:28:42 ID:8nNFvuHU
>>132
おいルルーシュwwwwwwwwww

とりあえずシスコンっていいね
キャラ的な意味で

143 :名無しくん、、、好きです。。。:2008/06/13(金) 18:54:23 ID:x4ELMROp
ようやく復活か。長かったぜ……

144 :名無しくん、、、好きです。。。:2008/06/13(金) 21:15:02 ID:OaQ+faDd
>>132
R2小説読んでたから、ルルーシュの必死さに
お前も板ばさみの苦しみ知ってるくせにwってニヤニヤした
ルルーシュって最初はどこまでも警戒心ありそうだけど
完全に信用してしまったら180度変わりそうだよね

145 :名無しくん、、、好きです。。。:2008/06/13(金) 21:38:27 ID:IzM9Jv1B
良かった……復活して本っ当に良かったよぅ

146 :保管庫の人:2008/06/13(金) 22:06:33 ID:UbFt3w+K
>>空マメ卿 1スレ目の「言葉と色」を保管致しました。長らくお待たせして申し訳ありませんでした。

>>KOUSEI卿 >>102への返答ですが、ロスカラSSスレに投下されたもの限定です。もしあるなら、保管庫にあるものも
 作者名を付けますので。言葉が足りませんでした。


しかし本当によかった。一時はどうなることかと…!

147 :テンデ ◆QqpWgMIksU :2008/06/13(金) 22:54:46 ID:x4ELMROp
誰も来ないようなので投下させていただきます
時間軸は親衛隊ルート、コーネリア・ユーフェミアENDになります
独自設定でスザクは専属騎士ですが恋人ではありません

148 :テンデ ◆QqpWgMIksU :2008/06/13(金) 22:57:25 ID:x4ELMROp
親衛隊・姉妹END 声を失くした少年

行政特区日本の成立。エリア11とブリタニア本国を震撼させたその日から今日で一年が過ぎた
成立当初、散発的に起こっていた紛争はユーフェミアの元専属騎士であるスザクや
黒の騎士団のトップエースたるカレン、日本解放前線の藤堂や四聖剣が活躍してそれを鎮圧
最も懸念された政治・経済問題も、ユーフェミアたっての希望で政治運営を担当したゼロが
その知略を尽くして提示した数々の政策により安定の兆しを見せていた
一人の少女が願い、沢山の人々の力をかりて実現しつつある『優しい世界』


だがその世界を誰よりも望み、命を懸けてその世界を守った少年は、そこにいない




149 :テンデ ◆QqpWgMIksU :2008/06/13(金) 23:00:02 ID:x4ELMROp
おーいライ!」

広大な草原に澄んだ声が響く
名前を呼ばれた少年は木に凭れかかったまま、木陰から動かない
その様子に、ライを呼んだ女性――ノネットは軽く溜息をついた
近づいてみれば、案の定その瞼は閉じられ、胸が規則正しく上下する
穏やかな寝息を立てて、ライは気持ち良さそうに眠っていた

「また寝ているのか……」

ライはよくこうして一人で外に出ては、木陰で寝ていることが好きなようだった
それでもこうして近くに寄れるようになったのはつい最近のこと。初めのころは人の気配に敏感で
3mも人が近寄ればすぐに気づかれたりした

行政特区日本の式典で久々に再会した時、ライは今にも倒れそうだった。どうも様子がおかしいから冗談で気を紛らわせようとしてみたが
泣きそうな顔で「殺してほしい」と言われた時は息が止まるかと思ったものだ

半ば無理やりに彼を連れ出し領地にある自分の屋敷に連れてきても、ライはしばらく塞ぎこんだままだった
家で働く家事手伝いも、初めはずいぶんと戸惑っていた。今ではそのほとんど(の女性)が心奪われているようだが



150 :テンデ ◆QqpWgMIksU :2008/06/13(金) 23:01:46 ID:x4ELMROp
「おい、起きろ。何度も言うが、いくら気候が良くても外では風邪をひく」
「ん……」

体を軽く揺すると、ライはわずかに身じろぎゆっくりと目を開けた
瞳を隠す銀髪が風で流れ、アメジストの瞳がノネットを捉えた。だがまだ意識がはっきりとしないのか
ライはぼんやりとノネットを見つめたまま動かない。まるで子供のような幼い仕草にノネットは口を緩めた
初めて会ったときの勇壮なKMF騎乗からは想像もできないような表情
ここで過ごした一年は、ライのいろんな一面を見せてくれた。そしてライがノネットの心を占めていく割合は
日に日に大きくなっていったのだ

「おはよう。ほら、家に戻るぞ」

ノネットが伸ばした手を、ようやく意識をはっきりさせたライが掴む
彼が浮かべた絵のような笑みにノネットは一瞬見惚れてしまう

「……?」
「な、何でもない。早く帰るぞ」

顔を赤らめたノネットにライは首をかしげるが、ノネットはただごまかすしかない。だがこうして何も言わずにいられるのはややつらい
主に恥ずかしさ的な意味で


151 :名無しくん、、、好きです。。。:2008/06/13(金) 23:02:48 ID:cILFlRQ5
支援

152 :テンデ ◆QqpWgMIksU :2008/06/13(金) 23:07:00 ID:x4ELMROp
だがライも彼女をいじめるためにしゃべらないのではない。今の彼は喋れないのだ
それが明らかになったのは、彼がノネットの屋敷にきてから一か月が過ぎたある日
いつものように朝ライを起こしにいくと、部屋の中で大きな物音が響く

「ライ!!」
「うっ…ぐぁ……」

部屋に入ると、ベッドから落ちたらしいライが喉を押さえて苦しそうに呻きながらもがいていた
ノネットは素早くライを抱き上げると、苦しそうに呻くライに自身も顔をゆがめた

「ライ! どうした、しっかりしろ!」
「う…あ…ノネッ…ト、さん…」

苦しげに表情を歪めてノネットの腕を掴み振り絞るようにそう呟くと、ライは意識を失う
すぐさま病院に連れていき精密検査を受けたが、でた結果は『異常なし』
その結果に釈然としないながらもとにかく良かった、とノネットは胸を撫で下ろした
だが病室でライの診断をしていた医者の口から、思いもしないことを告げられる

「今の彼は、話すことができません」

何とも言えない表情で告げる医者を問い詰めるが、医者にも何もわからないと言われてしまった
窓の外を見やるライの顔から、表情は消えていた。その日を境に、ライの口から言葉が紡がれることは無くなった




153 :テンデ ◆QqpWgMIksU :2008/06/13(金) 23:08:28 ID:x4ELMROp
以上です。投下にやや時間が空いてしまい、申し訳ありませんでした
続きは後日、上げられるように頑張ります

154 :名無しくん、、、好きです。。。:2008/06/13(金) 23:33:30 ID:MpYvkfV/
>>153
乙 ノネット好きの自分歓喜

155 :名無しくん、、、好きです。。。:2008/06/13(金) 23:45:35 ID:Toq00wrj
やっと復活か…長かった。

>>153
GJ!続き待ってます

156 :名無しくん、、、好きです。。。:2008/06/14(土) 01:37:40 ID:WBJHP8Xr
確認だけど、V.V.の声ってジョイ君なの?


157 :名無しくん、、、好きです。。。:2008/06/14(土) 01:51:38 ID:Bz51fEsL
なぜここで、しかもあげてまでする質問とは思えん

158 :名無しくん、、、好きです。。。:2008/06/14(土) 02:10:28 ID:3i5/GdF5
ついでに違うから

159 :名無しくん、、、好きです。。。:2008/06/14(土) 07:45:55 ID:ENE47zH3
ID:WBJHP8XrはLC関連スレでsageないで自己中に語るバカ

160 :名無しくん、、、好きです。。。:2008/06/14(土) 07:52:40 ID:WFw2H3Ju
↓から何事も無かったかのように進行

161 :這い寄る混沌 ◆4EKy8pi43U :2008/06/14(土) 13:09:09 ID:n1Eg3cr8
↑OK、おぢさんに任せるんだ
という訳で、板復活を祝して(祝してばかりな気もするが)SS投下しませう

162 :這い寄る混沌 ◆4EKy8pi43U :2008/06/14(土) 13:10:40 ID:n1Eg3cr8
自分の膝に頭を乗せ安心しきった表情で眠るライを見て、千葉は目を細める
千葉凪沙。元日本解放戦線の一員で、四聖剣の紅一点。所謂、エースパイロットだ
そして、自分の膝枕で寝ている男も、元日本解放戦線の一員。階級は少尉である
始めてあった時は、なんとも頼りなさそうな軍人も居るものだと、正直そう思った
しかし今は違う。ライは確実に、解放戦線でも黒の騎士団でも、欠かす事の出来ない存在だ
部隊を率いても単身でも、確実な戦果を上げてくる。最近は、朝比奈や卜部に頼んで
剣術の稽古まで始めたようだ。それも、短期間で目覚しく上達しているらしく、朝比奈などは
『もう少ししたら、真剣で手合わせしてみたいね』などと、物騒な事を言い出す始末だ。しかも、本気で
仙波は仙波で『そろそろ五聖剣と改名しますかな』と言い出すし、藤堂までライを中尉に昇進させようと言っている
「まったく、人好きのする男だな。お前と言う奴は」
思わず呟いてしまう。ライを起こしてしまわぬように、小さな声で
そんなライを、今この時だけは自分が独占している。それを嬉しく思うと同時に、意外なまでの
自分の独占欲の強さを思い知らされ、苦笑いしてしまう。
「まぁ、それも良いさ」
また呟いて、今度はライの髪を指で梳くように撫でる
邪魔が入らないように祈りながら、千葉はライの髪の感触を楽しんでいた

163 :這い寄る混沌 ◆4EKy8pi43U :2008/06/14(土) 13:12:28 ID:n1Eg3cr8
黒の騎士団&真・四聖剣合流ルート 『三人官女の罠』

「千葉中尉、さっきの模擬戦の報告書の事なんですけど」
中尉とライの分を、受け取りに来ました。格納庫のドアを開けたカレンはそう言おうとして、中の光景を見て絶句した
ライ専用に蒼のペイントを施された月下。その足元で、ライが寝そべっている。そこまでは何の問題も無い
だが、ライは何故、千葉に膝枕をされているのだろう。それが納得いかない。何故、自分じゃなくて千葉なのだ
嫉妬の炎が、カレンの中で急速に燃え上がる。自分だって、まだ膝枕なんてした事無いのに
「千葉中尉、何をしてるんですか?」
何とか笑顔を保ったまま、千葉に問い質す。その声には私のライに、そう言いたげなニュアンスが滲み出ていた
「あぁ、すまない。だいぶ疲れているようでな。報告書は、あとで纏めて持っていく」
しかし千葉は、カレンの思いに気が付かないのか、それだけ言うと視線をライに戻してしまう
その優しげな視線が、いっそう燃え上がる炎に油を注ぐ
(ライは私のなのにッ!)
負けるわけにはいかない。ここで所有権(?)をハッキリさせておかなければ、後腐れが続く
只でさえライを狙っている女性は多いのだ。特に千葉に向けられるライの眼差しには、愛情とまでは言わないものの
尊敬とか好意とか、そう言ったプラスの感情が見て取れる。確実にライバルの一人だ。カレンは決意を固める
「そうですね。私と並んで、黒の騎士団のツートップですし、色々と大変な身ですから」
私と並んで。わざとそこを強調する。私と一緒に居るべき人だ、その思いを込めて
他人の恋愛感情には疎い千葉も、流石にこれには気がついた様で、挑戦的な視線をカレンに投げかける
「そうだな。ライは藤堂中佐も認めた、四聖剣の添え刀だ。だから、せめて今は休ませてやりたい」
だから、お前は邪魔をするな。言外にそう主張する千葉。一歩も引かない二人の間に、緊張が走ったその時だった

164 :這い寄る混沌 ◆4EKy8pi43U :2008/06/14(土) 13:14:45 ID:n1Eg3cr8
「あら、皆様。此方にいらしたのですね」
格納庫に漂う一触即発の空気を物ともせず、新たな人物が現れた
皇神楽耶。キョウトの当主であり、黒の騎士団のスポンサーだ。本来ならば、ここに来るような人物ではない
しかし、カレンも千葉も、神楽耶がここを訪れる理由を知っている
皇神楽耶。自称、新妻。ライの。解放戦線が健在の頃から、何かとライに気がある素振りを見せている
「神楽耶様、少し静かに願います」
そう言って、千葉が未だに起きる気配の無いライを指差す。カレンも、それに続いて頷いてみせる
「少尉・・・・・・御休み中なのですね。せっかく新妻が来ましたのに」
神楽耶もライが寝ている事に気がつき、静かな足取りで傍まで寄って来る
「少尉、随分とお疲れなのですね・・・・・・カレンさんも千葉中尉も、少尉の事、よろしくお願いしますね」
神楽耶が二人に対して、そう微笑む。しかし、カレンも千葉も、何をお願いされてるのか今一判らなかった
自分の好きな男が、自分以外の女に膝枕をされている。普通であれば怒り出すか、そこまで行かずとも
もっと違ったりアクションがあるはずだ。先程のカレンのように
しかし、神楽耶の次の台詞で、二人は理解してしまう。神楽耶の心の内を
「本当は、私がもっと傍に居られれば宜しいのですけど。なかなかそうも参りませんの
 桐原は『それ程ご執心なされるなら、ゼロに掛け合って直ぐに婚礼の準備を』などと申しますけど
 少尉にはもっと活躍して頂きたいですし・・・・・・ですから、お二人で少尉を支えて差し上げて下さいませね」
私が傍に居られない分、貴方達が『代わりに』居てあげて下さいね。そう言っているのだ
そこにあるのは、絶対の自信。あくまでもライの本命は自分だと。どれだけ離れていても代わる筈が無い、と
更に続けられた神楽耶の言葉が、二人の推測が正しい事を裏付ける
「私達三人で、少尉を支えて・・・・・・あ、私達三人官女ですね!」
三人官女。雛段の2段目に飾られる、三人の女官の人形だ
詳しく知らなければ、素直に「三人で一緒に」と言う意味に捉えられたかも知れない
しかし幸か不幸か、カレンも千葉も知っていた。三人官女の一人が、既婚者である事を
神楽耶はその既婚者が自分で、夫がライだと、そう言っているのだろう

165 :這い寄る混沌 ◆4EKy8pi43U :2008/06/14(土) 13:16:25 ID:n1Eg3cr8
カレンと千葉が反論しようとしたその時、今度はライが何事かを呟いた。恐らくは寝言で
「んん・・・・・・咲久耶・・・・・・」
咲久耶。数百年前に死んでしまった、ライの妹。しかしそれを知らない三人には、咲久耶とは聞こえなかった
三人には、ライがこう言ったように聞こえたのだ。神楽耶、と
途端に神楽耶が、嬉しそうにライに顔を近づける
「少尉ったら、夢を見てらっしゃいますのね」
ライのたった一言で、今正に三人の力関係が決定され様としていた。いや、そのままであれば確実に決まっていただろう
しかし、そうはならなかった。そこに、更なる乱入者が現れたからだ
「何だ、ライ。こんな所に居たのか」
C.C.と呼ばれる、緑髪の少女。一部ではゼロの愛人だと噂されている、正体不明の女性だ
今まで何処に居たのだろうか。突然現れたC.C.は、カレン達が止める間もなく、ライに歩み寄った
「ほら、起きろ。ゼロが呼んでいるぞ」
そう言うと、C.C.がライを揺り起こそうとする
「止めなさいよ、C.C.。気持ち良さそうに眠ってるんだから!」
「疲れているんだ。用件なら後にしろ!」
「C.C.さん。少尉をもう少し眠らせてあげて下さいませんか?」
口々にC.C.を止めようとする三人だったが、努力の甲斐も空しくと言うか、三人の声でと言うか、ライは目覚めてしまった
「ゼロが如何したって? C.C.」
眠そうに目を擦りながら、ライが起き上がる
「あれ? カレンに千葉中尉、それに神楽耶様まで。皆集まって、何かあったのか?」
「寝惚けてないで、さっさと来い。ゼロが次の作戦について、話があるそうだ」
目が覚めたライが三人に気付いて話し掛けるが、そんな事はお構い無しに、C.C.に引き摺られて行く

166 :這い寄る混沌 ◆4EKy8pi43U :2008/06/14(土) 13:20:09 ID:n1Eg3cr8
「判ったから、引っ張らないでくれ」
「なら、もっと確りしたらどうだ? 眠っていたとは言え、随分と油断していたようだな
 いや・・・・・・油断も隙も無いのは、むしろお前の周りだったかな?」
ライの袖を引っ張りながら、C.C.がニヤリと笑みを浮かべる
その声は、明らかにカレン達三人に向けられていた
「何の事だ?」
「気にするな、こっちの話だ・・・・・・それと」
格納庫のドアまで来ると、C.C.は今度は三人の方に向き直り
「お前達は三人官女なのだろう? ならば、男雛と女雛が必要だな
 だが、安心して良いぞ。私とライが居るからな」
そう言って、ライを連れて出て行ってしまった
格納庫に取り残されたカレン、千葉、神楽耶の三人
暫し無言だった彼女達だったが、やがて一つの想いを胸に立ち上がった
「どうやら、あのピザ女が一番邪魔みたいですね」
「カレン、それに神楽耶様も。ここは一つ」
「えぇ、協力致しましょう。全ては、その後で」
向き合うと、互いの手を重ねあう三人。こうして、ライ解放戦線とでも言うべき運命共同体(崩壊予定)が発足したのである

167 :這い寄る混沌 ◆4EKy8pi43U :2008/06/14(土) 13:22:02 ID:n1Eg3cr8
以上、三つ巴+1の戦いの幕開けでした
危うく、地震でPCが壊れるところでしたよ・・・・・・

三人称視点、変なところ無かったでしょうか?
つっこみ、ご指摘、なんでもお待ちしております でわでわ ノシ

168 :名無しくん、、、好きです。。。:2008/06/14(土) 13:40:25 ID:dR0GI1kN
>>167
GJ!いやぁ、大好きだなぁこういう話w
特にC.C.がおいしい所をもっていくのがいいw


169 :名無しくん、、、好きです。。。:2008/06/14(土) 13:44:24 ID:WFw2H3Ju
おじさんGJ!

何ていうか、すぐに崩壊しそうな同盟ですねw

170 :名無しくん、、、好きです。。。:2008/06/14(土) 13:54:41 ID:CHM3WSNx
GJGJGJ!

相変わらずモテモテのライ

171 :名無しくん、、、好きです。。。:2008/06/14(土) 14:22:07 ID:u0n3va3d
>>167
おぢさま素敵!そこが痺れる憧れるゥ!

そしてリアルで大丈夫ですか?ライフラインとか……

172 :名無しくん、、、好きです。。。:2008/06/14(土) 14:48:56 ID:n6fDvFOQ
ライもてもてすぐるwww
今後大丈夫かこれwww


173 :名無しくん、、、好きです。。。:2008/06/14(土) 15:17:57 ID:ENE47zH3
発足時点で崩壊予定の共同体てw
面白かった!

174 :名無しくん、、、好きです。。。:2008/06/14(土) 16:02:59 ID:YM0YP1ux
これ続編作りますよね?かなりこの続きが気になります!

175 :名無しくん、、、好きです。。。:2008/06/14(土) 16:20:42 ID:lKA7QPQd
井上の介入で崩壊する、ライ解放戦線……

176 :名無しくん、、、好きです。。。:2008/06/14(土) 16:22:57 ID:Nugu6wuR
後にナナリーやノネットさんも介入したと言う……

177 :名無しくん、、、好きです。。。:2008/06/14(土) 16:52:13 ID:2+h7Wt4G
まてまて、あんまり介入させると話としてのバランスが悪くなると思うぞ
一つの話の中では今回くらいの人数でおさめた方がいいと思う

背景設定にもよるけど、今回の話でいったらCC介入はギリギリだと思う
落ち的扱いだったから気にならないけどガチでバトったら個人的にはやりすぎ感を感じたかもしれない
ただ混沌卿の文章は読みやすくて説得力もあるので、ガチ四つ巴でも案外サラッと読めてしまうかもしれないが…

178 :名無しくん、、、好きです。。。:2008/06/14(土) 17:02:08 ID:ENE47zH3
前に出てたオリキャラ主体は最早別物、という意見はわかるけど、
話のバランスが悪くなるからこうした方がいい、てのは感想でなくだと思う。
それで職人さんたちが作る話の幅が狭くなる(かもしれない)のが俺は心配。


179 :名無しくん、、、好きです。。。:2008/06/14(土) 17:03:01 ID:ENE47zH3
あ、ごめん
>話のバランスが悪くなるからこうした方がいい、てのは感想でなくだと思う。
正しくは「話のバランスが悪くなるからこうした方がいい、てのは感想でなく編集だと思う。」


180 :名無しくん、、、好きです。。。:2008/06/14(土) 17:06:12 ID:jYssOrdM
なんか保管庫の更新スピード落ちてないか?昨日の投下分がまだ保管されてない

181 :名無しくん、、、好きです。。。:2008/06/14(土) 17:09:49 ID:0vwYSZn2
>>180 スレ2で保管庫の更新が4日に1度くらいになるって管理人さん言ってましたよ

182 :名無しくん、、、好きです。。。:2008/06/14(土) 17:10:29 ID:dsWN2qr2
更新スピード落ちるって少し前のレスに書いてあった。


183 :名無しくん、、、好きです。。。:2008/06/14(土) 17:12:45 ID:PIuvHe99
>>180
四日に一度位の更新になるって保管庫の人が言ってた
今迄がハイペースすぎたんだよ
たまには保管庫の人にも乙しようぜ


184 :名無しくん、、、好きです。。。:2008/06/14(土) 17:15:32 ID:kRPawg2I
>>178
今更蒸し返さなくていいよ

185 :名無しくん、、、好きです。。。:2008/06/14(土) 17:42:00 ID:jYssOrdM
>>183 そうなのか。こういったまとめサイトなんてあれが普通の速度だと思ってた。投下して10分で保管されていたのはさすがにびっくりしたけど。
じゃあ、ここのまとめサイトって結構更新早いほう?

186 :名無しくん、、、好きです。。。:2008/06/14(土) 17:56:32 ID:UlnyZY5V
結構どころか、最速だったよ。

187 :名無しくん、、、好きです。。。:2008/06/14(土) 17:58:24 ID:n6fDvFOQ
あれが普通ってお前…wikiじゃないんだぞ

188 :名無しくん、、、好きです。。。:2008/06/14(土) 18:02:24 ID:p/PvQbUj
管理人さんって
未来線を読むギアスでも持ってるんじゃないかってくらい更新早いよな

書き手としては非常にうれしい限りで

189 :テンデ ◆QqpWgMIksU :2008/06/14(土) 18:10:52 ID:dR0GI1kN
SS投下させていただきます

>>148の声を失くした少年の続きです

190 :テンデ ◆QqpWgMIksU :2008/06/14(土) 18:11:23 ID:dR0GI1kN
声を失くした少年 
少年を想う、彼女の想い


「失礼する」

軽くノックをして、病室の扉をあける。真白で無機質な病室の外観は、あまりノネットの好みではない
だが不謹慎かもしれないが、ベッドで身を起こす透明な少年にここの雰囲気はよく似合っていた

「ごきげんよう。調子はどうだ?」

返ってくるのは言葉ではなく柔らかい笑顔。突然声を失ったというのに、どうしてこんな表情ができるのか
どこも無理をしているように見えないからこそ、ノネットにはそんなライの様子が気がかりで仕方なかった

突然屋敷で倒れ、病院に担ぎ込まれてから一週間。検査入院という形で、ライはいまだ屋敷に帰れずにいた

「どれだけ検査しても、彼の体に異常は見られません
むしろ普通の方よりも丈夫であることがわかるだけですよ」
「そうか……」
「体は健康体そのものですから、恐らく精神的なものが原因でしょう」

担当医はライの症状をノネットが尋ねた時にそう言った。『精神的』という言葉で
ノネットの脳裏に一年前の式典の映像がよみがえった

「僕を殺してください」

全てを悟り縋るようにつぶやいた言葉。彼の身に何が起こっているか
真に理解せずに無理やりにこちらに連れてきてしまった

(もしかしたら、ライがこうなったのは……)



191 :テンデ ◆QqpWgMIksU :2008/06/14(土) 18:12:01 ID:dR0GI1kN
自分のせいではないか、と自分を責めていると、ライに肩を叩かれた
はっ―と顔をあげるとライが心配そうにこちらを覗きこんでいた

(まったく…見舞いに来たというのにこちらが心配させてどうする…)

一応は病人であるライに気を遣わせたことを悔やむがそれ以上に心配されたことがうれしかった

「なんでもない。ほんとは、今日はジノやアーニャも来るはずだったのだが」
『ジノにアーニャ? もしかしてナイトオブラウンズの?』
「ほう、良く知っているな」

ライは喋ることが出来ないため、ベッドの横に置いた手記手帳に言葉を書く。ノネットはライが二人を知っていることに驚いた

『元親衛隊ですからね。軍の上のことも知っておかないと』
「なるほど。コーネリア殿下の教育の賜物ということか」
『まぁ、そんなところです』

意地悪い笑みを浮かべるノネットにライは苦笑する。実際親衛隊に入った直後から
ギルフォードやダールトンに軍についていろいろと教え込まれた

「……思ったより元気そうだな。だが、やはり声で会話ができないというのはやっかいだな」
『……でも、こうなって良かったと思いますよ』
「な……」

ライが見せた手帳に書き込まれた言葉に、ノネットは言葉を失った
思わずライを睨むように見てしまう。ライは泣きそうな顔で、笑っていた

『声が出せないなら、僕はもう誰かを傷つけることはないから』
「お前……」



192 :テンデ ◆QqpWgMIksU :2008/06/14(土) 18:12:34 ID:dR0GI1kN
どうしてそんなことをいう。どうしてそんな顔で笑えるんだお前は………!
ぐっと引き寄せたライの体は、少し力を込めれば折れてしまいそうだった
それでもノネットは力をこめて抱きしめる。ライがやや苦しそうにもがいているが無視してやる
ライがここまで追い詰められているのは、あの日自分に向けて使おうとしていた「力」のことだ
それがどんなものかはわからないが、ライにこんなことまで言わせる代物だ。私の想像など及びもしないだろう

「でもな、ライ。わかってない、わかってないよ…お前は……」

私がお前と話すことを一番の楽しみにしていたことを
お前にただ名前を呼ばれるだけで幸せな気持ちになってしまうことを
お前の友やコーネリア殿下、ユーフェミア様が、いつの日かお前が「ただいま」と言って帰ってくると信じていることを
知らず、私の頬を涙がつたっていた。そっと拭うライの手は優しく、温かかった



193 :テンデ ◆QqpWgMIksU :2008/06/14(土) 18:15:18 ID:dR0GI1kN
>>189
以上です。一人称と三人称がごちゃまぜだったり
終りがいまいちまとまってなかったりと反省点が多い…

あと二、三回で完結させるつもりです。どうかお付き合いのほどよろしくお願いします

194 :名無しくん、、、好きです。。。:2008/06/14(土) 21:36:47 ID:TLtEfFAo
>>193乙です。

人がいない。ライを俺の嫁にするなら今のうち!

195 :名無しくん、、、好きです。。。:2008/06/14(土) 21:41:05 ID:B+sP1Re+
>>194
通常の50倍のゲインを持つナイトメアがそっち行ったぞー

196 :名無しくん、、、好きです。。。:2008/06/14(土) 21:50:51 ID:8eKsm5ej
>>193
ホントに切ない話だな…続き待ってます

197 :名無しくん、、、好きです。。。:2008/06/14(土) 22:01:56 ID:AjrofjSa
>>167
おぢさんGJ!
いろんな意味で、先行不安な同盟だなwww

>>193
乙&GJです!
ノネット姐さんには、癒されるなあ・・・・・・

198 :名無しくん、、、好きです。。。:2008/06/14(土) 22:17:54 ID:ce2doSxa
>>167
流石だGJ! 千葉さんスキーな俺には堪らないぜ!
しかしなぜ千葉さんのSSはこんなに少ないんだ……
これは、つまり、俺の妄想を具現化しろという思し召しなのか?

199 :名無しくん、、、好きです。。。:2008/06/14(土) 22:19:26 ID:ENE47zH3
>>198
きっとそうだぜ。さあメモ帳を起動だ

200 :名無しくん、、、好きです。。。:2008/06/14(土) 22:30:59 ID:2+h7Wt4G
>>193
続き楽しみにしています

>>179&職人様方
スマソ
そういうつもりではなかったが、確かにそう取られかねない書き方だった

201 :名無しくん、、、好きです。。。:2008/06/14(土) 22:51:50 ID:8eKsm5ej
>>198
PSP版買った職人少ないんじゃね?
自分はどっちも買ったけど、どっちかって話なら大抵の人はPS2買うだろうし。
さぁ妄想を文章化するんだ

202 :名無しくん、、、好きです。。。:2008/06/14(土) 23:02:52 ID:PtCWastn
千葉好きが少ないんじゃ。万人受けするタイプじゃないし
カレンやナナリーのが受けがいいんだよ、多分

203 :名無しくん、、、好きです。。。:2008/06/14(土) 23:05:09 ID:u0n3va3d
>>195
悪夢版inライですか!?
と一瞬でも考えてしまった……

204 :名無しくん、、、好きです。。。:2008/06/14(土) 23:10:14 ID:aE/7hkuG
悪夢版ライってゲームよりチートスペックになりそうなんだが…w

205 :名無しくん、、、好きです。。。:2008/06/14(土) 23:22:32 ID:4v3UqL3N
イレギュラーズ編でアリスちゃんたちも
ライの魔の手に・・・。

206 :名無しくん、、、好きです。。。:2008/06/14(土) 23:34:23 ID:u0n3va3d
スタートはゲームとほぼ同じで学園でライ発見(ルル居ないから会長とアリス)
ナナリーと話し続けるとギアス編、
アリスと話し続けるとイレギュラーズ編、
外でC.C.と話し続けると黒の騎士団編、
あと、学園編か
更に派生して教団編(マオ、ロロ)、親衛隊編(ユフィ、スザク)
な感じかな?

207 :名無しくん、、、好きです。。。:2008/06/14(土) 23:41:03 ID:dR0GI1kN
>>198
その妄想をここに吐き出してみるといい
もしかすればその妄想によって意欲を刺激された職人がssを投下してくれるやもしれん
つーわけでなんとなく降ってきた電波。ルートは黒の騎士団か日本解放戦線で

連日の戦いで疲れ果てた団員たちに夜食をふるまうことになった女性メンバー
ヒロイン候補(カレン・千葉etc)がこぞってライに手料理を食してもらおうと探すが発見できず
そしてようやく見つけた彼はC.C.に(二人っきりで)手料理をふるまっていた

というC.C.落ち。実は俺、C.C.萌えなんだ…………やっぱ自分で書こうかな

208 :名無しくん、、、好きです。。。:2008/06/14(土) 23:46:36 ID:p/PvQbUj
>>198
うん。俺何だかロリを絡ませないと書けないからさ、
さぁメモ帳を起動するんだ

>>207
さぁ君もメモ帳を(ry

しかし天子様と神楽耶様の修羅場が無いな…

209 :名無しくん、、、好きです。。。:2008/06/14(土) 23:52:09 ID:jYssOrdM
>>207
「一生懸命作ったんだ。…よかったら食べてみてくれないか」
ライの指す方向には3人分のクッキーがあった

これで円満解決!

210 :名無しくん、、、好きです。。。:2008/06/14(土) 23:54:38 ID:dR0GI1kN
>>208
天子様はまだ出番少ないからキャラがいまいち掴みきれてないんだよ
まぁいきなり中華END後書いてしまう強者がいたけど……

それ以前に修羅場なんて起きようないのさ。天子様を選べば日本を憂う藤堂に斬られるし
神楽耶様を選べば天子命の星刻にバッサリのBADENDしかない

211 :名無しくん、、、好きです。。。:2008/06/14(土) 23:55:42 ID:tQVel63S
>>208
まだキャラが掴めてないからじゃない?
明日の放送の後に期待。

…地震のニュースで潰れるか?

212 :名無しくん、、、好きです。。。:2008/06/14(土) 23:57:06 ID:p/PvQbUj
>>210
大丈夫
シスコンの妹を掻っ攫った一級建築士だし

213 :名無しくん、、、好きです。。。:2008/06/15(日) 00:52:44 ID:+srB11nf
>>209 玉城「おっ、ちょうど小腹が空いてたんだ(パク)…う、うめえ!」

「「「あ…」」」

玉城「ん?どした」









―残り2人分。

214 :名無しくん、、、好きです。。。:2008/06/15(日) 01:24:16 ID:e1e8G60z
>>213
カレンと千葉が玉城に天誅してる間に、神楽耶が食べそうだな。

あと1つか…

215 :名無しくん、、、好きです。。。:2008/06/15(日) 01:30:10 ID:xLQz6i7m
最後の一個を、空気を読まずに食べるルルーシュ

216 :名無しくん、、、好きです。。。:2008/06/15(日) 01:40:42 ID:dXo3CITm
オチたw

217 :名無しくん、、、好きです。。。:2008/06/15(日) 01:45:54 ID:jdVnvFvO
いや、やつはつまみ食いとかは「はしたない」と言いそう

…なんて、本当に妄想がしやすいなコードギアスは。
SS職人の妄想力にも頭は下がるけど、原作のキャラが立っててこそ妄想しやすいんだろう

218 :コウ ◆W56eoB1Y.M :2008/06/15(日) 02:08:28 ID:YuOBb5Hb
>>207 寝ようと思ったら素敵な妄想が落ちていたので、投下します。

219 :コウ ◆W56eoB1Y.M :2008/06/15(日) 02:09:35 ID:YuOBb5Hb
その日、作戦会議に参加するために黒の騎士団のアジトに来ていたライは、しかしカレンに会った瞬間に医務室に連れ込まれた。
そうして今はベットに寝せられている。

「カレン、大丈夫だって。それに、ほら、作戦も来週決行だから作戦補佐の僕がその、休むわけには…。」

そう言ったライの抗議は、カレンの一睨みによってかき消されてしまう。

「何言ってるの!顔真っ赤だし、どう見たって風邪でしょ!そんな状態で会議に出られたって、みんな気になって会議にならないわよ!」

大体ライは自分の体の事にも鈍感で…と何やら長くなりそうな予感を感じ取ったライは、慌ててその言葉を遮る。

「そ、そうだね。今日はカレンの言う通り休んでおくよ。」

文句を遮られて少し不満そうだったカレンだが、その言葉にとりあえず納得する。
それからも何かと世話を焼いていた彼女だったが、お昼時が近づいた時、ふと一つのアイデアを思いついた。

(もうすぐお昼だな…そうだ!ライにお粥とか作ってあげるのもいいかも。前お弁当作った時は美味しいって言ってくれたし、今度は「カレンはいいお嫁さんになるだろうね。旦那さんが羨ましいなぁ」とか言ってくれたりして、言ってくれちゃったりして!)

キャー、キャーと顔を赤く染めながら一人照れるカレン。
ライもその姿を見ていたのだが、

(カレン大丈夫かな。顔赤いし、風邪がうつったかな。)

と、やっぱりわかってなかった。

(そ、それで私も「ライになら毎日作ってあげてもいいよ」なんて言っちゃったりして!…よし!そうと決めたらさっそく始めないと!)

鼻息荒く決意するカレン。
ライに「また後で来るから!」と言うと、すぐに医務室を飛び出した。
目指すは食堂だ!



220 :コウ ◆W56eoB1Y.M :2008/06/15(日) 02:13:09 ID:YuOBb5Hb

食堂のおばちゃんに厨房の使用許可とエプロンをもらって、意気揚揚と乗り込んだカレンだったが思わぬ先客に訝しげな声をあげる。

「…千葉中尉?」

「ん…紅月か?なんだ、お前厨房に来たりするのか?」

そこにいたのは四聖剣の一人、千葉。しっかりとエプロンと三角巾をつけて何やら料理をしているようだった。
千葉と料理。似合わない、とは言わないがなんとなくミスマッチ感は否めない。
特に最近のナイトメアの模擬戦で彼女の強さを知ったカレンからすれば尚更である。
ふと、そんな事を思ったカレンだったが、千葉の手元にある調理中の鍋を見て、ハッとする。

「ち、千葉中尉…もしかして、その料理って…」

「ああ、お粥だ。ライが風邪を引いたようでな。医務室にいるというから、せっかくだから作ってみたんだ。」

恐る恐る聞くカレンの様子に気付かず千葉は語りだす。

「前にあいつに、おにぎりを作ってやった事があったんだがな。私のは、その、あいつの口に合うみたいだから、今日も作ってみたんだ。」

照れているのか少し顔を赤らめて、嬉しさを隠しきれない調子で語る千葉。
その、いつもとはまったく違う様子にカレンは驚いたが、すぐに気持ちを切り替えて決意を新たにする。

221 :コウ ◆W56eoB1Y.M :2008/06/15(日) 02:14:47 ID:YuOBb5Hb
確かに強敵だ。だが、ここは戦場(厨房)、自分も相手もすでに鎧(エプロン)を着込んだ戦士。
ならば!恐れたり遠慮したりする必要がどこにあるっ!
と、いささか熱すぎる思いを抱いてカレンは千葉に話し掛ける。

「そうなんですか。でも千葉中尉、実は私もライのためにお粥を作りにきたんです。」

そう言った瞬間、カレンはしっかり見た。今の今まで可愛らしく嬉しそうだった千葉の女の表情が冷たく、引き締まった戦士のそれに変わったのを。

「…なるほど。お互い、目的は同じだったわけか。それで?お前の料理はライを満足させられるようなレベルなのか?」

その言葉にカレンも戦士の表情で答える。

「当然です。以前彼は、私が作ったお弁当を何度も美味しいと言いながら食べてくれました。」

「そうか。ならばここは一つ、正々堂々決着をつけるとしよう。」

そう言い放った千葉に、もとよりそのつもりです。とカレンは大きく頷いたのだった。




222 :名無しくん、、、好きです。。。:2008/06/15(日) 02:18:23 ID:fi470Om4
支援?

223 :コウ ◆W56eoB1Y.M :2008/06/15(日) 02:18:43 ID:YuOBb5Hb
二人のお粥が完成した時、時計の針はすでに午後2時を指していた。
何故こんなに時間が掛かったかと言えば至極単純な理由で、お互いがたった一品のお粥にありとあらゆる工夫を施したためである。
それだけならまだしも、さらに、お互いの料理が見える所で調理していたものだから、相手が一工夫施せば自分も一工夫施し、相手が一芸を入れれば自分も一芸を入れるという無限ループが起こったのであった。

こうして両者が本来の目的を思い出した時には、すでに勝負開始から3時間が経過していたというわけだ。

すぐに皿に盛り付けて医務室に向かった二人だったが、そこはすでにもぬけの殻だった。
カレンは、休みなさいって言ったのに!と怒り、千葉は、まったく。と呆れながら探すこと30分。

二人はライをゼロの私室で見つけた。


224 :コウ ◆W56eoB1Y.M :2008/06/15(日) 02:20:32 ID:YuOBb5Hb
ちなみに、黒の騎士団のアジトにおいて最大の私室を持っているのは当然総司令たるゼロだ。
それは3つの点で他の幹部のものと違う。

通常の鍵の他に指紋照合が必要なこと。

C.C.用にベットが二つあること。

そして、ミニキッチンがついてる事である。


何が言いたいかと言えば、ライは既に自分で作ったお粥を食べおわった後だったというわけだ。


それだけならまだいい。と二人は思った。皿の数からゼロとC.C.もライの手料理を食べたいうことも、まぁ百歩譲って許そう。


しかし


自分達の目の前で、よりにもよってC.C.と、足だけでなく全身を絡ませて、しかも幸せそうな顔をしてベットで眠るライは些か目に余る御様子ではないか、と。


今度は彼をどう料理してくれよう、と邪悪な笑みを浮かべる二人を、部屋の隅で体を縮め、震えながら見ることしかゼロには出来なかった。


225 :名無しくん、、、好きです。。。:2008/06/15(日) 02:22:56 ID:v3AwF5U0
GJ!
もう止めてあげて!ゼロの威厳はもうゼロよ!(笑)

226 :コウ ◆W56eoB1Y.M :2008/06/15(日) 02:24:18 ID:YuOBb5Hb
終わりです。
素敵な妄想ありがとうございました。
けれど、よく見ればご自分で書こうとしてた?
そうだとしたらすいません。

227 :名無しくん、、、好きです。。。:2008/06/15(日) 02:25:04 ID:heaW/OEU
コウ卿のゼロは相変わらずヘタレwだがそれがいい!
GJでした〜

228 :名無しくん、、、好きです。。。:2008/06/15(日) 03:12:03 ID:B059wvGt
コウいう嫉妬&修羅場物は良いですな〜
GJです

229 :名無しくん、、、好きです。。。:2008/06/15(日) 03:55:25 ID:1SICNAnB
弱!ゼロ弱!w
GJでした
しかし・・・ある意味平和な騎士団だなw

230 :名無しくん、、、好きです。。。:2008/06/15(日) 04:24:54 ID:e1e8G60z
>>226
GJです。
これは良いヤンデレカレン。
しかしゼロが一番可愛く見えてしまう…俺も風邪かな。

231 :名無しくん、、、好きです。。。:2008/06/15(日) 07:01:40 ID:jIY7px7c
>>226
GJ! ゼロ、頼むからしっかりしてくれww
ちなみに電波を投下したものですが、全然OKですよ
むしろSSに昇華してくれて本当にありがとうございます!
とりあえず真相はライが寝込んだあとでC.C.が潜り込んだでFA?

232 :名無しくん、、、好きです。。。:2008/06/15(日) 10:55:56 ID:2Balz6x2
ゼロカワイソスwww
一番の被害者www

233 :名無しくん、、、好きです。。。:2008/06/15(日) 12:31:25 ID:+srB11nf
>>224
ゼロ「(このままじゃ示しがつかないな。一つガツンと言ってやらなくては)おい!二人とも!」
「「…なにか?」」(ギロッ)
ゼロ「(ヒッ…!)…いや、その…、そ、そうだ。二人にいいものをやろうと思ってな!」
「「?」」
ゼロ「あ、ああ。…これだ、ほら」
「「…温泉招待券!しかも2枚」」
ゼロ「そう2枚……ハッ!」
「1枚は当然ライとして…もう一枚は…」
「これを機に白黒つけろ、と…ゼロらしいわね」
ゼロ「しまっ…!」









C.C.「……なあ、ルルーシュ」
ルル「何だ…っ!?な、何を怒っている!?」
C.C.「カレンと千葉にライを誘うように言ったそうだな」

 ―チーン。

234 :名無しくん、、、好きです。。。:2008/06/15(日) 12:41:21 ID:kDyY9/Sb
(´・ω・`)ゼロ…

235 :名無しくん、、、好きです。。。:2008/06/15(日) 12:51:59 ID:e1e8G60z
威厳が無いだけならまだしも、更にこじれさせるとは…

236 :名無しくん、、、好きです。。。:2008/06/15(日) 12:55:43 ID:Hp2TQJOL
>>コウ氏
GJ!千葉さんかわゆい
ゼロは疎いしな、そういう事にはw

その上、224ので更にワロタ
ゼロでヘタレ面を見せると悲惨だ…w

237 :名無しくん、、、好きです。。。:2008/06/15(日) 12:58:14 ID:+ZwHE8UZ
>>233
C.Cも加わって、三つ巴の戦いになるのか。
チーンって、ルルーシュに何が(;゜ロ゜)

238 :名無しくん、、、好きです。。。:2008/06/15(日) 13:10:21 ID:QTLYeiID
ゼロ(ノД`)

239 :名無しくん、、、好きです。。。:2008/06/15(日) 13:14:09 ID:uUMk/HYL
やっぱりスレの大勢としては、ライが恋愛的な意味でモテまくりって形が望まれているのかな?
人としては男女関係なく好かれまくるけど、恋愛的にはガッツリ一人のキャラでってタイプの話も大好きなので
職人様方気が向かれたら宜しくお願いします

240 :名無しくん、、、好きです。。。:2008/06/15(日) 13:18:08 ID:B2fs+h77
ゼロ、カワイソスw


241 :名無しくん、、、好きです。。。:2008/06/15(日) 13:35:26 ID:OKZlPMJA
ハーレムは好ましくないだろ

242 :名無しくん、、、好きです。。。:2008/06/15(日) 13:49:03 ID:prPijNv6
ギャグ的な扱いならギリギリって所じゃないかな<ハーレム
ここの所そいうのが続いたけどテンデ卿とかガッツリ一人だし
大丈夫かと

243 :千葉はライの嫁:2008/06/15(日) 13:56:56 ID:qwRZcd06
俺は198! 改め、千葉はライの嫁!
千葉スキーは少数派だと? 間違っているのは俺じゃない、世界の方だ!
俺の妄想(ギアス)を受けてみろ! 投下だ!!

244 :名無しくん、、、好きです。。。:2008/06/15(日) 13:57:57 ID:xsENO3sF
ハーレムもの書くとギャグにしかならない…
がっつりハーレムという新たな境地に達するにはまだまだ修行が足りん

245 :名無しくん、、、好きです。。。:2008/06/15(日) 14:00:01 ID:e1e8G60z
普通にライカレ、ライノネ、ライナナetc...ってSSも大量にあって、
それだって普通に好まれてるからスレの大勢とか関係ないと思うが。
今回ちょっとハーレム系が続いただけだろう。

と言うか好ましい好ましくないとか、職人が思いついたネタを書いているんであって、
読んでる方が決める事じゃないんじゃないか?

246 :千葉はライの嫁:2008/06/15(日) 14:02:34 ID:qwRZcd06
「特区日本か。ブリタニア人、それも皇族の人間が、
 日本の名を口にするとはな……」
それも、伊達や酔狂ではなく、本気で考えているようだ。
ブリタニアの第三皇女ユーフェミア。てっきり、お飾りの副総督だとばかり思っていたが……
そのお飾りと思われていた娘の言葉で、黒の騎士団は今後を左右する決断を迫られている。
「千葉中尉は、特区についてどうお考えですか?」
私の独白を耳にしたらしく、傍らに立っていたライ少尉が声をかけてきた。
「……所詮私はただの一パイロットだ。
 お前が期待するようなご立派な答えは返せないと思うが」
「いえ。自分は、中尉の考えが聞きたいだけですから」
「……そうだな。日本がその姿を取り戻す、それも争いを用いずに済むというのなら、
 特区日本も、決して悪いことではないと思う。
 尤も、そこに至る道のりは困難を極めるだろうがな」
「そうですか……。千葉中尉は、戦いが終わったらどうなさるのですか?」
「戦いが、終わったら?」
考えたこともなかった。この七年、常に戦場に身を置いてきたのだから。
特区日本が成立しても、しばらくは混乱が続くだろう。
だが、日本人から多大な信頼を寄せられているゼロと、
ブリタニアの皇族たるユーフェミアが協力すれば、
特区に否定的な人間も妙なことはできまい。何れ、戦いは終わる。
「……さてな。戦ってばかりいたのだ。
 急にそんなことを言われても、想像出来ん」
「何かやりたいことなどはないのですか? 夢、などでも良いですが」
「……この歳で夢と言われてもな……!」

247 :千葉はライの嫁:2008/06/15(日) 14:03:54 ID:qwRZcd06
唐突に、学生の頃の夢を思い出した。
何と言うことはない。父も、母も、素晴らしい人達だったから、
同じように、幸せな家庭を築きたいと思っていた。
しかし、それはつまり、結婚するということで……結婚には、相手が必要になるわけだが。
なんとなく少尉に目を向けてしまうと、見事に目が合ってしまった。
「中尉」
「な、なんだ」
「顔が赤いようですが、どうかしましたか?」
「っ!? な、なんでもない!」
「ですが」
「なんでもないと言っている!
 そ、そういう少尉こそ、この先のことを考えているのか?」
少尉は思案するような顔つきになる。……なんとか話をそらせたか。
今のうちに早く治れ、私の顔色よ。
そうやって私が平静を保とうと努力しているのを知る由もない少尉は、
納得いく答えが出たらしく、一つ頷いて語りだした。
「……そうですね。今と大して変わりません」
「変わらない、とはどういう意味だ?」
「そのままの意味です」
そう言うと少尉は、まるで世間話をしているような顔で口にした。

248 :千葉はライの嫁:2008/06/15(日) 14:06:06 ID:qwRZcd06
「これまで通り、千葉中尉と共にいますよ。
 これからも、ずっと」
「なっ!?」
一瞬で顔が赤くなったのが分かった。鼓動も驚くほど速くなる。
こいつ、さらりとなんてことを……! 
そ、そもそも、言葉の意味を理解しているのか……!!
「お、お前……」
「はい」
「その……言葉の意味を、だな。ちゃ、ちゃんと理解しているのか?
 というか、何を考えて……」
「? 本心を言っただけですが」
そういうと、不思議そうな顔をして見せる少尉。
まさか……本当に素で言ってのけたというのか?
しかもこの顔からして、自分の発言が相手にどう思われるのかを理解していない!
天然だ天然だと朝比奈達が言っていたが、天然にもほどがあるだろう!
「……はぁ」
思わずため息をつく。まったく、こいつは……
「中尉?」
「いや、何でもない。何でもないからこれ以上口を開くな」
私のため息の理由を察していないこの朴念仁は、どこか子供っぽいしぐさで首をかしげる。
この天然ぶりといい、この動作といい。気が付けよ、と不満に思いながらも、
それさえも可愛らしいと思えてしまうのは……惚れた弱みという奴だろうか。
「そうだな……」
恐らく気付かないだろうが、少尉の言葉に、私も自分の本心からの言葉で答えた。


「私も、お前に共にいてほしいと思うよ……ライ。
 これまでどおり……これからもずっと、な」

249 :千葉はライの嫁:2008/06/15(日) 14:07:52 ID:qwRZcd06
満足だぜ……投下終了。お目汚しすまんかったな

250 :名無しくん、、、好きです。。。:2008/06/15(日) 14:13:03 ID:e1e8G60z
>>249GJ!
すまない、投下宣言されてるの気付かないでレス挟んでしまった。

251 :名無しくん、、、好きです。。。:2008/06/15(日) 14:22:44 ID:7zPbEQuH
GJ!
この千葉さんはライの嫁といわざるをえない

252 :名無しくん、、、好きです。。。:2008/06/15(日) 14:27:00 ID:qwRZcd06
>>250
気にしなさんな。
ライカレ、ライナナ、ライノネ、その他全てのカップリングよ、
ライ千葉に征服されたくなければ、もっと皆で作品を投下するのだ!
いやま、俺が読みたいだけなんだけどね! あとGJ言ってくれて感謝!

253 :名無しくん、、、好きです。。。:2008/06/15(日) 14:28:07 ID:prPijNv6
GJ!
これは実に良い姉さん女房と言わざるおえない

254 :名無しくん、、、好きです。。。:2008/06/15(日) 14:44:46 ID:kDyY9/Sb
千葉さぁぁぁん!GJ!

255 :名無しくん、、、好きです。。。:2008/06/15(日) 14:52:42 ID:cOlycjn+
いい、センス・・・GJ!
きっとライ×セシルさんの私は異端児。

256 :名無しくん、、、好きです。。。:2008/06/15(日) 14:58:51 ID:SEt5LkPm
俺もセシルさん好きだから妄想しようと思ったんだが、セシルさんの料理を食って悶絶するライしか浮かばない…

257 :名無しくん、、、好きです。。。:2008/06/15(日) 15:01:03 ID:I7Dr3GDG
千葉さん良い!
>>549氏、GJでした!

所で、複数×ライ物って、あんまり要らなかった? (´・ω・`)

258 :名無しくん、、、好きです。。。:2008/06/15(日) 15:02:28 ID:cOlycjn+
いや、いまブラックリベリオン書いてるんですが、そこでライのクラブとサザーランドエア(セシルさん)
が共闘とか、ネタはあるんだ。セシルさん関係は手がついてないから個人的にはねらい目だと思う、書くんだ、同志。

異常、執筆の進まぬ馬鹿の戯言……

259 :名無しくん、、、好きです。。。:2008/06/15(日) 15:05:09 ID:heaW/OEU
>>249
GJ! 千葉さんもイイね!

>>257
何でもおいしくいただけるぜ。さあ、投下するんだ


260 :名無しくん、、、好きです。。。:2008/06/15(日) 15:08:59 ID:e1e8G60z
ID:I7Dr3GDG

261 :名無しくん、、、好きです。。。:2008/06/15(日) 15:10:42 ID:e1e8G60z
途中で送信してしまった…しかもageてるし。
>>ID:I7Dr3GDG
少なくとも俺は複数物でも、ガチ恋愛物でもなんでも行けるぜ!

てか俺さっきからミスってばっかりだな…しばらく書き込みを控えるわ。

262 :KOUSEI ◆tYEsc9pKQ2 :2008/06/15(日) 15:20:31 ID:y5SHkU0V
 KOUSEIです。
 前回の続きを投下します。
 コードギアスまでまだ時間があるので、その間の暇つぶしにでもしていただければ幸いです。

263 :KOUSEI ◆tYEsc9pKQ2 :2008/06/15(日) 15:23:53 ID:y5SHkU0V
 ○

 ライは医務室から抜け出した後、自分の月下に飛び乗り紅蓮弐式を追跡した。
 月下のレーダーを使えば、味方の紅蓮弐式の居場所が分かるからだ。
 ギアスを使って輸送機を調達し、この島で紅蓮を見つけ、洞窟に入る。この洞窟は前に来たことがあるので、迷わずに進めた。
 そして組み伏せられるルルーシュ、銃を向け合うカレンとスザクが見えた。ライは三人に向かって歩くスピードを速めた。
 言いたい事は色々あった。聞きたい事はいろいろあった。カレンに、ルルーシュに、スザクに山ほどあった。
 しかし、カレンに近づいた時、スザクは彼女に対して引き金を引いた。
 だからライは、当然の行動を起こした。
「ぐああ!」
 足に焼きごてを押し付けられたかのような激痛に、ライはたまらず地面を転がる。
「ライ! なんで!?」
 カレンが急いで駆け寄ってきて、ライを助け起こした。
「ライ!」
「だ、大丈夫だカレン」
 そうは言っても、油汗が止まらない。
 下手な強がりなのは明白。しかし、それを通すのが男だ。特にカレンの前では、意地でも通す。
 ライは心配そうな顔をするカレンを手で制し、ニッコリと笑って見せた。
 スザクはそんな二人の様子を、祭壇の上から冷たく見下ろした。
「……」
 スザクがルルーシュから身を離し、ゆっくりと立ち上がる。
 祭壇の上のルルーシュはもはやピクリとも動かない。どうやら気絶しているようだ。
「ライ……。ちょうどいい。君もここで」
 スザクの瞳が、冷たく尖る。
 その瞳を受けて、ライの背筋に悪寒が走る。
(スザク……?)
 それは、自分を完全に敵と見なしている瞳だった。
 いままでスザクは、黒の騎士団とブリタニアという所属の違いはあれ、こうも完全に敵意を向けて来る事は無かった。
 それはライだって同様だ。スザクは友達。大切な友達。だから、完全に殺し合いを演じるにはお互い覚悟が足らなかった。
 でも、スザクには今、その覚悟がある。
<それでも僕は期待している、僕とライの道が交わる事を……>
 行政特区式典会場。あの惨劇の前、スザクは笑顔でそう言っていた。ライもどこかでそれを望んでいた。

264 :KOUSEI ◆tYEsc9pKQ2 :2008/06/15(日) 15:26:21 ID:y5SHkU0V
 でも、それは……。
 ライはキッ、とスザクを睨み返した。
(そうだねスザク。僕たちは交わらなかった、いままでも、そして、これからはもう二度と……)
 お互いの道を繋ぐ導(しるべ)――ユーフェミアはもういない。あとは、それぞれの対なる道を進むのみ。
 ――そうなったら、お互い容赦はしない。
 それは、まだ二人が敵対する組織に身をおきながらも、大切な友人同士であった時に交わした最後の約定だった。
「くっ! スザクっ!  お前ぇ!」
 カレンの瞳が攣りあがる。そして彼女はライを守るように前に出た。
 ライはそんなカレンの腕をとっさに掴む。
「逃げろ。カレン……」
 目の前にいる男は、もうアッシュフォード学園で共に笑いあった学友じゃない。枢木スザク少佐だ。
 完全なブリタニアの軍人だ。
「……歩ける?」
 カレンがスザクを睨みながら小さく聞いてくる。ライは首を横に振り、声を潜めて言葉を返した。
「無理だ。だから君一人で……」
「そ、そんな事。できるわけ無いじゃない」
 そう言うと思っていた。
「カレン。状況を見てくれ」
「……」
「僕の言っている事が分かるね」
「……あなたは私の上司じゃないでしょ。だから命令は聞かない」
 カレンは、足のスタンスを広く取った。
「私がスザクを抑える――いえ、殺すわ。だからあなたはその内に逃げて」
 カレンは右手に銃。左手にナイフを持ち、腰を落とした。いつでも目の前の敵――スザクに飛びかかれる姿勢だ。
「……」
 スザクは祭壇からゆっくりとこちらに向かって歩き出した。
 来るなら来い。スザクの目がそう言っていた
 ライは心の中で舌打ちした。
 カレンは確かに強い。武術に関しては天才と言ってもいい。しかし、同じ天才なら、男の方が強い。
 まだライが五体満足ならば話は別だ。二対一ならまだ勝ち目はある。しかし今のライは足手まとい以外の何者でもない。
「駄目だカレン。逃げ――」
 その時、口から真っ赤な血が咳き込むと同時に溢れた。ライは思わず手で口を押さえてさらに何度か咳き込む。

265 :KOUSEI ◆tYEsc9pKQ2 :2008/06/15(日) 15:27:33 ID:y5SHkU0V
 その度に、口を押さえている指の隙間から、ビチャリと血が地面にこぼれた。
 遅れて、腹部から激痛。
(ぐっ、腹の傷が完全に開いたか)
 無理も無い。ライは腹を撃たれている。本来なら絶対安静で、こんな風に歩き回るなどもってのほかなのだ。
「くっ、あなたは私が守る!」
 ライのその無茶な行動が、自分を心配してのものだと分かってるからなのだろう。
 カレンはそんなライの様子を見て、今度は迷い無くスザクに銃を向けた。その美しい顔には決死の覚悟が見えた。
「カレ、ン……」
 カレンは刺し違えるつもりだ。
 しかし、分かっているはず。カレン自身、そのような覚悟で挑んでも、スザクには敵わないと分かっているはずなのだ。
「駄目だ、カレン……」
 スザクは本気だ。このままでは三人とも捕まる。捕まったテロリストの末路は決まりきっている。
 ブリタニアは支配の国。そして、その支配に従わない者への仕打ちは自分が一番良く知っている。
 ならば、
 ギアス。ライが持ついかなる相手にでも命令できる絶対遵守の力。
 これだけは使いたくなかったが、仕方が無い。
「くっ……スザク! 僕を見ろ!」
「……」
 スザクの顔がゆっくりとだか、確実にこちらに向いた。
「ライが命じ――」
 ライはギアスを開放しようとして、
「!?」
 その発動を止めた。
 スザクがそんなライの様子を無表情で見下ろし、そして言った。
「……気は済んだかい」
「ば、馬鹿な……」
 スザクは、こちらと一切目を合わせなかった。
 ギアスは絶対的な力を持って相手に『命令』できる力だが、その発動にはいくつかの条件がある。その一つが、相手と目を合わせる事。
 しかし、スザクはこちらを見てはいるが目は合わせない。これではスザクにギアスをかけたとしても効果は無い。
 ギアスを防ぐ手段としてはこれほど正しいものは無い。しかし、それはギアスを知らないと取れない行動だ。
(いや、待て……)
 ライはこの島に入ってからのスザクの様子を思い出し、そして愕然とした。

266 :名無しくん、、、好きです。。。:2008/06/15(日) 15:29:27 ID:I7Dr3GDG
>>259-261
いや、上の方でそういう書き込み見たもんで、ね

267 :KOUSEI ◆tYEsc9pKQ2 :2008/06/15(日) 15:30:09 ID:y5SHkU0V
 よくよく考えると、スザクはこの島で出会ってから自分と顔は合わせても、目は一度も合わせてはいなかった。
「スザク、君は……」
「……ギアスだろ」
 スザクの言葉は予想通りだったが、ライは驚かずにはいられなかった。
「対策は知ってる。あと、多分無いだろうけど、万が一君が僕に襲い掛かってきても、僕は君の足の動き、体の筋肉の動きを読んで通常通り戦える。武術を嗜んだ事のある僕にとってそれはそう難しい事じゃない」
「なぜ君がギアスを、この力の存在を……」
「答える必要は無い」
 そして、スザクは言った。
「ライ。残念だよ。色々と……」
「くっ!」
 絶対絶命とはこの事。
 ギアスは使えない。戦術は敵わない。増援も期待できない。
 だが……。と、体はボロボロでありながらも、ライの明晰な頭脳はあらゆる可能性をライに提示する。 
 この三人の中でカレンだけが無傷。そして彼女が、その優れた体力を全力で逃げる事に費やせばあるいは、
「……」
 ライは決断しなければいけなかった。自分の希望など無視した思考で。 
「……カレン」
 ライは、痛みに耐えながら言った。
 カレンは、その呼びかけに応じて、スザクに目を向けたまま、悲しそうに笑う。
「ライ。ごめんね、こんな事に巻き込んで……」
 見ているこちらも辛くなるような、本当に悲しい笑顔。
 だからライはあえて、優しく微笑んだ。
「心外だ。僕は君に巻き込まれたなんて思った事は無い」
 喋る度に腹の包帯が湿っていく。意識が朦朧としてきたのも、気のせいじゃないだろう。
 しかし、これだけはしっかりと言わなければいけない。
「君と共に進むと決めたのは僕だ……」
 そしてライはカレンをジッと見つめた。
 愛した女性の姿。最後になると覚悟した。だからしっかりと、愛しい女性の姿を記憶に刻む。
「カレン……君が好きだ」
 ライは正直にその言葉を言った。その言葉で充分伝わった。
 黒の騎士団に誘われて良かった。みんなに会えて良かった。カレンと過ごせて幸せだった。全てがその一言で伝わった。
 カレンは驚いた顔でこちらに振り向いた。でもすぐに、

268 :KOUSEI ◆tYEsc9pKQ2 :2008/06/15(日) 15:30:52 ID:y5SHkU0V
「嬉しい……」
 と、本当に嬉しそうに微笑んでくれた。
 スザクの足音が近づいてくる。別れの時間は近づいていた。
「ありがとうライ。今だから言うけど、私もあなたの事はずっと前から――」
 カレンが目から涙をこぼしながら。それでも、気丈に笑顔を作って言う。
 しかし、それを最後まで聞くわけにはいかない。
 聞いてしまえば離れないで欲しいと思ってしまう。この先、暗い未来しか無いとしても一緒にいたいと思ってしまう。
 死ぬまで共にいて欲しいと我侭を言ってしまいたくなる。しかし、それらは口にだしてはいけない。出すわけにはいかない。
 愛する人を、もう失うわけにはいかないから。
(すまない、カレン。僕は……)
 だから、ライは、
(一度だけ君を……)
 カレンの言葉を遮るように、
(君を裏切る……)
 “命令”した。
「ライが命ずる!」
 力が瞳に収束する感覚。そしてライはそれを迷い無く解放する。
「カレン! 今は全力で僕を見捨てろ!」
 飛び立つ鳥のような模様がライの瞳に浮かび、それがカレンに飛来する。
 ギアスの力がカレンに浴びせられ、そして心を陵辱する。
「!」
 手ごたえあり。ギアスはしっかりとカレンに植え付けられた。
 絶対遵守に例外は無い。
 だからカレンはすぐに走り出すはずだった。
「嫌……」
「!?」
 ライは目を見開いた。
 なんとカレンは、何かを拒絶するように身を揺らしながら、しゃがみこんだ。
「嫌、駄目。駄目……それは」
(馬鹿な! 抵抗しているのか!?)
 信じられない事に。カレンは絶対遵守の力に逆らおうとしていた。
「くっ、行け! カレン!」

269 :KOUSEI ◆tYEsc9pKQ2 :2008/06/15(日) 15:32:27 ID:y5SHkU0V
 ライが怒鳴ると、カレンは怒られた子供のように小さくビクッと反応する。
「……」
 絶対遵守に例外は無い。
 カレンはやがて、全力で走り出してライの横を通り過ぎていった。
 ライはそれを見送りながら、他人には分からないぐらい小さく微笑んだ。
 後悔が無いと言えば嘘になる。悲しくないと言えば嘘になる。
 でも、最後の最後でライは様々なものを失ってきたこの力で、一人の女性を守ることができた。それだけは満足だった。
 そこに嘘は無い。
(……さよならカレン。多分、初恋だった)
 そして……。
 ライは、今度はしっかりと“敵”を見据えた。
 覚悟は……もう済んだ。
「逃がさない。犯罪者は!」
 スザクはカレンの後を追おうとする。しかし、
「させるかぁぁぁ!」
 そこに体を起こしたライが渾身の力を込めて体当たりを食らわす。
 腹が、足が、まるで炎を浴びせられたかのような激痛に見舞われる。しかし、ライはそれらを精神力で無視した。
 きりもみする二人。ライはなんとか、スザクを押さえつけようとしたが、ハンデは大きかった。
「ぐぁ!」
 ライはスザクにうつ伏せに倒され、そして押さえつけられた。
「……無駄だよ。いつもの君ならともかく、今の状態じゃ僕には勝てない」
「くっ、スザクッ!」
 ライはもう一度ギアスの力を使おうと、首だけ捻ってスザクを見ようとした。だが、
「……」
 顔をガシッと地面に押さえつけられた。口の中に冷たい土の味が広がる。
「言ったろ。僕にギアスは使わせない」
「スザク! なぜカレンを撃った!」
「……体に穴が二つも空いてるんだ。それ以上喋るとさすがに死ぬよ」
「くっ……。君の気持ちは分からなくもないが、こんな……」
「分かるものか」
 スザクは静かに、しかし怒気が含まれる声で言った。

270 :KOUSEI ◆tYEsc9pKQ2 :2008/06/15(日) 15:33:53 ID:y5SHkU0V
「大切な女(ひと)を大切な友に奪われた“俺”の気持ちなど」
 そして、
「……ライ。君を逮捕する。容疑は反逆罪だ」
 ライはスザクを振りほどこうと体を動かす。だが無駄だった。
 先ほどの体当たりが最後の力だったようで、からだはもうピクリとも動かない。
「ゼロに作戦補佐……この二人さえいれば、俺は……」
「くっ……スザ――」
 ドカッとライの頭部に重い衝撃が襲った。おそらく、スザクが手刀で首筋を打ったのだろう。
 視界がぼやける。景色が、色を失っていく……。
「ルルー、シュ……。カ、レン……」
 初めて出来た友達。初めて出来た家族以外で死んでも守りたいと思った女性。
 それぞれの顔を思い浮かべながら、ライの思考は暗い闇の中に沈んでいく。
『おやすみ』
 そして、
『……おやすみ』
 あの声が聞こえた気がした。
 
 コードギアス・ロストカラーズ〜蒼月のライ〜『R2前夜』END

  ○次回予告
   ブラックリベリオンから数ヵ月。ブリタニアには一人の若い騎士の姿があった。
   美しい銀の長髪を持つその男は、帝国最強の騎士団、ナイト・オブ・ラウンズに所属する騎士。
   男はナイト・オブ・ゼロ。“本来は存在しない”という意味のゼロという称号を賜った男。
   新たな物語はその男の行動によって語られていく……。
                      コードギアス・ロストカラーズR2〜蒼失の騎士〜。
   
とりあえず一区切りです。
 三回にわたって、このような雑文にお付き合い下さり、
 さらには感想までいただき、本当にありがとうございました。
 では〜

271 :名無しくん、、、好きです。。。:2008/06/15(日) 15:34:48 ID:hc6gWN5Z
支援

272 :名無しくん、、、好きです。。。:2008/06/15(日) 15:36:46 ID:heaW/OEU
GJ!
だけど、ライのギアスって目を見なきゃ使えなかったっけ?
声さえ聞けば発動するものだと思ってたけど……

273 :名無しくん、、、好きです。。。:2008/06/15(日) 15:44:55 ID:prPijNv6
ルートによっては目を見ないといけないような描写があったような…

274 :名無しくん、、、好きです。。。:2008/06/15(日) 15:45:57 ID:XPoPSwuR
だよな?
C.C.も言ってたしなアイツ(ルルーシュ)は視覚だがお前は聴覚かって


275 :名無しくん、、、好きです。。。:2008/06/15(日) 15:46:22 ID:qwRZcd06
その辺はっきりしないよな。
目を見ないといけないなら、聴覚とか意味ないし

276 :名無しくん、、、好きです。。。:2008/06/15(日) 15:46:52 ID:I7Dr3GDG
>>KOUSEI氏
途中での割込み、失礼しました

ナイト・オブ・ゼロ・・・・・・ゼロの騎士!?
是非とも、R2編も執筆を!!

277 :名無しくん、、、好きです。。。:2008/06/15(日) 15:47:14 ID:e1e8G60z
書き込まないと宣言したばかりなのに…
>>270GJ!
素晴らしい作品でした、と言うか次回が気になって仕方が無い…
アニメの一期と二期程の間を待たずに読める事を期待しております。

>>266
そういう人もいれば、読みたいと言う人もいるだけかと。
自分が思い付いた物を書けば良いんじゃないでしょうか、最初にこれはハーレム物ですとか注意書きすれば。

今度こそ大人しくします…

278 :名無しくん、、、好きです。。。:2008/06/15(日) 15:48:35 ID:+ZwHE8UZ
ライのギアスは聴覚を媒介にしているため、目を見なくても発動するよ。

279 :名無しくん、、、好きです。。。:2008/06/15(日) 15:50:57 ID:+ZwHE8UZ
>>273
いや、無かったぞ。

280 :名無しくん、、、好きです。。。:2008/06/15(日) 15:58:33 ID:qwRZcd06
>>279
ノネットさんに抱きしめられてるシーンの辺りのことじゃないか?
ノネットさんはご立派な乳で眼は隠してるが、声までは防げてない。
だけど、ライが素直に事情話してたからな。スタッフもその辺適当なんじゃね?

281 :名無しくん、、、好きです。。。:2008/06/15(日) 16:02:39 ID:v3AwF5U0
>>278
確か、親衛隊編ナリタで敵に囲まれた時、
サザーランドのコクピットの中から無頼のパイロットに使おうとしてたし。
・必ず命令は口頭、音声で、
・対象の存在を知覚できれば直接見なくてもモニター越しでも問題なし

隠密性は低いが範囲が無駄に広くて巻き込み易くて危ない感じだと。
どうなんだろ?

282 :名無しくん、、、好きです。。。:2008/06/15(日) 16:03:41 ID:QTLYeiID
ライは聴覚を媒体にするギアスだから目を合わせる必要は無い。
だからルルと違ってナナリーにもギアスがかけられる。

283 :名無しくん、、、好きです。。。:2008/06/15(日) 16:03:50 ID:prPijNv6
騎士団、ギアスルートは聴覚確定なんだけど
ブリ軍編だと「あれ?」と思う描写があったからなぁ

284 :名無しくん、、、好きです。。。:2008/06/15(日) 16:09:40 ID:+ZwHE8UZ
>>280
あれは、途中でノネットさんに殴られて、最後まで言えず、命令としては伝わらなかったからだ。

285 :名無しくん、、、好きです。。。:2008/06/15(日) 16:12:04 ID:+ZwHE8UZ
>>281
その通り。お前は正しいよ。

286 :名無しくん、、、好きです。。。:2008/06/15(日) 16:14:10 ID:lChxI61b
ナナリーにギアスを使えたから目は見なくていいは確定
発動条件は対象を確認して命令を発する。

ロロのように集中すれば有効範囲を絞れる。こんな感じじゃない

287 :名無しくん、、、好きです。。。:2008/06/15(日) 16:14:20 ID:+ZwHE8UZ
>>283
その場面を挙げてみろ。説明してやるから。

288 :テンデ ◆QqpWgMIksU :2008/06/15(日) 16:15:37 ID:jIY7px7c
>>270
GJ! ライの力をもってしても悲劇は防げなかったのか……
ラウンズに入ったら記憶取り戻すなんて無理だよなぁ…続きがきになる

そして唐突に降ってきたライ×セシル(?)電波を投下


289 :名無しくん、、、好きです。。。:2008/06/15(日) 16:16:00 ID:heaW/OEU
鰤編は、C.C.との接触が少ないから、自分のギアスの特性を勘違いしてるだけだと思ってた。
で、ルルーシュは目を合わせることが必須だけど、(わかりやすいから音で命令してるけど)必ずしも声に出して命令する必要はなく、
ライは目を合わせなくていいけど、声を聞かせることが必須なのかな、と思ってた。

290 :テンデ ◆QqpWgMIksU :2008/06/15(日) 16:16:04 ID:jIY7px7c
「全プログラムクリア。シミュレーションを終了します」

セシルさんの声を合図に、モニターの電源が落ちる。シミュレータから降りたライは大きく息をはいた
「お疲れさま、ライ君」
「セシルさん、ありがとうございます」
オペレーターをしていたセシルからタオルと水を渡される。礼を言って受け取ると、ライは壁にもたれてベンチに座り込んだ
セシルはだいぶ疲れた様子のライに苦笑して、隣にすわる

「はぁ……」
「ふふふ、溜息なんて珍しいわね。まぁ無理もないけど」
「あのプログラムはひどいですよ。まさか親衛隊が出てくるなんて」

今現在特派のトレーラーにいるのはセシルとライの二人のみ。ロイドは本国でシュナイゼルから呼び出しがかかり、スザクは非番だ
ライはいつもの様にシミュレータでノルマであるプログラムをこなしていたのだが、今日のプログラムは凶悪と言えるものだった
本来の終了課程を終えた後で、新たな敵が出てきたのだ。それがただの一般兵なら問題はなかった
だが出てきたのはグロースターを駆るコーネリア殿下の親衛隊
いくらライ用にカスタマイズされたランスロット・クラブがあるとはいえ、エナジーと体力は残り少なく
一度終わりを意識したため途切れてしまった集中力では、親衛隊の相手など到底できす
一機を撃破、もう一機を相討ちで仕留め、シミュレーションを終えた



291 :テンデ ◆QqpWgMIksU :2008/06/15(日) 16:16:39 ID:jIY7px7c
「でもあの状況で二機も撃破しただけでも相当なものよ?」
「クラブの性能とロイドが開発した新しい武装のおかげですよ」
「それを使いこなす技量がなければ、それらは意味がないものでしょう?
もう少し、自分を誇ってもいいと思うわよ?」

ライの謙遜をセシルはばっさりと切り捨てる。そう言われてもライには本当にクラブのお陰としか思えない
どこまでも自己評価の低い少年にセシルは苦笑する。この少年がシミュレータで叩き出したデータ
それを上回ることのできる軍人がどれほどいるだろうか。おそらくほんの一握り、それこそナイトオブラウンズに匹敵する
強者でなければまず無理だろう。事実、ライはナイトオブナインのノネットに、2対1とはいえ勝利して見せたのだから
未だに納得のいかない顔で首をかしげている少年が妙に可愛く見えて、セシルは思わず頭を撫でた



292 :テンデ ◆QqpWgMIksU :2008/06/15(日) 16:17:12 ID:jIY7px7c
「せ、セシルさん…?」
「なぁに?」
「いや、なぁに? じゃなくて……あの……」

親しい相手には強く出られず、どうすれば相手を傷つけずに対処できるのかを考える
自分が被害者なのにあくまで相手を思いやる。ライのそんなところもまた、セシルには可愛くてしょうがなかった
ふといたずら心がわき上がり、撫でる手をやめてライをみやる

「ねぇ、ライ君。『お姉ちゃん』って呼んでみて?」
「はいぃいいいい!?」
「あら、いい返事ね。じゃあ、はい!」
「いや返事をしたわけじゃないですよ!」

顔を赤らめてあたふたするライは凶悪的に可愛かった。思わず抱きしめたくなるがここはぐっと我慢する

「ほら、ライ君」
「あの、どうしても言わなきゃいけないですか…?」
「えぇ、ど・う・し・て・も」

とてもいい笑顔のセシルからものすごいプレッシャーを浴びたライは、暫く葛藤を続けたが、やがてそのプレッシャーに負けた

「お、お姉ちゃん……」
「――――――――――!!!」

声にならない声をあげてセシルはこんどこそライを抱きしめた。ライの方は恥ずかしいやら
顔を包む柔らかい感触が気持ちいいやらで、いつの間にか気を失っていた
その後、特派トレーラー内ではセシルにお姉ちゃんと呼ばされるライの姿があったという……


293 :テンデ ◆QqpWgMIksU :2008/06/15(日) 16:18:25 ID:jIY7px7c
以上です。
セシルさんてこんなキャラじゃないよなぁ……
御目汚し失礼しました

294 :名無しくん、、、好きです。。。:2008/06/15(日) 16:21:50 ID:+ZwHE8UZ
>>286
初めに名前を言えば良いだけだよ。

295 :名無しくん、、、好きです。。。:2008/06/15(日) 16:22:04 ID:CcwIczL6
支援

296 :KOUSEI ◆tYEsc9pKQ2 :2008/06/15(日) 16:25:03 ID:y5SHkU0V
 GJ! っていうか。顔を包む柔らかい感触とは何か、お兄さんにじっくり説明しなさいw
 とにかく、セシルさんルートが無くてがっかりした俺歓喜。

>>272>>274>>278
今確認しました。しまった……。
ゲームでも、ルルーシュと同じ力だって言うから、
うっかり、発動条件も全部同じだと思っていました……。
後々、何かしらの言い訳という名の後付けをせねば続編が書けない……。

とにかく、すいませんでした。
私のせいで、みなさんに不快な思いをさせてしまいました。
SSはまた投下させていただきたいと考えているので、その時はまたご指摘の方よろしくお願いします。

297 :名無しくん、、、好きです。。。:2008/06/15(日) 16:27:03 ID:bFDiBdwS
親衛隊ルートでも行政特区に集まった人達にかけたギアスは
聴覚を媒介だったよ

298 :名無しくん、、、好きです。。。:2008/06/15(日) 16:31:10 ID:I7Dr3GDG
おっぱ・・・・・・もとい、セシルさんGJ!

299 :名無しくん、、、好きです。。。:2008/06/15(日) 16:36:20 ID:+ZwHE8UZ
>>296
男の欲望と夢だ!簡単に言えば。
そして、言い訳だが、血の学園祭でルルーシュがギアスを使おうとしたけど、痛さで使わなかっただろう、それを応用出来ないかな?

300 :名無しくん、、、好きです。。。:2008/06/15(日) 16:36:58 ID:heaW/OEU
>>296
ごめんねごめんね、別にKOUSEI氏を叩くつもりはなかったんだ……
ただ、前々からライのギアス発動条件がいまいち不明確だったから、この機会に質問したかっただけなんだ。
あまり気にせず、ゼヒとも続きをお願いします。

テンデ氏GJ
この後、セシルさんの手料理を笑顔で食べ続けることになるライに合掌

301 :名無しくん、、、好きです。。。:2008/06/15(日) 17:33:38 ID:YGXofKq7
GJ
さすが17歳、お姉ちゃんでも何とか…ケフンケフン

さて、神楽耶・天子様・アーニャに不覚にも萌えた俺はどうすればいいですか

302 :名無しくん、、、好きです。。。:2008/06/15(日) 17:36:01 ID:jIY7px7c
>>301
そのエネルギーをSSにしてさらけだせばいいさ
しかし知力・ルルで武力・スザクで短命とかまんまライじゃないか星刻はw

303 :名無しくん、、、好きです。。。:2008/06/15(日) 17:51:36 ID:+ZwHE8UZ
>>302
いや、ライは短命じゃないぞ!
ギアス編で勘違いしている人が多いが、あれは、決して、死ぬという意味じゃないぞ!

304 :名無しくん、、、好きです。。。:2008/06/15(日) 17:53:26 ID:qwRZcd06
というか、シンクーの野郎、ライの嫁達になんてことしやがるんだ!
誰かSSでシンクーをこらしめてやってくれ

305 :名無しくん、、、好きです。。。:2008/06/15(日) 17:54:34 ID:amqLFVGP
>>296
GJ!
不快ってこたない。誰も叩いてないのがその証拠ですよ。
それよりも異様に燃える展開なんで、是非続編を!

>>293
GJ!
自分の中のライカレ像がグラグラくるほどの破壊力ですた。

306 :名無しくん、、、好きです。。。:2008/06/15(日) 17:56:13 ID:amqLFVGP
>>303
あれって、も一回ギアスが暴走したら体が保ちませんよ、って意味なんだっけか>ライの短命
あとsageようぜ

307 :名無しくん、、、好きです。。。:2008/06/15(日) 18:08:41 ID:+ZwHE8UZ
>>306
違うな!

そんな事を言ったらマオなんか、とっくの昔に死んでいるぞ。

308 :名無しくん、、、好きです。。。:2008/06/15(日) 18:27:04 ID:uws2yjUl
>>307
お前新手の荒らしかなんかなの?
下げられないの?

309 :名無しくん、、、好きです。。。:2008/06/15(日) 18:31:19 ID:amqLFVGP
>>307
放置しとこうぜ。
俺も触ったのは間違いだった。

310 :名無しくん、、、好きです。。。:2008/06/15(日) 18:31:48 ID:amqLFVGP
ごめん
>>308
カキコ自重する

311 :名無しくん、、、好きです。。。:2008/06/15(日) 19:27:52 ID:+ZwHE8UZ
>>308
すまん(´・ω・`)


自重します。

312 :名無しくん、、、好きです。。。:2008/06/15(日) 19:58:08 ID:heaW/OEU
>>311
メール欄にsageと入れるんだ。これで分からなければ、わかるまでROMってた方がイイ

313 :名無しくん、、、好きです。。。:2008/06/15(日) 20:22:55 ID:+ZwHE8UZ
>>312
これでいいか?

314 :名無しくん、、、好きです。。。:2008/06/15(日) 20:24:12 ID:7qdgOWS5
>>296
全然大丈夫
√によってはライは自分のギアスはちゃんと相手の目を見ていないと使えないって勘違いしてるし、
ここはスザクもライも勘違いしてましたってことにしておけば矛盾もなくなるよ

315 :修羅場の人 ◆EqnOEsNV9Q :2008/06/15(日) 20:39:28 ID:YGXofKq7
どうも
ということでアーニャルートが出来たので投下
これで前スレから続く一連の惚れ薬は全部終わり

注意
・話がよくわからない人は保管庫をご覧下さい
・キャラ崩壊に注意 特にアーニャ
・何かもうギリギリです
・誰か俺にいい精神科の病院を教えてください

ということでどうぞ

316 :修羅場の人 ◆EqnOEsNV9Q :2008/06/15(日) 20:40:27 ID:YGXofKq7
△アーニャを何とかする

この状況で何とかできるとしたら…
腕力で何とかなりそうなアーニャだけだ。となれば…

「ごめん、アーニャ!」

そう。もう力ずくで何とかするしか無い!

「え、あっ!ひゃん!…どこ触ってるの…?ライ?」
「ラ、ライ!?…アーニャだけずるいぞ…ほら、私も…」
「って引き剥がそうとしてるだけですって!」
「…じゃあ、このままにしてくれたら…もっと触ってくれる?」
「なっ…その発想は無かった」
「…だから…離れてくれ!…理性が持たないんだ!」
「ひゃ!あっ!いや!」

…勘違いしてるかもしれないけど
これは脇をこちょこちょして腕の力を抜いて脱出するという目的だからね
危険な方向にとった人は腹筋100回してね

「…なぁ、ライ。何故私にはしてくれないんだ?」
「あ、それは…その、ノネットさんが重」
「Justice!」
「ぐふっ!?…あれ…何か、殴られるような事…しましたか?」
「自分の!心に!聞いて!みろ!」
「ぐっ!…痛いですって…ノネットさん…」

あ、また鳩尾に入ったな…
そんな事を考えながら、気づいたら僕の意識は闇の中に消えていった

317 :名無しくん、、、好きです。。。:2008/06/15(日) 20:40:57 ID:YGXofKq7
「……ん…?ここはどこ?」

気づいたらベッドの上で眠っていた

僕…何か悪いことしたかな…と思っているとふと、昔のことを思い出した

『ライ、女の子に体重と年齢の事は触れてはいけないのよ?』
『母さん?それはどうして?』
『…貴方にも、秘密はあるでしょう。
 それと同じようなものよ』

ああ、母さん。そういうことでしたね
だから僕はノネットさんに殴られたんですね
…正直、胸で動かしにくいとかそういうのもあったけど重いのは確かだ
もっと考えて発言しなければ…ギアスが暴走したときのこともあるし

そう考えていると…

「…この服装で…本当に男はメロメロに…?
 いや、でも…ブログで教えてもらったしきっと大丈夫」

アーニャの声がする。
…ああ、ここはアーニャの部屋か…

「ってえええええええええええ!」
「っ!?…ライ…大丈夫?」
「あ、ごめんアーニャ。びっくりさせ―――!?」

アーニャの方を見て、自分の目を疑った

318 :名無しくん、、、好きです。。。:2008/06/15(日) 20:41:41 ID:YGXofKq7
「……大丈夫?“ご主人様”」
「アー…ニャ?えっと…その格好は…?」
「…ブログで教えてもらった。…その…どう…?」
「…」

正直、たまりません
そういうしかない格好であった

白いカチューシャ、
純白のエプロン、
そして…ロングスカート

文面では非常にわかりにくいため4文字で纏めると、メイド服であった

「…えっと…似合ってるけど…どこでそんな物を?」
「…スザクから借りた」
「…スザク…なんでそんな物を持ってるんだ?」
「でも…似合ってるんなら…嬉しい」
「…で、僕は何でこんな所に居るの…?」
「ノネットに殴られて…その後、ここまで連れてきた」
「あ…それは…僕が悪いんだし…」

今度ノネットさんには謝っておかないと…

319 :名無しくん、、、好きです。。。:2008/06/15(日) 20:42:46 ID:YGXofKq7
「…それより、その…ライ…じゃなくてご主人様、
 …何か、飲みたいものはある…じゃなくてありますか…?」
「…あ、ご主人様じゃなくていいよ。
 でも…そうだな、水をもらえるかな?」
「わかった…じゃなくて、かしこまりました…」

しかし、何故ブログで薦められたとは言えメイド服?
中の人ネタ?
…でも、正直、かなり可愛い

「やっ!」
ベターン!

…アーニャ、大丈夫かな?
結構ロングスカートって歩きにくいみたいだし、多分裾を踏んだのだろう
…くっ…想像すると不味い。興奮する…
…落ち着け…その前にこの状況を何とかしないと…
でも、さっきより大分状況は楽だろうな

「いやっ!」
ベターン!

……アーニャ、本当に大丈夫かな?

320 :名無しくん、、、好きです。。。:2008/06/15(日) 20:43:25 ID:YGXofKq7
「…お待たせ…しました」
「あの…普通に、いつも通りでいいんだからね?
 あ、それと何回か転んだみたいだけど大丈夫?」
「…大丈夫
 …でも、…このままで続けさせて…下さい…その…ご主人様」

う…涙目での上目遣い反則…
これは…でも、手を出すのは色々と不味い…法律的な意味で

…とりあえず水を飲んで落ち着こう
うん。水は偉大な物。全てを流してくれる偉大な物

「あ、その水ちょうだい。」
「…ちょっと待って…下さい
 口…開けて」
「え?…こう?」
「そう…そんな感じ…です」

そう言うとアーニャは自分の口に水を含み、そして…

「ん…ちゅ…ん…」

キスをした。
まぁ、俗に言う、口移しである

321 :名無しくん、、、好きです。。。:2008/06/15(日) 20:44:05 ID:YGXofKq7
「…ん…ぷはっ」
「…あの…何を…?」
「…口移し…」

そう答えるしかないよね
ってかそれ以外に言えること無いよね

「…もっと、飲ませてあげる…口、もう一回開けて」

…もう、このままでもいいかと一瞬思った

だが…早くこの展開を何とかしないと…
誰か、助けて!助けてランスロット仮面!

「っ!?」
「どうしたのアーニャ?…あ、…ランス…ロット…?」

凄い 本当に来たよ
スザク!お前のメイド服の事は内緒に…

「ライ!」
「ノネットさん!?」

中の人はノネットさんだった


322 :名無しくん、、、好きです。。。:2008/06/15(日) 20:44:20 ID:v3AwF5U0
>>314
後になって能力の違いに気付くライ、
奸計に落とされるスザクとか?
「全く同じギアス能力者はいない……
 情報不足だったな」
とか燃えますね。

323 :名無しくん、、、好きです。。。:2008/06/15(日) 20:44:30 ID:YGXofKq7
「…あの、ノネットさん…先ほどは…すみません」
「いや、その…普通、人の体重が腕に掛かるとつらいだろう?」
「…ですが…」
「わかったかアーニャ、だから腕をくっつけるな」
「…いや」
「それと、何だその衣装は?」
「…メイド服」
「どうしてそんな物を?」
「……私は、ご主人様の物」

何貴方は爆弾発言をしているのですか
そんな感じでポカーンと口を開けてこの状況を見ていると―――

「ん…ちゅ…どうですか?ご主人様?」
「……」

ノネットさん、お願いですからそんな殺意を込めてこっちを見ないで

「いいだろう。私も…その、めいどふくとやらを、着てやろう!」
「……でも、私は負けない…」

ああ…お願いです。二人とも、そんな目線で僕を見ないで下さい

そして―――
結局、僕が解放されたのは明日の朝だったとさ

324 :修羅場の人 ◆EqnOEsNV9Q :2008/06/15(日) 20:45:48 ID:YGXofKq7
これで投下完了です
何か展開がむちゃくちゃだったかもしれないけど
その辺りはスルーしてくださると助かります

さて、腹筋しないと

325 :名無しくん、、、好きです。。。:2008/06/15(日) 20:45:55 ID:v3AwF5U0
>>322
しまった!
横レスになってしまった!
すまん支援

326 :名無しくん、、、好きです。。。:2008/06/15(日) 20:46:38 ID:jIY7px7c
>>324
GJ!
てか作者が妄想してどうするwww
さて…俺も腹筋しないと

327 :名無しくん、、、好きです。。。:2008/06/15(日) 20:58:16 ID:v3AwF5U0
>>324
遅かったか……
GJです!
ブログで助言した奴はこの中にいるな!?


328 :名無しくん、、、好きです。。。:2008/06/15(日) 20:59:12 ID:knIIPa/B
>>324 GJ!
しかしなんてカオスな展開…!w
そしてライよ
あんなピッタリスーツをノネットさんが着ていれば
簡単にわかるだろうがっ!!>ランスロット仮面
そして何処から手に入れたんですかノネットさん…w

329 :名無しくん、、、好きです。。。:2008/06/15(日) 21:01:13 ID:R0cyTt+w
R2のロスカラでたら中華ENDは香凛ENDなのかな?
だれか書かないかな……

330 :名無しくん、、、好きです。。。:2008/06/15(日) 21:03:18 ID:MwmjxdRD
カオスの権化ダー

331 :名無しくん、、、好きです。。。:2008/06/15(日) 21:05:03 ID:YGXofKq7
>>328
少々描写不足だった
ノネットさん編みたいにナイトメアで突っ込んできたと思ってください

>>329
天子様だろ…

332 :名無しくん、、、好きです。。。:2008/06/15(日) 21:06:26 ID:glEv+JgM
実は影でランスロット仮面の姿で「私は、白の騎士団!!」とポーズをとっているスザク

333 :名無しくん、、、好きです。。。:2008/06/15(日) 21:09:28 ID:knIIPa/B
>>331
あ、こちらこそすみません読み足りなかったです…!
ってスザク、ランスロット奪われてるー!w

334 :名無しくん、、、好きです。。。:2008/06/15(日) 21:29:36 ID:+ZwHE8UZ
>>332
それをノネットさんに見られて、脅迫されて、ランスロットを奪われたのが簡単に想像出来てしまった

335 :名無しくん、、、好きです。。。:2008/06/15(日) 21:40:02 ID:YuOBb5Hb
>>329 2、3行書いてみたけど、名前だけ千葉さんに変えても違和感がない。

自分の勝手なイメージだけど、なんとなくキャラが被ってるような気がします。

336 :名無しくん、、、好きです。。。:2008/06/15(日) 21:49:03 ID:+srB11nf
なんか保管庫がおかしなことになってない?リンクが全然機能しないんだが…

337 :名無しくん、、、好きです。。。:2008/06/15(日) 21:49:41 ID:jIY7px7c
>>335
藤堂の忠犬・千葉=星刻の忠犬・香凛ということだよな?

338 :名無しくん、、、好きです。。。:2008/06/15(日) 22:01:26 ID:NBjvxdRi
>>336
ちと重い
でも普通にリンクしてる
全部試してないけどね


339 :名無しくん、、、好きです。。。:2008/06/15(日) 22:02:43 ID:YuOBb5Hb
>>337 それも大きいですね。

加えて、クールで堅物という印象があります。

340 :名無しくん、、、好きです。。。:2008/06/15(日) 22:08:22 ID:+srB11nf
>>338 どうやらサイトの調整中だったようだ。また新しく保管されていたし。

それにしても凄い更新速度だ。これってブログなみじゃなかろうか?

341 :テンデ ◆QqpWgMIksU :2008/06/15(日) 22:47:13 ID:jIY7px7c
SS投下させていただきます
声を失った少年の続きです


342 :テンデ ◆QqpWgMIksU :2008/06/15(日) 22:47:33 ID:jIY7px7c
声を失くした少年
彼女を想う、少年の想い


ノネットさんの涙を、初めてみた
僕にとっては目指すべき理想の一つ。気高く、美しく、自由でいて驕らず、それでいて自分に確固たる自信を持つ
そんな強い彼女に憧れを抱いていた。でも僕はこの日、彼女の弱さを初めて知った


あの日…日本にとって、ブリタニアにとって、そして僕にとって大きな変化をもたらした『行政特区日本』設立の日
スザクが、ユーフェミア皇女殿下が願った優しい世界。それを守れたことに後悔は微塵もない
むしろこうして姿を消すことが正しい選択だったと思う。僕のような存在は、やがて破滅をもたらすのだから
だから初めノネットさんに無理矢理連れて行かれた時は不安でしょうがなかった。いくら人が少ないとはいえ
彼女とは顔を合わせなければならい。それに、誰とも顔を合わせず生きていけるほど
人間は強くない

いつか彼女を、そして彼女の周りさえ巻き込んで破滅を呼ぶことが怖かった。そして、それは起こった


343 :テンデ ◆QqpWgMIksU :2008/06/15(日) 22:48:22 ID:jIY7px7c
ある朝、突然の激痛が僕を襲った。喉に焼けた鉄を流し込まれるような痛み、重く、熱く、鈍いそれは容易く僕の意識を奪い去った

目覚めた時、僕は自分に起きた変化を悟っていた。真白な部屋に寝かされていた僕は、冷静にその事実を受け入れた。すなわち、声を失ったということを
正直、ほっとしたというのが僕の気持ちだった。力の全てをまだ理解したわけではないけど、少なくとも
僕の口から『命令と受け取れる言葉』を発しなければ、僕の力が発動しないことは確かだ

「ごきげんよう。調子はどうだ?」

あれから、ノネットさんはよく見舞いに来てくれる。暇なのかな? なんて思ったけどそんなはずはなくて
彼女はきっと僕なんかの為に時間を割いてくれているんだろう。こんな、僕なんかのために
見舞い品のフルーツを切って渡してくれたり、他のナイトオブラウンズの話を楽しそうに話してくれたり
屋敷で見たのとは違う一面も見られたりしたのは、素直に嬉しかった

あの日涙を見せた後、ノネットさんは何も言わずに病室を出て行った。その背中に何か言わなければと思い手を伸ばして
その腕は惨めに下ろされた。声を失った自分に何ができるのか
これが、罰なのだろう。罪を重ねすぎた今の僕にはもう、誰かを傷つけることも癒すこともできやしない

それからすぐに、僕は退院することになった。体に異常がないのだからいつまでも病室を使うわけにはいかない
月に2,3回カウンセリングを受けることを約束して、僕はノネットさんと一緒に屋敷へと戻った


344 :テンデ ◆QqpWgMIksU :2008/06/15(日) 22:49:17 ID:jIY7px7c
久しぶりに戻った屋敷では僕の退院祝いをささやかながらやってくれた。屋敷で働くお手伝いさんたちも
以前と変わらぬ態度で僕を迎えてくれた。穏やかな時間を過ごす間もノネットさんの表情には僅かに陰りがあり
僕はそれに気が付きつつ、どうすることもできなかった

やがて彼女が屋敷を留守にすることが多くなり、僕と顔を合わせることが減っていって
いつの間にかあの陰りのことを、僕は忘れて行った
今日はお気に入りの場所で、いつものように青天を見上げる。この空の下で今頃みんなはどうしているだろうか
学園のみんなは今日もミレイさんの妙案に踊らされているだろうか。
ロイドさんやセシルさんは、何も変わってなさそうだなぁ。あの二人は、きっと何があってもあんな感じだ
ユーフェミア様は皇族の地位は捨ててしまったけど、きっと大丈夫だろう。彼女には最高の姉がいる。誰よりも、頼りなる方が
コーネリア殿下は、きっと誰よりもユーフェミア様を心配しているだろう。皇族という繋がりは消えても、二人は実の姉妹なのだから
そしてスザク。きっと君は今もどこかで戦っているのだろう。君が夢見た、誰もが幸せになれる世界の為に

じゃあ、僕は何をしているのだろう? ふとそんな考えが浮かんでそれを考えているうちに、いつの間にか眠っていた

僕を起こしてくれたノネットさんは、僕の手を引いて屋敷に向かっている。なぜか少し顔を赤らめていたが

「なぁ、ライ。今日は大事な話があるんだ」

こちらを見ずにノネットさんはそんなことを切り出した。返事の代わりに握った手に軽く力をこめる
ノネットさんは立ち止って振り返る。その瞳には固い決意が見て取れた

「ライ、一度戻ってみないか。エリア11…いや、特区日本に、な」

彼女が紡いだ言葉に、僕はただ立ち尽くすことしかできないでいた



345 :テンデ ◆QqpWgMIksU :2008/06/15(日) 22:50:48 ID:jIY7px7c
以上です。今回はかなり短くなってしまった

なぜか自分の予想以上に長くなってしまいましたが、
次回で完結させたいと思ってます。どうかお付き合いのほど、よろしくお願いします

346 :◆jediAS78Bg :2008/06/16(月) 00:28:07 ID:7FnzT3J5
デンデ卿GJです!
 
さて、前の続きを投下させていただきます。
その前に注意書きを。
・前回と同じく子供が出てきます
・ライもノネットさんも壊れ気味です。
苦手な方はスルーをお願いします。


347 :ある少女の夢日記 ◆jediAS78Bg :2008/06/16(月) 00:29:04 ID:7FnzT3J5



 最近娘が付け出したという日記。
  そのコピーが、僕の手元にある。
 まだ学校に通い始めたばかりだというのにしっかりと書いているな、と思うのは親馬鹿だろうか。

 いくら自分の娘でも、他人の日記を読むのはどうなのかと、妻に言うと「コピーだから問題ない。ライだって興味あるだろ?」
  と封じられてしまった。
  反論できない自分が哀しい……。

  
  結婚して夫、父親という立場になってなお、あの頃と変わらず弱いままの自分に涙しながら続きを読もうと、ページを捲った。
  ……やっぱり気になる。


348 :ある少女の夢日記 ◆jediAS78Bg :2008/06/16(月) 00:29:32 ID:7FnzT3J5


 ○月×日 雨のち晴れ


   今日の夢は、昨日の夢と似ていました。
   お父様が道路の上でさらわれる、というところだけですけど……。

   お父様が、体のあちこちから血を流しながらドームのような建物から出てきて、倒れそうになっていました。
   そのままフラフラと歩いていくと、赤い羽根のブローチを付けた浅黒い肌の女の人に助けられました。
   私は知らない女の人です。お母様じゃないです。

   お父様の傷をあっさりと止めて、話し始めました。やっぱり声は聞こえません。
   話しながらお父様が女の人に何かを言って、女の人は頷きました。
   それを見たお父様が安心した顔になった隙をついて、女の人がお父様に……その、キスをしました!
   そのあとすぐに真っ赤になったお父様を引きづっていってしまいました。

   たいへんです、私お父様が浮気する夢を見ちゃいました……お母様に言うべきかな……。

 
 ○月×日 晴れ

 
   結局、昨日の夢は誰にも話しませんでした。
お母様に話せば烈火のごとく怒るでしょうし、お父様に話すと気まずいことになりそうだったので。
   でも、今日の夢も……。
   
   お父様が蒼白い顔で、ベッドに横たわっています。
   横に、真っ赤な髪の女の人が今にも泣き出しそうな顔で覗き込んでいました。
   二人とも、旧黒の騎士団の制服です。
 

349 :ある少女の夢日記 ◆jediAS78Bg :2008/06/16(月) 00:35:24 ID:7FnzT3J5
と、お父様がゆっくりと眼を開けて、身体を起こしました。
   女の人の顔がパッと明るくなって、泣き出してしまいました。
   なにかお父様に話していますが、今度も声は聞こえません。
   話にひと段落ついたのか、女の人が口を閉じました。その頬を、お父様の両手が包み込んで……。
   キスしちゃいました。しかもこの夢だとお父様からです。
   おまけに何度かキスを繰り返したあと、女の人がお父様を押し倒しました。
   えーっと、その、これ以上は書けません!

 
  ………!?
  どういうことだ!?
  あのとき僕を助けてくれたのはノネットさんの筈。
  それが何故別の女性になっている!?

  浅黒い肌に赤い羽根……ということは恐らく純血派のヴィレッタ卿だろう。
  黒の騎士団で赤い髪といえばカレンしかいない。
  だが、僕とヴィレッタ卿は殆ど関わりが無いし、そもそも僕は黒の騎士団に所属していない。
  故にカレンとそんな関係になるわけがない!

  半ば混乱しながらページをさらに捲ると、次の日記にもその次にも、僕とはそういう関係で無い女性のことが書かれている。
  曰く、目を閉じた車椅子の女の子、金髪で学生服の女性、黒髪で緑の瞳の女の子etc etc……。


350 :名無しくん、、、好きです。。。:2008/06/16(月) 00:35:41 ID:HR5UdusU
支援がいるかな?

351 :ある少女の夢日記 ◆jediAS78Bg :2008/06/16(月) 00:35:59 ID:7FnzT3J5


  「……ライ」

  混乱する僕に、まるで地の底から響いてくるような声がかけられた。
  聞き覚えが有る、僕の最愛の、できれば今は絶対に聞きたくない声だ。

  エナジーの切れ掛かったナイトメアのような動きで、ゆっくりと後ろに向き直る。
  そこには、笑顔の仮面を被った日本で言う 般若の顔があった。

  「ノネットさん……どうしたんですか?」

  「なに……少し、気になることがあってな」
  
  震えが止まらない。昔、ベアトリスさんと模擬戦をしたときのようだ。
  蛇に睨まれた蛙なんて言葉が日本にはあるが、今の僕は竜に睨まれた鼠だ。

  「さて、ちょっとそこのベッドの上で話をしようか……」

  「まって下さい! 僕には何がなんだか……」
 
  一歩、また一歩とノネットさんが近寄る。僕はそれに合わせて後ずさる。
  と、足がベッドにぶつかる。もう逃げ場が無い。
  どこかで妹と母が笑顔で手を振っているのが見えた。
 
  「身体に聞くんだよ。安心しろ、す ぐ に 良 く な る」
  「ちょ、ま……アッー!」


352 :ある少女の夢日記 ◆jediAS78Bg :2008/06/16(月) 00:36:28 ID:7FnzT3J5

  「あれ、お嬢様? 何を書いていらっしゃるのですか?」
  「あ、爺や! 夢日記の続きだよ。昨日はね、夢に赤い髪の男の子が……」
 


353 :◆jediAS78Bg :2008/06/16(月) 00:39:09 ID:7FnzT3J5
以上です。
以前よりはまだ鑑賞に耐える出来になっていたでしょうか?
ご意見お待ちしています。
>>350
支援ありがとうございました。

354 :名無しくん、、、好きです。。。:2008/06/16(月) 00:42:04 ID:HR5UdusU
>>353
GJ!
しかし、赤髪の男の子……?
平行世界の子か!?
更に出てきたりして…

355 :名無しくん、、、好きです。。。:2008/06/16(月) 00:52:43 ID:lMcA+slU
>>353
GJ!
ライ呪うなら(並行世界の)己のモテッぷりを呪うがいい…w
とりあえず娘さんに夢日記を一度止めさせるべきでは…w
そして何故かヤンデレなノネットさんが自分の頭の中に浮かんだ。
………書けるか書けないかそれが問題だ…!

356 :名無しくん、、、好きです。。。:2008/06/16(月) 07:18:10 ID:0QywkJTv
>>345
おお、次回はいろんな人と再開することになるのかな?
次回も期待して待ってます

>>353
>アッー!

って掘られたのかwww恐ろしいwww


357 :名無しくん、、、好きです。。。:2008/06/16(月) 08:22:53 ID:u8QzNqyk
ノネットさん祭りキテタ━━━━(゚∀゚)━━━━!!

>>345
ライの心情描写が相変わらずうまいね。完結するのは寂しいけど続き待ってます
>>353
>エナジーの切れ掛かったナイトメアのような動きで、ゆっくりと後ろに向き直る。
www
今回は注意書きも分かりやすかったし、全体的に面白かったよ

358 :名無しくん、、、好きです。。。:2008/06/16(月) 10:39:23 ID:Bw9XKs48
げふっ....き、きさまらはこのおれさまを
こ、殺そうと す、するのか?.......(出血多量により
瀕死の状態.....) 最期に(げっふげっふぉ)こ、これだけは....
グッ...G..........J(ピーーーーーーーーーーーー)

359 :名無しくん、、、好きです。。。:2008/06/16(月) 11:12:55 ID:A6KGLeMg
>>358
貴殿の事は忘れないぞ!全力で!(`_´)ゞ

360 :名無しくん、、、好きです。。。:2008/06/16(月) 13:03:16 ID:RTB+a4aC
カレンルートで惨劇未回避のR2編のプロット考えてるんだが
需要はあるだろうが書ききれるかが心配だ
ライvsカレンとか予定

361 :名無しくん、、、好きです。。。:2008/06/16(月) 13:04:37 ID:sYPwLCTx
>>360
俺辺りに激しく需要がある。手放しで応援するくらいに。

362 :名無しくん、、、好きです。。。:2008/06/16(月) 13:13:05 ID:Lb4T+0is
>>360
早く投下してほしそうな目でこちらを見ている。
投下しますか?

→はい
いいえ

363 :名無しくん、、、好きです。。。:2008/06/16(月) 15:15:10 ID:wqRP1Knk
>>360
放送見てからライvsカレンをずっと妄想してた俺歓喜
お待ちしてます!

てか、めちゃくちゃ変なヤツ以外、すべてのSSに需要がある気がする
ロスカラSSなんてここか少しのサイトくらいしか読めないし……

364 :名無しくん、、、好きです。。。:2008/06/16(月) 15:25:42 ID:AXyqARLm
腐女子向けならかなりあるけどな
…正直勘弁して欲しいがorz
ギアスの検索サイトで探すとほぼBL系で
普通のは2,3サイトくらいしか見つからん

365 :名無しくん、、、好きです。。。:2008/06/16(月) 15:30:07 ID:sYPwLCTx
勘弁して欲しいは余計。
嫌なら見なけりゃいいというルールを適用すべし。

366 :名無しくん、、、好きです。。。:2008/06/16(月) 15:54:21 ID:/qBn8Gkq
ttp://blog54.fc2.com/g/grodictionary/file/a1.jpg
カレンたんカワイイス

367 :名無しくん、、、好きです。。。:2008/06/16(月) 15:55:27 ID:K3AeJKIy
このスレで腐女子向けは勘弁て話なんじゃないか?
わざわざ他人のブログ見に行って「勘弁して欲しい」って言ってるならアフォだけどw

まぁそもそもBL話はこのスレどころかこの板のルールで禁止だし

368 :名無しくん、、、好きです。。。:2008/06/16(月) 15:56:44 ID:PadlXbZW
>>366
グロ注意、こっちにも来たのかよカス


369 :名無しくん、、、好きです。。。:2008/06/16(月) 16:06:07 ID:sYPwLCTx
>>367
ほんとだ。俺がよく読んでなかった。
てっきり後者(わざわざブログ見に行って云々)かと。

>>364
ごめんよ。不快な思いさせた。

370 :名無しくん、、、好きです。。。:2008/06/16(月) 16:21:57 ID:634PJ4cC
>>360
是非とも投下お願いします
無理に書ききってもらわなくても、読めるだけで有難いです

KOUSEI卿も続き書いてくれないかな〜

371 :コウ ◆W56eoB1Y.M :2008/06/16(月) 16:49:44 ID:loy07te8
ライVSカレンは確かに書けると面白そうですね。

流れとは違いますが投下します。
以前書いた>>64の続きです。


昨日の放送で神虎に惚れました。なので、しばらくはこの連載でいきます。

ナイトメアの設定や描写に違和感を感じる場合は、指摘してもらっていいです。戦闘シーンなんて書くの初めてなので、色々あるかと。
それと前回のSSの後半みたいに、はっちゃけたりはしないと思います。
あれは黒歴史ということで。

372 :コウ ◆W56eoB1Y.M :2008/06/16(月) 16:51:43 ID:loy07te8
晴れ渡った空、澄み切った海
視界一面の鮮やかな、青、碧、蒼

しかし、そこには数限りない武骨な鉄の塊が存在していた。

太平洋――平和という名を冠するその大海原は、歴史上幾度となく人の命をその身に飲み込む戦場となってきた。
そして、今もまた…



『LCR2 中華afterーTURN01』



トリスタンのスラッシャーによる一撃が空を切る。
すぐに引き寄せた得物で、敵の刀を防ぎながらジノは感嘆の声をあげた。

「くっ、マジかよ!すげぇ動きだな」

含むところのない畏敬と賛辞を目の前の敵に向ける。
すると突然、その敵ナイトメアが動いた。
その瞬間、今までその機体がいた位置に閃光が走る。
上空から急降下してきたランスロットのヴァリスによる銃撃だ。
奇襲とも取れるその攻撃も難なくを躱した敵機は、そのまま反撃とばかりにスラッシュハーケンを放つ。
腕を回すようにして射出された独特のハーケンを間一髪避けたランスロットだったが、次の瞬間、驚異的なスピードで先回りした敵機に蹴り飛ばされた。

「ぐっ!?」

思わずスザクは呻き声をあげる。
速い!それに、このパワーは!
本来ならその化け物じみた性能にしても、独特すぎる装備にしても、完璧に使いこなせる人間など世界中に片手で数えるほどしかいないだろうに。


373 :コウ ◆W56eoB1Y.M :2008/06/16(月) 16:53:26 ID:loy07te8

(本当に、最悪の敵になった)

歯噛みするスザクにアーニャからの通信が入る。

「スザク、下がって」

その言葉をスザクが聞き終わらない内に、少し離れた位置にいるモルドレッドから、それが持つ最大威力の武装、四連ハドロン砲が放たれた。
慌てて離れるランスロット。

しかし、敵機は動かずその場に止まったままだ。
仕留めたか?と思ったが、すぐにそれが間違いだと気付く。
ふと、機体の胸部が開き、充填されたエネルギーが放出された。

一閃

二つの赤黒いエネルギーがぶつかり合う――互角
しかし、それも一瞬のことだった。
敵機の放つ奔流がモルドレッドのものを飲み込み、逆に襲い掛かってくる。
轟音をたてて迫りくるエネルギーの塊を冷静に回避しつつも、背中をつたう冷汗を、喉の渇きを、アーニャは止めることができなかった。



374 :コウ ◆W56eoB1Y.M :2008/06/16(月) 16:55:12 ID:loy07te8

「…悪夢」

苦々し気に呟かれたその言葉に、ジノが反応する。

「KnightmareならぬNightmareってやつかな」

しかし、他の二人はその言葉に何も返さない。いや、返せない。
茶化したジノにしても十分すぎる程にわかっていた。
今、奴は自分達ラウンズ3人を相手にまったく引けを取っていないのだ。むしろ押してさえいる。
まさしく悪夢、化け物だ。
最近では一般兵の口にまでのぼるようになった、その中華連邦の悪夢の名前をジノは心中で呟いた。
純粋なブリタニア人である彼にとっては、やはりどこか異国情緒が感じられる響きだ。


従来のナイトメアを圧倒するパワー、スピード。
加えてラウンズをも凌駕すると言われるパイロット。

今や世界を動かす三強の一つとして往時の勢いを完全に取り戻した中華連邦。

そして、その要こそが、ジノたちの目の前の蒼き虎、征東将軍ライと彼が操る神虎だった。


375 :コウ ◆W56eoB1Y.M :2008/06/16(月) 16:57:45 ID:loy07te8


――――――


征東将軍としての任務を言い渡されたライは、その足で二人の人物を探しに軍務省に来ていた。
とりあえずは、自身の専属の副官と前線指揮をこなす副司令が必要だ。
もちろん、星刻とも協議済みだから、後は本人に直接声を掛けるだけである。
そして、その一人をロビーで見つけたライはさっそく近づいていった。

「こんにちは、香凛さん」

「ああ、ライか」

自分の専属の副官としてライが選んだのは周 香凛。
かつての星刻の副官で、その実力は折り紙付きだ。
ライも身近で見てきて、彼女の実力はもちろん知っている。
相当優秀な副官と言っていい彼女だったが問題があるとすれば、それは一つ

(星刻さん以外の副官なんてやらないとか言いだしそうなんだよな、この人)

そんな事を考えていると、香凛が呆れた顔を見せていた。


376 :コウ ◆W56eoB1Y.M :2008/06/16(月) 17:00:27 ID:loy07te8

「…今、お前が考えていた事は大体わかった。」

「え?」

顔にでていたぞ、と前置きして香凛は話しだす。

「星刻様から話は聞いている。…確かに私は、あの方以外の副官など正直やりたくないが、お前は別だ。力を貸そう。星刻様からの推薦でもあるし、な」

柔からさと厳しさが混ざり合ったような不思議な口調だったが、香凛は副官の件について了承の意をはっきりと示した。

それにライは驚いていた。彼は、まさか星刻の推薦があるとはいえ、こんなに簡単に引き受けてもらえるとは思っていなかったからだ。
それでも嬉しい事には変わりない。さっそく感謝の言葉を掛ける。

「ありがとうござい「待て」

しかしそれは香凛自身によって遮られた。

「お前は今から私の上官、征東将軍閣下だ。私や他の面々も部下として扱え。いいな」



377 :コウ ◆W56eoB1Y.M :2008/06/16(月) 17:02:39 ID:loy07te8

その言葉に、ライはかつての自分を思い出した。
自分の周りにいる大人が全員自分の部下だった時代。自分は狂王と言われる存在だった。
逆らう奴は皆、力で屈伏させた。ギアスという名の力で。

頭を振って、その過去を消し去る。
かつての自分とは違う。
今は力ではなく、信頼で結び付いた関係のはずだ。
ならば、恐れることはない。
その信頼に確実に答えることだけを、今は考えよう。

「協力感謝する。これより貴官は私の副官となる。副官として、常に全力を尽くしてもらいたい」

「はっ!了解しました」

そう言って、敬礼しつつ、ライに気付かれないように少しだけ微笑む香凛。
彼女もまた、ライが自分を選んでくれた事に嬉しさと、それに答えようという強い決意を心の内に持っていたのだった。

378 :コウ ◆W56eoB1Y.M :2008/06/16(月) 17:04:32 ID:loy07te8
終わりです。
ありがとうございました。

379 :名無しくん、、、好きです。。。:2008/06/16(月) 17:17:34 ID:l8T/XOWi
>>378
GJ! ライが神虎フルスペックで操ったらまじでラウンズ三人相手にできそうで怖いw
でも中華ルートって誰ENDになるんだろか?
やっぱり天子様と結婚して香凛と星刻を太宰官にしたハーレムエンド?(まて


380 :名無しくん、、、好きです。。。:2008/06/16(月) 17:27:40 ID:F/c0R5cm
>>378
GJです。

>>379
妄想できるだけで天子様と婚約エンド、星刻の右腕(or親友)エンド、解放戦線の千葉さん的な
香凛エンド、劉鋒と戦友エンド、ギアス編っぽい崑崙山で修行エンドがありますね

381 :名無しくん、、、好きです。。。:2008/06/16(月) 17:56:09 ID:PadlXbZW
>>378
GJ
しかし、ライはラウンズを圧倒する神虎に騎乗して体は大丈夫なのか?
神虎ってランスロットみたいにパイロットへの負担を無視した設計だったような・・・


382 :名無しくん、、、好きです。。。:2008/06/16(月) 18:01:02 ID:K3AeJKIy
>>378
GJ!!戦いの間の描写も良いし、ナイトメア戦に違和感全然ないよ。

続き物だとレス番探すのが面倒だったけど書いてくれてるのも親切だね
保管庫見ればいいんだろうけど、専ブラ使いの場合これだとパッと見れるから

383 :360:2008/06/16(月) 18:38:44 ID:RTB+a4aC
みなさんありがとうございます
少々プロットを書いてみたらKOUSEI卿のに似そうな雰囲気に……
まったく一緒にはならないでしょうがなんだか怖くなってきました

384 :名無しくん、、、好きです。。。:2008/06/16(月) 18:42:21 ID:0QywkJTv
>>378
あのギャグからこんなシリアス方向にもってくるとは…さすがですなー

神虎フルスペックで使ったらさすがのライでも吐血くらいはしそう…出力40%で片手でナイトメア振り回す化け物だし

385 :名無しくん、、、好きです。。。:2008/06/16(月) 20:01:00 ID:thmz1fwh
確かに出力40%で紅蓮と互角だったからなぁ
フルスペックならラウンズ3人でも引けは取らなさそう

…余談だけど神虎の顔、虎と言うより狐に見えてしかたないw

386 :名無しくん、、、好きです。。。:2008/06/16(月) 20:13:57 ID:sYPwLCTx
>>385
俺はピエロに見えた

387 :名無しくん、、、好きです。。。:2008/06/16(月) 20:19:06 ID:h/D49dPb
http://page2.auctions.yahoo.co.jp/jp/show/qanda?aID=b86536480

質問1 投稿者:hiragikaruna_itatisan (-1) 6月 9日 23時 39分
はじめまして、現在最高入札者のものです。新規ですが誠意をもって取引したいと思っています。
ところで、現在価格+5000円で即決して頂くことは可能でしょうか?ご検討よろしくお願いしますm(_ _)m

--------------------------------------------------------------------------------

回答1 投稿者:nishi_1400 (69) (出品者) 6月 9日 23時 48分
ご質問ありがとうございます。現在ウォッチリストに入れてくださっている方が多数おられますので、
申し訳ありませんが即決は予定しておりません。



1万で売れって図々しいな
しかも評価マイナスだし

388 :名無しくん、、、好きです。。。:2008/06/16(月) 20:24:36 ID:sYPwLCTx
>>387
とりあえずSSスレに貼る話題じゃないことは確かだ。
あとsageろ。言ってる意味が判らなけりゃ半年ROMれ

389 :名無しくん、、、好きです。。。:2008/06/16(月) 20:43:08 ID:NBHqAa0O
それはアレだよ。トールギスみたいに最初は苦労してたけど,徐々に乗りこなしていくんじゃない?

390 :名無しくん、、、好きです。。。:2008/06/16(月) 20:53:45 ID:ngFtftTO
>>388
荒らしだろスルースルー。sageなしとかにあんまりキリキリ噛み付くのもスレの雰囲気壊すしさ
>>383
あまり似てるなら別だけど「以前こういうルートのSSがありましたが〜」等、
一応注意書きに書いときゃパクりとか指摘するやつもいないと思うよ
別の書き手のも見てみたいもんだし、頑張ってください。

391 :名無しくん、、、好きです。。。:2008/06/16(月) 21:28:22 ID:sYPwLCTx
>>390
それもそうね。スマンかった。

392 :空マメ ◆uGBxXcjQn2 :2008/06/16(月) 21:38:50 ID:+rqR82ka
ども空マメです。

前宣言した9話の
「カレンとルルーシュの状態を見て狂王降臨」
のSSが出来たので投下します。
ギャグで書いてたつもりがいつの間にか変な方向に…

長いので支援が必要になるかもしれないのでその際はお願いします。
では

393 :狂王降臨:2008/06/16(月) 21:39:32 ID:+rqR82ka
僕らは今、中華連邦から貸与された潮力発電用の人工島『蓬莱島』にいる。
恐らくここが、ブリタニアに対する世界戦略の第一の拠点になるのだろう。
ここを足掛かりにして早急に計画を進めなければ、こんな人工島、すぐに攻略されてしまう。
それにしても、いくら事前に中華連邦側と話が済んでいるとはいえ、ゼロには驚かされることが多い。
あの特区式典場での百万人のゼロには本当に驚かされた……
なんといってもあのゼロスーツの壮観な眺めといったら…シュール以外の何物でもない…
ただの冗談かと思ったら、本当にやるんだもんな…
まったく、凄い奴だよ君は、人の考えの上を行く奇略を使う。
ルルーシュ、常識に囚われない発想をする君は正に『奇才』と呼べる。
友としても、上司としても、何より指導者としても尊敬出来る。
ナナリーがエリア11の新総督として来た時に、絶望していたように見えたけど、もうしっかりと立ち直っている。
あの時は、僕とカレンの仲を知っているのにカレン迫っていたけど、
感情が沈んでいたからあんな行動を取ってしまったんだろう……
彼も人間だからな、理性的に考えられない時があるのも仕方がない。
首を砕こうとしたのはやりすぎだったな、僕も大人げないことしてしまった…

ルルーシュ、君となら、何事でも成し遂げられると思っている。
僕は、僕の持てる力の全てを持って、君の望みを叶える手助けをしよう。
その先には僕とカレンが夢見る世界が待っていると思うから。
それにしても、ルルーシュが立ち直ってから僕は本当に忙しく、この頃まともに寝ていない。
ここに来てからは百万人の人々の早急な生活の安定のための計画の立案と、
事務作業の大半を引き受けているため大量の書類仕事が増え、さらに睡眠時間が削られた。
…前者は僕が勝手にやっていることだし、後者は必然的な物だから、眠れないのはそれ程苦ではないけど、
カレンと二人になる時間が取れないのは辛いな…
二人でいたのはルルーシュを探していた前後のわずかな時間だけだ。
まさかルルーシュのささやかな仕返しか?
そんなに首をへし折ろうとしたことに怒っているのか?意外と執念深い男だな……


394 :狂王降臨:2008/06/16(月) 21:39:56 ID:+rqR82ka
ルルーシュから頼まれた大宦官について僕が分析した報告書と、
事務方でまとめた書類、百万人の生活が早く安定化するようと僕が考えた方策を進言するため、
ゼロがいると聞いた場所に向かっている。
書類の束はかなりの厚さになり、電話帳程の厚さになってしまった。

そういえばカレンも何かの作業をするって言ってたな、紅蓮のチェックでもしてるのか?
ルルーシュとの話が終わったら、どこに居るかを聞いて顔を出そうかな。
ここに来てからお互いすぐに仕事に取り掛かってしまったから、二人で話も出来てないし。
いきなり行ってびっくりさせようかな?
でもそれはさすがに人が悪いか?

そんなことを思いながら僕はゼロがいる部屋の廊下を歩いていた。
途中でディートハルトとすれ違った。久しぶりに見たが妙にご機嫌だったな。
ゼロから誉められでもしたのか?
まだ距離があるが、中から微かに話し声が聞こえてきた。
…女の人の声?C.C.が一緒に居るのか?
……ドサッ
突然何か、それなりに重さのある物が落ちる音が聞こえ、慌てて走り寄り扉を開ける。
「?! どうした?!大丈夫か?!」
「……な!!」
急いで中に入った僕が見たのは、ゼロの仮面を外したルルーシュが、
薄着のカレンに押し倒された格好で仰向けで倒れ、
呆然とお互いを見つめ合ってる二人の姿だった……
その時、頭から何かが「ブチィ!」と切れる音が聞こえた…




395 :狂王降臨:2008/06/16(月) 21:40:19 ID:+rqR82ka
ディートハルトが出て行ってからルルーシュはゼロの仮面は外し、
ディートハルトについての考察を述べる。
私としては彼には裏で何か別の思惑を持っているのじゃないかと思い、
それを口にすれば、ルルーシュは問題ないようなことを言う。
それから中華連邦の問題も大丈夫だと言った。
上のパネルの作業をするために、デスクの上に台を乗せ、その上にあがり、
それでも届かなくてかかとを浮かし、背伸びをし、ちょっとバランスの悪い体勢で手を動かす。
手を動かしながらルルーシュを横目で見る。

ルルーシュはもう大丈夫みたいね、あの時はどうなるかと思ったけど…
…本当にどうなるかと思ったわ、ライの見ている前でキスされそうになるし…
ライはライで感極まってルルーシュに抱きつくし…
あの時本当にキスされてたらどうなってたのかしら…?
恋人の見ている前で、同級生兼上司に唇を奪われる……
……修羅場ね…
でもそうなったらそうなったでライが怒るっていう貴重な姿がみれたのかしら?
あ〜でもこんなこと考えちゃライがかわいそうだわ、
ここに来てから二人で話が出来てないから、早く仕事終わらせてライの所に行きましょ!
…でもなぜルルーシュは黒の騎士団に戻ってきてくれたのしら?
「どうした?」
「え?」
ルルーシュに声を掛けられ、振り向いたら、足もとの台がぐらりと揺れた…
「きゃぁぁあぁ!」
ついにバランスが崩れ床に落ちそうになって、無意識の悲鳴が喉の奥から溢れた。
…そして目の前には前回の資材置き場よりも近くにルルーシュの顔があった。


396 :狂王降臨:2008/06/16(月) 21:41:31 ID:+rqR82ka
カレンと少ない言葉を交わしていると、カレンが振り向いた拍子にこちらに向かって倒れて来た。
いきなりのことで、驚いたが咄嗟に受け止めたのは俺も男だから当然と言えるだろう。
…しかし、受け止めるつもりが、勢いが強く、受け切れずに床に背中を打ちつけてしまった。
一瞬目をつぶり、開くとそこには今までにないくらい近くにカレンの顔があった。
しかもお互いの鼻先が当たっている…
もう少し勢いを殺せなかったら危うく、唇が当たっていたかもしれないな…
少しだけ「おしい」と思ったのは胸の内に閉まっておこう…

カレンが体を少し上げる。

「…教えてルルーシュ、どうして戻って来てくれたの?」
率直に、ただただ素直に思ったであろう表情で問いかけてくる
「カレン、…すべてが終わったら一緒にアッシュフォード学園に帰らないか?」
この言葉に答えを潜り込ませる。
「え?」
「俺は…」

397 :狂王降臨:2008/06/16(月) 21:42:45 ID:+rqR82ka
「…タバスコ」
『は?』」
カレンと異口同音に発すると魔女が椅子に腰掛け、相も変わらずピザを食べていた。
「!お前、いつから!?」
「それよりタバスコだ、ここにはラー油しかない、…どうしよう?」
「それは……」
「どうしましょう……」
二人して語尾が小さくなる。カレンの頬が薄らと赤らんでいる……
「あ、そうだ…」
C.C.が何かを思い出したように口を開く。
「どうした?タバスコの替えでも思いついたのか?」
少し皮肉を込めて投げかける。
「いや、それよりも二人とも、早く身体を離した方がいいぞ?」
「ん?どういうこ……」
タタタタタタ…
シュッ
「どうした?!大丈夫か?!」
左右二枚の自動ドアが開くと、慌てた顔をしたライが勢いよく中に入ってきた。
予想していた目線に誰もいなかったためか、目線がゆっくりと下に下がり、俺と目が合う。
「……な?!」
ライが目を見開き、一歩後ずさった。
大きく開いた瞳の色が黒く変わった時、直勘が危険だと警鐘を鳴らす。

398 :名無しくん、、、好きです。。。:2008/06/16(月) 21:50:15 ID:ziiV5Bjk
支援

399 :名無しくん、、、好きです。。。:2008/06/16(月) 21:58:14 ID:OG1SWwCv
支援
やべw気になるww

400 :空マメ ◆fqk8onA/pQ :2008/06/16(月) 22:02:53 ID:X2GphSSK
すいません。
規制されてしまいましたorz
解除されるまで一時間ほどかかるみたいなので、
解除され次第すぐに続きを投下します。
本当ごめんなさい

401 :名無しくん、、、好きです。。。:2008/06/16(月) 22:12:07 ID:ZGs9oq3t
桃戻ってきてくれ空マメ郷…!そんな生殺しは嫌なんだぜ(´・ω・`)GJ

402 :名無しくん、、、好きです。。。:2008/06/16(月) 22:20:47 ID:OG1SWwCv
472 :名無したんはエロカワイイ :2008/06/16(月) 13:47:36 ID:FsmkSbxZ0
昨日の見てて浮かんできた妄想

ライ、捕まったカレンを助けにエナジー半分以下の蒼斬月で突撃→ワイヤー切り離して救出成功→
そのまま神虎と一騎打ち、勝敗で分岐→勝ちまたは相打ちでそのまま騎士団ルート続行、カレンの好感度激増
負け→中華連邦の捕虜後、大宦官の策略で鰤に引渡し、皇帝に洗脳されて手駒化、
想っていたカレンを執拗に狙うように

俺末期だな……

473 :名無したんはエロカワイイ :2008/06/16(月) 13:58:05 ID:VLQJxyp00
なんと燃える妄想。
懇願するカレンをボッコボコにしちゃうわけですね。わかります。

480 :名無したんはエロカワイイ :2008/06/16(月) 20:07:45 ID:4s1H3F9TO
涙をボロボロ流して顔を悲痛に歪ませながら
「お願いライ! お願いだから目を覚ましてえぇぇぇぇぇっ!!」
と叫ぶカレンを想像しただけでご飯3杯はいける

この人たち天才だと思う。

403 :名無しくん、、、好きです。。。:2008/06/16(月) 22:23:32 ID:4BQSHEsw
>>400
明らかにカレンがルルーシュを押し倒してるように見える状態でライはどうするのか期待して待ってます

404 :名無しくん、、、好きです。。。:2008/06/16(月) 22:25:06 ID:0QywkJTv
偶発的とはいえ引きがうますぐるwww

405 :名無しくん、、、好きです。。。:2008/06/16(月) 22:37:35 ID:l8T/XOWi
ライ、捕まったカレンを助けにエナジー半分以下の蒼斬月で突撃→ワイヤー切り離して救出成功→
そのまま神虎と一騎打ち、負け。を
蒼斬月→暁零式としてプロットに起こしてみた俺はどうすればいい……

406 :名無しくん、、、好きです。。。:2008/06/16(月) 22:45:19 ID:0z44rh62
>>405
そのまま書いて投下すればいいと思うよ。
そうすると、皆が喜ぶ。少なくとも俺は歓喜して踊る。

さて、規制解除はまだかな…。

407 :名無しくん、、、好きです。。。:2008/06/16(月) 22:45:30 ID:08f485NX
>>405
君には選択肢が2つある。全力で書くか、オレンジ畑を耕すかだ。

408 :名無しくん、、、好きです。。。:2008/06/16(月) 22:46:13 ID:D6Ssvwdd
>>405
迷うことはない。さあ投下するんだぜ

409 :名無しくん、、、好きです。。。:2008/06/16(月) 22:46:58 ID:l8T/XOWi
>>406
じゃあとりあえず空マメさんの規制解除後あたりでやってみようかなぁ
ちなみに声を失くした少年の続きも書いてるんだがどっちを先に投下したもんか……

410 :保管庫の人:2008/06/16(月) 22:50:53 ID:Uv5c1sPI
職人の皆様にお知らせが御座いますが…一段落ついた後の方が良さそうですね。また後で。

411 :名無しくん、、、好きです。。。:2008/06/16(月) 22:51:02 ID:08f485NX
>>409
テンデ卿だったのかwどっちも期待してます。

412 :名無しくん、、、好きです。。。:2008/06/16(月) 22:51:24 ID:thmz1fwh
昨曰の、捕まったカレンへのルルの台詞、

「絶対に助けてやる!」(だったかな?)

それはライに言ってほしかったぁぁぁああぁぁぁぁぁーーーー!!
と思ったおれも末期っぽい(笑)


413 :空マメ ◆uGBxXcjQn2 :2008/06/16(月) 22:58:16 ID:+rqR82ka
テスト

414 :名無しくん、、、好きです。。。:2008/06/16(月) 22:59:02 ID:2+uZ1Pl3
ナナリーの騎士として

黒の騎士団のいないエリア11の統治を助けて欲しいね

もしくはナナリーを誘拐してゼロを脅迫w

415 :空マメ ◆uGBxXcjQn2 :2008/06/16(月) 23:00:43 ID:+rqR82ka
解除されたみたいなので投下再開します。
待たせてしまった方々、報告のある管理人さん本当にすいません。

「狂王降臨」させて頂きます。
では

416 :狂王降臨:2008/06/16(月) 23:01:38 ID:+rqR82ka
なんだこの状況は?!
なぜカレンをびっくりさせようとしていた僕が驚かされているんだ?!
一体何があったんだ?!なんだ二人のあの体勢は?!!
まるで……!いや!そんなバカな!!
カレンがルルーシュを押し倒したのか?!
それともルルーシュがカレンを引き込みながら倒れたのか?
……って、そんなことは重要な事ではない!!
なぜ、ルルーシュがああも平然としている?
なぜ、カレンの頬が薄ら赤らんでいる?!
二人のその顔はなんなんだぁ!

思考が空回りし続け答えを導き出せないでいる。
「ライ、この二人はさっきから私がいるのも気付かずに、ずっとあの体勢のまま見つめ合っているんだぞ?
お前が黒の騎士団の活動にかまけてカレンをほったらかしにしているから、
ルルーシュに手を出される羽目になるんだ。
ルルーシュもカレンも若くて、多感な時期で、多くの情報に振り回される生殖能力絶頂の年代だ、
目の前にそれ相応の相手が入れば……なぁライ?」

C.C.の言葉が耳に入ってきたが、……まさか、まさかな…
僕を…からかっているんだろう? まったく意地の悪い人だなC.C.は…
…それに僕はルルーシュを信頼してるんだ。
……でも、彼は前にもカレンに………まさかな…

心の内から、何かどろりとした物が零れた気がした。


417 :狂王降臨:2008/06/16(月) 23:02:19 ID:+rqR82ka
…それよりも待て、待つんだライ。まずもう一度目の前の状態の確認をするんだ。
目を閉じ、深呼吸を…吸って…吐いて…吸って…吐いて…
よし、目を開けるぞ、見間違いってこともあるだろう。
見間違いならそれでよし、違ったら……
昔の自分が蘇りそうだ…が、まだ理性の方が強い、大丈夫だ…

カッ


418 :狂王降臨:2008/06/16(月) 23:02:49 ID:+rqR82ka
「…フッ、クククッハハッハァハハハハハハハッ」
目を開けると自然に笑い声が漏れる。
それにつられたのかカレンも笑い出す。
「あははははは…」
カレンの乾いた笑いが響く。
「フハハハハハハハ…」
ルルーシュの不気味なゼロ笑いが響き、何かを感じたのかC.C.は無言を貫く。


419 :狂王降臨:2008/06/16(月) 23:03:17 ID:+rqR82ka
……溶けたチーズはやはりいい…このとろけ具合が堪らない。
…ただやはり、タバスコがないのが悔やまれる。ルルーシュに買わせるか?
おっと、現状では不満だが、タバスコよりも大事なことがあったな。
まったく、ルルーシュもカレンもせっかく私が忠告してやったのに、
あのまま床の上で見つめ合い続けるんだから仕方がないな…
まぁ私もライをからかいたかったし、反応も見たかったから別に構わないんだが…
私の予想通り初めは意気地のない初夜の坊やみたいに呆けていたが、
私がからかった辺りから空気が変わったな……
…ん?……しまったな……この感じは…やりすぎてしまったか?……
ライがどんな反応をするか見てみたかったが、ここまで悪化するとは……
恐らく『キレて』しまったんだな…まだまだ青いな、ライ………まぁいいか。
それよりタバスコ、どうしよう?
…ラー油でもイケるか?
あ、意外とイケるな!


420 :名無しくん、、、好きです。。。:2008/06/16(月) 23:03:33 ID:08f485NX
待ってました。適当に支援入れます。

421 :名無しくん、、、好きです。。。:2008/06/16(月) 23:03:35 ID:D6Ssvwdd
支援。楽しみすぐるw

422 :狂王降臨:2008/06/16(月) 23:03:54 ID:+rqR82ka

「…ハハハッハッハハハハ……貴様ら何をしている!!!」
『私』は持っていた書類の束を真っ二つに引き裂き、放り捨てる。


423 :狂王降臨:2008/06/16(月) 23:04:27 ID:+rqR82ka
「……おい、貴様ら。…そこで床で寝ているという珍妙な行為をしている貴様らだ。
…先ほどから『私』がいるのに何の反応もなく、その態勢のままこちらを見ているとはなんの冗談だ?」
低く、抑揚のない、感情の籠っていない声が出る。
『私』は何に怒りを持ったのか忘れた。
ただ怒りに身を任せ、邪魔する全てを消し去ってきた『私』に、そのようなことは関係無いな。
破り捨てた大量の紙が室内を舞い、揺れながら落ちていく。
それが『私』の髪や身体、服に触れる度に苛立ちが募っていく…
苛立ちは募っていくが、それと反して思考は冷たくなっていく。
『私』はゆっくりと一歩、また一歩と二人に歩みよる。ゆっくりと…

ライの周りを漂っていた紙が、彼が歩み始めると、まるで道を開けるように、
ライの身体から見えない何かが出ているかのように、身体に触れることなく落ちていく。

424 :狂王降臨:2008/06/16(月) 23:05:01 ID:+rqR82ka
…初めは私とルルーシの体勢に驚いたのか無反応だったライの雰囲気が、
閉じた眼を、開けた瞬間からガラリと変わってしまってる……
呼び方も『僕』から『私』に変っているし…
ライ、いったいどうしちゃったの?!
彼が私たちに近づいてくるほどに、周りの空気が冷気を帯びてくるのを感じる。
肌がピリピリと痛くなる、これって……殺気…?!
ダメ!急いでライの誤解を解かなくちゃ…!
私が床に落ちそうになって、それをルルーシュが受け止めたんだけど、
勢いが強すぎてこんな状態になっちゃったんだって…!
…でも、もう少しライが来るのが早かったらヤバかったわね……
鼻先が触れてる状態を見られるのは、さすがに私も照れるわ…
……、今の状況も危険なことは危険ね…殺気のせいか私の体動かないし…
そうだC.C.!あなたならどうにか出来るんじゃないの?!って何ピザ食べてんのよ!
目でC.C.に訴えかける。

425 :狂王降臨:2008/06/16(月) 23:05:31 ID:+rqR82ka
…いかん!この状況は危険だ…!危険すぎる!
前に首を砕かれそうになった時の気配を軽く上回っている…!!
あの時は、ただ『怒り』の感情が突出しているだけだったが、
今は感情で済むはなしではない、人格に違いが出ている。
カレンが倒れたことはまだ想定内だが、…こんなイレギュラー想定外だ!
ライがこうなるなど全く予想していない…!
ライがこれから俺にするであろう行動、163通りの内、俺の命が危ういものが21通りある!
考えろ…、一刻も早く冷静にさせたうえで誤解を解かなければ…!
「………っ、…」
……くそ!なぜ声が出ない?!なぜ身体動かないんだ?!
そうだC.C.!あいつならこの事態をどうにか出来るはずだ!
目でC.C.に『ライをどうにかしろ!!』と言うとC.C.は胸の前で手を交差させやがった…!

426 :狂王降臨:2008/06/16(月) 23:06:09 ID:+rqR82ka
ルルーシュとカレンが私に助けを求めているようだが、…すなまい。
今は無理だ。
私は口にしていたピザを箱に戻し、両手を交差させ不可を示す。
ルルーシュとカレンには悪いが今何をやっても火に油を注ぐだけだ。
今のライに油を注いだら、騎士団自体を壊滅させかねないからな。
……少し、落ち着かせないとダメだ。
…恐らく、私が言った一言が決定打になったのだろうが、二人にも一応忠告はしたしな。
いざとなれば私が止めればいいだけの話だ。
……だが、果たして…私でも今のライを止められるかどうか……
さて、ピザが冷めてしまう前に食べてしまうか……


ライが二人の前に立つ、目線だけを下に送り、物でも見るような無機質な視線を向ける。
二人の前に立ち、見下ろしながら言う。

427 :名無しくん、、、好きです。。。:2008/06/16(月) 23:08:23 ID:D6Ssvwdd
支援

428 :名無しくん、、、好きです。。。:2008/06/16(月) 23:11:04 ID:08f485NX
支援

429 :名無しくん、、、好きです。。。:2008/06/16(月) 23:11:28 ID:ce6i4iL4
支援

430 :名無しくん、、、好きです。。。:2008/06/16(月) 23:12:14 ID:770xxgD4
全力で支援

431 :空マメ ◆fqk8onA/pQ :2008/06/16(月) 23:14:09 ID:X2GphSSK
また規制されましたorz
前はもっと出来たのに自分2ちゃんに嫌われたんですかね…

自分の性で他の職人さんに迷惑をかける別けにはいかないので、申し訳ありませんが今回はここまでにします。
支援してくれた方ありがとうございます。
続きを期待して下さっている方々本当にごめんなさい。
では

432 :名無しくん、、、好きです。。。:2008/06/16(月) 23:15:21 ID:D6Ssvwdd
ぐおお・・・生殺し・・・・!

433 :名無しくん、、、好きです。。。:2008/06/16(月) 23:16:31 ID:08f485NX
>>431
お疲れ様です。なんという生殺し状態w
しかし連投規制厳しいですね。5レスぐらいが限界ですか。
こりゃ今後結構頻繁に支援入れるようにしたほうがいいのかもしれませんねえ。

434 :名無しくん、、、好きです。。。:2008/06/16(月) 23:16:34 ID:NECFSwuA
>>「フハハハハハハハ…」

何故そこで高笑いをする、ルルーシュwww

435 :名無しくん、、、好きです。。。:2008/06/16(月) 23:17:06 ID:JRhJWn9u
これは規制を恨まざるをえない・・・

436 :名無しくん、、、好きです。。。:2008/06/16(月) 23:18:14 ID:770xxgD4
1日待ったほうがよさそうですねこれは

しかし生殺しにも程がある

437 :名無しくん、、、好きです。。。:2008/06/16(月) 23:22:15 ID:ziiV5Bjk
NAMAGOROSHI…!!
GJというか、ライの切れっぷりがスカっとするなw
続き楽しみにしてるよ!

438 :名無しくん、、、好きです。。。:2008/06/16(月) 23:26:28 ID:lMcA+slU
なんていう 生 殺 し ! !
しかしGJですっ!
>>434
直感か雰囲気でそうせざるおえないと感じたのではw

439 :名無しくん、、、好きです。。。:2008/06/16(月) 23:26:58 ID:yoUzzQ5/
生殺し辛すぎる…畜生規制め!

ところで、このスレで月下とかクラブの擬人化はアリなのでしょうか?
ボチボチと書いているんですが、需要もないし、読む人を選びすぎるんじゃないか
と思って躊躇っているのですが…

440 :名無しくん、、、好きです。。。:2008/06/16(月) 23:27:36 ID:770xxgD4
後、保管庫の人の言ってたお知らせって何でしょうかね

441 :名無しくん、、、好きです。。。:2008/06/16(月) 23:27:49 ID:ZGs9oq3t
おおおGJ…!でも、生殺し、はいやあぁあ
俺、この生殺しもやっとがなくなったらライナナ書くんだ…

442 :名無しくん、、、好きです。。。:2008/06/16(月) 23:28:09 ID:l8T/XOWi
>>431
ぐぉおおおおおおおおおおなんという生殺し!
ではここで投下してもOKですかね?
とりあえず声を失くした少年の完結編をば

443 :名無しくん、、、好きです。。。:2008/06/16(月) 23:34:41 ID:D6Ssvwdd
>>442
wktk

444 :テンデ ◆QqpWgMIksU :2008/06/16(月) 23:35:59 ID:l8T/XOWi
では、投下させていただきます

声を失くした少年

その声は、誰を呼ぶために


久々に降り立ったエリア11。いや、一年前からもうここは特区日本だ
特区日本の空港についたノネットは、後ろをついてくるライを見やった
彼は立ち止ってロビーから見えるガラスの外を見ていた。何を考えているのか、何を想っているのか
おそらく、それを理解できる者などいないだろう

特区日本に来ようといった時、ライはしばらく反応を示さなかった
ノネットは決して焦らそうとはせず、ただライの反応を待ち続けた
ようやく顔をあげたライの瞳には、いろいろな感情が渦巻いていた
その全てを理解することなど出来ないが、今思っている疑問には答えてやろうと、ノネットは口を開く

「今日で、一年だ。特区日本が成立してからな。どうも盛大な式典を行うらしい」

ここ一年で安定した平和を取り戻しつつある特区日本。成立一周年を記念して大規模な式典が執り行われることとなった
もちろん主役は特区日本最高責任者・ユーフェミア。皇族の地位を失った今でも彼女を慕うものは多く、
この一年間、特区日本の為に尽力した彼女の姿がさらに彼女を慕うものを増やしていった
また、ブリタニア皇族の中からもこの式典に参加するものもいて、彼女の姉、コーネリアもその一人だ

「コーネリア殿下の計らいでな、私も呼ばれているのだ。それと、お前も」

ノネットの言葉にライの表情は驚きに染まった。なぜ、どうして、信じられない、そんな感情がありありと見てとれる


445 :テンデ ◆QqpWgMIksU :2008/06/16(月) 23:36:33 ID:l8T/XOWi
「そう驚くことでもないだろう? いや、そう言えば殿下がお前のことを知ってるとは言ってなかったな」

全く悪びれる様子のないノネットにライは茫然とするしかない
まさか彼女が自分の居場所を知っていようとは。そればかりか、式典に自分を呼んでくださるという

「信じられないか? 全く、お前は自分をないがしろにしすぎだ」

その存在がどれだけ他者に影響を与えているのか、こいつはまったくわかっていないのだ
その後、早々に手続きを済ませていたノネットは以前エリア11からライを連れていったように
今度はブリタニアから特区日本へとライを連れて向かった


「ライ、行くぞ」

ノネットが声をかけると、ライは一瞬だけ顔をふせるとノネットの後に続いた
目指す場所は彼にとって始まりの場所、アッシュフォード学園



現在ライの立場は、親衛隊から除隊され特派のデヴァイサーという形に戻っていた
本来なら敵前逃亡、命令違反等多くの軍規違反により完全に軍を追放される身だったのだが
ロイドがライをあくまでランスロット・クラブを動かす「パーツ」として特派においたのである

親衛隊でありながら重大な軍規違反を犯した恥晒し。今のライは軍でそういう立場にあったのだ
軍人も多く出席する式典の席にライを連れて行きたくなかったノネットは
まずは彼の友人たちを再開させようとしたのである



446 :名無しくん、、、好きです。。。:2008/06/16(月) 23:37:33 ID:770xxgD4
支援…必要かな

447 :名無しくん、、、好きです。。。:2008/06/16(月) 23:37:45 ID:+rqR82ka
支援

448 :テンデ ◆QqpWgMIksU :2008/06/16(月) 23:38:16 ID:l8T/XOWi
「ほぅ、ここがお前の通っていた学園か…」

ノネットの言葉はライに聞こえていなかった。ただじっと、正門前から学園を見上げている
その胸中はいかなものか。ただ、決して悪いものではないのだろう
彼の表情は、久々に見る嬉しそうな笑顔だったのだから

「あ、きたきた! おーい!」

正門前で立ち止まっていた二人に、遠くから声がかかる
そちらに顔をむけると手を振る人影を見つけた。この学園で、初めてライを見つけた少女

「やっほー、ライ。元気だった?」

ミレイ・アッシュフォード。彼女がライを迎えにきていた

「では、ライを頼む。私は殿下たちにあいさつをしなければならないのでな」
「はい。ライを連れてきてくださって、ありがとうございます」

ライが言葉を出す間もなく、いやあっても出せないが、とにかくノネットはあっさりと学園を去り

「一年ぶりね。元気そうでなによりだわ」

代わりに、彼女がエスコートを務めることになったようだ
彼女に連れられ見て回った学園は、一年前と何一つ変わっていなかった
懐かしい気持ちに包まれて最後にやってきたのは、ライにとって学園で一番思い出深い、生徒会室だった
部屋の中には、誰もいない。いつも騒がしかったこの部屋が静かだと、なんだか妙な感覚だ


449 :テンデ ◆QqpWgMIksU :2008/06/16(月) 23:39:51 ID:l8T/XOWi
「みんなは式典会場にいるの。ここの学園の生徒たちはみんな手伝いに借り出されてね」
でもミレイはライの案内役として学園にきたのだ。それを企画したのはノネットらしい
「声、出ないんですってね」
生徒会室で、二人きり。椅子に座って向いあい、ミレイはゆっくりと切り出した
「事情はよくわからないけど、辛くない?」
ミレイの言葉にライは首を振る。言葉で誰かを苦しめることのない今が、辛いはずがない

「そう……でもね、そう思い込もうとしてない?」

ライがゆっくりと顔をあげる。ミレイの表情は優しく、どこか憂いを秘めていた

「私はね、貴方によく似た人を知ってるの。何もかも我慢して、抱え込んで。それでも笑顔でいる人を」

彼女が誰のことを語っているのか。その眼の中に誰を映しているのか。ライにはわからない

「ほんとによく似てる。だからね、心配なのよ」
向けられた笑み。何もかも見透かされてそうで、それでもライは視線を外せない
「無理して、自分を納得させようとしてない?」

そんなことはない、と言えない代わりに首を振る。だって、これは自分で望んだ結末のはずだ。ならば、なぜ

「じゃあどうして、貴方は泣いているの?」



450 :テンデ ◆QqpWgMIksU :2008/06/16(月) 23:40:57 ID:l8T/XOWi
自分は、涙を流しているのだろうか。流れる涙が止まらない。だというのに、心はこんなにも穏やかで

「もう少し、自分を好きになってあげたら?」

自分を、好きになる…か。ライは、今までの自分が嫌いだったのだろうか。…それは考えるまでもないことだった
この手で幾つの命を奪ってきたのだろう。この手でどれだけの涙を生み出してきたのだろう
この力で蹂躙したものはどれだけあっただろう。そして失ったものは、いったいどれだけの……
でもこの目覚めた世界で守れたものも、たくさんある。呪われた力は、優しい世界を守る力となった
過去の過ちは取り戻せない。でも、今ある平和を守ることとそれは別だ
もう一人じゃない。共に戦ってくれる仲間がいる

『わかってない。わかってないよ、お前は……』

ずっとそばで、支えてくれた人がいる。彼女を泣かせてしまうぐらいなら、力の代償ぐらい、背負ってみせる

ライは、おもむろに立ち上がった。その顔に宿る決意に、ミレイは嬉しそうに微笑んだ



451 :名無しくん、、、好きです。。。:2008/06/16(月) 23:41:38 ID:Q9NV4oAT
支援

452 :テンデ ◆QqpWgMIksU :2008/06/16(月) 23:42:00 ID:l8T/XOWi
「もう大丈夫そうね」
ライがミレイに向かって口を開こうとした時、ミレイが唇を指で押さえた
「貴方の声を一番に聞きたいと思っている人は、別にいるでしょ?」

いたずらな微笑みで、軽く指を押す。ライは唇に軽くふれて、ミレイに頭を下げると走り出した
一刻も早く、彼女のもとへ。早く、速く、はやく!

「ラーイー! ガーーーーーーーーッツ!」

外に出ると、生徒会室からミレイが身を乗り出して叫んでいた
スピードを緩めず振り返って手を振って、ライは前を向いた。もう彼の顔に、陰りはない

「……がんばれ」



式典会場は賑わっていた。そこかしこにブリタニア人、日本人関係なくパーティーを楽しんでいる人々
その波をかき分けて、ライはひたすら前に進んだ。ただ、彼女に会うために


人々の波を越えて、ようやく目的の人を見つけた。彼女の周りにはよく知った人たちがいる
みな、僕を見て驚いている。いろいろ言いたいことはあるだろうが、少し我慢してほしい

「ライ、お前学園にいたんじゃ……」

どうか今は、ただこの気持ちを彼女に伝えさせてほしい


453 :テンデ ◆QqpWgMIksU :2008/06/16(月) 23:44:35 ID:l8T/XOWi
「好きです……」
「な…………」

久しぶりに聞いた僕自身の声。僕よりも彼女のほうが驚いているのがわかる。それもそうか。一年ぶりに聞いた言葉がこんなのだから

「僕をずっと支えてくれた、貴方が好きです。だからこれからも、貴方のそばに居させてください」
「ライ、お前声が、いや……え……?」
一年も一緒にいたのに、初めて見る顔だ。それがこんなにも愛おしく感じる僕は、もう重症らしい
未だ戸惑いの表情がぬけない彼女を、ゆっくりと抱きしめる
「いつまでも貴方のそばに居させてください、ノネットさん」
「ラ、イ……」

僕と似た色の、でも僕より温かい色の柔らかい髪が顔に触れる。やがて彼女の腕は僕の背中に回される
「本当に、そばにいるか?」
「はい」
ひとつ、うなずく。背中に回った腕に力がこもる
「離れないと、約束するか?」
「誓います」
ふたつ、うなずく。声が震えている
「私のことが、好きなのか?」
「愛しています。あなたの全てを」
みっつ、うなずく。体がわずかに離れ、僕らは向かい合う。いつも凛々しく美しい彼女の顔は、涙にぬれていた
その顔は今までみたどの表情よりも美しく、僕らは自然と唇を重ねた
ようやく手に入れた幸福。僕を蝕む力は消えたわけではないけれど、屈することはありえない

彼女のためなら『王の力』さえ従えてみせる。それが、僕の覚悟。彼女と歩む幸せを、壊させはしない
『永遠の契約』の口づけを、僕らはいつまでもかみしめていた


454 :テンデ ◆QqpWgMIksU :2008/06/16(月) 23:46:41 ID:l8T/XOWi
終わり、です
長かった。自分で思ったよりずっと長かった
ほんとは生徒会メンバーとか出したかったんですが、それだと話が纏められなくなりました
自分の力量不足を痛感…

とにかく声を失くした少年、完結です
後日談とか、誰か書いてくれないかなぁ

455 :名無しくん、、、好きです。。。:2008/06/16(月) 23:49:00 ID:+rqR82ka
テンデ卿GJです!
声が戻って初めて言う言葉がいいですねw

投下は規制されたのに支援は出来たのは何故?

456 :名無しくん、、、好きです。。。:2008/06/16(月) 23:49:29 ID:rmamaWke
不覚にも、泣いた…!
乙です

漫画にしても映えそうなストーリーですね

457 :名無しくん、、、好きです。。。:2008/06/16(月) 23:50:29 ID:D6Ssvwdd
>>454
これは良いハッピーエンド。良作でした。

>>455
一定以上のサイズの書き込みが制限されたんじゃ

458 :名無しくん、、、好きです。。。:2008/06/16(月) 23:52:27 ID:lMcA+slU
デンデ卿GJ−−−!!!
ミレイさんもイイです!!ガッツの魔法最高ですっ!!
なんだか感動しましたw



459 :名無しくん、、、好きです。。。:2008/06/16(月) 23:53:27 ID:08f485NX
テンデ卿GJ!
いい話だ…泣けてくらあ。これで幸せにならなかったら嘘だよ…。

460 :名無しくん、、、好きです。。。:2008/06/16(月) 23:53:31 ID:lMcA+slU
>>458
はっ!テンデだった!!間違い申し訳ないです…orz

461 :名無しくん、、、好きです。。。:2008/06/16(月) 23:54:08 ID:0z44rh62
>>454
GJ!
ノネットさんは勿論、ミレイさんの素敵さに泣いた。

462 :名無しくん、、、好きです。。。:2008/06/17(火) 00:01:29 ID:2dbxBTlp
>>454
文章を読むだけで優しい雰囲気になれて素敵です。
穏やかに幸せそうな二人が良いですね。
テンデ氏GJです。

皆さんに質問ですが、原作の会話を部分流用したSSとかって、
投下しても良いのでしょうか?
自分の力量で作ったものではないとか、ネタバレになるとかで
問題になりますでしょうか?

463 :聖  ◆uOv0XEul/s :2008/06/17(火) 00:11:45 ID:hR2OWQil
皆さんグッジョブ!なんて素敵な話ばかりなんだ!

それに触発されて、ひさびさに私も投下です。
ライ×シャーリーです、マイナーとかそんな言葉、知らないです。
というかトリップがいまいち分からない…これで出来ているのだろうか…。

>>462
私は全然いいと思いますよ。
ネタバレだったら何話あたりのかを書いておけば
いいんじゃないでしょうかね…。

464 :名無しくん、、、好きです。。。:2008/06/17(火) 00:14:44 ID:BnQl5tY7
>>454
これはいいハッピーエンド…

でもこれ周りの人は
( ゚д゚)
こんなだろうなwww

465 :名無しくん、、、好きです。。。:2008/06/17(火) 00:15:22 ID:u4y4hKX6
程度によるとしか言いようがないな
とりあえず書いてみたらどうか

466 :聖  ◆uOv0XEul/s :2008/06/17(火) 00:17:14 ID:hR2OWQil
迷うことなくスプーンがライの口元へと運ばれる様子を、私はただじぃっと見ていた。
ケーキ、嫌いじゃないんだ。
なんて思ったりもして。

そりゃあ、ライは一度もケーキが嫌いとも甘いものが苦手だなんて言ってないけど、なんでか私はライは甘いものが苦手なんじゃないかと思っていたからだ。
今考えると、なんでそんなこと思ってたのかなとは思うけど。

「シャーリー?僕ばっかり見て食べないのか?ケーキ。」
「えっ!?あ、た、食べるよもちろん!」

食べようと思ってたんだけど、まさかライがおいしそうに食べてくれるとは思わなかったからビックリしちゃっただけというか…。
駄目もとで「ケーキ食べない?」と誘って正解だったと思う。
おかげで、甘いものは意外と嫌いじゃない、というライの新しい一面を見ることが出来たのだから。

そんなついさっきの出来事を思い出しながらケーキを食べる。
その瞬間、ほっぺが落ちてしまいそうなほどの美味しさに思わず頬を緩める。

「うん、おいしい!」

お気に入りのお店で買ったケーキは、いつもとかわらずおいしい味だ。
ファンも多い人気のお店だから、買うのに結構時間かかったけど…。
でも、この美味しさのおかげで全然苦痛じゃないんだよね、それに今回はライと一緒に食べれるっていう素敵なサプライズがあったし。

467 :聖  ◆uOv0XEul/s :2008/06/17(火) 00:17:58 ID:hR2OWQil
「ライって、甘いもの好きなの?」
「嫌いそうに見えるか?」
「うーん…ちょっとだけ。」
「……見える、ものなのか。」
「雰囲気とかが、なのかな。甘いものはダメってかんじがしてたんだよね。」
「へえ、でもその考えは間違っていたわけだ。」

そう言ってライはまた一口、ケーキを口元へと運ぶ。
うーん、やっぱり人を見かけで判断しちゃいけないってこと、なのかな。
食べながら、今度からはライの雰囲気に惑わされないようにしなくちゃ、と思っていると、不意にライの指が私の頬へと伸びてきた。

「え?」
「ついてる。」
「あ、ごめん、ありが」

お礼を言う途中で止まってしまった。
だだだだって、今、ライが私の頬についたクリームをとって、なななななな、なめ……!!?

「頬につけるだなんて、まるで妹みたいな…シャーリー?」
「…っ………っ!!」
「どうしたんだシャーリー、そんなに真っ赤になって…熱でも?シャーリー?」

ライが私の目の前でひらひらと手を振る。
ああ、ああ、やっぱり雰囲気で判断しちゃいけないんだ!

そう思いながら、普段の彼の雰囲気からは考えられない甘さに、持っていたフォークをポロリと落としてしまった。


468 :聖  ◆uOv0XEul/s :2008/06/17(火) 00:20:32 ID:hR2OWQil
以上です。突発だから短すぎる……。
これからも皆様の素敵なSS全力でお待ちしております、私が。

469 :名無しくん、、、好きです。。。:2008/06/17(火) 00:25:15 ID:BnQl5tY7
>>468
おいおい…ライシャリ…だと?
聖さんよォ……
随分マイナーネタじゃねーかよ、ええ?


同 志 発 見 !
GJGJGJ!!

470 :名無しくん、、、好きです。。。:2008/06/17(火) 00:29:09 ID:RDy2Eg3t
聖卿GJ!
短くても甘さが十分伝わってきます。

まさか舐めるとは……!この天然ジゴロめっ!w


471 :名無しくん、、、好きです。。。:2008/06/17(火) 00:30:30 ID:Yy6BzRCU
>>468
聖卿こっちに来られるの久しぶりですな。GJです。
シャーリーかわいいよシャーリー。

472 :保管庫の人:2008/06/17(火) 00:33:09 ID:72bDBBQN
さてもう大丈夫かな…?さっきは危うく割り込んでしまうところでした。危ない危ない。
お知らせというのは、実は保管庫を閉鎖させようと思ってるんです。

というのは冗談です。
本題は、近々またサイトの改装をします。それに伴って各話のカップリング表記を職人の皆様から募集します。

例 月輪の夜 は ライ×バトレー に

というふうに。詳細は後日お知らせいたします。

473 :名無しくん、、、好きです。。。:2008/06/17(火) 00:36:57 ID:n6rjKI5f
>>468
GJ!
シャーリーをも落とすなんて・・・流石は一級フラグ建築士。


ライの天然振りがもう恥ずかしいな!

474 :名無しくん、、、好きです。。。:2008/06/17(火) 00:50:06 ID:AQKSaJ/c
>>468
GJ!なんというタラシww思わず吹いちゃったじゃないか!

保管庫の人の方
いつもありがとうございます!心臓が止まるかと思った…冗談が上手いお方だ、はは…よかった<閉鎖

さて自分は749ですが、1スレ目 幸せ色(ライナナ)、2スレ目 小さな願い(ライナナ)、本日三度目の(ライカレ)
以上です!

475 :名無しくん、、、好きです。。。:2008/06/17(火) 00:53:25 ID:AQKSaJ/c
詳細は後日って書いてあるじゃないか俺バカす…orz無駄レス申し訳ないです、ちょっと吊ってきます…ノシ

476 :名無しくん、、、好きです。。。:2008/06/17(火) 01:01:28 ID:yhyQuWpw
>>466
良いなぁ
やっぱり、シャーリーには普通の恋愛が良く似合う (*´д`*)
聖氏、GJでした!

477 :名無しくん、、、好きです。。。:2008/06/17(火) 01:04:22 ID:QYYQ81ch
>>468
GJ! シャリ好きにはたまらんよ

478 :名無しくん、、、好きです。。。:2008/06/17(火) 01:05:35 ID:GdTl+s4/
>>472
おおっ!カップリング表記!!
より保管庫が進化を……!
オォールハイル保管庫ォォッ!!

って、その例えはらめぇぇぇ!

479 :名無しくん、、、好きです。。。:2008/06/17(火) 01:08:36 ID:RDy2Eg3t
>>472
管理人さん了解です。
例に自分の作品出して下さってありがとうございます。
詳細待ってます。

>>475
どんまいw


480 :名無しくん、、、好きです。。。:2008/06/17(火) 01:37:50 ID:GdTl+s4/
あ、そうだ。
前スレの続きでコウ卿の>>3の話、まだ保管されてませんよね?

481 :名無しくん、、、好きです。。。:2008/06/17(火) 01:58:20 ID:EdujBVig
ここの職人達に触発され書き上げた。

が、初めてのことなので自身はありません。

よろしくお願いします。

482 :CLIME ◆OnGdgs0jLs :2008/06/17(火) 01:59:46 ID:EdujBVig

 租界、ゲットーの差が少しずつなくなり、美しい大地を取り戻しつつある日本。
 その大地を吹き抜ける風は暖かく、今の日本を祝福しているようでもある。
 特区日本が成立してから幾許かの季節が流れていた。

「ん……」

「起きた?」

「一応……ね」

 横になっているせいか、太陽が眩しい男は目を細めて空を見つめている。
 そんな男を包み込むような笑顔で眺めている女。

「気持ち良いから寝てしまったよ。悪かったね」

「そんなことないわ。あなたも疲れているんだから。もう少しこのまま休みなさい」

「ありがとう」

 男は空に向けていた視線を女の顔へと向ける。下から見上げると女の顔は陽に照らされとても美しく輝いていた。
 そんな男の視線に気付いたのか女は男を見て。

「どうしたの?」

 と、声をかけるも男は少し笑顔を見せてそのまま女を見上げていた。
 女は恥ずかしくなったのか顔を少しだけ紅潮させ視線を逸らす。
 もう、と拗ねたような声が少し漏れていた。


483 :CLIME ◆OnGdgs0jLs :2008/06/17(火) 02:00:47 ID:EdujBVig

「とっても大切な話があるんだ」

 陽が傾き始め空が茜色に染まる頃、男が女に切り出した。
 体を起して女に向かい合う。凛とした表情を見て女は和んでいた頬が赤く染まるのを感じた。

「なに?」

 平静を装いながらも少し声が弾んでいたるのを女は感じていた。
 女の返事に気を良くしたのか男は表情を少し変え、顔を近づけていく。
 突然のことで女は驚いたのか、さらに顔を赤く染めあげていった。

「少し目を閉じてて」

 女の耳元で男が囁く。耳元で声を出されたせいか女は少し体を震わせた。
 真っ赤に染まった顔を男に向けるも、男はただ微笑むだけであった。
 女は観念したのか目を閉じる。

「目を開けちゃダメだからね」

 と男は言うと女の額に触れるようなキスをする。
 突然のことに慌て、女は眼を開きそうになるのが堪えた。
 自分の手に男の手が触れているのがわかるが何をしているのかはわからない。
 額に触れたキス。それだけで自分の感覚が鈍くなっているのが女にはわかった。


484 :CLIME ◆OnGdgs0jLs :2008/06/17(火) 02:01:27 ID:EdujBVig

「良いよ。目を開けて」

 すべきことが終わった男が声をかける。しかし男の手はまだ触れたままである。
 女が眼を開け、眩しさに目が慣れて自分の手が視界に入る。
 女は男が触れている手を見つめた。そこにはとても大切なものがあった。

「結婚しよう」

「…………」

 男は真っ直ぐ女を見つめていた。

「俺は……ライは、紅月カレンを愛している」

 カレンは自分の左手の薬指に光る宝石を見つめていた。
 信じられないといったような表情で指とライの顔を見ていた。
 彼の口から何度、愛を囁かれただろう。その度に歓喜に体を震わせていた。
 その集大成となるものが己が指に煌いているのである。

「…………」

 あなたは今     『幸せ』     ですか?

「はい!!」


485 :CLIME ◆OnGdgs0jLs :2008/06/17(火) 02:04:19 ID:EdujBVig
というライ×カレンでした。題はまま『幸せですか?』です。

というか、初めて尽くしで大変でした。
まだまだ至らぬ点が沢山ありますが、次がありましたらよろしくお願いします。

それでは失礼いたします。

486 :名無しくん、、、好きです。。。:2008/06/17(火) 03:29:08 ID:wsV7n01S
(´ー`)

487 :名無しくん、、、好きです。。。:2008/06/17(火) 06:37:56 ID:oP88oLFj
>>472
あ、あせったぁ……心臓が止まるかとおもったぜ
私の作品は「声を失くした少年・ライ×ノネット」と「無題・ライ×セシル」ですね
ライ×セシルには「姉弟遊戯」とタイトルつけてくれるとありがたいです


488 :テンデ ◆QqpWgMIksU :2008/06/17(火) 06:49:17 ID:oP88oLFj
こんな朝早くからですが一本投下したいと思います
昨夜話題にでたR2第10話派生のライVS星刻です
戦闘描写とかが拙いですが、よろしくお願いします

489 :テンデ ◆QqpWgMIksU :2008/06/17(火) 06:49:45 ID:oP88oLFj
R2 第10話妄想 ライ×カレン(?)

「カレン!」

天を舞う紅蓮可翔式にライは届かぬ声を叫んだ
作戦は順調だった。星刻の起こしたクーデターを利用し天子を手に入れ、中華を抜ける
ゼロの策にライは憤りを感じたもののそれ以上の上策を思い付くことが出来ず、賛同した
途中までは完璧だったと言っていい。あのイレギュラー、神虎が現れるまでは
ライはあのKMFを知っていた。以前ラクシャータが一度だけライにデータを見せてくれたことがある

『もしアンタがあの時にいたら、こいつの操縦士はアンタで文句なしだったのにねぇ』
『僕に自殺願望はありませんよ』

楽しそうに言うラクシャータにライは苦笑を返した。データでみる限りそれは最強のKMFと言って良かった
ただ一点、操縦士がいないことを除けばだが。ラクシャータはライなら出来るというが
あんな機体性能では九分九厘こちらの体が先に悲鳴をあげるだろう

だが、そのKMFは敵としてライたち黒の騎士団の眼前に現れた。恐らくは、彼を乗せて
ライはすぐさまドックへと走り出す。いくらカレンと紅蓮可翔式とはいえ整備が不完全な今の状態では、勝ち目は薄い



490 :テンデ ◆QqpWgMIksU :2008/06/17(火) 06:50:13 ID:oP88oLFj
「零式は!?」
「エナジーフィラーの交換が終わっていません!」

ドックに着くと同時に声を張り上げる。返ってきた答えに舌打ちすると、ライは自身の機体である暁零式に乗り込んだ
ライの戦闘データを解析し、ライ専用にカスタマイズされた暁の改造型である

「それでいいから出るぞ! 下がれ!」
「っ! 退避だ! 退避―!」

整備員が下がったのを確認し、ライは零式を発進させる。フロートユニットを展開し空へと舞い上がった
その空では紅蓮が神虎の武装で捕われていた。それを見た瞬間、ライの中でカチリとスイッチが入った

「カレンッ!」

ライは左手で小型の制動刀を投擲し、紅蓮を捕えていたワイヤーを切り裂いた

「なにっ!?」
「ライッ!?」

突然の奇襲に星刻とカレンは同時に声をあげる。ライはそれに構わず機体の速度を上げた


491 :テンデ ◆QqpWgMIksU :2008/06/17(火) 06:50:43 ID:oP88oLFj
「千葉中尉! 朝比奈中尉!」
「「承知!」」

ライの声に二人は素早く反応する。エナジーが尽きて落ちゆく紅蓮を二人が左右から支えた

「僕があれを押さえます! 早く帰艦を!」
「待て、ライ!」

カレンが救出されたのを確認すると、千葉の通信を無視してライは零式で神虎へと襲いかかる

「おぉおおお!」
「この動き……まさか!」

神虎の両手から繰り出されるワイヤーを掻い潜り零式が制動刀で切りかかる
神虎はそれを寸前でかわしてワイヤーを引き戻すと同時に暁を捕えようと再度走らせる
ライはそれらを機体制御のみでかわし、離された間合いを再度急加速で詰め寄る
左から襲いかかる制動刀を神虎は左手で受け止め、二つの機体は空中で均衡する

「星刻さん!」
「―っ! やはり貴様か、ライ!」



492 :テンデ ◆QqpWgMIksU :2008/06/17(火) 06:51:25 ID:oP88oLFj
聞こえた声に星刻は思わず笑みを浮かべる。領事館で一、二度会話しただけだったが、しっかりと覚えていた
初めて見たときに直感的に感じ取った。彼がゼロと共に黒の騎士団を率いるものだと
剣を向けられても全く動じず、こちらの僅かな隙を見抜かんとする鋭い眼光は戦士のそれだった
その時に星刻は思った。もし彼という力を得たならば、どれほど心強いだろうかと

「だが、敵であるならば容赦はせん!」
「ぐぅ……!」

零式を蹴り飛ばし神虎は距離をとる。すぐに星刻の意図を読んだライは右腕部を正面にむけた
星刻の神虎が繰り出した天愕覇王重粒子砲とライの零式が放った輻射波動がぶつかりあい、多大な余波をまき散らして相殺された

「まずい、エナジーが………っ!」

突然暁零式のシステムがダウンする。先程の輻射波動でカートリッジが底を尽くと同時に、最悪のタイミングで零式のエナジーが尽きてしまった

「くそっ…!」

力なく地上へ落下する暁零式を神虎のワイヤーが捕えた。星刻は暁を破壊しようとはせず、そのまま艦に運んでいく



493 :名無しくん、、、好きです。。。:2008/06/17(火) 06:56:10 ID:z1GzyaGN
支援…遅かったか

494 :名無しくん、、、好きです。。。:2008/06/17(火) 06:57:07 ID:oP88oLFj
き、規制に引っかかってしまった。あと一回の投下で終わりだったのに……
ちょっと短く区切りすぎたか……申し訳ないっす
8時ころに最後の方を投下してみます。ほんとにすみません……


495 :名無しくん、、、好きです。。。:2008/06/17(火) 07:57:20 ID:Bkv/mzLQ
>>485
GJ!ほっこりしますた( ´∀`)
1個だけ惜しいというか、月日が流れているのだからライの一人称は
「俺」もあるかもしれないけどやっぱ「僕」かなって思った
>>494
規制厳しいな…職人たちの意欲に水を差してなければいいけど

496 :テンデ ◆QqpWgMIksU :2008/06/17(火) 08:05:24 ID:oP88oLFj
テスト

497 :テンデ ◆QqpWgMIksU :2008/06/17(火) 08:05:49 ID:oP88oLFj
(捕まったか……失態だな。だが、カレンを救うことはできた。これでいい)

ライは零式の自爆コードを打ち込もうとするが、その前にゼロから通信が入る

『ライ! まだ通信はいきているか!?』
『……大丈夫だ、繋がる。すまないゼロ。だが失態の……』
『そんなことはどうでもいい!』

責任は取る、と言う前にゼロが叫んだ。ゼロらしくない言葉にライは驚き、苦笑した

『いいか、諦めるな。必ず助ける! 待っていろ!』
「……あぁ、分かった」

通信装置が切れたためにその先を言うことは出来なかった。静寂が支配するコクピット内で、ライは先程のゼロの言葉を思い出す

『必ず助ける!』

「ふふふ……、君らしくないなぁゼロ。いや、ルルーシュ」

以前の彼なら、あんな言葉をかけなかっただろう。たかが一団員と組織を、ひいては国など秤にかけることさえしなかった筈だ
だがさっき彼は、失態などどうでもいいと、必ず助けるとまで言っていた
彼の中で何かが変わっている。それを弱さととる人は大勢いるだろう。だがライはそれでいいと思うのだ
切り捨てるのは簡単で、守るのは難しい。かつて国を治めていたライにはそれがよく分かっていた
やがて機体の揺れが止まる。どうやら敵艦に到着したらしい

(ルルーシュ、君は待っていろといったが……僕は僕で、出来ることをしてみせるよ)

決意を秘めたライの瞳の奥で、赤い鳥がかすかに輝いていた



498 :テンデ ◆QqpWgMIksU :2008/06/17(火) 08:06:35 ID:oP88oLFj
投下できた……
待っていてくれたひと、お待たせしました
とりあえずこれで終了です

499 :名無しくん、、、好きです。。。:2008/06/17(火) 08:08:14 ID:kD1aT+td
数日前のサバ落ちが規制の強化に繋がってるのかね?
もしそうならしょうがないかな。
サバ落ちよりはマシだしね。

500 :名無しくん、、、好きです。。。:2008/06/17(火) 08:36:21 ID:Bkv/mzLQ
>>498
「カレンッ!」のあたりで頭の中で戦闘BGM鳴ったw
ライならギアスで自力脱出できるだろうし
色んな意味でこんな展開だったならと思わざるを得ない…

「暁零式」には月下先行試作機と違って右腕に輻射波動機構がついてる設定なのかな?

501 :名無しくん、、、好きです。。。:2008/06/17(火) 14:54:14 ID:3xbqi0Jf
GJです。
戦闘描写の巧みさが羨ましい……。

>>472
カプ表記、ですか……相談ですが、夢日記は基本ノネット×ライなのですが、多少カレライ、ヴィレライの要素も
入っています。
その場合どういった形で申請すれば良いのでしょうか?


502 :名無しくん、、、好きです。。。:2008/06/17(火) 16:14:04 ID:oP88oLFj
>>500
そうですね、そういう設定です。ちゃんとSSに書くべきでした
暁の武装なんかはまだwiki載ってなくて。私が見つけられないだけかもですが

503 :コウ ◆W56eoB1Y.M :2008/06/17(火) 16:48:05 ID:E76ueUIJ
中華書いてたんですが、スレのあまりの素晴らしい流れに便乗させてもらいます。

ライが捕虜になるSSは投下されているので、その後のカレンとC.C.を書きました。
短いので、続くかも


注意!
予告程度のネタバレがあります。
C.C.とV.V.の能力についての勝手な設定があります。

504 :コウ ◆W56eoB1Y.M :2008/06/17(火) 16:49:23 ID:E76ueUIJ
自分を責めるなと言われて、はいそうですね。とすぐに切り換える事ができる人間など滅多にいるものではない。
大体、自分を責めそうな人間だからこそ、そのような事を言われるのであって、前提からして間違った話なのだ。

と、そんな事を考えながらC.C.は、目の前で泣き疲れて眠ってしまったカレンに対して、彼女にしては本当に珍しい労るような視線を向けた。


――――――



星刻に捕われた自分を助けるため、中華連邦軍に単騎で突っ込んだライが捕虜になったと聞いた時、彼女は一瞬何を言われたかわからないようだった。
しかし、その事実が意味するところを理解した瞬間、カレンはいきなり立ち上がると、エナジーの切れた紅蓮に乗り込み出撃しようとしたのだ。
その場にいた千葉や扇が押さえ止め、説得しようとしても半狂乱になった彼女は聞こうともしない。
やむなくラクシャータが用意した薬品によって彼女を眠らせて、部屋に運んだのだった。


505 :コウ ◆W56eoB1Y.M :2008/06/17(火) 16:51:24 ID:E76ueUIJ


――――――


そして、ついさっき目を覚ました彼女は、自分の目の前で雑誌を読んでいたC.C.に、さっきの事は本当なのかと恐ろしいほど静かな声で聞いてきた。
他の人間ならば逆に心配になってしまうような、眠る前とのあまりの落差にもC.C.は特に驚かなかった。


この女は意外と強い
肉体的に、という意味ではなく精神的に

その事を彼女との一年間で理解していたC.C.は、だから一言、本当だと言った後は何もせずに雑誌を読み続けていた。
しばらくして、声を押し殺した嗚咽が聞こえてきたが慰めの言葉一つ掛けなかった。
そのうちに、気付けば嗚咽も止み、泣き腫らした目でカレンは眠っていたのだった。


506 :コウ ◆W56eoB1Y.M :2008/06/17(火) 16:52:57 ID:E76ueUIJ


――――――


カレンが眠ったのを確認してからC.C.は彼女に近づく。

(こんなに想われて、想い合って…幸せ者だな、お前達は)

C.C.は乱れたカレンの髪を梳きながら優しく笑う。
きっとこいつは、目が覚めたらライを助けるために、取り戻すために、再び立ち上がるのだろう。
まるで、本物の番いのようじゃないか。





…そして、だからこそ許せない。
先程C.C.は、V.V.の遺跡からの空間転移と、シャルルのギアスの発動を感じ取っていた。
何をしたかなど、決まっている。


「本当に、趣味の悪いことをする」

そう言ったC.C.の表情に笑みはない。
あったのはぞっとするような冷たい怒りだけであった。

507 :コウ ◆W56eoB1Y.M :2008/06/17(火) 16:55:37 ID:E76ueUIJ
終わりです
ありがとうございました


続きを考えてるけれど、鬱ENDにしかならない。

508 :名無しくん、、、好きです。。。:2008/06/17(火) 17:09:57 ID:zR4Mn6gh
>>507
さ、最高です・・・続きが読みたい

509 :名無しくん、、、好きです。。。:2008/06/17(火) 17:10:33 ID:ZIE5VvoU
コウ卿GJ
これは>>402の洗脳フラグが建ったところですね。
この後はカレンにとって酷な展開が待っているんだろうな。

510 :名無しくん、、、好きです。。。:2008/06/17(火) 17:14:18 ID:iwyLOMEh
>>507
GJです。
続きが読みたい…でも、でも鬱ENDはイヤー!

511 :名無しくん、、、好きです。。。:2008/06/17(火) 17:27:28 ID:zR4Mn6gh
コウ氏の今回のSS読んで、R2でルルーシュをいじめる監督の
気持ちが判った気がします(とても良い笑顔で)

512 :名無しくん、、、好きです。。。:2008/06/17(火) 17:37:08 ID:JHyhyBsz
>>507
コウ卿GJ!
俺も妄想したが、文章化してくださる方がいるとは……
本当に楽しみな話で…続き読みたいです。

513 :名無しくん、、、好きです。。。:2008/06/17(火) 17:52:02 ID:9pqeSftl
コウ氏相変わらずGJです。

鬱ED作るなら、その後にGOODエンドを…
この鬱を希望なしに乗り切れる自信が自分にはないです。

514 :名無しくん、、、好きです。。。:2008/06/17(火) 18:41:33 ID:1Bwn2VEI
コウ卿の話を読んでたら、その後の投げっぱなしの妄想ができたのでテロ的に投下

ライが鰤に加わる→ゼロが直接の一騎討ちを申し出てくる。
→スザクが止めに入る、ここで分岐
○スザクの進言を受け入れる→次の闘いでカレンとの相討ED
あるいはその後のストーリー分岐で鰤軍ルート
○受け入れずに一騎討ちに臨む→ルルのギアスで記憶を取り戻し騎士団ルートへ復活。
カレンの好感度爆増

ゴメン、病気なんだ。
だが後悔はしていない。

515 :名無しくん、、、好きです。。。:2008/06/17(火) 18:47:01 ID:zR4Mn6gh
>>514
安心しろ、それを病気というのならきっとこのスレの住人はもう
末期状態を振り切ってる状態なんだぜ…

516 :名無しくん、、、好きです。。。:2008/06/17(火) 18:49:27 ID:jPXqRKo/
>テンデ卿
>コウ卿

マジGJ!!今中華連邦が熱いな!面白い!
どっちも続きが気になるなー。
無限の可能性を秘めすぎだ、ライの奴!w

517 :名無しくん、、、好きです。。。:2008/06/17(火) 18:53:51 ID:n6rjKI5f
>>514
心配するな、ロスカラをプレイした人は大抵は、末期状態だ。
少なくとも俺はそうだ。

518 :名無しくん、、、好きです。。。:2008/06/17(火) 19:38:14 ID:hR2OWQil
GJ!GJ!続きが気になってしまいます!
あと>>468なのですが、ライシャリ好きがいることに歓喜。

ところでこのSSはオリキャラが出る場合最初に注意書きすれば
いいんですよね?
投下用のSS書いているんですが、クラブと月下の擬人化を受信しちゃって
それを書いたものだから、
ここに投下していいものか非常に不安なのですが。

519 :名無しくん、、、好きです。。。:2008/06/17(火) 19:50:22 ID:BnQl5tY7
まず擬人化自体がすでに茨の道なんだが…

520 :名無しくん、、、好きです。。。:2008/06/17(火) 19:57:17 ID:1hNbNi2F
>>518
危険な香りがプンプンするんだが


521 :名無しくん、、、好きです。。。:2008/06/17(火) 19:58:13 ID:1hNbNi2F
すまんsage忘れてたorz

522 :名無しくん、、、好きです。。。:2008/06/17(火) 20:18:45 ID:/4g7k9q4
KMFの擬人化はエロパロではあったんだがな・・・
こっちではどうなんだろうか?


523 :保管庫の人:2008/06/17(火) 20:20:05 ID:72bDBBQN
>>472の詳細が決まりましたのでお伝え致します。
サイト改装に伴い、正式に以下の内容を募集致します。

職人の皆様
・作者名
・タイトル(特に無題のもの。スペースの都合上、48バイト以内でお願いします)
・カップリングの表記(スペースの都合上、16バイト以内でお願いします)
・誤字・脱字・改行の修正(修正範囲が広範囲に及ぶならば、文章全体をテキスト形式で添付という形を取ってもらっても結構です
・作品同士のリンクの修正

一般
・サイトの構成に対する要望・指摘・助言
・保管忘れ

当方は作品を スレ番号_作品の最初のレス番号 で管理しています。
(例えば 0003_0342 なら3スレ目の342レス目から作品が始まっているということです)


文言の例を記します

 0004_0218 タイトル ここは最後尾ではありません  カップリング ライ×ニーナ


↑これはあくまで一例です。分かり易かったらなんでもいいです。



                      ※重要!

・上記は全て geass_lc_ss@yahoo.co.jp にお願いします。こちら(スレ)に投下しないで下さい。
 スレの占有の防止と2ch鯖の負荷の軽減のため(あの悪夢は二度と御免です)宜しくお願い致します。
・随時こちらの可能な範囲で対処します。期限などはないのでご安心ください。

524 :名無しくん、、、好きです。。。:2008/06/17(火) 20:23:29 ID:z1GzyaGN
>>523
精力的なご対応お疲れ様です。
縁の下の力持ちですな。

525 :名無しくん、、、好きです。。。:2008/06/17(火) 20:39:19 ID:1hNbNi2F
>>523
いつもお疲れ様です&アリガトデス

>>518についてはみなさんおk?




526 :名無しくん、、、好きです。。。:2008/06/17(火) 20:43:46 ID:oP88oLFj
>>525
いいんじゃないか。俺としてはバッチこいだ

527 :名無しくん、、、好きです。。。:2008/06/17(火) 20:44:39 ID:hR2OWQil
>>519>>520
やはり茨で危険な道ですよね、うん、やめておこう。
教えてくださりありがとうございました

保管庫の人、お疲れ様です
大変でしょうに…本当にお疲れ様です

528 :名無しくん、、、好きです。。。:2008/06/17(火) 20:46:10 ID:hR2OWQil
ってあれ!?
擬人化、いいのか悪いのか…
でも危ない道なら回避すべき、でしょうか

連続ですみません…

529 :名無しくん、、、好きです。。。:2008/06/17(火) 20:54:11 ID:IzUzSwFj
私は賛成です。
閲覧は自己責任だと思うので

530 :名無しくん、、、好きです。。。:2008/06/17(火) 20:55:04 ID:z1GzyaGN
>>528
投下してみて皆の反応次第で今後を決めてみたらいいと思うんだぜ。
結局面白いかどうかは読ませて頂けないと判らないわけですし。


531 :名無しくん、、、好きです。。。:2008/06/17(火) 20:58:04 ID:1hNbNi2F
>>528
520は撤回する
やっちゃってくれ


532 :聖  ◆uOv0XEul/s :2008/06/17(火) 21:02:40 ID:hR2OWQil
分かりました、茨の道を歩いてみます(実験的な意味で)

学園偏のライと、擬人化月下とクラブです
一応続きもの(まだ書いてる途中)ですので、この時点で
「やはり擬人化は駄目か否か」を決めてくれるとありがたいです。

でも正直期待しない方がいいと思います。
そして月下とクラブの性格は思いっきり私好みに書いてますので…
うん、茨すぎてアレですが投下してみます

533 :聖  ◆uOv0XEul/s :2008/06/17(火) 21:03:35 ID:hR2OWQil
アッシュフォード学園の放課後の生徒会は、大抵僕とシャーリー、そしてニーナと会長が仕事をする。
ルルーシュとリヴァルはサボり、スザクは軍。
元々全員分で分けてあった仕事を三人抜きにしてやるのは少々辛い。
といってもサボるつもりはないので、ただひたすらもくもくと仕事をこなしていくだけになるのだが。


だが、なぜか今日に限っては全員が参加していた。
全員が揃うだなんて珍しいな、と思いつつはかどっていく仕事に頬を緩める。
やはり全員が揃うと…特にルルーシュが仕事をしてくれると楽だ。
もともとこういう作業が得意なルルーシュがいればいつもは僕に回ってくる分も半分ずつにへらせるし。
サボらなければいいのにと思うが、ルルーシュにも何か事情があってのことなんだろう。
とにかく、全員が揃っている今、出来ることは全てやってしまいたい。
そう思って回ってきた書類に目を通そうとして…

「ライ様!」
「主!」

バン!と勢いよく開かれた生徒会室のドアとそこから姿を現した二人の女性に、思いきり意識がそれてしまった。

534 :聖  ◆uOv0XEul/s :2008/06/17(火) 21:05:13 ID:hR2OWQil


「ああ、主!お探ししておりました!」
「月下も!月下もライ様を探しておりました!」

いきなり現れた二人の女性は、そういうなり僕に跪いた。
それは騎士が主に忠誠を誓う格好に酷似していて、慌てて僕は二人に声をかける。

「……あなた達は、誰ですか?」

『記憶の無い』僕はこの二人を知らない。
会ったことすらない、と断定出来る。
なぜなら二人は整った顔に青い髪、青い目という独特の色を持っていた。
目立つ髪に目の色、そして整った顔。
一度見れば、何かしら印象に残っているはずだ。

だが、僕には彼女達に会ったという記憶も、見たという記憶もない。
ならばこの二人は、記憶を無くす前の僕と何かしらの繋がりがあったと考えるべきなのだろうか…?

「ああ、いけない!自己紹介を忘れていました!私、月下です。ライ様のための、月下です!」
「クラブです、主のために戦う存在であります。」
「むっ、クラブ!」
「月下……っ!」

二人同時に僕に向かってそう言ったかと思うと、今度は二人して睨みあいをし始めた。
…どうやら、仲はよくないようだ。

535 :KOUSEI ◆tYEsc9pKQ2 :2008/06/17(火) 21:05:58 ID:TSiZJr3H
>>383
遅レスですが、私の名前があったので書き込みを。

結論。私は全く気にしません。人によって文の表現とか違うんで、

ストーリーが一緒でもそれは全く別の作品になると思います。

536 :聖  ◆uOv0XEul/s :2008/06/17(火) 21:06:51 ID:hR2OWQil
「ねえ、ライ、知り合い?」

ミレイさんが小声で僕に聞く。
僕はそれを「違います」と断言した。
生徒会の仕事は完全に中止だ、誰も彼もが僕とこの二人の女性に意識を向けてしまっている。

「(主を守るのは私の使命です、先行試作機は試作機らしくおとなしくしていてください)」
「(ランスロットの予備パーツや試作部品で作られたあなたが何を言いますか!)」
「(ランスロット?あんなもの、私を作り上げるきっかけにすぎませんよ)」
「(仮にも兄であるランスロットをそんな言い方…ライ様の傍には置けませんわ)」
「すまないが、」
「「はい、なんでしょう!?」」
「……僕は記憶を失ってしまっていて、貴方達のことを何一つ覚えていないんです…だから、」
「気になさらないで下さいライ様!月下はライ様のこと、ちゃんと覚えていますから。月下がちゃんと覚えていますから、大丈夫です。」
「主、私も主と交わした言葉、全て記憶しております。主が覚えていなくとも、私が覚えています、だから、いいのです。」

そう言って女性二人が微笑む。
いや、そう言われても納得が出来ないのだが…。

537 :聖  ◆uOv0XEul/s :2008/06/17(火) 21:08:03 ID:hR2OWQil
「あ、じゃあライ様は月下やクラブのこと、やっぱり覚えてないんですよね…」

やっぱり?
月下…という女性は僕が記憶喪失であると知っていたのだろうか?
落胆もなく、「やはり」という顔でこちらを見る月下、そしてクラブという女性に思わず眉間に皺を寄せる。

怪しい。正直に言えば怪しい。
ルルーシュの方を見てみれば、やはり彼もそう思っていたのか疑いの目で二人を見ている。

「それじゃあライ様、分からないことがあるならぜひとも聞いてください!」
「分からない、こと…」

再び視線を二人に戻す。
分からないこと、か……。
この状況全てが分からないことなのだが、とりあえず一番に聞きたいことを聞く。

「貴方たちは、僕の何なんです?」
「「忠実なる騎士です。」」

ふわり、と二人は微笑んだ。
裏であわせているわけでもないだろうに、声を揃えて。
そして、心底幸せそうに。


ああ、僕は記憶を無くす前は一体何をしていたんだ!?

538 :聖  ◆uOv0XEul/s :2008/06/17(火) 21:10:38 ID:hR2OWQil
と、とりあえず書き上げたところまでです。
ランスロットファンには土下座しなくては…。

うーん、これで異色なものが投下しやすくなるかといえば、
そうでもないかと思ってきた…

やはり擬人化はオリキャラになってしまうため
これ以上は投下しない方が正解、でしょうか。

539 :名無しくん、、、好きです。。。:2008/06/17(火) 21:11:57 ID:oP88oLFj
>>538
俺から二言ほど送らせてもらおう
GJだ! さぁ、早く続き!

540 :名無しくん、、、好きです。。。:2008/06/17(火) 21:13:10 ID:GdTl+s4/
>>538
悪くは無いかと思うけど……

まあ、最初に注意書きは必要では?

541 :KOUSEI ◆tYEsc9pKQ2 :2008/06/17(火) 21:16:32 ID:TSiZJr3H
聖氏。割り込み申し訳ありません……。

擬人化とは思い切った事をなさるw
あれですか、戦闘とかになると、AIみたいに補佐してくれるんですかw

542 :名無しくん、、、好きです。。。:2008/06/17(火) 21:18:44 ID:n6rjKI5f
>>538
GJ!
ちくしょう、かわいいじゃないか、クラブ、月下。擬人化、かなり良いです。

543 :名無しくん、、、好きです。。。:2008/06/17(火) 21:18:53 ID:MOV5P9J9
駄目だ、脳内で何か変なイメージしか・・・w

GJ!続き待ってます

544 :名無しくん、、、好きです。。。:2008/06/17(火) 21:19:34 ID:4iEMU+lf
初号機とかブラックサレナ擬人化を
読み漁ってたころを思い出した

545 :名無しくん、、、好きです。。。:2008/06/17(火) 21:21:55 ID:RDy2Eg3t
>>538
聖卿、面白かったです!GJ
自分としては面白くて好きです。

やはり全職人の作品に言えますが最初の注意書きは大事かと。

546 :名無しくん、、、好きです。。。:2008/06/17(火) 21:23:00 ID:9mTwn3sM
>>538
GJ。面白いと思う。続きを是非に。
擬人化もちゃんと注意書きがあれば、やっちゃっていいんじゃないか?

547 :保管庫の人:2008/06/17(火) 21:26:54 ID:72bDBBQN
面白かったので即保管!

548 :名無しくん、、、好きです。。。:2008/06/17(火) 21:33:36 ID:hR2OWQil
>>538です
う、受け入れてもらえたようでよかった…!
注意書きを必ず最初に入れながら、初の続き物として
書いていこうかと思います

開拓だ…!開拓が出来た…!

549 :名無しくん、、、好きです。。。:2008/06/17(火) 21:33:43 ID:jgvEVDIX
>>547 早えええええw 

550 :名無しくん、、、好きです。。。:2008/06/17(火) 21:39:27 ID:BnQl5tY7
…擬人化だと完全にオリキャラメインになるから正直勘弁してほしいんだが
嫌なら読むなとか言われそうだがこの流れで職人たちがばんばんオリキャラ出すのに抵抗が無くなるような状況にならないとも限らないし
多少の縛りは必要だろ

551 :名無しくん、、、好きです。。。:2008/06/17(火) 21:45:40 ID:UjBOQiLq
聖  ◆uOv0XEul/ssさん。良いです!GJです。
続き、非常に楽しみです!

552 :名無しくん、、、好きです。。。:2008/06/17(火) 21:48:32 ID:rPFb61u6
書いてる人の好みとか入るからね…>オリキャラ、擬人化
好きと嫌いの評価が物凄く分かれるジャンルだよね…


553 :名無しくん、、、好きです。。。:2008/06/17(火) 21:49:51 ID:xa5VqA3a
>>538
ランスロット擬人化はちびギアスが通過済みだっ!

554 :名無しくん、、、好きです。。。:2008/06/17(火) 21:51:39 ID:Yb/g6f22
>>550
KYキター

555 :名無しくん、、、好きです。。。:2008/06/17(火) 21:52:56 ID:n6rjKI5f
>>550
縛り付けなんていらないでしょう。職人様達の発想力の低下に繋がりかねない。

556 :空マメ ◆uGBxXcjQn2 :2008/06/17(火) 21:52:58 ID:RDy2Eg3t
皆様、空マメです。
今度こそ「狂王降臨」投下完了したいと思います。
ですので皆様!どうか、どうか支援を!!
協力なしでは出来ませんので何とぞお願いします。
それでは投下します。


557 :狂王降臨:2008/06/17(火) 21:53:47 ID:RDy2Eg3t
「ルルーシュ、カレン。いい加減離れたらどうだ?それとも…」
私は静かに屈み、ルルーシュのマントと服を片手で一緒に掴み、カレンの身体の下から引きずり出す。
不思議なことに重さは感じないが、所詮そのようなことは些末なことだ。
「私が離した方がいいのか?」
「ち、ちょっとまてライ!俺の話を聞け…!」
服を掴んだままルルーシュの身体を持ち上げ、立たせる。 そのまま腕を横に払い投げ捨てる。

ルルーシュが大きな被り物の頭にぶつかる。
全く…私が黙っていれば身体を離しもせずにそのままでいるとは…ルルーシュにゆっくりと近寄り、胸倉を掴み、顔を近づけさせる。
「我が友よ、私に何か言うことがあるなら聞いてやらんこともないぞ?どうした?何か言いたいことがあるのだろう?」
……何故この男は何も言わないんだ?この私、自らが聞いてやっているのに……、
なんだ、その眼は?それが仮にも友人を見る眼か?
……この下郎が…!そのような下賤の眼は、刃を突き立て抉り出し、十字に刻みを入れてから瓶詰にしてやろうか…?!
「沈黙は是と認める。これが最後の問いだ、私に何か言うことはないのか?」
左手をルルーシュの首に当てる。
……少しだけ待ってやろう。
何も言わないようなら、この細い首をへし折り、その身を窓から放り投げるだけだ。
ここは高いからな、その身体は熟れた果実のように潰れることだろう。
「……待て、ライ…さっきのは事故だ…俺が意図的にやったのではない。
偶発的な事故なんだ。」
「…やっと言葉を発したか…。私の眼を見ながら言うということは発言の信憑性を高めようとしているのか?
…だがな、ルルーシュ。貴様の眼に微かに嘘の色が入っているのは、何故だ?」
ルルーシュに触れている手が、喉が上下したのを伝えてくる。
「…事実は分からんが、貴様の言の葉を信ずるなら恐らくそうなんであろうな?
しかし、C.C.が告げたことが真実なのかも知れん。何よりルルーシュ、私に僅かでも嘘をついたのは何故だ?
…貴様は、この私を見下しているのか? 一度ならずも二度までも手を出そうとするとは節操の欠片もないのか貴様は……」


558 :名無しくん、、、好きです。。。:2008/06/17(火) 21:54:22 ID:jPXqRKo/
待ってましたの支援

559 :名無しくん、、、好きです。。。:2008/06/17(火) 21:54:56 ID:n6rjKI5f
支援!支援!

560 :狂王降臨:2008/06/17(火) 21:55:15 ID:RDy2Eg3t
「違う、俺は………!」
(くっ!何を言っても無駄なのか?!…決して俺はお前に嘘なぞついていない、ぞ?
…待てよ、まさか『もう少しで唇に触れたのに、おしかったな』などという微かな心の願望を読み取ったのか?!
なんだその能力は?! お前のギアスは俺と同じ『絶対遵守』ではなかったのか?!
読心術でも習得してるのかお前は!…確かに少しだけ思ったが、
だからといってこの状況はなんなんだ?また俺は首に湿布を貼る羽目になるのか?
…いや、このままでは、今回は貼る必要はなくなるかもしれんな……
ライの目が冷え切っていやがる……、この眼は…最悪の選択肢の到達点だ…
この事態を解決するのに最も有効なのはギアスを使うことだが、それは俺のプライドが許さない。
次に有効なのは不本意ながらC.C.に助力を求めることだが、あの魔女め、最悪の事態になるまで我関せずを貫く気か!
…俺が助かる道は……、! 一つだけあるかも知れない!
…だが果たして俺の身体が保つかどうか…それに保っている間に助けが来なければ終わりだ…
第一ライの殺気に打ち勝てるかどうかも疑問だが、現状ではこれが最善だな…)

「?もう何も言わないのか?…ではもう用はない、消えろ」
首に当てた手に力を込め、片手でルルーシュ身体を床から離し、つま先立ちの状態にする。
人差し指と親指の付け根で頸動脈を掴むように潰す。
「がっ…!、ライ…お前、本気で俺を……!」
「本気?ああ、至極本気だ。私にとって他人の命なぞ、そこに散らばる紙と同じ、有象無象の集まりだ。
この世界で私にとって大切だった命はただ二つのみ…」
ルルーシュが足をバタつかせ、もがき始めた。 両手を使い、首を締めている手を外そうとする。
まだ余力はあるようだな、しかしその程度では外すことは叶わぬ。
「ぐ……、ぁ…、…う…」
心に波がたつ、波紋を広げるように全体にゆっくりと、だが確実に広がっていく。
波紋が何かを訴えるが、意識でそれを抑え込む。
心がざわつくが、もう少しでこの煩わしさも消えるだろう。

561 :狂王降臨:2008/06/17(火) 21:56:11 ID:RDy2Eg3t
「ライ!ルルーシュを離しなさい!」

先程まで床で茫然自失としていたカレンが、いつのにか立ち上がり、ライ向かう。
そしてルルーシュにかけられている手を力ずくで外そうとする。
その動作がこの上なく疎ましく思え、ライは頭に一瞬にして血が昇った。


「……この、私の邪魔をするなぁ!!」
ルルーシュの体を離し、腕に絡みつくカレンを振り払う。
しかし尚もカレンはルルーシュを守ろうと前に立つ。

…ダメ!ライは今ルルーシュを本気で殺そうとした…!そんなの絶対ダメ!ルルーシュは『ゼロ』なのよ?!
この黒の騎士団に必要不可欠な存在なのに…それを目の前で殺そうとするなら私は親衛隊の隊長として止めなきゃ!
「ライ、あなたいったい何考えてるのよ!いきなり口調変わっちゃうし、ルルーシュを殺そうとするしホントにどうしちゃったの?!
事故とは言え、私とルルーシュのあんな姿見ちゃったんだから怒るのは無理もないけど、いくらなんでもやりすぎよ!」
……私の前に立つこの人はだれ?こんなの私の知ってるライじゃない!ライの瞳はこんな氷の様な瞳じゃない!
ライは力で人を黙らせるような人じゃない! こんな人、絶対にライじゃないわ!
…私がルルーシュを守らなきゃ!じゃないと私たち日本人の未来が消えちゃう…
ライが望んだ優しい世界を壊す訳にはいかない!

カレンが腰を落として飛びかかれる体勢を作る。
ライの前に立つカレンが何かを覚悟したような顔をした。


562 :名無しくん、、、好きです。。。:2008/06/17(火) 21:56:14 ID:mBWXo7hL
支援

563 :狂王降臨:2008/06/17(火) 21:56:53 ID:RDy2Eg3t
激昂した感情が、肉体に伝わる。 全身の血が沸騰するかのようにたぎってくる。
…誰だこの女は? 何故私の邪魔をする?!

機械のような無機質な感情が怒りに染まった。

「私の前に立つな、女がぁ!」
右手を左耳の辺りまで振り上げ、手刀がカレンのこめかみを打ち据える正にその時。

「ライ!!!」

「!!」
鋭い一喝C.C.から飛び、その瞬間『僕』は正気を取り戻した。
カレンの赤い髪が風圧で揺れる、僕の右手はカレンのこめかみに寸止めで止まっていた。


564 :名無しくん、、、好きです。。。:2008/06/17(火) 21:57:15 ID:mBWXo7hL
支援

565 :狂王降臨:2008/06/17(火) 21:57:54 ID:RDy2Eg3t
あと一瞬、C.C.の声が聞こえるのが遅ければ、僕は自らの手で愛しい人を傷つけてしまう所だった…
…いや、もう傷つけてしまっている… もしかしたらずっと残るほどの酷い傷を。
カレンは怯えた表情で目を閉じている、ルルーシュは首をおさえ、肺に久しく酸素を入れた為かせき込んでいる。
…僕は二人に危害を加えてしまった…しかも命に関わる程に……!
意識はあった、『私』と言っている時も意識はあった。
…でも、それだけ、意識があっただけで僕は何も出来なかった。
怒りを、自分を、抑えることが出来なかった…、抑えるという考えすら存在しなかった…。
「…ライ?」
強張った表情で目を開けたカレンが、僕を見つめる。
不意に、自然と右手がカレンに伸びた。
「……っ」
カレンが避けるように首を動かし、身体をのけ反らせる。
伸ばしかけた手は行く当てを失い、指が微かに震え、数瞬空をさ迷い、脇にすとんと落ちた。
「………カレン、ごめんな。 ルルーシュ、すまなかった…」
この場にいることが居たたまれず、扉に身体を向ける。 椅子から立ち上がっているC.C.の横をすぎる。
「…C.C.…ありがとう」
「ああ…」
それだけ言うと僕は扉から廊下を走った、全速力でその場から逃げだした。


566 :狂王降臨:2008/06/17(火) 21:58:43 ID:RDy2Eg3t
「…ライ!待って!」
カレンが走り去ったライを追いかけようとする。
「……追うな。」
C.C.が扉から駆け出しそうなカレンの腕を掴み、それを止める。
「離して!私、彼を追わなきゃ! C.C.あなたライが心配じゃないの?!
今まであんな風に誰かを傷つけるようなこと一回もしたことがないのよ?! あの態度だって!
…それにまだちゃんと説明もしてないのに…ちゃんと説明すれば笑って済むことじゃない!」
C.C.はカレンの腕を離さずに、諭すようにカレンに言う。
「…今行っても、あいつの傷を広げるだけだ。それにお前もさらに傷つく、やめておけ…」
「でも……!」
カレンがその場で逡巡するが、やがて諦めた。
自分が今、彼のそばに居ても何も出来ない、C.C.の言った通りの事態になることは容易く想像出来たから。

苦痛から解放されたルルーシュが立ち上がり、二人を見つめ、ライが出て行った扉を見る。

俺の考えた最後の望み通り、カレンのおかげでこの難を逃れることが出来た。
本当なら、俺もライをすぐにでも追い掛けたかった……だが、ライの心境を考慮して追うことはしなかった。
不可抗力で起こった何でもないようなことが、笑いごとで終わるようなことがどこかでねじれ、
ライの『何か』を蘇らせ、こんなことになってしまった。
誰が悪い訳でもなく、何かが悪かった訳でもない。 ただ、小さなずれが、大きな亀裂の元になっただけだ。
そのきっかけは恐らく俺とカレンの様子からだろう……
あいつの頭が怒りで覆われた時に、最も怒りに近い『何か』がそこから這い上がってきたようだった。
……ライ…、あれがお前が話してくれたお前の過去の姿なのか?
その身を狂気に染め上げてでも『二人』のために生きなければならなかったんだな……

ライが作って来てくれた書類。破り捨てられ、床に散らばったそれをカレンが拾おうとした時、神楽耶から通信が入ってきた。


-END-

567 :空マメ ◆uGBxXcjQn2 :2008/06/17(火) 22:01:35 ID:RDy2Eg3t
以上で終わります。

恐らく続きを書くと思います。
支援して下さった方々、本当にありがとうございます!
待たせてしまった方々、本当に申し訳ありませんでしたorz

一言でもいいので感想、ダメだし全力で待ってます。

568 :名無しくん、、、好きです。。。:2008/06/17(火) 22:04:39 ID:z1GzyaGN
>>567
ギャグかと思いきやなんという鬱展開・・・!
続き待ってます!ライを救ってあげてー

569 :名無しくん、、、好きです。。。:2008/06/17(火) 22:07:50 ID:cojgqgsU
>>567
おそらくなどとおっしゃらず、是非続きを!
このままでは生殺しでございます……っ!

570 :名無しくん、、、好きです。。。:2008/06/17(火) 22:08:08 ID:92v6mBWV
>>567
ギャ・・・ギャグからシリアスに・・・
GJです!続きが気になってしょうがないw


571 :名無しくん、、、好きです。。。:2008/06/17(火) 22:08:51 ID:oP88oLFj
>>567
うーむ、てっきりギャグかと思ってたんだがガチでシリアスとは…
この後の展開が実に気になる。GJ!

572 :名無しくん、、、好きです。。。:2008/06/17(火) 22:09:27 ID:mqZ0EwQO
ギャグだと思ってたのにまさかのシリアス展開!!
なにはともあれGJですっ!
そしてこの後の展開はっ!?これこそ生殺しっ!カレン頑張れー!
あとC.Cはやりすぎだったと反省しときなさい

573 :名無しくん、、、好きです。。。:2008/06/17(火) 22:14:55 ID:jPXqRKo/
>>567
GJ!狂王ライが良いなー。
しかしライの為にもフォローが欲しいかも…誰かライを救ってあげて!

それと、523の件でメール送ったら保管庫の人の対応の早さに吹いた。
本当に乙です。

574 :名無しくん、、、好きです。。。:2008/06/17(火) 22:18:45 ID:FxcrPfeQ
>>567
GJです!
最初はギャグっぽくニヤニヤしていたがまさかの鬱展開とは。
狂王全開のライがまたいい味出してますね。
果たして続きはどうなるのやら……。
頑張ってください!

575 :名無しくん、、、好きです。。。:2008/06/17(火) 22:33:58 ID:mzdap1/n
>>548
GJ!ニコ動とかでKMF擬人化見てきた自分とすれば全然違和感ないw
キャラ付けはオリジナルになっちゃうかもしれんが全て完全オリジナルってわけでもないし
擬人化は数限られてる気がするから注意書き書いとけば今後も大丈夫じゃないか?
カレンも本編で紅蓮を物扱いしてなかったし…
>>567
いくらなんでもこんなくだらないすれ違いで終わりは嫌だぁああw
マジで続きお願いします

576 :名無しくん、、、好きです。。。:2008/06/17(火) 22:48:11 ID:b5V6xZvp
>>567
ちょ、続きめっちゃ気になる…!続編楽しみにしてます!


ところで流れ切ってすまないが勢いで書いてしまったライ×モニカを投稿してもよいでしょうか…?

577 :名無しくん、、、好きです。。。:2008/06/17(火) 22:49:34 ID:b5V6xZvp
>>567
ちょ、続きめっちゃ気になる…!続編楽しみにしてます!


ところで流れ切ってすまないが勢いで書いてしまったライ×モニカを投稿させていただきます。

578 :名無しくん、、、好きです。。。:2008/06/17(火) 22:49:51 ID:RDy2Eg3t
ここはSSの庭ですから、もちろんどうぞ

モニカですか?初じゃないですか?

579 :いこ:2008/06/17(火) 22:53:38 ID:b5V6xZvp
>>577です。
トゥエルブもといモニカがアニメにちゃんと出る前なので口調やらなんやら違うかもしれません。


皇帝に任務の報告を終え自室に戻る途中、夕日が差し込む廊下で突然ぐい、と後ろに引っ張られる感覚がしてライは後ろを振り返る。
少々不機嫌だったライは振り返って自分の以前より伸びた髪を引っ張った人を確認すると先ほどの不機嫌さをどこかに飛ばし、嬉しそうな笑みを溢した。

「クルシェフスキー卿」
「うふふ、お疲れ様」


オレンジがかかった金髪の少女、モニカ・クルシェフスキーはにっこりと笑った。
モニカはライの髪から手を放してライの横に立って一緒に歩き始めた。

580 :名無しくん、、、好きです。。。:2008/06/17(火) 22:54:06 ID:2qSrbLoQ
さて、ここからどうやってハッピーエンド(そうなる事は微塵も疑わない)になるのか
楽しみです。



正直ライの立場になっていたら、俺もそうしたかもしれない
えーえ!どうせ俺は心の狭い嫉妬深い男ですよ!!!←(現実に似たようなことがあった愚者)

581 :名無しくん、、、好きです。。。:2008/06/17(火) 22:55:15 ID:BnQl5tY7
ここの住人のほとんどはオリキャラに抵抗ないね
まあライ自体オリキャラみたいなもんだし
でもオリキャラを出すときは考えて欲しいのです
ライのような設定だけみたら厨二乙なキャラがなぜ広く受け入れられているのかを

その変の夢小説のキャラみたいに原作キャラヘイトとか原作キャラ押し退けて大活躍!!とかしなければ
どんなオリキャラでも言うことなし


582 :いこ:2008/06/17(火) 22:55:27 ID:b5V6xZvp
「クルシェフスキー卿は…」
「仕事は終わっているでしょ?」

だから名前で呼んで、とモニカはライの唇に人差し指を当てる。
恋人の甘い行動にライは思わず抱きしめたくなる衝動にかかれるがここは王宮。とりあえず自室までは我慢しよう、とライは思った。

「わかったよモニカ」
「はい、よくできました」
「そういえばモニカはどうしたんだ?今日は任務入ってないだろ?」

ならば王宮にくる必要はないはずだ。皇帝になにか用事でもあれば話は別であるが。

「あら、恋人を迎えに来たじゃ満足できない?」

583 :いこ:2008/06/17(火) 22:57:42 ID:b5V6xZvp
普通の女性であればそれで納得するかもしれないが、モニカがわざわざ自分を迎えに来るためだけに王宮までやってくるとは考えられなかった。
前髪がまゆげにかかっているせいで彼女の考えがいちいち掴めない。
もっとも、それは今更であるしそんな不思議な雰囲気を持つ彼女にライは惹かれたのも事実であるが。
ライはモニカがここに来る理由をいくつか考えたが結局納得のいく答えは思い付かず肩を竦めた。

「そういうことにしておくよ」
「あら酷い」

くすくす、と上品に笑う彼女にライもつられて笑ってしまった。
そして、夕日によってできた二人の影が廊下で重なった。

584 :いこ:2008/06/17(火) 22:59:35 ID:b5V6xZvp
以上にて終了です。
読んでくださった皆様ありがとうございました。

LC2ではぜひモニカも攻略させてほしい。

585 :名無しくん、、、好きです。。。:2008/06/17(火) 23:03:45 ID:mzdap1/n
すまんがモニカって誰かな。本編とかで出てきたっけ?出てきてたならスマン。
バレ要素も含むであろう雑誌は全部買ってるけど、じっくり読む暇なくて…

もしバレがあるならば、注意書きを書いていただければ後からでも楽しめそうだが
その辺、次スレではテンプレにも入れてもらいたいな

586 :名無しくん、、、好きです。。。:2008/06/17(火) 23:06:13 ID:z1GzyaGN
>>548
GJ!新鮮な組み合わせだ

>>581
言いたいことは理解できるし、喧嘩売るつもりもないけど、
流石にKY。そこまで不快だったのかい?

587 :保管庫の人:2008/06/17(火) 23:06:50 ID:72bDBBQN
>>585 ラウンズの12の本名らしいですよ

588 :名無しくん、、、好きです。。。:2008/06/17(火) 23:14:38 ID:TYgv0Ko5
1はビスマルク10がルキアーノだとかどっかで見たような気が・・・
何処で見たかは記憶に無いが私のSSネタ帳に書いてあったw

589 :名無しくん、、、好きです。。。:2008/06/17(火) 23:20:47 ID:y51YYzgl
>>588
バレスレか雑誌だと思われます。
確ラウンズの11が欠番になっているという話も出ていた

590 :名無しくん、、、好きです。。。:2008/06/17(火) 23:21:03 ID:cojgqgsU
オリキャラに賛否両論でるのは仕方がないかと思う
擬人化は別の方向に夢が広がって(ランスとクラブ姉妹で主様自慢対決とか
藤堂機は絶対ツインテールだ!とか猫耳黒トトロは体が大きいのがコンプレックスとか)危ういのは確かだし、
未登場ラウンズだって現時点ではある意味オリキャラだと思うよ

苦手なものは人それぞれだし、デリケートではあるけど、幅広い作品を求める為にも
なるべく許容していった方がいいと思うな
もちろん、注意書は必須でだけど

591 :蒼い鴉 ◆F.9o83kBbA :2008/06/17(火) 23:22:30 ID:wcpiABzS
ほのぼのして良いですね〜GJ!!

592 :580:2008/06/17(火) 23:22:31 ID:2qSrbLoQ
割り込みすみませんでした

593 :いこ:2008/06/17(火) 23:24:52 ID:b5V6xZvp
>>585、590
ネタバレすみませんでした!
今度から注意します。

594 :名無しくん、、、好きです。。。:2008/06/17(火) 23:32:58 ID:mzdap1/n
>>593
いえ、キャラスレでもいくつかでは本編で放送してなくても
正規の雑誌発売日以降はバレ解禁のところもあるようですし
今までこのスレでも明確にルールが決まっていなかったと思うのでお気になさらずに。

ただ自分個人の提案ですが、もしよければ今後は投下時に
ゲーム自体や本編放送前のネタバレ情報がある旨だけ冒頭で書いていただければと。
職人方、そして次スレを立てる方、ご検討願います。

595 :名無しくん、、、好きです。。。:2008/06/17(火) 23:43:21 ID:2dbxBTlp
職人様方の素敵なSSを拝見して自分も一念発起してみました。
ルルーシュ視点の8話から9話の間の話で
原作一期25話の会話を流用しています。


596 :595:2008/06/17(火) 23:45:31 ID:2dbxBTlp
あれは、朱禁城・迎賓館へカレンと共に
天子とオデュッセウスの婚約披露となる迎賓館を下見しに行った時だ。
「ルルーシュ、背後から付けられているわ。」
「何・・・?」
「振り返らないで、気づかれるわ。」
振り向こうとする俺を小声で静止して、カレンは続けた。
「人数は?」
「おそらく一人ね、監視のつもりかしら、さっきから私たちと一定の距離を保っている。
…中華連邦の情報局員かも、ゼロの行動が勘付かれたのかしら?」
ゼロ個人を特定できる要素は中華連邦にはない。ならば外国人である俺たちの監視か?
ブリタニアに歩み寄りを見せている現状、不当な逮捕などは受けないはずだが。
「いや・・・恐らく違うだろう。だが、不要な詮索を受ける筋合いも無い。そこから裏通りに入るぞ。」
「えぇ」
足早に表通りから一本裏の道に入る、この道は基本一本道で街の外に向かっている。
さて、監視者はこの誘いに乗るだろうか。
相手がしかけてくるシチュエーションは用意したが。
「それから、扇と玉城に連絡を、退路を塞いでヤツから情報を得たい。」
「わかったわ、相手がただのチンピラだった場合は?」
「その場合はカレンに譲るさ、肉体労働は俺のジャンルではないからな。」
「なんかその言い方、ひっかかるわね・・・」
カレンが携帯を取り出そうとして、俺のほうを見る。
「連絡を取りたいから、壁になってくれないかしら?」
「あぁ・・・だが、もっと効果的な方法がある。」
そういってカレンの隣に並び、肩を抱き寄せる。


597 :595:2008/06/17(火) 23:46:42 ID:2dbxBTlp
「ちょ・・・ル・・・」
「静かにカレン、こうすれば君が携帯を取り出したとしても向こうからは見えない、
それにこうしたカップルの歩みが遅くとも不自然ではない。
つまり、携帯を操作しながら歩く条件はクリアされたろ?」
「それは・・・そう、だけど。扇さんと玉城を呼び出す間だけだからね、
終わったらすぐ離れてよね!!」
と顔を真っ赤にして小声で怒鳴られた、器用な女だ。
「・・・ライにだってまだしてもらったことないのに・・・」
よく聞こえなかったが、独り言か何かだろう。
しかし、カレンの肩を抱いたあたりで、背後からの視線に殺気が混じってきた気がする。
ならばこちらから先に仕掛けるか、いや仕掛けるにしてもここでは表通りに近すぎる、
表通りに逃げられてはこちらが圧倒的に不利、敵対行動がばれるのも問題だ。
リスクはあるが、このまま進むのが得策か。
そう思い前に進もうとして・・・石ころにつまづいた。
「ほぁっ!?」
「えぇっ、ちょっと!?」
咄嗟に俺はカレン抱き止めて倒れる、俺にしては素晴らしい反応速度だった。
やれる、俺だってやれるじゃないか、ライ・・・お前の大切な人は俺が守ったぞ!!
そう、カレンの顔が俺の目の前にあること以外は・・・。


598 :595:2008/06/17(火) 23:47:24 ID:2dbxBTlp
「・・・」
「・・・」

俺とカレンはお互い、何が起こったのかわからない顔をしていた。

ええぃ、なんだあのトラップは監視者の時間稼ぎか!?
俺がこの道に入ることすら予想していたのか?
目的はなんだ、俺の暗殺か。
いや、転倒した俺を確保して捕虜という線もあるが、
いずれにせよ自分の身の安全の確保をしてからだな。
とりあえず、落ち着くためにも現状を把握しなければ。
まず、カレンを巻き込んで俺は転倒した。
カレンの顔が間近にあり、唇には柔らかい感触がある。
あぁ、この感触は覚えているぞ、これは記憶を取り戻すときC.C.と・・・
そこまで思い至り、押し倒している状態から跳ね起きる。
「だ、大丈夫か、カレン・・・?」
未だ倒れているカレンに手を差し伸べる。
いくら会長に朴念仁ズと呼ばれていた俺でも、
今のカレンに謝罪と釈明が必要だとは理解している。
「その、すまなかった。」
具体的に何がとは地雷を踏むような気がしたので言わない。
カレンも上半身を起こし、放心した表情で俺の顔を見ている・・・主に唇を。
「だいじょぶ、ころんだだけ、へいき」
「え、あ、そ、そうか、そうだな。」
これはかなり重症だなと思ったとき、
後方にぞっとするような気配を感じた。

599 :595:2008/06/17(火) 23:48:05 ID:2dbxBTlp
「こちらを向け、ゆっくりと。」
少し離れた位置から男の声が聞こえてきた。
この事態に対処すべくカレンに視線を向けてみるが
カレンは未だ茫然自失といった具合で、現状に対処できるようには見えない。
ただ、視線はこちらではなく声をかけてきた男のほうに向いていた。
えぇい、こんなときに・・・!
「聞こえなかったのかルルーシュ、こちらを向くんだ、ゆっくりと。」
「な・・・!!」
何故俺の名前を、奴はいったい・・・それにしてもこの状況どこかで・・・?
振り返った先にはフードをかぶり、仮面をつけた人間が立っていた。
「・・・君に聞きたいことがあるんだ。」
そう言って男はレコーダーを取り出すと俺達の前に向けた。
「だったら、俺を慰めろ・・・女ならできることもあるだろう?」
そこで再生を切り、レコーダーをしまう。
なっ・・・あれをどこで!?いや、今はそれよりも眼前の男がもしヤツならば・・・まずい!!
「ルルーシュ・・・女性ならできる慰め方とはなんだ、腕立て伏せか、遠吠えか?」
仮面の男が嘲笑った、こちらの真意を知っている上での挑発だ。
「ち、違う、あれは一時の気の迷いで・・・!!」
「便利な言葉だな、気の迷いとは。」
「なっ・・・」
仮面の男はそう吐き捨てる。
「自らも被害者だと逃れ、責任は全て他者になすりつける、
童貞にして卑劣、それがお前の本質か?」
「おま、童貞は関係ないだろ!?」
「ルルーシュ、それにカレン、君にも立ち会う権利がある。」
俺の言い分を無視して男はフードを外した。


600 :名無しくん、、、好きです。。。:2008/06/17(火) 23:49:20 ID:z1GzyaGN
支援

601 :595:2008/06/17(火) 23:51:26 ID:2dbxBTlp
ひとまずここまでです。
初めてのSS挑戦なので拙い部分が目立つかと思います。
ご指摘、ご要望、感想を遠慮なくどうぞ〜
それを糧に精進していきたいと思います。
あとネタがかぶっていてごめんなさい・・・

602 :名無しくん、、、好きです。。。:2008/06/17(火) 23:56:08 ID:b5V6xZvp
>>601
続きが最高に気になる…!

603 :名無しくん、、、好きです。。。:2008/06/17(火) 23:56:12 ID:z0Y8XPzP
ちょっと気になったんだけど、カレンとキスしちゃってるの?
幾らカレンと二人きりといっても、ルルが外で仮面を外すとは思えないんだけど

604 :名無しくん、、、好きです。。。:2008/06/18(水) 00:01:58 ID:NPu+PCGx
>>601
つ、続きは!?続きはっ!?
連日生殺しのスレだなここは……
あと童貞にして卑劣噴いたwww

ライが仮面…一体どんな経緯で……?


605 :名無しくん、、、好きです。。。:2008/06/18(水) 00:05:29 ID:EiHy/XPh
>>601
生殺しばっかですね!(褒め言葉?)
続きが気になる…w
とりあえずルルーシュに対して黙祷を捧げておこう…w

ライ、キャラ変ってるぞ(汗)

606 :名無しくん、、、好きです。。。:2008/06/18(水) 00:07:14 ID:03PABwyf
>>604
童貞じゃしょうがないなw

607 :名無しくん、、、好きです。。。:2008/06/18(水) 00:15:08 ID:mHV56D8G
>>601
おもろいなぁw GJ!
「童貞にして卑劣、それがお前の本質か?」 最高ですw
ここだけとったらただの変態みたいですが…

あと「狂王降臨」の続き書こうと思います。
うつな展開になるかと思うのでご容赦を。by空マメ

608 :名無しくん、、、好きです。。。:2008/06/18(水) 00:19:11 ID:03PABwyf
>>607
たいしたチェリーボーイだぜw

609 :名無しくん、、、好きです。。。:2008/06/18(水) 00:24:54 ID:6zOrMkVA
>>607
それでは支援を……早いかな?

610 :名無しくん、、、好きです。。。:2008/06/18(水) 00:35:02 ID:noItu8dO
>>603氏 仰るとおりで・・・(汗
自分の目で確認したいと思ったルルーシュが、
百万人日本人がいれば黒髪の自分ひとり混ざったってばれないだろ。
くらいのうっかりを発揮したと思ってください・・・。

それと肝心なことが抜けてました。
この話は一応ライ×カレンです。
タイトルは「ライ」です。
重ね重ね申し訳ありません・・・595でした。

611 :名無しくん、、、好きです。。。:2008/06/18(水) 00:50:03 ID:SMKEPxB9
金もらって書いてるプロでも賛否両論あるんだから
皆さんそこまでかしこまる必要はないと思うが…甘いのかな。

読み手としては、初投下でもなんでも変かな?と思う所は指摘するけど
それでもまためげずに、より良い物をという意欲で書いてくれると嬉しいです。

612 :名無しくん、、、好きです。。。:2008/06/18(水) 01:01:56 ID:f2vQPG4M
すばらしき、職人の方々を見て、自分も初めてSSを書いてみました。

書いたのはライ×カレンですが、かっこいいライや狂王ライではなく、
ちょっとヘタレなライを書いてみようかと思いました。

誤字脱字やキャラの性格が違うかもしれませんが多めに見て頂くと
うれしいです。

613 :ポタラ:2008/06/18(水) 01:03:56 ID:f2vQPG4M
ドッキリが分からない子


「はぁ・・・」

アッシュフォード学園、生徒会室。
いかにも悩みがありますといったため息を聞き、生徒会長ミレイ・アッシュフォードの
勘にピピピーンっと何かきたようだ。
「カレン、どうしたの? もしかして恋のお悩みかなぁ?」

「えっ!?なっ・・・か、会長・・い、いきなりなんで・・?」
「う〜ん。なんでだろうね〜」
と言いながら、いたずらっぽく笑うミレイ。

「なんで?」と言われても、カレンの大体の行動を見ていれば、カレンが今悩んでいる
ことなど分かることだ。
それはミレイだけでなく、ルルーシュもスザクもシャーリーもニーナもリヴァルもナナリーも
ここにいる生徒会メンバーは全員分かっている。カレンが「誰のことが好きなのか」を。



614 :ポタラ:2008/06/18(水) 01:05:22 ID:f2vQPG4M
「べ、別に私は恋の悩みなんて・・」
「ライ」
「!!!」
その言葉を聞いてカレンの頬が少し赤らむ。

「やはり、ライか」
まるで、一般常識みたいに言うルルーシュ
「やっぱり、ライのことなんだね!」
自分の考えが合っていたことに、子供のように喜ぶスザク
「ライ君・・の事だよね・・」
と、パソコンをいじりながらニーナ
「やっぱ、ライのことか〜〜」
分かりきっていながらも、ニヤニヤしてしまうリヴァル
「お弁当、ライ君に作ってきてるよね。よく」
なぜか語尾を強めるように言うシャーリー
「ライさん、かっこいいですから」
と、素直に言うナナリー。(ルルーシュの眉がピクッと動いた気がした)


カレンの顔は、すでに紅蓮と変わらないくらい真っ赤になっていた。
「で、カレン〜。どうなの?彼のことじゃなきゃ素直に謝るけど〜」
勝ち誇った様にいうミレイに、カレンはついに白状した


「・・・・はい。・・えと・・・その彼の事・・・です」



615 :ポタラ:2008/06/18(水) 01:08:09 ID:f2vQPG4M
この瞬間!
生徒会室は租界全体に広がるほどの熱気に包まれたと言っても、過言ではなかっただろう。

ミレイとシャーリーは、キャーキャー騒ぎ。リヴァルは口笛。
ニーナは少し顔を赤くし、スザクとナナリーはなぜか拍手。
ルルーシュでさえ、興味のないふりをしていても口元が笑っていた。


さて、ここからが本題だろう。
カレンが悩んでいること、それはライのことであるのは分かりきっている。
なぜ、悩んでいるか。
それは、彼が「幻の美形」と言われていることから分かるが、めちゃくちゃモテるのだ。
その幅は、尋常じゃなく広い。
彼を思う人は、カレン親衛隊をはるかに上回るだろう。
しかも、当の本人は天然+根っからの優しいところから、支持率は全く落ちる気配がない

確かに、カレンもアッシュフォード学園ではトップクラスの美女と言える。
しかし、カレン以外にも可愛いと呼ばれる女子はたくさんいる。




616 :ポタラ:2008/06/18(水) 01:09:02 ID:f2vQPG4M
「そういう子に、私の愛しいライがとられちゃう!ってことね。カレンも可愛いとかあるじゃない!」
「か、可愛いって・・会長!からかわないでください!」
「そういうところが、可愛いんだなぁ〜」
「でも、会長。可愛いカレンのことは置いといて、このままだと本当に彼、他の子にとられちゃいますよ」
「う〜ん・・・確かにシャーリーの言うとおり。そうねぇ・・。じゃあ、ライがカレンのことをどれだけ思ってるか、調査してみますか!」
「お!会長〜。またなんか思いついたんですか?」
「会長。面倒事になりそうなんで俺は・・」
「ルルーシュ〜。あんたには、しっかり重要な役があるから安心して♪」
「なっ!」
「ミレイちゃん、一体何を?」

「フフ・・・ここは、一発ドッキリでしょっ!」




617 :名無しくん、、、好きです。。。:2008/06/18(水) 01:09:45 ID:mHV56D8G
支援

618 :名無しくん、、、好きです。。。:2008/06/18(水) 01:13:13 ID:OKK58NEm
支援

619 :ポタラ:2008/06/18(水) 01:14:41 ID:f2vQPG4M
以上です。
ヘタレなライまで書けませんでしたorz

なるべく、はやく続きを書けるよう努力します。
お付き合い頂きありがとうございました!

620 :名無しくん、、、好きです。。。:2008/06/18(水) 01:20:04 ID:3wKWgn+a
>>619
GJ!!
カレンかわいいよカレン

しかし最近本当にじらし上手がたくさんいて困るw

621 :名無しくん、、、好きです。。。:2008/06/18(水) 01:25:57 ID:EiHy/XPh
>>619
GJですっ!
生殺しという名のじらし上手が多いですねこの頃w
ルルーシュ、反応早いなおい>ナナリーの発言
お茶を飲みながら青春だなぁー、としみじみと思っちゃいましたw
カレンかわいい…!

622 :名無しくん、、、好きです。。。:2008/06/18(水) 01:36:35 ID:mHV56D8G
カレンが乙女でかわいいw
そんな子に好かれるなんて、あの一級建築士めっ!w
ヘタレなライを首を長くして待ってます。

623 :名無しくん、、、好きです。。。:2008/06/18(水) 03:06:50 ID:dzxKA5o3
>>619GJです

初めてということですから慣れていないせいかと思いますが、セリフのみで進行している部分が
多少気になりましたが、そのセリフにキャラらしさが良く出ているので
素直に読めました
地の文も適宜入ればより素晴らしいSSになると思うので、少しずつ検討してみてくださると嬉しいです

624 :名無しくん、、、好きです。。。:2008/06/18(水) 05:20:21 ID:clAXJAFT
>>619
よかったです
ミレイさんが生き生きしてるw

自分も感化されて書いたんだけど…
落としていいのかな?
誰かいる?

625 :名無しくん、、、好きです。。。:2008/06/18(水) 05:53:50 ID:OKK58NEm
>>619
キャラの会話が脳内再生されるw
続き楽しみにしてます
>>624
おはようございました

626 :名無しくん、、、好きです。。。:2008/06/18(水) 06:40:14 ID:clAXJAFT
>>625
おはようございました

ライ×スザでスザク視点ライ少なめなんだがいいかな
できれば九時までに反応を

627 :名無しくん、、、好きです。。。:2008/06/18(水) 07:00:37 ID:NPu+PCGx
度合いにもよるけど基本的にアウトじゃないかな?


628 :名無しくん、、、好きです。。。:2008/06/18(水) 07:04:42 ID:ujJ1RjZe
ライ×スザてのがBLなら難しいかと。
過去このスレでBLは勘弁、て話出てたし。


629 :名無しくん、、、好きです。。。:2008/06/18(水) 07:04:54 ID:clAXJAFT
度合いは〜悪すぎる…
やっぱライ主役じゃないとだめだな
直してまたいつか来ます


630 :名無しくん、、、好きです。。。:2008/06/18(水) 08:14:37 ID:N41fKpr8
BLじゃなきゃいいのでは?
シャーリー視点とかカレン視点とかいろいろあるし
ただBLだけは板的にもアウアウ

631 :名無しくん、、、好きです。。。:2008/06/18(水) 08:40:11 ID:v1+sUIyR
>>629
ライが主役じゃなきゃ駄目なのではなく、BLが駄目なんですよ。
BLでなければ貴方の投下しようとしてる作品も大丈夫。

632 :名無しくん、、、好きです。。。:2008/06/18(水) 08:40:20 ID:vU78wLbs
BLはただでさえサイトで多いのにここにまで落とすのは嫌だな。

633 :名無しくん、、、好きです。。。:2008/06/18(水) 08:57:19 ID:clAXJAFT
BLではないですけど…いいの?

634 :名無しくん、、、好きです。。。:2008/06/18(水) 09:00:45 ID:UzYjQn2j
>>633
ここで揉める要素てのはオリキャラとかBLなので、
それを回避できてるのなら多分大丈夫なんじゃないかと。

635 :633:2008/06/18(水) 09:03:38 ID:clAXJAFT
それではいきます


〜ブリタニア本国〜
「よ〜スザク!今日は非番か?」
後ろから青年が声をかけ肩に腕を回してきた。
「そうだよジノ。ていうか腕。重たいんだけど?」
青年の名はジノ・ヴァインベルグ。
同じナイトオブラウンズの仲間であり僕の数少ない友人の一人だ。
その友人が笑いながら答えてくる。
「細かいことは気にするなって。それよりも新しいラウンズが入るらしいぞ?」
その言葉で動揺が走る。
「…ああ。僕のほうにも報告があったよ。」
「…?どんなやつか知ってるのか?」
「いや…名前も知らないよ。」
嘘だ。
よく知っている。
よく生徒会室で語り合った。
よく勉強を教えてもらった。
ナイトメアに乗り戦場で出会ったこともある。
そして、僕が皇帝陛下に引き渡した男。
ライだ。


636 :633:2008/06/18(水) 09:04:37 ID:clAXJAFT
〜数ヶ月前 ブリタニア帝国〜
となりにゼロが倒れている。
いや、皇帝陛下のギアスを受けゼロは死んだ。
そこにいるのはルルーシュ・ランペルージ。
僕のかけがいの無い友達だった男だ。
気を失ったルルーシュが兵士に連れられていく。
「さよなら。」
背中を見送り、心の中でそうつぶやいた。
もう二度と会わないかもしれない男に別れを告げた。
感傷に浸っている中、皇帝陛下が声をかけた。
「枢木よ。他にも捕らえた者がいるな?」
「はい。黒の騎士団の作戦補佐。ライという男です。」
「うむ。」
ライはあの時ユフィに撃たれながらもナイトメア月下に乗り僕の前に立ちふさがった。
「この惨事は事故だ。間違ってるんだ!ルルーシュと話をしてくる。待ってくれ!」
「うるさい!君はあの男にだまされているんだ!!」
ライも状況は把握できていないようだがルルーシュを信じ必死で僕を止めようとしていた。
その動きに攻撃の意思はなかった。戦闘の遅延と説得、それだけだった。
しばらくすると傷のせいか動きに精彩がなくなっていった。
そうなったライを捕縛するのは難しいことではなかった。


637 :633:2008/06/18(水) 09:05:14 ID:clAXJAFT
「藤堂達のように収容所に送るのでしょうか?」
「いや…あやつは収容所には送らん。」
「…」
処刑
その言葉が脳によぎる。
ライはギアスを使える。
収容所に送ってもギアスがあれば逃げおおせる。
ならば簡単だ。
処刑すればいい。
自分の行動に覚悟はしていた。
彼は間違った行動をした。
罰を受けなきゃいけない。
しかし…
スザクが葛藤するなか皇帝は予想外の言葉を紡いだ。
「あの力は惜しい。我が物とする。」
「!?」
何故?安堵と混乱がスザクの心を掻き立てる。
それを察し皇帝は言葉を続ける。
「理由を聞きたいか?簡単なこと、あやつが国是そのものだからだ。」
そういいライの真実を語り始めた。
「ギアスを封じ、記憶を書き換える。生粋のブリタニア人にだ。貴様には監視を命じる。よいな?」
「…イエス ユア マジェスティ」
新しいナイトオブラウンズ誕生の瞬間である。


638 :名無しくん、、、好きです。。。:2008/06/18(水) 09:05:50 ID:UzYjQn2j
支援

639 :633:2008/06/18(水) 09:06:19 ID:clAXJAFT
〜数日後 ブリタニア本国 訓練場〜
新しいラウンズが訓練場にいるという話を聞き二人は駆けつけた。
そこではナイトメアの駆動音が響いていた。
「おっやってるやってる。片一方は…ノネットさんだな。」
訓練場では二体のヴィンセントが模擬戦を行っている。
「ライ卿には専用機がないから機体は合わせてるみたいだね。」
二体とも本人用に調整されたカスタム機だろう。
違いはカラーニング。ライのヴィンセントだけ塗装が違う。
青と銀
かつて戦場で見た月下と同じ色だ。
「…ノネットさん本気だぜ。」
ジノが二体のナイトメア・ヴィンセントを眺めつぶやいた。
「ノネットさんのが押してるみたいだけど…新入りの反応がどんどん速くなってる。」
黄金の機体が激しく攻め立て青い機体がそれをさばく。
徒手空拳での模擬戦だが舞のようにも見えた。
10分後模擬戦は終了した。
最後のほうはまさに互角の勝負だった。


640 :633:2008/06/18(水) 09:06:45 ID:clAXJAFT
「…さらに強くなってる。」
スザクはジノに聞こえないようつぶやいた。
ジノは少し興奮しているみたいで気付けなかった。
「終わったみたいだな。顔見に行こうぜ。」
「…ああそうだね。」
重い足取りでライの元へ向かう。
少し離れたところで姿が見える。
エニアグラム卿と話しているようだ。
どんどん近づいていく。
こちらには気付いていない。
エニアグラム卿が気付き声をかけてきた。
ジノが答えている。
二人の会話は耳に入らない。
ライにだけ目がいってしまう。
ライが振り向いた。
数ヶ月前、始めて出会ったときのような顔をしている。
生徒会ですごし友達だった時の彼はもういない。
「枢木スザクです。よろしく」
そういい手をさしだした。
「僕の名前は、ライだ」
ライもそれに答えた。
スザクは思った。
二人の親友をなくしてしまった。
ルルーシュとはもう笑顔では会えないかもしれない。
でもライとなら!もう一度はじめから…


641 :名無しくん、、、好きです。。。:2008/06/18(水) 09:18:07 ID:UzYjQn2j
規制に引っかかった?

642 :633:2008/06/18(水) 09:24:55 ID:if8RVaUX
規制かかりました
以上です
初なので指摘いただけると嬉しいです
BL疑惑で混乱招きすみませんでした

643 :名無しくん、、、好きです。。。:2008/06/18(水) 09:25:30 ID:92J8a5/3
相変わらず、スザクとんでもないな。続きが気になる

644 :名無しくん、、、好きです。。。:2008/06/18(水) 09:27:51 ID:UzYjQn2j
>>642
乙。特に気になるところも無く、すんなり読めた。
面白かったです。続きが気になる。

645 :633:2008/06/18(水) 09:44:04 ID:if8RVaUX
>>643>>644
読んでいただき感謝です
他の職人さんがドキドキさせてくれたので考えなしに書いてしまい
続き書きたいんですけどネタが…orz

646 :名無しくん、、、好きです。。。:2008/06/18(水) 09:50:23 ID:YqdMl5CS
最近のライ洗脳ブームの流れを見て何かに似てるなーと思ったら
スパロボのアラドとゼオラの関係性に似てるなw
洗脳されちゃうとことか

647 :名無しくん、、、好きです。。。:2008/06/18(水) 09:52:57 ID:UzYjQn2j
最近のこの流れには大喜びです。
最高だぜこのサド展開

648 :名無しくん、、、好きです。。。:2008/06/18(水) 12:43:53 ID:ur58XKH8
360です
プロットできたので書き始めたらいつのまにか洗脳ネタが増えていた
遅筆ですので気長に待っててくれるとうれしいです

649 :749 ◆BSEN2a0LWM :2008/06/18(水) 12:47:18 ID:NDVnwSEp
誰もいない…投下するなら今のうち(`・ω・´)ライナナです。


「お願い、ですか?」

きょとんとした表情で首を傾げる。それだけの動作なのにどこか優雅で、かつ愛らしさを惜しみなく振りまくがそれは無自覚のもの。少女は嬉しそうにふわりと笑って青年の手をとった。


「私にできることでしたら、喜んで」


〜色づく世界〜


よく晴れた空、今日は絶好のピクニック―ルルーシュに言わせればサボタージュ―日和といったところか。
屋上ではなく、草花が青々と息づく草原にふたりはいた。

「ライさん、本当に大丈夫なんですか?」
「大丈夫だよ。会長と咲世子さんに許可は取ってあるし、あ…いやルルーシュには、内緒だけど」
「いえ、そういう事じゃなくて…その」

頬を桜色に染めて俯いてしまったナナリー。歩くことがない彼女の脚となる車椅子は少し遠くの道脇に置いてあり、いわゆる姫抱きをされている状況にある。

“ふたりきりで散歩しないか?”

なんてことはない、これがライのお願いだった。車椅子さえふたりの邪魔者だと言うわけではないけれど、整理されていない草原ともなると逆に危険になるからとの配慮だった。

「あの…その、重くないのかなって」



650 :749 ◆BSEN2a0LWM :2008/06/18(水) 12:49:13 ID:NDVnwSEp

囁くように絞り出した声にライは「え?」と「へ?」の間のようななんとも腑抜けた声を返してしまう。刹那、その可愛さと自己嫌悪にライの頬もほんのり赤みを帯びてしまう。

――う。しまった、この可愛さは反則だろう…!?


「いいや、むしろ軽すぎて今にも飛んでいきそうだよ。」

だからしっかり捕まってて、とライは笑う。
姫抱きならば毎晩ベッドに運んでもらう際にルルーシュにされているのでそう抵抗はないはずだ。いや、好きな人とこんなに密着するのだから恥ずかしくないわけがないのだが。


「(言えません、ライさんのいい香りがして…ドキドキするだなんて)」
―ギュ
「ナナリー?」
――ギュウ
「(どうしたんでしょうか、私。せっかくライさんが誘ってくださったのに、まともにお話もできないなんて…!)」
―――…キュ
「ナ、ナナリー!ぐ、しまっ、しまって!しまっ、て…!」
「えっ?…あっ!ご、ごめんなさい。私、ドキドキして、あっ…」


651 :749 ◆BSEN2a0LWM :2008/06/18(水) 12:50:08 ID:NDVnwSEp

桜色だった頬は一気に真っ赤になり、その恥ずかしさからかばっと勢いよく肩を押して体を離してしまう。
ぐらり、嫌な浮遊感がナナリーを襲う。

「きゃっ!」
「、危ないナナリー!」

――宙に浮いた上半身を追うように素早く自身の胸に抱き足に力を入れる。しかし予想以上に地面から離れていたようでここからナナリーを抱いて立つことは不可能だ。
ちっと自分の不甲斐なさに頭で舌打ちをしながらぐるりと反転する。


重力というものは誰にでも平等で、そして不平等だ。持ち前の反射神経でナナリーを地につけることなく抱き直したライはほっと安堵のため息をつく。
打ちつけてしまった背中は少々痛むが、ナナリーを守れたことを思えば何のそのだ。

「怪我はないかい、ナナリー?」
「私は平気です、そりよりライさんはっ…大丈夫ですか?怪我は?どこも痛くありませんか?」

まるで自分が怪我をしたかのように慌てて必死にライの服を掴むその手は震えている。ライは安心させるように頭をゆっくりと撫でて笑ってみせた。

「心配ない。それより…ちょうどよかった、かな」
「え…?」
「いや、思い切り抱きしめたいなーと思ってたから」
「えっ……え、…!?」



652 :749 ◆BSEN2a0LWM :2008/06/18(水) 12:50:43 ID:NDVnwSEp


すらりとまるで挨拶のように言った言葉にナナリーは一緒思考が停止した感覚に捕らわれた。某弟のギアスのような…いや、これはまだ早い話なので置いておこう。

青くさせていた顔がまた赤く染まる。いつもは可愛らしい笑顔を浮かべるのが主な彼女のこんなに慌てた様はなんだか珍しくて、ライは無意識のうちに声を立てて笑っていた。

「ふっ…はは、ナナリー、青くなったり赤くなったり忙しいな」
「も、もう、笑うなんてひどいですよライさん!」

ようやく起き上がり、ぷくりと頬を膨らませたナナリーを膝の上に座らせる。

「ははは、すまない」
「…謝っても許しませんっ」

ついにはそっぽを向かれてしまう。少し困ったようにライは笑った。

「ナナリー、機嫌を直してくれないか?」
「いやですっ、ライさんなんて知りません」

いつもならば「今回だけですよ」などと言って許してくれるのだが、今度こそはそうはいかなかったようだ。

「ナナリー、本当にすまなかった。僕を嫌わないでくれ」
「…ライさんは、ずるいです」
「え?」
「私がライさんを嫌うなんて、そんなことするはずありません」
「ナナリー…」



653 :名無しくん、、、好きです。。。:2008/06/18(水) 12:52:30 ID:75EYZu5j
支援

654 :749 ◆BSEN2a0LWM :2008/06/18(水) 12:54:53 ID:NDVnwSEp

じんと目に涙が浮かんできた。嬉しさとなにか得体の知れない恐怖感と……ん?恐怖感?
なんだ?この地を這うように重く纏わりつくような圧迫感。

「あら?この足音は…」

蛇に睨まれたかえるのような気持、ち…!?

「ずいぶんと楽しそうだか。ナナリー、……ライ」

ナナリーに話しかける時のような優しい声色。しかしそれはナナリーの名前を紡ぐ時まで、僕の名前はまるでかのゼロのような威圧感だ。
来てしまった。ついに来てしまったのか…!しかし僕はここで屈するわけにはいかない。そう、そう遠くない未来、彼を義兄と呼ぶためにはこのくらい。

サク、グシャ、サク
草を踏み鳴らし(途中変な音が聞こえたが気にしない)こちらへと歩み寄ってくる足音。
朝部屋から出て顔を合わせたかのような軽さで僕は言った。

「やあ、ルルーシュ」
「ああ、ライ」

ルルーシュもそれに答える。ナナリーは「え?お兄様?ライさん?」となぜか慌ているみたいだ。

「大丈夫だよ、ナナリー」
「心配しなくていいよ、ナナリー。風邪をひいたら大変だろう?迎えにきたんだ」
僕の言葉を遮ってルルーシュがにこやかに笑う。さすがはルルーシュだ、侮れない。
――第二次義兄弟内戦の始まりをゴングが告げた。

つづく?
以上です。自分が書くといつもルルーシュがかわいそうになるので反逆?

655 :名無しくん、、、好きです。。。:2008/06/18(水) 14:22:03 ID:PhtEKcWM
>>654
GJ!!!やっぱりライナナはいいな〜

656 :749:2008/06/18(水) 14:47:43 ID:NDVnwSEp
すみませんルルーシュの最初のセリフ間違いです(´・ω・`)

○ずいぶんと楽しそうだな。
×ずいぶんと楽しそうだか。

だかって何だ自分…orz 支援とGJありがとうございました!

657 :名無しくん、、、好きです。。。:2008/06/18(水) 15:37:26 ID:cCQ3uF3a
>>654
GJ! やっぱライナナはなごむわww
ナナリー可愛いよナナリー

658 :名無しくん、、、好きです。。。:2008/06/18(水) 15:52:44 ID:op61hyoi
ライナナの落ちはルルーシュが出てきて(ルルーシュを)落とすってのが王道だが一番良いな。
さて、今回はナナリーを怒らせずにすむか?

659 :名無しくん、、、好きです。。。:2008/06/18(水) 16:27:11 ID:UzYjQn2j
>>648
すごく…楽しみに待ってます。

660 :テンデ ◆QqpWgMIksU :2008/06/18(水) 16:37:54 ID:cCQ3uF3a
えっと、投下させていただきます
内容はR2 第10話妄想の続きです。他の方が洗脳ENDを書かれていたので私の方は違う展開に
支援のほど、よろしくお願いします


661 :テンデ ◆QqpWgMIksU :2008/06/18(水) 16:38:18 ID:cCQ3uF3a
R2 妄想第10話 続き (CP不定)

中華連邦の誇る地上戦艦、竜胆に連れてこられたライは暁から降ろされ拘束された
抵抗の意思が見えないライに不信感を抱いたのは星刻、香凛と数名のみ
神虎の整備を任せ、星刻はライの傍へと歩みよる。二人の視線が交わった

「こうなることはわかっていたはずだが?」
「守りたいものがあったから、行動したまでです。貴方のようにね」
「貴様、星刻様に無礼な口を!」
「かまわない。下がれ、香凛」

星刻の言葉にライは笑みを浮かべて返す。それを侮辱と受け取った香凛が吠えるが、星刻もまた笑みを浮かべて香凛を諭す

「こちらに下るつもりはないか? 黒の騎士団を抜け我らに降るのであれば、我が名に懸けて大宦官の説得を約束する」
「なっ――星刻様、何を!?」
「……………ふふっ」

星刻の言葉に香凛も周りを囲む兵たちも驚く。今捕えたばかりの敵を引き抜こうなど、普通では考えられない
だがその問いかけに、ライは思わず声をだして笑ってしまった

「何か、おかしなことを言ったか?」
「いえ、貴方のような人でも、冗談を言うんだなと思って」
「冗談を言ったつもりはないが」
「答えがわかりきっている問いかけは、冗談と捉えられても仕方がないでしょう?」

ライの答えは決まっている。そして星刻もまたそれを知った上で問いかけている。それがライにはおかしかった


662 :テンデ ◆QqpWgMIksU :2008/06/18(水) 16:39:12 ID:cCQ3uF3a
「貴方に不変の忠誠があるように、僕にも決して譲れぬ誓いがある。それが僕の答えです」
「……そうか。確かに愚問だったな、これは」

何故か何年もともに過ごした戦友のように会話する二人に、周りの兵たちも香凛も言葉がなかった
最後に一度ライと視線を交わし合い、星刻は神虎へと戻っていく

「次ぎ逢う時は、敵でありたくはないものだ」
「えぇ、心からそう願います」

互いに背中越しに掛け合う言葉。星刻が離れるのを見てようやく反応した香凛は、ライを独房に連れていくよう命じた
背中に銃を突き付けられてもなお態度を変えないライにわずかに恐怖を覚えながら、香凛は先ほどの二人のやり取りを思い出す

(あのような星刻さまを見るのは、初めてだな……)

まるで友と話すかのように、嬉しそうにさえ見えた彼の表情。だが今が戦闘中であることを思い出し、香凛はブリッジへ足を進めた

二人の兵士に連れられて独房にきたライは、目の前の鉄格子の扉の前で立ち止まる
一人は見張りの役割をするため入口にいる。ここのいるのはライと一人の兵士のみ
突然振り返ったライに兵士は驚くも反射的に銃を向けた

「おい、貴様。早く中に――」
「僕の拘束を解き、武器を渡せ」

兵士は、赤い鳥の羽ばたきを見た。その眼に赤い印を刻み、兵士はライの意のままになる
拘束を解かれ武器を手にしたライは、「すまない」と一言呟いて首筋に一撃をみまい、その兵士の意識を奪った
独房にその兵士を担ぎこんだライは、武器をもって入口に戻る

「な、貴様―――」
「ハンガーに連絡を入れろ。大宦官の命令で、敵KMFの整備を済ませろと」


663 :名無しくん、、、好きです。。。:2008/06/18(水) 16:40:50 ID:UzYjQn2j
支援

664 :テンデ ◆QqpWgMIksU :2008/06/18(水) 16:40:53 ID:cCQ3uF3a
何人にも抗うことを許さぬ「絶対遵守」の力、ギアス。その力をライは存分に使っていた
ハンガーへの指示を確認した後、その兵士も先ほどと同様にして独房へ入れる。当然武器の類は奪っておいた

パイロットスーツの上から着込んだ中華連邦兵士の服は少し動きづらかったが、ここは我慢するしかない
ここ竜胆内部の見取り図は記憶している。ディートハルトの情報収集能力の高さは超一級品だ

目の前に黒の騎士団を構えているため、誰もライに気付かない。そしてライはあっさりとハンガーにたどり着いた
慌ただしく兵士たちがうごめく中、ライは素早い足取りで暁零式に近付く。
隙をみてコクピットに乗り込み、状態を確認する。輻射波動機構のカバーはできてないが、エナジーフィラーの交換は済まされていた

「充分だな……」

ディスプレイに情報が流れだす。兵士の服を脱ぎ棄て、ライは視線を前に向けた
ようやくハンガーの兵士たちが異変に気づくが、もう遅い。ライを乗せた暁零式は、再び戦場の空へと舞い上がった
戦場では両陣営の機体が入り乱れている。そして大地に水が流れ込み、黒の騎士団の機体は身動きが取れなくなった

「こんな地形だったなんて……」

恐らくこれはゼロにさえ予期できなかった事態。星刻は戦略でゼロを凌駕してみせた
その事実にライは背筋を走る何かを感じた。口元には、わずかに笑みを浮かべて



665 :テンデ ◆QqpWgMIksU :2008/06/18(水) 16:41:49 ID:cCQ3uF3a
「やっぱり敵には回したくない人だ、貴方は……しかし!」

急加速で空を駆ける零式。斑鳩に向け移動する神虎めがけ、速射砲で牽制する
攻撃に気付いた神虎はたやすくそれを回避する。だがそれはライにとっても予想ずみだ

「はぁああああああああ!」

右手の輻射波動機構を囮に、左手に構えた制動刀で斬りかかる。初撃はかわされたが、一瞬の隙をついて右足でけり飛ばす

「ゼロ! 彼は僕が止めておく。撤退を開始しろ!」
『ライ!? お前どうやって――いや、わかった。各員、藤堂、朝比奈、千葉を中心に陣形を組め!』

突然現れた暁とライに両陣営に衝撃が走る。だがいち早く冷静さを取り戻したゼロは的確に指示をだしていく
その様子を称えるように微笑むと、ライはこちらを睨む神虎と対峙する

「まさかもう出てくるとは、な」
「その口ぶりだと、僕が出てくるのはわかっていたみたいですね」
「貴様なら何か起こすだろうと思っていただけだ。その機体、どうした?」
「中華連邦の整備班の方々は、なかなか優秀みたいですね」

問いかけには正答を返さず、暁は制動刀を正面に構える。神虎の右腕からワイヤーが伸びる
一瞬の静寂。そして、二人は再びぶつかりあう

「はぁあああああああああ!」
「おぉおおおおおおおおお!」

空を自由にかける超高速戦闘。前回の戦闘では積極的に攻めていたライが、今回は防戦に徹している
あくまでこの戦いの目的は、黒の騎士団が態勢を整え撤退するまでの時間稼ぎだ
前回あれだけ攻めていたのはエナジー残量が残り少なく、一気に勝負をつけなければならなかったから


666 :名無しくん、、、好きです。。。:2008/06/18(水) 16:44:33 ID:UzYjQn2j
支援

667 :テンデ ◆QqpWgMIksU :2008/06/18(水) 16:45:42 ID:cCQ3uF3a
だがエナジーがフルに充電されている今ならば、それを気にする必要はまったくない
上下左右、あらゆる角度から迫るワイヤーはしかし、そのどれもが暁を捉えることはない
時にかわし時に弾き、引いていたかと思えば距離を詰めて斬りかかる。ライは己の真価を存分に発揮していた
戦局を理解しその場に置いて最も適切な判断を下し、実行する。それは大局であっても刹那の戦闘中でも同じであった

「まさかこれほどとは、な…ぐふっ!」

星刻の口から赤いものがつたい落ちる。神虎を用いての長時間戦闘は星刻の体を徐々に蝕んでいく
加えて敵の動きはこの神虎に匹敵しかねないほどのもの。もちろんスペックでいえば神虎に勝るKMFはない
だが操縦士の技術が機体の性能を何倍にも引き出している。しかし、通常の機体が神虎並の機動をすれば
パイロットはもちろん駆動系にも相当な負担がかかる。だが、それを可能にするのがライと暁零式なのだ

放たれる赤い閃光。斑鳩の艦首左右から放たれたハドロン砲が、地上に残る中華連邦の軍勢を散らしていく

「さすがはゼロといったところか。まだこんな手を隠していたとはな……」

大半のKMFを失ったことで中華連邦に動揺が走る。その隙に黒の騎士団は撤退を成功させていた
そして、遠ざかっていく蒼いKMF。星刻にはそれを追いかける意思はない。無理をすれば自滅するのが目に見えていた

「次こそ決着をつけよう……」

すぐに訪れるだろう最大の敵との戦いで万全を期すために、星刻は竜胆へと帰還した



668 :テンデ ◆QqpWgMIksU :2008/06/18(水) 16:46:28 ID:cCQ3uF3a
天帝八十八陵へとその身を移した黒の騎士団。最後のKMFの帰還を確認し、団員のほぼ全員がそのKMFの前に集まっていく
一度は敵に連れ去られたはずの機体、暁零式が今また戻ってきた
そしてコクピットから降りてきたのは、その機体を駆ることを許されたただ一人の少年

「ただいま、みんな」
「ライ!」

ライがほほ笑むと、人々の間をかきわけカレンがライに飛びついた
いきなりのことに驚きつつ、ライはしっかりとカレンを抱きしめる

「ライ…、ライ…!」
「うん、ただいまカレン。心配かけて、ごめん」
「ううん……! いいの、ただ、無事でよかった……」

熱い抱擁をかわす二人を、冷やかすものは誰もいない。二人の関係は誰もが知っていたし
ライが捕まった後のカレンを知るみんなにとって、目の前の光景は祝福すべきことだった

「でも、どうやって……」
「囚われのお姫さまなんて、柄じゃないから」
「そうか? 結構お似合いだと思うぞ?」



669 :テンデ ◆QqpWgMIksU :2008/06/18(水) 16:47:13 ID:cCQ3uF3a
質問をはぐらかされたカレンはやや不満そうにライを見るが、聞こえてきた声に素早く体を離す
ライしては少々名残惜しい気もしたが、頬を赤らめたカレン同様、やはり自分も気恥ずかしかった
そして、それを誤魔化すようになにやら不穏な発言をしたC.C.を訝しげにみやる

「冗談でもやめてくれ。ひどく傷つく」
「本心を言っただけだ。きにするな」
「余計悪い」

互いに軽口を叩き合う二人の顔には笑みが浮かぶ。その雰囲気にカレンはなぜか危機感を覚えた

「ゼロはどうしてる?」
「ブリッジで作戦を立てている。お前が戻ってきたおかげで、勝率が上がったと言っていたぞ」
「ほんのわずかだけどね。でも、それでも何とかして見せるさ」

言ったライの表情に迷いも恐れもない。そこにあるのはただ絶対的な自信のみ
そんなライにC.C.は微笑み、カレンは見惚れて頬をさらに赤くした

「ライはゼロが何をしようとしているのか、わかるの?」
「手を選べる余裕もないからね。切り札を切るさ」
「切り札、か。だがいいのか? ここで使ってしまって」
「切り札には切り時がある。この窮地を覆すなら、今がまさにその時さ」

カレンとC.C.にそう返して、ライはその歩を進める。恐らく心配してくれていたであろう、友の元へ
この絶対的危機を乗り越えるために、さぁ、反撃の狼煙をあげようじゃないか


670 :名無しくん、、、好きです。。。:2008/06/18(水) 16:48:02 ID:UzYjQn2j
支援

671 :名無しくん、、、好きです。。。:2008/06/18(水) 17:25:17 ID:LwHeo70B
GJです。
あの、終わりでしょうか?
投下させていただきたいのですが……

672 :名無しくん、、、好きです。。。:2008/06/18(水) 17:28:23 ID:VCkoTMx4
少し待ってみたらええんやない?
つーか、無知ですまんが支援とはなんぞや?

673 :名無しくん、、、好きです。。。:2008/06/18(水) 17:32:10 ID:qRhQVeCi
作者が連投規制に引っかからないようにするために他の人がレスを間に入れること。>支援
5レスくらいの連投ですぐに規制に引っかかっちゃうから結構大事。

674 :名無しくん、、、好きです。。。:2008/06/18(水) 17:36:51 ID:cCQ3uF3a
>>669
すいません、規制に引っ掛かってしまいました。以上で終わりです
できれば藤堂とかゼロとか出したかった……! 自分の力量不足が憎いです
あと騎士団カレンルートだとギアスが使えなくなっているので(今日書いていて唐突に気づいた)
ギアス篇、もしくはルルENDってことでどうかひとつ



675 :名無しくん、、、好きです。。。:2008/06/18(水) 17:39:56 ID:LwHeo70B
>>674
すみません、規制だとは思わず、失礼なことを書き込んでしまいました。
ごめんなさい。

続き、楽しみにしてます

676 :名無しくん、、、好きです。。。:2008/06/18(水) 17:44:10 ID:UzYjQn2j
>>674
ハッピーエンドもええもんですな。GJ!
でも騎士団ルートだとそもそも中華連邦落とす必要が
なさそうなんで、ギアス篇後でいいんじゃないでしょうか。

>>675
投下楽しみにしてます!

677 :◆jediAS78Bg :2008/06/18(水) 17:56:12 ID:LwHeo70B
では投下させていただきます。
その前に注意書きを。
・ライ洗脳物です。
・ライ×カレンか、ライ→カレンです。
・V.V.に関する捏造設定有り
以上、苦手な方はスルー願います。

678 :蒼の反転 ◆jediAS78Bg :2008/06/18(水) 17:57:02 ID:LwHeo70B
  僕は、カレンを助けようと、あの星刻が駆るナイトメア――神虎に挑み、敗北した。
  結果的にカレンの救出には成功したが、代わりに僕が捕虜となり、その直後、大宦官どもによってブリタニアに引き渡された。

ブリタニア本国、玉座の間。
  目の前には、白髪の巨漢――皇帝と、小柄な子供が立っている。
  状況は明らかに最悪だ。しかし僕は、内心笑みを浮かべていた。
  すぐ近くに敵の首魁がいるのだ。そして僕はギアスを封じられていない。
  この絶対の力さえ使えば、この男を操り、ブリタニアを内部から崩壊させることができる。

  と、僕を連行してきた男が髪を掴み、僕の身体を引き摺り起こした。
  まさしく絶好の好機。
  
  僕は皇帝を睨みつけ、ギアスを発動する。 
  
  「ライが命ずる! ブリタニア皇帝シャルル・ジ・ブリタニアよ! 僕の言葉に従え!」
 
  玉座の間に、僕の声が響く。

679 :蒼の反転 ◆jediAS78Bg :2008/06/18(水) 17:57:28 ID:LwHeo70B
 そう、ただ響いただけだった。

  「――!?」
  「無駄だよ、ライ。今の君にギアスは使えない。僕が止めてるんだからね」
  
  子供が、さも当然のように言った。
  愕然とする僕に、皇帝が口を開く。

  「当然だ、我が先祖ライ。貴様の契約者はこのV.V.。我が兄でもあるが……」

  その言葉に僕はさらに混乱する。僕の契約者? 皇帝の兄? どういうことなんだ!
  
  「さて……そのまま身体を押さえつけておけ」

  僕は拘束から逃れようともがく。だが、僕の身体を押さえつけている男の身体はビクともしない。
  その抵抗のあいだにも、皇帝は一歩、また一歩と僕に近づいてくる。

  「くそ、離せ!」
  「それの眼を開き、我が前に晒せ! 動かすことのないようにな!」

  男の指が僕の眼を強制的に開き、皇帝のそれと合わせる。
  皇帝の眼は、真紅に染まっていた。

680 :名無しくん、、、好きです。。。:2008/06/18(水) 17:57:35 ID:7hzWn8Xp
>>674
GJ!騎士団カレンルートでギアスが使えなくなったのはユフィ止めるために
暴走したギアスを使ったからであってR2に繋ぐためには止めれなかったと云う
解釈でいいんじゃないだろうか
>>675
同じく投下楽しみにしてます!

681 :名無しくん、、、好きです。。。:2008/06/18(水) 17:57:39 ID:QJslCg66
>>674
GJです!
読みながら「ライかっこいい…」と素で呟いてしまったw
騎士団やシンクーとの会話が凄く好きです
続き楽しみにしております!


最近このスレの連載陣が楽しみでしょうがないわ
こりゃ迂闊に死ねないww

682 :名無しくん、、、好きです。。。:2008/06/18(水) 17:57:46 ID:VCkoTMx4
>>673
サンクス

683 :蒼の反転 ◆jediAS78Bg :2008/06/18(水) 17:58:01 ID:LwHeo70B
「貴様……ギアスを私に使うつもりか!?」
  「その通りよ。その力、殺すには惜しいのでな。我が手駒となるがいい」
 
  記憶を書き換えられる。
  私の記憶を、騎士団での思い出を、カレンへの想いを奪われる。
  そう思った瞬間、背筋を凄まじい悪寒が這い上がった。
  
  「やめろ! 私はもう二度と、二度と記憶を失いたくは――」
  「シャルル・ジ・ブリタニアが刻む! 偽りの記憶、我が手駒としての記憶を!」

  その言葉が聞こえた瞬間、僕の意識は電源を切られたかのように、消えた。


684 :蒼の反転 ◆jediAS78Bg :2008/06/18(水) 17:58:26 ID:LwHeo70B

 
  夢を見ていた。
 
  何処かの廃墟。その開けたところで赤い髪の少女と語らう夢。
  夢の中の僕も少女も、穏やかな顔をしていた。
  
  しかし、突然足元の瓦礫が砕け、僕は暗闇へと落ちてゆく。
  少女が手を伸ばし、絶叫した。
  
  『ライィィィィィッ!!』


  
『……少佐! ライ少佐!』
  「……ん?」
  『そろそろ時間です。カタパルトへ移動してください』
  
  ここは、何処だ?
  ああ、そうだ、私の機体のコクピットだ。
  居眠りとは、まったく情けない。これでも陛下直属の騎士か?
  それにしても妙な夢だった。よくは覚えていないが。


  
  『ヴィンセント、発艦位置へ……発艦!』
  「発艦!」

685 :蒼の反転 ◆jediAS78Bg :2008/06/18(水) 18:00:09 ID:LwHeo70B
オペレーターの指示通りに蒼と白に塗られた機体をカタパルトへと進め、発艦する。
  手筈では、このまま味方が敵陣に開けた穴を通り、敵――黒の騎士団の旗艦、斑鳩へと接触し、
  通信を試みることになっている。

  陛下が仰るには、敵に私の顔を見せることが最も士気を削ぐ手段だという。
  ならば私は、それを実行するまでだ。
  
  ブリタニアのために。

686 :◆jediAS78Bg :2008/06/18(水) 18:01:12 ID:LwHeo70B
以上です。

……後半グダグダですね。精進します。
感想お待ちしています。

687 :名無しくん、、、好きです。。。:2008/06/18(水) 18:02:16 ID:UzYjQn2j
支援

688 :名無しくん、、、好きです。。。:2008/06/18(水) 18:05:27 ID:QJslCg66
>>686
横レスすみませんでした
そしてGJ!
これは続きが気になるな…


689 :名無しくん、、、好きです。。。:2008/06/18(水) 18:06:28 ID:JbY3DHPx
そういえば記憶云々はどの範囲まで改竄されてるんだろうね

カレンは改竄されてないよね?

ナナリーが総督になった時にカレンは何かアクション起こした?

すでにルルーシュがブリタニア皇族だって知ってた?

690 :名無しくん、、、好きです。。。:2008/06/18(水) 18:18:32 ID:UzYjQn2j
>>686
続きが気になります。GJ!

>>689
日本語でおk
どっちかつうとギアス本スレ向きの話題な気がする

691 :名無しくん、、、好きです。。。:2008/06/18(水) 18:26:07 ID:D3lbByxg
http://www.chatran.net/dispfw.php3?_movie/_jean

なぜだか、ずっと、強い女性が好きでした。
それも単純に、アクション系の見た目強い女性、戦う女性が好きで、見ていてスカッとして憧れてしまうのでした。
自分自身は運動神経が鈍くて精神的にも弱く、すぐ落ち込んだりイジイジしやすい大人しめのダメダメタイプだったから、
よけいにそういう女性に憧れたのかもしれません。
http://www.yomiuri.co.jp/junior/articles_2003/030303.htm

――主人公に元気のいい女の子が多いですね。
 自分から一番遠い存在で、書いていて楽しいからでしょうか。
ぼくは気が弱いので、引っ張っていってくれる強い女の子が好きです。
それに、家に閉じこもってばかりいる子では、物語が進展しない(笑)。
ぼくが運動音痴(おんち)だったので、運動神経バツグンの主人公を書くなど、自分にできない夢を登場人物に実現してもらっています。
http://www.so-net.ne.jp/mc/columns/yohito/040325/index.html
気の強い女性が好きで、自分がリードするのは苦手。寺岡呼人によれば、そんな町田直隆の恋愛関係はミュージシャンの本道らしいんです。
http://blog.so-net.ne.jp/atom_uran/2007-06-05
僕個人は、強い女性が好きです。
僕自身、弱いところもあるので、女性がガンガン強いと、憧れの眼差しで見てしまいます(哀)
http://www.kekkon-j.com/lovetalk/002/index.html
僕はね、自分がダメダメだから、強い女性が好きなんですよ。誉めてくれる人よりは、「ここがよくなかった」と言ってくれる人がいい。
もちろん、誉めてもらうと気持ちはいいけど、それだけじゃあダメで。批判がね、人を成長させてくれると思っているから。
(行定 勲)
http://hikage412.exblog.jp/m2006-04-01/
強い女性が好きなんですね。自分はめちゃめちゃ好きです。強い女性ってどんな人なんだろうって思いましたか?
意見をばんばん言う人。自分の主張ができる人ですねぇ。あくまでも自分の価値感で判断していますので怒らないで下さいね


692 :ポタラ ◆8QavxK4RXU :2008/06/18(水) 18:32:24 ID:f2vQPG4M
やはり、本物の職人の方々は、レベルが違いますね
こんなヘボな自分でも、皆様から暖かな感想をいただけるとは思いもしませんでした。
続きは今夜中に投下できるよう頑張ろうと思います

>>623
ご指摘ありがとう御座います。今見返すと、確かに台詞だけの
部分が多いですねorz
続きのほうは、この様なことのないように努力いたします。



693 :名無しくん、、、好きです。。。:2008/06/18(水) 18:33:27 ID:VCkoTMx4
ふう。攻略本の発売が待ち遠しいぜ。
攻略本を見ることでますます妄想も膨らむってもんだ。
ところで、ライの顔とか皆載ってた方がいい? それとも顔無しの方が妄想出来るか?

694 :名無しくん、、、好きです。。。:2008/06/18(水) 18:35:48 ID:vU78wLbs
>>686
ライVSカレンのフラグが立っちゃたかな?
全力で続きに期待します

695 :名無しくん、、、好きです。。。:2008/06/18(水) 18:38:12 ID:mHV56D8G
やっと読みきった…職人の皆さんGJ!!
ライとナナリーは和みますねw
あとライの記憶改ざんのSSが多いのはなんでですかね?
そう言ったネタがあったんですか?

696 :名無しくん、、、好きです。。。:2008/06/18(水) 18:40:58 ID:cCQ3uF3a
>>693
俺は顔有りがいいな


697 :名無しくん、、、好きです。。。:2008/06/18(水) 18:48:18 ID:UzYjQn2j
>>695
>>402をご参照。これがきっかけ…だと思う。

698 :名無しくん、、、好きです。。。:2008/06/18(水) 19:11:50 ID:mHV56D8G
>>697
お〜なるほど!ありがとorz

そうだ、皆さんに迷惑かもしれないけど意見を聞きたいんだけどいいかな?
「狂王降臨」の続きを書いてるんですが、ライを立ち直らせるのは誰がいいですか?
1カレン
2ルルーシュ
3C.C.
4その他
で伺いたいんですが。

699 :名無しくん、、、好きです。。。:2008/06/18(水) 19:13:47 ID:vU78wLbs
カレンといいたいけど、なんかもっと落ちそうだからC.Cかな。

700 :名無しくん、、、好きです。。。:2008/06/18(水) 19:14:18 ID:+cXmIU5Z
全部書いてみればいんじゃない

701 :名無しくん、、、好きです。。。:2008/06/18(水) 19:15:24 ID:UzYjQn2j
王道だのパターンだの言われてもカレンを希望。

702 ::名無しくん、、、好きです。。。::2008/06/18(水) 19:16:54 ID:nRq1zXqN
698
C.C.かルルーシュで!

703 :名無しくん、、、好きです。。。:2008/06/18(水) 19:24:25 ID:7hzWn8Xp
ここはやはりカレンだろうw

704 :名無しくん、、、好きです。。。:2008/06/18(水) 19:31:43 ID:NPu+PCGx
誰でも悪くないな。
いっそ、その他の騎士団幹部達でも良いし、
島の一般人達にでも面白そう。

705 :名無しくん、、、好きです。。。:2008/06/18(水) 19:32:13 ID:cCQ3uF3a
C.C.を希望します

706 :名無しくん、、、好きです。。。:2008/06/18(水) 19:44:25 ID:TX8ETko5
天子様と妹の面影

707 :名無しくん、、、好きです。。。:2008/06/18(水) 19:45:41 ID:oiyRuFlU
>>698
もちろんカレンだ!と言いたい所なんだけど、
ここはC.C.に譲ってライとカレンのすれ違いも見たいような・・・


708 :名無しくん、、、好きです。。。:2008/06/18(水) 19:46:22 ID:jPMfqNmP
立ち直らせるのはC.C.、引き継ぐのはカレンを希望
ルルーシュはかえって火に油を注ぎそうな気がする。

709 :名無しくん、、、好きです。。。:2008/06/18(水) 19:50:42 ID:tvctS/Sv
>>698
全力でカレンと書き込もうとしたが>>707の展開があるならC.C.でもいいかもと思ってしまった

710 :名無しくん、、、好きです。。。:2008/06/18(水) 19:55:58 ID:mDwYRdXk
>>692
orzすることなんてないですよ!
誰だって初めてはありますし、各キャラのらしさはすごくよく出てますから!



たまにはこのスレでもルルーシュにも花を持たせてやりたいw
なにしろライとカレンがその身を預けているゼロなんだから、
ヘタレたとこばかりじゃなくてビシッとしたトコもないとな

711 :名無しくん、、、好きです。。。:2008/06/18(水) 20:21:39 ID:J/58mS4B
オレまだLOST COLORS持ってないんですが
安くなったり中古が出るのを待ったほうがいいでしょうか?
アドバイスをお願いします
あとPSPかPS2のどちらがいいでしょうか?

712 :名無しくん、、、好きです。。。:2008/06/18(水) 20:25:14 ID:oiyRuFlU
>>711
まぁ、なんだ・・・
スレタイを読もうぜ


713 :名無しくん、、、好きです。。。:2008/06/18(水) 20:25:54 ID:UzYjQn2j
>>711
ここできくことじゃない。
こっちで。
コードギアス 反逆のルルーシュ LOST COLORS 13
ttp://game14.2ch.net/test/read.cgi/gal/1212919167/l50x
どこできいたって好きにしたら、で終わると思うけど。

714 :名無しくん、、、好きです。。。:2008/06/18(水) 20:26:45 ID:J/58mS4B
ごめんなさい

715 :名無しくん、、、好きです。。。:2008/06/18(水) 20:34:07 ID:VCkoTMx4
うん、まぁ、でもせっかくだから買ったら?
こうして怒られるような真似してしまうくらい気になってるんでしょ?
そしてPSPで君も千葉さんスキーになるんだ

716 :名無しくん、、、好きです。。。:2008/06/18(水) 20:40:46 ID:Gh4QcvkF
>>698
1のカレンかな…SSではせめて王道で萌えたいと思う。
が、カレンとのすれ違いってのも燃える気がする…その場合は3かな…?

717 :空マメ ◆uGBxXcjQn2 :2008/06/18(水) 21:09:35 ID:mHV56D8G
皆さんありがとうございます。
C.C.に、という意見が多いのでC.C.に一発しばいてもらおうと思いますw
カレンとのすれ違いが見たい人が多そうですね。
そちらも盛り込もうと思います。
てことはまだまだ続くのか…?

ご意見本当にありがとうございました。

では

718 :名無しくん、、、好きです。。。:2008/06/18(水) 21:23:37 ID:UzYjQn2j
>>717
やったー期待します

719 :名無しくん、、、好きです。。。:2008/06/18(水) 21:38:58 ID:nRq1zXqN
よっしゃー!期待して待ってます。


720 :修羅場の人 ◆EqnOEsNV9Q :2008/06/18(水) 22:00:53 ID:8erzU985
おはようございました

で、また性懲りもなく書き上げたので投下
CPはライ×アーニャ
注意
・糖質注意
・キャラ崩壊注意
・三人称です

ということでどうぞ

721 :カップルな二人:2008/06/18(水) 22:02:22 ID:8erzU985
「…ライ、まだかな?」

トウキョウ政庁の前で、少女―――アーニャ・アールストレイムはソワソワしていた
ソワソワしている理由は、彼女の彼氏―――ナイトオブイレブン、ライを待っているからである

何故ラウンズ入りしているかとか、いつの間に日本に帰ってきたとか、
そのあたりは突っ込んではいけない

「…もう、30分…」

ちなみに、彼女はただ1時間早くから待っているので30分も待たされているのである
別にライが遅刻しているとか、ほかの女の人に絡まれて身動きが取れない状況では無い
…いや、後半の可能性は非常に高いが

「…あれ?アーニャ?…早かったんだね」
「…ライ…」
「うわっ!…急に抱きついて来ないでよ…まぁ、うれしいけどさ」

彼氏もどうやら早くアーニャに会いたかったらしい
出会ってすぐ抱きつくアーニャに、優しく言葉をかけるライ

…まぁ、待ち合わせの理由は
簡単に言うとデートの為にこうやって待ち合わせをしていたのである

722 :カップルな二人:2008/06/18(水) 22:03:09 ID:8erzU985
「…それじゃあ、行こうか。…アーニャ、どこに行きたい?」
「…映画」
「うん。…じゃあ、行こう」
「うん」

しっかり手を繋ぎ、目的地である映画館へ進むカップル
無論彼らは自分たちの空間でイチャイチャしている
…だが、そんな彼らが気づいていない事があった
それは―――

(うっわぁ…なんだあのピンク色の空間は…)
(…ライさんもアーニャさんも、意外とやるんですね)
(同志ライッ!アールストレイム卿を全力で幸せにしてやるのだっ!)

この非常にうるさい外野3人であった
どうして、この3人(上から順にジノ、ユフィ、オレンジェレミア)が後をつけているか?
―答えは、『偶然』である
…まぁ、元々アーニャがデートのことをユーフェミアに相談したという事実があるが、
それでも普通後をつけるか?
―――否、後をつけるだろう
思春期の少女は恋の話に敏感なのはどんな世界も変わらない
ましてや自分には好きな相手がいるのである。どうすれば喜んでくれるとかそういうことも考えて後をつけているのだろう
ではジノとジェレミアは?…無論、その場のノリと勢いである

723 :カップルな二人:2008/06/18(水) 22:04:11 ID:8erzU985
(で、ユーフェミア様、ライとアーニャはどこへ行くのでしょうか?)
(私は…映画を勧めました
 ホラー物で怖がって抱きつく展開はラブコメの基本と…)
(頑張るのだライ卿!卿に不可能なことは基本的に無いはずだ!)

しかしこいつら、ノリノリである

「…で、アーニャ、何が見たいの?」
「…この、映画」
「…ホラー?…大丈夫なの?」
「平気…ライが、傍にいてくれる」
「…アーニャ…」
「ライ…」

(…ジェレミア、手ごろな紐か何か無いか?)
(…スザクも、こんな感じでいけば喜んでくれるのでしょうか…?)
(うぉおおおおおおおおおおおお!青春!青春ッ!!)
(…そうだ、俺達も見てみますか?)
(それはいいですね)
(映画か…最後に見に行ったのはリリーシャの誕生日だったな!)

とまぁ、文字通りピンク色空間でイチャつく(バ)カップル達と
金髪の貴族・恋する乙女・遺伝子組み換え無し蜜柑の5人はそのホラー映画を見ることとなった

724 :カップルな二人:2008/06/18(水) 22:05:43 ID:8erzU985
「そこそこ面白かったね」
「…(フルフル)」
「…どうしたの?アーニャ」
「…とっても…怖かった…」
「…大丈夫だよアーニャ、僕が傍に居るって」
「ライ…」
「アーニャ…」

傍から見るとどう見ても兄妹にしか見えないので、周りの人の反応は薄い
…無論、すべてを知っている人にとってはただの苦痛にしかならないが
つーか人前でイチャイチャしないでください

(…彼女欲しいな…)
(…というか、周りの人は何故暖かな目で見てるのですか?)
(くっ…映画ごときがここまで怖いとは!いや、怖いわけでは無い!)

――後、駄目だこいつら、早くしないと…

(で、次はどこへ行くんですか?)
(うーん…買い物だと思いますが…でも時間も時間ですしお昼ですかね?)
(このエリア11でいいレストランとはどこなのでしょうか?)
(…多分、ライに任せるでしょうね)
(…まぁ、あいつって割と安値でおいしい店知ってたりするからな…)
(この前食べた「タコヤキ」なるものは非常に美味しかったですぞお二方!)

実際彼は超がつく程の庶民派(ブリタニア軍内では多分トップクラス)なので
その予想はあながち間違ってはいない
しかしこれはデートである。(3人にとって)彼の甲斐性が問われる時である

725 :カップルな二人:2008/06/18(水) 22:06:09 ID:8erzU985
「…お腹…空いた」
「うん。じゃあ、どこで食べる?」
「…ライに、任せる」
「いいの?」
「…いいの。」

(予想通りというか…わかりやすい(馬)カップルというのか)
(あら、それをお勧めしたのは私ですよ?)
(ん…ファミリーレストラン…?)
(…なんだ、あいつ高い店とかに連れて行くと思ったのに)
(まぁまぁ、きっと美味しい店なんですよ)
(うむ。貴族には貴族の、庶民には庶民の楽しみがあるのです!
 ならば逆もありえましょう!)

「…ここは?」
「EUの…イタリアって所の料理
 結構美味しいんだよ?」
「…知ってる。『イタメシ』って…ブログで聞いた」

(ブログって便利ですね…私も始めてみましょうか?)
(俺もアーニャのブログを見てますが…あいつブログだと性格変わってますよ?)
(お二方!…目標が店内に入りましたぞ!)
(…まぁ、ライのお勧めの店の味も気になるし…)
(入っちゃいますか?)
(入りましょうか!)

726 :名無しくん、、、好きです。。。:2008/06/18(水) 22:06:20 ID:NPu+PCGx
あまーい、支援

727 :修羅場の人 ◆EqnOEsNV9Q :2008/06/18(水) 22:09:31 ID:8erzU985
ということで今回はここまで

・・・書いてる途中に何か死にたくなって
書き上げたと思ったらあまりの甘さにPCが死んで、
書き直してまた死にたくなった結果がこれです

本当はこれに
常識人ルルーシュや
病み気味カレンや
ツンデレコーネリアや
ロリショタシスコンのシュナイゼルを混ぜたかったんですが…
このくらいの方がいいかも知れない

728 :醤油は文化 1/6 ◆B.jUaYJTw6 :2008/06/18(水) 22:25:42 ID:PtG099AF
日本解放戦線ルートの千葉攻略前提小話とか書けたから貼るよー。
時間軸はナニゴトカァーのとこから追い出されたあたり。

 ひとさじすくい上げたカレーをすぐに口には運ばずに、男は胡散臭げな目で睨んでいた。
「どうしたのさ、ちゃんと食べないときついよ?」
 そのカレーをよそってやった同僚は不満げに座ってもなお自分より長身の男を見上げるが、
同じく輪を囲んだ者のうちまだ誰一人として一口も手をつけていない。
「疲労時は塩分もある程度は必要だってわかってる、それくらいは俺だってわかってんぞ朝比奈」
 カレーと睨みあいをしたまま、男はうなるように言った。
 男自身、空腹ではある。
 さる事情により小編成で野に放り出されて以来、一人あたりのすべきことは格段に多くなっていた。
 ゆえに、疲れもそれだけ増してもいれば腹の減り具合もまたしかるべきものではあるのだが、
いかんせん男はこの同僚をある一点においてまったく信頼することができないのだ。
 おそらく今、この目の前で芳香だけはやけに空腹をあおるカレーを前にして微動だにしない他の者たちも同様だろう。

 日本解放戦線(放逐されたからもう違うんじゃないですか、とは朝比奈の弁)に
その人ありと謳われた藤堂鏡志朗が元に集った精鋭四聖剣の、その一人たる朝比奈省悟は、
醤油という調味料に過度の信頼を与えている。
 そして、自分たちの分のカレーを笑顔で運んできたのは、その朝比奈である。

729 :醤油は文化 2/6 ◆B.jUaYJTw6 :2008/06/18(水) 22:26:31 ID:PtG099AF
 導き出される皿の内容物への疑惑に、みなが躊躇していた。
 ここ最近高血圧を気にしていた仙波崚河などは、なおさらである。
 それを破ったのは、ある青年のひとことだった。
「みなさんどうしたんですか」
 車座になった彼らに戸惑った表情で声をかけたのは、色素の抜けたような髪色のまだ若い男である。
 少尉と、どこかほっとしたようにそう呼びかけたのは座を囲んでいた一人、千葉凪沙だ。
 清潔感のある美人という表現がふさわしい彼女は、紅一点という表現を時折失念してしまうほどに
四聖剣の中にあっても尚雄々しいと評したくなる女性であるが、今はその表情にもやわらかいものがあった。
 その原因は少尉と呼びかけられたこの青年である、というのが部隊内での見解である。
 ライという名前以外ははっきりした素性の無いこの青年は、その実力と人柄を持って
彼らの信を得ていき、今では四聖剣と並ぶほどの存在へと変わっていた。
 こと、この千葉は口ぶりこそ普段は厳しいものの、態度の端々に青年への信頼というには
些か甘いものがにじみ出ていて周囲にある種のほほえましさを提供していた。
 ある時、うっかりと遅い春だなと口走った途端に千葉に笑顔で蹴り倒され、
こういうのは朝比奈あたりの役回りだと後悔する羽目になったのは、
いましがたまでカレーをすくいあげてから固まっていた男、卜部巧雪である。
「ああ、これから飯を…食おうと、うん、思ってたんだがな…」
 苦笑いで応じたのはその卜部である。
 その横から仙波に、まあ座れと促され、ライが素直に従い腰を下ろしている。
 さりげなく青年を千葉の隣に誘導した仙波に、卜部がこっそり内心でこの世話焼き親父めと嘆息した。
 顔を上げれば似たような表情の朝比奈と目が合い、苦笑を交わす。
 青年の横でほんのりと柔らかな笑みを浮かべた千葉と、それを横目に仙波はいまだ
手つかずのカレー皿を片手に、空腹でもなお引っ込む気配のない己の腹をさすって満足げである。

730 :醤油は文化 3/6 ◆B.jUaYJTw6 :2008/06/18(水) 22:27:18 ID:PtG099AF
「……もしかして、今日のカレー口にあいませんでしたか?」
 朝比奈を除いた三人の手つかずの皿に目をやり、おそるおそるといった体でライが問う。
 ありもので作ったからなあ、と続けられた言葉に、いち早く反応したのは千葉であった。
「少尉が、これを?」
 いささか勢いのありすぎるその問いに、やや半身になりつつ青年が頷く。
 そうか、と返した千葉はどこかぼうっとして見えた。
 この時彼女の脳内では、白いエプロンで調理場に立ち笑顔で味見をするこの青年の姿が
鮮明に描かれていたのだが、周囲はそんなことは知る由もない。
 ただ、微妙に緩んだ表情がちょっと嫌だなあと思われただけである。
「そういうことなら、さっさと食べるべきだな」
 さきほどまでの疑惑も忘れはてたのか、止めるまもなく千葉は盛られたカレーを口に運んだ。
 あ、と思ったのは卜部と仙波であり、事情を知る由もないライはごく普通に料理の出来不出来を
気にしてその横顔を見つめている。
「……おいしい」
 咀嚼し、飲み込んでから、ほうっとため息をもらすように千葉が呟いた。
 その言葉にライがぱっと喜びに顔を輝かせ笑顔になるや、今度は千葉がほんのりと顔を赤らめる。
 うわぁ、微笑ましい。ごちそうさま。
 そんなことを思いながらも、卜部は安堵の息をもらした。
 疑惑は取り越し苦労だったらしい。そうとわかったからか、仙波もさっさと食べはじめている。
 こういう職業柄、みな食べるのが早い。すばやく半分ほど平らげてから仙波が感心したように顔をあげた。
「まったく、少尉は多芸だな。転職してもやっていけそうだ」

731 :醤油は文化 4/6 ◆B.jUaYJTw6 :2008/06/18(水) 22:27:57 ID:PtG099AF
 いくらなんでも褒めすぎだろうと思いながらも、それでもなかなかどうしたものだと卜部もカレーをかきこむ。
 せわしなくもあるが和やかな空気があたりを包んだその中で、ライもまた食べだしながらまわりに訊ねた。
「ところで、さっきのはなんだったんですか?」
 変に固まったりして、というもっともな疑問に、千葉が困ったような苦笑いでこたえる。
「どういうわけか、朝比奈が我々の分も持ってきたんでな」
 それだけで話が通じたのだろう、あー、ともはーともつかない声でライは頷いた。
 彼もまた朝比奈の奇癖に心当たりのある者だったからだ。
 醤油4・コーヒー6の、名状しがたい忌まわしくも冒涜的な味覚は未だに記憶に生々しく染みついている。
「ちょっと、何さそれ!」
 人の親切を微妙扱いするその反応に朝比奈が抗議の声をあげたものの、その片手には
どこから取り出したのかしっかりと醤油の小さな瓶がにぎられている。
 これからまさに己の皿へと投入しようということかと、仙波が呆れた目を向けながら口を開いた。
「日頃の行いというものだ」

732 :醤油は文化 5/6 ◆B.jUaYJTw6 :2008/06/18(水) 22:28:36 ID:PtG099AF
 まったくだと相槌を打ったのは卜部である。
 彼もまた朝比奈同様、あまり人のことを言えた嗜好の持ち主ではないが、
無理強いするほどではないので周りへの危険度は低い。
 そのためか、こういった場合でも比較的その判断は常識人よりとなる。
「そうだ、俺はてっきり醤油カレーライスかと思ったぞ」
 冷める前に食い始めたかったよ、と付け足した卜部に朝比奈はますますむくれた。
 歳のわりに童顔のこの男がそういう顔をすると、まるきり学生にしか見えない。
 大人げないなあと思ってしまったライの目の前で、朝比奈はじゃばじゃばと
己のカレーに醤油をかけてルーに混ぜ込み黒味がかった色彩を誕生させていた。
 調理人の目の前でなんて真似するんだこの男は、と千葉はわずかに顔を引き攣らせていたが、
ややこしいことにならぬよう口を閉ざす。
 それより今は少尉のカレーをしっかり味わおう、そんな千葉の煩悶をよそに朝比奈が口を開いた。

733 :名無しくん、、、好きです。。。:2008/06/18(水) 22:29:09 ID:mHV56D8G
支援

734 :醤油は文化 6/6 ◆B.jUaYJTw6 :2008/06/18(水) 22:29:20 ID:PtG099AF
「やだなあ、なんでわざわざ俺がそんなことまでしてあげなきゃいけないのさ」
 めんどくさい。
 そう付け足しながらカレーをかっこむ姿に、彼以外の全員が、ならばいつもそう思っておけと、
内心で盛大につっこむ。その瞬間の同調率は奇跡的なものだったのだが、当然彼らは知る由もない。
 黒いカレーを、やっぱりこうでなくちゃと噛みしめながら、さらに朝比奈は言葉をつけたした。
「それにですね、俺がそこまでしたいのは藤堂さんだけですから!」
 ああ、お前本当に中佐好きだねーという、呆れの混じった目を向けた一同は次に
その言葉の意味を頭の中で咀嚼し、凍りついた。
 ぎし、と軋む音さえしそうな動作で、朝比奈を除く全員が同じ方向を振り返る。
 視線の先には、下士官たちと食事を取る彼らの上司の姿。ああして部隊の人間への目配りを
欠かさないのはすばらしいことだと、混乱する脳髄の片隅で暢気に思ったのは仙波だった。
「……色、なんですかあれ」
 ぽつりともれたライの呟きに、こめかみあたりにずきずきと痛みを覚えた千葉も
見間違いならよかったのだがと眉間にしわを寄せる。
 黒い。
 明らかに圧倒的に黒い色彩の、カレーと呼ぶのもおこがましい代物を、藤堂が、
厳島の奇跡(と呼ばれるのは不本意そうな)藤堂鏡志朗が、黙々と、静かに渋い顔のまま、口に運んでいる。
 あさひ、な?
 引き攣った声は、卜部のものだったろうか。

「中佐になんてもの食わせ「てん」「たの」だぁああああッ!!」

735 : ◆B.jUaYJTw6 :2008/06/18(水) 22:30:09 ID:PtG099AF
以上千葉ちゃんデレだけど醤油オチでしたー。

736 :名無しくん、、、好きです。。。:2008/06/18(水) 22:37:18 ID:noItu8dO
GJです。
千葉さんにニヤニヤしていたら、醤油・・・あんたって人はー(苦笑
藤堂さんそれを食べれるなんてやっぱり奇跡の藤堂・・・

737 :名無しくん、、、好きです。。。:2008/06/18(水) 22:52:22 ID:jPMfqNmP
>>735
GJだわホントマジで。醤油ネタなのに甘くてごちそうさま1!
解放戦線好きな自分にはたまらない!!!!!
オチにも吹いた。朝比奈良いキャラすぎるw


738 :名無しくん、、、好きです。。。:2008/06/18(水) 23:00:58 ID:VCkoTMx4
修羅場の人卿GJ! オレンジェレミアに不覚にも吹いたw

そして>>735
千葉さん……だと? ふ、ふおおおぉぉぉぉ!!
萌えてきた燃えてきた乗ってきたぁ! 千葉LOVEの俺の心がヒート!
今から一本しあげてやんよぉぉぉぉ!!

739 :名無しくん、、、好きです。。。:2008/06/18(水) 23:04:11 ID:N41fKpr8
藤堂さん優しいwww

740 :名無しくん、、、好きです。。。:2008/06/18(水) 23:06:50 ID:sTpbWTe8
>>727>>735
二人ともGJ!
つーかここの職人さんは相変わらずペース凄まじいなwwww

741 :名無しくん、、、好きです。。。:2008/06/18(水) 23:11:10 ID:ujJ1RjZe
>>735
淡々とした文章が笑いを誘いますな。やばい、じわじわキタw

742 :コウ ◆W56eoB1Y.M :2008/06/18(水) 23:23:28 ID:iDSd/Dcf
投下します。
>>504の続きです。
注意!

本編第11話に入っています。
ネタバレとか見てるわけでもないので、この通りに進むかなんてのはわからないのですが、念のため。



しかし、中華を放り出してこのSSに手を付けているけれど、筆が進む進む。
なぜこんなに夢中になっているのかと考えると、悲劇だからでは?と思ってしまいます。


743 :名無しくん、、、好きです。。。:2008/06/18(水) 23:25:18 ID:7hzWn8Xp
支援

744 :コウ ◆W56eoB1Y.M :2008/06/18(水) 23:25:46 ID:iDSd/Dcf
天帝八十八陵の地において、黒の騎士団がブリタニア・中華連邦の連合軍を破ってから早三ヶ月。
この間、世界のパワーバランスは大きな変化を見せ、否応なしに人々の関心を集めていた。

アジア合衆国連合

EUがブリタニアの侵略に半ば屈伏し、傾きかけた力の秤を揺れ動かす存在。

かつての中華連邦、インド軍区などの広大な土地、人民を有する国家の連合体であり、大統領制などの従来の国家システムとは一線を画すものを多数採用していた。

現大統領の名はゼロ

さらに、彼と共にこの国家の建国に尽力した黒の騎士団の幹部の多くは、その功績が認められ様々なポストに就いていた。



かつて、騎士団の双璧と呼ばれたうちの一対、作戦補佐の青年を除いては。


745 :名無しくん、、、好きです。。。:2008/06/18(水) 23:28:09 ID:7hzWn8Xp
支援

746 :コウ ◆W56eoB1Y.M :2008/06/18(水) 23:28:44 ID:iDSd/Dcf


――――――


意識の一つ一つが、ゆっくりと繋ぎ合わされていくような感覚を感じる。
覚醒への階段を確実に上っているのが分かる。

目を開く。
そうして、その段になって初めて、自分が涙を流していた事にカレンは気付いた。

(まただ…いい加減未練がましいなぁ、私も)

そう思うと同時に、ほとんど癖のようになってしまった自嘲の笑みが浮かんだ。




747 :名無しくん、、、好きです。。。:2008/06/18(水) 23:29:48 ID:ujJ1RjZe
これは期待支援

748 :コウ ◆W56eoB1Y.M :2008/06/18(水) 23:32:40 ID:iDSd/Dcf


黒の騎士団にとっては、最飛躍の期間と言えるこの三ヶ月間。
カレンにとっては、喪失感と自己嫌悪を交互に感じる最悪の三ヶ月間だった。


気が付けば、彼の姿を探している自分。
満たされた日々のはずなのに、彼がいたらと想像してしまう自分。

そんな自分が嫌で、でも彼を忘れることもできなくて。

(また思い出しちゃったな)

心に浮かぶのは、自分の代わりにいなくなってしまった青年の姿、声、温もり。

そして、そこまで思い出した時、胸が引き裂かれるような鋭い痛みを感じて、彼女は浮かべていた自嘲の笑みを歪めた。

(もう、やだ……助けてよ。ライ)

彼女の心の悲痛な叫びに答える者は、いない。



749 :名無しくん、、、好きです。。。:2008/06/18(水) 23:33:05 ID:7hzWn8Xp
支援

750 :コウ ◆W56eoB1Y.M :2008/06/18(水) 23:35:47 ID:iDSd/Dcf

――――――



「よく似合っておるではないか」

神聖ブリタニア帝国第98代皇帝シャルル=ジ=ブリタニアは、滅多に口にすることのない心からの賛辞を目の前の人物に送った。

しかし、その賛辞を送られた人物――銀灰の髪をもつ青年は、その身を包む豪奢な布地を煩わしげに眺めるばかりで、返事はおろか、皇帝の御前にも関わらず、畏まろうとする素振りさえ見せなかった。

「ろくな衣裳がないな。これも、まだマシという程度なのだぞ」

そう言って鼻を鳴らすと、青年はシャルルに視線を向ける。
その視線は鷹のように鋭く、また、その瞳は心に絶望を抱いたことのある人間特有の色合いと濁りを帯びていた。



751 :コウ ◆W56eoB1Y.M :2008/06/18(水) 23:38:16 ID:iDSd/Dcf

シャルルが一目で気に入ったその瞳を向けながら、青年は尋ねる。

「それで?私に何をさせようというのだ?」

その言葉に口の端をつり上げながら、シャルルは愉快げな調子で答えた。

「アジア方面軍の司令官。シュナイゼルの後任となるが、最初の任務はこんなところでよかろう?」

それに対して、青年もまた笑みを浮かべる。

しかしそれは、かつての彼が浮かべていた柔らかで優しいものとは似ても似つかない、背筋も凍るような壮絶さのこめられた笑みだった。


「Yes,your majesty.」



そして悲劇の幕が開く


752 :コウ ◆W56eoB1Y.M :2008/06/18(水) 23:39:57 ID:iDSd/Dcf
終わりです。
支援ありがとうございました。


投下に時間かかりますね。接続悪いのかな

753 :名無しくん、、、好きです。。。:2008/06/18(水) 23:40:48 ID:qRhQVeCi
コウ卿GJ!
ライーーー!!
わかっていた展開とはいえコレは泣ける…。

754 :名無しくん、、、好きです。。。:2008/06/18(水) 23:52:47 ID:EiHy/XPh
コウ卿GJ
ライ…!
ついに来てしまった展開だ!!
そして黒の騎士団にとって最強(狂)の敵が舞い降りる…!


755 :名無しくん、、、好きです。。。:2008/06/18(水) 23:58:16 ID:ujJ1RjZe
>>752
GJ!
悲劇だからこそ惹き付けられるものがありますな。
続きが待ち遠しい・・・!

756 :名無しくん、、、好きです。。。:2008/06/19(木) 00:02:46 ID:8Jd2jXWM
>>752
GJ&乙!いつも楽しく読ませてもらってるけど、今回も凄かった…!
皇帝側についたライは最凶っぽくてニヨニヨしてしまう

757 :名無しくん、、、好きです。。。:2008/06/19(木) 00:03:58 ID:ofj+x5dq
コウ卿GJ!
狂ライとカレンの闘いが待ち遠しい!

758 :名無しくん、、、好きです。。。:2008/06/19(木) 00:06:39 ID:N1XdmWM5
コウ卿GJです。
カレンの心理描写が悲しくて良すぎます。
これから始まるライとカレンの邂逅に心が躍る・・・
もとい、心痛みますね。

そして自分もこっそり投下を。
>>595の続きです。

759 :そらかね:2008/06/19(木) 00:08:40 ID:N1XdmWM5
少しクセのある白髪がこぼれる、
仮面を取ると、翳りのある笑みを浮かべたライがそこにはいた。
「・・・信じたくはなかった、君達が付き合っているなんて。」
何を勘違いしたのか、突然ライはとんでもないことを言い出した。
「・・・え?」
「えぇっ、ちょ、何を言ってるのライ!?」
この発言にはカレンの放心状態も治す効果があったようだ。
「でも、二人が愛し合っているなら祝福しようと思っていた。」
寂しそうに笑いながらライはそう言った。
「ちょっと、ルルーシュとは全然そんなのじゃないから!!」
私の話を聞いて、と叫ぶカレンと僕に気を遣わなくて良いんだ、と
全然人の話を聞いていないライを横目に、この惨状について考える。
えぇいライめ、普段の冷静さはどうした!!
あれはどう見ても事故だろうに・・・いや待て。
一年以上行方不明だったライが突然戻ってきた。
俺が中華連邦でたまたま外出したこの状況でか?
先ほどの録音といいタイミングが良すぎる。
・・・ならば、そう仕向けた奴がいる?
この状況を作り出して得をするのは誰だ?
俺がルルーシュとして外出することを知っているのはアイツか。
脳裏にピザをほお張っている魔女が浮かぶ。
俺のイメージなのに、こちらに振り向いて悪魔のような笑顔を向けていた。
「良かったな、ライが帰ってきて。お前も嬉しいだろう?
アイツを起こすのに私も苦労したんだ、労いはピザで良いぞ、だがタバスコを忘れるな。」
あ、あの魔女ぇ・・・俺を妙に外出させようとしていたのはこれの為だったのか。
覚えていろ、こんな修羅場を面白半分で作るような奴には当分ピザ禁止令だ、全力で。
タバスコだって買ってやるものか、お前はラー油でピザでも食ってろ。
俺のイメージの中のC.C.に悪態をついているとき、
「だがルルーシュ、聞けばC.C.、神楽耶様、カレンの三人官女体制らしいな。」
さきほどの穏やかな声音から一転、何の感情も感じさせない無機質な声が響く。
間違いないC.C.だ。こんな下らない事をライに吹き込むのはアイツしかいない。
三人官女など神楽耶のでまかせだ、C.C.一人でも手一杯なのにこれ以上増えても正直困る。

760 :ライ:2008/06/19(木) 00:11:07 ID:N1XdmWM5
「だから」
違う、と言いかけて止める。
C.C.の事だ、ここで俺が言い訳を必死に言い繕う姿を見てピザの肴にしたいのだろう。
だが、これから先も共犯者に主導権を握られていることなど、俺は絶対に認めない。
魔女の望む未来など、魔王の前ではピザのトッピングに過ぎないことを証明してやる。
俺は俺のやり方で、言い訳もせずライの誤解を解いてみせる。
「そう、俺がハーレムだ。
黒の騎士団を率い、神聖ブリタニア帝国に挑み、そして世界を手に入れる男だ。
その男に愛人の一人や二人いないはずがないだろう?」
ライの目が完全に据わった。
カレンもこの切り返しは想像していなかったようだ。
「貴方は三人官女のことを本気にしていたの?」
カレンも冗談だと思っていただろうが、頷く。
「・・・私のことも?」
頷く。
「あれは神楽耶様が仰っていただけで、私はそんなつもり全っ然ないからね。」
面と向かって言われると少々傷つくが、これで誤解は解けるだろう。
「だそうだ、良かったなライ。俺達は恋人でもなんでもないし、三人官女でもなくなったわけだ。
結果的にカレンは開放される、文句はないだろ?」
「下種が。早々に粛清すべきだったな。」
ライがそう呟いた一瞬、たしかにその両目には紅き羽ばたきが輝いていた。
こちらの予想を遥かに超えてライは怒っているようだ。
「粛清っておま・・・」
「冗談だ、ルルーシュ。粛清なんてしない、トモダチだろ私達は。」
と言って、見る者をぞっとさせるような微笑を浮かべるライ。
残念だがライ、その台詞に全く信憑性がないことは既に体験済みだ。
しかし、三人官女も恋人であるという疑惑も晴れたのに何故だ?
「君がそんな男だという確信はなかった。
だから否定し続けてきた、君を愛すべきシスコンだと信じていたかった。
だけど、君は嘘をついていたな、私とカレンに・・・ナナリーに」

761 :ライ:2008/06/19(木) 00:12:12 ID:N1XdmWM5
氷の微笑はそのままにライは俺に質問を重ねる。
「教えてくれルルーシュ、私はあと何回君に裏切られればいい?
ゼロは何も答えてはくれない。」
「知らないな、俺は未来など視えない。」
「そうか・・・」
それにしてもライはナナリーのことは覚えていたのか。
ナナリー、元気にしているだろうか。
独りで寂しくて泣いてはいないだろうか、
特区日本を宣言してブリタニアの連中から辛い目に合わされていないだろうか?
あぁナナリー、心配だ、傍に居てやれない不甲斐無い兄を許して欲しい。
そうだ、今はこんなことで言い争っている場合ではない。
中華連邦の力を得てブリタニアと戦うためにここまで来たんだ。
全てはナナリーの為に!
「そのナナリーは今は総督となってエリア11を統治している。」
「え、ナナリーが何故?」
確認する意味で聞いた質問だが予想外の返答だった。
どういう経緯で俺達が中華連邦に亡命してきたのか知らなかったのか?
しかしこれはチャンスだ、ライならナナリーの現状を知ってなお言い争うことなどしないはずだ。
「ライ、一時休戦といかないか、ナナリーを救うため力を貸して欲しい。
俺とお前、二人がいればできないことなんて。」
「甘えるな、その前に謝るべき事があるだろう!?
君の言い分が本当ならば、恋人でもない君が親しげに肩を抱き、唇を奪ったのだな?
その前は俺を慰めろとも言っていたな。カレンは君の何だ、都合の良い道具か!?
私が許せないのはそこだ、答えよ下郎!!」
「この分からず屋が。さっきのは事故だ。
俺がこけた姿はお前も見ていただろう?
俺を慰めろは本当に気の迷いでカレンには実際何もしていない。」
むしろ俺が叩かれたくらいだ。まぁ、あれは当然だとは思うが、
「そう全ては過去、終わったことだ。」

762 :名無しくん、、、好きです。。。:2008/06/19(木) 00:13:00 ID:Q2DyTfHJ
支援

763 :ライ:2008/06/19(木) 00:13:14 ID:N1XdmWM5
それに、お前が思っているようなことは何一つないんだ。と続けようとして、
「過去ぉ!?」
俺の発言がありえないというライの叫びに遮られてしまった。
「お前もカレンに一年間近くも音沙汰無しでいただろう、そんな男が何を今さら。
懺悔などあとでいくらでもできる!」
話を聞かないライに、俺も腹が立ってきたので苛立ち混じりに反論してしまう。
「いいや、君には無理だ。」
震える手で押さえているのは表情か、感情かそれとも。
「何?」
「君は最後の最後に僕を裏切り、カレンに裏切られた。
君の願いは叶えてはいけない。」
そこまで言われて、はいそうですか、と納得できるわけも無い。
C.C.から主導権を奪うためにどれほどの覚悟が必要なのかお前にはわかっていない。
こちらも覚悟を決めなくてはならないようだ。
「馬鹿め・・・ピザだけで、C.C.から主導権が握れるものか!
さぁ、止められるものなら止めてみせろ、暴走ギアスをな・・・」
そう言いつつ、左目のコンタクトを素早くはずす。
「えっ・・・ハーレムが目的なんじゃ・・・いや、その左目は、本気なのかルルーシュ。」
俺の力が暴走したことは知っていただろうが、
まさかこんなことで使用するとは思っていなかったのだろう。
ライ、俺の覚悟を甘く見すぎていたようだな。
「お前がギアスを発動させようとしたら使用する、目を隠しても駄目だ。
命令は想像に任せるが、お前たちもお終いだな。」
「・・・ッ!!」
「・・・ルルーシュ、私には効かないんじゃ?」
「ライに効けばどうとでもなる!!」
「あっそう・・・」
諦めた様子のカレンと怒り心頭といったライが対照的だ。

764 :ライ:2008/06/19(木) 00:14:06 ID:N1XdmWM5
「それより取引だ、お前に「慰めろ」発言を教えたのは誰だ?
C.C.か、それともロロか!?」
あの発言を実際に聞いていたと思われるのはロロだ。
カレンが他人に話す内容ではないし、エリア11に残っているロロと
エリア11の現状を知らなかったライは面識がないだろう。
となると、直接は聞いていないC.C.が知っているのならば、
ロロとC.C.に何らかの接点があると可能性がでてくる。
もしそうなら、それは非常にまずい事態だ、兄としての面子とか色々崩れ去る予感がする。
いや、まずはそれをライの口から確認しなければ。
「この先は、お前には関係ない!!」
「ぇ・・・」
「ルルーシュも・・・」
「お前の存在が間違っていたんだ。」
「なッ」
「ライも・・・」
「お前は世界からはじき出されたんだ、カレンは私がッ!!」
「ライッ!!!」
「ルルーシュゥッ!!!」
「貴方たち・・・」

765 :ライ:2008/06/19(木) 00:14:33 ID:N1XdmWM5
低い姿勢からライが飛び込んでくる。
瞬時に間合いを詰め俺の顔を掴もうとする、狙いは俺のギアスか!
3mはあった距離を一歩で・・・だが角度、踏み込み全てそれは想定内だ!
「ライに告げる・・・」
俺は体勢を半歩ずらし、掴まれるまでの一瞬の時間を引き延ばす。
だがギアスを発動させるにはその一瞬で十分だった。
「なっ!?」
まさか俺に避けられると思わなかったのだろう、驚愕に彩られるライの表情。
甘い、甘いぞライ、来るべきスザクとの決着の為に
日夜この距離の回避運動を研究していた俺を侮ったな!!!
俺の勝ちだライ、お前はカレンとしばらくは他人ごっこでもしていろ!!
「カレンと他人ごっ・・・」
俺がギアスを発動しようとした瞬間
「い、い、か、げ、ん、に、しなさいっ!!!」
ライの右手は空をきったが、半歩退いた方向から思わぬ衝撃が俺の頬を捉えた。
「うごっ、ぐはっ」
一瞬の浮遊感の後、地面にぶつかりそのまま二度三度と転がり、ようやく勢いは収まった。
「カ、カレン・・・?」
な、なにが・・・いったい?
ボロ雑巾のようになった俺が見たものは呆然とするライと怒れるカレンの表情だった。
ええい、またしてもイレギュラー・・・か。
ナナリーすまない、俺はここまでのようだ、
C.C.、ピザは一日一食にしないと体重が「余計な世話だ。」・・・母さん今そちらに逝きます。
そこで俺の意識は途絶えた。

766 :名無しくん、、、好きです。。。:2008/06/19(木) 00:19:32 ID:N1XdmWM5
以上です。
このあと説教されるライを書こうと思っています。

ご指摘、感想など遠慮なく仰ってください。


767 :名無しくん、、、好きです。。。:2008/06/19(木) 00:22:50 ID:+H53Q1Km
何やってんだこいつらwww
二人ともアホすぎワロタwww


768 :名無しくん、、、好きです。。。:2008/06/19(木) 00:26:27 ID:ew01rLSy
GJ過ぎ、この後二人並んで正座ですねwwww

769 :名無しくん、、、好きです。。。:2008/06/19(木) 00:26:32 ID:QWy6VI8B
>>766 GJ!!
ルルゥゥゥゥゥゥシュゥゥゥゥゥゥゥーーー!!!
対スザク用に鍛えていた君の努力が認めるがこんな所で使うなぁぁぁぁ!!
君に最早かっこよさを求めてはいけないのか!?ライももうちょっと冷静にっ!
ていうか何このカオスな展開!?(遅っ)
なにはともあれ面白かったです!続きに期待しますw


770 :名無しくん、、、好きです。。。:2008/06/19(木) 00:27:48 ID:rdH7N9ws
>>766GJ!
まぁ二人仲良く説教されてきなさい!w

771 :名無しくん、、、好きです。。。:2008/06/19(木) 00:28:46 ID:Q2DyTfHJ
>>766
ちょwwwすげえしょうもないwww
駄目だ笑いが止まらねぇwww

772 :名無しくん、、、好きです。。。:2008/06/19(木) 00:34:11 ID:6u/RsfkF
>>766
ガンダムwも最初に混じってそうな一期のルルスザ対決がライで再び…
で二人とも無駄にギアスを使ったらw
つかルルーシュは良くカレンに殴られるな〜

773 :蒼い鴉 ◆F.9o83kBbA :2008/06/19(木) 00:38:23 ID:CIsQl2AL
>>766
一時はどうなるやもと思っていましたが、カレンGJ!
カレンと他人ごっこなんて読者側からすればとんでもない地獄やw


774 :名無しくん、、、好きです。。。:2008/06/19(木) 00:39:41 ID:citHuf4T
>>766
何だこのカオスw
俺のコーラ返せw


775 :名無しくん、、、好きです。。。:2008/06/19(木) 00:43:23 ID:8Jd2jXWM
>>766
まさかの展開で声出して笑ったわwww
ルルーシュ必死すぎてもうやっぱりカワイソスw


776 :名無しくん、、、好きです。。。:2008/06/19(木) 00:47:01 ID:oHR3G55k
>>766
思いっ切り吹いたパピコ返せww今から掃除だw
寝る前にいいもん見た…夢に見そうだw

なんか最近のこのスレは神懸かりすぎだと思うんだ、保管庫の人も職人さんたちも本当にGJ!

777 :名無しくん、、、好きです。。。:2008/06/19(木) 00:48:04 ID:4xZw9ywa
この流れ……シリアスなのが投下しにくいぜ……

778 :名無しくん、、、好きです。。。:2008/06/19(木) 00:49:43 ID:C0Gfh3Mp
気にすることは無い全力で投下するんだ

779 :名無しくん、、、好きです。。。:2008/06/19(木) 00:52:04 ID:4xZw9ywa
んー、結構長いんだが……大丈夫かな

780 :名無しくん、、、好きです。。。:2008/06/19(木) 00:54:11 ID:C0Gfh3Mp
全力で支援するぜw

781 :千葉はライの嫁:2008/06/19(木) 00:57:16 ID:4xZw9ywa
わかった。ならば俺は全力で千葉ろうではないか。
何を隠そう、俺は738。全力で書き上げたぜ。
ちなみにPSP版を知らない人のために言っておくと、
千葉はEND辺りではライと名前で呼ぶようになってたから、
そんな風にしてるぜ。あと、ライの過去については適当で

782 :千葉はライの嫁:2008/06/19(木) 00:59:48 ID:4xZw9ywa
『昔のことを、思い出しました』
それだけを事務的に告げると、多くは語らずライは沈黙した。
正直なところ、ライの過去には非常に興味があった。しかし、
ライは過去について触れてほしくないようだったから、私も無理に聞き出そうとは思わなかった。
―――今思えば、この胸に渦巻く言いようのない怯臆にも哀愁にも似た感情は、
あの時、ライの言葉を聞いた時から始まっていたような気がする。

コードギアス LOST COLORS
黒の騎士団編風千葉END

「ディートハルト! 聞こえるか!?」
(ライ……?)
その通信は唐突だった。
常に冷静なライが、音声だけで分かるほど焦燥していた。
ライはディートハルトに碌な説明もせぬまま、会場から外部への通信を断つよう命じてきた。
「ライ、どうした? 何かあったのか!」
「中尉……」
私の言葉に、ライが一瞬、言いよどむような気配を見せた。
だが、それも本当に一瞬。ライは先ほどまでの様子がウソのように、
酷く優しい声で答えた。
「……大丈夫です」
「ライ?」
「特区日本は……皆の希望は、僕が必ず守ります」
「待て、どういう意味だ! ライ!」
答えぬまま、ライは通信を切った。
ライの様子は尋常ではなかった。会場で何かが起きたのだ、何かが。
「中佐、今のは!」
「ああ、分かっている。あの少尉の様子、只事ではない」
「では!」
「まさか、突入でもする気かい? 会場で何か起きたにせよ、
 今動けばそれこそ特区日本がどうなるかわからないだろう」
それは……分かってる。分かってるが、しかし……!

783 :名無しくん、、、好きです。。。:2008/06/19(木) 00:59:56 ID:C0Gfh3Mp
全力で支援

784 :千葉はライの嫁:2008/06/19(木) 01:00:39 ID:4xZw9ywa
「千葉さん。ライは、大丈夫だと言っていたわ。
 今は、ライを信じて待ちましょう」
「紅月の言う通りだぜ、千葉。現状、まだ何も分かっていないんだ。
 何か行動を起こすにせよ、今はまだ早い」
紅月と卜部の言葉に言い返す言葉が見つからず、私は沈黙する。
そのまま暫く、ゼロからもC.C.からも、そしてライからも連絡が無い時間が続いた。
時間にしてせいぜい十分ほどのもの。だが私には、実際より何十倍も長く感じられる時間だった。
通信を待ち続ける間、私の胸中に渦巻く感情は徐々に強くなっていく。
不意に、視界の端にあったレーダーに味方機を示す光点が現れた。
これは……
(ガウェイン? だが、何故……)
こちらには何の報告も届いていない。式典の成否はおろか、帰還してくることさえだ。
しかも、かなりの速度を出している。これは、ガウェインの最高速度に達しているのではないか?
おかしい。何もかもが妙だ。
「ゼロ! 一体どうしたというのだ!」
私と同じ疑問を抱いた中佐の声が飛ぶ。声の様子から、中佐も戸惑っているようだ。
「残念だが、ここにゼロはいない。私とライだけだ。
 奴は式典の主役なのだ、会場から離れるわけにもいくまい?」
通信に応じたのはC.C.だった。常に平坦な声で話す彼女の言葉が、何故か揺らいで聞こえた。
ゼロがいない……? ならば何故会場から、いや、それよりも……
何故、ライは一言も喋らないのだ……?
「C.C.……ライは? ライは、どうした?」
自分の口から出た言葉は、驚くほど静かだった。
そして。
「千葉か。ライは……撃たれた」
C.C.も、不自然なほど静かな声で告げた。

785 :名無しくん、、、好きです。。。:2008/06/19(木) 01:01:03 ID:C0Gfh3Mp
全力で支援

786 :千葉はライの嫁:2008/06/19(木) 01:01:12 ID:4xZw9ywa
「なっ!?」
「何!!」
「少尉が……!」
「どういうことだ!!」
皆が一斉に声を上げる。だが不思議なことに、私は声が出せないでいた。
あまりのことで、心に体がついて来ないせいかもしれないし、
心のどこかで、ああ、やはり、と。諦観にも似た感情が生まれていたせいかもしれない。
「ライは、ライは無事なの!?」
「落ち着けカレン、詳しい話は後だ。私はこのままライを連れていく。
 ラクシャータ、話は聞いていたな?」
「準備はさせてるからさっさと連れてきなさいよぉ。
 ……死んだら、治せないんだからねぇ」
「分かっている。ライは必要な男だ、死なせはしない。
 藤堂、後のことは任せたぞ」
「承知!」
C.C.が通信を切るのと、ガウェインがレーダー範囲外に消えたのは同時だった。
私は何も言葉を発しないまま、ただただ呆然としていた。
ライが撃たれたという事実に。それを自然と受け入れていた自分に。



静かにベッドに横たわるライを傍らで見守っていると、
元から色白な肌が今は更に死人のように青白くなっていることが分かる。
所々を包帯で覆われたその痛々しいライの姿を見て、
私の心にようやく怒りや、悲しみや、その他の言いようのない感情が湧きあがってきた。

C.C.によれば、警備の目をどのように潜り抜けたかは不明だが、
特区日本設立に否定的な考えを持っていたのであろう人物に、ゼロとユーフェミアが襲われたらしい。
折悪く二人は護衛の人間も連れておらず、ゼロでさえ死を覚悟したという。
だが、そこに駆け付けたライのお陰で事無きを得たのだそうだ。

787 :名無しくん、、、好きです。。。:2008/06/19(木) 01:01:41 ID:C0Gfh3Mp
全力で支援

788 :千葉はライの嫁:2008/06/19(木) 01:02:12 ID:4xZw9ywa
「……馬鹿者が」
応急処置が良かったらしく、今ではもう命に別状はないらしい。
しかし、そんなことは関係無い。確かに、ライは特区を守った。その功績は計り知れない。
だが、それでも、割り切れない思いはある。
「ライ、お前は……」
「うっ」
「! 目が覚めたのか、ライ!」
座っていた丸椅子を蹴飛ばすように立ち上がる。
ライは返事をしない。ただ、悲痛な声で何事か呟くだけ。
これは……うなされているのか?
「あ……や、めろ……もう、やめて……くれ」
「ライ……! くっ」
ライの顔に浮かんできた汗を拭ってやりながら考える。
どうする? ラクシャータを呼ぶべきか? だが、容体が悪化したわけではないし……
「……っ……中……尉……?」
「ライ!? 気が付いたのか!」
微かな声を聞き、私は思考の海から浮上する。
ぼんやりとした、焦点の定まっていない様子だが、確かにライは目を開けていた。
「……ここは?」
「騎士団の医務室だ。お前は式典の最中、刺客に撃たれたんだ。
 覚えているか?」
「刺客……? そうか……そういう事にしたのか」
ライは何やら呟いているが、上手く聞き取れない。だが、意識はしっかりしているようだ。
思わず安堵の溜息が出て、自然と丸椅子に腰をおろしていた。
兎に角、ライが目覚めてくれて良かった。自分も含め、皆心配していたから。
卜部や仙波大尉などは、「ここはまだライの死に場所ではないから、来ても追い返せ」と、
靖国の方角へ向かってひたすら祈り続けていたし、カレンも先程までここでライに付きっきりだった。
見たところ落ち着いているようだし、皆に知らせてくるか。
だが、私は立ち上がれなかった。
「また……死に損なったな」
そんな、どこか自嘲的な響きのあるライの言葉を耳にしたからだ。

789 :名無しくん、、、好きです。。。:2008/06/19(木) 01:02:50 ID:C0Gfh3Mp
全力で支援

790 :千葉はライの嫁:2008/06/19(木) 01:03:24 ID:4xZw9ywa
「ライ、お前」
「……失礼しました。忘れてください」
「ふざけるな!」
何事も無かったように告げるライに、私は思わず怒鳴っていた。
そうだ、以前から胸中で渦巻いていたもの。ライを見る度に、
心のどこかで感じていたもの。
「良い機会だ、この際はっきりとしておこう。
 ライ。お前、何故死に急ぐ?」
生き急いでいるのではなく、死に急いでいると言う表現が適切。
それほどまでに、このライという男は……死にたがっているように見えた。
「夢を……」
だがライは私の言葉に答えない。私と目を合わせぬよう俯くと、
何とか聞き取れる、という程度の声で話し始めた。
「夢を、見ていました。昔の夢を……」
「夢?」
「千葉中尉は、僕についてどの程度ご存知ですか?」
ライについて……か。
ライ。嘗てゼロと対立し、新たに加わった日本解放戦線で目覚ましい功績を上げた男。
その実力は黒の騎士団に復帰した今も健在で、作戦立案、そして実際の戦闘においても、
欠かせない存在となっている。黒の騎士団での功績は藤堂中佐にも匹敵するだろう。
だがライという人物について特筆すべきは、その生い立ちだ。
記憶喪失。そして、日本貴族とブリタニア皇族の血を引く男。
……改めて考えると、その圧倒的な実力といい。奇妙な経歴といい。
この男には謎が多すぎる。
「記憶を思い出して、分かったことですが……僕は記憶を、自らの手で封印した。
 己の犯した過ちから、逃げるために」
そこまで言って、ライは私を見上げてきた。
どこまでも澄んだ、真っ直ぐな瞳。私は、ライの瞳に吸い込まれるように、目が離せなくなった。
「これから話すことは、信じてもらえないかもしれませんが……それでも、
 あなたには知っていて欲しいから、話します。僕の過去を」
私は黙ったまま、ライの言葉に耳を傾けた。

791 :名無しくん、、、好きです。。。:2008/06/19(木) 01:03:45 ID:C0Gfh3Mp
全力で支援

792 :千葉はライの嫁:2008/06/19(木) 01:04:39 ID:4xZw9ywa
「僕には、日本人の母と妹、ブリタニアの地方領主の父、そしてその息子である義兄が二人いました。
 当然ながら、周りはブリタニア人だらけ。僕達が差別されるのは、当然の事でした。
 ……僕だけならば耐えられた。だけど僕は、母が、妹が、辛い思いをするのを見ていられなかった。
 そんな時です。僕が、ある力を手に入れたのは」
「力?」
「そうです。強大な力を、僕は手に入れました。
 その力を使って僕は父を殺し、義兄達を同士討ちにさせ、領主の座に登りつめました。
 ……嬉しかった。権力を手にしたことなんか、どうでも良かったけれど。
 ただこれで、母達は安らかに暮らしていけるのだと思うと、堪らなく、嬉しかった」
嘘のようなライの話を、けれど私はすんなりと受け入れていた。
こんな、幸せそうな笑みを浮かべている人の話が、嘘であるはずが無いと思った。
「……ですが僕の力は、人の手に余る物でした。僕は力を御しきれず、力を暴走させた結果……」
その瞬間、ライの笑顔が微かに変化した。
「僕は……守ろうとした母を、妹を、この手で……殺してしまった」
その時、ライが浮かべている笑顔が、なんだか、泣いている子供のように見えて。
ライにそんな貌を、してもらいたくなくて。けれど、掛けるべき言葉が見つからなくて。
私はただただ、ライの言葉を聞き続けた。
「僕は、自分の引き起こした悲劇に耐えられなかった。だから、記憶を消した。
 自分自身の犯した罪を、忘れたかった」
けれど、とライは言葉を繋ぐ。
「忘れるなんて、無理でした。僕は記憶を追い求め、こうして、記憶を取り戻している。
 中尉は僕が死に急いでいると言っていましたが、それは事実です。
 僕は……弱かった自分を、不甲斐ない自分を……殺したかった。
 でも、そんなことが許されていい筈が無い。逃避の為の死なんて、選んでいい筈が無い」
自分で自分を責め苛む言葉を、今すぐ止めさせたかった。
なのに、口からは意味を成さない空気ばかりが漏れて、
締め付けるような胸の痛みを耐えるだけで精一杯だった。

793 :名無しくん、、、好きです。。。:2008/06/19(木) 01:05:43 ID:C0Gfh3Mp
全力で支援

794 :名無しくん、、、好きです。。。:2008/06/19(木) 01:11:52 ID:chIUhjei
も一つ支援

795 :名無しくん、、、好きです。。。:2008/06/19(木) 01:18:05 ID:rdH7N9ws
わしも支援

796 :名無しくん、、、好きです。。。:2008/06/19(木) 01:21:47 ID:MmpUx+e8
さらにおまけで支援

797 :千葉はライの嫁:2008/06/19(木) 01:21:59 ID:4xZw9ywa
「今更、過去は変えられない。この後悔は、どうすることも出来ない。
 だけど僕は今、生きている。今、やれることがある」
「……ろ」
知らず、体が震えていた。
「贖罪のつもりなんてない。
 そもそも、許されるとも思っていない。
 許して欲しいとも思わない。僕には、その資格が無い。
 けれど、それでも……誰かの悲しみを消せた時だけ、少し楽になれるんです」
「も……めろ」
いつの間にか、視界がぼやけていた。
「だから、僕は決めたんです。
 こんな僕でも、皆の為になるのなら……例えこの命と引き換えになろうと」
「もう……! やめろ……!!」
気が付いたら、ライを抱き締めていた。
無理やりにでも、この優しすぎる馬鹿を黙らせたかった。
「もういい……もう、分かったから……。
 お前はもう、十分報いを受けた。
 後悔も、謝罪も……償いも、もう十分だから、だから……」
「中尉……?」
「自分の命を軽く見るな。もっと自分を大事にしろ!
 死ぬなんて、軽々しく口にするな……!」
「中尉……? 泣いて、いるんですか……?」
言われて、漸く自分が涙を流していることに気付いた。
だが、構うものか。惚れた男に泣き顔を見られることのどこが悪い。

798 :名無しくん、、、好きです。。。:2008/06/19(木) 01:22:20 ID:C0Gfh3Mp
全力で支援

799 :千葉はライの嫁:2008/06/19(木) 01:24:45 ID:4xZw9ywa
「お前が……馬鹿なことを言うからだろう……馬鹿者」
「……すいません。すいません、中尉」
「他人の為に使う命なら、私の為に使え……」
「……」
「私が死ぬまで傍にいろ。私と一緒に、色々なものを見ろ」
「……中尉」
「私と一緒に、色々な場所に行こう。色々な事をしよう」
「中尉……分かりました。分かりましたから……泣かないでください」
「……誰のせいだと思って……んっ」
先の言葉は、唇で遮られた。
真正面から、ライの目と私の目が合う。
「これから、色々なものを見ます。
 色々な場所に行きます。色々な事をします。
 僕が死ぬまで、傍にいます。中尉」
「……凪沙だ」
「はっ……」
「凪沙と、そう呼べ」
「……はい、凪沙さん。
 この命尽きるまで、僕はずっと、あなたの傍に……」
そうして、また優しく口付けされて。
私はその温かな感触に酔いしれるように、そっと目を閉じた。

800 :千葉はライの嫁:2008/06/19(木) 01:25:48 ID:4xZw9ywa
投稿終了、妄想爆発。
支援に全力で感謝! ありがとう同士よ!
しかし、途中少し投稿出来なかったのは何故だ?

801 :名無しくん、、、好きです。。。:2008/06/19(木) 01:40:54 ID:chIUhjei
少し前の鯖落ちから厳しくなったな…
何はともあれ妄想具現化お疲れ様です。
アニメ見ていないので知らないけど
式典での一見は結局シスコン童貞(ルルーシュ)が悪いのか?

802 :名無しくん、、、好きです。。。:2008/06/19(木) 01:47:23 ID:lrhSyVAp
・ コテは投下時にだけ付けること。

803 :名無しくん、、、好きです。。。:2008/06/19(木) 01:48:37 ID:rdH7N9ws
>>800GJだ!
気にすんなよ、戦友!
千葉さんの視点いいな

少し前にサバ落ちしてそれから規制が厳しくなったんだよ…
俺も規制されてこのスレの人に迷惑かけちゃってさ…

804 :名無しくん、、、好きです。。。:2008/06/19(木) 01:53:12 ID:4xZw9ywa
>>801
ルルのウッカリギアスでユフィによる日本人虐殺起きたから、
誰が悪いかと言われたら、ルルだろうな。まぁ、あれを防ぐからライは人気者なんだろう

>>802
すまん。投下宣言と投下終了もコテハンはだめなのか。気をつけるよ

>>803
遅くまでありがとう! 一気に書き上げたからラストが微妙な気がするが気にしない!


規制かぁ。必要なんだろうが、やりにくいなぁ

805 :名無しくん、、、好きです。。。:2008/06/19(木) 02:06:47 ID:QBGTjmqZ
>>804
GJした〜。千葉かわいいよ千葉

後、投下宣言と投下終了はコテつけた方がいいと思う。
>>802さんが何故こんなこと言ったか俺にはよく分からんな。
投下宣言と投下終了宣言も「投下時」の一部だと思うけど。

806 :ポタラ ◆8QavxK4RXU :2008/06/19(木) 02:06:59 ID:b7SD1rny
>>619
の続きです。前回より長くなったので1度に投下できないかもしれないです。

一応注意
もしかしたら、誤字脱字があるかもしれません。

ライが全くかっこよくありません。性格もちょっと違うかもしれません。



807 :名無しくん、、、好きです。。。:2008/06/19(木) 02:08:35 ID:HFYoCBJB
>>752
コウ卿GJ!!!
続きが楽しみすぎる!

808 :ポタラ ◆8QavxK4RXU :2008/06/19(木) 02:09:19 ID:b7SD1rny
ミレイの考えたドッキリ。それは、
カレンが誰かと付き合っているという嘘の情報を流し、その後、
カレンとその噂の人物がちょうどキスをしようとする瞬間をライに見せる。そして、その反応を楽しむというものだった。

「ライってさぁ、無表情の時がまだ多い気がするのよねぇ。だから、恋の調査も含めて彼のビックリ!みたいな顔を見てみたいと思ったのよ〜」
どっちかって言うと、今回のドッキリは恋の調査より、ライのビックリ顔を見ることが目的なんじゃないかとカレンは思った。

「ニーナ、彼のビックリ顔を後世に残すためにも最新のカメラを用意しといてくれない?」
「わかったわ、ミレイちゃん!」
ニーナ、あなた意外とこういうドッキリ好きなの?なんかノリノリな気が・・


809 :ポタラ ◆8QavxK4RXU :2008/06/19(木) 02:11:18 ID:b7SD1rny
「で、ルルーシュ〜♪」
まずい・・・この展開は・・
「会長、まさか俺が・・」
予想される可能性は63通り。そのうち58通りが・・・
「さっすがぁルルーシュ!察しがいいわねぇ。カレンのナイト役は任したわよ♪」
やはりそうなってしまうのかぁ〜〜〜〜〜
「待ってください!なんで俺・・」
「だって、リヴァルは論外だし、スザク君はこういうの苦手そうだし、やっぱりここは
経験豊富なルルーシュ先生に言ってもらわないとねっ。それともルルーシュ君は意外と・・」
「なっ!?・・お、俺だって経験の1つや2つ・・」
そうだ、俺はあのピザ女が言うような童貞坊やでは決して・・・
「えっ!・・ルル、女の子とそういうことを・・」
「お兄様・・・・」
「いやっ・・・そ、その違うんだシャーリー、ナナリー。こ、これは男の面子というか・・・」
クソっ!なぜこんな面倒なことに・・とにかくこの場を切り抜けるには・・・

「はいはい、とにかくルルーシュお願いね。それでカレンは・・」
「会長、やっぱりこれはライに悪い気が・・」
「・・・ふ〜ん、じゃあカレンは彼が自分のことをどう思ってるか気にならないんだぁ?
それならいいけどぉ?」
と、またもやイタズラっぽく言うミレイ
「うっ・・そ、それは・・」
カレンはこの瞬間悟った。この人には勝てない、と


810 :ポタラ ◆8QavxK4RXU :2008/06/19(木) 02:13:36 ID:b7SD1rny
最近、ライには気になること噂が一つある。今朝、教室に入った時もクラスの女子達が
「ねぇねぇ、やっぱりカレンさんってさぁ・・・」「うんうん、××の事がぁ・・」と話していた

ライは別に、盗み聞きが趣味なわけではない。ただ、これだけ学園中同じ話題だといやでも耳に入るものだ。
特に気になる単語は2つ。
「カレン」「好きな人」
自分も、そこまで馬鹿じゃない。すぐになんの噂かは理解できた。普通なら気にすることも無かっただろうが、
「カレン」が関わってくるとなると、なぜか気になってくる・・・

まさか、僕はカレンの事が・・・いや分からない。確かに、カレンは僕のお世話係主任だった
生徒会メンバーの中でおそらく一番長く一緒にいただろう。だからって・・・

こんなことを、授業中ずっと考えてるライである。それだけ悩んでいるなら分かることなのに、やはり彼もどこか抜けているのだろう。





811 :名無しくん、、、好きです。。。:2008/06/19(木) 02:14:00 ID:rdH7N9ws
支援

812 :ポタラ ◆8QavxK4RXU :2008/06/19(木) 02:14:45 ID:b7SD1rny
そして、その時はやってきた―
「ライさん、そういえばさっきミレイさんが、生徒会室に来て欲しいって言ってましたよ。頼みたい用事があるみたいです」
ナナリーの部屋で折り紙を教えている時のことだった
「そうなのかい、ナナリー?いつごろ行けば良いんだろう・・」
「確か、5時・・・だったと思います」
時計を見ると、もう5時10分前だった
「そっか。じゃあナナリー悪いけど、続きはまた今度でいいかな?僕もう行かなきゃ。
教えてくれてありがとう」
「いえ。・・・あの・・ライさん」
ナナリーの様子が少し変な気がした
「あの・・・頑張ってください!」
「えっ、なんで?」
何を頑張ればいいのか、僕は何のことだろうと考えた。だが、
「ライ様、お時間の方が・・・」
「あ、そうだった!それじゃ、ナナリー、咲世子さん、また」
そういうと、ライは駆け出していった。
「咲世子さん、助かりました」
「いえ、ナナリー様。私、こういうの大好きなんです!」




813 :ポタラ ◆8QavxK4RXU :2008/06/19(木) 02:16:33 ID:b7SD1rny
「会長っ!ターゲットが来ましたよ〜」
それを聞くとミレイはニヤッと笑い、上機嫌に言った
「OK!計画どおりね・・スザク君、ルルーシュ達に合図を!」
「はい、会長!」

スザクからの合図・・・ライが来たのか
「ねぇ、ルルーシュ。私やっぱり・・・」
「安心しろ、本当にキスするわけじゃない。ただの演技だ」
「うん・・・そうね」
ここまできたらと、カレンも決心する。そして・・・



「会長〜。用って何ですか?何か重要なことでも・・・」
しかし、ライを待っているはずの人物は居なかった。その代わりに・・・・

「!!っ・・・ルルーシュ・・・カレン・・・」
「「ライっ!!!」」
まさに、キスをしようとする瞬間だった。ルルーシュとカレンは部屋に入った人物に気づき、振り返る。
「・・・君達は・・・一体・・」
「えと・・・その、これはねライ・・」
困惑しながらも、なんとか説明しようとするカレン。しかしルルーシュがそれを制した

「ライ、お前には言ってなかったな。俺とカレンは付き合っているんだ、ずっと前から」
「!!!!!」


814 :ポタラ ◆8QavxK4RXU :2008/06/19(木) 02:18:05 ID:b7SD1rny
ルルーシュ、なんか演技上手くない?結構乗り気だったのかしら・・・
カレンがそう思うほど、ルルーシュの発言にはしっかりと自分の意思があるように聞こえた。
そして、恐る恐るライの顔を見てみた。


(俺とカレンは付き合っているんだ、ずっと前から)
ルルーシュの言葉を聞いた瞬間、ライの心の中でパリーンっとなにかが割れた。
思考が完全に停止してしまい、その目は想像も出来ないほど小さくなっていた(R2・5話、スザクから携帯を受け取ったルルーシュ参照)


全く、普段からは想像も出来ないくらい腑抜けた表情だな。そろそろ会長達を呼ぶか
あまりにも、ライが無残なのでルルーシュは合図を送る。



「あははっははははは!!」
突然響くミレイの笑い声。つられてスザクとリヴァルとシャーリーが笑う。ニーナと後からきたナナリーは笑ってはいなかった。

「ハハハハっ・・・ライっ・・最高よ。フフフ」
ミレイはなんとか笑いを堪えようとし、ドッキリをつげようとした。しかし・・・



815 :名無しくん、、、好きです。。。:2008/06/19(木) 02:19:20 ID:QBGTjmqZ
支援

816 :ポタラ ◆8QavxK4RXU :2008/06/19(木) 02:20:43 ID:b7SD1rny
「フハハッハハハハハハハハハ!」
ライが、壊れたように笑い出した。最初はドッキリがバレたと思ったミレイだが、全くの逆だった。
「そうか、ルルーシュ、カレン。君らはお互いを愛し合っていたのか」

ん?ちょっと待て。こいつ何を言っている!?
会長、これはちょっとまずい雰囲気な気が・・・
ルルーシュのアイコンタクトにミレイも気がついた。
「あのね、ライこれはね、ドッ・・」
「会長、言わなくてもわかります。僕もそこまで馬鹿じゃない」
何か変だと、ライを除く全員が異変に気づく。
「ルルーシュ、カレンおめでとう。後、今まで気がつかなくてごめん。」
「ライ、待て。だからこれはドッ・・」
「いいんだ、いいんだ。分かってるよ」
ミレイとルルーシュが、ドッキリと言おうとしたが、ライの言葉に遮られる。
次第に、ライの目が潤んできていた
「おいおい、ライ〜。これはドッ・・」
「そうか、皆知っていたんだね。なんかやっと皆と1つになった気がするよ・・」
ライの目から涙が溢れ出したので、さすがに全員焦ってきた
「待って、ライ聞いて。これは会長が考えたドッ・・」
「ハハハ、・・・ひっぐ・・ごめん、ね・・今まで気づかなくて・・僕、全然・・分かってなかった」
ライの勘違いはどんどんエスカレートし、涙も滝の様に流れていた。
「ライさん、落ち着いてください。これはミレイさんのドッ・・」
「そ、そうだ・・・・・・会、長・・、僕、今日ナナリーに・・・ひっぐ・・お、折り紙教えないと・・・いけないんで・・ひっぐ・・・か、帰ります・・・」

ナナリーが目の前にいるのにも関わらず、ライは折り紙を教えに行くと言う
ここまでくると、さすがにルルーシュは苛立ってきていた。


817 :ポタラ ◆8QavxK4RXU :2008/06/19(木) 02:21:56 ID:b7SD1rny
「ライっ!最後まで聞・・」
「ルルーシュ!」
突然、声を張り上げたライに、ルルーシュは黙ってしまう。
「か、カレン・・・と・・お、お幸せに・・・・う、うわああああああああああああ!!!」
そう言って、ライは走り出してしまった
その日、アッシュフォード学園はライの発狂が響き続けたという。


818 :ポタラ ◆8QavxK4RXU :2008/06/19(木) 02:25:15 ID:b7SD1rny
以上です。
しかし、投下してみると自分のSSがどれほど未熟かよくわかります。

一応、続くようにはしましたが、この後どう繋げようか・・・





819 :名無しくん、、、好きです。。。:2008/06/19(木) 02:29:21 ID:kDn8MGDx
チョット待て、コテを付けるのは、ナリスマシ防止の為だから投下終了時も入れないと意味ないだろ

>>・ コテは投下時にだけ付けること。
雑談程度にもコテが付くと、新規が入りにくいからって理由で普段はコテをはずせってことだろ?


820 :名無しくん、、、好きです。。。:2008/06/19(木) 02:33:44 ID:xHjzqCJt
>>818
ライ・・・勘違いだけど失恋しちゃたな。我らの大先生が泣くなんて!


これは続きを見なくてはならないな。なんか、この後C.Cに会いそうな気がするのは、気のせいか?

821 :名無しくん、、、好きです。。。:2008/06/19(木) 02:36:25 ID:I8BwFHVi
>>818
GJです
今の失意のライを優しく慰めたらライGETだぞ女性陣

822 :名無しくん、、、好きです。。。:2008/06/19(木) 02:38:18 ID:rdH7N9ws
>>818GJです!
ライへたれってかかわいそうになっちゃいますよ
泣くな一級建築士!君はやれば本当に出来る子なんだから!

823 :名無しくん、、、好きです。。。:2008/06/19(木) 02:53:31 ID:XdKq4f1y
GJ!
これはナナリーが慰めてライゲットフラグですね(w

824 :名無しくん、、、好きです。。。:2008/06/19(木) 03:05:31 ID:chIUhjei
GJ!
そしてルルーシュが切れる…と

825 :名無しくん、、、好きです。。。:2008/06/19(木) 07:32:30 ID:zhH3WuVL
GJ
切れたルルーシュに、ナナリーの一言。
「お兄様、私のライさんに酷い事をしないでください」
この言の葉で、ルルーシュ撃沈。

826 :名無しくん、、、好きです。。。:2008/06/19(木) 08:36:14 ID:xHjzqCJt
そして、カレンはライとの日々が懐かしくリフレインを使っちゃうという事に。

827 :名無しくん、、、好きです。。。:2008/06/19(木) 09:09:10 ID:2KXKxp27
そろそろ自重
この流れはさすがに行きすぎのだと思うぞ

828 :名無しくん、、、好きです。。。:2008/06/19(木) 11:16:48 ID:tPtovbWt
で、泣いてるライはノネット姐さんにお持ち帰りされる。と。

829 :蒼い鴉 ◆F.9o83kBbA :2008/06/19(木) 12:17:13 ID:sloVSRCU
SSを一つ投下をさせていただきます。内容はライ×ラクシャータものです。
ちゃんと、ラクシャータを書けているのか不安がよぎりますが全力で投下します。

あと、微妙に長いので支援のほどよろしくお願いします

830 :名無しくん、、、好きです。。。:2008/06/19(木) 12:24:21 ID:dmN2OdvQ
楽しみに支援する

831 :依存・夢中・症候群 ◆F.9o83kBbA :2008/06/19(木) 12:25:35 ID:sloVSRCU
ゼロに提出する書類を入れたファイルを脇に抱えて、ライは彼の部屋に向かう途中にある一本道の廊下を歩いていた。
脇に抱えていたファイルから書類を取り出して、ちゃんと全てあるのか枚数を数えているとライは向こう側から誰かが歩いてるのを捉えた。
白衣を着こなし褐色の肌と額のチャクラの化粧が印象的な女性だ。

ラクシャータ・チャウラー

最近、黒の騎士団の技術部門に出向してきたインド軍区出身のブリタニア人技術者で黒の騎士団の技術開発担当。カレンの駆る紅蓮弐式、ライの月下の開発に大きく関わった人物だ。

「輝安鉱みたいよねぇ、その髪の毛って・・・・・」

すれ違いざまにライの灰銀色の髪の一房を摘んでラクシャータはそう言った。それに反応してライは驚いて立ち止まる。
日本人の多い黒の騎士団内では珍しいのか入団当初からよく言われていた。
綺麗な髪、珍しい色とはよく言われたが輝安鉱みたいだと鉱物に例えられて言われたのは初めての事だったので驚いてしまった。

「じゃあね」

くるくると髪の毛を思う存分にいじって満足したのか、ラクシャータはキセルを銜えて格納庫に向かって歩き出した。ライはその姿が見えなくなるまで疑問符を頭に思い浮かべながら佇んでいたが、やがて用事を済ませるために歩き出した。



その次の日、ゼロから作戦会議があると収集されて司令室へと行くと既に人がいた。

彼女だ。

そう考えるとライは彼女の隣に座ってみる。
ラクシャータはそれを気にも留めず、キセルを片手にノートパソコンのキーボードに指を滑らせ、
まるでその指遣いはピアノの演奏でもするかのように滑らかにかき鳴らして行く。ソレがふと止まるまで、さほどの時は要さなかった。


832 :名無しくん、、、好きです。。。:2008/06/19(木) 12:29:41 ID:dmN2OdvQ
一応支援

833 :依存・夢中・症候群 ◆F.9o83kBbA :2008/06/19(木) 12:31:00 ID:sloVSRCU
「いたの?」

「来たのはつい先ほどだけど」

「あら、そ」

沈黙が空間の中に密集する。このままでは間が持たない。
そう思って、ライは彼女に話しかけた。

「そういえば、他の人はまだ来ないのかな?」

「さぁ・・・・・でも、その内来るんじゃないの?」

何とか紡いだ一言はあっさりと流されてしまったようだ。心の中で溜息をつこうとした時、返事が返ってきた。少しだけ嬉しくなってしまった。
先程の沈黙の空間から返事を返してもらえるとは思わなかったからだ。

「あ・・・ラ、ラクシャータ」

再び、キーボードに指を滑らせようとする彼女をライは呼び止める。

「なに?」

パソコンの画面から目を離すとラクシャータはこちらを向いてライの顔を見た。

「昨日僕の髪の色が輝安鉱みたいだって言ってたけど。あれって・・・・って、何をしているんデスカ?」

ライが言葉を途中で切り上げて問い掛けを行ったのは、ラクシャータの手が伸びて自分の髪を触り始めたからだ。ライの問い掛けにラクシャータはそれを無視してそのまま髪を触っている。
指の間を滑る感触を楽しんでいるのか数分ほど灰銀色の髪の毛をずっと触っている。指に絡めたり軽く握ったりと本人は楽しそうだ。その手がふと頬に触れた時ドキリとしてしまった。


834 :名無しくん、、、好きです。。。:2008/06/19(木) 12:32:00 ID:dmN2OdvQ
支援

835 :依存・夢中・症候群 ◆F.9o83kBbA :2008/06/19(木) 12:32:47 ID:sloVSRCU
「・・・男の髪なんて触って楽しいのか?」

「楽しいわよ。何、イヤなの?」

「いや、別に・・・」

しどろもどろに彼女の言ったことを否定する。別に触られることに不快感はない。だが、何故自分なんかの髪の毛を触ったりして楽しそうな表情を浮かべているのかそれが解らないのである。

「それにしても、男の髪の毛ってゴツゴツして堅いって思ってたんだけど、あんたのは大違いね。まるで、女の子みたい」

それは褒め言葉なのであろうか?綺麗だと思われるのは別にいいことではあるが、女の子みたいと言われると少しばかり妙な気もする。
そしてようやく気が済んだのか、と思って彼女の手が髪の毛から離れると同時にゼロや扇達幹部がやってきた。

「あら、もう居たのね」

カレンがライに微笑みかけて、ライの隣に座る。他の幹部達も続々と椅子に座っていく。

『では、会議を始めようか』

司令室にゼロの声が響き、次に作戦の為の会議が始まった。

+++++++++++++++

836 :名無しくん、、、好きです。。。:2008/06/19(木) 12:37:29 ID:ew01rLSy
支援

837 :依存・夢中・症候群 ◆F.9o83kBbA :2008/06/19(木) 12:40:11 ID:sloVSRCU

会議を終えた後にシャワーを浴びてからアジトの外へ出た。少しだけ息を吸って吐き出してから空を見た。雲ひとつ無い夜空で満月がよく見える。

今日は少しばかり疲れたような気がする。

昨日はカレンや他の団員と比べて極端に接触が無いラクシャータが自分の髪に触れたのだ。しかも突然に。
彼女が起こしたその行動にはライを疲れさせる要因が多く含まれていた。

ふと、作戦会議前に彼女が自分の髪の毛を触っていた部分を触りだした。
ラクシャータがこの髪の毛の感触をどのように感じ取っていたのだろうか?そう考えると、一瞬だけ心臓が波打った。
カレンと同様に貴重なデータを弾き出すモルモットとしか見られていないと思っていた。
そんな考えがあったから、自分に興味を示してくれた事が何故か嬉しかった。
人間は好奇心旺盛な生き物だ。様々なものに貪欲でその多くは少なからず自身の関心事に対して「知ること」と「考えること」を好む性質も見られる。

未知の領域。未知なるモノへの接触。

そこには、人を惑わすロマンチシズムが溢れ、それを抑えるのは至難のわざだ。
ライにも当然あった。
だから、ラクシャータを見つけたときにライは彼女の隣に座って、反応を窺ったのだ。
反応が無ければそれはそれでいいと考えていたが・・・まさか、あんな反応が返って来るとは思わなかった。
予想外なことがライの欲を成長させた。ラクシャータ・チャウラーをもっと知りたいと思った。
そんなことを考えていると心臓が二回ほど波打った。

(何を考えているんだ僕は)

頭を掻き、仮眠を摂る前にシャワーで熱くなった体を夜風で冷まそうとアジトの周りを歩き出す。ふと、アジトの一角に何かがいるのが見えた。
足を止めてそれを凝視すると、それが闇の塊ではなく人であることを認識できるまでに目が慣れてきた。

「あら、お散歩?」

月の光を背中に浴びているという幻想的な光景を纏わせて、ライの視線に気がついたラクシャータはこちらを向いて一声掛けてきた。
反応を示さない事に痺れを切らしたのか彼女の方から近づいてきた。

838 :名無しくん、、、好きです。。。:2008/06/19(木) 12:41:34 ID:dmN2OdvQ
支援

839 :依存・夢中・症候群 ◆F.9o83kBbA :2008/06/19(木) 12:58:07 ID:sloVSRCU
「どうかしたの?」

「い、いや・・・それより、どうしたんだ?こんなところで」

「綺麗なお月様が出てるみたいでねぇ。お月見に洒落こんでみたらアンタが来たワケ」

ラクシャータのその言葉にライはすぐにある単語を頭の中で思い浮かべる。
それは――『嘘』だ。彼女は嘘を言っている。彼女に月見という景色を愛でる趣味はないはずだ。
それにここは彼女の出没地点である格納庫などではないアジトの裏側。ライはたまに考え事があるとそこにいて思考に耽ることがある。
誰にも邪魔されずに、更に普段は団員も全然来ない場所であることから、お気に入りの場所になっていた。
余程ライのことを観察していなければ、ここに辿り着く事はないだろう。

彼女が逢いに来てくれた――自分に逢う為に。
そう思ってもいいのだろうか・・・?
今だけそう自惚れても罰は当たらないだろうか?


「お月見か・・・ラクシャータにそんな趣味があるなんてな」

「心外ね、私にだって綺麗なモノを愛でる感性ぐらいは備わってるわよ」

からかうように言ったら、ラクシャータは口の端をやや上げて微笑んで言った。

「ははっ、そうか」

思わず彼女と同じように軽く微笑んでしまった。そんなライの顔を見た後、空を見上げた。それにつられてライも空を見上げる。さっき見た時も綺麗だったが彼女と一緒に見る時の月はさっきよりも綺麗に見えた。

840 :名無しくん、、、好きです。。。:2008/06/19(木) 12:59:16 ID:dmN2OdvQ
支援

841 :依存・夢中・症候群 ◆F.9o83kBbA :2008/06/19(木) 13:15:31 ID:T1DcsOJG

「クシッ」

どれ程、時間が流れていたのか気が付かなかったが、必要以上に体を夜風に晒したせいだろう。不意にクシャミが出てしまった。
それに気づいた彼女が腰に腕を回して自分の方へ引寄せ、後ろから軽く抱かれている状態になる。
少しだけ、驚いたが心地よさを覚えたのかライは動く事も声を掛けることもせずにじっとしていた。
そっと自分の手を心臓の上に置く。すると、鼓動の音が手を伝わり体に響く。
これ以上鼓動が大きくなれば気付かれる。そう思って心臓を押さえつける。
しかし、収まるどころかどんどんと鼓動は大きくなってくる。目を閉じてそのまま鼓動を静めさせようとすると突然、体の向きを正面へと変えられて上顎を持ち上げられ顔を上に向かされてから唇に何かが触れた。柔らかい感触、これは・・・・。

「?!」

自分の見たものが確かならば今触れたのは彼女の唇ではなかったか?
それは錯覚なのだろうか。だが何かが唇に触れた感触は残っている。

「ねぇ、ちょっと」

軽いパニックを起こしているとラクシャータの呆れた様な声が聞こえてきた。

「え、えぇっ?!」

声が裏返ってしまった。

「もしかして・・・・あなた初めて?」

そう言って彼女は細い指でライと自分の唇をなぞった。という事はやっぱりさっきのはキスだったらしい。

「えっ・・・あ」

それがキスだと認識した瞬間にライの頬は紅潮させた。まるで、好きな男の子からキスをされた初心な少女のように。


842 :名無しくん、、、好きです。。。:2008/06/19(木) 13:19:35 ID:dmN2OdvQ
支援

843 :名無しくん、、、好きです。。。:2008/06/19(木) 13:22:29 ID:eVxzAFkt
激しく支援

844 :依存・夢中・症候群 ◆F.9o83kBbA :2008/06/19(木) 13:29:51 ID:T1DcsOJG
「ま、そんな事はどうでもいいんだけど。」

紅潮させた顔が先程の質問の答えと取ったラクシャータはライの顔を上げさせる。
彼女と目が合うと鼓動が早くなるのがわかった。
そして、右手をライの心臓の上に置いて軽く動かす。すると口の端を吊り上げて言った。

「隠そうとしても無駄。アンタさぁ、バレバレよ?こんなに大きくしてたら気付かない方がアホね」

バレていた。ラクシャータの言葉でライの顔が先程以上に赤くなった。もはや、沸騰と言っても良いほどだ。
とにかく恥ずかしかった。今この場所から逃げ出したい、そんな気持ちが大きくなりそれが行動として表されようとした時、自分の右手が彼女の左手に拘束されているのに気が付いた。
ライよりも背が高いが彼女は女性だ。常識的に考えれば、すぐに振り払えるはずなのにそれができない。そんな中でラクシャータはライの顔に近づき、次の瞬間には額に唇が落とされ、音を立てて離れた。
すると、彼女はライの両頬を両手で押さえて顔を見上げさせる。視線が重なり、彼女の表情に恍惚としているものが見えた。

「いい・・・。やっぱり、気に入ったわ。あなた、私のモノになりなさい」

「・・・・・・・・はい?」

いきなりの発言にライは自分の頭が真っ白になったのを感じた。今彼女は何と言った??
アタシノモノニナレ、一体どういう意図で発した言葉なのだろうか

「あの、どういう事・・・・で?意味が分からないんだけど、んっ!?」

理解が追いつかない頭を抱えながらも何とか言うと彼女は呆れたように溜息をつき、再びライの唇を塞いだ。

「んっ・・・・ぁ」


845 :名無しくん、、、好きです。。。:2008/06/19(木) 13:47:29 ID:Fr0u+X2F
全力で支援

846 :名無しくん、、、好きです。。。:2008/06/19(木) 13:47:51 ID:pTdJyH3s
支援

847 :依存・夢中・症候群 ◆F.9o83kBbA :2008/06/19(木) 13:52:45 ID:T1DcsOJG
ライの声が漏れる。ラクシャータの舌が閉じていた口をこじ開けて侵入し、舌と舌を重なり合わせ絡ませるという先程とは違った激しいキス。
何秒、何十秒は経ったのだろうかやっと唇を離すと、互いの唇と唇の間に唾液が糸を引く。

「こういうこと、わかった?」

唾液の糸を指で払い、月光を背に微笑みかける彼女に妖艶な雰囲気を覚えた。
無言で頭を頷かせて、ライは先程のキスで全ての力を吸い取られたかのように体をフラリとさせて、前方に引っ張られるように倒れようとするがラクシャータがライを抱くようにして受け止めた。
細い腕に力が篭って抱き締められ、更に鼻腔に入り込むラクシャータの肌の匂いと柔らかさでライの頭は知らず内に思考を放棄していた。

「ふふっ」

ぐったりとしたライを抱きしめて、ラクシャータは満足そうな笑みを浮かべながら水気を少しだけ残す頭を撫でつける。まるで、欲しがっていた玩具をようやく手に入れ、それを大事に扱う子供のようだった。

「・・・ん」

ラクシャータの腕の中でライは身じろいで彼女の背中に腕を回す。
その内自分は彼女無しではいられなくなってしまう、まるで中毒のようになって彼女から離れなくなる。
そんな考えが頭をよぎろうとするが気には留めなかった。
今は彼女に抱かれている感覚をほんの少しだけでも長く感じ取っていたいから。

848 :蒼い鴉 ◆F.9o83kBbA :2008/06/19(木) 13:59:14 ID:T1DcsOJG
投下終了です。ここのスレだと扱っている人がいないから緊張した・・・・
支援してくださった方々、どうもありがとうございました。

849 :名無しくん、、、好きです。。。:2008/06/19(木) 14:30:41 ID:dmN2OdvQ
>>848
艶っぽい文章ですな。呼んでてドキドキしました。
乙!


850 :名無しくん、、、好きです。。。:2008/06/19(木) 14:41:57 ID:eOUcL8mB
これは良い
ラクシャータものとは貴重だねー
ただ途中で投下する板間違えてんじゃねえのかと思って焦ったwww


851 :名無しくん、、、好きです。。。:2008/06/19(木) 15:10:42 ID:iSqaSDqG
大人の色気を持つラクシャータええのう、GJ
ライもなんだかかわええw

852 :名無しくん、、、好きです。。。:2008/06/19(木) 15:53:14 ID:ErjMPW/J
541 :名無したんはエロカワイイ:2008/06/19(木) 14:46:43 ID:z3aJkkj00
アキバの某アニメ系書店で働いてる友人からたった今届いた!
週末には店頭に並ぶらしいぞ

ケータイデジカメだから荒いけど、一応うpろだに上げとく。
すぐ消えるからな。
ttp://www.uploda.org/uporg1490187.jpg
ttp://www2.imgup.org/iup629528.jpg   ←ライの顔!!


853 :名無しくん、、、好きです。。。:2008/06/19(木) 16:12:21 ID:xHjzqCJt
>>852
ライの顔!!良かった!!俺の想像したのとほぼ同じだった!!

854 :名無しくん、、、好きです。。。:2008/06/19(木) 16:13:47 ID:1WScQWh6
買うしかねぇ!

855 :名無しくん、、、好きです。。。:2008/06/19(木) 16:13:59 ID:t0t0co61
>>852
とうとう公開されたかっ!!
これはロスカラ2への布石と考えていいのかな?


856 :名無しくん、、、好きです。。。:2008/06/19(木) 16:14:37 ID:sV3HkEvG
おぉ、燃料来たな!

857 :名無しくん、、、好きです。。。:2008/06/19(木) 16:16:30 ID:xHjzqCJt
顔が出て、オリキャラなのに異常な人気、ロスカラ2が出ると考えていいんじゃね?

858 :名無しくん、、、好きです。。。:2008/06/19(木) 16:17:26 ID:alQr8PyE
>>852
これはやべえ、間違った何かに目覚めそうだぜ……っ!

859 :名無しくん、、、好きです。。。:2008/06/19(木) 16:17:48 ID:vEU3JPbD
(・∀・ )っ/凵⌒☆チンチン ロスカラR2マダー

860 :名無しくん、、、好きです。。。:2008/06/19(木) 16:20:37 ID:/40IqDCT
思ったよりも可愛い……。
洗脳物書いたからか罪悪感を感じる……

861 :名無しくん、、、好きです。。。:2008/06/19(木) 16:20:54 ID:t0t0co61
>>857
だよな!!
期待して待つ事にするか
しかし、可愛い系だな。王様時代の表情が想像出来ないわw

862 :名無しくん、、、好きです。。。:2008/06/19(木) 16:38:41 ID:XvhfWWOL
ツーショットの相手がノネットさんなのがまたイイ

863 :名無しくん、、、好きです。。。:2008/06/19(木) 16:38:47 ID:+H53Q1Km
…こいつが学園祭でチャイナ着たのかと思うと…ゴクリ

864 :名無しくん、、、好きです。。。:2008/06/19(木) 16:40:02 ID:HUokSsdC
>>863
他はともかくスザクにはダブルスコアで勝っていたと保障できるw

865 :名無しくん、、、好きです。。。:2008/06/19(木) 16:44:42 ID:xHjzqCJt
攻略本の売り上げでロスカラR2決めるのかな?
ライの顔を出したって事は?

866 :名無しくん、、、好きです。。。:2008/06/19(木) 16:46:46 ID:rdH7N9ws
ライはかわいい系だったのか?!
狂王時代を書いてる身としては、顔が可愛かったもんで筆入れなおさないと!


867 :名無しくん、、、好きです。。。:2008/06/19(木) 16:48:52 ID:+H53Q1Km
>>864
てめえスザクさん馬鹿にすんな
可愛かっただろうが!!!
(♯ ゚Д゚)

868 :名無しくん、、、好きです。。。:2008/06/19(木) 16:50:39 ID:xHjzqCJt
>>867
いや、あれは、イタかったよ(´・ω・`)

869 :名無しくん、、、好きです。。。:2008/06/19(木) 16:54:31 ID:Fr0u+X2F
ところで500KBまでもう100切った件
スレ消費ペースはえーwwww

870 :名無しくん、、、好きです。。。:2008/06/19(木) 16:54:36 ID:YWBM2CPj
まぁ気持ちは大いに分かるがそろそろこちらかこちらで
なんかゲーム本スレより流れ早くなってるな

コードギアス LOST COLORSのライは幻の美形 2
http://game13.2ch.net/test/read.cgi/gamechara/1211338032/

コードギアス 反逆のルルーシュ LOST COLORS 13
http://game14.2ch.net/test/read.cgi/gal/1212919167/

871 :名無しくん、、、好きです。。。:2008/06/19(木) 17:00:39 ID:rdH7N9ws
>>870
わざわざありがとorz



872 :コウ ◆W56eoB1Y.M :2008/06/19(木) 17:03:27 ID:EhMQjhh5
投下します。
>>744の続きです。
注意!
もはやオリジナル展開です。





873 :名無しくん、、、好きです。。。:2008/06/19(木) 17:05:36 ID:vEU3JPbD
キタ━(゚∀゚)━!!

874 :コウ ◆W56eoB1Y.M :2008/06/19(木) 17:08:41 ID:vfg/qVjN
第三次太平洋戦争

神聖ブリタニア帝国による侵略戦争の一つに数えられるもので、当時建国間もなかったアジア合衆国連合の瓦解を目的に、ブリタニア側からの宣戦布告によって始まった戦争。

なお、この戦争におけるブリタニア軍側の主力であるアジア方面軍の司令官が、開戦の直前に交代していた事実は意外な程知られていない。



875 :コウ ◆W56eoB1Y.M :2008/06/19(木) 17:10:39 ID:vfg/qVjN

――――――



「はぁっ!」

かけ声とともに機体の右手を振るう。
射出されたハーケンに捕われた敵機が、引き回され、他の機体に激突――爆散する。

そのまま動きを止めることなく、別の一群に接近。
恐怖からか照準もタイミングも乱れた斉射を難なく躱して懐に潜り込むと、巨大な中国刀を踊らす。
両手に構えた刀で、演武のように華麗に切る、斬る、KILL。
その一振り毎に一人の人間の人生に終幕をもたらしながら、蒼き虎は舞う。


やがて、すべてが残骸となり、一人、舞台に残された主役――黎 星刻は息をついた。

(…まだ長時間の操縦は辛いか)

わずかな疲労感を表情に滲ませながら、そんな事を考えていると、絶妙な間で通信が入る。
副官の香凛からだ。


876 :コウ ◆W56eoB1Y.M :2008/06/19(木) 17:12:10 ID:vfg/qVjN
「星刻様、戦況はわが方に有利です。無理をなさらず、一旦ご帰還ください。神虎の出力も気になります」

その言葉に星刻は頷く。
今は、まだ戦いも序盤だ。無理をすることはない。

「わかった。これより帰還する。香凛、ゼロからの連絡は」

「現在援軍を率いて、ゼロ自らこちらに向かっているとのことです。それから、戦闘指揮は星刻様に一任すると」

「そうか……さすがに仕事が早いな。よし!援軍が来るまで戦線を維持。援軍到着後、一気にブリタニアを叩くぞ」

そう言ってから通信を切り、帰還するために神虎を艦の方に向けた瞬間、星刻は全身があわ立つ感覚を覚えた。


877 :コウ ◆W56eoB1Y.M :2008/06/19(木) 17:13:23 ID:vfg/qVjN
(っ!?)

機体を急発進させて、その場を離れる。
すると、直前自分がいた位置に赤黒いエネルギーの奔流が走った。

その軌道を辿れば、一体のナイトメア

「あれは……」

星刻にはその機体に見覚えがあった。
カラーリングは己の機体の神虎のように青を基調としているが、その形状はまさしく――

(ランスロット、だったか)

そう思い、戦闘の構えを取ろうとした星刻は、しかし、もう一つの事実に気付いて目を見開いた。



相対する敵ナイトメア、ランスロットとよく似た形状のその機体の左腕には、鈍い銀色を放つ禍々しい鉤爪――輻射波動機構があった。


878 :名無しくん、、、好きです。。。:2008/06/19(木) 17:14:30 ID:alQr8PyE
しえーーん

879 :コウ ◆W56eoB1Y.M :2008/06/19(木) 17:14:40 ID:vfg/qVjN

――――――


アヴァロンの格納庫の隅において、目の前に悠然と立つ機体を見上げながら枢木スザクは思わず呟いた。

「そっくりだなぁ」

彼の言葉に同意するように、猫のアーサーも不思議そうにその機体を見上げている。

目の前の機体は、自分の愛機、ランスロットに瓜二つな形状をしていた。
それこそ、色を変えたら見分けがつかないくらいに。

双子みたいだ、とスザクが思っていると後ろから声がかかる。


880 :コウ ◆W56eoB1Y.M :2008/06/19(木) 17:16:28 ID:vfg/qVjN
「どう?スザク君。ランスロット・クラブ。僕のランスロットを元に作ってみたんだけどねぇ…」

そう言ってロイドは、スザクの後ろからその機体の左腕を指差す。

「これがこの機体のめ・だ・ま。輻射波動機構だよー」

あんまり付けたくはなかったんだけど、皇帝ちゃん直々のご命令でさぁ、と少し不満気に言うロイドに、スザクは向き直って尋ねる。

「新任の司令官の方が乗ると聞いたのですが…」

本当なのかと問うスザクに、ロイドは笑みを深くして頷く。

「いやーシミュレーションやらせてもらったんだけどね?すごい腕前でさー」

あ、資料見る?とロイドから数枚のレポート用紙を渡される。


881 :名無しくん、、、好きです。。。:2008/06/19(木) 17:17:21 ID:dmN2OdvQ
超期待支援

882 :コウ ◆W56eoB1Y.M :2008/06/19(木) 17:17:56 ID:vfg/qVjN
いいのかな、と思いつつもやはり気にはなる。
後でわかることだし、と自分に言い訳をしてから資料に目を落とせば、そこに記されていたのは新任の司令官にして、目の前の機体のパイロットの名前と写真。

「ライ=レ=ブリタニア殿下」

その名前を呟いて、スザクは写真を見る。

銀灰の髪、皇族らしい秀麗な容姿。


883 :コウ ◆W56eoB1Y.M :2008/06/19(木) 17:19:15 ID:vfg/qVjN

「なんだかねぇ、初めての軍務みたいだよ」

その言葉に、スザクは写真から顔をあげる。

「初めて?」

「そう、初めて。ご病気だったらしくてね、最近までずっと寝たきりだったみたい」

その言葉に、スザクは訝しげに眉を寄せる。

そんな方が、最前線とも言える軍の司令官になるなんて……

「まぁ、いろいろ思うところはあるだろうけどさ」

頑張って良いデータ集めに協力してよ、と言うロイドに苦笑を返してから、スザクは再び写真に目を落とした。

(ライ殿下、か)

スザクはその人物に、見覚えは、ない。
見覚えはないのだが

(…なんだろう?)

懐かしいような、悲しいような

そんな感情が心を満たした。

884 :コウ ◆W56eoB1Y.M :2008/06/19(木) 17:20:54 ID:vfg/qVjN
終わりです。
支援ありがとうございました。

885 :名無しくん、、、好きです。。。:2008/06/19(木) 17:20:55 ID:dmN2OdvQ
支援

886 :名無しくん、、、好きです。。。:2008/06/19(木) 17:21:01 ID:vEU3JPbD
援護

887 :名無しくん、、、好きです。。。:2008/06/19(木) 17:21:37 ID:alQr8PyE
コウ卿GJ
もうすぐライvsカレンがみれそうでwktkしてしまうっ!

888 :名無しくん、、、好きです。。。:2008/06/19(木) 17:26:40 ID:QWy6VI8B
コウ卿GJ!!
かくして銀の悪夢は降り立った…!
ライvsカレンを想像して悲しくなってきた…orz
あと星刻が病よりヤバイ状況に…!?


889 :名無しくん、、、好きです。。。:2008/06/19(木) 17:35:12 ID:YWBM2CPj
>>884
クラブに輻射波動機構…チートすぐるw
カレンの右腕とライの左腕が真っ向からぶつかっちゃったりするんですかね
ひとつ残念なお知らせ(?)が…R2小説版でレ・ブリタニア姓は出てきてたキガス

890 :名無しくん、、、好きです。。。:2008/06/19(木) 17:38:51 ID:rdH7N9ws
>>884
コウ卿GJ〜!
カレンとの悲しい邂逅まであと少しですね

891 :コウ ◆W56eoB1Y.M :2008/06/19(木) 17:40:47 ID:vfg/qVjN
>>889
あ、出てましたか。
ラもリもあるから、あるかもなぁとは思っていたけれど。

まぁSSだし、オリジナル展開だし、一部の方には萎える思いをさせてしまって申し訳ないですが、このままいきます。
どうせ、フルネームなんて滅多にでないし。

892 :名無しくん、、、好きです。。。:2008/06/19(木) 17:54:26 ID:dmN2OdvQ
>>891
手放しでGJ!
燃える…ほんとに燃えます。
続きが待ちどおしすぐる。

893 :名無しくん、、、好きです。。。:2008/06/19(木) 17:54:28 ID:YWBM2CPj
>>891
いや自分も大して気になったわけでもないのに余計なつっこみ入れてしまってすいません
次回投下お待ちしてます。楽しみでもあり怖くもあるなぁ…((((;゚Д゚)))

894 :名無しくん、、、好きです。。。:2008/06/19(木) 18:23:13 ID:0XocuIy1
>>884
GJ!!
早く続きを〜、早く続きをお願いします orz


895 :名無しくん、、、好きです。。。:2008/06/19(木) 19:01:32 ID:q+37tUyx
>>884
GJ!
…BADENDもGOODENDどっちも見てみたい俺が居る

896 :名無しくん、、、好きです。。。:2008/06/19(木) 19:27:01 ID:QaiV8JNM
>>884
GJ&乙!
クラブに輻射波動は最強!続き待ってますノシ

897 :名無しくん、、、好きです。。。::2008/06/19(木) 20:05:45 ID:6OYXWZSc
GJ!続きが非常に楽しみです。クラブに輻射波動・・・!その姿を想像して
みますけど神クラスにかっこいい。そして強そう!早く続きがくることを
心待ちにしております。

898 :名無しくん、、、好きです。。。:2008/06/19(木) 20:31:42 ID:2Utjili8
暁零式がどんなのか、ちょっと妄想してみた。
http://www.uploda.org/uporg1490689.jpg.html

ついでにちょっと文章も上げさせてもらいます。

899 :898:2008/06/19(木) 20:33:24 ID:2Utjili8
中華連邦、極秘研究施設

「撤甲砲撃右腕部、接続確認。零式本体には異常ありません」

「少尉、OSにも異常は見られません。動作チェックを開始してください」

コンクリートと鋼鉄で塗り固められた試験場の中心で、人型をした青い影が立ち上がった。その頭部にはカブトムシのような一本角が伸びている。
「月下」という日本とインドが開発した機体だが、その形は元の姿から大きく変貌していた。新技術の試験機として強化改造された「月下」、その名も「暁・零式」である。

本体には不釣合いに大きく長い右腕を伸ばし、床に置かれた鉄球をつかむ。直径が人の身長ほどもある。
操縦席に座るのは、色が抜け落ちたような髪色の青年である。目を疑うほどの速さと精確さでキーボードを叩き、操縦桿を

あやつる。

「零式」が転倒しないようにバランスをとりながら、鉄球を持ち上げる。フレームがきしみ、モーターの駆動音が響く。大きく振りかぶる。野球の球のように、鉄球が投げ放たれた。
同時、「零式」の巨大な右腕が赤く光った。スパークを伴った光が直進し、空中の鉄球に突き刺さる。つんざくような音が響く。光が収まり地面に落ちた鉄球は、表面が沸騰した液体のように変形していた。

操縦席の青年はまだ緊張した表情で操縦桿を握っている。十秒ほど後、モニターに通信が入った。白衣を着た、ひどく色香の匂う女である。

「ライ少尉、何やってるの? もう零式を戻してもいいわよ」

彼にしては珍しいことに、口を尖らせて文句をつける。

「ラクシャータ、不意打ちで撃ってくるだろう。バリアの試験だって」

「あーら、そのこと? 零式のバリアは緊急作動するって分かったんだから、もうしないわよ」

悪びれずむしろ楽しそうな女に、青年は眉間を押さえため息をついた。

「それより速く戻ってきてよ? 暁の設計図また変えたから、すぐ見て頂戴」

900 :898:2008/06/19(木) 20:34:02 ID:2Utjili8
==========================================

「暁はともかく、残月の出番は無くなるかもねえ。藤堂将軍も処刑されそうだって話よ」

内容の割りに、ラクシャータの声色は全く深刻さがない。ソファーに寝そべっているからなおさらである。
量産型暁の設計書にペンを入れていた手を止めず、ディートハルトの情報か、と聞き返した。

「そしたらどうする? ナイトメアの操縦と戦闘指揮官、両方こなせる人間なんてあと一人しかいないんじゃない?」

設計図から顔を上げると、眉間を揉みながら冷めたコーヒーをすする。どうも疲れ目らしい。

「僕には他の役目があるよ。残月には乗れないんじゃないかな」

ラクシャータがソファーから身を起こして見つめてきた。視線が胸元に行きそうになり、あわてて肌から目をそらす。

「アンタ、自分がゼロになるつもり?」

クルリとキセルをまわして問うてくる。
ずいぶんな不意打ちだったが、以外と動揺はしなかった。どう答えるべきか、あらかじめ決めてはいた。

「僕はゼロにはならない。彼はまだ生きてるだろ」

褐色の肌をした女が笑う。あまり穏やかとは言えない笑い方だ。

「アンタはあいつの友達だったっけね。でも、別にお面被れって意味じゃないのよ」

ラクシャータは変なポーズを取って見せた。まあ確かに、仮面を被れば「ゼロ」になるものでもないだろう。

「ディートハルトはアンタの存在そのものを怖がってるわ。いつ神楽耶ちゃんが『ゼロ』にしたがるか分からないってね」

901 :898:2008/06/19(木) 20:34:29 ID:2Utjili8
背の低い少女の事を言われて、反論が思い浮かばない。正直、彼女の甘え方は最近度を越していると思う。

「国を負われて、仲間は散り散り、政略結婚の相手は行方不明。そんな時、親戚だけど遠縁で、強くてかっこよくて仕事の

できるお兄さんが身近にいたんじゃねえ。思春期の女の子、あんまり放っておいたらまずいんじゃない?」

どうも、これは将来について忠告されているらしい。天才だが変人、程度に思っていたが、中々大人の女というのは侮れな

いものだった。
机の上に設計図を放って立ち上がる。どうせ暁の生産開始は後一月以上かかるのだし、将来のためにしておくことはたくさ

んある。

「神楽耶ちゃんによろしくね?」
「ああ、そういえばラクシャータに言っておく事があったんだ。たとえ藤堂さんが帰って来れなくても、僕は零式に乗るよ」

ラクシャータに目を向ける。せっかく忠告してもらったのだし、これくらい言っても罰は当たるまい。

「あら、どうして?」
「零式は僕とラクシャータが一緒に作ったナイトメアだ。言ってみれば、その」

二人の子供みたいなものじゃないか、と。
……流石に恥ずかしかったので、すぐに部屋から出た。後ろは振り返るまい。

=================================================

その夜、神楽耶の部屋からの帰り、暁の開発チームに酒をおごってもらった。
全員ひどく興奮した顔で、博士のあんな顔は初めてみた、と次々酒をついでくれた。
ラクシャータの赤面した顔。いや、深く考えないでおこう。
言ったことは本心であるし、後にこのライがどんな苦労をするか、それはまた別の誰かが語るであろう。

……ヒック!

902 :898:2008/06/19(木) 20:35:08 ID:2Utjili8
ラクシャータが結構可愛く見える今日この頃。
以上です。

903 :名無しくん、、、好きです。。。:2008/06/19(木) 20:42:23 ID:8+6S0XtP
>>902
GJ! 暁零式かっこいいっす! まさか書いてくださるとは……
ラクシャータ可愛いよラクシャータ

904 :名無しくん、、、好きです。。。:2008/06/19(木) 20:52:08 ID:0XocuIy1
>>902
GJ
今日はラクシャータのターン?俺、嬉し涙目w
あと暁零式で思い出したが、紅蓮参式が月下に当たるらしいね
暁零式は月下と暁の中間位の設定かな


905 :名無しくん、、、好きです。。。:2008/06/19(木) 20:57:58 ID:q+37tUyx
>>902
GJ!
ラクシャータに目覚めたような気がします

で、900超えたし容量残り70くらいだし
次スレどうします?

906 :名無しくん、、、好きです。。。:2008/06/19(木) 21:01:58 ID:rdH7N9ws
>>902
凄いじゃないですか!GJ!
残月が黒から青に変わるだけで本当に別のKMFみたいになってますね
大分かっこいいw残月のプラモが出たら色塗ってみますw

>>905
次スレはそろそろですね、立てる準備だけしときますか?

907 :名無しくん、、、好きです。。。:2008/06/19(木) 21:14:14 ID:lrhSyVAp
これだけ残ってれば1000までいけそう

908 :名無しくん、、、好きです。。。:2008/06/19(木) 21:16:31 ID:rdH7N9ws
じゃあ危なくなったらすぐに次スレを立てる方向でいい?


909 :名無しくん、、、好きです。。。:2008/06/19(木) 21:33:56 ID:rdH7N9ws
ごめんめっちゃ普通のこと言ってるな…orz
ちょっと吊ってくる

910 :名無しくん、、、好きです。。。:2008/06/19(木) 21:43:28 ID:Nu0PtjpN
>>909が心からこのスレを心配しているのが伝わっているから、吊らなくて良い。

911 :名無しくん、、、好きです。。。:2008/06/19(木) 21:52:13 ID:odAtVI5z
>>909
その反応に萌えた

912 :名無しくん、、、好きです。。。:2008/06/19(木) 22:24:00 ID:4xZw9ywa
ライの顔をみる→ふおおおお! 可愛い! よっし、ライが死ぬ話を書こう!

……あれ?

913 :名無しくん、、、好きです。。。:2008/06/19(木) 22:25:55 ID:rdH7N9ws
>>910>>911
ありがとう、踏みとどまれましたorz

914 :名無しくん、、、好きです。。。:2008/06/19(木) 22:31:31 ID:d79KPzuY
しかし、10日も経たずに次スレを立てなきゃいけない状況になるとは・・・。

915 :名無しくん、、、好きです。。。:2008/06/19(木) 22:38:10 ID:Nu0PtjpN
攻略本発売されたら、更に加速しそうだな…

916 :名無しくん、、、好きです。。。:2008/06/19(木) 22:39:14 ID:Q2DyTfHJ
望むところだ。ROM専だけどね。フヒヒ

917 :名無しくん、、、好きです。。。:2008/06/19(木) 23:06:43 ID:L4G+rSBb
次スレのテンプレ追加するとしたら
最近出た保管に関してとか、放送前バレ情報を含むSSに関してかな?
立てられそうにないのでどなたかテンプレ追記頼みます…

918 :保管庫の人:2008/06/19(木) 23:11:00 ID:LbpTqaSV
そして保管庫は更なる飛躍を遂げる

   〜作者別領地設立計画〜

取り敢えず試作↓
Geass_LC_SS_aria_0001-0156.html 

※保管庫と同時に開いて下さい
※這い寄る混沌卿、勝手ながら貴方の作品を使わせて頂きました。事後報告となってしまいますが何卒ご容赦願います


ってか、前回の更新から24時間で12の作品投下ですか…。これで攻略本が発売された日にはどうなることやら。
…いや、みんな本に夢中で流れは穏やかになるかな?うん、きっとそうだ、多分

919 :名無しくん、、、好きです。。。:2008/06/19(木) 23:19:05 ID:8+6S0XtP
>>918
いったいどこまで進化するんだここの保管庫は……!
SS投下の波はさらに激しくなるに一票。

920 :名無しくん、、、好きです。。。:2008/06/19(木) 23:19:07 ID:q+37tUyx
>>918
SUGEEEEEEEEEEEEEEEEE

…攻略本?…ギアス劇場買うつもりだから買えないよ
ははははは…

921 :名無しくん、、、好きです。。。:2008/06/19(木) 23:22:24 ID:d79KPzuY
920卿。攻略本は2,3日で発売だが、銀盤は2ヶ月ある。
どちらを優先すべきか言うまでもないだろう。

922 :名無しくん、、、好きです。。。:2008/06/19(木) 23:26:12 ID:aw/TRxFA
すげぇ、単発ゲームのssスレがここまでの実力とは・・・。
改めて職人さん方と保管庫の人にGJ&乙と言わせてもらおう。
・・・俺も続き書かなくては。

923 :名無しくん、、、好きです。。。:2008/06/19(木) 23:26:27 ID:g8s89qzl
妄想セシルさんルートとか見てみたい

もしかして既出?

924 :名無しくん、、、好きです。。。:2008/06/19(木) 23:28:19 ID:L4G+rSBb
>>918
好きなことだから苦じゃないとは言ってくれてるけど
個人的には週一更新くらいでもすごいと思うんだ…だから心配になるぜ>保管庫の人
そんなにすぐ見たけりゃ個々人が専ブラ等で一定期間保管しとけばいい話なわけで。
前に煽る馬鹿がいたけど、もしさらに流れが早くなってもくれぐれも無理はしないで下さいね

925 :名無しくん、、、好きです。。。:2008/06/19(木) 23:29:08 ID:4xZw9ywa
>>918 の同時に開くというのがいまいち理解できなくて見れない俺涙目

926 :名無しくん、、、好きです。。。:2008/06/19(木) 23:39:11 ID:njqViAA0
俺もわからないんだが、どうすればいいんだ?

927 :保管庫の人:2008/06/19(木) 23:43:30 ID:LbpTqaSV
>>924 ご心配&声援ありがとうございます。でも、速度なら大丈夫、更新作業の殆どは電車の中でしてますからねw
 だが、しかし、そんな私でも不可避の、そう遠くない未来に訪れるであろう懸念事項がある。
 それは…サーバーの容量…。計画を前倒しせねば…


>>925 すいません、説明不足でした。

1. http://www1.ocn.ne.jp/~herma/Geass_LC_SS_Top.htm ←まずこれを開きます
2. http://www1.ocn.ne.jp/~herma/Geass_LC_SS_aria_0001-0156.html ←次にこれを開き、適当に閲覧をクリック
3. 1で開いたページに2でクリックしたSSが表示されます

928 :名無しくん、、、好きです。。。:2008/06/19(木) 23:44:28 ID:citHuf4T
とりあえず見れない奴はライの如く落ち着くんだ。
保管庫のアドレス部分を冷静に見ればわかるはずだ


929 :名無しくん、、、好きです。。。:2008/06/19(木) 23:46:43 ID:4xZw9ywa
MIRETA! わざわざすいません保管庫の人卿!
っていうか、これなんかもうまとめじゃなくて立派なSSサイトの領域ですよwww

930 :名無しくん、、、好きです。。。:2008/06/19(木) 23:49:43 ID:q+37tUyx
容量が問題って前代未聞過ぎる…

931 :名無しくん、、、好きです。。。:2008/06/19(木) 23:50:57 ID:aw/TRxFA
すごい・・・。保管庫の人ありがとう!!
関係ないことではありますが這い寄る混沌卿の
ssの数に思わず感嘆してしまいました。

932 :名無しくん、、、好きです。。。:2008/06/19(木) 23:53:19 ID:N1XdmWM5
>>927
管理人様いつもご苦労様です。くれぐれも無理をなさらぬよう・・・
更新が早いのは嬉しいですが、ちょっと心配です。
>>917
あとはオリキャラを出す際にはオリキャラを出すと注意を書くこと、ですかね?

933 :名無しくん、、、好きです。。。:2008/06/19(木) 23:57:25 ID:lrhSyVAp
・ 読む人を選ぶような内容(オリキャラ・残酷描写など)の場合、始めに注意を入れて下さい。

こんなもんかね

934 :名無しくん、、、好きです。。。:2008/06/20(金) 00:16:24 ID:xBCdnd+L
素晴らしいチームワークだ……!
ここさえあれば俺、日曜のライのいない世界、
という設定のIF物を乗り切ることができるよ

935 :名無しくん、、、好きです。。。:2008/06/20(金) 00:18:16 ID:GBcbyM+7
>>934
LOST COLOES2が出たりしてな

…顔バレしたしありえない話ではないと思う

936 :名無しくん、、、好きです。。。:2008/06/20(金) 00:22:14 ID:9r+d2f3t
>>935
LC2なんて出たらこのスレいったいどこまで行くんだ?!
管理人さんのサーバーの容量は大丈夫なのか?!
自分、不安です。

937 :名無しくん、、、好きです。。。:2008/06/20(金) 00:22:46 ID:xBCdnd+L
ライだと仮にロスカラ2出たら、香凛や天子様とくっ付いても違和感ないしな。
ここに投下されるSS、どんなカップリングでも違和感ないし。
ルルだとこうはいかないよなぁ。なんていうか、ライってギアスファンの希望の具現みたいな感じ、
とかクサイことを言ってみる

938 :名無しくん、、、好きです。。。:2008/06/20(金) 00:24:41 ID:0bt74xcU
>>918
お疲れ様です。 
>>924氏 >>932氏もおっしゃるように、無理だけはなさらないでくださいね。


久々のSSを書こうとWordを開けて頭の中で考えてたネタを元にプロット組んでるけど、いざ始めると大変…orz
いろいろ矛盾は出てくるし、いざネタを文章にしようとすると文章化できなかったり。
初めてコードギアスのSS(しかもLCの)を書くけど、頑張ります。
(時間軸的には特派スザクED〜行政特区日本設立ぐらいでライがメインのオールキャラ?)



939 :名無しくん、、、好きです。。。:2008/06/20(金) 00:28:10 ID:XfqHr5Nl
>>937
ライの存在自体がドリーム小説かメアリー・スーだから

940 :名無しくん、、、好きです。。。:2008/06/20(金) 00:28:28 ID:lL4epbnt
もうスレ900超えてるよ。マジすげ。

誰かSSスレの4つ目書いたっけ?

941 :名無しくん、、、好きです。。。:2008/06/20(金) 00:35:55 ID:xBCdnd+L
>>939
メアリー・スーか。なるほど、その例えは言い得て妙だな……

940も言ってるけど、新スレはどうなってるんだ? 

942 :名無しくん、、、好きです。。。:2008/06/20(金) 00:37:16 ID:z/yajMMv
>>939
しかし某キウイとか某スパコディとは違ってライには爽やかさを感じる。

943 :名無しくん、、、好きです。。。:2008/06/20(金) 00:44:05 ID:XfqHr5Nl
新スレは>>970あたりでいいんじゃない

944 :名無しくん、、、好きです。。。:2008/06/20(金) 00:46:04 ID:YU6f4VDj
>>942
前者は後者程無敵でも無いし、それ程鼻に付かないと思うけど。
ライみたいなのは本当に珍しいな。

945 :名無しくん、、、好きです。。。:2008/06/20(金) 00:46:28 ID:p9bIfuCx
>>942
そりゃキャラの特性の問題だろ。
キウイはもともと暑苦しいキャラとして描かれてるし、スパコディは鬱系ひきこもり(癇癪持ち)だし。

946 :一応テンプレ貼っとく:2008/06/20(金) 00:51:56 ID:XfqHr5Nl
ここはPS2/PSPで発売された「コードギアス反逆のルルーシュ LOST COLORS」に関するSS投稿スレです。
感想等もこちらでどうぞ。sage進行でお願いします。また、このゲームについて気になる人は本スレにもお越しください。

■SSを投下される方へ (※重要)
・ 多くレスを使う投下は、投下前後に開始・終了の旨を書いたレスを入れて下さい。(または「何レス目/総レス」を名前欄に)
・ 投下許可を求めないこと。みんな読みたいに決まってます!
・ 投下前は、他作品への割り込みを防ぐ為に必ずリロードしてください。
・ コテは投下時にだけ付けること。その際トリップもあるとベスト。トリのつけ方:名前欄に「#(好きな文字列)」 #は半角で。
・ 読む人を選ぶような内容(オリキャラ・残酷描写など)の場合、始めに注意を入れて下さい。
・ 460kb近くなったら次スレを立てるか聞くこと。立てる人は宣言してから。
・ 保管庫への要望、誤字脱字等の修正依頼は以下のアドレス(geass_lc_ss@yahoo.co.jp)に

■公式サイト http://www.geass-game.jp/
■アニメ公式サイト http://www.geass.jp/
■SS保管庫 http://www1.ocn.ne.jp/~herma/Geass_LC_SS_Top.htm

■過去スレ
1:http://game14.2ch.net/test/read.cgi/gal/1209886757/
2:http://game14.2ch.net/test/read.cgi/gal/1211557284/
3:http://game14.2ch.net/test/read.cgi/gal/1213103523/

■関連スレ
コードギアス 反逆のルルーシュ LOST COLORS 13
http://game14.2ch.net/test/read.cgi/gal/1212919167/
【PS2】コードギアス 反逆のルルーシュ LOST COLORS
http://game13.2ch.net/test/read.cgi/famicom/1203247087/
【PSP】コードギアス 反逆のルルーシュ LOST COLORS
http://game13.2ch.net/test/read.cgi/handygame/1207641630/
コードギアス 反逆のルルーシュ LOST COLORS 攻略スレ4
http://game13.2ch.net/test/read.cgi/gameover/1209720651/
コードギアス LOST COLORSのライは幻の美形 2
http://game13.2ch.net/test/read.cgi/gamechara/1211338032/

947 :名無しくん、、、好きです。。。:2008/06/20(金) 00:54:43 ID:LvVlCzEC
修正案だが、こんな感じだろうか?
職人方で2ちゃん初心者の方もいるみたいなので少し長めになってしまった。2つに区切ります



ここはPS2/PSPで発売された「コードギアス反逆のルルーシュ LOST COLORS」に関するSS投稿スレです。
感想等もこちらでどうぞ。また、このゲームについて気になる人はゲーム本スレにもお越しください。
基本sage進行ですが煽り・荒し・sageなし等にはそのつど反応せず、専ブラでNGワード登録するかスルーして下さい。

■SSを投下される方へ
・ 多くレスを使う投下は、投下前後に開始・終了の旨を書いたレスを入れて下さい。(または「何レス目/総レス」を名前欄に)
・ 昨今5レス以上は規制に掛かる場合があるので長文になる場合は支援要請の旨も冒頭に書いてください。
・ 投下許可を求めないこと。みんな読みたいに決まってます!
・ 投下前は、他作品への割り込みを防ぐ為に必ずリロードしてください。
・ 固定ハンドル(コテハン)は投下時にだけ付けること。その際成りすましを防ぐためトリップもあるとベスト。
  トリップのつけ方:名前欄に「#(好きな文字列)」 #は半角で。
・ 読む人を選ぶような内容(オリジナルキャラ・残酷描写など)の場合、始めに注意を入れて下さい。
・ 単発の方でも投下しやすいように義務ではないですが、
投下時になるべく作者名・タイトル・カップリング表記をしていただけると有難いです。
・ ゲーム内容以外で本編放送前バレ情報があるSSは投下前に注意書きをお書き下さい。
・ 460kb近くなったら次スレを立てるか聞くこと。立てる人は宣言してから。
・ 保管庫への要望、誤字脱字等の修正依頼は以下のアドレス(geass_lc_ss@yahoo.co.jp)に


948 :名無しくん、、、好きです。。。:2008/06/20(金) 00:55:29 ID:C3tMb/0x
>>管理人氏
何時の間にか、凄い事になってる!?
とりあえず、自分のSS領地が出来ていてビックリしました・・・・・・
もし必要がある場合は、じゃんじゃん使っちゃって下さいませ

しかし、容量か・・・・・・1スレ目の時は、こんな事になるとは思わなかった・・・・・・

949 :名無しくん、、、好きです。。。:2008/06/20(金) 01:00:05 ID:LvVlCzEC
あと>>947の続きテンプレ案ですが、SSスレなんで
こんな順番の方がいいのではないかと思いました。


■SS保管庫 http://www1.ocn.ne.jp/~herma/Geass_LC_SS_Top.htm

■過去スレ
コードギアス 反逆のルルーシュ LOST COLORS SSスレ
http://game14.2ch.net/test/read.cgi/gal/1209886757/
コードギアス 反逆のルルーシュ LOST COLORS SSスレ 2
http://game14.2ch.net/test/read.cgi/gal/1211557284/

■関連スレ
コードギアス 反逆のルルーシュ LOST COLORS 13(ゲーム本スレ)
http://game14.2ch.net/test/read.cgi/gal/1212919167/
コードギアス LOST COLORSのライは幻の美形 2 (主人公スレ)
http://game13.2ch.net/test/read.cgi/gamechara/1211338032/
【PS2】コードギアス 反逆のルルーシュ LOST COLORS
http://game13.2ch.net/test/read.cgi/famicom/1203247087/
【PSP】コードギアス 反逆のルルーシュ LOST COLORS
http://game13.2ch.net/test/read.cgi/handygame/1207641630/
コードギアス 反逆のルルーシュ LOST COLORS 攻略スレ4
http://game13.2ch.net/test/read.cgi/gameover/1209720651/

■公式サイト http://www.geass-game.jp/
■アニメ公式サイト http://www.geass.jp/game.html

■攻略wiki http://www9.atwiki.jp/codegeasslc/


950 :名無しくん、、、好きです。。。:2008/06/20(金) 01:03:02 ID:XfqHr5Nl
>>949
忘れ物
コードギアス反逆のルルーシュ LOST COLORS SSスレ3
http://game14.2ch.net/test/read.cgi/gal/1213103523/

あと■アニメ公式サイト http://www.geass.jp/
game.html はなくておk


951 :名無しくん、、、好きです。。。:2008/06/20(金) 01:03:21 ID:LvVlCzEC
コードギアス反逆のルルーシュ LOST COLORS SSスレ3
http://game14.2ch.net/test/read.cgi/gal/1213103523/

これ入れるの忘れてたorz…立てられる人、内容を吟味してお願いします

952 :保管庫の人:2008/06/20(金) 01:08:14 ID:DHmQdap0
すいません、以下の文言を足してください。

修正依頼の際には スレ番号_作品の最初のレス番号 で指定してください
例 0003_0342 のタイトルを ○○○○○○○○ カップリングを ○○○○○○○○
     ↑
 (この部分が特に重要です!)

よろしくお願いします。

>>948 よかった…ありがとうございます。容量については、所詮プロバイダの領域を借りてるだけの状態ですからね。
 いつかは自宅サーバーかレンタルサーバーと思っていましたが、あまり悠長に構えてる場合ではなさそうです。

953 :最終テンプレ案 1/2:2008/06/20(金) 01:16:48 ID:XfqHr5Nl
ここはPS2/PSPで発売された「コードギアス反逆のルルーシュ LOST COLORS」に関するSS投稿スレです。
感想等もこちらでどうぞ。また、このゲームについて気になる人はゲーム本スレにもお越しください。
基本sage進行ですが煽り・荒し・sageなし等にはそのつど反応せず、専ブラでNGワード登録するかスルーして下さい。

■SSを投下される方へ
・ 多くレスを使う投下は、投下前後に開始・終了の旨を書いたレスを入れて下さい。(または「何レス目/総レス」を名前欄に)
・ 昨今5レス以上は規制に掛かる場合があるので長文になる場合は支援要請の旨も冒頭に書いてください。
・ 投下許可を求めないこと。みんな読みたいに決まってます!
・ 投下前は、他作品への割り込みを防ぐ為に必ずリロードしてください。
・ 固定ハンドル(コテハン)は投下時にだけ付けること。その際成りすましを防ぐためトリップもあるとベスト。
  トリップのつけ方:名前欄に「#(好きな文字列)」 #は半角で。
・ 読む人を選ぶような内容(オリジナルキャラ・残酷描写など)の場合、始めに注意を入れて下さい。
・ 単発の方でも投下しやすいように義務ではないですが、
  投下時になるべく作者名・タイトル・カップリング表記をしていただけると有難いです。
・ ゲーム内容以外で本編放送前バレ情報があるSSは投下前に注意書きをお書き下さい。
・ 460kb近くなったら次スレを立てるか聞くこと。立てる人は宣言してから。
・ 保管庫への要望、誤字脱字等の修正依頼は以下のアドレス(geass_lc_ss@yahoo.co.jp)に

 ※修正依頼の際には スレ番号_作品の最初のレス番号 で指定してください
 例 0003_0342 のタイトルを ○○○○○○○○ カップリングを ○○○○○○○○
      ↑
  (この部分が特に重要です!)



954 :最終テンプレ案 2/2:2008/06/20(金) 01:17:12 ID:XfqHr5Nl
■SS保管庫 http://www1.ocn.ne.jp/~herma/Geass_LC_SS_Top.htm

■過去スレ
1:http://game14.2ch.net/test/read.cgi/gal/1209886757/
2:http://game14.2ch.net/test/read.cgi/gal/1211557284/
3:http://game14.2ch.net/test/read.cgi/gal/1213103523/

■関連スレ
コードギアス 反逆のルルーシュ LOST COLORS 13(ゲーム本スレ)
http://game14.2ch.net/test/read.cgi/gal/1212919167/
コードギアス LOST COLORSのライは幻の美形 2 (主人公スレ)
http://game13.2ch.net/test/read.cgi/gamechara/1211338032/
【PS2】コードギアス 反逆のルルーシュ LOST COLORS
http://game13.2ch.net/test/read.cgi/famicom/1203247087/
【PSP】コードギアス 反逆のルルーシュ LOST COLORS
http://game13.2ch.net/test/read.cgi/handygame/1207641630/
コードギアス 反逆のルルーシュ LOST COLORS 攻略スレ4
http://game13.2ch.net/test/read.cgi/gameover/1209720651/

■公式サイト http://www.geass-game.jp/
■アニメ公式サイト http://www.geass.jp/

■攻略wiki http://www9.atwiki.jp/codegeasslc/

955 :名無しくん、、、好きです。。。:2008/06/20(金) 01:31:48 ID:xBCdnd+L
長い気がしないでもないが、これでいいんじゃないか?

956 :名無しくん、、、好きです。。。:2008/06/20(金) 01:33:28 ID:LvVlCzEC
>>953-954
お疲れ様です。読み手の自分としては全く異論ないっす。
職人方・保管庫の方の都合もよろしければこれでスレ立てお願いします

957 :名無しくん、、、好きです。。。:2008/06/20(金) 12:41:55 ID:eSNNI7Fi
もう次のスレ立ってるの?一覧で見たけど、見当たらなかったけど・・・。

958 :名無しくん、、、好きです。。。:2008/06/20(金) 12:46:01 ID:YU6f4VDj
いや、970で立て(の予定)


959 :名無しくん、、、好きです。。。:2008/06/20(金) 14:08:10 ID:IQGPW1qr
しかし、この調子だと初めて1000に届きそうW


960 :名無しくん、、、好きです。。。:2008/06/20(金) 14:11:46 ID:TIlZ48EP
んー容量的に1000は微妙。職人さん用に早々に新しいスレを準備した方がよいかも

961 :名無しくん、、、好きです。。。:2008/06/20(金) 14:19:19 ID:FHxlgi0q
450KBいってるぞ? 早々に立てたほうがよろすぃくね?

962 :名無しくん、、、好きです。。。:2008/06/20(金) 15:22:13 ID:eSNNI7Fi
攻略本を使ったSSはここで投稿なの?それか攻略本スレを立てるべきなの?

963 :名無しくん、、、好きです。。。:2008/06/20(金) 15:38:51 ID:brY3vQeq
>>962
攻略本を使ったSSってなに?


964 :名無しくん、、、好きです。。。:2008/06/20(金) 15:46:21 ID:yUZFDPYG
>>962
同じロスカラだからここでOKじゃないか!

ライとノネットさんのツーショットが…確かにお似合いカップルだな!
最近のR2を見ていたら辛いから、攻略本を買ってくるね

965 :名無しくん、、、好きです。。。:2008/06/20(金) 16:06:25 ID:ftyik6/q
>>攻略本使ったSS〜
…もしかして「ゲームやったことないけど攻略本だけ読んで書く」とか言ってるんじゃあるまいな?

もしそうだとするなら、かつてのゼロ魔クロス物SSスレを思い出すわ

スレが盛り上がってきたら「ゼロ魔読んだこと無いけど流れだけ知ってるからそれでSS書くお!」とか言う屑が大量に沸き出して大変だった

966 :名無しくん、、、好きです。。。:2008/06/20(金) 16:14:47 ID:6MuniJwd
>>965
おいおい口汚いな。気持ちはわかるるけど屑は言い過ぎだよ。
攻略本使ったSS〜 の真意が判ってからでも批判すんのは
遅くなかろうよ。


967 :名無しくん、、、好きです。。。:2008/06/20(金) 16:14:51 ID:/Fjg3R4l
965 そんな屑がいるの? だったらもはや人間じゃないね。

968 :名無しくん、、、好きです。。。:2008/06/20(金) 16:23:08 ID:9r+d2f3t
よし、まずはsageようか

969 :名無しくん、、、好きです。。。:2008/06/20(金) 16:27:53 ID:yUZFDPYG
ノネットさんは綺麗だけど
ライの方が可愛く見えた俺は異端ですか?

970 :名無しくん、、、好きです。。。:2008/06/20(金) 16:30:29 ID:ftyik6/q
>>966
>>968
ごめん
ついカッとなった

971 :名無しくん、、、好きです。。。:2008/06/20(金) 16:32:00 ID:ftyik6/q
>>966
>>968
ごめんよ
ついカッとなった

972 :名無しくん、、、好きです。。。:2008/06/20(金) 16:33:12 ID:9r+d2f3t
>>970
いいさ、気にしなさんなw

てか970超えたな、次のスレ立てるか

973 :名無しくん、、、好きです。。。:2008/06/20(金) 16:49:40 ID:tBsDqAy+
>>972
お願いします。テンプレは>>953-954

974 :名無しくん、、、好きです。。。:2008/06/20(金) 17:02:16 ID:9r+d2f3t
>>973
おk
じゃあ立ててみる
ダメだったらごめんな

975 :974:2008/06/20(金) 17:05:32 ID:9r+d2f3t
>>953-954のテンプレでやったら長いってエラーが出ちゃったよorz


976 :名無しくん、、、好きです。。。:2008/06/20(金) 17:21:05 ID:kI0yKLMh
んじゃ俺も少し改変してトライしてみます

977 :名無しくん、、、好きです。。。:2008/06/20(金) 17:38:06 ID:OWh+e5BD
テンプレは>>1>>2を使えばいい
と思うぞ。

978 :名無しくん、、、好きです。。。:2008/06/20(金) 17:41:15 ID:9r+d2f3t
>>977
二つに分けてってこと?

979 :名無しくん、、、好きです。。。:2008/06/20(金) 17:50:05 ID:kI0yKLMh
このスレで出てきた追加事項もあるから>>1じゃだめだろう
つか>>1ですらはじかれるかもね
この板はこの前からこういう規制もきつくなった可能性がある

バレスレとかあんなにテンプレ長くてもOKなのに…いっそ3レスにしてみるか?

980 :双翼 義人 ◆KHEtQ2j5Nc :2008/06/20(金) 17:58:06 ID:Cjz7bdbk
>>927
infoseekに移転してみては?
ライトなら無料で50MB、ベーシックなら月額525円で300MB使えますが。
infoseekならパスワードさえ教えていただけたら保管業務に協力可能ですし。

981 :名無しくん、、、好きです。。。:2008/06/20(金) 18:08:43 ID:/Fjg3R4l
で、誰が立てるの?

982 :名無しくん、、、好きです。。。:2008/06/20(金) 18:13:50 ID:kI0yKLMh
コードギアス 反逆のルルーシュ LOST COLORS SSスレ4
http://game14.2ch.net/test/read.cgi/gal/1213952942/

なんとかテンプレ2つで立てられた
題は長すぎるって言われるから半角になってしまった。スマソ
他におかしいところとかあったら補足してください

983 :名無しくん、、、好きです。。。:2008/06/20(金) 18:15:13 ID:6MuniJwd
>>982


984 :名無しくん、、、好きです。。。:2008/06/20(金) 18:19:05 ID:9r+d2f3t
>>982
乙!
てか本当にありがとう

985 :名無しくん、、、好きです。。。:2008/06/20(金) 18:32:16 ID:nEHnIsXf
>>982
乙!

986 :名無しくん、、、好きです。。。:2008/06/20(金) 18:55:18 ID:9r+d2f3t
さぁ埋めるか

987 :名無しくん、、、好きです。。。:2008/06/20(金) 19:27:34 ID:lL4epbnt
オレオレ、俺オレンジ。
紅蓮の輻射波動砲喰らっちゃって、治療費振り込んでくんね?

オレンジのオレオレ詐欺。
電波を受信したかも

988 :名無しくん、、、好きです。。。:2008/06/20(金) 20:15:16 ID:dzskNW3A
>>987
全力で笑う予感。

989 :名無しくん、、、好きです。。。:2008/06/20(金) 21:38:16 ID:5Zldd/8/
>>982



990 :名無しくん、、、好きです。。。:2008/06/20(金) 21:49:18 ID:QXQrJlmP
うめちゃう?

991 :名無しくん、、、好きです。。。:2008/06/20(金) 21:52:38 ID:dzskNW3A
埋めるか。

992 :名無しくん、、、好きです。。。:2008/06/20(金) 22:03:53 ID:v7tOInhc
うめ

993 :名無しくん、、、好きです。。。:2008/06/20(金) 22:05:47 ID:yfPFeKa+
うまー

994 :名無しくん、、、好きです。。。:2008/06/20(金) 22:22:46 ID:YU6f4VDj
畜生、明日休みと思ったら仕事だよ……
と、愚痴りつつ埋め

995 :名無しくん、、、好きです。。。:2008/06/20(金) 23:09:53 ID:aecN6DMn
埋め

996 :名無しくん、、、好きです。。。:2008/06/20(金) 23:13:07 ID:tF8iiC1J
全力で埋め

997 :名無しくん、、、好きです。。。:2008/06/20(金) 23:15:43 ID:QXQrJlmP
いいか全力をあげてスレを埋めるんだ

998 :名無しくん、、、好きです。。。:2008/06/20(金) 23:20:50 ID:aecN6DMn
埋め

999 :名無しくん、、、好きです。。。:2008/06/20(金) 23:21:24 ID:yfPFeKa+
いくか?初1000


1000 :名無しくん、、、好きです。。。:2008/06/20(金) 23:23:44 ID:QXQrJlmP
1000

1001 :1001:Over 1000 Thread
このスレッドは1000を超えました。
もう書けないので、新しいスレッドを立ててくださいです。。。

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