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らき☆すた 陵桜学園 桜藤祭 IF-SS 3話目

1 :名無しくん、、、好きです。。。:2008/05/28(水) 19:20:55 ID:NtIdcckP
※ネタバレですのでご注意ください。

らき☆すた 陵桜学園 桜藤祭の
らきメモENDの後が気になってしまうこの頃。
もしも、あの後も話が続いていたら・・・というIFのSSを考えて
個人で書くのもよし、皆で書くのもよし。
自由に後味の良いストーリーを考えて書き込んでください。
もちろん、らきメモに限らずこのゲームに関っているものなら基本的にOKです。

・.txt、.html、スレに直接投下、形式はなんでもおk

※えちぃ作品について
 ・性描写(18禁)を含む作品につきましては、スレへの直接投下は避け、
 .txt等に直して投下していただくようお願いします。
 まとめサイトのほうにはきちんと保管しますのでご了承ください。

まとめサイト:ttp://www9.atwiki.jp/ryouohgakuen/ 


■前スレ:らき☆すた 陵桜学園 桜藤祭 IF-SS 2話目
http://game14.2ch.net/test/read.cgi/gal/1207664763/

■らき☆すた 陵桜学園 桜藤祭  公式サイト 
http://www.vridge.co.jp/homepage/contents/products/lucky_ps2/

2 :名無しくん、、、好きです。。。:2008/05/28(水) 19:43:50 ID:19YPnslK
2ゲト
>>1乙、まさか3スレ目までいくとは

3 :名無しくん、、、好きです。。。:2008/05/28(水) 19:58:40 ID:IreQKMdI
               /} ))
             /   !____
     | ̄`ヽ、_/  〈: : : : : : `: . 、 ))  。
   ((  |   - Y     }ニニ=、: : : : : \  ・ o っ o    _____
    , オ    r'`t---': : : :.ヽヽ: :   ヽ/〃/ , "       ==- ____
   //{   /:∧:ヽ: :ヽ: : : : : : ! : :.:.l. . :;ゞ______________,.へ   ____
 / /:/: :レ': : /| ヽ:.{\:.\: : : :|: : :.:|. . l:ミ::::::::::::::::::::::::::| |////////|    ヽ ==−
.  /:/: : : : {: :l ヽ  \ `ニ弌ヾ| : :.:.|::./::《〜〜〜〜〜| ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ア  /     ──
  /:,イ: : : : :.l: :|/          l: : : |/ :.:ミ` ────┘____   / /
  |/ {: : : : : |X|          / |: : :.|⌒i : ` 、ヾ・、  ==-   /  /      
   | : :l : : |.          ≠─┼: : |_ノ :.\ っ  o       /  /      |\
   | : :l : : |ヽ -─‐ァ        |: : :.|x: :∧  。 ゚           |  {         j  ヽ
((.. |: /l : : |::.ヽ /       xx|: : :.l^}/                ',  `ー――‐"  ノ
   |/ !: :ト:.::八 xxx   o .ィ'´|: :./ ̄歹                ` ----------‐´ ____
.     c ヽ|:.:.:∧`:.ーr:t.7T 「/ ノ/   <__}{.|               ==─
.         |:.:/ V:.:∧l./ | / /         | , -‐┐
.   ((.  ∨  ∨ /  /  l        |'´ : : :.:}    これは刺さってるんじゃなくて
               /) V   !  / , '´  ! : : : : :|    >>1 乙なんだからねっ!
           〈¨ /    |  //     |: : : : : }
           / ヽ|──┴.ァ      |: : : : ./
            /   !: : : : : /         ! : : :.〈
             /   l: : : : ./         |ヽ、: :.',
         /     !: : : /       _  \_ノ
          lヽ     |─/      く } { ノ    ヽ

4 :名無しくん、、、好きです。。。:2008/05/28(水) 20:26:51 ID:C73MdCj1
                 ノ)
               (;:.:.__)
              (=ω=. )  <いちおつ
             (;;:_:.__゚.:.:⌒)
              _(;;;::。:.. :;+;::;;`)_
      ,. -‐_´:-: : : : : l: : : : : : : : : : :`: .、    
      /‐/: :,: : : : : :, :l: : : : : : : : : : : : : : :ヽ
      /: : /: : : : : /: /l: : : : ハ: l: : : : : : : l: :`、    ____
     /: ,//: :/ : : :_LL_l: : : l:l レA、:_: : :、: l : : l   /
   ////: : :l : : : ∧/ l: : : リ l: |丶:`: : l: l: : :l <  いちおつ
  / //l: : : l: : : /_V_ヾ: : |l _ヾ__ヽ: : : l:ll: : :l  \___
      /│: : ,、: : :lT亦テl ヾ: l  T示┬l: : W :、:l 
      l : ハ: : ハ`、'::,┤ ヾ   P:,:::ノ'lヽ: ト`,:x
       V  ヽ:l: :l `''´  ,   `''´'.: ヽl_ノ: N
         `  N: :ゝ、_,  ノ)、    ノ: : N : : l 
         │: : :,‐´(;:.:.__..)-イニ: /: : :ハ: : :l
             l : , (=ω=. ;) `〉/: : : l: l: : :l < いちもつ!
            ハキ(;:_:.__゚.:.:⌒)、、/ /: : :/彡l、: l
         l//)、::。:.. :;+; ,'、゙、l Y : : /〃彡l l
         /l´ l '`,‐ニ┬┤l `,.l l /,´/  |l

5 :GREN ◆.V03vEgrME :2008/05/28(水) 23:09:32 ID:+AKSAipo
>>1乙。蝶乙。

新スレ立ち上げ記念及び本日こなたの誕生日記念っつーことで、当方にSS投下の用意アリ!

題して 「ぶーけっと☆ふぉーゆー」
では、どーぞ♪

つ ttp://blogs.yahoo.co.jp/homurabe_2000/55226898.html

6 :名無しくん、、、好きです。。。:2008/05/28(水) 23:38:34 ID:qu0Jvmk7
GJ! もうホントGJ

7 :霧波:2008/05/29(木) 01:31:04 ID:l7eojpwv
GRENさん乙です!
誕生日ネタかぁ…、頭の中からすっぽ抜けてました。もうね、自分にフルボッコな気分ッス(T_T)

8 :名無しくん、、、好きです。。。:2008/05/29(木) 08:32:15 ID:5XAyBYUT
いいねGJ

9 :白狐:2008/05/29(木) 19:10:25 ID:KxyPEYBN
もしもらき☆すたキャラがバトルロワイアルしたら・・・
「らき☆すたバトルロワイアル」
もちろんオリジナルです
大丈夫かな?かな??

10 :名無しくん、、、好きです。。。:2008/05/29(木) 19:28:30 ID:mOzdzV4M
>>9
申し訳ないんだがどの程度桜藤祭が絡むのか教えてください

11 :名無しくん、、、好きです。。。:2008/05/29(木) 19:45:06 ID:U++Wg3Pv
桜藤祭無しだったら
普通にニー速であったね

ttp://www34.atwiki.jp/luckystar-ss/pages/632.html

12 :白狐:2008/05/29(木) 20:09:51 ID:KxyPEYBN
>>11
知らんかった・・・
今夜中に一つSS落とすんでよろしく!
>>11サンキュウ!!

13 :名無しくん、、、好きです。。。:2008/05/29(木) 22:49:57 ID:ombsead2
こなたがゲーム中の管理AI、という展開のやつもあったと思うんだが
あれって完結したんかな? どっかで読めない?

14 :白狐:2008/05/30(金) 01:09:39 ID:s8NHT0+C
結構まえに他の掲示板で書いたやつをちょこっと改造しました
その時はヒロインはやまとでしたが、今回はつかさにしようと思います
落としていいですか?

15 :名無しくん、、、好きです。。。:2008/05/30(金) 11:40:10 ID:wXrfHm6n
是非とも

16 :名無しくん、、、好きです。。。:2008/05/30(金) 18:05:32 ID:plhvM1Oi
断る理由なんざないぜ…
むしろ気にせずどんどん投下してください!


17 :名無しくん、、、好きです。。。:2008/05/30(金) 19:34:10 ID:Ou0NSOL0
>>13
ttp://www34.atwiki.jp/luckystar-ss/pages/801.html

18 :名無しくん、、、好きです。。。:2008/05/30(金) 19:48:39 ID:bPoZ0jmh
>>17

おお、さんきゅー!あとで読ませてもらうよ。
まだ仕事なんでorz



脱線スマ>住人各位

19 :名無しくん、、、好きです。。。:2008/05/31(土) 16:13:58 ID:Dho5mhO4


20 :名無しくん、、、好きです。。。:2008/05/31(土) 16:14:39 ID:Dho5mhO4
おーつ

21 :名無しくん、、、好きです。。。:2008/05/31(土) 16:16:46 ID:bG5i1y40
なんか人生やり直す意味で死にたいな。死んだら二次元の世界へいける。信じてれば絶対にいける。
楽なしにかたない?あまり惨い死に方はいやだな。
薬のんでとかショック死、銃で脳をぶち抜くとか、一瞬でか寝てるうちに死ねる方法がいいな。


俺にとって生と死は等価値なんだ

22 :名無しくん、、、好きです。。。:2008/05/31(土) 16:17:50 ID:bG5i1y40
俺思ったんだけど今は夏だから熱中症で死ぬのっていいんじゃない。

なんか俺にしたらいい案だと思うんだけど。
まぁ楽に死ねて二次元の世界に行けるならこれでもいいやと思う。だからこの方法でいくことにする。


じゃあ早速明日決行するから恐らくこれが最後のレスになる。


なので最後にいいたい事だけ言うことにする

23 :名無しくん、、、好きです。。。:2008/05/31(土) 16:18:13 ID:bG5i1y40
ライブでの言いたいことを書く
お前らと対戦しててものすごく楽しかった。フルカウントも舐めプレイされた事もあるけど楽しかった。バペスタとやってる時も楽しかった。
ガンダムのネトゲーで知り合ったウンチへ
お前も死にたいとかいってたから多分死んだんだろうなwwww俺がそう思うのはお前からきた最後のメールの内容が「ごめんなさい」だったからだwwwwそれいらい全く姿を見なくなった。ま、俺ももうすぐ逝くから会えるといいなww

24 :名無しくん、、、好きです。。。:2008/05/31(土) 16:19:08 ID:bG5i1y40
んと後は特にないなwwwwwwww


ケジメというか、もう携帯もいらないからこれを書き込んだら携帯をぶっ壊す。

あ、そうそう。地元のシード厨へ
お前らとは連座無印稼働当初から対戦してるな。お前らと対戦は面白かった。これからも頑張れよwwwww

んじゃ長々と書いても仕方ないのでこのへんで終わるか


それじゃお前ら元気で。さよなら

25 :名無しくん、、、好きです。。。:2008/05/31(土) 20:15:55 ID:HR/PPc6j
新手のコピペか。うざっ

26 :名無しくん、、、好きです。。。:2008/05/31(土) 21:21:32 ID:Iy6mImO6
ほっとけ。反応するだけ無駄。

27 :837:2008/05/31(土) 23:21:24 ID:fqAMooKV
>>1 乙です

>>5
誕生日ネタGJです、甘くて癒されました
是非、他キャラの誕生日もカバーしてあげてください

>>14
つかさSS楽しみにしてます
でも、やまと版も読んでみたかったり…

遅れましたが、ゆたかSSの続きを投下します
執筆も話の進行も遅くて、申し訳ないです(汗

28 :ゆたかな日々 ゆたかの不安編:2008/05/31(土) 23:23:24 ID:fqAMooKV
「以前より……、安定してる」
「みなみちゃん、ホント?」
「本当……。けれど、決して油断はしないで」
 どんなに体調が安定しても、元々体は弱い。それは、どうしても変えることのできない事実だ。
「うん、わかってる」

 みなみちゃんは医学部へと進学し、内科医になった。
 理由を聞いたら、憧れている人が医師を目指しているし、何より、私が体調を崩した時に、すぐに助ける事が
できるからだと言っていた。少し照れくさい。
 みなみちゃんは、いつも私を案じてくれる。
 いつも、その代わりに何もできない私が、悔しかった。
 せっかく、久しぶりに会ったのだから、感謝の気持ちをきちんと伝えておかないと。それくらいしか、私には
できないのだから。


29 :ゆたかな日々 ゆたかの不安編:2008/05/31(土) 23:24:38 ID:fqAMooKV
「みなみちゃん。いつもいつも、ありがとう」
「……気にしないで。私は……、自分が正しいと思ったことを、しているだけ」
 みなみちゃんは、少し俯きながら答える。
 どうやら、照れているようだ。私の感謝の気持ちが、ちゃんと伝わったとわかる。
「そんなことないよ。みなみちゃんがいるから、今の私があるんだよ。みなみちゃんに出会えて、ホントに良か
ったって思ってる」
「……私だけじゃない、伊藤先輩の事を忘れてる……」
「お兄ちゃんとは、また違うところでってことだよ」
「わかってる……」
「あうー、みなみちゃん、ひどいよー」
 みなみちゃんは、柔らかく微笑む。医師として、色々な人と出会ったからか、イメージが変わった。
 以前は、優しいところがわかりにくかったようだけれど、今は、雰囲気から優しさが伝わるらしく、患者さん
達から好かれているようだ。


30 :ゆたかな日々 ゆたかの不安編:2008/05/31(土) 23:26:07 ID:fqAMooKV
「……最近、伊藤先輩とはどう?」
「大丈夫、何も問題はないよ」
「……もう八年になる。なのに……、今のままで満足?」
「え?」
「結婚願望は、ないの……?」
「……あるよ。けど、これ以上なんて、望めないよ」
「なぜ……?」
「きっと、お兄ちゃんを不幸にする」
 私の体質は、私の大切な人に、負担をかけることしかできない。
「もし、大切な人を、苦しめる事になるなら……」
 いっそ、自分から離れてしまえば、大切な人を、苦しめなくて、済むの、かも、し――。
「ゆたか……」
 私を、優しさが包む。
「大丈夫……。先輩なら、ゆたかを支えて歩いていける。だから、不安にならないで……。だから、泣かないで
……」
 その言葉で、泣いていることに初めて気付く。
「ご、ごめん、ね」
「不安になるのもわかる。……けれど、伊藤先輩は、邪険にした私でも認めて……、優しく接してくれた」
 だから、大丈夫。先輩は、優しい人だから――と背中を摩ってくれる。不安が薄らいでゆく――。


31 :ゆたかな日々 ゆたかの不安編:2008/05/31(土) 23:26:54 ID:fqAMooKV
「みなみちゃん。もう大丈夫だよ。変なとこ見せて、ごめんね」
「気にしないで……。不安になることは、誰にでもあること」
「そう……だよね。みなみちゃん、ありがとう」
「不安は、抱え込まない方がいい……。また不安になったら、誰かに相談するべき……」
「うん、わかった」
「それじゃあ、お大事に――」

 内科を後にする。どこか、少し心が軽くなった気がする。
 結婚なんて、実感がわかないし、未だ不安もある。けれど、望めるのなら、大切な人と共に歩きたい。
 私は、お兄ちゃんのことを、愛しているのだから。
 だから、私も支えてあげられるように、強くならないと。お互いに支え合わなければ、人という字は容作られ
ないのだ。
 決意を胸に、私は歩き出した。

32 :2-837:2008/05/31(土) 23:31:21 ID:fqAMooKV
以上です
みなみが本来よりよく喋っていると思うかもしれませんが
それは、医師になって成長したという設定です

33 :名無しくん、、、好きです。。。:2008/06/01(日) 00:36:19 ID:L3hOd66U
乙、まさかみなみが医者になってるとは・・w

それにしても8年後ってことは黒井先生35、6に・・・

34 :名無しくん、、、好きです。。。:2008/06/01(日) 00:56:22 ID:4f9DQmFT
>>32
身体の事を気にして自分を抑えてるゆーちゃんが健気で泣ける
そして医師になったみなみの言葉がいいなぁ
中でも>>30の下から2行目が一番グッときた
結末が楽しみです

……でも高一から8年後だったらまだ医学部6回生では……
すいません、無粋だと分かっていながらツッコまずにいられないんです

35 :名無しくん、、、好きです。。。:2008/06/01(日) 05:31:27 ID:wgy29XRl
GJです。にしてもすごいなここの職人さんは

36 :2-837:2008/06/01(日) 11:16:09 ID:vecCiwl3
>>33
陵桜に入学するくらいみゆきを慕ってたり、ゆたかのために保健委員を
やったりしていたので、医師はアリかなーとw
黒井先生は…、きっと職人さんが甘ーいのを書いてくれます!
つまり、このSSでの先生は未だに一人m(ry

>>34
まさか、泣けるなんて感想をいただけるとは…ありがとうございます
まだまだ拙い文章ですが、がんばります
それと、指摘ありがとうございます
完璧なものを書ける技術や知識がないので、どうしても設定の矛盾等が出てきてしまいます
ですから、また矛盾等があったら指摘お願いしますね

>>35
自分が職人なんてとんでもないです、まだ見習いの段階ですよ
ここの職人さんはみんなレベル高いので、投下する前はいつも不安でgkbrですw

37 :名無しくん、、、好きです。。。:2008/06/01(日) 11:55:23 ID:9CngUWok
つかさルートでの平和なひとコマSSみたいなの書いてみました

短編・3レス使用

主人公の名前は誠

主人公には妹がいるオリ設定

38 :名無しくん、、、好きです。。。:2008/06/01(日) 11:55:53 ID:9CngUWok
つかささんが彼女になってから数ヶ月経った。

何度かつかささんの家にお邪魔してつかささんの家族には
すっかり顔を覚えられたものの・・

反面、自分の家族には何だか照れくさくて
初めて彼女が出来た事はなんとなく秘密にしていた。

そんなある日、デートの待ち合わせ場所が自分の家になってしまった。
あいにく休日の今日は両親と妹が家でのんびりしている。
いきなり3人全員にお披露目になるのは照れくさい上ひやかしにあうのも嫌だったので
家の前で待ち構えてつかささんと合流したらそのまま出かけようと思っていた。

でもまだ待ち合わせ時間まで30分以上あるし……
そういえば今週のマガシンまだ読んでなかったな……
そう思った俺は15分程度の間近所のコンビニに立ち読みに行く事にした。


だけど……それは致命的な判断ミスだった。
まさかつかささんがあんなに時間より早く来るなんて……





39 :いきなり彼女2/4:2008/06/01(日) 11:59:55 ID:9CngUWok
ピンポーン

母「はーい(誠の友達かしら)」

ガチャ

母(あ、あら!?女の子!?)

つかさ「あ、あの、こんにちわ。柊と申しますけど、誠君はいらっしゃいますか」

母「えっと、今コンビニに行ってるけどすぐに帰ってくると思うから
  良かったらあがって待ってていいわよ。ささ、どうぞ」

つかさ「は、はい、おじゃまします」

母「確か誠が転入したての頃、他のお友達と1回家に着たわよね? 今日は一人?」

つかさ「は、はい 一人です」

母親とそんな受け答えをしながら緊張気味に居間に通されるつかさ。

妹「お母さん、このお姉ちゃん誰〜?」

父「え、えっと・・誠のお友達かい?」

いきなりの可愛い子の登場にそこにいた父親も困惑して妹は興味心身だ。


40 :いきなり彼女3/4:2008/06/01(日) 12:00:17 ID:9CngUWok
3人に注目されて恥ずかしそうに顔をうつむかせていたつかさだったが
しばらくすると真っ赤になった顔を思い切ってあげて――

つかさ「あ、あの! 誠君とお付き合いさせて頂いてる、柊つかさです! よ、よろしくお願いします!(ペコリッ)」

っと大きな声で挨拶した

『・・・・・・・・・・』

一瞬の静寂の後……

『ええええええええっ!!? 誠ったらいつの間に!?』

妹「うわぁ〜 うわぁ〜 恋人さんだぁ〜」

41 :いきなり彼女4/4:2008/06/01(日) 12:01:45 ID:9CngUWok

コンビニで一通りの雑誌を立ち読みし終えた俺は改めて家の前に戻ってつかささんを待っていたんだけど・・
……おかしい……時間になっても全然来ない……

とりあえず電話してみようかと思って携帯を取り出そうとしたら……

家の中から複数の笑い声が聞こえてきた。

聞いた感じだと家族3人の他に誰かいる・・? それも聞き覚えのある声な様な………

………まさか!!!


ガチャ!!ドタドタ!!

母「あら、誠おかえりなさい」

つかさ「誠君、おじゃましてるね」

父「誠、女の子を待たせるのは良くないぞ〜」

妹「お兄ちゃん、このお姉ちゃん恋人さんなんだよね〜」


つかささんが俺の家族と親しそうに話していた。



42 :いきなり彼女5/5:2008/06/01(日) 12:02:16 ID:9CngUWok
つかさ「誠君、小学5年生までおねしょしてたって本当?」

俺の小さい頃のアルバムを見せてもらいながら少しニヤニヤしながら聞いてくるつかささん。

『ちょっ 母さんっ 余計な事を……』

母「ごめんなさいね。つい・・w」

父「それより誠、時々つかさちゃんの家でつかさちゃんに耳かきして貰って
  そのまま膝枕で昼寝してるの聞いたぞw」

『つ、つかささんまでぇ!』

つかさ「えへへ、ごめんね誠くん」

『NOOOOOOO!!!』

その日から当分家族からはもちろん、つかささんやつかささんから話を聞いた
こなたさんやかがみさんにまでニヤニヤされたのは言うまでも無かった。


43 :名無しくん、、、好きです。。。:2008/06/01(日) 12:03:11 ID:9CngUWok
以上です。
この板の行数制限見誤って3レスのつもりが5レスになってしまいましたw

44 :名無しくん、、、好きです。。。:2008/06/01(日) 12:17:08 ID:RKPwQJU9
誠氏……生`

GJっした!

45 :名無しくん、、、好きです。。。:2008/06/01(日) 17:34:26 ID:Gf+ZoUBx
>>43
乙でした
っつかこれは死ねるwwwwwだが同情はしない(膝枕で耳かきうらやましいです的な意味で)

46 :名無しくん、、、好きです。。。:2008/06/01(日) 20:33:19 ID:vecCiwl3
>>43
乙です!
これはニヤニヤせざるをえない
膝枕で耳かきとか即死コンボですねw
ニヤニヤ分をしっかり補給できたので、今週もがんばれそうです

47 :名無しくん、、、好きです。。。:2008/06/02(月) 01:21:54 ID:HKbByk1Y
なんか突発的に書きたくなったんで、2連投行きます。
つたない点はご容赦を。

48 :ふぉとぐらふ:2008/06/02(月) 01:22:14 ID:HKbByk1Y
「おーっす、こなた。はいるぞー」
「んー、いらっしゃーい。んーーーー」
「あれ、お前がカメラなんて珍しいな。しかも一眼レフって」
「いやねぇ、イベントとかで写真撮る機会とかあったりしてね。そしたら……」

『おー、こなたも写真に興味がわいたか』
『でもお父さんみたいなよこしまな写真は撮る気無いし』
『そんなお父さんに向かって失礼なことを……』
『写メでもいいんだけど、もうちょっとしっかりしたの撮ってみたいし、ちっちゃいデジカメ借りるねー』
『それだったらいっそのこと一眼レフ持って行きなさい』
『いやそこまでする気無いからわたし』
『最近は小さくて性能のいいデジカメがあるんだぞー。これなんか宮崎あおいちゃんがもってるし』
『お父さん、そういった点で選ばなくても……』

「って具合に押しつけられて」
「何となく納得というか……」
「確かにいい写真撮れるのはわかるんだけどいまいち使い方がねー。なれるためにいろいろ撮ってみてはいるけど」
「どんなの撮ってる?」
「えーっとねー」

「かがみさんがお弁当食べてるところだ」
「大きな口あけて食べてたからねー。直後にかがみに殴られたけど」
「そりゃ恥ずかしいところ撮られると怒るでしょ……」
「次のは、つかささんが寝てるとこだね」
「なんかふと見ると寝てるんだよねー」
「その次の写真はみゆきさんだ」
「もくもくと本を読んでるのがみゆきさんらしくていいんだよねー」
「みさおさんとあやのさん……ってみさおさん泣いてるようだけど」
「みさきち、なんかうっかり失言したらしいけどね、かがみから聞くと」


49 :ふぉとぐらふ:2008/06/02(月) 01:22:56 ID:HKbByk1Y
「次は……何この成実さんのへべれけ」
「あー、ゆい姉さんうちで飲み過ぎてできあがっちゃって」
「ゆたかちゃん、わたわたしてるし……」
「ちょうどみなみちゃんも来ていたから助かったよ、ゆーちゃんだけじゃ大変で」
「というよりこなたも手伝おうよ……次は球場か」
「黒井先生に連れられて野球見に来たんだけどね」
「怒鳴ってるシーンばっかり」
「大敗したからねー。途中からやけ酒モード突入」
「最近ロッテ調子悪いからなぁ……」

「これはバイト先での写真」
「パティのコス姿ってなかなかだねー……ってあれ?ひよりちゃん?」
「ひよりんにメイド服無理矢理着せてみたんだ。なかなか似合ってるでしょー」
「似合ってるけど、後ろで爆笑してるこうさんが気になる」
「八坂さん、ひよりんの格好が似合いすぎてツボにはまっちゃったらしくて」

「で、次は……げ!俺かよ!」
「ぼけーっとしてたから撮っちゃった」
「ひでーな、全然気づかなかったし」
「へへへー」
「でも、ちょっとまてよ」
「ん?」
「こなたの写真がないじゃん」
「いーよー、私は撮る方だし」
「でも自分の写真ぐらいは、ね」
「でもなー」
「それだったらこうやって肩くんで、ほらっ」
「うわっ?!」


50 :ふぉとぐらふ:2008/06/02(月) 01:23:30 ID:HKbByk1Y
カシャッ

「こういうのでもいいと思うけど?」
「ちょっと恥ずかしいよー」
「こんな感じのこなたも好きだよ」
「何となく照れちゃうな……って何やってるの」
「いやこれからパソコンに転送して俺のケータイに送信して壁紙に」
「ちょ、それだけは!ほんとうに恥ずかしいから〜!」



51 :名無しくん、、、好きです。。。:2008/06/02(月) 01:24:37 ID:HKbByk1Y
ぬかった、目算誤って3連投だったorz

なんとなく思いつきで書いてみました。とりあえず小ネタ的に〜

52 :名無しくん、、、好きです。。。:2008/06/02(月) 02:14:49 ID:uzL6Awpb
>>51
乙!ほのぼのするなぁ

53 :名無しくん、、、好きです。。。:2008/06/02(月) 02:20:19 ID:JqCxikDe
>>51
乙です
その後の日常が垣間見えて癒されました

54 :名無しくん、、、好きです。。。:2008/06/02(月) 12:13:05 ID:hyzRNmcf
>>51
乙です
鴎党の俺にはキツい場面もあったがほのぼのしました

55 :名無しくん、、、好きです。。。:2008/06/03(火) 21:44:38 ID:BgKl8hHe
乙乙

56 :2-837:2008/06/04(水) 00:40:12 ID:JzzQfTeo
ゆたかSSの続きを投下します

57 :ゆたかな日々 相談編:2008/06/04(水) 00:41:11 ID:JzzQfTeo
 ドアにノックをする。考えてもみれば、とても久しぶりに会う気がする。
 忙しいようで、同窓会にはあまり来なかった。そう考えると、理由はともかく、この再会は素直に嬉しい。
「どうぞ〜」
 ノックの返事が返ってくる。
 ドアの向こうには、陵桜に転校してきて、一番最初にできた友人がいる。

「久しぶり、こなたさん」
「久しぶりだねぇ、ロリコン閣下」
 なんというか、漠然と変わっていないことを実感する。


58 :ゆたかな日々 相談編:2008/06/04(水) 00:41:40 ID:JzzQfTeo
「……こなたさん、それはさすがに酷くない……?」
「酷くなんてないっスよ、伊藤先輩。ガチでなくても、その気はあるってことは、証明されてるっス」
「そうそう、ゆーちゃんにベタ惚れだもんね〜、まこと君」
 話しかけられて、ようやくいることに気付いた。
「それはそうなんだけど……、田村さん、いたんだね」
「ちょっ、先輩の方がよっぽど酷いっスよ!」
「ごめん、ちょうど死角にいたから、気付かなかったよ」
 どうせ私は背景っスよー。そんなことを言って、拗ねてしまった。悪いことをした……。
「それで、相談したいことって何?」
 田村さんへのフォローはないようだ。
「えと、実は――」



59 :ゆたかな日々 相談編:2008/06/04(水) 00:42:14 ID:JzzQfTeo
「――というわけで、ちょっとしたアドバイスでも、もらえないかなあと」
「それを私に聞くの?」
「ゲームやアニメや漫画を、たくさん見てたりするから、色々アドバイスをもらえるんじゃないかと思ったんだけど」
「確かに、物によっては、結婚まで書かれてるものもあるっスよね」
 田村さんが復活した。
「でも、そーいうの見ても、大して意味ないでしょ」
「えっ? どうして?」
「そーいう大事な事は、自分の言葉で、自分の気持ちを伝えないとダメってこと」
「……やっぱり、そうだよね。アドバイスを、なんて考えてたのが、間違いだったのかな」
「いやー、人生の中でも、特に大切なイベントだからね〜。不安になるのも当然だよ」
 こなたさんの言葉で、自分の決意を思い出す。
「うん。でも、不安には負けない、自分の気持ちをちゃんと伝えるよ。きっと、ゆたかを待たせてる」
「おおぅ! ヘタレの覚醒だ! ベタだけど熱い展開だねぇ、ネタにしよっかなー」
「泉先輩、私もネタにしたいっス!」
「おぉ、じゃあ次回は、合作シナリオ!?」
「ええ!? 泉先輩とっスか!? オラワクワクしてきたぞ!!」
 二人の勢いに置いてかれる俺。盛り上がってるなー。


60 :ゆたかな日々 相談編:2008/06/04(水) 00:42:59 ID:JzzQfTeo
「あー、そう言えば、今月は早い方と遅い方、二度の絶好のチャンスがあるけど、どっちでプロポーズするの?」
「それなら、早い方に決めてるよ」
「早い方っていうと、ゆーちゃんの誕生日ってことっスよね?」
「うん、クリスマスは、婚約の後がいいかなって思って」
「ハッピークリスマスになりそうですね、良かったっス。私らはデッドラインギリギリっスよ〜」
「そんなにギリギリなの? 俺と話なんかしてて、間に合う?」
「あははー、息抜きは必要なのだよ」
 なぜ田村さんがいるのか、何となく見えてきた。
「あははー、じゃないっス! 早く最終シナリオを書き終えるっスよ! せめて、プロットだけでも! じゃないと、イベントCGのイメージが湧かないっスよー!」
 これは……、本当に間に合うのだろうか? 次回の話なんて、してる場合じゃないだろうに……。
 編集も担当してる八坂さんが見たら、説教じゃ済まないぞ、間違いなく。


61 :ゆたかな日々 相談編:2008/06/04(水) 00:43:35 ID:JzzQfTeo
 こなたさんは、田村さんや八坂さんたちと組んで、ゲームを作っている。
 そうじろうさんから、書き方のノウハウをしっかり学び、シナリオライターになったのだ。
 最初の作品は、全く知名度が無かったけれど、言伝てにジワジワと売れ出し、最終的には小ブームにまでなったらしい。
 しかも、日本に帰ってきたパティさんが、こなたさんたちと協力し、ゲームを翻訳。アメリカで少し販売してみたところ、向こうでも割と好評だとか。
 二つ目の作品も、順調に売れたそうだ。遺伝かは知らないけれど、こなたさんには文才があったようだ。
 だから、知名度が確実に上がってきている今、作品の発売が遅れるということは、避けたいだろう。
 邪魔をしないように、俺は帰るべきだ。あまり遅いと、ゆたかも心配するだろう。


62 :ゆたかな日々 相談編:2008/06/04(水) 00:44:16 ID:JzzQfTeo
「それじゃ、俺は邪魔しないように帰るよ。アドバイス、ありがとう」
「あいよー、結婚式の招待よろ〜」
「お幸せにっス、吉報待ってますね」
「うん、二人もがんばってね」

 泉家を後にする。
 ゆたかの誕生日まで、あと少しだ。色々な事を考えるよりも、まず行動。
 日が暮れ、世界が不安を演出する。けれど、俺はその中を、力強く歩き始めた。

63 :2-837:2008/06/04(水) 00:48:24 ID:JzzQfTeo
以上です
今回は、前回以上に設定等が強引かもしれません…
その辺を許容して読んでもらえたら、と思います
次回は、ようやくプロポーズ編です

64 :名無しくん、、、好きです。。。:2008/06/04(水) 09:20:15 ID:ZgzTrCOg
乙&GJ!! 待ってました!次もニヤニヤしながら読ませていただきます

65 :名無しくん、、、好きです。。。:2008/06/04(水) 11:49:11 ID:+z1NE8So
>>63
強引だなんて……俺は納得したぞ>設定 こうちゃん先輩苦労しそうだけどw
とにかく乙!次当たりで終わりかな〜淋しいけど楽しみだ

66 :名無しくん、、、好きです。。。:2008/06/04(水) 13:03:20 ID:83VsxrZi
>>63
GJ!!
続き楽しみにしてます!!

67 :名無しくん、、、好きです。。。:2008/06/04(水) 15:35:29 ID:BW6S6XZK


68 :霧波:2008/06/04(水) 17:35:22 ID:YyhQTPjz
>>63
乙&GJッス(^-^)
ようやくプロポーズ編かぁ。楽しみに待ってますね!

それから前に言っていたリク品第二段、なんとか近日中には投下したいと思います。

69 :2-133:2008/06/04(水) 20:06:43 ID:obaE2FL2
久々に来たら3スレ目とは・・・職人のみなさん乙&GJ!
自分も久々にSS投下したいと思います。今回はひよりメインで。

70 :2-133:2008/06/04(水) 20:13:38 ID:obaE2FL2
ある日の放課後の事だった。帰ろうとする俺を制止する声が聞こえた
ひより「先輩、待ってください」
ひよりだった。なにやら慌てた様子だが?
「どうしたのひより?」
ひより「実は、先輩に頼みたいことが…」
「どうしたの?」
ひより「えっと…ここじゃちょっとアレなんで、部室に来てもらえますか?」
「う、うん」

ひよりにつれられて部室に行くと、そこには八坂さんの姿があった
こう「ひよりん、助っ人見つかった?」
ひより「えっと…まだ未承諾の人なら…」
こう「それじゃあダメじゃん…」
「えっと…とりあえず説明してもらえないかな?」
ひより「あ、すみません」
ひとまず落ち着いて三人座って話し始める
こう「実は今度イベントがあってですね」
「イベントって…同人誌か何かの?」
ひより「そうっす。そこで売り子をやる子が急に来れなくなってしまって…」
「で、俺に助っ人を頼んだと」
こう「先輩お願いします!かわいい彼女とその先輩の為に」
「そう言われると断りにくいな…」
こう「じゃあ?」
「まあ、いいよ」
こう「ありがとうございます!」
ひより「ちょ、こうちゃん先輩、あのこと言ってないっすよ!?」

71 :2-133:2008/06/04(水) 20:18:17 ID:obaE2FL2
あのこと?何やら不穏な感じもするが
「あのことって?」
ひより「実は、今回の売り子にはコスプレをしてもらうことになってて…」
「それって…俺にコスプレをしろと?」
ひより「端的に言えばそうっす…」
こう「大丈夫ですよ、先輩なら似合いますよきっと」
何を根拠に言っているのだか…
こう「だから本当に、お願いします」
「……条件つきで」
俺が出した条件は2つ。女装はNGということ。
それと、似てないなどの苦情があっても一切の責任をとらないこと。
こう「それなら平気です。今回は男性キャラですから」
ひより「それに、コスプレに苦情出すような不届き者はいないから大丈夫っす」
「参考までに聞きたいんだけど、なんのキャラ?」
ひより「そういえば私も聞いてないっす」
こう「まあ、今回の同人誌のキャラの誰かって事は確かね」
ひより「その口ぶりだと、決まってないんすね…」
こう「しょうがないじゃない、サイズだって計ってないんだから」
「まあ、確かに」
こう「てなわけで、先輩はこのあと身長やら股下やらスリーサイズやら計りますよ」
ひより「つかイベント明日っすよ?」
「え!?間に合うの?」
こう「正直ギリギリですね。だから早速計りますよ」

そう言うと八坂さんは慣れた手つきでさっさと計った。

72 :2-133:2008/06/04(水) 20:24:15 ID:obaE2FL2
こう「そんじゃ、今から店行ってくるわ」
ひより「私も行きましょうか?」
こう「大丈夫大丈夫。それよりたまには愛しの彼氏と一緒に帰りなって」
ひより「ちょ、こうちゃん先輩////」
「あははは…////」
とりあえず笑うくらいしかリアクションが浮かばなかった
こう「いや〜二人とも初々しいねぇ」
「からかうのはそのへんにして行ったらどう?」
こう「はいはい、おじゃま虫は退散しま〜す」
もう一言くらいツッコミを入れる前に、八坂さんはそそくさと行ってしまった。
部屋には俺とひよりの二人だけ
ひより「先輩、えっと…//」
「まあ、最近あんまり一緒に帰れなかったし、一緒に帰ろっか」
ひより「はいっす」
嬉しそうにひよりは頷いてくれた。
コスプレは正直少し不安だが、この笑顔を見るとやる気も起きてくる
ひより「本当にすみません、受験勉強で忙しいのに」
「まあ、いい息抜きになるんじゃない?それに…」
ひより「それに?」
「他ならぬひよりの頼みだしね」
ひより「先輩…//」
「でも出来るかなぁ売り子なんて」
ひより「実際そんなに難しい作業とかは無いから安心してください」
「なら良いけど。あとはどんなコスプレなのか…」
ひより「そればっかりは、私も…」
「そういえば今回はなんの本なの?」

73 :2-133:2008/06/04(水) 20:28:07 ID:obaE2FL2
ひより「えっと…コード○アスっす」
「だとすると結構限られそうだけど」
ひより「まあ、2つくらいに絞れますかね?」
「主人公かその友人あたり?」
ひより「恐らくはそうかと」
「まあ、考えても仕方ないね…そんじゃ、この辺で」
ひより「あ、はいっす。イベントの場所は後でメールで送りますね」
「はいはい」




翌日、会場にはひよりと八坂さんが着いていた
「お待たせ」
こう「先輩、早速ですがこれに着替えてください」
そう言って八坂さんは俺に衣装が入った袋を渡した
「これって、どこで着替えるの?」
こう「あ〜…時間も無いんでもうトイレかどっかで着替えちゃってください」
「えぇ!?」
もう少しちゃんとした所で着たかったが仕方ない。
鏡が無いので、変なとこがあったら後で二人に直してもらおう。
黒い衣装とマントを身につけ、二人のもとにむかった

74 :2-133:2008/06/04(水) 20:31:25 ID:obaE2FL2
「着てきたよ」
こう「お、来た来た。」
ひより「こ、これは…//」
「○ルーシュの方だったか…」
こう「○ザクの方が良かったですか?」
「いや、そういうわけじゃないけど」
こう「仮面つけるから恥ずかしさも減ると思って」
「あ〜なるほど」
どうやら八坂さんなりに気を使ってくれたようだ
ひより「………」
こう「お〜い、ひよりん?」
ひより「はっ、はい!?」
「どうしたのぼ〜っとしちゃって」
こう「はっは〜、先輩に見とれてたね?」
ひより「こ、こうちゃん先輩…」
こう「違うの?」
ひより「うぅ…違わないっす…//」
見とれてくれるのは正直嬉しいが、やっぱり照れくさい
こう「さ、そろそろ始まりますよ。持ち場に着いてください」
「あいよ」
ひより「はいっす」
最初は少し戸惑ったりもしたが、案外慣れてくるもので、
終わりの頃には楽しくも感じたほどだ。
ひよりの本も順調な売れ行きだったようで、
予定していたよりも早く終わった。

75 :2-133:2008/06/04(水) 20:36:27 ID:obaE2FL2
こう「いや〜二人ともお疲れ様〜」
「いや〜、結構疲れたねぇ」
ひより「でも結構楽しんでるみたいでしたけど?」
「あ、解った?」
こう「ホントありがとうございました。あ、私ジュース買ってきますね。」
「衣装はどうすればいいの?」
こう「あ、脱いだら入ってた袋に入れてください。たたみ方はひよりんが知っるんで」
それだけ言い切って八坂さんは行ってしまった

ひより「どうします?もう着替えます?」
「う〜ん、せっかくだからもうちょっと着とくかな」
ひより「先輩…意外と気に入ってます?」
「いや〜ちっちゃい頃になんとなくマントに憧れたことがあってね」
ひより「マントっすか?」
「バサーって感じ?あれかっこいいと思わない?」
ひより「まあ、なんとなく解るような、解らないような…」
「うん、いいよ、無理しなくて…」
ひより「で、でも衣装はすごく似合ってましたよ」
「まあ、主人公みたいにかっこよくはないけどね」
ひより「そんなことないっすよ…」
「え?」
ひより「私にとってはどのキャラよりも先輩はかっこいいっす…////」
「2次元のキャラと比べられてもねぇ」
ひより「そ、それは言わないお約束って前にも言ったじゃないっすか…」

76 :2-133:2008/06/04(水) 20:41:43 ID:obaE2FL2
「冗談だよ。ひよりにしたら最高の誉め言葉だろうし」
ひより「そうっすよ。結構恥ずかしいんすから////」
「…俺さぁ、マント着けたら一度やってみたいことがあったんだよね」
ひより「なんすかそれ?」
「やっていい?」
ひより「え?」
答えを聞く前に俺はマントを拡げ、マントの内側にひよりを寄せてみた
ひより「ちょ、せ、先輩////」

恥ずかしがるひよりを気にせずにそのままギュッと抱き締めた。
「こうされるの嫌だった?」
ひより「うぅ…嫌じゃないっす…//」
「よかった。それじゃ…」
抱き締めるだけじゃまだ足りない。俺はそっとひよりの頬に手をやる。
ひより「え?」
ひよりは驚いたようにこっちを向いた。その瞬間にそっと唇を重ねる……
ひより「ん……ふぅ……」
唇を離すと、ひよりは恥ずかしさと驚きとが混ざったような顔をしていた
ひより「せ、先輩…////」
「なに?」
ひより「………ドS…////」
「でもそんな俺を好きになったって事はひよりってMなの?」
ひより「うぅ…先輩限定っすよ…//」

77 :2-133:2008/06/04(水) 20:44:07 ID:obaE2FL2
こう「ジュース買ってきましたよー」
あ…
こう「えっと…私かなりお邪魔な感じですか?」
「いや、えっと〜…せ、せっかくだから写真撮ろうかなと思ってね」
ひより「写真っすか!?」
こう「いいですね。じゃあ私デジカメ持ってますから撮りますね〜」
とっさの言い訳でひよりと写真を撮ることに。そういえばこういう機会は初めてだ
こう「ひよりん、もっと先輩にくっついてよ」
ひより「え〜?まだ足りないっすか?」
こう「恋人なんだからもっとねぇ…」
「そんじゃ俺が…」
またひよりをそっと抱き寄せた

ひより「ちょ、せんぱ…」
こう「今だ!」

カシャッ

78 :2-133:2008/06/04(水) 20:46:23 ID:obaE2FL2
こう「いや〜、いい写真が撮れました」
ひより「こうちゃん先輩…一応確認を…」
こう「プリントしてからのお楽しみって事で。明後日には渡しますね」
「うん、楽しみにしてるよ」
ひより「先輩までそんな〜」
「そんじゃ、早く着替えて帰りますか」
こう「そうですね」
ひより「う〜…//」
こうして、イベントは無事に終わった。


後日、プリントした写真を見たひよりは、また顔を赤くしていた


おしまい

79 :2-133:2008/06/04(水) 20:58:32 ID:obaE2FL2
以上っす。タイトル最初に書き忘れましたが、「A cloak man」です。
ほんとは桜庭先生SS書いてたはずが、ペンが完全に止まってしまい、
気晴らしのつもりで書きだしたひよりの方が先に完成してしまいまして orz
いっそ次はこうメインの話書いてアニ研揃えますかね(笑)

80 :2-837:2008/06/04(水) 22:22:42 ID:JzzQfTeo
コ、コメントがいっぱい…、ありがとうございます…

>>65
納得してもらえましたか…、良かったです…。結構無茶な設定かもしれないと思っていたんで…
ちなみに、プロポーズ編で終了ではありません。もうちょっとだけ続くんじゃ
長くなってしまうかもしれませんが、最後まで読んでもらえると嬉しいです

>>68
リクSS楽しみに待ってますね

>>79
乙です、ひよりの反応がいちいち可愛くてニヤニヤしました
こうも読んでみたいんですが、あまり見かけない桜庭先生SSにも興味が…

81 :名無しくん、、、好きです。。。:2008/06/05(木) 02:42:15 ID:mHrDv07J

寒い
滅茶苦茶寒い



『僕の彼女は最低だ』



付き合い始めた彼女との初デート
この響きに心踊らない男が居るなら僕は一生そいつとは蒼い入れない気がする
だって今、僕が感じているこの気持ちは例え誰できっと胸が躍る物だと思うから
……しかし
「遅いな。こなたさん。」
初冬の公園に通る風は身を切る様で僕は思わず自分の肩を抱いた
「……一時十分か。」
約束の時間は十分前
一般的に女性は準備に時間が掛かると言われているのを考えたらこれ位は許容範囲だろう
もっとも、僕はこうやって女性と待ち合わせするのなんて始めてだけど

……

「……一時二十分。」
少し遅いよな?
若干不安になり電話をかけてみる

82 :名無しくん、、、好きです。。。:2008/06/05(木) 02:43:10 ID:mHrDv07J

『この電話は電波の届かない所にあるか』 プチッ

……繋がらない
もう少し待ってみるか




「……一時四十分。」
流石にもう繋がるだろう
『この電話は電波の届かない所にあるか』 プチッ
……繋がらない
おかしい
こなたさんに何かあったのか?ならすぐこなたさんの家に行ってみるか?
でも、僕はこなたさんの家何か知らない
そうだ!かがみさんに聞いてみるか?
いや、もう少し待てみるべきだろ
ただ遅れてるだけかも知れないし
待て、何で遅れてるんだ?何かあったから遅れてるんだろ?
じゃあ、やっぱり誰かに連絡すべきか?
僕の頭の中で思考が堂々巡りを始める
でも駄目だ
このままじゃ埒があかない
とりあえずかがみさんに連絡しよう
そう、思った時

83 :名無しくん、、、好きです。。。:2008/06/05(木) 02:43:50 ID:mHrDv07J
「やあやあ、お待たせー。」
実に暢気な声を挙げ僕の待ち人たるこなたさんが現れた
「こなたさん!」
無事に待ち合わせ場所にこなたさんが現れた安堵と言い様の無い昂りに思わず声を荒げてしまう
「いやー、遅れてごめんね。」
そんな焦り気味な僕にこなたさんは何時もと変わらぬ調子で答える
「遅いじゃないか!遅れるなら連絡ぐらいくれても良いじゃないか!」
あまりにも何時もと変わらぬ態度にさっきよりも声を荒げる僕
そんな、僕の言葉を尻目に何時も通りなこなたさんは言った

「いやー、約束の時間より早く着いてたんだけどね。」
「はあ?」
「何となく隠れちゃたんだよ。」
「……何で?」
「フッフッフ、初デートに彼女が遅れてきたらみはる君はどんな顔するのかな?って思って。」
「……なんじゃそら?で?何かな?僕はこなたさんを面白がらせる顔してたかい?」
「もー、怒らないでよ。ちゃんと私が喜ばせるような顔してたから。」
「……なんだよそれ?そんな面白い顔してたって事かよ。」
「違うよー。約束の時間に遅れてる彼女を心配して慌てふためいてる顔。思わず惚れ直しちゃうくらいキュンって来たよ。」

……オウ、ベイベーそんな事言われたら何も言い返せなくなるじゃないか
だって今のこなたさんの顔、惚れ直しちゃうくらい可愛いんだもん

おしまい


84 :名無しくん、、、好きです。。。:2008/06/05(木) 02:45:42 ID:mHrDv07J
こんな感じで

しかしギャルゲ板の改行規制って何行なんでしょう?
知らずに投下したから、ちと手間取りました

85 :名無しくん、、、好きです。。。:2008/06/05(木) 11:00:21 ID:UhGH51Lk
>>79
うはwwwwwひwよwりwっwてwきwたwwwwwwwwww
……と思わず草生やしてしまうほど萌えまくりました、GJ!
っつか主人公の思考パターンが俺と同じ過ぎて吹いたw
こうちゃん先輩も桜庭先生も貴重なので次回作楽しみにしてます

>>84
乙!こなたならやりかねんと思わず納得した
そしてこなたの気持ちがやたら理解できる俺って一体w

86 :名無しくん、、、好きです。。。:2008/06/06(金) 00:15:22 ID:IhXuftMG
超久しぶりに着てみれば、凄いSSの量・・・。
途中まではまったりだったのが、何故なのか一スレ目の終わり頃から急速にスレの勢いが
増し始めた、というのはわかってはいたが、3スレ目まで来ていたとは・・・

87 :名無しくん、、、好きです。。。:2008/06/06(金) 02:41:28 ID:6eWLwoWM
神職人がやって来たこと、排他的流れにならなかったこと、叩きがほとんどないこと
周りはただの馴れ合いスレって思うかもしれないけれど、これはこれで凄く良いことだと思う

88 :名無しくん、、、好きです。。。:2008/06/06(金) 08:01:32 ID:O1PiBOOZ
叩きがない=馴れ合い、ってのは、ちょっと二元論すぎやしないか?
排他的な流れがなければ、馴れ合いじゃないと思うんだが。

89 :名無しくん、、、好きです。。。:2008/06/06(金) 20:15:58 ID:oqrp7FRj


90 :名無しくん、、、好きです。。。:2008/06/06(金) 20:56:51 ID:ZZb4BBmF
              ,..-‐‐ー‐‐-..、
            ,-'´        `‐、
           ,i'               `i、
           ,l                  l、
          ,|._                _.|、
          〈_``ー=== ╋ ===‐'´_〉
          iソ!ー-.、____ ,...-‐' iミ;!
          iミ!  ,.==、、_  ,__,,,..、、、 i;;リ
          |^iト.  _ィェァ了 (ェoヮ、  /!7
          Yl.|     ´!| |!`    ! ! }
           レl    /u__,ゝ    i:l‐'
             li  / _二' _、〉  i l
             ヽ   ´  ̄  `  i/
          ./  ゙ヽゝ、   ,  ノ/ \
         i'´  、  |``r===r'´|  ,___ヽ_
        .|   i、   ̄\/ ̄  | ╋ |
         |、  |、     □ .[工]├‐‐‐ュ┘
          |、  ヽ、.   □     ./   /
          ヽ、 ヽー‐┌┐ー‐'i   /
            `<´.ゝー└┘ーく´``y
             ヽ、_)  ┐   (_,.ノ
             |   |  | |  ,!
              .l、 | .|  |  |
              .`lー--‐'^ー--‐'l´
            ,-‐'´   |    `ー-、
            (.       !      )
            `ー--'´`ー^ー'´`‐--‐
全然モニターやキーボードの安全の為 飲食時のこのスレの閲覧は固く禁ずるんだけど
こういう飲食中の皆様には御不便をおかけするのがこのスレなのか?
正直皆様のご理解とご協力をよろしくお願い致しますだろ


91 :名無しくん、、、好きです。。。:2008/06/06(金) 21:26:32 ID:IhXuftMG
そもそも絵師なんていつ頃から来たのか、もう消えてるものばかりですげー気になる

92 :名無しくん、、、好きです。。。:2008/06/07(土) 00:44:49 ID:iCt78mhg


93 :2-837:2008/06/07(土) 01:00:05 ID:wCghZpg/
>>84
乙です!こなたの行動に違和感を感じないw
凄いですね、うらやましい…
俺なんてキャラ崩壊が…

>>87,88
馴れ合いかどうかはわかりませんが
叩かれるかもしれない、といつも不安に投下している自分としては、
このスレの雰囲気がとても有り難いです
矛盾等を叩くわけじゃなくて、指摘してくれるこのスレでなかったなら、
俺は、SSを書いて投下しようなんて決心できなかったと思います

長文失礼しました
というわけで、ゆたかSSの続きを投下させていただきます

94 :ゆたかな日々 プロポーズ編:2008/06/07(土) 01:01:18 ID:wCghZpg/
 ――今日はゆたかの誕生日だ。
 同僚たちに冷かされながらも、早めに帰ってきた俺は、誕生日だからとゆたかを外食に誘った。
 行き先は、今や立派なコックになった、つかささんの勤めるレストランだ。
 ゆたかは以前から、つかささんの考案した料理を、食べてみたいと言っていた。

「つかさお姉ちゃんの料理、楽しみだね」
「そうだね」
 ゆたかは、つかささんの事を、つかさお姉ちゃんと呼んでいる。
 気がついたら、そう呼んでいたそうだ。信頼している証拠だろう。
 つかささんは、お姉ちゃんと呼ばれると、照れくさげに、けれど、嬉しそうに微笑む。


95 :ゆたかな日々 プロポーズ編:2008/06/07(土) 01:03:06 ID:wCghZpg/
 予約した席に着き、料理を待つ。
 しばし、ゆたかと雑談をしていると、つかささんが料理を運んでくるのが見えた。
 つかささんは俺の顔を見ると、意味ありげに微笑む。何だか嫌な予感がする……。
「お待たせしました、ゆっくりしていってねー。それと……」
「それと?」
「まこと君、がんばってね!」
「えっ」
 つかささんは、時に鋭い。
 ガッツポーズを作り、エールを送ってくれるつかささんを見ながら、俺は今さらそんなことを考えていた。
 つかささんが去った後、ゆたかが不思議そうに俺を見る。
「お兄ちゃん、何をがんばるの?」
「え!? それは……、来年度から教諭だね、おめでとう、がんばってね。の略だと思うよ! たぶん」
 我ながら苦しい。
「そうなんだ、つかさお姉ちゃんも、応援してるんだね」
「そ、そうだね、がんばらないと! ……じゃあ、料理を食べよっか。早くしないと、冷めちゃうよ」
「うん、そうだね」
 ゆたかは気付いてないようだ、助かった……。
 できれば、計画通りに進めたい。



96 :ゆたかな日々 プロポーズ編:2008/06/07(土) 01:04:19 ID:wCghZpg/
「今日はありがとう、お兄ちゃん。料理、美味しかったよ」
 頬を少し染め、嬉しそうな笑顔を、こちらに向けるゆたか。
 純粋に喜び、心から笑ってくれるところは、初めて会った頃と変わらない。

 レストランを後にし、帰路につく。そして、途中にある公園で、少し休憩することにした。
 この公園は、小さくやや寂しい雰囲気だけれど、不思議と冷たい印象はない。むしろ、暖かい印象を受ける。
 製作者が色々と配慮した、純粋な優しさを感じるのだ。だからか、近隣の人達に愛されているらしい。
 俺が、この場所を選んだのは、この公園のイメージに、ゆたかに近いものを感じたからなのかもしれない。

「えっと……、ゆたか、渡したいものがあるんだ」
「え?」
 婚約指輪を手渡す。急にプロポーズじゃ、驚かせてしまうだろうから、先に指輪を渡して、何の話を切り出すのか気付いてもらうのだ。

「あ……、ありがとう、お兄ちゃん。プレゼント、大事にするね」
 顔を赤らめ、ゆたかは嬉しそうに微笑む。
「へ?」
 失念していた、ゆたかは、ちょっとうっかりさんだということを……。
 婚約指輪を、誕生日プレゼントと受け取られてしまった。どうやら、ストレートに言った方が良かったようだ。
 不測の事態に、頭の中が真っ白になる。


97 :ゆたかな日々 プロポーズ編:2008/06/07(土) 01:05:08 ID:wCghZpg/
「ゆたか、ちょっと待って! 受け取るのは、俺の話を聞いて、よく考えてからにしてほしいんだ」
「え……?」
 話を切り出せたのはいいけれど、不測の事態により、どう伝えるつもりだったかが抜け落ちてしまった。
 ……これは、考えてきた台詞ではなくて、ありのままの感情を言葉にしろということなのか?
 アドリブに強い人なんて、そうはいないだろうに……。
 こうなったら、段取りなんて関係ない。

「その……、俺たち付き合い始めてから、八年だよな」
「……うん」
「時間がかかったけど、ようやく伝えられる」
「……何を?」

 俺はゆたかの目を見つめる。
 ゆたかも俺の目を見つめる。

「俺が……、ゆたかを愛してるってこと。この気持ちは、世界中の誰にも負けない自信がある。もちろん、ゆいさんにもね」
「……」
「だから……、結婚しよう」
「……」


98 :ゆたかな日々 プロポーズ編:2008/06/07(土) 01:05:56 ID:wCghZpg/
 先に視線を外したのは、ゆたかだった。何かに耐えるように俯いている。
「ゆたか?」
「……いの?」
「え?」
「私で、……いいの? きっと……、お兄ちゃんを、不幸にしちゃうよ……?」
 表情は見えない。けれど、声が震えている。
 ゆたかは、ずっと体が弱いことを気にしていた。そのことが、ゆたかを不安にさせている……。
 俺は、ゆたかを優しく抱きしめた。

「そんなことないよ。この八年間、不幸だなんて感じたことは、一度もない。むしろ、ゆたかと一緒にいられることが、すごく幸せなんだ……」
「……お兄ちゃん……」
「だからさ、体が弱いから、なんて理由じゃ、俺の気持ちを動かす事なんてできないよ」
 その時、ゆたかの感情が零れ落ちた。
「……ご、ごめん……ね。泣かないように、がんばった……んだけ、ど……」
「泣きたい時は、泣いた方がいいよ。何かに耐えるって事は、どこかに負担をかけるって事だから」
「……でも、強くなって、お兄ちゃん……を、支えて……あげたくて。わ、私……支えてもらって……ばかりだし」
「何言ってるんだよ。俺、いっつもゆたかに支えてもらってるんだぞ?」
「え……?」
「それに、俺だけじゃない、ゆたかは色々な人を支えてるんだ」
「……ホントに……?」
「岩崎さんが言ってたよ、ゆたかはいるだけで人を明るくできる、本当に優しい人だって」
「え……」
「俺もさ、ゆたかの純粋な優しさに、ずっと支えられてきたんだ……」
「……」
 ゆたかは何も答えない。けれど、俺を抱きしめて、泣いていた。
 俺は、ゆたかが安心できるよう、抱きしめる腕に優しさを込める。



99 :ゆたかな日々 プロポーズ編:2008/06/07(土) 01:06:25 ID:wCghZpg/
「ごめんね、お兄ちゃん。いきなり泣いちゃって」
「もう大丈夫?」
「うん、落ち着いたよ」
「そっか、良かった。……えっと、それでさ、その……答えは?」
「……えと、もう一度言ってくれたら、答えるよ……。ワガママかな?」
 照れくさげに、お願いをしてくるゆたか。
 まいったな……。そんな顔されたら、断れないじゃないか。
「……仕方ないな。……俺は、ゆたかを世界で一番愛してる。だから、結婚しよう」
「うん……。私も……、お兄ちゃんを愛してる。世界で……一番」
「待たせてごめんな、ゆたか」
「ずっと……待ってたよ、お兄ちゃん」
 大切な事を忘れていた。少し、惜しい気もするけど、仕方のないことだ。
「ゆたか、お兄ちゃん禁止。もう、彼氏彼女の関係じゃなくなるんだから」
「え? ええ?」
 目を点にするゆたか。そこまで驚く事だろうか?
「ええと、うんと、その、それじゃあ……、まー君で」
「!?」
 今度は俺が、目を点にする。きっと顔が真っ赤だろう。
 ……ってゆたかも真っ赤じゃないか。
 お互いの顔を見て、お互い笑い合った。恥ずかしいのは、お互い様だ。


100 :ゆたかな日々 プロポーズ編:2008/06/07(土) 01:06:51 ID:wCghZpg/
「それじゃ、改めてよろしく、ゆたか」
「うん、よろしくね、まー君」
 手を繋ぎ合い、歩き出す。
 クリスマスは、二人で結婚指輪を探しに行こう……。
 そんな事を考えながら、夜空を見上げる。今夜は雲一つなく、月が綺麗だ。
 まるで、月も俺たちを、祝福してくれているかのようだった。

101 :2-837:2008/06/07(土) 01:15:13 ID:wCghZpg/
以上です
以前、ゆたかのうれし泣きに期待してくれていた方のご期待に答えられたかどうか…
ちなみに、主人公の当初の計画では、らきメモの告白時のような回りくどいプロポーズだったようです
次回は結婚編となります。結婚といいつつも、式前の控え室での絡みだけの予定ですが…

102 :名無しくん、、、好きです。。。:2008/06/07(土) 01:23:46 ID:Ve6bZB8i
待ってましたよ!リアルタイムで読ませていただきました。続き楽しみにしています GJ&乙です!

103 :名無しくん、、、好きです。。。:2008/06/07(土) 01:51:20 ID:BIPuHBio
( ・∀・)<毎度お馴染み流浪のwiki、更新です

( ・∀・)<前スレ保管終了しました。何かあればお知らせください。

( ・∀・)<放置気味でごめんなさい。残りは帰ってきてから保管します。

104 :名無しくん、、、好きです。。。:2008/06/07(土) 02:01:55 ID:Tl1drnzp
>>101
細かいかもしれんが
末っ子のつかさをお姉ちゃんと呼ばせるところがよかった

105 :名無しくん、、、好きです。。。:2008/06/07(土) 08:07:07 ID:rY56k0wJ
>>101
GJです!
幸せな二人が凄くイイ
結婚編楽しみにしています

>>103
保管庫更新乙です

106 :名無しくん、、、好きです。。。:2008/06/08(日) 23:33:10 ID:ijpujeCg
乙乙

107 :2-837:2008/06/09(月) 23:29:07 ID:thxZxcjZ
>>103
更新乙です
毎度毎度、お疲れ様です

コメントありがとうございます
連投という形になってしまいますが、ゆたかSSの続きを投下します
長くなりそうなので結婚編前編となります

108 :ゆたかな日々 結婚編前編:2008/06/09(月) 23:30:34 ID:thxZxcjZ
 ここは、新郎新婦の控え室。式までまだ時間があるので、二人で休んでいる。
 今日は、俺とゆたかの新しい始まりの日だ。
 当然、ゆたかはウェディングドレスを着ている。
 普段、ゆたかは可愛いと表現するのが、最も適している。けれど、今日は違う。
 ――とても、綺麗だ。
 似合うとは思っていたけれど、ここまで白のドレスが似合うとは……。

「う〜ん、さすがに緊張するな」
「そうだよね。……私、ドレスの裾踏んづけて、転んじゃったりしそう……」
 ゆたかも緊張気味だ。
「それはあるかもね、ゆたかはうっかりさんだから」
「あうー、まー君ひどいよー!」
 膨れるゆたか。少しは緊張が和らいだかな?
「大丈夫だって、もし転びそうになったら、俺がちゃんと支えるから」
「それなら安心だね」
 お互いに笑い合う。緊張も大分和らいだ。
 すると、部屋の外から話し声が聞こえてきた。どうやらお客さんが来たようだ。


109 :ゆたかな日々 結婚編前編:2008/06/09(月) 23:31:13 ID:thxZxcjZ
「ヤフー、お祝いに来たよ〜」
「ゆーちゃん、まこと君、おめでと〜」
「二人とも、おめでとう。お祝いに来たわよ」
「お二人とも、ご結婚おめでとうございます」

 これはまた、いきなり大人数だ。というか、このメンツだとお祝いと言うより、冷かしになるのでは?
 唯一の救いは、このメンツに日下部さんがいないことだろう。安堵の息を漏らす。
「みんな、ありがとう」
「ありがとうございます」
「わあ! ゆーちゃん、すごく綺麗だよ」
「うんうん、純粋なゆーちゃんには、白がよく似合うね」
「ありがとう、つかさお姉ちゃん、こなたお姉ちゃん」
「お二人とも、とてもよく似合っていますよ」
「ありがとう、みゆきさん」
「本当に綺麗ね、ゆたかちゃん。こんなに綺麗な人がお嫁さんだなんて、まこと君は幸せ者ねー」
 ニヤニヤしながら、俺を見るかがみさん。やっぱりそうくるか。
 けれど、期待通りの反応をしては、冷かされるだけだ。
「ホントだよ。俺は、世界一の果報者だ」
「まこと君、つまんなーい! もっと初々しいリアクションをおくれよ〜」
「こなたさん、無茶言わないでくれよ」
「ま、いーけどね。――それにしても、言ってる事が……」
 少し似てる。そんな事を、こなたさんは呟いた。
「こなたさん、何に似てるの?」
「ん? 別に何でもないよ、気にしないでくれたまへ〜」
「そっか、何でもないなら、それでいいんだけど」


110 :ゆたかな日々 結婚編前編:2008/06/09(月) 23:32:55 ID:thxZxcjZ
「いや〜、それにしても、まこと君がプロポーズの相談になんて来るから、どうなることかと思ったよ。うまくいって良かったね〜」
「ちょっ! こなたさん、それは言わないで……」
「そうだったんだ。だから、あの日はいつもより、帰ってくるのが遅かったんだね」
「まこと君、ゆたかちゃんに、心配かけさせちゃダメじゃない」
「かがみさん、不安なものは不安なんだよ……」
「でも、うまくいって良かったね。私の応援の効果も、あったのかな?」
「うん、あったと思うよ。あれには励まされたし。でも、できれば、ゆたかに見えないようにしてほしかったかな」
「ご、ごめんね」
「でも、つかさお姉ちゃんすごいよ。私、あの日にプロポーズされるなんて、わからなかったよ」
「なんとなく、そう思っただけなんだけど」
「いわゆる、女の直感、というものでしょうか?」
「あ〜、あるよね。普段天然なのに、大事な時には鋭いって設定」
「姉としては、いつもしっかりしてくれてると、安心なんだけどね」
「またまた〜、ちょっとしたドジとかが、可愛いとか思ってるんでしょ、かがみ〜?」
「なっ!?」
「お姉ちゃん、そうなの? 私、お姉ちゃんのこと大好きだから、そうだったら嬉しいよ」
「え!? わ、私はただ、その……心配なだけなんだから!」
 なんというか、相変わらず、かがみさんはわかりやすい反応だ。
「素直じゃないね、かがみさん」
「いやいや、そこがかがみの魅力でもあるのだよ、まこと君」
「そこ、うるさい!」
「フフッ、かがみさんは、いいお姉さんなんですね」
「かがみ先輩は、優しいんですね。ゆいお姉ちゃんみたい」
「みゆきにゆたかちゃんまで……」
 恥ずかしそうにするかがみさん。彼氏ができて、冷かされたら、もっと恥ずかしがるんだろうな……。
 ゆたかの事で、散々冷かされたから、かがみさんに彼氏ができたら、仕返しをしよう。
 きっと、それくらいは許してくれるだろう、恐らくは。


111 :ゆたかな日々 結婚編前編:2008/06/09(月) 23:33:44 ID:thxZxcjZ
「それでは、私たちはそろそろ戻りますね」
「二人とも、緊張しすぎないようにね」
「二人とも、また後でね〜」
「緊張するだろうけど、しっかり楽しみたまへ〜」
 四者四様に部屋から去っていく。なんというか、賑やかだった。
 けれど、あんな賑やかな状況が、かつて当たり前だったことを思い出す。一年に満たない時間だったけれど、とても大切な時間だった……。
 ……つい、感傷にひたってしまうのは、歳をとったからだろうか?



112 :ゆたかな日々 結婚編前編:2008/06/09(月) 23:34:44 ID:thxZxcjZ
 こなたさんたちが去った後、またお客さんがきた。
「おーっす! 祝いにきたぜ」
「二人とも、おめでとう」
 日下部さんと峰岸さんだ。
 峰岸さんは久しぶりだけれど、日下部さんとはよく会う。けれど、今日は驚くべきことがあった。
「うわ! 日下部さんがスカートだ!」
「驚く事じゃねーだろッ!」
「痛っ!」
 おめでたい日であっても、日下部さんの突っ込みは厳しい。
「みさちゃん、普段スカートはかないから、まこと君が驚いても仕方ないんじゃないかな」
「峰岸さんの言うとおりだよ、日下部さん」
「……まこと、あやのはもう峰岸じゃねーぞ」
「あっ! そうか、じゃあ……、日下部さんの言うとおりだよ、日下部さん」
「な、なんだそれ! わざわざ紛らわしい呼び方すんな!」
「い、痛い! 痛いって、日下部さん」
「み、みさちゃん。あんまり乱暴はダメよ、おめでたい日なんだから」
「そーは言うけどな、あやの。こいつ絶対わざとやってたぞ」
「わざとですよ、日下部先輩の反応を見て、少し笑ってましたから」
「わわっ! ゆたか!?」
「さっすが、嫁はちゃんと見てるな♪」
「よくいじわるしたりするから、そのお返しだよ、まー君」
「観念しろ、まこと」
 怖い笑顔の日下部さん、苦笑いのあやのさん、ゆたかの逆襲、フォローはもう望めないな……。


113 :ゆたかな日々 結婚編前編:2008/06/09(月) 23:35:21 ID:thxZxcjZ
「しっかし、まことがこんなに可愛い娘と結婚とはなー」
「俺もびっくりだよ。考えてもみれば、まずきっかけから偶然だったなぁ」
 偶然、岩崎さんがゆたかの傍にいなくて、偶然、その時にゆたかの体調が悪くなって、偶然、俺が通りかかった。
 俺がゆたかを気にし始めたきっかけは、かなり偶然が重なり合っていたのだ。
「言われてみると、確かにあの時は、珍しい状況だったかも」
「すごくドラマチックなきっかけだったのね」
「うん、偶然が偶然を呼ぶ、みたいな感じかな」
「はぁー、偶然かー。私にも、男の幼馴染がいりゃーなー。偶然の一つや二つ」
「み、みさちゃん……」
 顔を赤らめるあやのさん。そういえば、あやのさんのお相手は、幼馴染である日下部さんのお兄さんだったか。
「日下部さん、そうは言っても、誰もがあやのさんみたいに、うまくいくとは限らないよ」
「わかってるよ。……ちくしょー! 売れ残りのケーキになんか絶対なんねーぞ!」
「その意気ですよ! 日下部先輩!」
「あんがとな、それじゃ私は、柊と第二次作戦会議に行ってくる!」
 第一次はダメだったようだ。
 日下部さんは、部屋から走り去っていった。
「二人とも、ごめんね。騒がしかったでしょう?」
「そんなことありませんよ」
「そうだよ、あやのさん。騒がしいのなんて、日常茶飯事だったじゃないか」
「そうね、今日は懐かしいやりとりが見れそう……」
「だね、楽しい雰囲気になりそうで、何よりだ」
 日下部さんは、案外こなたさんと絡んでそうだ。あの二人は、意外に仲がいい。


114 :ゆたかな日々 結婚編前編:2008/06/09(月) 23:36:17 ID:thxZxcjZ
「それじゃあ、私はみさちゃんのところに行くわね」
「うん、わざわざありがとう」
 あやのさんが部屋を去る。
 みんなと会ったからか、陵桜での日々を思い出してしまう。
 今も充実している。けれど、陵桜での濃い時間には適わないだろう。
 だって、あんなに個性的な人達に囲まれていたんだ。毎日が楽しいに決まってる。ただし、かなり疲れるけど……。
「先輩たちは、みんな元気みたいだね」
「元気すぎるよ。いや、むしろ変わってなさすぎる」
「そんな事言ってるけど、まー君、ずっと嬉しそうな顔してたよ」
「うっ……、さすがにバレてるか」
「うん、あんなに嬉しそうな顔してたら、誰でもわかっちゃうよ」
「そ、そんなに嬉しそうだったのか」
 懐かしさからか、嬉しさが完全に顔に出ていたようだ。



115 :2-837:2008/06/09(月) 23:39:24 ID:thxZxcjZ
以上で前編終了となります
後編は現在執筆中です
せっかくだから、ほぼ全キャラと絡ませようと考えたらこんな展開に…
gdgdと感じたら、申し訳ないです

116 :2-837:2008/06/10(火) 00:07:03 ID:uu4UnlOo
前回から連投という事です
わかりにくい表現をしてすみませんorz

117 :2-133:2008/06/10(火) 00:11:44 ID:Xqt/1hfy
乙&GJ!gdgdなんてとんでもない、後編も楽しみに待ってます!

自分は完全にペンが止まりまして、こうor桜庭先生SS
投下はまだ先になりそうですorz
あるいはまた気晴らしで書いた方が先に完成なんてことになるかも…

118 :名無しくん、、、好きです。。。:2008/06/10(火) 01:27:31 ID:cqdVHsCe
>>116
乙。

119 :名無しくん、、、好きです。。。:2008/06/10(火) 08:32:22 ID:/Fj4sDNH
乙&GJ! gdgdなんて感じませんでしたよ 素晴らしい出来だと思います。

120 :2−14:2008/06/10(火) 19:39:53 ID:Xyi45mQo
2−837さん

乙です。結婚式前まで一気に読ませて頂きました。
自分の体調のことを気にしてしまうゆーちゃんが健気で良かったです。
医者になったみなみが明るくなってる(?)のもいい感じですね。
ぜひ、幸せな結婚式を期待しています。


2−133さん
乙です。ひよりは私も結構好きなキャラなんで読ませて頂きました。
マントプレイ(違う)いいですね。
何気に2人を煽るこーちゃん先輩もいい感じですね。


私もSS第2弾投下したいと思います。

今回はつかさ編です。というか『らきメモ』のつかさルートをつかさ視点で書いてみるという試験的な作品です。

主人公の名前は前と同じく祐一で行きます。

121 :らきメモ〜つかさside:2008/06/10(火) 19:43:27 ID:Xyi45mQo
「おはよ〜・・・」
 「あら、珍しいわね〜つかさがかがみよりも早く起きるなんて」
 お母さんが驚いて私を見る。
 「えへへ・・・そうかな」
 今日は何だか、目覚めが良くていつもより早く起きちゃった。
 「おはよ〜」
 あ、お姉ちゃんだ。
 「・・・」
 お姉ちゃんは私の姿を見て、何故か固まっちゃった。
 ドアを閉めて、もう一回開ける。そして時計を見て安心したようにため息を付く。
 「何だ〜良かった」
 「どうしたの?お姉ちゃん」
 「つかさが起きてるから、てっきり大遅刻なんじゃないかってね」
 「ヒドイよ〜お姉ちゃん。私だってたまには早起きするよ」
 「ゴメン、ゴメン・・・でも、『たまには』じゃなくて毎日早起きしてほしいんだけど」
 「あう・・・」
 「2人共、朝ご飯食べるんでしょう?」
 「うん!!」
 「今日はゆっくり食べていけるわね」
 

 

122 :らきメモ〜つかさside:2008/06/10(火) 19:44:51 ID:Xyi45mQo
『それでは、今日のラッキー星座は・・・』
 私はよく当たると評判の星占いを見ていた。
 「つかさも好きね〜」
 お姉ちゃんが半分呆れたように呟く。
 「でもこなちゃんやゆきちゃんもチェックしてるみたいだよ」
 「へ〜みゆきは分かるけど、こなたもとはね」
 『・・・蟹座のあなた!!全てにおいて絶好調!!特に恋愛運は急上昇!!』
 「スゴ〜イ!!お姉ちゃん、今日はいい日みたいだよ?」
 「こういうのは本人の気の持ちようだと思うけどね・・・」
 「はぁ〜だけど、お姉ちゃんに彼氏が出来るかも知れないんだ・・・」
 「ちょっ!?な、何でそんな話になるのよ!!」
 顔を真っ赤にして言い返すお姉ちゃん。
 「だいたい、双子なんだからつかさだって同じでしょ!」
 「え〜それは無いよ・・・」
 お姉ちゃんは、社交的だし、勉強も出来て、私とは全然違うし・・・
 「はいはい。2人共、そろそろ電車の時間じゃないの?」
 言い争う私達にお母さんが笑いながら声を掛ける。
 「あ、そうみたいね、つかさ。行くわよ」
 「うん。お母さん、行って来ます」
 私とお姉ちゃんはお母さんに挨拶すると家を出ました。


123 :らきメモ〜つかさside:2008/06/10(火) 19:46:41 ID:Xyi45mQo
「で、つかさ・・・本当にあの番組、当たってる訳?」
 「そ、そんなこと言われても・・・」
 私達はバスを降りて学園に向っていた。
 「全く・・・こういう日に限って、電車が人身事故で遅れるなんて・・・」
 「そうだね〜」
 結局いつも通りに、遅刻寸前になっちゃって私とお姉ちゃんは学園に向って走っていた。
 「う〜ん、間に合うかな・・・」
 「間に合いたかったら、さっさと走る!!」
 「う、うん!」
 お姉ちゃんがそう言って角を曲がる。
 「ちょっと!どいてどいてどいて〜〜〜!!」
 その声と同時にお姉ちゃんの足がいきなり止まる。
 「お姉ちゃん〜私は急に止まれない〜〜〜!!」
 “ドカッ”
 結局、立ち止まったお姉ちゃんにぶつかるような形で、私はその場に転んでしまいました。
 「イタタタ・・・ちょっとあんた!」
 お姉ちゃんはぶつかった人に対して怒っているみたいでした。
 その後、私の方に近づきます。
 「つかさ、大丈夫?うあ、膝擦りむいてるし・・・バンソウコウ持ってたかな」
 「ああ、それなら俺が持ってるよ」
 お姉ちゃんとぶつかった人―――学生服を着ているからうちの生徒かな?
 その人は私の前にしゃがむと、私の膝にバンソウコウを貼りました。
 「これで、OKと。・・・大丈夫?」
 「うん!ありがとう!」
 「そっか。良かった」
 その男の子はそう言うと私ににっこりと笑いかけます。
 その時でした。

 “ドキン”

 不意に私はドキッとしてしまいました。


124 :らきメモ〜つかさside:2008/06/10(火) 19:47:35 ID:Xyi45mQo
(えっ・・・今の何?)
 だけど、私の考えはお姉ちゃんの声に掻き消されました。
 「ちょっと、あんた、何やってるのよ!」
 「えっ?・・・!!ああっ!本当にゴメン!!」
 「お姉ちゃん、怒っちゃダメだよ。この人は膝小僧の恩人なんだから」
 私の言葉に、その男の子は不思議そうにお姉ちゃんの方を見ます。
 「あ〜気にしないで、この子、こういう子だから」
 「そ、そうなんだ」
 不思議そうに、私を見る男の子。
 “キーンコーンカーンコーン・・・”
 「ヤバッ!予鈴だ。急ぐわよ!」
 「ああ、お姉ちゃん待って〜」
 私はその男の子と一緒にお姉ちゃんを追いかけました。
 その間、私は―――
 (さっきのアレは何だったのかな・・・)
 隣を走る男の子を見た時に感じた胸のドキドキを不思議に思っていました。
 
 
 

125 :2−14:2008/06/10(火) 19:54:14 ID:Xyi45mQo
とりあえず導入部の部分です。

何か原作と台詞が微妙に違うとかツッコまれそうだorz

つかさルートをつかさ視点で書く予定ではありますが、オリジナルのシーンも入れる予定です。

でも、全部のシーンを書いてたら長くなりそうなので、ここに来ている皆さんにアンケートを取ろうかと。

つかさルートのどのシーンをつかさ視点で書いて欲しいのか、よろしかったら教えてほしいです。

と言ってもある程度読めそうな気もしますがw

皆さんよろしくお願いします。

126 :名無しくん、、、好きです。。。:2008/06/10(火) 20:03:29 ID:6LeBWiGF
>>125
乙です。 つ旦~ 
いいですね、つかさ視点。台詞の違いなんか全然気になりません。
長くなってもいいので、全部のシーンがみたいというのは無理なお願いですかね?


127 :名無しくん、、、好きです。。。:2008/06/10(火) 20:10:45 ID:Zh7q1zFK
>>125
これはいい(・∀・)ニヤニヤ
キキースシン及び缶ジュースが楽しみでしょうがないです

128 :名無しくん、、、好きです。。。:2008/06/10(火) 22:40:25 ID:GqAgyDAl
>>125
乙です。結ばれた後のアフターではないこういう話も新鮮ですねw


>>つかさルートのどのシーンをつかさ視点で書いて欲しいのか、よろしかったら教えてほしいです。

せっかくのつかさ視点をいかして、主人公がいない所であった事件とかあると面白そうですね。
寝不足で練習が上手くいかずこなたと主人公が険悪になる所、
実はつかさは主人公だけでなくこなたとも直接か携帯かで話してて
「主人公君も変だったけど練習投げ出して帰るこなちゃんがダメだよ」(フラグ立ってるから無意識に主人公側を応援してしまう)
「つかさには関係ないじゃん!」 or 「つかさ……ごめんね……」

ってな感じになってて主人公&こなたが仲直りすると同時につかさ&こなたも仲直りとかw

贅沢言って申し訳ない

129 :2-837:2008/06/10(火) 23:42:13 ID:uu4UnlOo
>>117
こうも桜庭先生も書くの難しそうですからね…
参考資料が少なくて大変かもしれませんが、待ってます
でも、気晴らしも重要ですよね!
もし、気晴らしの方が早く完成したら投下待ってますね

>>118>>119
gdgdと感じませんでしたか、良かったです…
ゆたかメインのハズが、他のキャラを絡ませると暴走を始めて大変でしたw
後半もgdgdにならないよう気をつけてがんばります

>>125
コメありがとうございます、幸せな結婚式を書けるよう努力しますね
そして、乙です!
彼女側視点は前にありましたが、まさからきメモでくるとは!
GJです!ニヤニヤ分補給させてもらいましたw
自分としては、劇後に主人公を探し回る時のつかさを見てみたいですね。ニヤニヤできる事考えていそうなので…
では、続き待ってます

130 :名無しくん、、、好きです。。。:2008/06/11(水) 21:54:50 ID:ptH/dUrG
ゆいのSSを書いて見たので投下します。
タイトルは『ゆいinラキレボ』

131 :名無しくん、、、好きです。。。:2008/06/11(水) 21:57:52 ID:ptH/dUrG
乙女的肉体改造ラキレボにて

ゆい「へぇ〜ミスコン!面白そう!」
主人公「面白そうって・・・」
主人公「ていうか、何でゆいさんがここに・・・
    仕事はいいんですか?」
ななこ「かたい事いうなや○○(主人公)」
ゆい「そうそう、細かいことは言いっこ無し無し!」
かがみ「それでいいのか公務員」
みゆき「あ、あはは・・・」

ゆい「と言うわけで私も飛び込みで参加するから」

一同「へ?」

続く?

132 :名無しくん、、、好きです。。。:2008/06/11(水) 23:48:42 ID:/RfQYHsA


133 :名無しくん、、、好きです。。。:2008/06/13(金) 22:24:38 ID:Nm4e+vUG
やっと復旧か

134 :2-837:2008/06/14(土) 01:15:16 ID:wus20pbO
>>131
乙です
ゆい姉さんの奮闘に期待です

復旧祝いにゆたかSSの続きを投下します
間が開いてしまって、申し訳ないです

135 :ゆたかな日々 結婚編後編:2008/06/14(土) 01:16:20 ID:wus20pbO

 あやのさんと入れ替わるように、俺とゆたかの恩師がやってきた。
「おめでとさん、お祝いに来たでー!」
「ありがとうございます、黒井先生」
「おっ! 綺麗やないか、小早川」
「先生、ありがとうございます」
「教え子の晴れ姿を見るちうのも、えーもんやな」
「黒井先生……」
「……ウチはいつ結婚できるんやろか」
 黒井先生の顔が曇る。
「兄沢さんとは、うまくいってないんですか?」
「命斗さんとはいい感じや。……ただ、先に進めないんや。足踏みしたまんまーでな」
「黒井先生たちも、俺たちと同じくらいの時に、付き合い始めたんですよね?」
「せや。けど、ゴールは自分らが先やな。……はぁ」
「元気出してください、先生。きっと、兄沢さんも、中々切り出せないんですよ」
「ウチが切り出しても、ええと思うたんやけどな。ダメやったら、なんて考えたら、……なんや怖なってな」
 少し前の俺と姿が重なる。不安になるのは、みんな同じだ。
「先生、兄沢さんの事、本当に好きなんですね」
「たぶん、兄沢さんも、黒井先生と同じ事考えてますよ」
「そやろか?」
「同じように、何度も不安になった俺が言うんだから、間違いないですよ」
「教え子に励まされるとは、なんやえらくおかしな状況やな」
「そんな事、言わないでくださいよ。今までお世話になった分、お礼をしたいんですから……」
「そうなんか……、ありがとうな」
 黒井先生の顔に笑顔が戻る。やはり、黒井先生はこうでなくては。


136 :ゆたかな日々 結婚編後編:2008/06/14(土) 01:17:05 ID:wus20pbO
「悩み事も無事解決したことやし、今日はめでたい日なんやから、ぎょーさん飲むでー!」
「先生、飲みすぎには、気をつけてくださいね」
「迷惑かけるほどは、飲まんよーにするて。ほな、ウチは戻るでー」
 黒井先生は、いつものように豪快に笑いながら戻って行った。
 少しは力になれたのだろうか?
 黒井先生には、ずっとお世話になってきた。だから、力になれていると嬉しいのだけれど……。
「先生と兄沢さん、うまくいくといいね」
「大丈夫だと思うよ。後は、どちらかが一歩踏み出せば、いいだけみたいだから」
「そっか、良かった。先生たちの結婚、早く決まるといいね」
「うん。今度は俺たちが、祝福しないとね」
 たぶん、そんなに時間はかからないだろう。
 近いうちに、またみんなと会うことになりそうだ。



137 :ゆたかな日々 結婚編後編:2008/06/14(土) 01:17:36 ID:wus20pbO
 しばらくして、今度は懐かしい面々がやってきた。
「……伊藤先輩、ゆたか、おめでとう……」
「二人とも、おめでとうっス!」
「まこと、ゆたか、Congratulations!」
「いやー、めでたいねぇ、お二人さん!」
「みんな、ありがとう」
 友人が来てくれて、嬉しそうにするゆたか。まあ、当然なのだけれど、俺には一つ違和感があった。
「ありがとう。でも、このメンツに、八坂さんて珍しいね」
 田村さんやパティさんはともかく、岩崎さんやゆたかとも面識があったのだろうか?
「何言ってるんですか、まこと先輩。ゆーちゃんとみなりんは、アニ研に遊びに来てたりしましたよ」
「あれ? そうだったんだ」
「うん、田村さんに誘われたりして、よく遊びに行ったりしてたよ」
「……その時に、八坂先輩とも知り合ったんです」
「そーなんですよ。たまにイベントの手伝いしてもらったり、コスプレしてもらったりして」
「あぁ! あの写真はその時のか」
 俺が、前に見せてもらった写真には、恥ずかしそうなゆたかと岩崎さんが写っていた。
 ゆたかは可愛さを、岩崎さんはかっこよさを強調したコスプレだった事を覚えている。
「二人とも似合うんですよ、コレが! 特にみなりんは、男装もいける万能ぶり!」
「みなみちゃんの男装は、本当に男の人と勘違いする人もいたっスよね」
「……私は、そんなに女らしくないでしょうか?」
 胸に手を当てる岩崎さん。
「みなみ、オオキいだけがオンナじゃないネ!」
「そうだよ、みなりん。小ぶりなのは、すっごい可愛いんだから。ねっ、ひよりん」
「ちょっ、そこで私に振るんスか!? でも、伊藤先輩のように、需要があるのは確かっス!」
「た、田村さん……」
 なぜ俺が例になるのだろうか。いや、確かにゆたかは小さくて可愛いけれど……。
「Oh! まこと、カオがアカイです! もしかして、キノウのヨルはオタノシミでしたかー?」
「パ、パティさん……」
 ゆたかの顔も真っ赤だ。こなたさんたちに、気をつけていればいいと思っていたけれど、その考えは甘かったようだ。


138 :ゆたかな日々 結婚編後編:2008/06/14(土) 01:18:25 ID:wus20pbO
「……それにしても、先輩、……ちゃんと言った事、守ってくれましたね……」
「みなみちゃん、まー君が何か言ってたの?」
「うん、ゆたかの事を……大切にするって……」
「ま、まー君、そんな事言ってたの?」
 照れくさそうなゆたか。けれど、ちゃんと嬉しそうな事もわかるのも、ゆたからしい。
「うん、岩崎さんが真剣だったから、俺も真剣に答えたんだよ」
「……ですが、あの時は……、伊藤先輩に自信がなくて、ゆたかの友人として、不安になるような言動もありましたね…
…」
「あちゃ〜、まこと先輩、ヘタレですねー」
「そうなんだけど……、俺も色々がんばったんだよ?」
「確かに、プロポーズの相談に、泉先輩のところに来たときは、ヘタレの汚名返上したっスよね」
「HEATS! モエですネ、まこと!」
「うんうん、熱いねえ」
「その調子で……、ゆたかの手を引いてあげてくださいね……」
 岩崎さんの言葉は、あの時と同じで真剣なものだ。
 違うのは、もう信頼されていないという状況ではないこと。
「うん、わかってる」
「まー君……」
 ゆたかが嬉しそうに微笑む。この笑顔を守るためにも、しっかりがんばらなくては。


139 :ゆたかな日々 結婚編後編:2008/06/14(土) 01:18:54 ID:wus20pbO
「まこと先輩、ゆーちゃん、私たちはそろそろ戻るねー」
「二人とも、また後でっス」
「see you later!」
「伊藤先輩……、ゆたか……、あまり緊張しすぎないように……」
 後輩たちは戻っていった。
 なんというか、俺の友人は同級生も後輩も、個性的な人たちが多かったんだなと、改めて気付く。
 大学の思い出が、普通すぎると感じるのは、それが原因なのではないかと勘繰ってしまう。
「やっぱり、みんな元気だったね」
「さっきの俺の気持ち、わかったろ?」
「うん。懐かしくて、嬉しくて、泣きそうになっちゃった」
 そう笑うゆたかの目尻は、若干涙で滲んでいた。



140 :ゆたかな日々 結婚編後編:2008/06/14(土) 01:19:48 ID:wus20pbO
「二人とも、おめでとう」
 岩崎さんたちが会場に戻った後、そうじろうさんがやってきた。
「ゆーちゃん、似合ってるじゃないか」
「ありがとうございます」
「ゆきやゆいちゃんの結婚の時を思い出すよ」
「そ、そうですか? そうだと、嬉しいです」

 陵桜での三年間、ゆたかは泉家に居候していた。つまり、俺とゆたかの仲は、すぐにこなたさんたちの知ることとなっ
た。
 ゆいさんとそうじろうさんに呼び出され、尋問されたのも、今となってはいい思い出だ。
 最終的には認めてもらえたけれど、あの二人に終始押されていたのは、言うまでもないだろう。


141 :ゆたかな日々 結婚編後編:2008/06/14(土) 01:20:33 ID:wus20pbO
「それにしても、とうとう結婚……か」
「そうじろうさん、どうかしたんですか?」
「いや、なんでもないよ。――まこと君、ゆーちゃんを……幸せにするんだぞ」
 それは、よくある祝福の言葉だった。
 けれど、大切で重い意味が込められている。なぜか、俺はそう感じた。
「はい。……ゆたかは、俺が必ず幸せにします」
「その気持ちを、忘れちゃダメだぞ」
「大丈夫ですよ。この気持ちは、死んでも変わらない自信があります」
「まこと君がそういうなら、きっと本当に、死んでも変わらないんだろうな」
 この根拠の無い自信でも、認めてもらえるほど、俺はそうじろうさんに信頼されているようだ。
 その信頼を裏切らないためにも、努力しなければ。
 ……けれど、こういった話は、本人の目の前で話すことなのだろうか?
 顔を真っ赤にしているゆたかを見て、俺はふとそう思ったのだった。

「それじゃあ、俺はそろそろ戻るよ。せっかくなんだから、こなたたちも写真に撮らないと!!」
「桜藤祭の時みたいに、警備員に追い出される。なんてことがないようにしてくださいね」
「うう、追い出されるのは嫌だな。少し自重するしかないのか……!」
「式の後で撮らせてもらうのは、ダメなんですか?」
「ゆーちゃん、それだ!」
 問題が解決したそうじろうさんは、幸せそうに戻っていった。
 なんというか、もう結構な歳なのに、そうじろうさんはかなり元気だ。
 あの元気さは、俺も見習うべきかもしれない。元気さだけだけれど……。



142 :ゆたかな日々 結婚編後編:2008/06/14(土) 01:21:09 ID:wus20pbO
「やっほー! 二人とも、結婚おっめでとー!!」
 最後にやってきたのはゆいさんだ。相も変わらず、テンションが高い。
 というか、なんか様子が少し変だ。……まさか。
「ゆいさん、もしかして、お酒入ってる?」
「うん、そーだよー。黒井先生に薦められてねー」
 く、黒井先生、何してるんですか……。
「お姉ちゃん、お酒飲んじゃって大丈夫なの?」
「そもそも、我が最愛の妹の結婚式、なーんてめでたい日に、飲まずにいられるかー!」
「で、でも、お姉ちゃん今日は車じゃなかったっけ?」
「だーいじょうぶ。こなたに代行頼むから」
「こなたさんたちも、少しは飲むんじゃ?」
「そしたら、本業の代行に頼めばいいのさー!」
 なんだか、勢いがすごい。毎度思うことだけれど、本当にゆいさんはノリで生きてるな……。
 けれど、そんなゆいさんだからこそ、話しているだけで、元気を分けてもらえているような気がする。
 こういった、周りを明るく、元気にできる才能は、ゆたかもゆいさんも一緒だ。さすが、姉妹といったところか。


143 :ゆたかな日々 結婚編後編:2008/06/14(土) 01:22:36 ID:wus20pbO
「うーん、にしても、ゆたかよく似合ってるね。綺麗だよー」
「そ、そう? ありがとう、お姉ちゃん」
 嬉しそうなゆたか。お姉ちゃんっ子だから、ゆいさんに言われるのが、一番嬉しいのだろう。
「まこと君も、男前だね」
「ありがとう、ゆいさん」
「うんうん、二人はいい夫婦になれるよ。お姉さんが保障しよう!」
「心強い保障ですね」
「でしょー? よしよし、それじゃそろそろ行こうか。出番だよ、お二人さん」
「よし、行こうか、ゆたか」
 ゆたかに手を差し伸べる。
「うん、まー君」
 握り返すゆたか。そして、俺たちは歩き出した、新たな一歩を――。


 余談だけれど、ブーケは、激しい争奪戦の末、ちゃんと黒井先生がゲットした。

144 :2-837:2008/06/14(土) 01:30:04 ID:wus20pbO
以上です
多くのキャラを出したので、自分の拙い技術力がはっきりと出てしまいまいた…orz
キャラ崩壊を感じたら、申し訳ないです

それと、なりすましの黒井先生を今さら思い出したので、とても後付けくさいかもしれません
ですが、嫌いなキャラがいないので、やはりみんな幸せになってほしい願望が…
ですので、またお前かと言わず、できれば兄沢命斗を応援してあげてくださいw

145 :名無しくん、、、好きです。。。:2008/06/14(土) 01:33:17 ID:Ret04Mc8
>>135->>143

素晴らしい。GJ!!

146 :名無しくん、、、好きです。。。:2008/06/14(土) 01:36:32 ID:QxMSktYt
乙!
すばらしい!!


147 :名無しくん、、、好きです。。。:2008/06/14(土) 02:54:32 ID:b4F9GfJy
兄沢店長と黒井先生か……なにげにお似合いかもしれんw
GJ!

148 :名無しくん、、、好きです。。。:2008/06/14(土) 08:14:15 ID:cUFY08sd
スレに空いた時間すら埋めるほどの良作。乙&GJ!!

149 :GREN ◆.V03vEgrME :2008/06/14(土) 21:34:28 ID:SZC2N4Sw
みなさま乙&GJです。
そしてまとめ氏毎度ありがとうございます。

…てゆーか、おひさしぶりです。

ここのスレではこなたの誕生日SS突っ込んで以来音沙汰無しで申し訳ないです。
そして誕生日ssに感想いただき、これまた感謝です。
個人的に柊姉妹の誕生日はやってみたいところです。以前双子キャラの誕生日SSを書いたことはありますが、それとは毛色の違う双子の誕生日を如何にして祝うか。
ウデの見せ所ってヤツです。
…まぁ、いろいろあるので書けないかもですが。

久々にかーなーりースランプ中でして(哀
オリジナル掌編とか書いてリハビリもしてるんですが(汗

ひたすらに萌え甘書いてきた反動か、そろそろ燃えに方向転換したくなったのかもしれません(ぇ


ともあれ「想い出のつづき」HP版書き下ろし特別編のプロットもうにうにと思案中です。
今月中にup…できればいいなぁ。

では、また次回投下時にでも。
長文失礼いたしました。

150 :名無しくん、、、好きです。。。:2008/06/14(土) 23:32:22 ID:sq/H3/sm
>>144
ゆたかな日々、ついに完結ですか……
なにか色々こみ上げるものがありますが今はただGJと言いたい
キャラはちゃんと掴めてると思いますよー自信持って下さい!

にしても兄沢いつの間にwww別の意味で熱いカップルだwww

151 :名無しくん、、、好きです。。。:2008/06/14(土) 23:57:57 ID:YS9OI4g1
>>144
乙です。 つ旦~

>>149
双子の誕生日話、楽しみにしてます。気長に待ってますんで、頑張ってください。

152 :名無しくん、、、好きです。。。:2008/06/15(日) 00:48:12 ID:UiAqljUX
ゆいinラキレボの続きを投下します

153 :ゆいinラキレボ:2008/06/15(日) 00:53:24 ID:UiAqljUX
数日後・・・

ゆい「いやーホントに許可が出ちゃうとはねー」
主人公「ホントにエントリーしちゃったよ・・・」
かがみ「全然ミス陵桜じゃないわよ、部外者じゃない・・・」
主人公「つか、何で許可が出たんだ・・・」
ゆい「お姉さんびっくりだ!」
主人公「いや、こっちがびっくりなんですけど」

(その後の展開は劇中と同様、ダイエットへ話が流れていく)

かがみW?センチアップ
みゆきH?センチアップ
ゆいBWH?センチアップ
ななこ同上

かがみ「昨日の焼き芋が犯人ね、油断してたわ・・・」
ななこ「やっぱり忙しゅうて不摂生すんのがあかんねんな・・・」
ゆい「うう・・・
   そういえば、最近寂しくてヤケ食いとかしちゃってたもんなぁ・・・」
みゆき「私は心当たりがないのですが・・・」
主人公「あー、4人とも太ったんだ」

4人「はぅ!?」
続く?

154 :2−14:2008/06/15(日) 19:30:17 ID:LafXR5/U
>>144
乙です。
つーか店長、いつのまに黒井先生とw
個人的にそうじろうのところでホロリとしてしまった。
思うに、かなたとゆーちゃんがダブって見えたのかなとか。
こなたを生んで、すぐに亡くなってしまった(?)ことを考えるとひょっとしたら、
かなたも、ゆーちゃんと同じで身体弱かったのかも知れないし。

いい結婚式を見させてもらいました。

そして、今書いてるつかさストーリーのアフターで結婚式ネタを考えていた俺、涙目w



>>153
乙です。
ゆい姉さん、本当によく出られたな・・・
というか優勝できるのか?



155 :2−14:2008/06/15(日) 21:41:28 ID:LafXR5/U
お待たせしました〜らき☆メモつかさsideの続きです>>124からの続きになります。

156 :らきメモ〜つかさside:2008/06/15(日) 21:43:07 ID:LafXR5/U
こなちゃんが呆れた感じで言います。
 「転んだんでしょ?つかさらしいイベントだよね〜。ねえ、祐一君」
 「何?こなたさん?」
 「つかさに萌えた?」
 「は・・・も、萌え・・・?」
 戸惑った声を出す祐一君。
 「考えるんじゃないの。魂で感じるの!」
 「あ〜はいはい。祐一君、気にしないで。こいつ、こーいう奴だから」
 放課後、私のクラスに遊びに来ていたお姉ちゃんが割り込みます。
 「あ、そ、そうなんだ」
 気を取り直して、自分の目の前にある山のようなプリントを見る祐一君。
 「どうしたの?」
 「いや・・・凄い量だなと思って」
 確かに、そのプリントはちょっとした雑誌くらいありました。
 「毎年、こんなに凄いの?陵桜学園の文化祭は?」
 「そうですね。確かに今年は例年よりも、多いかも知れませんね」
 ゆきちゃんが苦笑いを浮かべます。
 「こんなにあったっけ?」
 「皆さんにもお渡ししたはずですが・・・」
 「記憶のかなたに消えてるかも」
 「『部屋のどこかに』の間違いでしょ?」
 こなちゃんとお姉ちゃんの会話を聞きながら、祐一君はゆきちゃんに聞きます。
 「で、黒井先生には『気合入れて手伝うんやで〜』って言われたんだけど、具体的には何すればいいの?」
 「私達のクラスは演劇をやる予定なんです。かがみさんのクラスとの合同なんですよ」
 「脚本は私の友達。監督はみゆき。私も役者で出てるの。楽しいよ〜結構ハマるかも」
 「私も〜♪声優みたいで楽しいよ」
 「いや、声優とはまた違うだろ・・・」
 「私は道具係なんだ。かつらや劇で使う小道具を作ったりするの」
 「そうなのか・・・でもそれだと大変なんじゃない?」
 「お恥ずかしながら・・・祐一さんにもどこかにお手伝いに入って頂くことになるかと思います」
 「う〜ん・・・じゃあ・・・」
 祐一君はしばらく考えた後、口を開きました。

157 :らきメモ〜つかさside:2008/06/15(日) 21:46:41 ID:LafXR5/U
 「道具係にしようかな」
 「ほう〜」
 祐一君の言葉に、何故かこなちゃんが意味深に笑います。
 「何だ〜やっぱり祐一君、つかさに萌えてたんじゃん♪」
 「なっ・・・ち、違うって!!ただ・・・」
 祐一君の言葉に何故か息を呑む私。
 「朝の言動とか、さっき黒井先生に落書きを注意されてたあたり、誰かが見てて無いと不安過ぎるというか・・・」
 「み、見てたの?」
 思わず顔が赤くなる私。
 「え〜でも、祐一君だって居眠りしてて黒井先生に怒られてたよね」
 「あ〜あれにはびっくりしたよ〜転校初日にしかも黒井先生の授業で居眠りするなんて、度胸あるよね」
 こなちゃんが感心したみたいに言います。
 「そうですね。でも流石に授業中に寝るのは良くないと思います・・・泉さんもですよ」
 「うっ・・・そ、それは反省します」
 「右に同じく」
 ゆきちゃんの言葉に平謝りの祐一くんとこなちゃん。
 

158 :らきメモ〜つかさside:2008/06/15(日) 21:48:33 ID:LafXR5/U
 「あ・・・でもさ」
 「どうしたの?祐一君」
 私の問いに祐一君は頭を掻きながら言いました。
 「いや、俺あんまり手先が器用じゃないんだけど・・・大丈夫かな?」
 「大丈夫だよ〜私も不器用だけど、ちゃんと作れてるから」
 「つかさ・・・言ってて悲しくならない?」
 「ちょっと・・・」
 「では、祐一さんにはつかささんのお手伝いをしてもらうということで」
 「じゃあ、今日はこれで解散?体育館は使えないんでしょ?みゆき」
 「ええ、他の学年の方にどうしてもと言われまして・・・」
 「あ〜久々に早く帰れるよ〜アニメ見なきゃ・・・」
 「あんたはやっぱりそれか」
 皆はそれぞれに帰り仕度を始めます。
 「あ、ねえ皆、帰りにコンビニ寄っていかない?」
 私はそんな提案をしました。
 「うん、そうね・・・新しいお菓子が出たし。行ってもいいかもね」
 「かがみ〜そんなんだからあっという間に体重が・・・」
 「うっさいわね!余計なお世話よ!」
 「祐一君とゆきちゃんは?」
 「帰り道だし、付き合うよ」
 「そうですね。たまにはいいかも知れませんね」
 そうして、私達4人はコンビニに向いました。

159 :らきメモ〜つかさside:2008/06/15(日) 21:49:40 ID:LafXR5/U
『♪〜♪〜♪』
 (あ、メールだ)
 時間は夜の10時です。これから寝ようと思っていた私の携帯にメールが届いたのはその時でした。
 (誰からかな・・・あっ)
 メールの差出人は祐一君でした。
 コンビニに寄った時に、私達4人と祐一君とでメールアドレスの交換をしました。
 それを試す意味も兼ねて私は『明日から学園祭の準備、頑張ろうね!』という内容のメールを送りました。
 祐一君からのメールにはそれのお礼とそして―――
 
 『P,S 『ドロリ濃厚ピーチドリンク』意外と美味しかったよ。ありがとう』

 コンビニで祐一君が飲み物何を買うか悩んでいたので、私お薦めのジュースを教えてあげたんです。
 最初は戸惑っていたみたいですが、最終的には私を信じて買ってくれました。
 (そっか・・・祐一君。喜んでくれたんだ・・・嬉しいな)
 私は自分の心が暖かくなって行くのを感じていました。
 
 

160 :2−14:2008/06/15(日) 21:53:13 ID:LafXR5/U
今日はここまでです。

何かもう『つかさルートをベースにしたオリジナル』になりつつあるような・・・

『朝をすっ飛ばして放課後』とか『ゆーちゃん達は?』とかいう疑問はスルーしてくれるとありがたいです。

次回はかがみの怪我あたりがメインになるかなと。

161 :名無しくん、、、好きです。。。:2008/06/15(日) 22:20:30 ID:eOJztLNK
乙!
続きが楽しみすぎるんだぜ

162 :名無しくん、、、好きです。。。:2008/06/15(日) 23:01:43 ID:UiAqljUX
>>156
乙です。
なんていうか、『ドロリ濃厚』とか、パロディで
らきすたっぽさを出していていい感じですね

して、私のほうも、ゆいinラキレボの続きを投下します

163 :名無しくん、、、好きです。。。:2008/06/15(日) 23:04:30 ID:UiAqljUX
主人公「仕事してたり、忙しい毎日を過ごしている人は
    まず食生活から見直すのがダイエットの基本らしいよ」
ゆい「食生活ねぇ・・・」
かがみ「う、私結構間食が多いかも」
ゆい「最近は、外食が多いかな」
ななこ「一人でかい」
ゆい「うう・・・」
主人公「で、お茶とかがいいらしいよ
    おなかがすいた時は、食べずに少しお茶を飲むと
    空腹感が幾分マシになるんだって」
みゆき「お茶ですか、確かにノンカロリーですし
    精神的にも落ち着かせる作用がありますね」
ゆい「私、お茶大好きだよ〜」
かがみ「お茶だけを飲んでればいいわけ?」
主人公「いや、さすがに食べる物は食べないとダメだろうけど・・・」
ななこ「けど本当に、お茶を飲むだけで痩せるんか?」
主人公「いやだから、お茶だけでなくて・・・」
ゆい「私、ウーロン茶ならいくらでもいけるよ!><」
みゆき「私も、緑茶なら・・・」
かがみ「緑茶って、渋いわね・・・
    けど私も、お茶は嫌いじゃないし、いけそうだわ」
ななこ「決まりやな、しばらくはお茶だけで、すごすで!」

4人「おぉー!!」

お茶ダイエット大作戦!!←発砲音

主人公「だから、きちんとした食事も・・・」

続く?

164 :名無しくん、、、好きです。。。:2008/06/15(日) 23:05:51 ID:Z7gpPZu4
メタルギア買った直後
ホントに直後に返品したんだ
店員がこう訊いた
「返品の理由は?」
俺は
「買うつもりじゃなかったんで」
と答えた
とりあえず返金もしてもらった
1980円を渡された
バッグとかもっててなんか小銭とか掴みにくい状況だった
まず980円財布にいれて千円札いれようとしたら

千円札裂けた・・・ッ
あああああああああああアッ!!
大人しくらきすただけ買ってりゃあよかったのによォォォッ!!!!
あああああああああああああああああああああああああああああああ!!!!!!

どうすればいい?

165 :163:2008/06/16(月) 02:07:31 ID:fKSBaO17
ああ、すいません、タイトル名を名前の欄に書き忘れてしまいましたorz

166 :名無しくん、、、好きです。。。:2008/06/16(月) 14:42:42 ID:uP1lXI90
>>164
確か、銀行に持っていけばいい。

167 :名無しくん、、、好きです。。。:2008/06/17(火) 03:36:17 ID:xyCSE6S4
ふゆき先生は難易度高そうだなー

168 :名無しくん、、、好きです。。。:2008/06/17(火) 23:30:06 ID:imDo+Y6F
弱点が無いから責めづらそう

169 :名無しくん、、、好きです。。。:2008/06/18(水) 00:18:39 ID:L81N7qgx
>>168
なにを言ってもさらっと受け流されそうだよな。


ちびっこいダンナもいるし。

170 :名無しくん、、、好きです。。。:2008/06/18(水) 15:19:03 ID:A7NJ6kos
ひかるは俺の嫁だから大丈夫だよ

171 :名無しくん、、、好きです。。。:2008/06/18(水) 22:41:15 ID:cnHIRMZF
一見弱点が無さそうなキャラほど責められると弱いものなのだよ

172 :名無しくん、、、好きです。。。:2008/06/19(木) 00:46:57 ID:P61SAkAG
主人公「天原先生〜、好きです〜」
ふゆき「また、そんなことを」
主人公「本気ですって」
ひかる「ふゆきはわたしの嫁だぞ!」
主人公「なら俺が、奪います」
ひかる「させん!」

ふゆき「困った事になってしまいましたね・・・」

ドアの影から
ひより「・・・ここから2人は、
    とりあえず決着がつくまでは二人のものということにして・・・
    そして・・・」
あらぬ妄想膨らませ、律儀にメモっていたりする。

173 :名無しくん、、、好きです。。。:2008/06/19(木) 02:35:08 ID:9YM+j4uP
そしていつしか

主ふひ
↓↓↓
ふ主ひ

になるんですねわかります

174 :名無しくん、、、好きです。。。:2008/06/19(木) 11:40:26 ID:7I3jMiP1
いがみ合う内に惹かれあっていく主人公とひかる先生

ふゆき先生「計画通り」

175 :名無しくん、、、好きです。。。:2008/06/19(木) 12:47:19 ID:TvNRB7x3
>>174
主人公がちょっかい出しているうちに、マジで惹かれあっていくふゆき先生とひかる先生

主人公「計画通り」



……っていう月下氷人チックな展開が、ひとつぐらいあってもよかったと思うんだ。

176 :名無しくん、、、好きです。。。:2008/06/19(木) 22:44:34 ID:/tK3HK+E
>>173
ひかる先生ナルかよw

177 :名無しくん、、、好きです。。。:2008/06/20(金) 03:33:33 ID:eOkN+9/4
>>176
俺も初めそう思ったが、

ひかる→ひより
ひより→ひかる

のどっちかなのか?とも考えた。


178 :名無しくん、、、好きです。。。:2008/06/20(金) 04:11:00 ID:YJyY5jEj
ん?
ふゆき先生を中心に二人で取り合ってたのが、いつしか主人公を中心にハーレムになるって話じゃないのか?

179 :名無しくん、、、好きです。。。:2008/06/20(金) 18:12:33 ID:QmVXk9Ll
そもそもひかる先生はガチレズってわけじゃないだろ

180 :172:2008/06/20(金) 19:47:43 ID:aBUZuE1p
>>179
とりあえず極端なアンチ百合の方は勘弁してください・・・orz

181 :名無しくん、、、好きです。。。:2008/06/20(金) 19:58:48 ID:AyLrU0zg
18禁注意。短すぎ注意。Sなこなたさんは好きですか?
需要は気にしたら負けさっ。
本番は次の機会に(`・ω・´)
パスは『konata1』

ttp://ura.s2.x-beat.com/upload.cgi?mode=dl&file=1537

182 :名無しくん、、、好きです。。。:2008/06/21(土) 12:51:25 ID:mSRtTyyj
コレはエロい!

が生殺し

183 :名無しくん、、、好きです。。。:2008/06/21(土) 16:33:06 ID:w6MUTNbH
>>174
いがみ合っているつもりで、実はイチャついてるような感じになっていて
気が付けば、ふゆき先生背景
そして、脇で萌えてるひより

184 :名無しくん、、、好きです。。。:2008/06/21(土) 18:21:23 ID:PWAw4PZz
>>181
寸止め!?
この悪党め、どうもありがとうございました。

185 :名無しくん、、、好きです。。。:2008/06/21(土) 23:53:48 ID:/I9Bodk4


186 :2-837:2008/06/22(日) 00:34:48 ID:dYz85EPb
>>149
次回作や誕生日ネタ、楽しみに待ってますね

>>160
うわあああああ、ネタ被りすみませんorz
ですが、ネタ被ってもおもしろさは変わらないと思うので、是非アフターまでがんばってください
つかさの結婚編、凄く…見てみたいです

>>163
乙です
もし、ゆい姉さんが優勝したら、やはり主人公にデレるんでしょうか?でも、それって不り(ry
ゆい姉さんの奮闘に期待してます

>>172
なんという嫁争奪合戦
是非続きをば…

>>181
乙です。エロは世界を救う、例え、寸止めでも…

お久しぶりです、そして、ゆたかな日々終了と思った方、すみません
今回を含め、あと4編ほどあります
なげーよwと思うかもしれませんが、エピローグまで付き合っていただけたら幸いです

187 :ゆたかな日々 誕生編:2008/06/22(日) 00:36:19 ID:dYz85EPb
 あの騒がしく、幸せな結婚式から二年が経った。
 今日は、ゆたかと病院に来ている。なぜ、病院なのか? それはもちろん……。
「おめでとうございます」
「みゆきさん、それって……」
「ええ、ゆたかさんは妊娠しています」
「高良先輩、ホントですか?」
「本当のことですよ、安心してください」
 微笑みながら、そう答えるみゆきさん。
 俺はゆたかと二人で喜び合う。――幸せだ。

 最近、調子が悪いとゆたかは言っていた。
 けれど、それが妊娠の兆候ではないかと気付いたので、こうしてこの病院に来ている。
 なぜこの病院なのかというと、みゆきさんが勤めているからだ。
 新しい命が産まれるのを助ける仕事、ということに感銘を受けたみゆきさんは、現在産婦人科で働いている。
 けれど、知り合いだからという理由で、この病院を選んだわけではない。みゆきさんだからだ。
 みゆきさんは、文系から医学部に進学した。それは、とても凄いことだ。
 受験期、学校で誰よりも勉強していたのは、みゆきさんだということを、俺は知っている。
 天才と思われがちなみゆきさんだが、その実、かがみさんと同じ努力家なのだ。
 だから、みゆきさんを選んだ。これほど、誠実で信頼できる医師は、他に岩崎さんくらいしか知らない。


188 :ゆたかな日々 誕生編:2008/06/22(日) 00:37:57 ID:dYz85EPb
「ですが、一つだけ問題があります」
「え!?」
「ゆたかさんが、……出産に耐えられない可能性があります」
「……」
 俯くゆたか。
「今すぐ答える、という必要はありません。それに、可能性の一つにすぎませんし。ですから、お二人でよく話し合って
から決めてください」
「……わかったよ、みゆきさん」
「……ありがとうございました」
 みゆきさんに一礼し、病院を出る。
 ゆたかは俯いたままだ。予てから、自分の体が弱いことを、気にかけていたのだから、当然だ。
 ゆたかにとっても、俺にとっても、大事な決断になる……。
 けれど、そんなこと考えるまでもない。ただの可能性でしかないのなら、答えなんて決まってる。
 ……でも、なぜかそのことを、ゆたかに伝えることができない……。
 前に、考えたことがある。可能性が0でないなら、それは不可能ではないと。
 俺は……、ゆたかを失うことを恐れていた。
 ゆたかがいない生活なんて……、考えられない。考えたくない……。
 けれど、わかっていた。例え、どんなに困難であろうと、ゆたかは出産を選ぶだろうと。
 俺は、いったいどうすれば……。


189 :ゆたかな日々 誕生編:2008/06/22(日) 00:39:34 ID:dYz85EPb
「まー君、ごめんね……」
 家に着いて、ゆたかが突然切り出した。
「ゆたか? 急にどうしたんだ?」
「やっぱり、私はまー君に……迷惑を……」
 ゆたかは泣いている。俺への気遣いや、不安といったものに、耐えられなくなったのだろう。
 ……何をしているんだ。俺は……、ゆたかを不安にさせないようにがんばると、決意したハズじゃないのか!?
 ――俺は、不安も恐怖も、無理矢理どこかに押し込める。
「ゆたか、大丈夫。可能性の話だからさ」
「で、でも……」
「大丈夫だって、俺がついてる。……俺が、絶対に守るから!」
 ゆたかが目を丸くする。
 しばしの沈黙の後、ゆたかが口を開く。
「私が出産に耐えられるかどうかだから、まー君はどうしようもないよ?」
 皮肉を言っているが、その顔は、恥ずかしそうに笑顔を浮かべている。
「ゆたかー、そんなこと言うなよ。せっかく俺が、元気づけようと思ったのに」
 つられて、俺も笑顔になる。まったく、ゆたかの笑顔には適わないな。
「うん、わかってるよ。……ありがとう、まー君」
 ゆたかが俺を抱きしめる。
「また不安になったら、俺に言ってくれよ? ゆたかが不安になったら、お腹の子まで不安になっちゃうしね」
 俺もゆたかを優しく抱きしめる。
「うん」


190 :ゆたかな日々 誕生編:2008/06/22(日) 00:40:29 ID:dYz85EPb
「あ、そうだ。ゆたか、他に決めておきたいことがあるんだけど」
「え?」
「たぶん、出産はもっと大きな病院でした方がいいって、みゆきさんは言うと思うんだ」
 みゆきさんの性格上、自分が一番安全だと思う方法を薦める可能性が高い。
 けれど、みゆきさんは、自分を過小評価している節がある。
 俺としては、みゆきさんが一番信頼できるんだけれど、これは俺一人で決めることではない。
「だから、その時どうするか、決めておきたいんだ」
「そうだね。……でも、それを聞く時点で、まー君がどうしたいか、わかるよ?」
「あ」
 言われてみればそうだ。普通だったら、その提案を受け入れる。安全な方を推薦してくれるのだから、当然だ。
 つまり、わざわざそれをゆたかに聞く時点で、俺の答えはわかってしまうというわけだ。ゆたか、鋭いな……。
「でも、私も同じ答えだよ。高良先輩が、一番信頼できると思う」
「そっか。よし、それじゃあみゆきさんを、驚かせてあげますか」
「うん!」
 答えは決まった。後は、俺がしっかりゆたかを支えてあげるだけだ。



191 :ゆたかな日々 誕生編:2008/06/22(日) 00:41:24 ID:dYz85EPb
「今のところ、順調です。そろそろ、入院の準備を始めてくださいね」
「わかりました」
「それと、一つお話しておきたいことがあります」
「……どんな話?」
「お恥ずかしながら、私の腕はまだまだ未熟ですので、優秀な方の病院を推薦しようかと思っています」
 やっぱり、予想通りの展開だ。
 けれど、俺たちはみゆきさんのことを信頼している。人としても、医師としても……。
「実は、みゆきさんがそう言うと思って、もう答えを決めてきてるんだ」
「え!? そ、そうなんですか?」
「うん。俺たち夫婦は、みゆきさんにお願いするよ」
「ええ!? で、ですが、私の腕はあまりに未熟でして……、その……ゆたかさんを危険な目に……」
「大丈夫ですよ、高良先輩の腕は未熟なんかじゃありません。私は、高良先輩なら安心できます」
「そ、そうでしょうか……?」
「そうだよ、みゆきさんが一番信頼できるんだ。だから、お願いできないかな?」
「……わかりました……。死力を尽くして、絶対に成功させます」
 心強い言葉ではあるけれど、死力を尽くすって……、みゆきさん無理しすぎて、倒れたりしてしまわないだろうか。
 逆に心配になってしまう。
「ありがとう、みゆきさん。でも、がんばりすぎて、自分の体を壊したりしないようにね」
「お気遣いありがとうございます。ですが、今はゆたかさんの心配だけをしてあげてください」
「う、うん……」
 余計な心配だったのかもしれない。みゆきさんの言うとおりだ、今はゆたかの心配を最優先しなければ。
「高良先輩、よろしくお願いしますね」
「こちらこそ、よろしくお願いします」
 さて、これからが大変な時期だ。



192 :ゆたかな日々 誕生編:2008/06/22(日) 00:42:47 ID:dYz85EPb
「出産予定日は、このようになりました」
「えっ!?」
 俺は目を丸くする。
 何てことだ! その日は試験前で、ただでさえ大変なのに、授業が多く一番忙しい曜日じゃないか!
 これでは、休めない……。けれど……。
「まー君、どうしたの?」
「その日は……、試験前の大事な時期だから、休めないかもしれない……」
 胃の辺りが落ち着かない。俺は、どうするべきなんだ?
 いや、迷うくらいなら、俺はゆたかの傍に――。
「先生が、生徒を放っておくなんて、ダメだよ」
「え?」
「私は大丈夫だから、まー君は学校に行って」
「で、でも、ゆたかも放っておけないよ」
「大切な時期に、生徒を放っておくなんて教師失格だよ。もし、そんなことしたら、口利いてあげないよ」
 やや膨れるゆたか。間違いない、ゆたかは俺を気遣ってくれている。自分だって、不安なのに……。
 こんな風に迷っていたら、教師としても、夫としても失格だ。
 だから、覚悟を決める。俺にできることは、ゆたかを信じることだけだ。
「困ったな、ゆたかに口利いてもらえないなんて、俺耐えられないよ」
「だったら、ちゃんと学校に行かなきゃだよ」
「わかった。――ありがとうな、ゆたか」
「うん」
「俺は、ゆたかを信じてるから」
「うん……」
 やや頬を染め、嬉しそうに笑うゆたか。結婚から二年経っても、こういう可愛いところは変わらない。
「学校に行くことは、素晴らしいことだと思いますが、終わったら寄り道せずに、ゆたかさんとお子さんのところへ来て
くださいね」
「みゆきさん、そんなの当たり前じゃないか」
 優しく笑うみゆきさん。これは、みゆきさんなりの励ましなのだろうか?
 それはそれとして、今回の試験はいつもより、早めに作るべきかもしれない。
 やはり、ゆたかと子供と一緒にいたいから……。
 今回は大変な試験になりそうだ。


193 :ゆたかな日々 誕生編:2008/06/22(日) 00:44:22 ID:dYz85EPb

 現在、出産予定日当日の昼、あと少しで予定の時間だ……。
「うーん……」
 今日は、いつも以上に時間を気にしている。
「まことせんせー、さっきから時間気にしすぎー。やっぱヘタレじゃないですか、俺は信じてるから大丈夫、なんて言っ
てたくせにー」
 生徒の一人が俺に突っ込む。この生徒は、俺に絡んでくることが多い。
 雰囲気がこなたさんに似てるからか、俺もよく雑談をしたりする。
「そこ、伊藤先生を茶化さない! まったく、すみませんね」
 この生徒は、主にこなたさん似の生徒の突っ込み役、兼委員長だ。
 かがみさんと雰囲気が似ている。
「いや、本当のことだから、気にしてないよ」
「……伊藤先生、認めるんですか?」
 やや呆れ顔の委員長。
「俺は、高校生の頃から、ヘタレって言われてたからなぁ」
「伊藤先生がそんなじゃ、奥さんもお子さんも、不安になっちゃいますよ?」
「それは二年前に言われたな」
 というか、教え子に心配されるのは、嬉しくもおかしな話だ。なにか、こそばゆい感じがする。
「なんかもう、ヘタレ道極めたりって感じですねー」
「そんなもの極めてたら、先生はまだ結婚できてないから!」
「毎度毎度突っ込みご苦労様、委員長」
 突っ込みのできる委員長は重宝する。
「そんなことより、もっと堂々としてください! 関係ない私たちまで不安になっちゃいますよ!」
「大丈夫、不安にはもう負けないって決めたんだ。だから、死んでも不安には負けないよ」

194 :ゆたかな日々 誕生編:2008/06/22(日) 00:45:21 ID:dYz85EPb
「うわっ、ヘタレじゃない! 熱いけど、少しつまんなーい」
「こら! 素直に喜びなさいよ! それに、伊藤先生もそれを最初に言ってくださいよ、心配するだけ無駄だったじゃな
いですか」
「いやいや、無駄でもないよ。話をしてたら、不安が和らいだしね。ありがとうな、委員長」
「そ、そうですか。無駄でなかったなら、良かったです」
 照れ笑いをする委員長。素直なところが、かがみさんとは少し違う。
「ダメだよー、いいんちょ。そこは、別に先生のことを心配してるわけじゃないんだからね! くらい言ってくれないと
ー」
「あんた、まだそんなこと言ってるの?」
「当たり前じゃん、いいんちょツンデレ化計画は永久不滅なのだよ!」
「頭痛くなってきたわ」
 二人のやりとりに、どこか懐かしさを感じ、思わず笑ってしまう。
「せんせー、試験終わったら、子供の写真見せてくださいねー」
「あっ、それ私も見たいです」
「わかったよ、でも、そのかわり試験をがんばること」
「はい」
「はーい」
 教え子から元気をもらい、俺は授業のあるクラスへと向かう。
 不安ではあるけれど、俺にできることは、ゆたかとみゆきさんを信じることだけだ。
 それに、しっかりと授業をしないと、ゆたかに口を利いてもらえなくなってしまう。だから、今は授業に集中しなけれ
ば。



195 :ゆたかな日々 誕生編:2008/06/22(日) 00:46:09 ID:dYz85EPb
「はぁ、はぁ……」
 バス停から、全力疾走で病院に向かったので、息が切れている。
 はやる気持ちも重なり、心臓の鼓動が激しい。破裂してしまいかねない。

 成功です。
 出産は無事終了しました。母子共に健康です。
 ゆたかさんも娘さんも待っているので、全ての授業が終わり次第、至急病院に向かってくださいね。

 そんな内容のメールが、みゆきさんから送られてきたのは、五時限が終わった後の休み時間のことだった。
 その後、はやる気持ちを抑え、六時限終了と同時に学校を飛び出し、今に至る。
 そして、ゆたかの病室へ向かう途中、みゆきさんに出会った。
「あ、みゆきさん」
「まことさん、随分と急いできたんですね。汗だくですよ」
「そう言うみゆきさんこそ、目にクマができてるよ」
 通常勤務に加えて、ゆたかのために、色々と調べてくれたのだ。睡眠時間はほとんど取れなかっただろう。
「……ありがとう。ゆたかも娘も無事なのは、みゆきさんのお蔭だよ」
「いえ、医師として、最善を尽くしたまでですよ」
「みゆきさんに頼んで良かったよ。本当に……ありがとう」
「そこまで感謝してくださるのなら、娘さんも幸せにしてあげてくださいね。私もそれを一番望んでいますから」
「うん、がんばるよ」
 みゆきさんに別れを告げ、再びゆたかの病室へと向かう。


196 :ゆたかな日々 誕生編:2008/06/22(日) 01:01:23 ID:dYz85EPb
「ゆたか! 遅くなってごめん」
「まー君、お疲れ様。……待ってたよ」
 ゆたかはすやすやと寝ている娘を腕に抱き、幸せそうに俺に微笑む。
 やばい、涙腺にくる……。
「ゆたかもお疲れ様、よくがんばったな」
「うん、この子が私とまー君の子だよ。抱っこしてあげて」
 俺とゆたかの子を抱っこする。そして、ようやく父親になったという実感が湧いてくる。
「きっと……、ゆたかみたいに可愛くなるんだろうな」
 親バカなのかもしれないけれど、確信がある。
「そうかな? 目は凄くまー君に似てると思うんだけど」
「いやいや、この寝顔なんかゆたかにそっくりじゃないか」
「え? そうかな?」
「そうだよ。そもそも、二人の子なんだから、似るのは当然じゃないか」
「でも、成長は私たちとは違ってほしいな。背は大きくて、健康で、収集癖がなくて」
「うっ……、気をつけます」
 トレカに始まり、俺には収集癖がある。
 かがみさんに薦められて、読書が趣味になったのだけれど、好きな作家の作品は高価でも手を出してしまう。
 これは、高校時代から俺の財布事情を苦しめていた。もちろん、今でも我が家の経済事情のネックだ。
 けれど、これからは娘のことも考え、本代を抑えて貯蓄に回さなければ。


197 :ゆたかな日々 誕生編:2008/06/22(日) 01:02:08 ID:dYz85EPb
「そういえば、まだ名前決めてなかったな」
 大切なことを見落としていた。というよりは、いい名前が浮かばなかっただけなのだけれど。
「その、名前のことなんだけど……」
「何か案があるの?」
「うん、まゆみって名前にしたいなって思ってるんだけど、どうかな?」
「まゆみ?」
「そう、大切な人たちから一文字ずつもらったんだ。この子にも大切な人が、たくさんできますようにって」
「大切な人っていうと……」
「旦那さんと、お姉ちゃんと、親友だよ。本当はみんなからもらいたかったんだけど、それだと名前が長すぎちゃって」
「確かに、それだと長すぎるね」
 むしろ、名前というより、文字の列にしか見えない可能性がある。
「けど、まゆみ……か。いい名前だ、きっとこの子にも大切な人が、たくさんできるよ」
「よかった、嫌だって言われなくて」
「言うわけないだろ。俺じゃ思いつかない、凄くいい名前だよ」
 けれど、娘の名前に、俺の名前から一文字、なんて少し照れてしまう。
 きっと、岩崎さんも凄く照れるんだろうな。ゆいさんはもの凄く喜びそうだけど。

 娘をこの手に抱き、名前に込められた願いを、俺も願いながら呟く。
「これからよろしくな、まゆみ」
 この子にも、多くの幸が訪れますように――。

198 :2-837:2008/06/22(日) 01:10:16 ID:dYz85EPb
以上で終了です
駆け足のくせに、長々としてます。短くまとめられなかったorz
見てわかるとおり、あの話のオマージュを入れています
蛇足かもしれませんが、ゆたかな日々の設定で、みゆきさんは新人のころ中絶の手術で挫折しかけ、
つかさに相談して、立ち直ったという過去があります

199 :名無しくん、、、好きです。。。:2008/06/22(日) 21:08:43 ID:T67HyTjv


200 :2−14:2008/06/22(日) 21:55:21 ID:DjpWsxF4
>>198
誕生編乙です。
何気に、こなた似の生徒とかがみ似のいいんちょの会話に笑った。
というか何年か経ってこなたの子供とかがみの子供も全く同じ会話をしてそうなw

>「でも、成長は私たちとは違ってほしいな。背は大きくて、健康で、収集癖がなくて」
ゆーちゃん、それはある意味フラグ発生・・・

次回も楽しみにしています。

私のSSは明日あたり続きを投稿出来ればいいかなと思ってます。

201 :名無しくん、、、好きです。。。:2008/06/22(日) 23:40:59 ID:vM2t3ZZU
乙乙

202 :名無しくん、、、好きです。。。:2008/06/23(月) 00:53:10 ID:z1Q2d+ax
ふゆき・ひかる・主人公SS
続きを投下します
っていうか、元々きちんとしたSSとして書いた訳でなく、ふゆきとひかるの
話題になっている時に、雑談のつもりでレスした訳だったんですが・・・w
なんか、その後の流れで創作意欲が沸いてきてしまったw

タイトルをつけてきちんとした形で、投下したいと思います
タイトル『光ってひかる先生』

203 :光ってひかる先生:2008/06/23(月) 00:54:50 ID:z1Q2d+ax
昼休み、いつものように保健室に食事に来るひかる。

ひかる「む?
    今日は一人か?」
ふゆき「ええ、今日は彼、来てませんね」
ひかる「そうか」
ふゆき「病欠でしょうか?」
ひかる「そういえば、今日は、あのいつものメンツの中にいなかったな」
ふゆき「・・・」
ひかる「・・・」
ふゆき「どうしました?
    そわそわして・・・」
ひかる「いや、別に・・・」
ひかる「(・・・なんだ、この妙な違和感は・・・
    落ち着かないぞ・・・)」
ふゆき「彼、いないとさびしいですね」
ひかる「違う!
    そ、そんなこと考えてないぞ!!」
ふゆき「はい?」

続く?

204 :光ってひかる先生:2008/06/23(月) 01:05:12 ID:z1Q2d+ax
昼休みが、半分過ぎた頃になって、保健室に飛び込んできた主人公
主人公「ふゆき先生、こんにちわ!」
ふゆき「あら?」
ひかる「うお!
    来た!?」
ふゆき「今日は、病欠じゃなかったんですか?」
主人公「いえ、実は・・・」

今まで、寝過ごしていたという。

主人公「昨日、年甲斐もなくシューティングゲームにハマってしまいまして
    朝の5時まで・・・」
主人公「母さんは今日、用事があって朝早くから出かけてますし
    父さんは普通に仕事ですし・・・」
ひかる「で、家には誰もいなかったと」
主人公「いやぁ、驚きましたよ、
    起きたら11時過ぎてるんですから」
ひかる「で、その大きいたんこぶは、黒井先生にやられた訳だ」
主人公「・・・はい・・・」

つづく?

205 :光ってひかる先生:2008/06/23(月) 01:31:59 ID:z1Q2d+ax
ひかる「・・・」
主人公「まあ、なんにしても、一日いっぱい寝過ごす、なんて事にならなくて良かったです
    ふゆき先生とは、一日会えないだけで、つらいですから」
ふゆき「また・・・」
主人公「本当ですよー。
    明日から土・日と連休になりますから、
    今日会えなかったら三日も会えない事になるんですよ、おおごとです」
ふゆき「そんな、大袈裟ですよ」
ひかる「〜〜〜!!」
主人公「あれ、ひかる先生?」

続く?

一話目のふゆき先生略奪宣言の頃から少し時間が経っているという事で、主人公のふゆきと
ひかるに対する呼称を変えました

206 :光ってひかる先生:2008/06/23(月) 01:40:03 ID:z1Q2d+ax
ひかる「○○(←主人公)・・・
    おまえ、さっきからふゆきふゆきって・・・!
    私は無視か・・・!」
主人公「へ?
    ど、どうしたんです?
    別にそんなつもりは・・・」
ひかる「うるさい、うるさい!
    私には相槌程度しか返さないくせに、ふゆきにばかり話しかけて!」
主人公「ちょ、ええ!?」

ふゆき「・・・」
ふゆき「本当に困った事になってしまいました・・・」

ふゆき「(ひかるちゃん、自分では気付いてないんでしょうね・・・)」

ひかる「そんなに邪魔なら、私は別の場所で食う!
    どうぞ、お二人とも、ごゆっくり!」
主人公「ま、待ってくださいよー!!」

気が付けばふゆき先生背景



207 :名無しくん、、、好きです。。。:2008/06/23(月) 08:25:03 ID:BDXUDw6D


208 :名無しくん、、、好きです。。。:2008/06/23(月) 11:20:06 ID:CPscWPCj
>>198
もうちっとだけ続くのかよwww俺の感慨返せwww
と(半分)冗談は置いておいて今回も乙&GJです
脳内で永遠にともにがBGMとして再生されました
やっぱりまゆみは小さくて蒐集家な娘に育つんだろうなぁw
最後まで楽しませていただきますので頑張って下さい!

>>202
乙!
なんというか情景がリアルに想像できるなぁw
どうでもいいけど朝の5時までゲームしたあげく
11時過ぎに起きてそのまま学校に走る体力のある主人公にある意味感心したw

209 :2ー14:2008/06/23(月) 23:45:02 ID:aDmHkumG
予告通り、『らき☆メモ〜つかさside』の続きを投稿したいと思います。

210 :らきメモ〜つかさside:2008/06/23(月) 23:45:59 ID:aDmHkumG
「よ〜し、じゃあつかささん、今の時点で出来てる小道具のリストを見せてくれる?」
 「うん、これだよ」
 次の日の放課後、私達は祐一君も加えて劇の準備を始めました。
 「・・・」
 リストを見て、祐一君は固まってしまいました。
 「つかささん・・・ひょっとして、全然出来てない?」
 「ゴ、ゴメンね・・・人手が足りなくて」
 「まあ、これから頑張るとして、まずは何を優先させるかだけど・・・」
 祐一君は考え始めます。
 「とりあえず、衣装とか背景は後回しでいいわよ」
 「うわ〜お姉ちゃん、女優さんみたいだよ」
 私達に声を掛けて来たのは劇の衣装を着たお姉ちゃんでした。
 「別に褒めたって何も出ないわよ」
 お姉ちゃんは笑いながら言います。
 「まずは、立ち位置とかの確認だけでいいから・・・祐一君、印とか付けて来てくれる?」
 「OK、分かった」
 祐一君はガムテープを持って、その場所に向います。
 「お姉ちゃん、ゴメンね。迷惑掛けちゃって・・・」
 「大丈夫。つかさはちゃんとやってるよ」
 「お姉ちゃん・・・」
 「かがみさん!OKだよ」
 「かがみさ〜ん!!お願いします」
 「分かった〜!じゃあつかさ、行って来るね」
 「頑張ってね。お姉ちゃん」
 祐一君とゆきちゃんの声に返事をするとお姉ちゃんは舞台の中心に向って行きました。




211 :らきメモ〜つかさside:2008/06/23(月) 23:47:51 ID:aDmHkumG
『―――天秤の守り手よ―――!』
 お姉ちゃんの最後の言葉と共に体育館が静まり返ります。
 「はい、OKです!かがみさん、完璧ですよ。峰岸さんの目から見てどうですか?」
 「大丈夫。柊ちゃん読み込んでくれてるから」
 ゆきちゃんと峰岸さんと話してから舞台の袖に戻って来るお姉ちゃん。
 「お姉ちゃん、スゴイよ〜」
 「ありがと、つかさ」
 お姉ちゃんは一息付くと、祐一君の方を見ました。
 「祐一君はどう思った」
 「え?お、俺?」
 「そうよ、客観的な意見が聞きたいの」
 「う〜ん・・・そうだな」
 祐一君はしばらく考えた後、口を開きました。
 「俺は演技の専門的なことは分からないけど、見てる人を納得させるだけの迫力はあったと思うよ」
 「そっか・・・そうなんだ」
 お姉ちゃんはホッとしたような笑みを浮かべます。
 (・・・)
 その表情を見た時に、私の心には違和感が浮かんでいました。
 「よ〜し、じゃあもうちょっと頑張ろうかな」
 「ダメだよ、お姉ちゃん。それ以上やったら身体壊しちゃうよ」
 「どういうこと?」
 祐一君の問いに、私は答えます。
 「お姉ちゃん、毎晩夜遅くまで練習してるの。それに劇の参考にってアニメのDVDも見てるし」
 

212 :らきメモ〜つかさside:2008/06/23(月) 23:48:42 ID:aDmHkumG
「ちょっ!?つかさ!余計なことは言わなくていいの!」
 「なるほどね〜さすがががみ。やるからには完璧を目指す女」
 こなちゃんが笑いながら、私達の方に来ました。
 「べ、別にこれくらいみんなやってることじゃない・・・」
 「残念!夜は見たいアニメがあるんだよ」
 「アンタはもう少しマジメにやれ」
 「だけど、そうやって努力するところを見せたがらないかがみ萌え。『Fate』のDVDなら私も持ってるから
  貸してあげたのに」
 「こなたに借りるとロクなことが無い気がするからな・・・」
 「残念。完璧なツンデレにしてあげようと思ったのに」
 「やっぱりかい!」
 「かがみさ〜ん!次の場面お願いします〜」
 「分かったわ。今行く」
 「かがみ〜気が変わったらいつでも言ってね〜」
 「余計なお世話だ」
 お姉ちゃんが舞台に行った後、祐一君がこなちゃんに聞いていました。
 「こなたさん、『ツンデレ』って何?」
 「おや、祐一君。知らないの?メイドと並んで現代用語の基礎知識なのに」
 「こなちゃん。祐一君に変なこと教えちゃダメだよ」
 私達がそんなことを話していたその時でした。
 「キャッ!?」
 お姉ちゃんの悲鳴と―――
 “グキッ”
 変な音が聞こえました。


213 :らきメモ〜つかさside:2008/06/23(月) 23:49:57 ID:aDmHkumG
 「かがみ!?」
 こなちゃんが舞台の中央で倒れたお姉ちゃんに真っ先に駆け寄ります。
 「いたた・・・やっちゃった」
 「今、凄い音したよ!大丈夫?」
 日下部さんも心配そうに近寄ります。
 「かがみ、靴下脱がせるよ」
 「ちょっと、ダメだって・・・」
 こなちゃんは無理矢理にお姉ちゃんの靴下を脱がせます。
 「うあ・・・やっちゃったね」
 「大丈夫だって。これくらい・・・イタッ!?」
 立ち上がろうとしたお姉ちゃんが苦しそうな声を上げます。
 お姉ちゃんの足首は真っ赤に腫れ上がっていました。
 「動いちゃダメ!ジッとしてて!横になって!みさきち!担架!」
 「分かった。取ってくる!」
 「こなたさん、慣れてるね」
 「小さい時に格闘技をやってたからね。それでちょっと」
 祐一君の問いにこなちゃんが答えている間に、
 「担架、持って来たよ!!」
 「よし、じゃあゆっくりとかがみを乗せるよ。祐一君手伝って!」
 「分かった!」
 ゆっくり、担架に乗せられるお姉ちゃん。
 「お姉ちゃん・・・」
 「つかさ、そんな顔しないの。私は大丈夫だから・・・でも、出来るかな?」
 それに答えられる人は誰も居ませんでした。




214 :らきメモ〜つかさside:2008/06/23(月) 23:51:28 ID:aDmHkumG
 体育館は重苦しい空気になっていました。
 お姉ちゃんは病院に行っていて、今この場には居ません。
 「お姉ちゃん、大丈夫かな、注射打たれてないかな?」
 「あれは確実に打たれてるね」
 「下手すりゃ2週間、いや一ヶ月は掛かるかも・・・」
 「・・・残念ですが、本番までにかがみさんの復帰は・・・無理かと思います」
 ゆきちゃんの声が体育館に響きます。
 「ですが、劇は中止する訳には行きません」
 「じゃあ、どうするの?高良さん」
 「とりあえず、士朗役の方に凛役をお願いしました」
 「でも、そうすると士朗役は誰がやるの?」
 「一人だけ適任の方がいらっしゃいます。その方に与えられた役はそう多くありません」
 「それって、まさか・・・」
 みんなの視線が、祐一君の方を向きます。
 「お、俺?」
 「転校して来たばかりの方にこんなことをお願いするのはムチャだというのは分かっています。
  でも、現状これしか方法がありません」
 「嫌だっていったら?」
 「その時は、OKしてくださるまで何度でもお願いします」
 「『練習すれば大丈夫!』なんて無責任なことは言わないよ。でもここでやめちゃったら今までやって来たことが全部無駄になっちゃう。
  それだけは嫌だから」
 「・・・」
 「祐一君、お願い!もし劇が中止になるって分かったら、お姉ちゃん・・・お姉ちゃん!!」
 「つかささん・・・」
 祐一君はしばらく考えると・・・
 「・・・となると結論は一つか?」
 「それじゃあ・・・」
 「やるよ。精一杯やらせてもらうから」
 「やったあ〜祐一君、ありがとう!!」
 私は祐一君に頭を下げていました。


215 :らきメモ〜つかさside:2008/06/23(月) 23:53:08 ID:aDmHkumG

  「かがみ、大したことなければいいけど・・・」
 私とこなちゃんはお姉ちゃんが行った病院に向っていました。
 お姉ちゃんの具合の確認と祐一君が舞台に立つと言うことを報告するためです。
 あの後、今日は解散ということになりました。
 祐一君は分厚い台本を読みながら、重要なところをゆきちゃんと峰岸さんに聞いてみると言って、まだ学校に残っています。
 「だけど、意外な問題が出たよね〜」
 「えっ?う、うんそうだね」
 『意外な問題』と言うのは、祐一君が言い出した「キスシーンがあるの?」という言葉からでした。
 キスシーンは何とかならないの?と言う祐一君にゆきちゃんと峰岸さんは『重要なシーンだから出来ればちゃんとやってほしい』と
 言う意見を譲りませんでした。
 「あ〜でも、どうすればいいんだ?」
 そう言って考え込む祐一君に提案をしたのはこなちゃんでした。
 祐一君のキスシーンの相手はこなちゃんです。
 「じゃあ、攻略されてみる?」
 「へっ・・・」
 「イベント起こして、フラグをゲット!これ基本だよ」
 「何の基本だよ!」
 そして、その次の言葉が私の心にずっと引っかかってました。
 『君と私は恋人同士になるの。学園祭までに絶対!!』
 その場では私も『え〜こなちゃんフラレちゃうの?』とか言ってました。
 だけど、冷静になると、その言葉がずっと私の心に残ってました。
 「ねえ、こなちゃん・・・」
 「何?どうしたの?つかさ」
 「う、ううん、何でも無い!」
 私にはとても聞けませんでした。
 『こなちゃん、本気で祐一君と恋人同士になるの?』とは・・・
 「ふふふ・・・本気で萌えさせちゃる!」
 こなちゃんの言葉が私の心を不安にさせました。
 

216 :2ー14:2008/06/23(月) 23:55:49 ID:aDmHkumG
今日はここまでです。

う〜んつかさ視点だけど、あんまりゲームと変わらなくなってしまった。

最後のシーンだけはオリジナルですが。

次回は寝起きドッキリからになると思います。

217 :名無しくん、、、好きです。。。:2008/06/24(火) 14:05:53 ID:dzxKP45d
>>216
乙です。
いや〜全然ありですよ。
自分このシリーズのファンなんで、次回楽しみにしてます!!

218 :名無しくん、、、好きです。。。:2008/06/24(火) 23:01:56 ID:yBY4vc98
乙ー

219 :名無しくん、、、好きです。。。:2008/06/25(水) 03:39:37 ID:dEimUo6b
関連スレ
百合ゲームを創るスレ#5
http://game13.2ch.net/test/read.cgi/gsaloon/1205298600/l50
【少数派】場合によっては、女性×女性になるゲーム
http://game9.2ch.net/test/read.cgi/ggirl/1067000649
ガールズラブ・百合小説スレ Part11
http://love6.2ch.net/test/read.cgi/magazin/1207495431/
女の子同士の恋慕の情のある作品【百合】
http://anime2.2ch.net/test/read.cgi/gcomic/1150342133/
♀百合・レズ♀描写のあるアニメを語るex4スレ目
http://ex24.2ch.net/test/read.cgi/anime4vip/1207932916/
♀百合・レズ♀描写のあるアニメを語る Part50
http://anime3.2ch.net/test/read.cgi/asaloon/1206032206/
レズ漫画総合ズレ part8
http://pie.bbspink.com/test/read.cgi/erocomic/1194979720/
【レズ】女の子同士だけ ♀2【百合絵】
ttp://pie.bbspink.com/test/read.cgi/erocg/1168060455/
百合カップスレ@18禁文章創作板5
ttp://sakura03.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1167898791/
レズ物で道具を使うのは邪道だと思わんかね!!その4
http://pie.bbspink.com/test/read.cgi/erocomic/1114485375/
□レズ・百合萌え板
http://sakura02.bbspink.com/lesbian/
女性×女性のゲームについて 三
http://sakura02.bbspink.com/test/read.cgi/lesbian/1173621645/
【百合】♀×♀なところのあるゲームを語る24【レズ】
http://game13.2ch.net/test/read.cgi/gsaloon/1214319687/


220 :名無しくん、、、好きです。。。:2008/06/25(水) 21:27:23 ID:pmNxkGq6
乙乙

221 :名無しくん、、、好きです。。。:2008/06/28(土) 04:03:35 ID:yWYLLMHb
保守

222 :名無しくん、、、好きです。。。:2008/06/28(土) 16:26:58 ID:k0FqEwmI
ttp://paint.s13.dxbeat.com/up/src/paint_8350.jpg
こうSSのワンシーンを漫画にしてみました。
うーん、主人公は学ランでなくYシャツにしたかった・・・。


223 :名無しくん、、、好きです。。。:2008/06/28(土) 18:57:23 ID:baHvPw1p
こう先輩カワユス。
いいぞもっとやれ

224 :名無しくん、、、好きです。。。:2008/06/28(土) 21:17:41 ID:vurRrAgI
>>222
GJ!
こうちゃん先輩可愛いな
つか、ひよりんノリノリすぎるw


225 :GREN ◆.V03vEgrME :2008/06/29(日) 01:09:29 ID:z474M1O7
オヒサシブリデス。

「想い出のつづき」シリーズを自HP(ttp://island.geocities.jp/homurabe_2000/)
へ加筆修正して再掲載。
…にともない、新作書き下ろしました。

題して「えくすとら〜みんなまとめて☆くらいまっくす〜」
つ ttp://island.geocities.jp/homurabe_2000/ex.html

目次ページはこちら
つ ttp://island.geocities.jp/homurabe_2000/raki_index.html

更新ペースはまだまだ停滞中ですが、地味〜にがんばっていきます。

>>222
なんという神光臨……GJ!
俺もがんばって挿絵描いて見ようかな……

226 :名無しくん、、、好きです。。。:2008/06/29(日) 01:11:48 ID:Mt7b8+A0
乙乙

227 :名無しくん、、、好きです。。。:2008/06/29(日) 01:44:24 ID:J794+76K
>>225
乙でございます。 つ旦~ 
新作、待ってました。待ってた甲斐あって、大変ニヤニヤさせていただきました。
また次の投下をお待ちしてます。

228 :名無しくん、、、好きです。。。:2008/06/29(日) 01:48:10 ID:8xvxh/3R


229 :名無しくん、、、好きです。。。:2008/06/29(日) 08:04:11 ID:umVJZTA5
>>225 これはまた新しい見解 乙!!

230 :名無しくん、、、好きです。。。:2008/06/29(日) 11:25:06 ID:RTyzvrY1
>>225
GJです!
まさかのハーレムww
でもらき☆すたキャラだとほのぼのでいいですね

次回の投下もお待ちしております

231 :2ー14:2008/06/29(日) 20:27:05 ID:/LvW20Xv
例えリアクションが薄くても、頑張って書くぞ〜

書き続けていれば神が降臨されるかも知れないし。(最近このスレも活気が・・・)

という訳で『らきメモ〜つかさside 』(>>215の続き)から投稿したいと思います。

232 :らきメモ〜つかさside:2008/06/29(日) 20:28:29 ID:/LvW20Xv

  「ふぁ〜眠いよ・・・」
 私の口から大きなあくびが出ます。
 「全くよね〜何だってこんな朝早く・・・」
 お姉ちゃんも私と同じ意見みたいです。
 「何言ってるの。『祐一君攻略作戦』のためには最初が肝心なんだよ」
 「だったら、アンタ一人でやれ。私とつかさを巻き込むな」
 こなちゃんとお姉ちゃんのやりとりを見ながら、私は目の前の家を見上げます。
 「だけど、こなちゃん、よく祐一君の家が分かったね」
 そう、私達が今いるのは、祐一君の家の前でした。
 「そういえば、そうよね」
 お姉ちゃんも不思議そうな表情をします。
 少なくとも、こなちゃんが祐一君に家の場所を聞いている様子は無かったんだけど・・・
 「ああ、黒井先生に『劇の成功のためにどうしても必要なんです!』ってお願いしたら割りとあっさり」
 「いいのか?黒井先生・・・」
 お姉ちゃんが少し呆れたように言います。
 「で、これからどうするの?こなちゃん?」
 「おおっと、そうだ。時間も無いし、早速作戦開始だね」
 こなちゃんはそう言うと、祐一君の家の玄関に向って歩いて行きました。
 「あ、そうだ、つかさ。付いて来て」
 「え、わたし?」
 「そう。祐一君が起きないように、見張ってて貰わないと」
 「分かった」
 私はその後、お姉ちゃんの方を見ます。
 「私は外で待ってるから、行って来なさい。誰かが見てないとこなたが暴走しそうだしね」
 「むう〜私はそんなに信用ないの?」
 「少なくともこういうことに関してはね」
 「はぁ・・・まあいいや。つかさ。ついて来て」
 「あっ!待ってよ〜こなちゃん」
 私はこなちゃんの後を追いかけました。



233 :らきメモ〜つかさside:2008/06/29(日) 20:30:03 ID:/LvW20Xv
私とこなちゃんを出迎えた祐一君のお母さんは、最初は不思議そうに私達を見ていましたが、
 こなちゃんが事情を説明すると、納得したようでした。
 そして、祐一君のお部屋のまで来ると、こなちゃんは、
 「ゴメン、つかさ、ちょっと準備があるから、祐一君が起きないように見てて」
 と言ったので私は先に祐一君の部屋に入りました。
 「おじゃましま〜す・・・」
 (へ〜これが祐一君のお部屋なんだ・・・)
 パソコンや好きなスポーツ選手のポスターが貼ってあったり、普通の男の子の部屋でした。
 私はキョロキョロと部屋の中を見渡します。
 (な、何か緊張しちゃうな・・・)
 その時です。
 「う、う〜ん・・・」
 ベットの方から声がしました。
 (!!)
 私が思わずそっちを向くと、寝ている祐一君が寝返りを打ったところでした。
 私は寝ている祐一君に近づきます。
 「こなちゃん、遅いな〜」
 祐一君はまだ起きてないのか、目を閉じています。
 (でも・・・)
 私は祐一君をジッと見つめます。
 (こうやって誰かの寝顔を見てるのも・・・たまにはいいかも)
 いつも寝坊している私としてはこういう状況は新鮮でした。
 

234 :らきメモ〜つかさside:2008/06/29(日) 20:33:20 ID:/LvW20Xv
「ゴメンね。祐一君。もうちょっとだけ待っててね」
 「・・・ムリ。というか今起きた」
 (えっ?)
 その声と共に祐一君は目を覚まします。
 「ええええっ!?なんで〜!!」
 「それはこっちの台詞だよ!何で居るの!?」
 祐一君の当然の疑問に私は慌てて答えます。
 「え、え〜と、こなちゃんなの。フラグでイベントなの?分かる?」
 「分かるか〜〜〜!!そ、それよりつかささん、顔近いし、離れて!こんなところ、誰かに見られたら・・・!!」
 「・・・もう見てるよ」
 お部屋のドアのところで、こなちゃんが立っていました。
 「うわぁぁぁぁ!!」
 「むう、イベント失敗か〜・・・」
 「イベント?というか昨日は本気だったの?」
 「そうだよ〜まずは『可愛い幼馴染がグッモーニン♪』の予定だったのに・・・」
 「いや、俺とこなたさんは・・・」
 困った顔をする祐一君。
 そんな2人に向って、私は思わず謝ります。
 「ゴ、ゴメンね。こなちゃん。私が変なことしたから・・」
 

235 :らきメモ〜つかさside:2008/06/29(日) 20:34:34 ID:/LvW20Xv
「別にいいよ。選択肢間違えたの私だし。ああ〜」
 「祐一君も、ゴメンね」
 「大丈夫だよ。俺も気にしてないから。それにつかささんが入って来た時点で半分目も覚めかけてたし・・・
  だから、気にしないで」
 「そ、そうなんだ。ありがとう!」
 「う〜ん。フラグ立ったかな?」
 「俺に?」
 「ううん、つかさに。祐一君・・・攻略してみる?」
 「なっ・・・べ、別に俺はそんなつもりは・・・」
 笑いながら言うこなちゃんと何故か焦っている祐一君。
 「上の3人〜いい加減にしないと遅刻するよ〜!!」
 外からお姉ちゃんの声が聞こえてきました。
 「えっ?ヤバイ、遅刻だ!!」
 「私達、下で待ってるね。ゆっくりでいいよ〜〜」
 「無理!1分でよろしく!!」
 私とこなちゃんはそう言って下に降りました。

236 :らきメモ〜つかさside:2008/06/29(日) 20:36:29 ID:/LvW20Xv
「あ〜お腹減った」
 祐一君はそう言って腰を下ろします。
 4時間目が終わった後、こなちゃんからのメールで『お昼は屋上でね』というメールを貰いました。
 私と祐一君、お姉ちゃんは屋上に来ていました。
 「みんな、お弁当持って来たんだ」
 「祐一君は?」
 「俺は、購買か学食だからね。最も今日はこなたさんに『買わずに直接来て』と言われたんだけど・・・」
 「ふふ〜ん、そうだよ。だって今日は私が祐一君にお弁当作って来たんだから」
 「えっ?」
 こなちゃんはそう言ってお弁当の包みを取り出します。
 「さあ、食べて食べて!!」
 「いいの?じゃあ・・・」
 祐一君はそう言ってお弁当のふたを開けます。
 「おお〜〜〜凄いな。ちゃんと見た目もいいし・・・」
 「見た目だけじゃないよ。味も保証付きだし」
 「本当に?どれどれ・・・」
 祐一君は、お弁当を一口食べます。
 『うまいぞぉぉぉぉぉ!!』
 祐一君の叫びが響きます。
 「卵焼きはフワッとしてるし、唐揚げは外がパリッとして中はジューシーだし。こなたさん、料理うまいんだね」
 「いや〜それほどでも・・・」
 「そりゃそうでしょ?・・・つかさが作ったんだし」
 「えっ?」
 「ギク」
 お姉ちゃんの言葉に祐一君の驚きの声とこなちゃんの声が重なります。
 「な、何を言ってるのかな〜かがみん。これはちゃんと私が作った・・・」
 「じゃあ、何でアンタのお昼はいつもどおりのコロネなのよ」
 「ひ、一人分しか作ってる余裕が・・・」
 「じゃあ、そのお弁当箱の底。何でつかさの名前が書いてあるのよ?」
 「うっ・・・」
 「おかしいと思ったのよね〜つかさが朝から早起きしてお弁当作ってるんだもん」
 「お姉ちゃん。バラしちゃダメだよ、ナイショの作戦なんだよ」

237 :らきメモ〜つかさside:2008/06/29(日) 20:38:41 ID:/LvW20Xv
そうです。これは私がこなちゃんに頼まれて作ったお弁当です。
 でも、こなちゃんもお料理は出来るはずなのに、何でかな?
 お弁当を作っている間、
 (祐一君、喜んでくれるかな・・)
 私はそんなことを考えてました。
 「で、あの〜このお弁当は・・・」
 困った顔をしている祐一君。
 「食べてもいいよ〜ネタばれOKならね」
 ガッカリした顔で言うこなちゃん。
 「あ、あの・・・祐一君?」
 「どうしたの?つかささん?」
 「良かったら、感想聞かせてくれるかな?」
 「えっ?さっき言ったと思うけど」
 「でも、その・・・よく分からなかったから」
 私は『私が作った』お弁当を祐一君がどう思ってくれているのか、それを聞きたかった。
 「美味しいよ!!毎日食べても飽きないくらいだよ」
 「そ、そうなんだ?良かった〜じ、じゃあ・・・」 
 私は何故かドキドキしながら、祐一君に提案します。
 

238 :らきメモ〜つかさside:2008/06/29(日) 20:40:31 ID:/LvW20Xv
そうです。これは私がこなちゃんに頼まれて作ったお弁当です。
 でも、こなちゃんもお料理は出来るはずなのに、何でかな?
 お弁当を作っている間、
 (祐一君、喜んでくれるかな・・)
 私はそんなことを考えてました。
 「で、あの〜このお弁当は・・・」
 困った顔をしている祐一君。
 「食べてもいいよ〜ネタばれOKならね」
 ガッカリした顔で言うこなちゃん。
 「あ、あの・・・祐一君?」
 「どうしたの?つかささん?」
 「良かったら、感想聞かせてくれるかな?」
 「えっ?さっき言ったと思うけど」
 「でも、その・・・よく分からなかったから」
 私は『私が作った』お弁当を祐一君がどう思ってくれているのか、それを聞きたかった。
 

239 :らきメモ〜つかさside:2008/06/29(日) 20:43:05 ID:/LvW20Xv
「良かったら、明日も作って来てあげようか?私、お料理大好きだから・・・」
 「ぜひ、お願いしたいけど、でもつかささんの都合のいい時でいいから」
 「う、うん!」
 「おや〜何か違うイベントが発生シテマセンカ?」
 「だ、だから、そんな深い意味は・・・」
 「別にいいよ。うう〜イベント成功率ゼロだよ・・・というか私のイベント返せ〜!!」
 「そのまま、バッドエンドでいいじゃん。それより後10分で昼休み終わりだよ」
 「そ、そうだね〜・・・ファ・・・」
 私の口から大きなあくびが出ます。
 「ちょっと、つかさ?大丈夫?」
 「あれぇ・・・何で・・・こんなに・・・眠く・・・」
 お姉ちゃんの言葉にも私は答えられません。
 「ちょ!?つかささん、寝ちゃダメだって!!」
 「あちゃ〜ここが限界か〜かなり早く起きてたもんね」
 「ダメだね〜ちゃんと寝ないと持たないよ」
 「お前のせいだろ!ほら・・・」
 私に聞こえたのはお姉ちゃんがこなちゃんに怒ってるところまででした。

240 :2−14:2008/06/29(日) 20:47:05 ID:/LvW20Xv
今日はここまでです。本当はキキースシンまで書きたかったんですけど、

時間が無かったので・・・

それと2重投稿になってしまったので>>238はあぼ〜んしたので気にしないで下さい。

次回は間接キスとキキースシンがメインになるかなと。

楽しみにして頂けると嬉しいです。

241 :名無しくん、、、好きです。。。:2008/06/29(日) 21:19:06 ID:T7P/LkXi
>>240
乙です!
次回はついにキキースシン…wktkしながら待ってます!

242 :名無しくん、、、好きです。。。:2008/06/29(日) 21:36:29 ID:RTyzvrY1
>>240
乙&GJ!
何か久々にゲームしてみようかなぁと思えました
キキースシン楽しみだw
次回の投下も心待ちにしてます!

243 :2-837:2008/06/29(日) 23:42:40 ID:F4xU/lqa
遅くなりましたが、ゆたかSSの続きを投下します
以前言い忘れましたが、オリキャラが出ますので注意してください
そして、今回は鬱展開注意です
エピローグのために、必要な展開とはいえ、書くのは辛かったです…
先に言っておきます。ゆたかファンのみなさん、すみません

244 :ゆたかな日々 別れ編:2008/06/29(日) 23:44:39 ID:F4xU/lqa
 まゆみが生まれてから一週間が経った。けれど、どうもゆたかの体力が戻らないらしい。
 本来ならば、そろそろ退院できるはずだったが、ゆたかはまだ入院している。
 ゆたかは体が弱いから、通常より体力の戻りが遅いのかもしれない。
 一方のまゆみはというと、看護師や医師の人たちからよく可愛がられている。
 これも名前の恩恵なのだろうか?

「ゆたか、体の調子はどう?」
「まだ、良くならないみたい。……ごめんね、家のこと全部任せちゃって」
「何言ってるんだよ、いつもゆたかに任せっきりだっただろ? だから、こんな時くらい俺ががんばらないとな」
「ありがとう、まー君」
「気にしなくていいよ。だから、今はちゃんと体力を戻さないと」
「うん、そうだね。……それで、今日は学校どうだった?」
「試験の返却をしたんだけど、委員長たちの試験結果が良くてね」
「それじゃあ、約束通りまゆみの写真を見せてあげたんだ?」
「うん、そしたら、あいつら何て言ったと思う? 凄く可愛いじゃないですか、先生に似ないといいですね、だぞ。ひどいよな」
「こなたお姉ちゃんや、日下部先輩と同じ感想だね」
「まったく、みんな俺の扱いが酷くない?」
「きっと、まー君はからかいやすいんだよ」
「……だから、あんなに冷かされたりしたのか」
「色々な意味で、それも才能だと思うよ」
「うーん、喜び難い才能だな」
 二人で苦笑いをする。
 このいじられ体質は、まゆみに遺伝してないといいのだけれど……。



245 :ゆたかな日々 別れ編:2008/06/29(日) 23:45:56 ID:F4xU/lqa
 出産から三週間が経った。ゆたかは未だに体力が戻らない。むしろ、弱っているようにも思える。
 けれど、それは俺の勘違いであってほしい――。
「まー君? どうかしたの?」
「え? あぁ……、何でもないよ」
「ごめんね、こんなに長引くと、色々なこと考えちゃうよね……」
「……」
 表情が曇るゆたか。この場合の色々とは、良い意味ではないことがわかる。
 言葉を返すことができないということは、俺も同じようなことを考えているからだろうか……。
 それはだめだ、ゆたかの不安を煽ることになってしまう。
「まー君……、もし、私が――」
「ゆたか」
「え? な、何?」
「うまくいかないときは、ネガティブに考えやすいものだけど、そんな時は、逆にポジティブに考える方が、うまくいくもんだよ」
「え……」
「ほ、ほら、俺が受験期の時、成績が上がらなくて落ち込んでたのを、ゆたかに励まされて、奮起してがんばって合格しただろ? あれと同じだよ」
「……」
 反応が無い、この励ましでは効果なんてないほど、ゆたかは不安なのか。
「そう……だよね」
「ゆたか?」
「辛い時こそ、がんばらないとだめだよね」
 良かった、俺の気持ちが伝わったようだ。
「その通りだよ!」
「うん、私がんばるね」
 落ち込むのは、ゆたかには似合わない。元気が出て本当に良かった。



246 :ゆたかな日々 別れ編:2008/06/29(日) 23:46:38 ID:F4xU/lqa
 出産から四週間、ゆたかは弱っているのが見てわかるほど、衰弱してきていた。
 みゆきさんも、様々な文献を調べてくれているけれど、効果は大して無かった。
 日に日に弱っていくゆたかを見るのは辛い。けれど、そんな辛さは、本人のそれとは比べ物にならないだろう。
 だから、使える時間は、全てゆたかの傍にいる。少しでも、ゆたかの不安を和らげられるように……。

「あれ、みゆきさん。こんにちわ」
 ゆたかの病室に向かう途中、みゆきさんに出会った。
「あっ、まことさん。こんにちわ。……その、申し訳ありません。私の力が足りないばかりに、ゆたかさんを苦しめてしまって……」
 謝るみゆきさん。けれど、みゆきさんは自分の限界以上に、ゆたかを助けてくれている。
 それなのに、自分のせいだなんて……。
「そんなことないよ、みゆきさん」
「ですが、私が優れた医師であったなら……、あの時、強引にでも優秀な方にまかせていたならば、このようなことにはならなかったはずです」
「……それは違うよ。みゆきさん以外だったら、中絶を勧めてると思う。でも、みゆきさんは、ゆたかの意志を尊重してくれた」
 中絶は、ゆたかに一生の傷を作ってしまう。そのことを、しっかりと考えた上で、みゆきさんは決意してくれた。
 難しいことはわかっているのに、ゆたかの意志を理解してくれた。
「だから、感謝してるよ。どんな結果になったとしても……」
「ま、まことさん……、すみ……ません」
 みゆきさんは、泣いている。
「……みゆきさん、医者がそんな顔してたら、患者が不安になっちゃうよ。だから、涙を拭かないと」
 感謝の気持ちを込めて、俺はみゆきさんにハンカチを差し出す。
「ありがとうございます。……すみません、お恥ずかしいところを見せてしまいましたね」
 やっとみゆきさんが笑った。まあ、苦笑いではあるけれど。恐らく、励ましにはなったはずだ。
「気にしないでいいよ、誰だって不安になるんだから」
 だからこそ、俺は不安に負けてはいけない。ゆたかを支えるために。



247 :ゆたかな日々 別れ編:2008/06/29(日) 23:47:58 ID:F4xU/lqa
 出産から五週間、ゆたかは満足に動けなくなるほど、衰弱している……。
 俺にできることは、ゆたかを励まし、傍にいることだけだった。

「まー君、ありがとう」
「ゆたか、急にどうしたんだ?」
「言える内に、言っておかないとって思って」
「ゆたか……、その冗談笑えないぞ」
「ううん、冗談じゃ……ないよ」
「……ゆたか?」
「自分の体だから、わかるんだ。もう長くはないんだって」
「……」
 言葉が出ない、何か言わなければと思うのだけれど、一言も出てこない。
 俺は、言葉を失ったかのように黙り込んでしまう。
「ずっと……、私を支えてきてくれたよね。不安な時も、落ち込んだ時も、楽しい時も、ずっと一緒にいてくれたよね」
「……」
「本当は、まー君とまゆみと、もっと一緒にいたかったんだけど……」
「……」
「でも、幸せだったよ。まー君はどうだったかわからないけど、私は幸せだったよ」
「……俺も、幸せだったよ」
 ようやく出た言葉は、ゆたかの運命を受け入れた言葉だった。
「よかった」
「……言っただろ? 俺もずっとゆたかに支えられてたって。だから、……ありがとう、ゆたか」
「うん……」
「盆には、ちゃんと帰って来てくれよ。迷わないように、迎え火を焚くからさ」
「絶対に帰るよ。まー君とまゆみにも会いたいし」
「そうだな、俺に霊感でもあれば良かったんだけど」
「確かに、霊感があったら、ちゃんと会えるのにね」
 二人で笑い合う。些細な時間ですら、惜しい……。


248 :ゆたかな日々 別れ編:2008/06/29(日) 23:48:45 ID:F4xU/lqa
「ゆたか」
「まー君?」
 ゆたかに優しく、口付ける。今までの思いを込めて……。
「世界で一番愛してるよ、ゆたか」
「うん、私も世界で一番、まー君とまゆみを愛してる」


 ――翌日
「今まで、ずっと幸せをくれて、ありがとう」
 そう俺に伝えて、ゆたかは旅立った……。

249 :2-837:2008/06/29(日) 23:54:17 ID:F4xU/lqa
以上で別れ編終了です
ここで落とした分を、エピローグでしっかり上げられるといいんですが…
長々と続いたゆたかな日々も残り2編となりました
力の限りがんばるので、よろしくお願いします

250 :名無しくん、、、好きです。。。:2008/06/29(日) 23:56:04 ID:sCUbBm6Q
。・゚・(ノД`)・゚・。

251 :名無しくん、、、好きです。。。:2008/06/29(日) 23:59:39 ID:+b9/KKzd


252 :名無しくん、、、好きです。。。:2008/06/30(月) 00:05:31 ID:VK2X/Pxe
>>240,249
なんという、投下ラッシュ。乙でございます。  つ旦~

>>240
つかさ視点だと、同じ場面でも違って見えるのが新鮮でいいですね。次も楽しみにしています。

>>249
タイトルを見た時点で覚悟は出来ていましたが、やはり…キますね。残り2編、待ってます。

253 :名無しくん、、、好きです。。。:2008/06/30(月) 01:28:46 ID:+Lm/yj9Q
(´;ω;`)ブワッ


今書いてる俺のゆたかSSに影響を与えかねない程の出来です

254 :名無しくん、、、好きです。。。:2008/06/30(月) 10:32:57 ID:zhYw4rc8
>>240
乙!弁当の感想を尋ねるつかさの心情が可愛らしいなぁもうw
>そのまま、バッドエンドでいいじゃん。
んなこと言ってたっけかw>>242と同様ゲーム起動したくなるなぁ
でも忘れかけのほうが続きが楽しめるのでおとなしく待ってます!

>>249
くっそ……誕生編の時点で死亡フラグ立ってるのは分かってたのに……
やっぱり泪が止められない……
最後までついていきますのであと2編頑張ってください、乙!

255 :名無しくん、、、好きです。。。:2008/06/30(月) 13:43:49 ID:sNP8E1P8
>>253
お前はお前のゆたかを描けばいい

256 :名無しくん、、、好きです。。。:2008/07/01(火) 10:28:26 ID:dXUU23Pp
ゆたかの別れ編はCLANNADの渚のアフに似てる
感動的だ

257 :名無しくん、、、好きです。。。:2008/07/01(火) 18:58:50 ID:uLQuK1Tp
そろそろやまとssの続きが読みたいぜ

258 :名無しくん、、、好きです。。。:2008/07/02(水) 21:28:53 ID:stP8/7Sd
かがみかつかさが柊家に彼氏連れてったらいのりやまつりはどういう反応するんだろ

259 :名無しくん、、、好きです。。。:2008/07/02(水) 22:36:16 ID:1nLyKkPZ
絡んできて弟さんとか呼びそう。

260 :2-837:2008/07/03(木) 02:15:54 ID:pZAOypqD
鬱展開にも関わらず、コメありがとうございます
ゆたかSSの続きを投下します

261 :ゆたかな日々 悲哀編:2008/07/03(木) 02:17:12 ID:pZAOypqD
「……はぁ、……ただいま」
 いつも、おかえり、と言って迎えてくれた人は、もういない。
 思わず、涙がこぼれそうになる……。

 ゆたかの葬式が終わり、家に帰ってきた。
 俺は、胸にぽっかりと孔が開いたような喪失感に襲われている。
 俺が考えていたより、ゆたかは大切な存在だったということに、失ってから初めて気付いた。
 一方、まゆみはというと、ずっと大人しくしていた。きっとまゆみも、ゆたかを見送っていたのだろう。今は疲れて眠っている。
 ……しかし、俺一人で、まゆみを立派に育てることができるだろうか?
 仕事ばかりで、構ってあげられない可能性だってある。
 思春期になったら、一言も話してくれなくなってしまうかもしれない。
 子供にとって、母親の存在はとても重要だ。俺が、ゆたかの代わりになれるとは思えない……。
 まゆみが母親の力を必要とした時、どうすればいいのだろう?


262 :ゆたかな日々 悲哀編:2008/07/03(木) 02:19:05 ID:pZAOypqD
 その時、玄関の呼び鈴が鳴った。一体誰だろう?
「やあ、まこと君! 元気付けに来たよー!」
 ゆいさんだった。けれど、なぜこんなに元気なのだろう?
 葬式の間はずっと泣いていたのに……。
「元気だね、ゆいさん……」
「あったりまえでしょう! 自分のことで落ち込んでるなんて、ゆたかが知ったら、きっと泣いちゃうよー!」
 確かにそうだ。ゆたかは、自分のことで迷惑をかけると、とても悲しむ。
 ゆたかが今の俺を見たら、どう思うだろう……?
「だから、まこと君、元気出しなよ。きっと、ゆたかが一番見たくないのは、まこと君が落ち込んでるとこだよ?」
 ゆいさんが言うのだから、間違いない。今の俺を見たら、きっとゆたかは悲しむだろう。
 だから、元気を出さないと、俺はゆたかを不安にさせないと決めたのだから。
「そう……だね。ゆたかが安心できるように、元気を出さないと!」
「そーだよ! それに、落ち込んだ父親の姿を見てたら、まゆみが不安になっちゃうぞ」
 娘にまで心配させてしまうなんて、良くない。
「それはマズイ。頼れる父親になれるよう、努力しないと!」
「うんうん。思ったより落ち込んでなくて、良かったよ。式の時はすっごく落ち込んでたからね」
「何言ってるんだよ。ゆいさんだって、凄く落ち込んでたじゃないか」
「いやー、まこと君とは比べ物にならないよ。あの時のそうじろうさんと同じくらい、落ち込んでたよ〜」
 そういえば、そうじろうさんは、俺と同じ状況を経験していた。
 今思い返してみると、ゆたかにかなたさんの姿を重ねていたようにも思える。
「男手一つで、娘を育てるアドバイスを、今度聞いてみようかな」
「んー、どんなことを参考にするかは、自分でしっかり考えてからの方がいいと思うよ」
「うん……、そうだね」
 まゆみにも使えるアドバイスが、どれほどあるかはわからない。
 けれど、聞かないよりは聞いた方がいい……と思う。


263 :ゆたかな日々 悲哀編:2008/07/03(木) 02:20:09 ID:pZAOypqD
「なあ、ゆいさん」
「ん? どうかした?」
 ふと疑問が浮かんだ。
「ゆたかは幸せだったって言ってたけど、俺は本当にゆたかを、幸せにできていたのかな?」
 ゆたかの言ったことを、信じていないわけではない。
 確かめたかったのだ。姉であるゆいさんに、ゆたかは本当に幸せだったのか……。
「そんなの聞くまでもないでしょう、ゆたかは私の前でも、あんなに幸せそうな顔したことないよ」
「そうなんだ、……良かった」
 ゆいさんの言葉を聴き、少し心が楽になった気がした。
「うん。だから、お姉さん少し悔しかったんだ〜」
 ゆいさんが笑う。
 俺もつられて笑ってしまった。
「よ〜し、それじゃあ今日は、そうじろうさんやこなたも誘って飲むか! 我が弟よ!」
「まゆみを起こさない程度なら、喜んで」


264 :ゆたかな日々 悲哀編:2008/07/03(木) 02:21:15 ID:pZAOypqD
 その時、またもや玄関の呼び鈴が鳴る。今日は葬式だったというのに、来客が多いな。
 俺が玄関を開けると、そこには――。
「おーす、まこと。励ましに来てやったぞ!」
「まこと君、大丈夫?」
 日下部さんとあやのさんだ。どうやら、俺を励ますために、わざわざ来てくれたようだ。
「二人とも、ありがとう……」
「何言ってんだ? 二人じゃねーぞ」
「へ?」
「夜分にすみません、ですが心配だったので……」
「おや、意外と元気そうだね〜」
「凄く落ち込んでたから心配だったけど、大丈夫そうだね」
「少しは無理してるってのも、あると思うけどね」
 みゆきさん、こなたさん、つかささん、かがみさん……、みんな忙しいはずなのに……。
 泣きそうになってしまう。
「無理しないで、辛いなら言うてみ、ちゃんと聴いたるで」
 黒井先生――いや、今は兄沢先生か――も来てくれたようだ。
「ななこのおナヤミソウダンシツネ!」
「……さすがに、それは軽すぎでは……」
「いやいや、こーいう時は、案外軽いノリの方が、悩みすぎないかもよ?」
「そうっスよ、下手に悩むと鬱まっしぐらっス!」
 パティさんに岩崎さんに八坂さんに田村さん……、みんな励ましに来てくれるなんて、嬉しい。
 嬉しいのだけれど、何やら面子が凄いことになっているのは、気のせいだろうか?
「何か……、ちょっとした同窓会レベルになってない?」
「こんな面子で励ましてもらえるなんて、この上ない幸せだと思うけどね〜」
「こなたさん、確かにそうだとは思うけど、俺妻子持ち……」
「細かいことは気にしない方がいいよ」
「……そうだね、みんなありがとう」


265 :ゆたかな日々 悲哀編:2008/07/03(木) 02:23:20 ID:pZAOypqD
 ゆたか……、俺は弱くて、小さな人間だから、きっとゆたかを忘れることなんてできない。
 でも、みんなの支えがあるから、まゆみを守って歩いていくことはできそうだ。
 だから、心配しないで大丈夫だよ……。


 ――その後、けしからん! と言ってそうじろうさんがやってきたのは言うまでもないだろう。

266 :名無しくん、、、好きです。。。:2008/07/03(木) 02:26:25 ID:ZlywbfcH
おつー

267 :2-837:2008/07/03(木) 02:27:04 ID:pZAOypqD
以上で悲哀編終了となります
そして、次回はとうとうエピローグです
長いSSとなりましたが、しっかり書ききるので最後までよろしくお願いします

268 :名無しくん、、、好きです。。。:2008/07/03(木) 02:30:07 ID:L2knxDMN
おつー
深夜までねばってた甲斐がありました

269 :名無しくん、、、好きです。。。:2008/07/04(金) 11:54:18 ID:HtP74vcX
>>265
生後1ヶ月半の娘がいる家で堂々と同窓会とは……w
なんだか葬式直後とは思えないほのぼのした光景だなぁ、
でもそれがらき☆すたなんだなぁ、と改めて実感した
次回ついにエピローグか……楽しみにしています、乙でした!

270 :名無しくん、、、好きです。。。:2008/07/04(金) 20:18:35 ID:7HrLnzOP


271 :1-668:2008/07/05(土) 01:38:50 ID:VdYOehIR
ども。
パソが復旧したんで、厚顔にも戻ってきました
こっそり落としていきます。軽ーいこなたssです

272 :1-668:2008/07/05(土) 01:40:31 ID:VdYOehIR
「おじゃましまー…す」
「どんぞどんぞ」
「こなたの部屋って初めてだよね」
「そういえば、そだね。てきとーに座ってよ」
「うーん。なかなか想像通りというか。でも実際見るとすごいな」
「ちょ、人の棲家をみせもんのよーに…」
「いろいろ見ていい?なんか楽しそう」
「いーよ。でもタンスとクローゼットとベッドの下は禁止ね」
「下ってことは、タンスとクローゼットの中はOK?」
「なんかおかしくないかな?かな?」
「冗談だって。…あ、この人形って桜藤祭の」
「うん、凛とセイバーだよ。最近は流行ってればとりあえず
フィギュアになるからね。バイト代だけじゃ取捨選択が難しいよ」
「すっげぇ細かい。よくできてるなぁ」
「凛のほうはパンツも見えるんだよ」
「…見ないよ」
「とか言いつつ、実は興味津々の少年であった」


273 :1-668:2008/07/05(土) 01:42:19 ID:VdYOehIR
「なんのことだか。…あれ、こっちのはずいぶん小さいね。しかもいっぱいある」
「んー、どれ?…ああ、ねんぷちか」
「ねんぷち?」
「ねんどろいどぷち。いわゆるトレフィグだね」
「トレ…まあいいや。これって、かがみさんが貸してくれた小説のだよね。えっと、ハルヒだ」
「そ。まあ、私はアニメしか見てないけどね。ふたつみっつ持ってきなよ。遊ぼ遊ぼ」
「ん、じゃあこれとこれと…」
「さて、この中でみくるはどれでしょう?」
「そのくらいわかるよ。このフリフリしてるコでしょ」
「せいかーい。ちなみに、こっちもパンツが見えるんだよ」
「だーかーらー…」

―――――――――――――――

『ぱっ…ぱんつ…!?』
『こなたの彼氏を牽制するついでにお茶を持ってきたが…』
『中は一体なんの話をしているんだ?』
『いますぐドアを蹴破りたい…!』
『しかし、落ち着くんだそうじろう。まだ破廉恥な行為に及んでいると決まったわけではない』
『それともお前は、自分の娘を信じられないのか?』
『うむ、そうだな。ここは娘を信じて…とりあえず聞き耳を立てよう』



274 :1-668:2008/07/05(土) 01:43:33 ID:VdYOehIR
「ほれほれ、ぱんつだよ〜」
「…見せるなって」
「ふふん。うぶい反応でかわいいのう。まあこのくらいにして進ぜよう」
「…なんか癪だ」
「ねんぷちはねぇ、組替えがきくから中々面白いんだよ。たとえば、こうやって頭を…」
「うわ、首がとれた」
「その辺は割り切らなきゃ。で、今度はスカートも脱がしてだね」
「ねえ、そんなにしちゃっていいの?」
「ま、減るもんじゃないし〜」

―――――――――――――――――

『む、聞こえたり聞こえなかったり…』
『…なにか、スカートを脱ぐ、的な会話がなされていたような…』
『というか、減るもんじゃないだと?』
『なんて悪代官的な台詞だ!』
『しかもこなた、お前が言ってどうするんだ。女の子だろう!?』
『そろそろ踏み込むべきか?踏み込むべきなのか?』
『俺はどうしたらいい。教えてくれ、かなた!』

(…そんなことを訊かないでほしいな…)


275 :1-668:2008/07/05(土) 01:44:53 ID:VdYOehIR
「へえ…表情も取り替えられるんだ。けっこう面白いね」
「…ねえ、ちょっといいかな。耳貸して」
「え?なんで?」
「いいから」
「うん…」
「…あのさ。多分なんだけど、ドアの外にお父さんがいると思う」
「…えっと、どういうこと?」
「知らないよ。聞き耳立ててるんじゃないかなぁ」
「俺、信用されてないんだ。ちょっと落ち込むな」
「もー、やめてほしいよ。娘を信用できないのかね」
「でも、父親って多かれ少なかれそんなもんじゃない?
気持ちはすこーしわかるかも。で、どうするの?」
「…いきなりドア開けてやろうかな」
「それも可哀想じゃない?こなたが可愛くてやってるんだろうし」
「親の心子知らず、だよ」
「使い方が」
「盗み聞きするほうが悪いんだよ」

――――――――――――――――

『なんだ?なんだ!?急に声が止んだぞ?』
『これはもう、すでにそういうふいんきなんじゃないか?』
『なぜか 変 換 できない!!!』
『ええい、慌てるな。とりあえずノックをするべきだ』
『いやしかし、それでは現場を押さえられないかもしれん』
『…現場ってなんの現場だよ!!』
『こなたには悪いが、やっぱり前触れなしで入らせてもらうぞ!』
『なんとかして間をハズしてやれば、もうそんな雰囲気にはならないはずだ!』
『…うむ。今度はちゃんと変換できた』
『準備はいいか?父親の威厳を立ち昇らせながら入るんだぞ』
『まずは背筋を伸ばしてだな…』


276 :1-668:2008/07/05(土) 01:47:12 ID:VdYOehIR
「さて。そんじゃ、不埒なお父さんに制裁を加えてあげようかね」
「…その前にさ、こなた」
「んー?」
「キスしていい?」
「…は?」
「顔寄せてたら我慢できなくなってきた」
「ちょ、すぐそこにお父さんが…」
「少しならバレないって。ノックくらいするだろうし」
「むぅ……じゃあ、ちょこっとだけだよ」
「それって、何秒くらい?」
「…10秒?」
「あんまちょこっとじゃなくね?」
「そこは、ほら。私だってその…イヤなわけじゃないし…」
「…そのかわいさはヤバい」
「余計なこと…言わないでいいよ」
「こなた…」
「んふ…む……っ」

(…あらあら)


277 :1-668:2008/07/05(土) 01:48:49 ID:VdYOehIR
『よし。心は決まった』
『すまないがこなた、お前のためだ』
『あくまでさりげなく、それでいて毅然と…』

(ねえ、そう君。もう少しだけ、入らずにいられない…?)
(あと5秒くらいで、終わるはずだから…)

『これも男親の務め…』
『こなたに恥をかかすかもしれんが、致し方あるまい!』
『行くぞ!』

(待って、お願い。もう少しだけ…)
(なな…はち…)
(だめ、開けちゃ――――)

「こなた!お茶を汲んで来たぞ!」
「…お邪魔してます」
「お父さん、ノックくらいしてよ…」
「お、すまん。気が付かなかった。で、ふたりでなにしてたんだ?」
「…フィギュアで遊んでたんだけど」
「そうか。天気もいいんだし、外を歩くのもいいんじゃないか?」
「そんなのはこっちで決めるよ。もう、お父さん締め切りはいいの?」
「おお、そうだったそうだった。それじゃあ、君。ゆっくりしていってくれよ」
「あっ、はい。ありがとうございます」
「うむ。それじゃ」


278 :1-668:2008/07/05(土) 01:50:43 ID:VdYOehIR
『…はあ』
『俺、なにしてるんだろうな』
『結局、なにもしてなかったじゃないか』
『こなたが選んだ男なら、素直に認めてやれないのか?』
『ほんっと、器が小さいったら嫌んなるよ…』
『俺がこんなふうに躍起にならなくっても、心配いらないんだよな』
『こなたはあれでちゃんとした子だし。それに…』
『かなただって、見てくれてるはずだもんな』
『…さて。さっさとゲラ送り返して、次の原稿上げちまうか!』


279 :名無しくん、、、好きです。。。:2008/07/05(土) 01:52:18 ID:OBhY036e
書く人が少なくなったね、やっぱり反応とかコメントが薄かったりすると、書くのやめちゃう人とか出てくるのかな・・・。
まとめのスレにコメントフォームとかついてればもっと書く人増えるんだろうけど・・・。
とりあえず前スレの神の一人が戻ってきてくれてうれしいw

280 :1-668:2008/07/05(土) 01:52:35 ID:VdYOehIR
(…ああ、どきどきした)
(ぎりぎり間に合って良かったわね、ふたりとも)
(そう君があんなもの見たら、きっと卒倒しちゃう)
(でも、こなた?いくら彼氏が素敵だからって、あんまりいやらしいことしたら、お母さんも黙ってないわよ?)
(けど、それは彼氏に言うべきかしら)
(ふふ…)

「あー、ドキドキしたっ」
「ギリギリ間に合ったな」
「…もう、バカ。お父さんがあんなもの見たら、きっと卒倒しちゃうよ?」
「そうかもね。…というわけで、こなた」
「なにさ」
「続き」
「お、臆面もなく言うかなぁ」
「今度は、何秒?」
「…別に、制限ないけど…」
「そりゃいいや」
「…ねえ」
「ん?」


281 :1-668:2008/07/05(土) 01:53:49 ID:VdYOehIR
「する前に、言うことない?」
「…あれも、けっこう恥ずかしいんだけど」
「だめ。言うまでさせないかんね」
「…好きだよ。こなた」
「それから?」
「…愛してる」
「ん。ごーかく。わたしも、だいすきだよ…」
「…じゃ」
「…あ…んっ…」
「やふー!こなたー、遊び来たよー!」
「んふっ!?」
「なっ…成実さん…!」
「ぅおーっとととぉ!これはとんだシーンに直面しちまったい!」
「…み、見ました、よね?」
「いやいやっ、成実ゆいなんかここにはいないよ?なんも見てないしなんも知らない。
だから気にせずゆっくり…ね?そいじゃっ!」
「…」
「…」

(…ごめんね、ゆいちゃん)


282 :名無しくん、、、好きです。。。:2008/07/05(土) 01:54:06 ID:Lhs2jQvM
http://imagepot.net/view/121515823381.jpg

283 :名無しくん、、、好きです。。。:2008/07/05(土) 02:02:34 ID:m2rRK0on
おつー。さすが神。

284 :1-668:2008/07/05(土) 02:20:43 ID:VdYOehIR
すんません、ss張り終えたところで規制食いました
つかタイトル忘れてますね

……『父と粘土、そしてパンツ』で

285 :名無しくん、、、好きです。。。:2008/07/05(土) 08:06:24 ID:pOGoTjhn
乙。

286 :名無しくん、、、好きです。。。:2008/07/05(土) 16:08:12 ID:MBJjKzNs
>>281
乙&GJ!!
なぜか変換できない!に笑ったw
やっぱり泉家はいいな〜
またの投下お待ちしてます!

287 :名無しくん、、、好きです。。。:2008/07/05(土) 19:27:52 ID:eZgIeUpd


288 :名無しくん、、、好きです。。。:2008/07/05(土) 21:07:32 ID:1uzhC8Y6

かなりなごみました

289 :GREN ◆.V03vEgrME :2008/07/06(日) 00:49:17 ID:sf2dYBvE

お疲れ様です。
先日のハーレム編へのご感想、ありがとうございました(平伏

>>240
なんかいいなぁ…やーらかいなぁ…
ともかく続き、座して待ちます。がばてね〜

>>249>>267
ゆたちゃん…(哀
まったく、幸せモノの主人公だぜ。
いよいよラスト。頑張ってください。

>>284
おかえりなさい。そして乙。
なごみますねぇ…。パパン最高だw さすがマイロード(ぇ


そういえば、そろそろ柊ツインズの誕生日ですね〜
記念ss、オチはなんとか決まったんですが、そこに至るまでのプロットがまだ全然です(滝汗
かがみとつかさ、どっちを彼女にして書くかによっても変わりますし。
…んがっぐぐ。

>>279
まぁ、リアクションは濃いに越したことは無いですよねw
…かく言う自分がリアクション薄いほうで申し訳ないですが(滝汗

290 :名無しくん、、、好きです。。。:2008/07/06(日) 11:30:58 ID:IirMgT91
>>289
かがみverとつかさver、両方見てみたいです。

291 :2−14:2008/07/06(日) 21:08:34 ID:FclI/6tt
>>267
別れ編、悲哀編乙です。
切ないですね・・・
でも盛大に送ってもらった方がゆーちゃんも喜んでるんだろうなと思えました。
ラストエピソードも期待しています。


>>284
乙です。
一人でテンパリながらもツッコンでるところはツッコンでるそうじろうに笑いました。
後、優しく見守ってるかなたさんがいい感じですね〜


>>242、252、254 、289
感想ありがとうございました〜
ゲームやってみる気になって頂けたのなら幸いです。


さて、それでは『らきメモ〜つかさside 』の続きを投下したいと思います。

292 :らきメモ〜つかさside:2008/07/06(日) 21:10:47 ID:FclI/6tt
 空には大きな満月が見えます。
 その月の光に照らされながら、教室から忘れ物を取ってきた私はお姉ちゃんとの、合流地点に向っていました。
 「早く、行かなきゃ・・・」
 私が少し早歩きで体育館と校舎を繋ぐ渡り廊下の部分まで来ました。
 その時です。
 私は、自動販売機の前で困ったような表情をしている人を見つけました。
 (あ、あれって・・・)
 私はその人に近づいていきました。
 「ダメだよ。そこ出ないよ」
 「えっ?」
 私の声に驚いた表情を見せる祐一君。
 ジュースじゃなくて、冷水器から水を飲もうとしていたので、私は止めました。
 「何でも、衛生的な問題があるからって、去年から出なくなったの」
 「じゃあ、後、水飲めそうなところは・・・」
 「食堂くらいかな?でも、今は閉まってるよ」
 「そ、そんな〜」
 ガッカリして、膝に手を当てる祐一君。
 「祐一君。お財布を持ってないの?」
 「それが、忘れて来たみたいなんだよね」
 「あ、じゃあこれ飲まない?」
 私は自分の持ってる缶ジュースを祐一君に見せます。
 「大好きなんだけど、でも全部飲みきれなくて・・・」
 「・・・いいの?」
 「あ、やっぱり飲みかけじゃ嫌だよね」
 「いや、ぶっちゃけ咽喉が渇いてて死にそうなんだ。じゃあ・・・貰うね」
 「どうぞ♪」
 私はジュースを祐一君に手渡します。
 グイッとジュースを一飲みして、祐一君は息を付きます。
 「だけど、祐一君、頑張ってるよね」
 「えっ?そ、そうかな?」
 「そうだよ。お姉ちゃんも『あそこまでやるとは思って無かった』って言ってたもん」

293 :らきメモ〜つかさside:2008/07/06(日) 21:11:51 ID:FclI/6tt
祐一君の演技は、演技のこと何も分からない私が見ても凄いと思いました。
 いつの間にか、祐一君の演技しか目に入らなくなっていました。
 「・・・まあ、代役を引き受けた以上は、ちゃんとやらなきゃいけないし。それに・・・」
 「それに?」
 「つかささん達といい思い出一杯作りたいし」
 祐一君はそう言って、更にジュースを一口飲みます。
 「俺、本当は陵桜には転校したくなかったんだよ」
 「どうして?学校に来たくなかったの?」
 「いや、陵桜がって言うよりも、今から転校したところで高3の2学期じゃ、転校先の人とは思い出出来ないと思ったし」
 そう言って、祐一君は外を眺めます。
 確かに、みんな受験勉強なんかでこれから忙しくなるのは、確実です。
 「それなのに、こなたさんもみゆきさんも、転校して来たばかりの俺をを信頼してくれるし、かがみさんも熱心に演技指導してくれるし・・・
  そこまでやられたら、信頼に答えないといけないと思うし。それに・・・」
 「それに?」
 祐一君は私を見て言います。
 「つかささんにもお願いされたしね。頑張らないと」
 「祐一君・・・」
 私は、自分の心が暖かくなっていくのを感じていました。
 それと同時に、自分の胸がドキドキしていることにも。
 「あ、そうだった。私。お姉ちゃんを待たせてるんだった。ゴメン、祐一君」
 「ああ、また明日。つかささん」
 「うん!!また明日!!」
 私はそう言って祐一君と分かれました。

294 :らきメモ〜つかさside:2008/07/06(日) 21:12:47 ID:FclI/6tt
私は急いでお姉ちゃんのところに向っていました。
 その間にも私の心臓はドキドキしていました。
 『つかささんにもお願いされたしね。頑張らないと』
 祐一君のその言葉を思い出します。
 (祐一君・・・)
 もし、私が祐一君のやる気の一端になっているんだとしたら、それは私にとっても・・・
 “ドキッ”
 私の心臓のドキドキが更に激しくなります。
 (な、何か暑くなって来ちゃった・・・)
 思わず、自分の手の中を見て―――
 (そっか、さっき祐一君にあげたんだっけ)
 自分の飲みかけのジュースを・・・
 (あ・・・)
 その時に、気が付きました。
 祐一君は私が口を付けたところからジュースを飲んでいました。
 (祐一君・・・気が付いてるのかな)
 か、間接キスしているってことに。
 “ドキン・ドキン・・・”
 意識したとたん、私の心臓の鼓動が更に早くなったような気がしました。
 「つかさ!」
 「きゃっ!!、お、お姉ちゃん・・・」
 いつまでも、私が来ないことを心配したのかお姉ちゃんが私の目の前に立っていました。
 「全く、忘れ物取りに行くのに何分かかってるのよ」
 「ゴ、ゴメンね・・・」
 「・・・?つかさ。アンタ熱でもあるの?」
 「えっ?どうして?」
 「アンタ、顔真っ赤よ」
 「え、えっ?」
 お姉ちゃんに言われて、私は近くの窓を見ます。
 窓に映った私の顔は―――首筋まで真っ赤になっていました。

295 :らきメモ〜つかさside:2008/07/06(日) 21:14:35 ID:FclI/6tt
「あ、もうこんな時間なんだ・・」
 家に帰って、お風呂に入ったりテレビを見てたりしている内に夜も遅くなっていました。
 (祐一君・・・頑張っているのかな)
 さっきから、ずっとこんな感じです。
 気が付くと、祐一君のことを考えている自分が居ました。
 「つかさ、何ボケッとしてるの?」
 「あ、ゴメンね。お姉ちゃん」
 宿題をやってないことを思い出した私は、お姉ちゃんに見せて貰っていました。
 「全く・・・黒井先生の授業で同じところだったからいいようなものの・・・自分でやらなきゃ身につかないわよ」 
 「う、うん・・・そうだよね」
 「さてと・・・」
 お姉ちゃんはそう言って、劇の台本を開きました。
 「お姉ちゃん、まだ台本読んでるんだ・・・」
 「まあね。一応凛役の子に演技指導もしなきゃならないし。祐一君にも演技見てくれって言われてるしね」
 「祐一君、自分に自信持ててないのかな・・・」
 「そういう訳じゃないと思うけど、私達と違って短期間で完璧にしないといけないからね、不安もあるんじゃない?」
 「そうだよね・・・」
 (後で、励ましのメールでも送ってあげよっと)

296 :らきメモ〜つかさside:2008/07/06(日) 21:15:27 ID:FclI/6tt
「それに、明日は祐一君が不安がってたシーンだしね」
 「何だっけ?」
 「ほら、こなたとのキスシーンよ」
 「!!」
 (こなちゃんとのキスシーン・・・)
 “チクン”
 何故か私の心が針で刺されたように痛くなりました。
 「祐一君、何であんなに断ろうとしてたのかな?」
 「う〜ん・・・やっぱり人前だしね。もしかしたら・・・」
 「もしかしたら?」
 「好きな娘の前ではキスしたくないとか?」
 「・・・」
 確かにそれはあるかも知れないと思いました。
 祐一君だって、好きな娘がいてもおかしくないかも知れないし。
 「つかさ?どうしたの?」
 いつの間にかうつむいていた私はお姉ちゃんの言葉に顔を上げます。
 私の顔を見たお姉ちゃんは、しばらく私の顔を見て黙っていました。
 「つかさ、アンタ、ひょっとして・・・」
 「えっ?何?」
 「・・・いや、何でも無いわ。それより早く宿題うつしちゃいな」
 「あ、忘れてた!」
 「・・・自分で気が付かなきゃ意味ないわよね」
 お姉ちゃんのそんな呟きが聞こえてきました。

297 :らきメモ〜つかさside:2008/07/06(日) 21:16:12 ID:FclI/6tt
その後、宿題を写し終わった私は自分の部屋に戻って、祐一君にメールを送りました。
 だけど、正直どういうメールを送ったのか・・・
 私は覚えていませんでした。
 『明日、祐一君とこなちゃんがキスシーンをする』ということが、私の頭の中でグルグルと回っていました。
 私はベットに潜って、布団を頭から被ります。
 どうしようもない不安が私の心を覆っていました―――

298 :2ー14:2008/07/06(日) 21:24:21 ID:FclI/6tt
今日はここまでですね。

間接キスもキキースシンもかなりオリジナル要素が強くなったような気がします。

間接キスのシーンは主人公なりに頑張る理由を入れて見て、

キキースシンは『どうしてあんなメールになったのか?』って言う感じになりました。

かがみに頑張ってもらったような気がする。

次回は、こなたとのキスシーン、そしてつかさの涙かな?

あのシーンが作者的にはつかさルートでは一番好きなのに、あんまり他の人の意見は聞かないな・・・

次回も楽しみにして下さい。



299 :名無しくん、、、好きです。。。:2008/07/06(日) 22:18:36 ID:GewPVrU9
おつー


300 :名無しくん、、、好きです。。。:2008/07/06(日) 23:55:50 ID:KX3G/i95
乙!

301 :名無しくん、、、好きです。。。:2008/07/07(月) 00:31:54 ID:dAAptZeo
乙!

302 :名無しくん、、、好きです。。。:2008/07/07(月) 00:44:56 ID:6Q7nZS37
乙。

303 :GREN ◆.V03vEgrME :2008/07/07(月) 02:14:14 ID:ZSvLXTW6
>>298
おつかれです。つかさの心の移ろいが伝わります。イイ!

>>290
ちょw なんというムチャ振りw
……思わず書いちゃったじゃないですか。つかさver.とかがみver.

てなわけで、朝に柊ツインズの誕生日SSをup予定です。
おたのしみにです。

304 :GREN ◆.V03vEgrME :2008/07/07(月) 06:50:43 ID:ZSvLXTW6
おはようございます。
かがみ、つかさ、誕生日おめでとう! なのです。

では予告どおり記念SS投下。

かがみVer.「らぶいず☆すぇあー」
つ ttp://blogs.yahoo.co.jp/homurabe_2000/55777268.html
つかさVer.「さんくす☆ばーすでぃ」
つ ttp://blogs.yahoo.co.jp/homurabe_2000/55777272.html

次回は20日。みさお誕生日を予定っス。

305 :名無しくん、、、好きです。。。:2008/07/07(月) 11:47:47 ID:5/M3THLA
>>284
乙!久々に笑える作品を見た気がする
しかしかなたさん苦労人だなぁw
そしてゆいさんならマジでそういう場面に出くわす才能持ってそうだわw

>>298
あぁもうつかさ可愛すぎ!
メールの謎は自分でもなんて打ったか確認してなかったってことかw
ちなみに私がつかさルートで一番好きなのはラストシーンで
主人公の「好きな人」が自分だと微塵も気付かないところです
今回その片鱗がしっかり現れていてなんというか、嬉しい

>>304
2作同時うp乙!つかさVerで不覚にもマジ泣きした
年取ると親への感謝って素直に表現できなくなるんだよなぁ……
つかさの真っ直ぐなところが正直眩しいわ

306 :白狐:2008/07/07(月) 14:54:27 ID:0AN+7oTl
パソが故障の為、漫画喫茶からです
かがみ、つかさ、誕生日おめでとう!
今夜は打ち上げ花火とケーキでお祝いだぜ!!

307 :名無しくん、、、好きです。。。:2008/07/07(月) 15:04:04 ID:6Q7nZS37
乙。

308 :名無しくん、、、好きです。。。:2008/07/07(月) 16:36:51 ID:fEefJMfX
>>304
ニヤニヤニヤニヤw

309 :2−14:2008/07/08(火) 19:51:01 ID:2bFGSv9R
>>304
読ませて頂きました〜
2人共、破壊力バツグンですね(オイ)
つかさverで某マンガであった、
『誕生日ってのは両親がくれた大切な最初の数字』って言葉を思い出しました。


>>303>>305
感想ありがとうございます。
つかさの可愛さが表現出来てればいいなと思ってたんですが、良かったです。
次回も楽しみにして頂けると嬉しいです。

310 :名無しくん、、、好きです。。。:2008/07/09(水) 14:29:00 ID:N3taqejj
ひよりんがヒロインの作品投下します。
今回はプロローグだけです。

作品名はCohabitation dwellersです

俺とひよりは今同棲をしている。

俺は陵桜を卒業して大学生になった。
実家から離れている大学だから一人暮らしだった。だから必然的にひよりと会う時間も減ってしまった。もちろん日曜日なんかは何度もデートをしたけどね。
あるデートの時にひよりは俺と同じ大学を受験するつもりだと明かしてくれた。その時は正直に嬉しかった。
俺はその時にひよりが大学生になったら同棲しようと言った。
ひよりは首を縦に降ってくれた。
ひよりが合格する為にこれからはデートは自重しようということになった。ひよりは俺に会う回数が減るのは嫌だと言ったが、大学生になったら毎日デートができるんだよ、と言ったらしぶしぶ納得してくれた。

そして合否発表会場に2人で見に行った。
結果は最初に言った通り。俺とひよりは今同棲しているのだ。

以上です



311 :名無しくん、、、好きです。。。:2008/07/09(水) 15:05:31 ID:Rx0yrCqz
数少ない貴重なひよりネタ、楽しみにしてますw

312 :名無しくん、、、好きです。。。:2008/07/09(水) 20:50:21 ID:/apPwKXJ
乙ー

313 :2-837:2008/07/09(水) 22:01:53 ID:IftB9e7H
>>284
乙です。そうじろうもゆい姉さんもいい感じですねw
二人のやりとりもニヤニヤさせてもらいました。ありがとうございます

>>298
乙です。つかさかわいいよつかさ
つかさの気持ちを知ったかがみの今後の行動が気になる今日この頃…
つかさの涙は自分もグッときたシーンなので、楽しみにしてますね

>>304
乙です。二人分とは豪華ですね、めっちゃニヤニヤさせてもらいました
みさおの誕生日も楽しみにしてます

>>310
乙です。ひより同棲とかもうシチュでニヤニヤですよ
続き待ってますね

ゆたかSSの続きを投下します
気がついたら10編も長々と続けてきましたが、今回で終わりです
拙い文章でも読んでくださった方、ありがとうございます…
ちなみに、今回ではすべてのキャラに対し、名前+さんになってますが、
それはさすがに苗字が変わったからです

314 :ゆたかな日々 エピローグ:2008/07/09(水) 22:03:18 ID:IftB9e7H
「とーさん、夕飯できたよー!」
「わかった、すぐ行くよ」
 ゆたかの死から、長い年月が経った。
 母親がいないことで苦労するかと思いきや、みんなの助力のお蔭で、まゆみは真っ直ぐに成長した。
 今や高校三年生だ。もちろん、陵桜に通っている。
 身長はこなたさんより少し大きい程度で、こなたさん曰く、ぱっと見ると背がやや大きくなったゆたか、だそうだ。
 目が俺に似てしまったから、ゆたかほど優しそうな雰囲気は持っていないけれど、純粋さはちゃんと受け継いでいる。
 ただ、言葉遣いがやや荒い。恐らくは、よく家に来るみさおさんの影響だろう。

「いただきます。……おっ、これ美味しいな」
「えヘヘッ、つかささんにレシピ教えてもらったんだ」
 まゆみは小さい頃から、つかささんやあやのさんに料理を教えてもらっていたので、料理は得意だ。
 しかも、かがみさんやみゆきさんやみなみさんのお蔭で、成績も優秀という万能っぷり。
 しかし、俺の悪いとこが遺伝し、収集癖がある読書家に……。
 好きな作家の作品なら、出費は厭わないし、どこまでも探しに行ってしまうほどだ。
 更に、小説以外にも、かがみさんの影響でラノベ、こなたさんたちの影響でゲーム・漫画まで、幅広く収集癖が働いて
いる。
 ゆたか……、すまない。俺の収集癖は、優性だったようだ。


315 :ゆたかな日々 エピローグ:2008/07/09(水) 22:04:20 ID:IftB9e7H
「そういえば、前に話した友達のことなんだけどさ」
「ああ、あの子のことか」
 まゆみの友人の中で、一番仲のいい子は体が弱く、身長も低く、そして優しい。そんなゆたかのような子だ。
「何でか知らないけど、たまに甘えたくなるんだ。不思議だよね?」
 最初は、体調を崩したその子を放っておけないという、俺とゆたかと似たような出会いだったようだ。
 きっと、仲良くなるにつれて、その子に母親の姿を見てしまうときがあるのだろう。
 少しの間しか、一緒にいられなかったけれど、ちゃんと心の中でゆたかは生きているのだ。
「そうかな? 俺はむしろ自然だと思うけど」
「嘘だー、友人に甘えるって変じゃん」
「まゆみは甘えん坊だから、自然だろ」
「そ、それは昔の話でしょ!」
 小さい頃は、家にやってきたみんなにくっついて離れなかった。
 特に、よくまゆみの面倒を見に来てくれていた、みゆきさんやゆいさんやみなみさんにはべったりだった。
 ゆたかがいなくて、寂しかったのだろう……。


316 :ゆたかな日々 エピローグ:2008/07/09(水) 22:05:21 ID:IftB9e7H
「……なあ、まゆみ」
「ん?」
「お母さんいなくて、寂しくないか?」
「急にどうしたの?」
「いや、なんとなく聞きたくなっただけだよ」
「ふうん……。別に……寂しくないよ」
「本当に?」
「ホント。だってさ、十分賑やかじゃん? みんな来るし」
 そう言って笑うまゆみ。
 確かに、みんなが来たりするので、我が家はいつも賑やかだったりする。
 聴きたかったこととは、少し違うけれど、聴かないでおく。しんみりしすぎるのは良くない。
「それなら良かった」
「ねー、良かったよねー、とーさん?」
 ニヤニヤしているまゆみ、こなたさんやみさおさんの影響だろうか? ひどく嫌な予感のする笑い方だ……。


317 :ゆたかな日々 エピローグ:2008/07/09(水) 22:06:19 ID:IftB9e7H

 ――我が家に帰ってくるのも、久しぶりだ。去年のお盆以来だから、一年ぶりになる。
(まー君もまゆみも、元気にしてるかな?)
 居間の方から声が聞こえてくる。親子の中が良いようで嬉しい。
 まゆみが陵桜に入学した頃は、見ていて辛かった。
 お姉ちゃんたちのお蔭で、なんとかなったから良かったけれど。

「な、何だよ、まゆみ」
 居間へとやってきたけれど、昔よく見たような光景になっている。
 何やら、まゆみがニヤニヤしているのだ。こなたお姉ちゃんが、かがみ先輩をいじるときのような感じで。
 結局、まー君は娘に対してもいじられキャラなようだ。何だか、笑ってしまう。
「だってさ、高校時代の同級生、後輩がよく家に来るんだよ? かーさんが生きてたら、ちょっとした修羅場じゃない?」
(そうかな? みんなに会えるのが嬉しかったんだけど、……私が変なのかな?)
「そんなことないよ、俺はゆたかを世界で一番愛してるからね」
(まー君……)
「うわー、くっさいね」
 そんなことを言いつつも、まゆみは嬉しそうに笑っていた。
「でもさ、それってかーさんが、ちゃんとわかってないとダメじゃない?」
「たぶん、覚えてると思うよ。面と向かってちゃんと伝えたことだしね」
(うん、ちゃんと覚えてるよ)
 それは、死んでからも忘れたことのない言葉……。私を支えてくれている言葉。
「なら心配ないね」
「だろ? 夫婦に言葉はいらないのさ」
「ハイハイ、ソーデスネ」
「おいおい、その反応はひどいぞ」
 家族みんなで笑う。惜しむらくは、私がその場にいられないことだろうか。


318 :ゆたかな日々 エピローグ:2008/07/09(水) 22:08:06 ID:IftB9e7H
「そーいえばさ、何でとーさんはかーさんを選んだの?」
(え?)
「え?」
 急な質問に、私もまー君も目を丸くする。
「だってさ、みんなあんなに個性的で、いい人たちなのに、その中でかーさんを選んだ理由って気になるじゃん?」
(か、考えてみたこともなかったなぁ。私を……、選んだ理由……。確かに気になるかも)
 思い返してみれば、桜藤祭後、まー君は急にみんなと親密になっていた。好意を持っていたのは、私だけではなかった
かもしれない。
「ゆたかを選んだ理由か……。そうだな、放っておけないとか、守ってあげたいっていう気持ちが理由だと思ってた」
「思ってた?」
「うん、桜藤祭の劇も、大学受験も、教員試験も、ゆたかのためにって思って、なんとかがんばれたんだ」
「それが理由じゃないの?」
「違うよ。それは、ゆたかに支えてもらった結果だからね。守りたいって思ってたのに、気がついたら、俺が支えられて
たんだ」
「……」
「だからさ、本当の理由は、俺にとって、ゆたかは必要不可欠な存在だからってことなんだ」
(……)
 我慢していたのに、涙がこぼれてくる。やっぱり、適わないなぁ。
(それは、私も同じだよ、まー君)
「ホントにクサいね、とーさん。でも、とーさんとかーさんの子でよかったよ、私」
(それも、私と同じだよ、まゆみ)
「感謝してるなら、幸せになって、孫の顔でも見せてくれ」
「いい人がいたらね」


319 :ゆたかな日々 エピローグ:2008/07/09(水) 22:09:18 ID:IftB9e7H
「それじゃ、私は風呂に入ってくるよ」
「うん、行ってらっしゃい」
 風呂へ向かうまゆみ。
 まー君はというと、何か考えているようだ。
「そういえば、今日は盆か……。ゆたか、帰ってきてるか? まゆみも俺も、元気にしてるぞ」
(ただいま、まー君。私も元気だよ)
 会うことができないのが、ひどく寂しい。
 けれど、私は二人が、ずっと幸せでいられるように、見守ろうと思う。
 だって、まー君とまゆみの中には、ちゃんと私が生きてくれているのだから……。

 どうか、私に幸せをくれた人たちに、幸せゆたかな日々が訪れますように――。

―――― 終わり ――――

320 :2-837:2008/07/09(水) 22:19:52 ID:IftB9e7H
これで、ゆたかな日々は終了となります
ゆたかで「ここにある彼方」を書きたいということから始まったSSでしたが
そこまでの過程も書いたために、長編となりました
至らない点が多かったとは思いますが、
みなさんの米のお蔭でなんとかがんばることができました
ありがとうございます

ではまた、次回作を投下する日までノシ

321 :名無しくん、、、好きです。。。:2008/07/09(水) 22:36:29 ID:u+Rjc3bm
>>320
綺麗なお話をありがとう!
おもしろかった、というと話の雰囲気と合わないので、乙!と言わせてもらいます。

322 :名無しくん、、、好きです。。。:2008/07/09(水) 23:38:24 ID:4H4Y4Y14
乙&GJです ヤバい祭り帰りに読んでたら友達がいる前で涙腺が崩壊した

323 :名無しくん、、、好きです。。。:2008/07/10(木) 02:53:20 ID:7Oo4F2e4
おつー。
前回は、なぜころたし(ノД`)だったけど・・・
なんかね、もう、最高b

次回作にも期待しております。

324 :名無しくん、、、好きです。。。:2008/07/10(木) 10:52:08 ID:0rMDUbI7
>>320
すげぇイイ話でした、GJ!
そして乙です
これからも期待してますぜ

325 :名無しくん、、、好きです。。。:2008/07/10(木) 11:02:16 ID:h0kK47LO
>>320
長期連載、お疲れ様でした!
幸せゆたかな日々、の一文で正直「やられた!」と思いました
しかし娘が高三ってことは主人公世代はもう40台半ばか……
みゆきさんやみなみはともかくこなたやかがみが想像つかんなw

最後に完結するまでとっておいた言葉を……感動した!超GJ!

326 :2ー14:2008/07/11(金) 03:34:32 ID:QiCIXDLc
>>310
乙です。
ひよりんは個人的にゲームで評価が上がった一人なので
続きを楽しみにしています。


>>320
長期連載お疲れ様でした。
最後もキレイに締めてとても良かったですよ。
まゆみちゃんが私の脳内で「こなた口調のゆーちゃん」になってましたw
次回作も楽しみにしています。

それと、私のSSにも感想ありがとうございました。
かがみもつかさの恋のためにバックアップしたりする予定なので楽しみにして頂けると嬉しいです。

327 :310:2008/07/11(金) 17:00:43 ID:YrVJ7IJ+
>>320
乙です。
最後の一行で止めをさされました

ではCohabitation dwellers 第1話を投下します。

第1話 Two brothers One sister

328 :第1話 Two brothers One sister:2008/07/11(金) 17:03:59 ID:YrVJ7IJ+
ひよりが引っ越して来た時の話。

「案外少ないね」
「そうっスか?」
「ひよりは女の子だしもっと多いと思ってた」
ひよりの顔が赤くなった。やっぱ赤くなったひよりは可愛いなぁ・・・
「そ、そんな女の子だって・・・可愛い女の子だって・・・」
なんか俺が言ってないことも口走ってるけどひよりは可愛い女の子だから間違ってはないな。うん。
家具はもともとあるからいいけど・・・
「この机の居場所を確保しないといけないなぁ。まさか机を持ってくるとは思わなかったよ」
あ、今度はちょっと怒った顔になった。
「何言ってるんスか!同人作家にとって机とペンは一心同体なんですよ?」
「この机じゃないと駄目ってこと?」
「そうっス。・・・でも」
急に表情が暗くなる。
ほんと、表情がコロコロ変わるなぁ。
「でも何?」
「先輩のご迷惑になるなら持って帰るっス・・・」
「それこそ何言ってるの、だよ。」
「え?」
「俺はひよりの同人活動を応援してるからさ。それの為ならなんでもするよ」
ひよりの顔が明るくなり俺に抱きつく。
「先輩!大好きっス!」
これこれ、やっぱり女の子はこの表情が一番可愛い。ひよりなら尚更。頭撫でてやろう。
「///」
いい雰囲気になった俺とひよりはそのまま見つめ合い・・・

329 :第1話 Two brothers One sister:2008/07/11(金) 17:07:03 ID:YrVJ7IJ+
「どっちにしろ持って帰るのは俺たちになるんだから勘弁してほしいがな」
「ってか君、自分の彼女の兄貴の前で抱き合うなんてなかなかやるじゃないか。」
・・・忘れてたこの人たちの存在を。
「すいません・・・」
「もう、お兄ちゃんたち邪魔しないでよ!いいとこだったのに・・・」
「悪い、と言いたいがそう言う訳にもいかないんだな。これが」
「ひよりも彼氏との同棲で興奮してるのかもしれないがせめて俺たちが帰ってからイチャイチャに励んでくれ」
「やめてよお兄ちゃん///」
今日はひよりのお兄さんたちが手伝ってくれている。
業者にお願いするには荷物が少ないってことでお兄さんたちにひよりがお願いしたらしい。
俺はてっきり業者にお願いしたと思ってたからお兄さんたちが見えた時思わず吹いてしまった。
「ところで荷物は運んでいいのか?」
「うん、お願いお兄ちゃん」
こちらは上のお兄さんでこなたさんやパトリシアさん、そしてひよりと同じサイドの住人らしい。
「そっち持ちます」
「あー大丈夫だよ。このくらい」
「兄貴はオタクの癖して体力と筋力は人よりあるからな」
「本当だよね。あれで甲子園を沸かしてたんだもん」
ちなみにお兄さん某赤い球団のファンで最近は
「赤松最高や!新井なんか最初からいらんかったんや!」
が口癖らしい。なんで関西弁なのかは分からない。
「じゃ筋力のない俺はこのボックスでも・・・」
「ちいお兄ちゃんそれ私の下着!」
「!!!!」
「あ、ほんとだ悪ぃ悪ぃ。彼氏君頼んだ」
「任せてください!!」
「自分で運ぶっス!///」
このちいお兄ちゃんは次男の方。上のお兄さんとは違ってオタクじゃないけどひより曰く理解ある一般人だそうだ。
それにしても・・・ひよりの下着運びたかったな・・・

330 :第1話 Two brothers One sister:2008/07/11(金) 17:08:16 ID:YrVJ7IJ+
お兄さんたちのおかげで無事にひよりは引っ越すことができた。
あの机もなんとか俺がベッドを諦めることでなんとかなった。
「衣服はともかく下着だけは俺と同じ箪笥に入れておく訳にはいかないなあ」
あとで小さいタンス買ってこよう。
「予定より早く終わったな」
「ほとんど兄貴が1人で運んだはずなのにな」
「そりゃお前たちがのんびりしてるからだろ」
「すいません」
「はは、いいよいいよ久々の力仕事だったし」
「ありがとうお兄ちゃん」
「ひより、今更聞くのもなんだが忘れ物はないか?」
「多分ないと思うけど・・・」
ごそごそと荷物をあさるひより。なんかちょっと焦ってるぞ。
「・・・してたみたいっス」
「やれやれ、乗せてくから取りに帰るぞ」
「うん、お願いちいお兄ちゃん。先輩ごめんなさい・・・」
「別に謝ることないよ。行ってらっしゃい」


331 :第1話 Two brothers One sister:2008/07/11(金) 17:09:32 ID:YrVJ7IJ+
さて、俺とお兄さん2人になってしまった。別に気まずくはないので問題はないけど。
「お茶でも飲みます?」
「うん、お願い」
2人で一服入れる。
「ふぅ・・・ちょうどいいから今言うけども・・・」
なんだろう?
「親父とお袋から君当ての伝言があるんだ」
「はい」
自然と正座になる。お兄さんもつられて正座になる。
「まず1つ目。孫は娘が嫁に行ってから見たいそうだ」
「それは・・・十分承知してます」
「実際厳しいかもしれないが堪えてくれな」
「はい」
「2つ目。これは俺たち兄貴からの要望でもあるんだが・・・」
「ひよりは絶対に不幸にはしませんし、俺も不幸になるつもりはありません」
お兄さんがいい終える前に答える。
「分かってるじゃないか。君の目を見て安心したよ」
俺はどんな目をしているのだろう?

332 :第1話 Two brothers One sister:2008/07/11(金) 17:11:31 ID:YrVJ7IJ+
お兄さんたちが帰ってから俺とひよりは食事を取った。
勿論、この家で2人で食事を取ったのは初めてなので2人ともどこか緊張してる感じだった。
「ねぇ、ひより」
「何っスか?」
「俺絶対にひよりは不幸にはしないよ」
今も幸せだから幸せにするよ、とは言わない。もっと幸せにするよはいつかのために取っておく。
「私だって不幸になるつもりはないっス。それに私も先輩を不幸にはしないっス」
「はは、俺もだよ」
顔をテーブル越しに顔を近づける。
「せ、先輩?」
「ひよりも顔近づけて」
はい、と顔を近づける。お互い唇が当たる寸前だ。
「今から俺がひよりを不幸にしない為にキスをしようと思う」
ひよりが何か言う前に口付ける。
「っ・・・む・・・」
10秒はキスを続けたろうか。
ひよりは顔を染めて一言。
「ドS・・・///」
「いつものことだろ」
「まったくっスよ」
「じゃあ今度はひよりが俺を不幸にしない為にキスして」
「・・・先輩ドSモード全開じゃないっスか」
さあ、いつのまに全開になったんだろうかね。
何て思ってると。
「はむ・・・」
いけね、ちょっと油断してた。
・・・
・・・
・・・
ってか長くね?


333 :第1話 Two brothers One sister:2008/07/11(金) 17:12:14 ID:YrVJ7IJ+
結局俺から唇を離すまでキスは終わらなかった。
「ったく。どっちがドSだか・・・」
「先輩には勝てないっスよ」
ひよりが微笑みながら答える。
可愛かったのでキスしてやる。
「・・・ドS///」



334 :310:2008/07/11(金) 17:15:37 ID:YrVJ7IJ+
以上です

ひよりんのお兄さんたちの性格は捏造しましたw
ってかお兄さん2人いたよね?

あとごく一部に、お前が言いたかっただけじゃなないのかよ、と思われるところがあるかも知れませんがご了承くださいw

335 :名無しくん、、、好きです。。。:2008/07/11(金) 17:58:54 ID:Nuptigul
乙&GJです!!続き楽しみにしてますよ!

336 :名無しくん、、、好きです。。。:2008/07/11(金) 20:04:19 ID:BcdL2sVY
>「赤松最高や!新井なんか最初からいらんかったんや!」

カープファン乙wwwww

337 :名無しくん、、、好きです。。。:2008/07/11(金) 21:09:48 ID:qAi0Bwc9
乙。

338 :名無しくん、、、好きです。。。:2008/07/12(土) 13:43:15 ID:ei4o2liQ
>>334
カープファン乙!負け惜しみにしか聞こえんがw
あ、俺は赤い球団とは別のリーグの某黒い球団のファンですので……

……ってんなこたぁどうでもいいですね、はい
田村兄(というか一家か)の要望にジーンときました
ひよりだけじゃなくて相手のことも気遣ってるのがいいですね
ひより大好きなので今後の展開に期待が高まります!

339 :名無しくん、、、好きです。。。:2008/07/12(土) 15:54:50 ID:SAYt6WU+
いつもここのSSをニヤニヤしながら読ませてもらってるけど
たまには趣向を変えて鬱系SSとか見てみたいとか思ってる自分。

主人公がループの記憶を引き継ぐ様になるものの、永遠と繰り返す世界に精神が病んでいったり、
こなたと喧嘩した後結局仲直りできずに自棄になって劇を投げ出して中止にしてしまったりとかw

書いてみたいけど俺は文才ないからな・・

340 :名無しくん、、、好きです。。。:2008/07/12(土) 16:23:17 ID:nqP95sZ+
ぶっちゃけ欝系はらきすたのふいんき(ryに合わんと思う

341 :1-668:2008/07/13(日) 02:11:14 ID:xQaPKIAb
お晩です
遅ればせながら、かがつか誕生日おめ!

なにより、みなさん激乙です
まあ、一時期の猛烈な勢いはある意味鈍っても仕方ないかと

息の長いスレになるのを願いつつ、やまとの続きを投下します
完結?なにそれ、おいs(ry

誰も憶えてないかもしれないけど、
前回は主人公くんの合格祝賀会の話でした
相変わらず色気のない文体ですが、勘弁してくだせぇ

↓んでは…↓



342 :やまと再会・眼鏡編:2008/07/13(日) 02:13:40 ID:xQaPKIAb
「…すごいな。俺ら、ホントに会ってるよ」
「なに言ってるのよ、そっちが言い出したくせに」
「いや、そうなんだけど。実際に2日連続で会ってみると、なんか違和感というか」
「わかる気もするけど…」
「やまとに会うのは、たまの楽しみって感じだったからさ。贅沢ってあんまり続くとバチが当たりそうじゃない?」
「そう。じゃあ、やめにする?」
「…まあ、2連チャンくらいならセーフでしょ」
「はいはい」

 つとめて冷静な言葉を使いながら、やまとは先にたって歩き出した。
 ただ、顔が赤くなっているのは自分でもわかる。

 こうが主催した祝賀会から、一晩しか経っていない。
 カラオケでさんざん盛り上がり、その後の食事会の席で、まことからふたりで会いたいと切り出されたのだ。
 半ば冗談なのはわかっていたが、別にいいけど、と口からこぼれていた。

 本当は、別にいいどころではない。そこからは一日中、顔がにやつくのをこらえていた。

「映画でよかった?一晩じゃなにも浮かばなくてさ」
「全然いいよ。こうがね、お勧めの映画があるって言うの。ほら、あれ」
「小神あきら初主演」
「それじゃなくて、隣」
「…時代劇?」
「うん。昨夜電話したら、絶対に観ろって言うから」
「渋い趣味をしてらっしゃる」
「でも、感動するんだって。悲恋ものらしいんだけど、こうってその辺りは見る目があるから」
「先に俺と観ちゃって、八坂さん怒らないの?」


343 :やまと再会・眼鏡編2:2008/07/13(日) 02:15:05 ID:xQaPKIAb
 怒るわけがない。まことと観るように言ってきたのも、こうなのだ。
 なにか企んでいる気もしたが、せいぜい恋愛映画で盛り上げてやろうという程度だろう。
 それくらい大したことではないし、正直にいえば望む所でもあった。

 好きなだけでは、我慢できなくなっている。
 電話だけで満足していたのが嘘のように、まことを強く求めていた。
 もっと近く、そしてもっと長く。
 日増しに欲張りになっていく自分を、やまとは信じられないような気持ちで見つめていた。

 なにかのきっかけで、告白したい。そういう時、まことが映画に誘ってきた。
 なにかが背中を押しているような気がする。打ち明けるなら今日だろうと、やまとは密かに決心していた。


344 :やまと再会・眼鏡編3:2008/07/13(日) 02:16:44 ID:xQaPKIAb
「あ、意外とおいしい。最近はポップコーンにも色々あるんだね」
「もう、食べながら歩かないの」
「この辺でいい?あんま前だと観づらいし」
「うん、いいと思うけど」
「それにしても、キャラメル味もいけるもんだ」
「それって、かなり定番だと思うけど」
「食わず嫌いっていうか、塩しか認めたくない意地があってね…」
「ふうん。男の子って、意地とかそういうの好きよね。全然理解できない」
「だけど、ずいぶん変なのもあったね。お雑煮パスタ味だっけ。あんなの誰が頼むんだか」
「食べた人、知ってるけど」
「…八坂さん?」
「じゃなくて、ひよりちゃん。二人で賭けをして、こうが勝ったそうよ」
「…女の子同士でなにやってんだか。で、味はどうだったの?」
「訊かないでほしいッス、だって」
「やっぱり?」

 会話に、ふと間が入った。まことの方を見ると、携帯電話の電源を切っている。
 やまとも自分の鞄を探り、眼鏡を取り出した。


345 :やまと再会・眼鏡編4:2008/07/13(日) 02:18:57 ID:xQaPKIAb
「…あれ、メガネ?」
「うん。時々使うの。知らなかった?」
「知らない。ねえ、かけてみてよ」
「言われなくってもかけるけど」
「こっち見て」
「…別に面白くはないよ?」
「…うわ、うわぁ」
「な、なによ、失礼ねそんなに変?」
「いや、なんというか。…うわぁ」
「もっ、もういいよ。今日は使わない」
「待って、そのまま。えっと、写メ、写メ。電源入れなきゃ」
「やだ、撮らないでよ」
「ダメ?じゃあ、もっとよく見せてよ」
「ねえ、少し落ち着いて。一体なんなの?」

 そうは言ったものの、落ち着いていないのはむしろこちらだった。
 ぶつぶつと漏らしながら、まことは一心にこちらを見据えている。
 それどころか、眼鏡を外すのを止められたはずみで、手まで掴まれてしまった。

 汗が出てくる。うまく、ものが考えられない。ひどく息苦しいが、その息苦しさを心が求めている。
 まことがいる。その眼が、自分を見ている。手を、握られている。頭の中が、次第にそれだけに染まっていく。

 言いたい。あなたが好きだと、言ってしまいたい。言わないと、窒息してしまう。
 そう思い口を開いたが、なぜか声が出ない。まるで、心臓を強く握られているようだった。
 なにもかも、よくわからなくなっている。わかるのは、自分がまことに見られているということだけだ。

 その眼が、不意に逸れた。どうして、と思った次の瞬間には、ブザーの音が聞こえていた。


346 :やまと再会・眼鏡編5:2008/07/13(日) 02:20:43 ID:xQaPKIAb
「…始まるみたいね」
「そ、そっか」
「ごめん。その、あんまり似合ってたもんだから、つい。なにか言わないと、わけわかんないよね」
「…少し、びっくりしたかも」
「いや、ホントにごめん」

 照れ隠しなのか、まことはすぐにスクリーンに向き直ってしまった。
 仕方なく、こちらも正面に視線を移す。それで動揺がおさまるはずもなく、
 冒頭の宣伝などはまるで頭に入らなかったが、本編が始まるとさすがに意識は移った。

 こうが勧めるままに選んだから、物語の筋などは全く知らない。
 時代劇などまるで興味がないが、実際に見ているとなかなかに面白かった。
 しかし、物語が中盤に差し掛かると、なにやら雲行きが怪しくなってきた。
 まこととの間に流れる空気が、目に見えて重苦しくなってしまったのだ。

 確かに、恋愛ものではある。台詞も演技も、心に響く。
 ただ、あまりにラブシーンが多い。というより、あからさまな絡み合いが、そこかしこに挿入されている。
 その辺りの描写は、はっきり言ってポルノに近かった。
 本当のポルノなど観たことはないが、目の前のそれはポルノと呼んでもいいものだろう。


347 :やまと再会・眼鏡編6:2008/07/13(日) 02:23:51 ID:xQaPKIAb
 まことが唾を飲む音が聞こえた。反射的に横を見ると、なんと眼が合ってしまった。
 お互いすぐさま前に向き直ったが、そこで行われているのはポルノだ。
 どこにも逃げ場がない。下を向いて耳を隠せばなんとかなるだろうが、どこかでこのまま観たがっている自分もいる。

 隣には、当然のようにまことが座っている。
 まこともいま、自分を意識しているのか。それを考えた瞬間、鼓動が一気に速まった。
 顔を覆いたくなる。それでも、眼はスクリーンから離せない。
 結局、エンドロールが流れカーテンが閉じるまで、やまとは固まったように前を見つづけていた。

「お、終わったねぇ、やまと」
「…うん」
「とりあえず、出ようか。…えっと、ポップコーン残っちゃったね」
「…うん」
「もったいないけど捨てちゃおうか。それと、どっかでお茶でも飲もうよ。なんか死ぬほどノド渇いた」
「…うん」
「うん、じゃわかんないかもなぁ…」


348 :やまと再会・眼鏡編7:2008/07/13(日) 02:25:45 ID:xQaPKIAb
 完全に、空気を持て余していた。
 まことの必死のフォローが有難い気もするし、かえって恥ずかしいだけとも思える。
 喫茶店に入ってからも、まともな会話は出来なかった。

 こうは、一体なにがしたくてあんなものを見せたのか。
 あの通りにしろ、などと言うなら、冗談もはなはだしい。結局、タチの悪いいたずらだったのか。
 自分の恋をそんな風に扱うなら、いくらこうでも許せなかった。

 まことは、さっきからなにか考え込んでいる。彼も、きっとこうに対して怒っているのだろう。
 泣きたかった。さっきから、自分のことが馬鹿みたく思えて仕方がない。

――――――――――――――――――――――――――――

 まことには、こうの言わんとしていることが如実にわかった。
 結論からいえば、さっさとつきあってしまえ、ということなのだ。ずいぶん過激なものを見せられたが、
 映画の内容はどうでもよくて、とにかくこちらの背中を蹴っ飛ばしたかったのだろう。

 少し荒療治すぎる気もする。いまの雰囲気は、ひどいものだ。
 あれだけの絡みをさんざん見せ付けられたのだから、当然だろう。
 喫茶店にいるが、やまとはさっきからストローをくわえてうつむいたままだ。
 気分を盛り上げるつもりでも、逆の効果にしかなっていない。
 仮にいま告白しても、やまとはそんな気分ではないだろう。

 それでも、こうはあの映画を勧めた。観終わったときの気まずい雰囲気など関係なく、
 自分にさえハッパをかけられればよかったのだ。
 つまり、たとえどんな空気になっていようと、告白すればうまくいくと思っている。


349 :やまと再会・眼鏡編8:2008/07/13(日) 02:27:38 ID:xQaPKIAb
 まこと自身、脈はあるな、と思うことはあった。ただ、自分の中に妙な引っかかりがある。
 自分には大切な人がいて、他の女の子を好きになってはいけない気がするのだ。
 こうにとっては、そういう足踏みがたまらなくもどかしかいのだろう。だからこそ、
 押すのではなく蹴っ飛ばす方法を選んだ。

 ここで言わなければ、もうデートなど出来ないかもしれない。
 それほど、いまの雰囲気は重苦しかった。それも、こうの計算の内なのか。
 本気でないなら私の親友に近づくなと、そう言いたいのか。

 俺は、本気だ。口の中で、まことはそう呟いた。

「やまと」
「えっ?な、なにっ?」
「俺は八坂さんに同情するよ」
「…どうして?」
「あとで、俺とやまとの両方に絞られるだろうから」
「…そうね。…その、ごめんなさい」
「なんで」
「あんな内容だなんて、知らなかったから。
私、こうがあんなもの見せるなんて、思わなかったの。もうなに考えてるのかわかんないよ…」
「…なんでやまとが泣くの」



350 :やまと再会・眼鏡編9:2008/07/13(日) 02:29:05 ID:xQaPKIAb
 首を横に振って、やまとは顔を覆ってしまった。泣いている気持ちは、わかる。
 楽しいはずの時間を、自分の不注意が壊してしまったと思っているのだろう。
 誰が悪いかと言うなら、こうが悪い。しかし、そんなことにもう意味はなかった。

 ほら、言えよ。そう囁かれた気がする。八坂さんは、黙っててよ。頭の中で言い返す。

「あのさ、やまと。泣いてないで、こっち向いてくれないかな」
「…ごめんなさい」
「それはいいから。俺さ、あの子がなに考えてるのか、わかる気がするんだよね」
「…どういうこと?」
「俺たちをからかうつもりは無い、ってこと」
「…全然わかんない」
「昨日、歩きながら八坂さんに訊かれたんだ。俺はやまとが好きなのか、って」
「えっ…」
「そんとき、なんか曖昧な返し方しちゃってさ。
それがもどかしくて、あんなもの見せたんだと思う。
なんでもいいからはっきりしろって、八坂さんに耳元で言われたような感じだよ」
「…あの…」
「だから、はっきりする。俺はね、やまと」
「まって」


351 :やまと再会・眼鏡編10:2008/07/13(日) 03:03:43 ID:xQaPKIAb
 聞こえていた。でも、無視した。一度止まったら、もう続けられない。

「やまとが、欲しいんだ。どう言ったらいいかわからないけど、やまとが愛おしい。
ひとりになると、いつもやまとのことを考える。電話を切るとき、デートでお別れを言うとき、
どうしようもなく切なくなるんだ。もっと長く、出来れば、ずっとやまとと過ごしたい」
「まこと、くん…」
「いつから、って聞かれたら、正直わからない。はじめて声をかけたときかもしれないし、
八坂さんに引き合わされたときかも。自分でも気がつかないうちに、すごく気になってた。
でも、恋愛ってそういうものじゃない?だから、なんというか…俺、なにが言いたいのかな」
「…なに?」
「だめだな。本当は、ひと言でいいんだよね。ねえ、いままでのはナシでいいから、次だけ聞いてくれない?」
「…うん」
「…やまと」
「うん」
「好きだ、やまと。やまとがどう思ってるかは知らないけど、俺は君が好きだよ」
「…うん」
「ねえ。やまとは、俺のことどう思ってる?」
「…うん」
「うん、じゃわかんないかも」
「………うんっ」


352 :やまと再会・眼鏡編11:2008/07/13(日) 03:06:43 ID:xQaPKIAb
 やまとが、また泣き始めた。拭ってやるにはテーブルが邪魔だ。それでも、手を延べてみる。
 やまとはそれを、大切そうに両手で包み込んだ。

「…ちゃんと返事してくれないと、俺、勝手に勘違いしちゃうよ?」
「すこし…まって…」
「いいよ」

 返事は、はじめからわかっていた気がする。だから、いつまででも待てる。
 両手で包まれた手を、そっと握り返す。やまとの手は、自分よりずっと小さかった。


353 :1-668:2008/07/13(日) 03:08:35 ID:xQaPKIAb
以上っす

途中でまた規制食いました
当然っちゃあ当然なので、いい加減工夫が必要でしょうか

では失敬

354 :名無しくん、、、好きです。。。:2008/07/13(日) 03:44:56 ID:77EnU2QS
乙〜

355 :名無しくん、、、好きです。。。:2008/07/13(日) 04:08:19 ID:Uu/N0nVN
>>353
ずっと楽しみにしてました!
やまとがかわいすぎる…超乙です!

356 :名無しくん、、、好きです。。。:2008/07/13(日) 05:12:51 ID:RI4JdIx8
良いもの見させてもらいました!乙&G J !

357 :名無しくん、、、好きです。。。:2008/07/13(日) 08:29:38 ID:FVP/rNf4
乙。

358 :名無しくん、、、好きです。。。:2008/07/13(日) 11:12:57 ID:H4zd7xSS
やっと続きキター
GJGJGJです!
やまと可愛すぎですよホント

359 :名無しくん、、、好きです。。。:2008/07/13(日) 11:49:24 ID:yCuHhFaZ
>>353
くっ……俺には眼鏡属性は無いはずなのに……!
ってそれはあんまり重要なとこじゃないですねw
そしてやまとの泣き顔想像して萌えてる俺は多分ヒドい奴だなw
まことの中の妙な引っ掛かりが今後どう絡んでくるのかも楽しみです
今後も楽しみにさせてもらいます

360 :名無しくん、、、好きです。。。:2008/07/13(日) 13:15:56 ID:kkY+0Jhr
>>353
お待ちしておりました、乙&GJです!
俺も眼鏡属性ないはずなのに……やまとの眼鏡姿想像すると可愛すぎる
このまま2人が幸せになるといいなぁ
次回も楽しみにしております


361 :2-837:2008/07/13(日) 22:06:47 ID:vPw164FX
>>334
乙です。兄二人がいい味出しすぎですよw原作未登場なのに好きになりそうです
そして、赤ヘルファン乙w是非CSまでいってほしいです

>>353
お久しぶりです、続きずっと待ってました
やまとに幸せになってほしいのに、主の言う大切な人が気になるジレンマ…
続きを楽しみに待ってます、乙でした

お久しぶり…じゃないですね、ゆたかSSの間にネタができていたので早く短編ができました
あやのルート後のかがみSSです
一人歩きしちゃったね、よくあることさな二人のSSです

362 :踏み出す一歩:2008/07/13(日) 22:08:05 ID:vPw164FX
「はぁ……」
 桜藤祭当日、告白することなく失恋したまこと君は、峰岸の彼氏紹介という追い討ちもあったからか、未だに元気がな
い。
 ていうか、峰岸に悪気がないのはわかっているけれど、紹介のタイミングが最悪すぎたと思う。

「まこと君、まだ引きずってるみたいね」
「ま〜、あんなことがあったからねぇ」
「そうだよね……」
「おや〜? かがみはまこと君のことが気になるのかな?」
「ち、違う! 私がもっと早くに教えてあげてれば、傷はもう少し浅かったかなって思っただけよ!」
 そう、私はこなたよりも早く、彼氏のことを教えてあげることができた。
 けれど、桜藤祭後でいいだろうと考えたのがいけなかった。
 私がそんなことを考えなければ、まこと君がここまで落ち込むことは、なかったかもしれないのだ。
「ふ〜ん、そっか。でも、あんまり気にしない方がいいよ。だって、知るのが早いか遅いかの違いでしかないんだし」
 私の考えていることがわかったのか、こなたがフォローしてくれた。
 けれど、やはり私にも責任がある。
「わかってるわよ。でも、励ましてあげようとは思ってるわ。まぁ、その……大切な友達なんだしね」
 大切な、という表現をしたからか、若干照れくさい。
 私のこういったところを、こなたが面白がってからかうのだろう。今も、こなたがニヤニヤしている。



363 :踏み出す一歩:2008/07/13(日) 22:08:55 ID:vPw164FX
「はぁ……、空が青いな」
「何言ってるのよ」
 まこと君は、授業が終わってどこに行ったのかと思っていたら、屋上でベタなことを言っていた。
「うわっ、かがみさん!?」
「な、何よ! 私がいたら変?」
 なぜ、まこと君は私と急に会うと、いつもこんなに驚くのだろう?
 以前に叫ばれたこともあったような気がする。
 いつの話だったかは、不思議と思い出せないけれど。
「変じゃないけど、……どうしたのさ?」
「え? いや、その……励ましてあげようかなーって」
「俺、そんなに元気なかった?」
「誰がみてもわかるくらいに」
「そ、そんなに?」
「うん、みんな心配してるわよ」
 もちろん、誰が見てもわかるのだから、峰岸も当然心配している。
「そうなんだ……。じゃあ、尚更早く立ち直らないとね」
「でも、中々立ち直れないと」
「う、うん。自分で勝手に先走ってただけってのが……、痛いよね、俺」
「それ気にしすぎ、私だって想像だけ先走って、バカみたいな思いをしたことが――」
 あっ……、口が滑った。
「かがみさんも、似たようなことがあったの?」
「そ、それは……」
 あまり、思い出したくないことだけれど、それで少しでも良くなるかもしれないのなら、仕方ないか。


364 :踏み出す一歩:2008/07/13(日) 22:09:47 ID:vPw164FX
「そんなことがあったんだ……」
「修学旅行で、思わせぶりな手紙もらったら、誰だって先走るわよ」
 まこと君に、修学旅行でのあの出来事を教えた。
 私の場合、こなたがフォローしてくれて、思ったより落ち込まなかったのだけれど。
 ただ、ヤケ食いをしたせいで、別の理由で落ち込むことになったか。
「そうだね、きっと俺も勘違いして先走ると思う」
「まったく、修学旅行よりも前に、転校してきてくれれば良かったのに……」
「え? 何? よく聞こえなかったんだけど」
「な、なんでもない! 気にしないで!」
「そっか」
 変な事を考えてしまった。あの場にまこと君がいたって、何も変わらないだろうに。
 そもそも、何かがおかしい。
 だって、会ってから一ヶ月程度しか経っていないのに、まこと君とは随分親しい気がする。
 いや、親しいのではなく、気になってしまうのだ。恐らく、桜藤祭が終わった頃から。


365 :踏み出す一歩:2008/07/13(日) 22:10:31 ID:vPw164FX
「でもさ、俺だけみんなとの思い出が少ないよね」
「まあね、転校してきた時期が時期だもの。結果として、一年も一緒にいれないわよ」
「うーん、なんかそれって寂しいよね」
「……そうだね」
 私も、まこと君との思い出は、もう少し欲しいと思う。もう一緒にいられる時間は、残り少ないけれど。
「行こっか? 卒業旅行」
「り、旅行!? そ、それは……」
 嬉しいけれど、恥ずかしい。凄く、恥ずかしい。今、私の顔はきっと真っ赤だろう。
「うん、みんなで行こうよ。思い出を作りにさ」
「みん……な?」
「そうだよ。三月なら、きっとみんな大丈夫だよね?」
「え……っと、たぶん」
 そうだよね、みんなとに決まってるよね。
 私は、何を勘違いしていたのだろう。
「それじゃ、みんなで行こうか、卒業旅行。留学が終わっちゃう、パティさんたちも誘って」
「うん」
 最後に、みんなとの思い出ができるのなら、それはそれでいいことだと思う。


366 :踏み出す一歩:2008/07/13(日) 22:16:07 ID:vPw164FX
「……」
「……」
 話が終わり、私もまこと君も黙ってしまう。
「……」
 大抵誰か回りにいるから、本当に二人っきりになれる機会は少ない。
 私は、何か言うことはないのだろうか。
 もしかしたら、二人っきりになれるのは、これで最後の可能性だってある。
「……」
 そんなことを考えたら、余計にドキドキしてきてしまった。
 何か話すことを必死に考えても、声が出てこない。
 まるで、声を失ってしまったみたいだ。
「そろそろ戻ろうか? みんな心配してるかもしれないし」
「ぇ……」
 このまま戻っていいのだろうか。
 何も言えずに終わってしまったら、きっと後悔すると思う。
 まこと君が転校してきてから、桜藤祭までの記憶はなぜか曖昧だけれど、何度も助けて、何度も助けられた、大切な人
だということだけは、なんとなく覚えている。
 だから、その気持ちが本物なら、いつまでも待っているだけでなく、勇気を出さないといけない。
「ま、まこと君!」
「かがみさん?」
「そ、その……、前に貸したあのラノベなんだけど……」
「ああ、あれか! 続きが気になるよね」
 桜藤祭後、私が何冊かラノベや小説を貸したら、好きになった作品が色々とあったようだ。
 たまに、作品の話をするときは、とても楽しい。
「新刊が発売するから、今度の休みに……その……一緒に買いに行かない?」
「もちろん行くよ、続きが早く読みたいしね。日時は後で考えようか?」
「う、うん」
 今さらだけれど、映画とか他にもっとあっただろうに……、私のばか。
 でも、一歩踏み出せたのだから、今回はそれで良しとするべきか。


367 :踏み出す一歩:2008/07/13(日) 22:17:05 ID:vPw164FX
「あ〜、ここにいたのか」
 背後からこなたの声。
「こなたさん、探しにきてくれたの?」
「まあね」
「もしかして、つかさが探してた?」
 一緒に帰る約束をしていたから、私を探しているかもしれない。
「それもあるかな」
 それも? 他に何かあるのだろうか?
「それじゃ戻ろうか」
「かがみに用事があるから、まこと君は先に戻ってね〜」
「わかったよ」


368 :踏み出す一歩:2008/07/13(日) 22:18:04 ID:vPw164FX
「それで、用事って何?」
「むふふ、それを聞くのかな? かがみ〜」
 ニヤニヤと笑うこなた。やっぱりそれか……。
「やっぱまこと君のことが気になってたんじゃん」
「う、うっさい! 別に私はまこと君のことなんて……」
 一歩前進したといっても、やっぱり私は素直じゃないなと実感する。
「わかりやすい反応だね〜。けど、かがみか……強敵だなぁ」
「は?」
 こなたの突然の発言に、あいた口が塞がらない私。
「いやあ、だって、極東の最終兵器『ツンデレ』だよ? 強敵に決まってるじゃん」
「えっと、こなた? どういうこと?」
「何言ってんの、かがみ。まこと君攻略ルート終了、なんて私一言も言ってないよ」
 頭が痛くなってきた。そして、戦局は厳しい。
 私はこなたみたいに、積極的にはなれない。
「まさか、こなたとこういった状況で争うことになるなんて、考えもしなかったわ」
「それは、私もだよ。これからはライバルだね、かがみ」
「言っておくけど、負けるつもりはないわよ」
「おお、宣戦布告!? でも、素直になれないのが、仇にならないといいけどね〜」
「うっ、それは否定できないかも」
「それじゃ、そろそろ戻ろうか?」
「そうね、つかさも待たせてるし」
 これからは、恋に受験に忙しくなりそうだ。
 春を笑って迎えられるように、がんばらないと。

369 :2-837:2008/07/13(日) 22:24:34 ID:vPw164FX
以上で終了です。
かがみ視点でのSSは以前にもありましたが、ネタ的にかがみ視点にしたかったのであえて二番煎じです
書いてて思いましたが、女の子視点難しすぎwあのSSの人はやはり神だと思いました

次回なんですが、某所で人気?な黒こなさんに衝撃を受けたので
黒こなさんで書きたいなーと思ってます、黒こなさんNGの方がいたらすみません

370 :名無しくん、、、好きです。。。:2008/07/13(日) 23:36:34 ID:cMlsS427
乙です。次回作に期待しております。

371 :名無しくん、、、好きです。。。:2008/07/14(月) 01:33:31 ID:4LrhDWRS
>>369
乙です。新作も勿論楽しみだけど、いっそかがみルートとこなたルートも書いてほしいと密かに願ってます

372 :名無しくん、、、好きです。。。:2008/07/14(月) 02:36:41 ID:o3qUcOoV
乙。

373 :名無しくん、、、好きです。。。:2008/07/14(月) 16:21:29 ID:VYXFFIgW
このスレに影響されてみゆきssを書いてしまいました。
初心者で読みにくいことこの上ないと思いますが。
今日の夜ぐらいに投下してもいいですかね?

374 :名無しくん、、、好きです。。。:2008/07/14(月) 16:23:39 ID:6LrW2Sv2
大丈夫ですよ!楽しみにしてます!

375 :名無しくん、、、好きです。。。:2008/07/14(月) 17:03:21 ID:kVA8Gltd
>>373
是非お待ちしております!

376 :名無しくん、、、好きです。。。:2008/07/14(月) 17:31:25 ID:zNbAh73u
>>373

さすが岩崎>>373さん、みゆきさんの生態はしっかり押さえてるわけですな。
楽しみにしてます。

377 :373:2008/07/14(月) 20:23:26 ID:4gNR101Q
では投下します。設定などはあまり気にせずに読んでもらうと嬉しいです。

378 :流れる時間:2008/07/14(月) 20:25:43 ID:4gNR101Q
時間のループは終わった。
永森さんの言ったとおり俺はもうあの時の出来事をほとんど思い出すことが出来ない。
だけどたった一つだけ、思い出すことが出来ること、いや、絶対に忘れてはいけないことがある。


「ごめんごめん、お待たせ」
「大丈夫です。そんなに待ってないですよ。さあ、行きましょうか」

 朝一緒に登校するのは今や日課になっている。
あの時間のループの中で俺達は互いに惹かれあっていた。
出会って2週間足らずで、なんて回りは言うがそんなことはない。
俺達はとても長い時間を一緒に過ごしてきたのだ。
まぁ、それに気づいているのはおそらく俺達だけなのだが…

「そういえば、みゆきさんは結局あの大学を受けるんだよね?」

 12月になると3年の俺達の話題はやはり受験だ。
みゆきさんは東京の某大学の医学部志望だというのは知っているがついつい聞いてしまう。


379 :流れる時間:2008/07/14(月) 20:26:54 ID:4gNR101Q
「えぇ、たいへん厳しいとは思っています。ですが、やっぱり自分の想いに嘘はつけませんし、それに…」
「それに?」
「今なら頑張れる気がするんです!なんと言いましょうか、その…」

 顔を真っ赤にして次の言葉を言えないみゆきさん。
やっぱりこの人はかわいいなぁ、なんて妄想中の俺はニヤニヤしまくりだ。

「大丈夫だよ、みゆきさんなら。うん、絶対に。俺が保証するよ!
なんて頭の悪い俺に言われてもあんまり自信になんないか」
「い、いえ!ありがとうございます!とても嬉しいです。
やはり応援してくれる方が隣にいらっしゃるだけで…。
ほ、本当ですよ!だから…お互いに頑張りましょう!」
「うん。ありがとう、みゆきさん…」

 互いに足を止め見つめ合う。まさか朝からこの雰囲気!ktkr!


380 :流れる時間:2008/07/14(月) 20:28:17 ID:4gNR101Q
「いやぁ、朝から見せ付けてくれるねぇ。お2人さん」
「まずはみゆきより自分の心配をしなさいよ。
 あんたがみゆきと同じ大学なんてただでさえ無謀なんだから」

「こなちゃんもお姉ちゃんもだめだよぅ。2人がせっかくいい雰囲気だったのに」

 ですよね…やっぱりこうなりますよね。はい、自重します。

「み、み、みなさん?!お、おひゃようございましゅ!」

 みゆきさん、慌てすぎです。おひゃようございましゅって何ですか…。

「みんな、おはよう。そしてかがみさん、朝から痛いつっこみをありがとう…」
「けど驚きだよねぇ。まさか君がみゆきさんと同じ大学を受けるなんて。
 いっつも授業中寝てるしさぁ、そんなに頭良かったっけ?」
「だよねぇ。私も聞いた時はびっくりしたもん。でもこの間の模試の結果私とそんなに変わらなかったような…」

 …やめて、つかささん!それ以上言わないで。それにこの前ってあれは桜藤祭終わってからすぐにあったやつだし。
言い訳です、すみません。
言い忘れていたが俺はみゆきさんと同じ大学を受験するつもりだ。
もちろん学部は……文学部です。さすがに文系から医学部なんて離れ業は俺には無理だ。
いや、それ以前の問題か。とにかく俺も今はかつてないほど勉学に勤しんでいる。


381 :流れる時間:2008/07/14(月) 20:29:30 ID:4gNR101Q
「そんなことないですよ、つかささん。たいへん勉強がんばっているんですよ。
 この前はたまたま調子が悪かっただけだと…。
 最近は遅くまで学校に残って勉強されてるみたいですし、黒井先生も驚いていましたよ」
「みゆきは甘やかしすぎよ。もっとプレッシャーかけなくちゃ冗談抜きでやばいわよ」
「うーん。けど確かに最近はみゆきさん、私達と一緒に帰ってるし。
 これはもしかしてちょっと期待できちゃう感じなのかも?」
「だったらいいなー。恋人同士で同じ大学行くなんてちょっとロマンチックだしねぇ、2人ともいいなぁ」
「まだ受かったわけじゃないんだし…ねぇ、みゆきさん」
「えぇ…まだまだ厳しい成績ですので…」
「…少しはフォローしてください…」
「え?!あっ!すみません!」
「相変わらずの2人だね」

 こなたさんの一言でみんなが笑う。そういえば、大学に行くとこんな光景もなくなっちゃうんだよなぁ。
みんなで学校に行って、一緒に勉強して、そしてこうやって笑いあう。
そう考えると時間のループももしかしたらいいものかもしれない。今考えてみるとあの経験に少し名残惜しさを感じる。
けど、時間のループが終わったからこうやってみんなで先のことを話せるのか、ってあれ?

382 :流れる時間:2008/07/14(月) 20:30:20 ID:4gNR101Q
「みゆきさん、みんなは?」
「予鈴が鳴ってます!もう走っていきましたよ。私達も急ぎませんと」

 みゆきさんが俺の手を引っ張り走り出す。やっぱりこっちの方がいい。
こうやってみゆきさんの暖かさを感じることができる。

「…みゆきさん?」
「は、はい、なんですか?」

 走りながらこちらを振り向く。急いでる時に話しかけたからちょっと怒ってるのかな?

「これからは2人でたくさん思い出を作っていこうね」
「…どうしました?突然」

 もう時間は繰り返さない。互いの思い出ももう消えることはないのだ。
なら…今、こうやって2人で走っているのも立派な思い出になるはずだ。

「え?い、いやまぁ、突然だけどさ…。俺達が…将来笑って話せる思い出を今からたくさん作ろう。
 もう時間は繰り返さないんだから。
 みんなで作った思い出だけじゃなくて、俺達2人だけの思い出を。これからもよろしくね」
「ふふ…。本当に突然ですね。けど、嬉しいです。その言葉が…。
 ええ、たくさん作っていきましょうね。私達のこれからの時間は限られたものではないのですから…」

 再び立ち止まって向き合う。俺はこの彼女の笑顔をこれからずっと見ていきたい。
限られた時間の中ではなく、ずっと。そう本当に永遠に、だ。
 みゆきさんは眼を閉じている。それが何を望んでいるのか分からないほど俺も鈍感じゃない。
腰に手を回し抱き寄せようとする……ん?声が聞こえる。


383 :流れる時間:2008/07/14(月) 20:31:55 ID:4gNR101Q
「そこのバカップル!ほんとに遅刻するわよ!早くしなさーい!」
「「………」」
「…ぷっ、ははは…」
「ま、またですね」
 2人で顔を真っ赤にして校門に走る。
あぁ、やっぱり時間を戻してください…。5分前でいいですので。
顔を真っ赤にしたみゆきさんが口を開く。

「…そ、その…たまには2人で帰りたいと思いまして。
 大変な時期なのは分かっていますが……やはり寂しいです………。
 今日の放課後…ご迷惑じゃないですか?」

 迷惑なわけないです。前言撤回。やっぱりこのままでいいです。



 後日談だが俺は今、みゆきさんと同じ大学に通っている。
ちなみに合格したときの俺の第一声は「待たせて…ごめん」だ。
結局、俺は一浪してしまった。
実は第二志望には受かっていたのだが、両親に無理を言い浪人という道を選んだ。
いつかみゆきさんの言った言葉、「自分の想いに嘘はつけない」今や俺の座右の銘だ。
 
みゆきさんは1年も俺を待っていてくれた。
これからは俺が恩返しをする番だ。流れる時間の中で…2人でたくさんの思い出を作っていこう…

     〜完〜


384 :373:2008/07/14(月) 20:37:51 ID:4gNR101Q
以上です。もともと後日談みたいなものを書きたかったので少し中途半端に…

改めてここの職人さんたちすごいと感じます。

調子に乗って第二弾とか妄想中なのでその時はどうぞよろしくお願いします。

385 :名無しくん、、、好きです。。。:2008/07/14(月) 20:56:21 ID:o3qUcOoV
乙。

386 :2ー14:2008/07/15(火) 03:34:18 ID:40bZodZ/
>>334
乙です。
ひよりんの兄貴がいい味出してますね。
作者さんがカープファンなら、選手同士で交流があるっぽいサンフ(サンフレッチェ広島)も
応援してやって下さい。

>>353
乙です。
構成力がうまいですね。
読んでて引き込まれました。
しかし、やまと・・・いまどき『ポルノ』って表現はどうかとw
いいところで終わったので次回に期待です。

>>369
乙です。
恋のライバルでもドロドロしてないこなたとかがみがいいですね〜
さりげなくアニメネタを入れてるのもいいなと。
女の子視点は難しいですよね。
私も今つかさ視点で書いてるだけによく分かります。
新作の黒こなさんにも期待(?)していますよ。

>>384
乙です。
初めてでここまで書ければいいほうだと思いますよ。
みゆきさんのテンパリっぷりがいい感じですね。
第2弾も楽しみにしていますよ。


私のSSの続きも近日公開予定ですので楽しみにして下さいね〜

387 :名無しくん、、、好きです。。。:2008/07/15(火) 17:43:15 ID:cVHlwVWo
まとめサイトか見てみようかな。

388 :名無しくん、、、好きです。。。:2008/07/16(水) 00:17:45 ID:r9XIciXV
最近まとめサイト更新ストップしてるけど管理人さんどうしたのかな?

389 :373:2008/07/16(水) 10:48:15 ID:Tq1d3cim
調子に乗って第2弾を一気に書き上げました。

前回から進歩も何もないですし、難しいかなと思っていた続編もの。
さらに連投になるとも思いますが…。

今日の夜くらいにまた投下します。

390 :名無しくん、、、好きです。。。:2008/07/16(水) 13:34:19 ID:lSPB3YDo
>>389
北石照代

391 :373:2008/07/16(水) 21:35:14 ID:3qjygN54
連投ででしゃばって失礼します。

設定を軽く説明しますと
・主人公=岡崎ともや(どこかに同じ名前とかはつっこみなしで・・・)
・みなみとのその後を書いています。
・母親の声はくじらボイスで脳内再生。

題名は「みなみの笑顔」 今回は「卒業編」です。
では・・・↓↓

392 :みなみの笑顔 卒業編:2008/07/16(水) 21:37:07 ID:3qjygN54
満開の星桜の樹。
そういえば、こうやってこの樹を眺めるのも久々だ。


「桜藤祭以来だな…」


ふと呟く。
振り返ると俺の陵桜学園生活はたったの半年だ。


「けど…なんだろ。すげぇ充実してたな」


今日は俺にとって区切りとなる日。
陵桜学園を卒業する日…。


 〜卒業〜


393 :みなみの笑顔 卒業編:2008/07/16(水) 21:38:07 ID:3qjygN54
「…先輩…ここにいたんですね」
「岩崎さん…」
「少し探しました…。泉先輩たちに聞くとたぶんここだって…」
「それなら携帯に入れてくれればよかったのに」


笑いながら俺は答える。


「…しましたよ…ですが先輩出られないので…」


ありゃ、ほんとだマナーモードのままだ。
見ると着信履歴9件も…。
こなたさんに小早川さん、なんと母親からも連絡が。
岩崎さんからの着信・・・・・・5件…。
とりあえずマナーモードを解除っと。


「ごめん!…全然気づかなかったよ…」
「…大丈夫。慣れてます…」


苦笑いで岩崎さんが答える
以前もこうだった。
あの時の俺は寝てたんだっけ。

394 :みなみの笑顔 卒業編:2008/07/16(水) 21:38:53 ID:3qjygN54
「…先輩…ご卒業おめでとうございます…」
「うん、ありがとう…」


周りから見るとぎこちない会話に聞こえるかもしれない。
けど、これが普段からの俺たちのやり取り。


「「…」」


お互いに沈黙が流れる。
初めはこな沈黙があまり得意ではなかった。
だが今では心が落ち着く。
心地いいくらいだ。


「立ち話もなんだし座ろうか」


樹の下に腰をおろす。
付き合い始めた頃は離れていた二人の肩も今ではぴったり付いている。


「振り返るとさぁ…」
「はい…」
「初めて俺が出会ったのも岩崎さんと小早川さんだったなって」
「えぇ…」
「うずくまってる小早川さんを見た時はびっくりしたなぁ」

395 :みなみの笑顔 卒業編:2008/07/16(水) 21:39:51 ID:3qjygN54
「それからこなたさんの攻略作戦が始まって…あの時も驚いたよ。
 起きたら目の前で小早川さんが倒れてるんだもん」
「私も驚きました…
 部屋に戻ると起きている人と寝ている人が逆になってましたから…」
「…小早川さん…本当に体弱いんだよね…」


振り返るとまず小早川さんの体の弱さを思い出す…。
でも…おかげでこうして2人でいれるのかもしれない…。
こんなこと口に出して言えるわけないけど。


「覚えてる?俺がこなたさんと喧嘩したとき」
「はい…」
「俺が理由を言ったときの岩崎さんの顔、まだ忘れれないよ」
「…せ、先輩・・・・・・」


あのキス事件(俺の中の通称)は今でも色濃く覚えている。
我ながら情けなかったが、こうして今は笑い話になっている。
未だにこなたさんにいじられることはあるけど・・・。
その時の岩崎さんの顔。
普段の彼女からは想像できないくらいの慌てっぷりだ。


「あの顔、結構俺は好きだったけどなぁ」
「・・・・・・」


396 :みなみの笑顔 卒業編:2008/07/16(水) 21:40:26 ID:3qjygN54
顔を真っ赤にして伏せている。
彼女はクールでかっこいい、とかみんな言ってる。
だが、実際は不器用なだけなのだ。
感情を表現するのが苦手な普通の女の子。
そのことに俺が気づいたから彼女も俺に心を開いてくれたのかもしれない。


「・・・・・・」


そういえば、小早川さんが言っていた。
クラスの男子は岩崎さんを避けている風があると。
きっと彼らは彼女を完璧超人とでも考えてるのだろう。
確かに勉強もできて運動もできる、と非の打ち所がない。
それにこの雰囲気だから近寄りがたいのだろう。
俺だって桜藤祭の事がなければ彼女を誤解していたかもしれない。


「・・・・・・」


にしてもさっきから岩崎さんはずっと俯いたままだ。
もしかしてからかったから怒ったのか!?


「・・・せ、先輩・・・すみません・・・」




「岩崎さん・・・」


397 :みなみの笑顔 卒業編:2008/07/16(水) 21:41:20 ID:3qjygN54
俺は彼女を胸に抱き寄せ、頭を撫でていた。
どうしてこんな行動をとったのか自分でも分からない。
ただ俺は今、自分の胸で泣いている女の子に気持ちを伝えたかった。
それは言葉では言い表せない。
そして、言葉にしなくてもきっと通じるはずだ。
俺たちは互いの気持ちを確かめ合っていた。


こんなに長い沈黙は初めてだ。
なのに不安など微塵も感じない。


どれくらいの時間が経ったのだろう。


「落ち着いた・・・?」
「はい・・・ありがとうございます」
「大丈夫。何も不安になることはないんだよ」
「・・・・・・ですが」
「約束したでしょ?お互いの事が分かるまで付き合うって」
「・・・けど・・・!」
「・・・そんなに俺って信頼されてないの?」
「い、いえ・・・そんなことは・・・」
「じゃあ、信じてよ。まだ俺は岩崎さんを全然知らないんだからさ」
「・・・先輩・・・・・・」
「約束するよ。俺はこれから先ずっと君と一緒にいるって」
「・・・・・・!」


398 :みなみの笑顔 卒業編:2008/07/16(水) 21:42:17 ID:3qjygN54
なんか・・・今さらっとすごい言葉を言ってしまったような・・・。
いや、俺の嘘偽りない本音っすよ?
けど、今の台詞聞きようによってはプロポーz(ry


「・・・先輩・・・嬉しいです・・・」
「岩崎さん・・・」


『〜〜♪♪』


「「!!??」」


なんて絶妙なタイミングで鳴る携帯なんだ。
なるべく時に鳴らず、ならざるべき時に鳴るとは・・・。
雰囲気ぶち壊しです、母上。
屋上とかで見張ってるんじゃ?
思わず周囲を見渡してしまう。

399 :みなみの笑顔 卒業編:2008/07/16(水) 21:42:56 ID:3qjygN54
「ご、ごめん・・・」
「・・・い、いえ、それより早く出ないと・・・」


『・・・やっと出た!何してるのよ、ともや!』
「いや、ごめんよ母さん。どうしたの?」
『忘れたの?今日あんたの彼女さんを紹介してくれるって・・・』
「・・・・・・あ」


忘れてた。
大学の合格が決まってから俺は付き合っている子がいると両親に伝えた。
別にそれまで隠してきたわけではない。
受験シーズンの中で伝えても心配をかけるだけと思ったからだ。
両親は驚きながらも色々聞いてくる。
なぜそれまでに言わなかったのか、どんな子なのか・・・など。
あーそういえば・・・。
彼女が現在1年生ということを付け加える。
あそこまでうちが騒がしかったのは久々かもしれない。
父親は「お前もそんな趣味が・・・」とか言うし。
・・・親父・・・「も」って何だよ。
別に俺は・・・いや、まぁいい。
母親は・・・一度連れて来い、そればっか。
会ったことがあると伝えたがどうやら覚えてないようだ。
引っ越してきたばっかりだったし、しょうがないのかも。


400 :みなみの笑顔 卒業編:2008/07/16(水) 21:43:37 ID:3qjygN54
父親はとにかく母親があまりにうるさかったので、
「そんなに会いたいなら学校に来い」
と冗談で言ってやった。
卒業式の事を忘れてて・・・。
そんなこんなで今に至る、というわけだ。
回想終了。


「え、あぁ・・・やっぱ今日じゃないとだめ・・・かな?」
『何言ってるのよ!ここまで待たせといて!
 校門の所にいるからすぐ来なさいよ。どうせ一緒にいるんでしょ・・・・・・っ』


切れちゃったよ・・・。
それに一緒にいることまで当ててるし。
やっぱりどこかから見ていたに違いない、うん。
冗談はさて置き・・・問題は彼女なわけでして・・・。
俺はこの事を一切岩崎さんに伝えていない。


「ごめんね・・・母親からだったよ・・・」
「えぇ・・・聞こえてました」


さて一体どうやって伝えればいいものか・・・。


401 :みなみの笑顔 卒業編:2008/07/16(水) 22:08:32 ID:3qjygN54
「・・・先輩・・・」
「どうしたの?」
「早くお義母様のところに行きましょう」
「・・・へ?」
「・・・校門で待ってるんですよね?」


しっかり聞こえてたわけだ。
でも、岩崎さん、キャラ違います・・・。
それにお義母様って・・・。
けど・・・今の岩崎さんはとてもいい顔してる。
それに・・・。


402 :みなみの笑顔 卒業編:2008/07/16(水) 22:09:34 ID:3qjygN54
「い、岩崎さん・・・そんなに焦らなくても・・・」


俺は今さっき言ったばかりじゃないか。


「・・・先輩・・・。あまりお義母様を待たせては・・・」


俺はこれから先ずっと君と一緒にいるって。


「そうだね。行こうか」


手を握って、岩崎さんを見つめる。


「・・・・・・どうかしましたか?」
「でもその前に・・・」
「・・・・・・!!」


満開の星桜の樹の下で俺たちは二度目の愛を誓った。



403 :373:2008/07/16(水) 22:13:49 ID:3qjygN54
途中規制くらいましたが今回はこれで全部です。

だいぶ読みにくい部分もあると思いますが、悪しからず・・・。
ではでは。


404 :名無しくん、、、好きです。。。:2008/07/16(水) 22:20:38 ID:BOdKvkw+
ありがとう。すごくよかった

405 :名無しくん、、、好きです。。。:2008/07/16(水) 22:41:08 ID:x4zwfgxc

みなみん分も久しぶり

406 :名無しくん、、、好きです。。。:2008/07/17(木) 09:05:09 ID:1JAdxNkM
乙。

407 :名無しくん、、、好きです。。。:2008/07/17(木) 11:34:28 ID:TiVcNPLS
>>403
みなみはもう嫁に行く気満々ですね、分かります
そして母親の声(CV:くじら)が一番鮮明に脳内再生されてしまった俺はどうすればw
とにもかくにも乙でした!

408 :2ー14:2008/07/17(木) 22:34:21 ID:HutdU9MG
>>403
乙です。
みなみちゃんに手を出してもロリ扱いになるのかw
そして、気が早いぞ、母親・・・
次回も楽しみにしています。


それでは、私のSS『 らきメモ〜つかさside』の続きを投下したいと思います。
>>297の続きです)

409 :らきメモ〜つかさside:2008/07/17(木) 22:35:56 ID:HutdU9MG
明けて、次の日・・・
 私達は、朝からお喋りをしていました。
 テレビなんかの話題から、自然と劇の話になっていきます。
 「いや〜だけど案外何とかなるもんだよね」
 こなちゃんがホッとしたように言います。
 「何が?こなちゃん?」
 「かがみが怪我した時には、正直ダメかと思ったけど・・・祐一くんのおかげでなんとかなったし」
 「まあ、正直、あの短期間で台詞を完璧に入れてくるとは思わなかったわよ」
 「そうですね。私も驚きました」
 お姉ちゃんとゆきちゃんも感心したように言います。
 「問題は、今日のシーンだけどね〜」
 こなちゃんは顎に手を当てて言います。
 もちろん、キスシーンのことです。
 「あそこだけは、祐一君、抵抗あるみたいだし」
 「そうよね〜・・・みゆき、何とかならないの?」
 「峰岸さんと話し合ったんですが、やはりなるべくだったらして頂いた方が・・・」
 「あやのは、経験あるだろうからね〜抵抗も無いのかも知れないけど」
 「絶対にして下さいとは言いません。あくまでも泉さんと祐一さんの打ち合わせで決めて下さいね」
 「オッケ〜じゃあその場の流れで!」
 「・・・」
 こなちゃん達の会話を聞きながら、私は考えていました。
 (その場の流れってことは・・・じゃあもし、祐一君がキスすることをOKしたら、その時は・・・)

410 :らきメモ〜つかさside:2008/07/17(木) 22:36:37 ID:HutdU9MG
私がそこまで考えた時です。
 「おはよ〜・・・」
 祐一君が教室に入って来ました。
 「どうしたの?目の下にクマ出来てるわよ?」
 「あ・・・うん・・・昨日寝不足で・・・」
 お姉ちゃんの言葉に目をショボショボさせながら答える祐一君。
 「ひょっとして、昨日のテレビ?『季節外れの心霊特集!』アレ、凄く怖かったよね〜」
 「いや、昨日は深夜アニメでしょ!アレは萌えた燃えた」
 「どっちも、違う・・・あ」
 そう言った祐一君の視線が私のところで止まりました。
 そして―――
 “フッ・・・”
 (えっ?)
 祐一君は何故か、私から視線を逸らしました。
 (ど、どうして?私、何か祐一君にしたのかな?)
 「どうしたの?『あ』の次は何なのよ?」
 「い、いや、何でも無い!!」
 慌てて首を振る祐一君。
 そうしながらも、祐一君は眠そうにしてました。
 “キーンコーンカーンコーン・・・”
 始業のベルが鳴ります。
 「じゃあ、私は教室に戻るけど・・・祐一君。授業中に寝ちゃダメよ」
 「うん、分かってる」
 「まあ、寝るなら止めないけど、黒井先生にバレないようにね〜」
 私も自分の机に戻りました。

411 :らきメモ〜つかさside:2008/07/17(木) 22:38:18 ID:HutdU9MG
そして、放課後―――
 今日も劇の練習が始まりました。
 「はい、祐一君。今日もよろしく!!」
 「う、うん・・・ふぁあ〜〜〜」
 「スッゴイあくび・・・何時に寝たの?」
 こなちゃんが呆れながら祐一君に聞いています。
 「というか・・・寝てない。多分徹夜・・・」
 「なにそれ?本当に大丈夫なの?」
 「だ、大丈夫・・・」
 そう言って祐一君は立ち上がります。
 「みゆきさん、始めよう」
 「そ、そうですか?」
 不安そうな表情をしながら、それでもゆきちゃんはみんなに指示を出します。
 「それでは、シーン37・・・スタート!」


 「ダ、ダメです!今のは全く違うシーンです」
 ゆきちゃんが首をかしげながら祐一君を見ます。
 さっきから祐一君は間違いばかりしていました。
 「あの・・・こんな言い方はしたくないんですが、台詞覚えてますか?」
 「どうしちゃったのよ?というかやる気ある?」
 お姉ちゃんの口調が自然に咎めるような感じになります。
 「あ、あれ・・・おかしいな。頭には入ってるのに」
 「そうだよね。完璧だったよ」
 しばらく考え込んだこなちゃんは、思いついたように顔を上げます。
 「ひょっとして・・・キスシーン?」
 こなちゃんの言葉を聞いた祐一君はキョトンとしたような顔をしていました。

412 :らきメモ〜つかさside:2008/07/17(木) 22:39:16 ID:HutdU9MG
「やっぱり・・・だから今日はこんななんだ」
 「い、いや・・・それは違う」
 否定する祐一君。
 「じゃあ、理由を教えて。キスシーンの何が嫌なの?」
 「そ、それは・・・」
 「・・・私だけならともかく、みんなにも迷惑掛けてるんだよ!」
 「ちょっと、こなた、落ち着けって」
 「だって、みんなで今まで頑張って来たんだよ!それが『キスシーンが嫌』なんて理由で劇を台無しにしたくないよ!」
 「気持ちは分かるわよ。けど・・・」
 「祐一君。本当にキスシーンのせいなの?」
 私はいつも通りを心がけながら優しく祐一君に聞きます。
 「いや、そうじゃない。そうじゃないけど・・・」
 「じゃあ訳を聞かせて!私とのキスシーンがそんなに嫌なの!?」
 「・・・」
 だけど、そんなこなちゃんの問いにも、祐一君は答えません。
 重い沈黙が落ちます。
 「・・・もういい。勝手にすれば」
 こなちゃんは、かつらを取ると祐一君に背を向けます。
 「ちょっとこなちゃん!?どこ行くの?」
 「・・・帰る。何かもうどうでもいい」
 「そ、そんな・・・お姉ちゃん!ゆきちゃん!こなちゃんを止めて!」
 私はお姉ちゃん達にお願いします。
 「いかせてやんなさい。どうせ言っても聞かないだろうしさ」
 「それに今回の問題は泉さんの責任ではありませんし・・・」
 2人はそう言ってガックリと落ち込んでいる祐一君を見ます。
 「どうするの?高良さん」
 「・・・今日は解散にしましょう。それから祐一さん」
 ゆきちゃんは祐一くんに向って、どことなく優しい口調で言います。
 「何でこんなことになったのかは聞きません。だけどこうなった以上、責任は取って頂きますよ」
 「ああ、分かってる。責任は取るよ」
 「その言葉を聞いて安心しました。それでは皆さん、後片付けをして今日は解散ということで」
 ゆきちゃんの言葉でみんな、それぞれの持ち場に散って行きました。

413 :らきメモ〜つかさside:2008/07/17(木) 22:40:48 ID:HutdU9MG
(私、何で怒っちゃったんだろう・・・)
 そんなことを考えながら、私は先に帰った祐一君の後を追いかけていました。
 後片付けをしていると、日下部さんと峰岸さんの会話が聞こえて来ました。
 「だから、私はあいつに柊の代役をまかせるのは嫌だったんだよ」
 「でも、あの状況じゃ他に選択肢は無かったじゃない」
 「どうせ、『代役だから適当にやればいい』とか思ってるんじゃねーのか?」
 「ちょっと、みさちゃん。そんな言い方は無いと思うわよ」
 私は昨日の夜の祐一君の言葉を思い出していました。
 『それなのに、こなたさんもみゆきさんも、転校して来たばかりの俺をを信頼してくれるし、かがみさんも熱心に演技指導してくれるし・・・
  そこまでやられたら、信頼に答えないといけないと思うし』
 少なくとも、祐一君は適当にやればいいなんていい加減な考えじゃないことは私には分かってました。
 だから―――
 「・・・で」
 「うん?どーした柊の妹」
 私の声に気が付いた日下部さんが私に近づきます。
 「そんなこと言わないで!!祐一君はちゃんとやってるよ!!」
 気が付くと私は大声で日下部さんに反論していました。
 「あ、あ〜その、わ、悪い・・・」
 「ち、ちょっと!?つかさ!?どうしたのよ?大声出して!?」
 私の声に気が付いたお姉ちゃんが近づいて来ます。
 「あ、お姉ちゃん・・・」
 「ふん・・・ふん・・・なるほどね」
 お姉ちゃんは私と日下部さんの言い分を聞いて、ため息を付きます。

414 :らきメモ〜つかさside:2008/07/17(木) 22:44:30 ID:HutdU9MG
「それは、日下部が悪いわね」
 「どうしてだよ〜柊」
 「今日のことに関しては私も『やる気あるの!?』なんてトゲのある言い方になっちゃったけど・・・
  それまでのことは、祐一君は真剣にやってたと思うわよ」
 「それに、祐一君の努力をみさちゃんも認めてあげなくちゃ」
 「う・・分かったよ。柊とあやのがそう言うなら・・・」
 日下部さんは渋々と引き下がります。
 「ほら、つかさも謝んな」
 「あ、ご、ゴメンなさい。日下部さん」
 「いいぜ〜確かに私も言い過ぎた」
 「それより、当面の問題はこなたと祐一君を仲直りさせないと・・・」
 お姉ちゃんは考え込みます。
 「こなたは、私とみゆきで何とかするとして・・・つかさ」
 「えっ?何?」
 「アンタ、今から祐一君と話して来てしてくれない?」
 「えっ・・・でも」
 「何となくだけど、祐一君、つかさになら本当の理由を話してくれるような気がするのよね。それに・・・」
 「それに?」
 私の疑問にお姉ちゃんは近寄って耳元で囁きました。
 (つかさ・・・祐一君を励ましてあげたいんでしょ?)
 お姉ちゃんの問いに私は、思わず頷いていました。

415 :らきメモ〜つかさside:2008/07/17(木) 22:46:25 ID:HutdU9MG
「祐一く〜ん!!待って〜!!」
 目の前に肩を落としてトボトボと歩く祐一君の姿が見えました。
 「・・・つかささん!?どうしたの?走って来て?」
 「ハァ・・・ハァ・・・祐一君。歩くの早いよ〜心臓が爆発しそうだよ〜」
 息を整えながら、私は一息付きました。
 祐一君はそれをちゃんと待ってくれました。
 「どうしたの?つかささん?何か用?」
 「う、うん、さっきのこと聞こうかと思って・・・」
 「やっぱり、そのことか・・・」
 「それもあるけど、励ましてあげたいなと思って」
 そう言った私の顔を祐一君はジッと見つめます。
 「ねえ、祐一君。理由を話してくれるかな?」
 「う〜んでも、つかささんには・・・」
 「私じゃダメなら、お姉ちゃん呼ぶよ?」
 「い、いやそれはダメだって・・・ああでもつかささんにも知られるのはなぁ・・・」
 「どういうこと?」
 「いや、でもちゃんと話さないとな・・・でも一つだけお願いがあるんだ?」
 「何?」
 「俺のこと、嫌わないでくれる?」
 「どうしてそんなこと聞くの?少なくとも、私が祐一君を嫌う理由は何も無いよ?」
 「うん、分かった。じゃあ話すよ・・・昨日の夜のことなんだけど・・・」
 「えええええっ!そんな理由だったの!?」
 「ち、ちょっとつかささん!?声大きいって!?」
 祐一君が寝不足だった理由は、こなちゃんとのキスシーンのせいで興奮したことと、そして―――
 「でも、何で私が出てきたの?それに悲しそうだったんだよね?」
 それを見ている悲しそうな私の姿が気になっていたからって理由でした。
 「ゴ、ゴメン。やっぱり変だよな」
 「ううん、そんなことないよ。それに・・・」
 「それに?」
 「う〜んと、ちょっと待っててね」
 「?」
 不思議そうな顔をしながら見ている祐一君の前で私は目を閉じました。

416 :らきメモ〜つかさside:2008/07/17(木) 22:48:05 ID:HutdU9MG
 ―――舞台の中央で見つめ合う祐一君とこなちゃん―――

 ―――こなちゃんがゆっくりと目を閉じて―――

 ―――こなちゃんの肩をそっと抱く祐一君―――

 ―――2人の唇が近づいて―――


417 :らきメモ〜つかさside:2008/07/17(木) 22:48:50 ID:HutdU9MG
「嫌だ・・・そんなの嫌だよ・・・」
 私の口から漏れたのはそんな言葉でした。
 祐一君がこなちゃんとキスするシーンを想像した時に、最初に感じたのは、不安で悲しい気持ちでした。
 私の心がそれに押し潰されそうになります。
 「つ、つかささん!?どうしたの!?」
 祐一君の声に、私は我に返ります。
 「あ・・・」
 気が付くと私は泣いていました。
 「ゴ、ゴメンね・・・急に泣いちゃったりして・・・祐一君がこなちゃんとキスするところ想像したら・・・
  私、悲しくなっちゃって・・・祐一くんの想像、当たってるね」
 「つかささん・・・」
 それに、今泣いたことで私にも分かったことがあります。
 私は―――祐一くんのことが―――
 でも、今はそれを考えている場合じゃありません。
 「でも、原因が分かったから、これで大丈夫だね」
 「だけど・・・こなたさん、許してくれるかな?」
 「ちゃんと訳を話せば、大丈夫だよ。それにこなちゃんだって仲直りしたいと思ってるし」
 「そうなの?」
 「私達、親友だもん♪それくらい分かるよ」
 それに、私にはもう一つ分かったことがありました。推測だけど―――
 『私とのキスシーンがそんなに嫌なの!?』
 こなちゃんの言葉には、劇のパートナー以上の想いが篭っていたように感じられました。
 (こなちゃん・・・ひょっとして・・・)
 その考えを消して、私は祐一君に喋ります。
 「こなちゃんは、お姉ちゃん達が説得してくれてるから・・・大丈夫!ちゃんと仲直りさせてあげるから!」
 私は不安そうな祐一君に笑顔で答えていました。

418 :2−14:2008/07/17(木) 23:13:58 ID:HutdU9MG
今日はここまでです。

今回はせっかくなので『主人公の居ないところでの話』を入れて見ました。

つかさとみさおのシーン(>>413>>414)などですね。

後はこなたにもフラグが立っているような演出にしてみました。

こなたはルートに入らなくてもフラグが立っているように見えますよねw

次回は仲直りと、前日夜かな?

楽しみにして頂けると嬉しいです。

419 :名無しくん、、、好きです。。。:2008/07/17(木) 23:27:34 ID:apmKjbO4
乙ッス

420 :名無しくん、、、好きです。。。:2008/07/17(木) 23:33:34 ID:0vWHSMJP
乙です。
次回に期待です。

421 :名無しくん、、、好きです。。。:2008/07/17(木) 23:36:00 ID:FBqWIKVt
>>418
可愛くてちょっぴり切ないつかさがイイ感じであります、続きを楽しみにしています、最後にGJ!!

422 :名無しくん、、、好きです。。。:2008/07/18(金) 00:58:24 ID:0o7FcmhK
乙乙

423 :名無しくん、、、好きです。。。:2008/07/18(金) 11:55:41 ID:EvPmZwwY
>>418
オリジナルシーンとかこなたがムキになった理由とか
いろいろ細かいところまで考えられてるなぁと思います
あえて感想を一言で言うと「これはすごい」に尽きます!
続き楽しみにしています〜

424 :名無しくん、、、好きです。。。:2008/07/18(金) 22:29:35 ID:y2jClLQ/
まとめサイトはどうなったの?

425 :名無しくん、、、好きです。。。:2008/07/18(金) 23:48:14 ID:Es+jAGe/
更新再開してるみたいだよ

426 :2-837:2008/07/19(土) 01:24:05 ID:AhC+VlHa
>>403
2作投下乙です。レベル高いのに仕事も速いなんて…脱帽です
2作ともニヤニヤさせていただきました、ありがとうございますー!
次回作も楽しみにしてますね

>>418
乙です。つかさが健気でかわいいですね
オリジナルシーンはうめぇwとしか思えなかったです、今後の参考にさせてもらいますね〜
次回も期待してます

まとめサイト更新乙です

お久しぶりです、黒こなさんSSができたので投下します
黒こなさんのキャラ付けは自分が設定したので、嫌な方がいたら申し訳ないです

427 :黒こなさん 前編:2008/07/19(土) 01:25:48 ID:AhC+VlHa
 時間の抵抗に耐え、無事に桜藤祭を終え、ループも解決した。
 今日から、ようやく桜藤祭より先に進むことができる。
 永森さんは元の高校に戻り、もう知り合いでもなくなってしまった。
 ループ時の記憶も、いずれ色褪せてしまうだろう。
 けれど、これで良かったのだ。在るべき形に戻ったのだから……。

 教室に入ると、珍しくこなたさんが早く来ている。
「こなたさん、おはよ……う」
 物凄い違和感に戸惑う。
 こなたさんが眼鏡をかけているのだ。しかも、それだけではない。髪が黒いのだ。
 イメチェンだろうか? 黒髪は凄く似合っているのだけれど、不思議といつもより気弱そうに見える。
「あ……、おはよう、伊藤君」
 えーと、……別人?
「ど、どうしたのさ! こなたさん!!」
「え? ど、どうもしないけど……」
 マズイ、あまりに過剰な反応だったからか、見てわかるほど怯えている。肩掴んで大声出せば、そりゃ怯えるよな。
 って、こなたさんが? 怯える? いつもなら俺の反応を見て、おもしろがりそうなのに。
「ごめん、こなたさん。驚かせるつもりはなかったんだ」
「大丈夫だよ、ちょっと驚いただけだから……」
 嘘つけ、どう見ても怯えてたぞ。一体こなたさんに何が起こったというのだろう?


428 :黒こなさん 前編:2008/07/19(土) 01:27:07 ID:AhC+VlHa
「まこと君、おはよー」
「おはよう、まこと君」
「おはようございます、まことさん」
「あ! みんな、おはよう。なんかこなたさんが変なんだけど……」
「うん、私たちも気になって、黒井先生に聞きに行ったんだ」
「それで、黒井先生はなんて?」
「それが、こなちゃんは前から、内向的で友達がいなかったって……」
「冗談……だよね?」
「残念ですが、冗談ではありません。黒井先生以外の方も、……同じことを言っていました」
「そ、そんな……、一体何で? 昨日は普通に、いつものこなたさんだったじゃないか!」
「それがわかったら、苦労しないわよ!」
「二人とも、落ち着いて」
「そうです、何も手がかりが無いわけではありません」
「え? みゆき、それどういうこと?」
「重要なことは、いつもの泉さんを覚えているのが、私たちだけのようだということです」
「つまり、俺たちが関係してるってこと?」
「でも、私たちが関係してて、こなたにも関係があることって?」
「桜藤祭の前の日の、永森さんのことは? もうよくは覚えてないんだけど、あのときは本当に私たちだけだったよ」
「恐らくは、それです」
「ちょっと待ってよ、みゆきさん。桜藤祭当日は、いつものこなたさんだったよ」
「もしかして、あのときの永森さんとの会話に、手がかりがあるってこと?」
「その通りです、かがみさん」
「何て言ってたっけ? もう私覚えてないよ〜」
「時間の悪あがきで、ループしてるときの記憶が無くなるってことくらいしか覚えてないよ」
「えーと、みゆき? まさか、時間の悪あがきで、こなたがああなったて言うんじゃないでしょうね」
「そのまさかです」
「ゆきちゃん、どういうこと?」

429 :黒こなさん 前編:2008/07/19(土) 01:28:11 ID:AhC+VlHa
「私の覚えていることに、過去や起こりえるかもしれない未来に、繋がっていた空間があります」
「それがどう関係するの?」
「すでに現在がある以上、あのとき見た過去は私たちの過去ではなく、平行世界の過去ということになります」
「平行世界っていうと、違う可能性の世界だっけ?」
「お恥ずかしながら、私も詳しくはわからないのですが、その解釈で間違ってはいないはずです」
「そういえば、みんなは覚えてないだろうけど、桜藤祭での出し物が、変わってたことがあったんだ。これもその平行世
界ってやつなのかな?」
「それは、恐らく時間が既に決まっている未来に干渉し、現実を書き換えたということではないでしょうか」
「うう、頭痛くなってきた」
「つまり、そのことと同じ原理で、こなたの人格が書き換えられたってこと?」
「仮説でしかありませんが、私はそう思います」
「ええと……、まったくわからないよぅ」
「つかささん、あの泉さんは、違う可能性の世界では存在している泉さんなんです。泉さんご本人なんですよ」
「つまり、こなちゃんはこなちゃんてこと?」
「それでいいと思うわよ」
「でも、なんでこなたさんなんだろう?」
「ご都合主義ってやつでしょ、説明もわかりにくいし」
「かがみさん、突っ込んじゃだめだって、作者の力量じゃこれが限界なんだよ」


430 :黒こなさん 前編:2008/07/19(土) 01:29:13 ID:AhC+VlHa
「それで、結局どうすれば、いつものこなたに戻るのかしらね」
「一番大切なことがわからず終いですね、すみません……」
「こなちゃんはこなちゃんなんだから、私たちが仲良くすればいいと思うんだけど、いつもみたいに」
「つかさ、それは接し方。今私たちが話してるのは解決法よ」
「かがみさん、俺はつかささんに賛成だよ」
 さすがに考えてもわからないことだし、何よりも、戻そうと必死になるということは、今のこなたさんを否定すること
だと思う。
 俺も、いつものこなたさんに戻るのなら、それがいいとは思うけれど、今のこなたさんは、なんか放っておけない。
「ちょ、まこと君まで! こなたが元に戻らなくていいの?」
「そうは思ってないよ。けどさ、それじゃまるで、今のこなたさんはいらないみたいだろ?」
「それは……」
「もしかしたら、みんなと接してく内に、いつものこなたさんを思い出すかもよ? こなたさんはこなたさんなんだから」
「うっ……、微妙に説得力があるような……」
「フフッ、どうやら決まったようですね」
「はぁ、まさか、まこと君に言いくるめられるとは」
「失礼な」
「そろそろ席に戻ろうよ、ホームルーム始まっちゃうよ」
 席に戻る途中、こなたさんと目が合ったけれど、慌てて視線を外されてしまった。
 もしかして、俺避けられてる?


431 :黒こなさん 前編:2008/07/19(土) 01:31:51 ID:AhC+VlHa
 ホームルームが終わった後、俺はこなたさんに話しかけることにした。俺は避けられていないと信じたい。
「やあ、こなたさん」
 話のかけ方が、すでにぎこちない俺。いつもなら、もっと自然に話しかけられるのに……。
「え……、えっと、何?」
 距離を感じるのはなぜだろう。俺は一瞬にして苦手な人……か?
 いや、ここであきらめたらだめだ。こなたさんなら、きっと見てるはずだ!
「え〜と、昨日のアニメの話なんだけどさ」
「え? 私はアニメ見てないよ……」
 な、なんだってー! こなたさんがアニメを見ていないなんて、そんなバカな!! それじゃまるで、こなたさんとは真逆じゃないか!
 ……いや、待てよ。真逆?
「えっとさ、それじゃあラノベとか読んだりしてる?」
「うん、基本は小説だけど、ラノベも読むよ」
 ま、真逆だ……。いつものこなたさんとは、色々なことが逆になっているのだろうか?
 とりあえず、今のこなたさんは読書家ということを教えたら、かがみさんがすっごく喜びそうだ。
「その……、伊藤君もラノベとか読むの?」
「俺も読むけど、こなたさんやかがみさんには、遠く及ばないと思うよ」
「そ、そんなことないよ。私なんて……」
「いやいや、こなたさんなら、かがみさんよりも多くの作品読んでるかもよ?」
 こなたさんの熱意が、読書に回ったらと考えると、ありえるかもしれない。
「ちょっと、何か聞き捨てならないことを聞いた気がするんだけど」
 かがみさんが自分のクラスからやってきた。これはいいタイミングだ。
「実はね、こなたさんが結構な数の小説を読んでるらしくて」
「ええ!? こなたが!?」
 気持ちはわかるけれど、驚きすぎだよかがみさん。ほら、こなたさんがびっくりてるじゃないか。
「えーと、それじゃ好きな作家とか作品とか教えてくれない?」
「う、うん……。一番好きなのは――」
 どんどん深い内容になっていってるようだ。俺にはまったくついていけない。
 けれど、俺はこなたさんに嫌われたわけじゃなさそうだし、何より、こなたさんもかがみさんも楽しそうに話しているのだから、それでいいか。
 まだ、違和感は消えないけれど、少しずつ親しくなっていけば、いつか消えるだろう。


432 :黒こなさん 前編:2008/07/19(土) 01:33:32 ID:AhC+VlHa
 昼になった、俺たちはいつものように、みんなで昼食をとる。ただ、今のこなたさんは慣れていないのか、ひどく不安そうにチョココロネをかじっている。
「フフッ、やはりチョココロネなんですね」
「う、うん……」
「料理は一応できるんだし、たまには弁当にしてみるとか考えないの?」
「え? 私は、その……料理全然だめだよ」
「あれ? そうだっけ? 料理できたような気がするんだけど」
 桜藤祭では、弁当を作ってもらったことがあったような。というか、もしかしてこれも逆になってる?
「お、お弁当なんて、私には無理だよ……」
「こなちゃんなら、きっとできるよ」
「そ、そんなこと言われても……」
「じゃあ、今度一緒にお料理しようよ」
「え? ……でも、私は料理が下手……」
「私は楽しくお料理ができれば、それが一番だと思うよ。こなちゃんとなら、楽しくお料理できると思うし」
「そうだよ、こなたさん。まず、何事もやってみなきゃ」
「そういうまこと君は、料理できるの?」
「俺? 俺はカップ麺にお湯を注ぐことが得意……ってかがみさん、俺をオチにしないでくれよ」
「私はただ、まこと君が料理できるか聞いただけよ」
「うっ……、それもそうか」
「大学で一人暮らしになるかもしれませんし、料理はできて損はないかと思いますよ」
「それじゃあ、まこと君も一緒にお料理しようよ」
「お、俺も!?」
「この際だから、少しくらいできるようにした方がいいんじゃない?」
 確かに、一人暮らしになったとき、料理ができれば何かと便利だろう。
 それに、受験勉強ばかりでは疲れてしまうから、息抜きが必要だ。
「そうだね、俺も一緒に勉強させてもらおうかな」
「それでは、私もご一緒させていただいてよろしいですか? 今のままだと、心許ないので……」
「うん、みんなでお料理しよう!」
 なんだか、結局いつもと変わらない雰囲気になりそうだ。
 けれど、それが一番楽しいということに変わりはない。こなたさんも楽しそうだし、これでいいのだ。

433 :2-837:2008/07/19(土) 01:37:18 ID:AhC+VlHa
以上で前編終了です
話の中でネタにもしていますが、説明がわかりにくくて申し訳ないです
せっかくだからと、桜藤祭の設定やらを使ってみようと思ったら、こんなことに…
後は、黒こなさんのキャラ付けが気に入ってもらえたなら、幸いです

434 :名無しくん、、、好きです。。。:2008/07/19(土) 01:46:27 ID:Dyf6FCrl
>>433
乙です。
黒こなさんのキャラ、イイです。イメージ通りでした。
展開も面白いですし、続きを期待しています。

435 :名無しくん、、、好きです。。。:2008/07/19(土) 05:29:08 ID:UsYLTj2D
乙です。

笑い所と真面目所のギャップが素晴らしいです。
次回を楽しみにしております。

436 :373:2008/07/19(土) 17:16:52 ID:VnEc75se
>>418
乙です。つかさが可愛くてしょうがないぜ・・・。
次回を楽しみに待っております。

>>433
乙です。今までとは一味違う展開にwktkが止まりません。
次回作が楽しみです。

「みなみの笑顔」の続きができましたので投下します。
↓↓

437 :みなみの笑顔 不信 ともや編:2008/07/19(土) 17:20:10 ID:VnEc75se
俺が大学に入学し1ヶ月が過ぎた。
充実した毎日を楽しんでいる。
だが・・・。


「やっべ・・・きつい。・・・もう寝よう・・・」


大学の忙しさ。
これ程までとは正直思っていなかった。
講義終了後は即サークルへ。
4月の飲み会の毎日よりかはまだいい。
しかし、実家通いの俺の帰宅時間は毎日が11時を過ぎる。
友人の家に泊まるなんて今や当たり前だ。


「今日も連絡とってないや・・・」


口には出したが睡魔には勝てなかった。


 〜不信 ともや編〜


438 :みなみの笑顔 不信 ともや編:2008/07/19(土) 17:22:22 ID:VnEc75se

「岡崎ー、次はこっちをよろしくな」
「岡崎君、これはあっちよ」
「岡崎!これは作り直しだ!」
「はいっ!分かりました」

俺は入学し、迷わず演劇サークルに入った。
桜藤祭での劇は俺に大きな影響を与えていた。
そうは言っても俺はまだ1年生。
できることと言えば発声練習と体力作り。
後はこんな感じで雑用ばっかりだ。
先輩はいい人たちばかりで、毎日が楽しい。
いささか人使いが荒いのが玉に瑕だが・・・。
そんなこんなで時間が過ぎる。


「「「お疲れ様でしたー」」」


全員の挨拶で今日の練習は終わる。
現在の時間は7時30分。
いつもより2時間も終わるのが早い。
どうやら上級生のみでこれから話し合いがあるようだ。
理由は何にせよ、今日は久々に岩崎さんに電話できる。
いつもの定食屋の前で友人の誘いを断り、真っ直ぐ帰宅。
腹は減っているがそんなの関係ない。

439 :みなみの笑顔 不信 ともや編:2008/07/19(土) 17:23:58 ID:VnEc75se
「・・・・・・あ、岩崎さん?」
『・・・先輩、お久しぶりです・・・』


お久しぶり、という言葉が胸に突き刺さる。
本人に嫌味な気持ちは全くないはずだ。
メールではやり取りしている。
しかし、こうやって声を聞くのは確かに久々だ。


「うん・・・ごめんね。忙しくって・・・」
『しょうがないです・・・。けど・・・声が聞けて嬉しいです・・・』
「本当にごめんね。もっと電話できたらいいんだけど・・・」
『・・・いえ。無理されなくても大丈夫です・・・』
「・・・・・・・・・」


岩崎さんには本当に迷惑をかけていると思う。
練習が終わった後、携帯に着信履歴があったりメールが来てたり。
それに俺が気づくのはだいたい電車の中だ。
事情は話していて、納得はしてくれている。
だが、それが彼女の本心でないことは分かりきっている。


『・・・先輩?どうかしましたか・・・?』
「え?あっ、ごめん。ぼーっとしてた」
『大変そうですから・・・。お疲れのようですし・・・』
「今日は早く終わったし大丈夫!それよりさ・・・」

440 :みなみの笑顔 不信 ともや編:2008/07/19(土) 17:24:40 ID:VnEc75se
彼女に話題を振る。
岩崎さんはとても優しい。
そして、人の事をまず第一に考えている。
今の言葉も後に続くのはきっと俺に対しての気遣い。
俺の体を気にしてくれるのはとても嬉しい。
しかし、今日は久々にこうやって会話できるのだ。
疲れていようが、この時間を俺は優先する。
これ以上、彼女に気を使わせたくない。


「それが臭くってさ。驚いたよ」
『そうだったんですか・・・』


他愛のない話。
それでも今の俺にはこの時間が何よりも幸せだ。


『・・・先輩・・・。そろそろ・・・』
「え?」


時間を見てみると10時を大きく回っている。
いつの間にか2時間近く話していたようだ。


「もうこんな時間だ。明日も学校あるしそろそろ寝ないとね」
『・・・先輩。最後に一つ聞きたいのですが・・・』
「ん?どうしたの?」
『・・・今週の日曜日は・・・空いてませんか?』
「・・・今週」

441 :みなみの笑顔 不信 ともや編:2008/07/19(土) 17:25:19 ID:VnEc75se
・・・だめだ。
その日はサークルのみんなで舞台を見に行く予定がある。


「・・・・・・ごめん。その日はもう予定があるんだ」
『・・・そうですか・・・・・・』
「けど、来週なら!」
『すみません・・・気を使わせてしまって・・・おやすみなさい』
「え、ちょ、岩崎さん・・・・・・?」


切れてしまった。
俺は最低だ。
彼女は精一杯勇気を出して、俺を誘ってくれたに違いない。
なのに・・・俺は・・・・・・。


「・・・くそっ!」


しばらくは何もする気が起こらなかった。


日曜日。
俺はサークルのみんなで舞台を見に来ていた。
演劇を学ぶならやはりプロから、というのがここの方針だ。
月に1度、こうやって全員で舞台を見る。
ちなみに俺は2度目だ。


442 :みなみの笑顔 不信 ともや編:2008/07/19(土) 17:25:55 ID:VnEc75se
「・・・・・・」


やはりプロはすごい。
だが、俺の気持ちは舞台に向いてはいなかった。


「・・・はぁ・・・」


岩崎さんは傷ついていた。
あれから岩崎さんからの連絡はない。
今更考えても仕方ないが頭から離れない。
しょうがないんだ。
自分に何度も言い聞かせる。


「おーい、岡崎。帰るぞー」
「へっ?あ・・・。はい・・・」
「おいおい。ちゃんと見てたのか?」
「も、もちろんですよ」
「よーし。じゃ、今から飲みながら反省会だ」


見てたが、内容は一切思い出せない。
結局俺はそのまま飲み会に参加。
夕方から飲まされることになった。


「んじゃ、一足先に失礼します」
「おう、お疲れさん」
「また明日な」

443 :みなみの笑顔 不信 ともや編:2008/07/19(土) 17:26:47 ID:VnEc75se
俺は2次会には行かず帰ることにした。
明日も授業があるし、何より岩崎さんのことで気分が乗らない。
そのまま駅へ向かう。
今日はもう寝てしまいたい。


「岡崎くぅーん!」


振り向くと先輩が走ってくる。
それもかなり酔っているのか足が危なっかしい。
あっ、こけた。


「大丈夫ですか?」


慌てて駆け寄る。
この先輩は埼玉から通っているってこともあり、一緒に帰ることがある。


「一人じゃ立てなーい。手伝ってよぉ」
「はいはい・・・」


だめだ。
かなり出来上がっている・・・。
仕方なく起こしてあげる。


444 :みなみの笑顔 不信 ともや編:2008/07/19(土) 17:28:25 ID:VnEc75se
「先輩は2次会に参加しないんですか?」
「明日は朝から授業があるのよぉ」
「そうですか。で、今から帰りと・・・」
「そうでーす!だから岡崎くんと一緒に帰るのぉ」


この人、明日の授業大丈夫なのか・・・。
けど、一人で帰れそうにもないしな・・・。


「じゃ、さっさと帰りましょうか」
「うん、帰ろ帰ろ♪」
「ちょっと・・・先輩・・・!」
「いいじゃない♪減るもんじゃないんだしさぁ」
「で、ですが・・・」


俺におぶさってくる先輩。
相当酔ってるし、しょうがない。


結局、先輩の家まで一緒に行ってあげた。
ほっといたら家までたどり着けないだろう。
俺が自宅に着いたのは日が変わる直前だった。
真っ直ぐ自分の部屋に行き寝支度を済ませる。
後はベッドに倒れこむだけだ。

445 :みなみの笑顔 不信 ともや編:2008/07/19(土) 17:28:59 ID:VnEc75se
「・・・ん?」


携帯のランプが点滅していることに気づいた。
開いてみると留守電が入っている。
岩崎さんだった。
かなり前にかけてきたようだ。


「なんで留守電に入れたんだろう」


普段の彼女はそんなことはしない。
電話でだめだったらメールが入っている。
もしかしたら急ぎの用だったのかもしれない。
とりあえず聞いてみる。


『・・・先輩。
 岩崎です・・・。
 私はこれまで先輩に大変なご迷惑・・・かけてきたと思います。
 いつか・・・言わなければならないと思っていました・・・。
 ・・・私は・・・これ以上先輩に迷惑をかけたくありません。
 これからは・・・私の事を気にせずに大学生活・・・楽しんでください。
 ・・・これまで・・・ありがとうございました・・・・・・』


・・・・・・・・・え?

446 :みなみの笑顔 不信 ともや編:2008/07/19(土) 18:02:52 ID:VnEc75se
「これは夢?」


あぁ、夢かもしれない。
自分の頬を思い切り叩く。
痛い。


「・・・・・・」


聞き間違いかもしれない。
いや、きっとそうだ。
間違い電話かもしれない。


「もう一度聞いてみよう」


口に出して言ったが、間違いでない事は分かりきっている。


『現在、この電話は電源が切られていr・・・』


俺は携帯を握り締め、岩崎さんに電話をかけ続けていた。
かかるはずがないと分かっていたのに・・・・・・。

447 :373:2008/07/19(土) 18:08:04 ID:VnEc75se
以上です。

シリアスな展開です・・・。
完全にともやの視点から今回、みなみは電話でしか登場しません。
次回は「みなみの笑顔 不信 みなみ編」と題して、
今回の出来事をみなみ視点で進めます。

途中出てきた女先輩はくじらボイスで再生よろしくお願いします。

ではでは。

448 :名無しくん、、、好きです。。。:2008/07/19(土) 18:09:26 ID:ss+PCzhb
乙!

449 :名無しくん、、、好きです。。。:2008/07/19(土) 20:52:20 ID:xpJlLqhO
乙。

450 :名無しくん、、、好きです。。。:2008/07/20(日) 00:01:14 ID:T1sQksmz
乙乙

451 :GREN ◆.V03vEgrME :2008/07/20(日) 00:23:45 ID:QyUMeQx9
 こんばんわ。日付変わって20日です。
 前作に感想いただいた皆様、毎度感謝です。

 らき☆すたほっぽってゴーオンでSS書いたり、CGでかがぶー書いたりしてる俺ですが
 約束した以上、きっちりこなすのが誕生日です。

 てなわけでみさお誕生日記念「きみのカタチを☆だきしめて」です。
 つ ttp://blogs.yahoo.co.jp/homurabe_2000/55944404.html

>>403 >>447
乙です。みなみ分補給完了。
当方もネタストックがあったりするので、近いうちに書きたくなりましたw
てゆーか母親どころか先輩までくじら女史ボイス!
…まさにらき☆すたワールド。
すれ違いの二人、再び想いが重なることはあるのか…楽しみにしてますです。

>>418
切ない…そしてGJ!
本編で語られていない部分の補完、大変そうですが、そのぶんやりがいがありそうで楽しそうです。
今後ともがんばってください。

>>433
こなたが…こなたが…ダウナーだ(何
これは気になる。そして楽屋オチネタw 自分自身は滅多にしないんですが、こーいうの好きですw
しかし黒こなとは、当方初めて聞き及んだのですが、これはこれで可愛いかも。
ともかく、乙でした。



452 :名無しくん、、、好きです。。。:2008/07/20(日) 04:40:20 ID:bfWFheVh
乙&GJです

453 :名無しくん、、、好きです。。。:2008/07/20(日) 10:06:27 ID:xVs3Xt4v
>>433
乙!黒こなさんってこういうことかw
初めて見たけどこれはこれでっていうかむしろ好みだ
続きが楽しみです

>>447
みなみ……見ていたのか!?
そして前回母親の声が鮮明に再生された者ですが
先輩の声はくじらボイスでは再生されませんでした
指定されるまではな!……どうしてくれるんだよw
ともかく続きを心待ちにさせていただきます

>>451
毎度乙です!
読んだ後に思わず口をついた一言「 殺 す 気 か 」
はい、見事に萌え死にましたw

454 :名無しくん、、、好きです。。。:2008/07/20(日) 10:57:36 ID:2OXh+yOx
>>451
乙です。

みさおの裸ワイシャツ姿が脳裏に浮かんで離れませんw

455 :名無しくん、、、好きです。。。:2008/07/20(日) 23:59:45 ID:nZP1+zGL


456 :名無しくん、、、好きです。。。:2008/07/21(月) 00:04:22 ID:WoklRnXc

みさおのシャツ姿はホントに似合いそう

457 :名無しくん、、、好きです。。。:2008/07/21(月) 02:11:37 ID:Y0ms5TUL
いきなりごめん
俺今日このゲーム買おうか迷っててニコニコのプレイ動画見たんだ
そしたら主人公の名前が「伊藤誠」でみゆきさんの乳揉んでたんだ…
悔しくて涙出たよ
俺が二次元に入れたらまず誠殺そうと思ってたのにすでにらき☆すたまで侵略してくるとは…
俺が二次元に入るの遅れたばっかりにみゆきさんが…くそがっ!!!!

458 :作為を感じた人 ◆you/jI5M9w :2008/07/21(月) 02:31:42 ID:UxBRYpll ?PLT(20203)
   ⊂==二''''─────ー-::、_     r''⌒." ,/⌒`Y゙", y' ノ   ,,ノ '\r!..,,,..) ..),) ,)──-::,,,,._ '''::、
       巛> ,r──ー-、  \  r'^::,丿;i'".゙、;;::..;;:;...` ::^"    `..,,ヽ  ...,,r'"⌒  .⌒, ヽ       '''ヽ `'::、
     ⊂,.,,,rー'''"      \  ヽ(,ヽ!r-‐ _.ノ、 `'' ! i;:ミ,,.`r- ゝ.、 ''v'  `ヽ;/;:i,,r'"`;:丿──-::,,,,._  `ー-::`':.
                   ':、 (, ヽ!r-ゝ;;,...,,,ノ入;;:: : :|. /   ヽ;;::ノ! -!'"`..,,ノ` `ヽ);;;;)      '''-::,,,..__ ',
                    /●) (●>   '゙`'' ::ミ|,,.`r-`'' :: ゝ.、 ''v'  `ヽ;/;:i,,r'"`;:丿         ,.-''
                    | イ  '-      ! i;;_⌒   `ヾ.'゙`'' :: ''v'  `ヽ;/;:i,,r'"`;:丿_,,.._,,...-─,.-''"
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                    ヽ,-'⌒`"'''::、     y'ヽノ''''''ヾ.'゙`'' ::,,ノ '\r!..,,,..) ..),,)ヽソ
                     (,-'" ̄^"ヽ二ヽ  '⌒/   /." ,/⌒`Y゙", '\,,..-‐''"""
                    ./"!,,┼┼┼/;ノ r''' ::/   /ゝ.、`ヽ;/;';,,..-‐'''""
        ___.       丶ヽ,,,,,,,,:;-''"/  ..,,,..../   /..),;i、;;v';:'丿
    ⊂二二___⌒\.     `'、,,,_,;;,.-'''"  .゙`.../   /,''.',,..-‐'''""
         /__ヽ\  ヽ     `──'''''''`ー-./  ../'''"
         ヽ //   ヽ            ./   /
       ⊂ ̄        ̄'''ー-────-r'"  /    夏が始まる
        ^ ̄ ̄ ̄ヽ               ,r'
              `ー───────::、_ソ

459 :名無しくん、、、好きです。。。:2008/07/21(月) 02:38:23 ID:29Ylqqr5
>>457
で、もちろん買ったんだよな?
本名入れてリベンジしたんだよな?

付録のセーラー服も着たんだよな?

460 :名無しくん、、、好きです。。。:2008/07/21(月) 08:35:18 ID:Y0ms5TUL
>>459
昨日初めて見たからまだ買うかわかんないよ…つかさもいたずら(性的な意味で)されてたら俺発狂する
セーラー服なんてついてるのか…保管に困らない?それ

461 :名無しくん、、、好きです。。。:2008/07/21(月) 09:35:05 ID:NrGgA1sQ
>>460
性的な意味でのいたずらは記憶が曖昧で微妙だけど、思わず殺意を抱くような場面はルート入ればあると思う。むしろ代われ。
セーラー服は小さい筒に詰め込まれていたような気がする。家族に見咎められないよう押入れに隠しているけど。

とにかく本名入れてリベンジオススメ。

462 :名無しくん、、、好きです。。。:2008/07/21(月) 09:39:35 ID:8btDPYUa
あ〜制服なんてあったねそういや〜。箱に入れっぱで完全放置だから存在をすっかり忘れてた

463 :名無しくん、、、好きです。。。:2008/07/21(月) 11:03:47 ID:Bx9PgK1Y
>>462

一度出したら二度と箱に入れられない、という噂だよね。
俺も入れっぱだが。


校章がなにげに出来いいんだよなあ。

464 :名無しくん、、、好きです。。。:2008/07/21(月) 13:59:19 ID:n8R7OgLw
今更だけど定期入れのキャラってランダム?
みなみちゃんだったんだけど

465 :名無しくん、、、好きです。。。:2008/07/21(月) 19:51:03 ID:vnN6HFSe
あれはみなみ固定

何故みなみなのかは不明

466 :名無しくん、、、好きです。。。:2008/07/21(月) 20:08:18 ID:ODLlecf6
みなみ可愛いからいいじゃん

467 :2-837:2008/07/21(月) 21:25:23 ID:h+eUbtye
>>447
乙です
なんという展開!これは続きが気になります!
みなみ編楽しみに待たせてもらいますね

>>451
乙です
これは…みさおに目覚めそうになる!
なんというか、もうニヤニヤですよwありがとうございます

前編から削った部分も使ったので、予想以上に早く完成しました
というわけで、黒こなさんSSの続きを投下します

468 :黒こなさん 中編:2008/07/21(月) 21:26:35 ID:h+eUbtye
「……伊藤君、似合ってるよ」
 本日は約束したお料理会の日。みんなエプロンでという強制のもと、お料理会が始まろうとしていた。
「うん、お料理が得意そうに見えるよ〜」
「ここまでエプロンが似合う男性というのも珍しいですね」
 みんなが俺のエプロン姿を褒めてくれている。エプロン姿でなければ、もっと嬉しいのだけれど。
「本当に似合ってるわね、専業主夫みたい」
「見事に家事全般だめだけどね」
「見たイメージ通りの方というのは、あまり多くはないですからね」
「案外そんなもんだよね」
「それじゃあ、そろそろ始めようか」
「うん……」
「まずは――」
 こうして始まったお料理会は、騒がしく進んでいくのだった。


469 :黒こなさん 中編:2008/07/21(月) 21:27:19 ID:h+eUbtye
「……痛っ」
 隣でこなたさんが顔を歪ませる。野菜を切っているときに、指を切ってしまったようだ。
「ちょ、こなたさん、大丈夫?」
「う、うん、ちょっと切っただけだから」
「大丈夫なわけないでしょ、ちょっと見せて。……うん、あんまり深くないわね」
「では、消毒をしてからカットバンで大丈夫でしょうか?」
「そうね、つかさ、救急箱持ってきて」
「うん、わかった」
 つかささんが駆け出す、転ばないといいけれど。
「柊さん、ありがとう……」
「べ、別にこれくらい普通でしょ。お礼を言うくらいなら、次は気をつけること!」
「……うん」
 こなたさんは、控えめで恥ずかしげな笑顔を浮かべる。
 不覚にもドキッとした。俺に向けたものではないのはわかっているけれど、今のこなたさんの笑顔は初めて見た。
 この笑顔は、本日最大の収穫なのではないだろうか。
 けれど、包丁で指を切るのはさすがにマズイ。見ているだけで痛い。
「俺も気をつけないとなあ」
「私も、うっかり切らないように、気をつけないとだめですね」
「かがみさんも気をつけなよ」
「確かに、時期が時期だから、気をつけるにこしたことはないわね」
 模試前に、利き手の指切ったなんてことになったら、かなり悲惨なことになるだろう。
 こなたさんのケガが、ひどくはなくて良かった。


470 :黒こなさん 中編:2008/07/21(月) 21:28:26 ID:h+eUbtye
「できたー!」
 色々な困難が起こりつつも、俺たちはなんとか料理を作り終えた。
 メニューはというと、ハンバーグとちょっとしたサラダだ。一応、昼食ということになる。
「よし、それじゃあ食べよっか」
「うん……」
「いただきまーす」
 自分が作った料理を食べる。
 うん、ちょっとしょっぱい。これは白米が進む。
「そういえば、今度あの作品の映画が公開されるよね、こなた」
「……そうだね、見たいとは思ってるんだけど」
「実は、私も見たいと思ってるのよ」
「あの映画ですか……、前評判でもいいと聞きますし、私も興味があります」
「それなら、みんなで見に行こうよ」
「つかさ、言っておくけど模試終わってからね」
「うっ、やっぱりそうなのか」
「当たり前でしょう、まこと君」
「学生の本分は学業ですからね。なので、今は模試に集中しましょう」
「仕方ないか……」
 模試が終われば、息抜きができると考えれば、なんとか乗り切れるかもしれない。



471 :黒こなさん 中編:2008/07/21(月) 21:30:04 ID:h+eUbtye
 その日の帰り、こなたさんと二人っきりになったのだけれど、会話が続かない。
「……」
 さすがに、少し気まずい。何か話題はなかっただろうか?
「え、えっと……、その……伊藤君」
 必死に話題を探していると、こなたさんから話しかけてきた。一体何だろう?
「こなたさん、どうしたの?」
「あの……ありがとう。桜藤祭の後、伊藤君が話しかけてくれなかったら、こんなに楽しい日なんて来なかったと思う」
「え? 何で?」
「私には……友達がいなかったから……」
「そんなことないよ、俺は転校してきたときから友達だし、みんなだって桜藤祭前から友達なんだよ?」
「そんなの嘘だよ……。本当に友達なんていなかった」
 確かにみんなと仲が良かったのは、いつものこなたさんであって、今のこなたさんではない。
 けれど、こなたさんが友達であることに変わりはないはずだ。
「信じられないかもしれないけど、俺が陵桜に来て、一番最初にできた友達はこなたさんなんだよ」
「え……? それ変だよ……、私は伊藤君と、ほとんど会話してないもの」
 仕方がないのだけれど、今のこなたさんと俺では、桜藤祭までの記憶に違いがある。
 しかも、今の状況を説明するには、俺では無謀すぎる。それに、こなたさんが今の状況を、どう受け止めるかがわからない。
 だから、食い違いが少ないように、この会話を終わらせるよう尽力すべきだ。
「そうだっけ? ほらっ、転校初日の登校のときに、俺とぶつかったろ?」
「……転校初日は、柊さんたちと登校してたよ、伊藤君」
 いきなり地雷踏んだあああ! マインスイーパーでも、ここまで早く地雷を踏んだことないぞ!
 こなたさんの目が、あきらかに不信に満ちている。
「えっ? じ、じゃあさ、俺が劇に出ることになったとき、セイバー役だったこなたさんと、色々話したよね?」
「……セイバー役は柊さんだよ。私は、道具係」
 なんてことだ、地雷原が見える。
 というか、つかささんがセイバーって……、イメージ全然湧かないぞ。ぶっちゃけ見てみたい!
 そして、こなたさんがヤバイ。不信とかそういう次元じゃない、目が死んでる。
 これはだめだ。全てを話さないと、もっとヤバイ方向に向かいかねない。
「こなたさん、その……実は――」


472 :黒こなさん 中編:2008/07/21(月) 21:30:47 ID:h+eUbtye
「――ていう状況なんだ」
「あまり……、信じられない話だけど」
「でも、本当のことだよ。みゆきさんに聞いたら、もっと詳しく教えてくれると思う」
「……本当のことだとしても、信じたくないよ」
「え? 何でさ?」
「だって……、それが本当なら、みんなにとって『泉こなた』は友達だけど、私は友達じゃない」
 一番……見たくなかった状況になってしまった。
「……きっと、みんな以前の『泉こなた』に戻ってほしいって思ってる」
 頼むから、そんな悲しそうな顔をしないでくれよ……。
「みんな……、私なんかいなくなればいいって思ってるんだ!」
 それは――。
「違う! みんなはどう思ってるか知らないけど、少なくとも俺は違うよ!」
「伊藤君……?」
「確かに最初は戸惑ったけど、今は違う。今は……、俺たち友達だろ?」
「……! ……うん……」
 こなたさんは顔を真っ赤にしている。そして、俯いて……泣いている!?
「こなたさん、大丈夫!?」
「だ、大丈夫。……ただ、嬉しかっただけだから」
 泣きながらも見せてくれるその笑顔は、とても愛おしかった。
 守ってあげたいって、こういうのを言うのだろうか?
「……そっか、歩くの少し休む?」
「ううん、大丈夫……」
 二人してまた歩き出す。
「映画、楽しみだね」
「……うん」
「でも、その前に模試か」
「……がんばろうよ、その……私も手伝うから」
「そっか、なら安心だね」
 さっきまでの気まずさは、もうなくなっていた。

473 :2-837:2008/07/21(月) 21:36:38 ID:h+eUbtye
以上で中編終了です
元々2,3編で終わらせる予定だったので、やや展開が早いです
もしニヤニヤ分が足りなかったら、申し訳ないです

474 :名無しくん、、、好きです。。。:2008/07/21(月) 22:15:20 ID:1q+tCZQU
乙&GJです。 このスレは一体俺にどれだけの涙を流せというんだ

475 :名無しくん、、、好きです。。。:2008/07/22(火) 08:06:40 ID:yBd1LmsQ
このこなた良いなぁ

476 :名無しくん、、、好きです。。。:2008/07/22(火) 10:22:33 ID:S2R9nyNh
OPの髪変えたこなたが浮かんできた

477 :名無しくん、、、好きです。。。:2008/07/22(火) 12:36:19 ID:NRAItBWh
>>473
不覚にも泣いた……GJ!
ニヤニヤ分が足りない?否!断じて否!申し訳なくなんかないです!
後編が待ち遠しいです

ただ……
>マインスイーパーでも、ここまで早く地雷を踏んだことないぞ!
謝れ!俺に謝れ!上級で3回連続一発目で地雷踏んだ俺に謝れ!w

478 :2-133:2008/07/22(火) 23:25:10 ID:pOJKKv9M
一月あまり来てなかったらもうすぐ500とは・・・皆さん乙です。
自分も久々にSS投下しようと思います。案の定今回も気晴らしで書いた
パティSSが先にできてしまいまして orz

479 :2-133:2008/07/22(火) 23:26:54 ID:pOJKKv9M
卒業も間近のある日のこと、俺はこなたさんのバイト先のコスプレ喫茶に来ていた。八坂さんの提案で、みんなで三年生を送る会的なものをしようということになった。
ただ少し違うのは送る人物に三年生以外の人物が一人いる。
パティだ…
パティは春にはアメリカに帰ることになっている。だからパティのお別れ会も兼ねることになった
「はぁ〜、もう卒業か…」
こなた「そんな露骨にしんみりとしたため息は止めようよ」
「ごめんごめん。でもホントにあっという間だったからさ」
こなた「まあ、君は転校生だったから特にそうだね」
「そうそう。あんな時期に転校なんて不安だったけど、正直今は転校して良かったと思うよ」
こう「そりゃあ、可愛い彼女もできましたからね〜」
「や、八坂さん…//」
こう「ささ、そろそろ始めますよ」
こなた「はいは〜い」
こう「え〜それでは皆さん、飲み物を持ってご起立下さい」
八坂さんの声に従って皆が立ち上がり、八坂さんの挨拶が始まった
こう「え〜皆さん、この度はお集まり頂きありがとうございます。本日集まってもらったのは他でもありません、陵桜学園を卒業なさる先輩方、
そしてアメリカに帰国するパティをみんなで送るためです。今思えば…」
こなた「八坂さんなが〜い」
ひより「そうっすよ、ジュースが温くなるっす」
パティ「らしくないネ」
こう「う〜…何さ何さ!いつもはもっと真面目にやれとか言うくせに〜!」
……まあ、お別れ会でも彼女たちにかかるとやっぱりこんな雰囲気か…
こう「もう、解りましたよ!それじゃあ先輩方とパティに今までの感謝を込めて…カンパ〜イ!」
一同「カンパ〜イ」

480 :2-133:2008/07/22(火) 23:29:47 ID:pOJKKv9M
お別れ会とは思えない和やかな感じに始まった。誰の提案なのかコスプレ大会が始まっていたのは驚いた。
こなたさんのハルヒコスやパティのみくるコスはやはり様になっていたが、どう言いくるめたのか、
岩崎さんが長門のコスをしたりみゆきさんがどっかの銀河の歌姫のコスをしていたのはビックリした。しかも似合ってたし…
こなた「ところでさとしくん」
「ん?」
こなた「パティにちゃんとお別れ言った?もう簡単に会えなくなっちゃうし」
「あ〜…まだかな」
こなた「…やっぱり寂しい?」
「………」
寂しくないと言えば嘘だ。行かないでほしいと思ったときもある。でも…
「寂しくない訳じゃないけど…」
こなた「けど?」
「何でかわからないけど、俺もうパティと離れることよりその後に会うことばっか考えてるんだよね」
こなた「離れた後って…アメリカだよ?大丈夫?」
「な〜に、ちょっと飛行機に乗って一眠りすればすぐさ」
こなた「まあ、そうだけど…」
軽く言っているがホントはそんなに楽でないことは解っている。それでもパティの為なら頑張れる、そんな気がする。
「ちょっと外出てきていい?」
こなた「どしたの?」
「ちょっと風に当たってくる」
こなた「そう。でも寒いからあまり長くいない方がいいよ」
「あいよ」
皆が楽しんでいる中、よそよそと外に出る。3月と言っても寒い日は寒く、今日の風は一段と冷えていた。でも今はそんな風に当たりたい気分だ。
パティ「さとし…」
「え?」
ドアの方を向くとパティの姿があった。でもそこにいるパティはいつもの明るく快活な彼女ではなく、どこか寂しげな顔をしていた

481 :2-133:2008/07/22(火) 23:32:16 ID:pOJKKv9M
「どうしたの?」
パティ「あ…えっと……」
「…何か話したいことでも?」
パティ「……はい…」
「何かな?」
パティ「ワタシ…帰りたくないデス!……」
「パティ……」
さとし「せっかくさとしとも恋人になれたのに…もう離ればなれなんて…嫌デス……」
涙ながらに俺に語りかける彼女を見ると俺も彼女に言いたくなってしまう…『ずっと一緒にいたい』と。でもそれは今は叶わないことだと解っている…
「パティ……」
そっとパティを抱き締める。今は何かを言葉で伝えるより、こうしたかった。
パティ「さとし…さとし……」
俺の胸で泣きじゃくるパティを俺は何も言わず抱き締めた。彼女が落ち着くまでそっとやさしく…
パティ「………」
「落ち着いた?」
パティ「ハイ……」
「よかった…」
パティ「さとしは…寂しくないデスか?」
「……そうでもないかな……」
パティ「じゃあ…」
「でも二度と会えない訳じゃないよね?」
パティ「それはそうデスが…」
「辛いのはわかるよ…それでも、待っててほしい……」

482 :2-133:2008/07/22(火) 23:35:22 ID:pOJKKv9M
パティ「…待つ?」
「うん…俺が来るのを待っててほしい」
パティに言い聞かせつつ、自分にも強く言い聞かす。絶対パティの元へいくのだと
パティ「……わかり…まシタ…」
「うん…」
俺もパティも完全に納得した訳じゃないことは解ってる。というか一時の別れとわかっていても完全には割りきれないだろう…
それでも、もうすぐ別れの時は来てしまう…だから今は何も言わず、パティを抱き締めていたい………
パティ「約束…」
「ん?」
パティ「約束…してくれマスか?絶対に来てくれるって…」
「あぁ……約束するよ…絶対行く…」
パティ「約束デスよ…絶対デスよ……」
「うん…」



数週間後、パティが帰る日が来た。俺もみんなと共に空港に最後の見送りに来ていた
ひより「パティ、向こうでも元気でね」
こう「またいつでも来てよね」
ゆたか「パトリシアさん、今までありがとう…うぅ……」
みなみ「ゆたか、大丈夫?」
ゆたか「う、うん…大丈夫だよ…」
こなた「ネトゲでまた会おうね」
パティ「みんな…ホントに……ありがとうネ」
かがみ「それじゃ、最後はさとしくんが」

483 :2-133:2008/07/22(火) 23:38:57 ID:pOJKKv9M
「へ?俺?」
かがみ「当たり前だろう」
みゆき「そうですよね」
つかさ「うんうん」
こなた「ほ〜ら、時間迫ってんだから早くしなよっと」
「ちょ、押さなくていいから」
パティ「さとし…」
「あ、うん…」
互いにまだ別れを割りきれていないようで、まだ少し寂しげな顔をしている
「えっと…向こうでも元気でね」
パティ「はい…」
「えっと…何かお願いとかない?」
パティ「お願い…デスか?」
「うん、アメリカに行くときでも今出来ることでも何でもいいから」
パティ「それじゃあ…」
そっと俺に近づいて耳元で囁いた
パティ「……ギュッって…してほしいデス//」
「こ、ここで!?//」
空港には皆はもちろんだがかなりの人がいるのは言うまでもない。でも…
ギュッ
躊躇はすぐに消えた。別れを寂しがる彼女に今できるのはこれくらいしかないだろうし
パティ「約束…」
「ん?」
パティ「約束…破ったら許しませんヨ?」
「…ああ。解ってるよ」
パティ「…もう一つ…お願いしたいデス……」

484 :2-133:2008/07/22(火) 23:41:38 ID:pOJKKv9M
「なんだい?」
「……キス……して下サイ…////」
「キ、キスですか!?////」
ふとパティを見るともう目を閉じて俺の方を向いていた。そんな顔されたら俺のとる行動は一つしかあるまい。
パティ「ん……」
「……」
唇を重ねながらパティを抱き締める手をつい強めてしまう。やっぱりパティが愛しくてしかたないみたいだ
パティ「ん…ふぅ……」
とと、さすがにこれ以上はパティが辛いな…手を緩めて唇を離す。
パティ「さとし…」
「ん?」
パティ「ステイツで待っマス!」
少し涙が浮かんでいる顔で精一杯の笑顔を見せながらパティは言った
「ああ、アポ無しで行ってビックリさせるから!」
お返しとばかりに俺もできる限りの笑顔で返した

485 :2-133:2008/07/22(火) 23:43:47 ID:pOJKKv9M
こうしてパティ日本をは去っていった。
「さてと…そろそろ俺たちも帰るか」
こなた「あ、う、うん…//」
「なんか顔赤いけど…風邪?」
こなた「いや、だってねー//」
かがみ「目の前であんなラブシーン見せられたらねぇ…//」
つかさ「ど、どんだけぇ〜//」
みゆき「え、えっとぉ…//」
ゆたか「先輩…//」
みなみ「……//」
ひより「今度の本のネタに…」
「それはご勘弁ねがいたい…//」
こう「ま、とりあえず帰りましょうか」
こなた「そだね」
〜TRRRRR〜
かがみ「電話?誰の?」
あ、俺だ
「もしもし。あ、はい。ええ…はい…わかりました」
こなた「誰から?」
「バイト先から。人手不足みたいだから今からいってくる」
かがみ「て言うかあんたバイトなんてしてたっけ?」
「最近始めたんだよ。お金貯めないとだしね」
つかさ「それって…」
みゆき「行かれるのですか?アメリカに」
「もちろん、約束したもん」

486 :2-133:2008/07/22(火) 23:45:11 ID:pOJKKv9M

ひより「でも先輩、英語とか大丈夫っすか?」
「あ〜…それもこれからよく勉強しないとだね…」
バイトに英語の勉強…今年は今まで以上に忙しくなりそうだ…
それでも、辛くはない。遠いアメリカで待つパティを思えば

「待っててね、パティ…」

487 :2-133:2008/07/22(火) 23:54:07 ID:pOJKKv9M
以上です。最初にいろいろ書き忘れましたが、主人公の名前は「神谷さとし」
タイトルは「また会う日まで」です。
見ての通りかなりのやっつけ感です(汗
こうSSのネタが全く浮かばず、じゃあまとめサイトにも数が少ないパティを
と思って書いてはみましたが・・・
まあ枯葉も山の賑わいということにしてもらえると助かります(笑)

488 :名無しくん、、、好きです。。。:2008/07/22(火) 23:57:45 ID:i3FFYgwA
おつ〜

489 :名無しくん、、、好きです。。。:2008/07/23(水) 02:22:54 ID:CWmpofiu
パティ好きの俺としては久々のパティSSはかなりありがたい。乙です

490 :名無しくん、、、好きです。。。:2008/07/23(水) 03:46:53 ID:jX5tgfXS


491 :名無しくん、、、好きです。。。:2008/07/23(水) 03:59:43 ID:KfpaOrJn
乙。

492 :名無しくん、、、好きです。。。:2008/07/23(水) 11:36:35 ID:cyEpIJRs
>>487
乙!よかったよ〜枯葉なんてとんでもない!
あ、老婆心ながら敢えて申し上げると
正しくは「枯葉も〜」じゃなくて「枯れ木も山の賑わい」ですよー

493 :2−14:2008/07/23(水) 21:23:24 ID:fQ8eTpuf
おお、学生さんとかは夏休みに入ってるせいか、投稿SSが増えてる・・・
さっそく感想いきますね〜

>>447
乙です。前の話と続けて読ませて頂きました。
ああ〜みなみに疑惑を持たれてどうすんだ。ともや君。
先輩の声がバッチリくじら女史ボイスで再生されましたよw
次回のみなみ視点も楽しみにしています。

>>451
乙です。
ゆうきがみさおのことを『みさ』って呼んでるのが何かいい感じですね。
可愛らしいみさおもこれはこれでいいかと。

>>473
乙です。前編と一緒に読ませて頂きました。
黒こなさんってこういう意味だったのね。
てっきりこなたが腹(ry)
でもこの流れって・・・主人公的には悲恋になるのか?

>>487
乙です。
いや〜パティが可愛いですね。
何気に、「ネトゲでまた会おうね」 っのがこなたらしくていいなとw
こうSSも気長に待ちます。

私のSSの続きも近い内に公開出来ればいいな〜と。




494 :2-133:2008/07/23(水) 22:49:52 ID:D/05NKjm
多数のコメどもっす。

>>492
後で辞書で調べて枯れ木と気付きましたorz
いい年こいて情けないです

>>493
なぜかこうはいいネタが浮かばないんですよねぇorz
脇キャラとして良いんですがねえ
現に今はみゆきさんメインで考え中という事態(笑)

495 :373:2008/07/24(木) 21:44:06 ID:iDoCcv4V
>>473
乙です。黒こなさんが可愛すぎ!
次回を心待ちにしております。

>>487
乙です。
パティは書くのが色々と大変そうです。
主に変換とマニアックなネタが・・・
次回のみゆきさんを楽しみ待っております!

そしてみなさん感想ありがとうございます。
自分の文章に乙って付くだけで感動が・・・

今日やっと所用が終わりましたので投下できます。
では↓↓

496 :みなみの笑顔 不信 みなみ編:2008/07/24(木) 21:46:14 ID:iDoCcv4V
岡崎先輩が卒業してすでに2ヶ月近く過ぎる。
私も2年生になり、1ヶ月は経っている。
ゆたかや田村さんとは2年生でも同じクラスになることができた。
けれど・・・。


「みなみちゃん・・・。昨日は先輩から連絡来たの?」
「・・・いや・・・昨日も来なかった・・・」
「一度、直接話してガツンと言った方がいいッスよ!」


先輩からの連絡はあまりない。
友達がこうやって励ましてくれるのはとても嬉しい。
しかし、私の寂しさがそれで満たされるわけではなかった。


 〜不信 みなみ編〜


497 :みなみの笑顔 不信 みなみ編:2008/07/24(木) 21:47:12 ID:iDoCcv4V
私は先輩に嫌われたのではないだろうか。
そう思うことがここ最近増えてきた。
けど・・・卒業の日、先輩は私に言ってくれた。


『約束するよ。俺はこれから先ずっと君と一緒にいるって』


この言葉が今の私を支えている。
そう言っても何も恥ずかしくない。
この言葉を思い出すと胸が熱くなり、切ない気持ちになる。
けれどもそれ以上に・・・先輩に愛されているんだと再確認できる。
先輩は忙しいんだと今の私は自分に言い聞かせていた。


「・・・みちゃん?みなみちゃん?」
「大丈夫ッスか?顔赤いよ?」
「え・・・?あ、うん。・・・大丈夫・・・」
「良かった!じゃあ、続けるね」


今は昼休み。
こうやって3人で話しているんだけど・・・。

498 :みなみの笑顔 不信 みなみ編:2008/07/24(木) 21:48:16 ID:iDoCcv4V
「やっぱりデートとかした方がいいんじゃないのかなぁ?」
「そうッスね・・・行くとしたらどこがいいだろ?」
「うーん。映画とかどうだろ?おもしろいそうなのいっぱいあるし」
「あの映画おすすめッスよ!主人公かっこよくて・・・」
「へぇー、私も見たいなぁ!」

今ここで話しているのは私と先輩について。
久々に遊んだらどう?
ゆたかのその言葉からどんどん話が進んでいる。
正直嬉しいんだけど・・・。


「けど、あの映画も面白そうだよね?」
「あれは評判、あんまりよくないらしいッスよ」
「へぇー面白そうだけどなぁ」
「まぁ、某掲示板情報だからどこまであてになるかは分からないッス」


途中から話が脱線してる・・・。
けど、私だって先輩に会いたい。


「ねぇ?みなみちゃん!先輩誘ってみようよ!」
「それがいいッスよ。頑張るッス、岩崎さん!」
「・・・でも」

499 :みなみの笑顔 不信 みなみ編:2008/07/24(木) 21:49:07 ID:iDoCcv4V
先輩は大学で演劇サークルに入ったと言っていた。
人数が少なくてやりがいはあるが大変という言葉を思い出す。
先輩に迷惑をあまりかけたくない・・・。


「けど、言ってみなくちゃ分からないよ!」
「スタートしなくちゃ何も始まらないッス!」
「・・・・・・うん。分かってる・・・」


先輩に会いたい。
電話で話せないことだってたくさんある。
それに・・・先輩のぬくもりを感じたい・・・・・・。


「・・・うん。ありがとう、2人とも・・・。連絡・・・してみる」


心の中の寂しさが少し晴れた気がする。


「そうと決まれば・・・」
「・・・?」
「何がいいか話し合いの続きッス!」
「やっぱり私はあの映画がいいなぁ・・・」
「あれは主人公の子がいまいちッス」
「田村さん、厳しいよ」


私の昼休みはあっという間に過ぎた。
けど、今の私には夜が待ち遠しくて堪らない。

500 :みなみの笑顔 不信 みなみ編:2008/07/24(木) 21:50:19 ID:iDoCcv4V
「じゃあがんばってね!みなみちゃん!」
「応援してるッス!」
「・・・ありがとう・・・」


放課後。
みんなと別れた私は一人、駅に向かいながら今夜の事を考えていた。
電話ではだめかもしれないけど、メールだったら。
なんて送ろう。
先輩と電話するの久しぶりだな。
先輩は映画で大丈夫かな。


「・・・岡崎先輩・・・」


ふと呟く。
電車の中の視線が私に集まったことさえ私は気づいていなかった。


「ごちそう様・・・」
「あら、今日は早いわね?」
「・・・うん。ちょっと用があるの」


足早に自分の部屋に向かう。
時計を見ると8時30分。
先輩はまだ電話に出れない時間のはず。
もう一度話す内容を考える。
何て誘えばいいだろう?
いきなりでいいのかな・・・。
いざ電話を前にすると少し緊張する。

501 :みなみの笑顔 不信 みなみ編:2008/07/24(木) 21:51:04 ID:iDoCcv4V
「〜〜♪♪」
「えぇ!!??」


驚いた・・・。
え・・・?先輩だ。
深呼吸をして息を整える。


『・・・・・・あ、岩崎さん?』
「・・・先輩、お久しぶりです・・・」


胸が高鳴る。
久しぶりに先輩の声を聞くことができた。


『うん・・・ごめんね。忙しくって・・・』
「しょうがないです・・・。けど・・・声が聞けて嬉しいです・・・」
『本当にごめんね。もっと電話できたらいいんだけど・・・』
「・・・いえ。無理されなくても大丈夫です・・・」
『・・・・・・・・・』


本当はもっと声を聞きたい。
でも、先輩は忙しいんだ。
私がわがまま言うわけにはいかない・・・。

502 :みなみの笑顔 不信 みなみ編:2008/07/24(木) 21:51:41 ID:iDoCcv4V
「・・・先輩?どうかしましたか・・・?」
『え?あっ、ごめん。ぼーっとしてた』
「大変そうですから・・・。お疲れのようですし・・・」


こういってしまうのは何故だろう・・・?
これは私の本心じゃないのに・・・。


『今日は早く終わったし大丈夫!それよりさ・・・』


その言葉を待っていた自分・・・。
先輩は疲れているのに私が気を使わせてどうするんだろう・・・。
こうやって迷惑をかけている自分がたまに嫌になる。
先輩は嫌じゃないのだろうか・・・。
こんな私のことを・・・。
私といたって特別に楽しい時間を過ごせるわけではないと思う。
それでも私は先輩が好き。
もしも・・・それが一方通行になってしまったら・・・。
考えたくもない。
でも、今のこんな私じゃ・・・。


『・・・岩崎さん?どうしたの?』
「・・・いえ、すみません・・・」


また先輩に迷惑を・・・。

503 :みなみの笑顔 不信 みなみ編:2008/07/24(木) 21:52:33 ID:iDoCcv4V
『うんうん。それでね・・・』
「えぇ・・・。でも、それは・・・・・・」


先輩はこんな会話で本当に楽しめてるのだろうか・・・。


『それが臭くってさ。驚いたよ』
「そうだったんですか・・・」


色々と考えてしまうけど、先輩とこうやって話せる時間は何より幸せ・・・。
でも・・・。


「・・・先輩・・・。そろそろ・・・」
『え?』


時間は10時を大きく回っている。
残念だけど時間には逆らえない。


『もうこんな時間だ。明日も学校あるしそろそろ寝ないとね』


何かを忘れているような気がする・・・。
あっ!


「・・・先輩。最後に一つ聞きたいのですが・・・」
『ん?どうしたの?』

504 :みなみの笑顔 不信 みなみ編:2008/07/24(木) 21:53:34 ID:iDoCcv4V
今週の日曜の事を聞かなくちゃ・・・。
今を逃せばまたしばらく話せないかもしれない。
言え!がんばれ私・・・。

「・・・今週の日曜日は・・・空いてませんか?」
『・・・今週』


言った。
でも・・・。


『・・・・・・ごめん。その日はもう予定があるんだ』
「・・・そうですか・・・・・・」
『けど、来週なら!』


どうしてだろう・・・。
私は来週も用事も何もないのに・・・。


「すみません・・・気を使わせてしまって・・・おやすみなさい」
『え、ちょ、岩崎さ・・・・・・』


早く電話を切りたかった。
先輩、驚いてるだろうな・・・。
もしかしたら嫌われたかもしれない。
ほんと、私どうしたんだろう・・・。
涙が止まらなかった。

505 :みなみの笑顔 不信 みなみ編:2008/07/24(木) 22:19:46 ID:iDoCcv4V
日曜日。
私はゆたかと田村さんと映画を見に来ていた。
あの日起こったことを話すと、2人は私を励まそうと映画に誘ってくれた。
今日、私1人でいたらずっと泣いていたかもしれない。
2人の心配りが本当に心に染みる。


「良かったね!」
「最後のシーンは最高ッス!」
「・・・うん。楽しかった」


近くのファミレスで話す私たち。
こうやってみんなで話していると先輩の事を思い出さないですむ。
本当は映画なんてあんまり覚えてない。
ただ、みんなと一緒にいるだけで不安な気持ちが小さくなる。
それが今の私にとっては何より嬉しい。


「バイバイ!また明日!」
「明日また学校で!」


明日も学校だしあまり遅くなることはできない。
駅まで2人を送る。
今日は2人のおかげで楽しかった。
先輩は忙しいのだろうし、また会える機会はある。
そう思って駅を出た時だった。

506 :みなみの笑顔 不信 みなみ編:2008/07/24(木) 22:20:30 ID:iDoCcv4V
「岡崎くぅーん!」


女性の声が聞こえた。
日本全国に岡崎なんていくらでもいるだろう・・・。
でも、私は何か胸騒ぎを感じた。


「大丈夫ですか?」


この声・・・。
聞きたくて会いたくて仕方なかったこの声・・・。


「一人じゃ立てなーい。手伝ってよぉ」
「はいはい・・・」

え・・・?
先輩・・・その女性は誰ですか?
先輩・・・何故そんなに親しそうなのですか?
先輩・・・今日の用事って何だったのですか?


先輩は私の知らない女性と仲良さそうに駅へ消えていった。


やっぱり先輩は私といても楽しくなかったんだろうな。
どうして言ってくれなかったんだろう・・・。
そしたら私だってもっともっと努力して・・・。
けど、あの女性すごく綺麗な人だった。
私に勝ち目なんてあるわけない。

507 :みなみの笑顔 不信 みなみ編:2008/07/24(木) 22:21:04 ID:iDoCcv4V
「先輩・・・。どうして言ってくれなかったんですか?」


先輩の事を思い出してるだけなのに泣きたくなる。
私よりあの人の方が一緒にいて楽しんだろうな・・・。
私なんて・・・。
地味だし、スタイル良くないし、話も面白くないし・・・。
今まで先輩と一緒にいることができただけでも幸せだったんだろうな・・・。
決めた・・・。
その方が先輩にも迷惑がかからない。
そう思うと電話を握っていた。


『現在電話に出ることができm・・・』


良かった。
留守電だったら先輩の声を聞かなくてすむ・・・。
考えた事を一気にしゃべる。


「・・・・・・」

言えた。
泣かずに言えた・・・。
ほっと胸を撫で下ろす。
頬には暖かい感覚がつたっている。
違った。
私は泣いていた。
けど、泣くことをやめようとは思わなかった。

508 :373:2008/07/24(木) 22:27:33 ID:iDoCcv4V
今回は以上です。
そして、またもや規制に・・・

らきすたワールドにくじらはかかせません!
豪華声優陣なんて飾りです!偉い人にはそれg(ry

正直全く笑いどころがないです・・・
このシリアス展開が一息ついたらぜひそんな展開にしたいものです・・・

長文失礼しました。ではでは。


509 :名無しくん、、、好きです。。。:2008/07/24(木) 23:28:06 ID:PLpgoe7x
乙です。主人公修羅場ってるな〜 是非とも誤解を解いていちゃいちゃしてほしいもんだw

510 :名無しくん、、、好きです。。。:2008/07/24(木) 23:53:26 ID:MFI0v0So
乙。

511 :2−14:2008/07/25(金) 16:55:59 ID:ROUoZl/H
>>508
乙です。
切ないですね〜みなみちゃん内に内に入るタイプだから尚更な・・・
何とか誤解を解いて欲しいものだ。
後、
>けど、あの女性すごく綺麗な人だった。
くじらボイスの女性がキレイだとは思えな(ry)
次回も楽しみにしています。

それでは、『らき☆メモ〜つかさside〜』の続きを投下したいと思います。

512 :らきメモ〜つかさside:2008/07/25(金) 16:57:06 ID:ROUoZl/H
(大丈夫かな・・・2人とも)
 私はお昼休みになった後、祐一君の後を追って屋上に来ていました。
 お姉ちゃん達が考えた作戦は、とても単純なものでした。
 
 『2人で話し合う機会を作って、仲直りさせる』

 確かに、それが一番確実な方法でした。
 でも・・・
 扉の影から、そっと祐一君とこなちゃんの様子を見ます。
 「・・・」
 「・・・」
 2人の間には、気まずい空気が流れていました。
 (・・・2人とも仲直りはしたいって思っているのに・・・)
 祐一君はもちろん、こなちゃんだって・・・
 私は、昨日こなちゃんから掛かって来た電話を思い出しました。

 『はい、もしもし?』
 『あ、つかさ・・・私』
 『こなちゃん?どうしたの?』
 電話の向こうのこなちゃんは落ち込んでいるようでした。
 『あのさ・・・祐一君、怒ってた?』
 『ううん!大丈夫だよ。祐一君も仲直りしたいって言ってたし』
 こなちゃんを励ます私。
 『本当?良かった〜』
 本当にホッとした様子が電話の向こうから伝わって来ます。
 『・・・ねえ、こなちゃん』
 『・・・?どうしたの?つかさ』
 『・・・・・ううん、何でも無い』
 その後、普通の話をして、こなちゃんは電話を切りました。

513 :らきメモ〜つかさside:2008/07/25(金) 16:58:26 ID:ROUoZl/H
(結局、私は聞けなかったな・・・)
 私がこなちゃんに聞こうと思ったこと、それは―――
 『こなちゃんは祐一君が男の子として好きなの?』っていうことでした。
 こなちゃんに『そうだよ』って答えられるのが、怖かった。
 私は、こなちゃんに叶わないから―――
 「ち、ちょっと何すんの?リアルでひぎぃはノーサンキュ!!」
 「ち、違うって!!コロネが―――」
 こなちゃんの声と祐一君の声が聞こえて来ました。
 見ると、祐一君がこなちゃんの胸を触っているように見えました。
 (ゆ、祐一君!?何やってるの?)
 私は、最初事態が更に悪化したものだと思いました。
 「うぁ・・・ゴメン。でもそれなら、最初から言ってくれればいいのに。説明しなきゃ分からない事って一杯なくない?」
 「昨日のこととか?」
 「むぅ・・・お主、そう来るか?」
 そこからは、会話は弾むように進んで行きました。
 昨日私に話してくれた『理由』のこともあるのか、詳しい会話の内容までは聞こえませんでしたが、
 2人の表情を見ている限りでは、いい方向に進んでいるみたいでした。
 やがて、会話が終わったのか、こなちゃんがこっちに向って走って来ます。
 「!!」
 私は思わず、ドアの影に隠れました。
 こなちゃんがそのそばを通って行きます。
 (ホッ・・・)
 私は思わずため息を付きます。
 その時でした。

514 :らきメモ〜つかさside:2008/07/25(金) 16:59:13 ID:ROUoZl/H
つかささん?心配して来てくれたの?」
 「ゆ、祐一君・・・」
 私のことに気が付いたのか祐一君が笑顔で私に問い掛けます。
 「う、うん・・・仲直り出来たみたいだね」
 「ありがとう。つかささんのお陰だよ」
 「そ、そんな・・・私は何にもしてないよ。それに・・・気になることもあったし」
 「気になることって?」
 「エヘへ・・・ナイショだよ」
 祐一君の言葉に笑顔で答える私。
 「今回の俺とこなたさんのトラブルって『ちゃんと話さなかったから』なんだけど」
 「う、うん。でももうちょっと考えたいから」
 “キーンコーンカーンコーン・・・”
 「はわわわわっ!祐一君!授業始まっちゃうよ!」
 「そうだね。急いで戻ろう!」
 私と祐一君は、急いで教室に戻りました。

515 :らきメモ〜つかさside:2008/07/25(金) 16:59:51 ID:ROUoZl/H
その後の時間は瞬く間に過ぎて行きました。
 祐一君やこなちゃん達演劇に出る人達は必死になってお稽古を。
 私達、裏方の人達は、準備を進めていました。
 みんな、心の中の思いは一緒でした。
 『劇を成功させたい。後悔はしないようにしたい』
 そんな思いを抱えながら、ついに、練習の最終日を迎えました。


516 :らきメモ〜つかさside:2008/07/25(金) 17:01:38 ID:ROUoZl/H
「これだけ買えば大丈夫だよね・・・喜んでくれるかなぁ・・・」
 私はそう呟きながら、自動販売機のボタンを押します。
 ジュースが、ガタンガタンと音を立てて、出てきます。
 「さて、後はこれを持っていって・・・」
 そこまで言って私はあることに気が付きました。
 「どうやって持っていこうかな?」
 よく考えて見れば、こんなにたくさんのジュースを手に持っていける訳がありません。
 「う〜んと、袋どこかにないかなぁ・・・食堂は閉まってるし」
 私が困り果てたその時でした。
 「どうしたの?つかささん?」
 「あ、ゆ、祐一君・・・」
 その声を聞いただけで、私は自分の顔が赤くなっていくのが分かりました。
 「って、どうしたの?こんなにたくさんのジュース!?みんなへの差し入れ?」
 祐一くんが驚くのも無理ないかも・・・
 私の周りには、10本以上の缶ジュースが並んでいました。
 「う、ううん・・・祐一君へのお礼・・・」
 「俺への?何で?」
 「祐一君、私の手伝いもしてくれたから」
 祐一君は、演劇の稽古の合間に、私の小道具作りにも協力してくれました。
 「いいよ〜祐一君は劇のことだけ考えて」
 そういう私に、祐一君は―――
 「つかささん、俺は『代役をやる』って言っただけで、『小道具係やめた』とは一言も言ってないよ」
 「祐一君・・・ありがとう」

517 :らきメモ〜つかさside:2008/07/25(金) 17:02:49 ID:ROUoZl/H
「でね、でも祐一君どれが好きか分からなかったから・・・全部買えばいいかなって。好きなの選んでいいよ」
 「そうなんだ・・・じゃあ遠慮なく」
 祐一君はストレートティーを一本とそしてメロンソーダを取って私に渡します。
 「つかささん、メロンソーダ好きだったよね」
 「うん、メロン大好き!でも何で私にも?」
 疑問を感じながら、私はそれを受け取ります。
 「俺、こないだつかささんのメロンソーダ飲んじゃったしね。それにお詫びも込めて・・・
  って、お金出してるのはつかささんじゃ意味ないか」
 笑いながら言う祐一君。
 「それなんだけど・・・後から気がついたんだけど、あれってその・・・か、間接キスだよね」
 「・・・」
 私の言葉に黙りこくる祐一君。
 「飲みかけじゃ嫌だっただろうし、その時のことも含めてるんだよ」
 「・・・別に嫌じゃなかったけど」
 「えっ?」

518 :らきメモ〜つかさside:2008/07/25(金) 17:03:33 ID:ROUoZl/H
“ドキッ”
 私の心がドキドキし始めます。
 「特に嫌じゃなかったよ。それにつかささんとなら・・・キ、キスしたって、俺は・・・」
 「ええええっ!?」
 私は思わず声を上げていました。
 「キスするの?私とキス!?、ああでもうまく出来るかな〜!?・・・」
 「ちょっ!つかささん!落ち着いて!ものの例えだから!」
 「あ、そ、そうだよね・・・」
 その言葉に少し落ち着く私。
 「で、でもキス出来れば、劇の練習にもなるんだよね?じゃあ・・・どうぞ」
 私は祐一君の目の前に立つと―――そっと目を閉じました。
 「えええええっ!」
 今度は祐一君が驚く番でした。
 その時です。
 『♪〜♪〜♪』
 私の携帯電話が鳴りました。
 「あっ・・・ゴメン。ちょっと待っててね」
 私は携帯に出ます。
 『あっ、やっと出た・・・つかさ、もう帰るわよ』
 お姉ちゃんの声がしました。
 「あっ!そういえばお姉ちゃんを待たせてたんだ。ゴメンね祐一君。また明日ね!」
 「あ、う、うん、また明日!!」
 少し呆然とした祐一君に挨拶するとわたしはお姉ちゃんの所に向いました。

519 :らきメモ〜つかさside:2008/07/25(金) 17:04:24 ID:ROUoZl/H
“ハァ・・・ハァ・・・”
 私は走りながら、頭の中は祐一くんのことで一杯でした。
 もう、完全に間違いありません。

 ―――私は、祐一君のことが好きです―――

 もちろん、祐一君が私のことを好きだとは思っていません。
 祐一君の周りには、私なんかよりずっと魅力的な女の子がたくさんいるから―――
 だけど―――それでも―――
 私は祐一君に自分の思いを伝えることに決めました。
 そうしないと、後悔するような気がしたから―――
 私は走りながら、携帯を取り出して、祐一君の番号を呼び出します。
 『もしもし?どうしたの?つかささん?』
 電話の向こうで祐一君の声が聞こえます。
 『はぁ・・・はぁ・・・祐一君・・・』
 『ひょっとして、ジュースのこと?だったら俺が教室に持っていっておくから』
 『ち、違うの・・・そうじゃなくて・・・祐一君、明日劇が終わった後、時間ある?』
 『後夜祭に出るくらいだけど?』
 『だ、だったらちょっと付き合ってくれない?話したいことがあるから!』
 『う、うん分かった・・・』
 いつになく真剣な私の口調に祐一君は戸惑いながらも答えました。
 
 携帯を切った後、私はホッと息を付きました。
 未だに心臓がドキドキしています。
 これで、私の恋に何らかの結論が出るのは確実です。
 でも、どんな結果が出ても―――私はそれを受け止めることに決めました。
 例え、祐一君が他の女の子を好きなら、私はそれを祝福してあげたかった―――

520 :2−14:2008/07/25(金) 17:10:16 ID:ROUoZl/H
今日はここまでですね。

よく考えたら、こなたとの仲直りシーンは、ほとんど2人だけだから
他のヒロイン視点の場合は凄く難しいということに今更気がついた。

後半は缶ジュース大量購入ですが・・・
このシーンのために、もう一回本編やりなおしたんだけど・・・
つかさはかなり積極的な方だよなとか思いました。


次回はいよいよラストシーンです。
時間はループしないので、最後のシーンは原作の『あのネタ』を使おうかなと思っています。
楽しみにしてくださいね。


521 :名無しくん、、、好きです。。。:2008/07/25(金) 17:13:44 ID:obQCHFSF
おつ〜

続きも楽しみにしとります。

522 :名無しくん、、、好きです。。。:2008/07/25(金) 17:44:04 ID:+lhC5R2K
乙。

523 :名無しくん、、、好きです。。。:2008/07/26(土) 07:49:50 ID:lmYPvlWR
ZZ

524 :名無しくん、、、好きです。。。:2008/07/26(土) 12:35:54 ID:blAhQuPk
>>520
つかさそんなに積極的だったっけか……原作やりなおしてこないと
あぁでもそうするとこのSSのラストシーンに対する楽しみが……
とムダに悩んでしまいましたw GJ!
次でラストかー淋しい気もするけど一番好きなシーンなので楽しみです!

525 :名無しくん、、、好きです。。。:2008/07/26(土) 20:53:04 ID:76Sbr7c1
乙&GJです。次回でラストか… 悲しい気もしますが他のキャラで来ると勝手に信じて待ってます!

526 :2-837:2008/07/28(月) 10:37:14 ID:05qSCkQN
>>477
あう!すみません…orz
考えてもみれば、上級までいけば一発目で地雷は普通にありますよね
というわけで、主人公は初級あたりで遊んでいるということで…

>>487
乙です
全然やっつけじゃないですよ、パティかわいくていい感じです!
こうSSもみゆきSSも楽しみにしてますね〜

>>508
乙です
修羅場…、これもまた次回が気になりますね〜
それと、ゆたかとひよりの優しさが地味に泣けます…
修羅場解決後のニヤニヤに期待してますね

>>520
乙です
確かにつかさは結構積極的ですよね
とうとう次回でラストですね、楽しみに待たせてもらいます

黒こなさん後編が書けたので投下させていただくんですが
2-14氏の言ったとおりに…
というわけなので、やや鬱展開注意です

527 :黒こなさん 後編:2008/07/28(月) 10:38:03 ID:05qSCkQN
 模試も無事終了し、本日は約束していた映画を見に行く日だ。
 ちなみに、模試はこなたさんたちのお蔭で、上々だった。
「みんな、おはよう」
「おはよー、相変わらず朝弱いのね」
「おはよ〜、休みの日は起きるの大変だよね」
「おはようございます、待たせるのはあまり宜しくありませんよ」
 遅刻の俺は、みんなからバラバラの反応を貰う。
 ううっ、目覚ましがきっちり仕事をしてくれていれば、もっと早く着く予定だったんだ。
 がしかし、目覚ましに仕事を命じていなかったので、遅刻になってしまったというワケである。つまり、自業自得だ。
「ごめん、埋め合わせはちゃんとするよ。ってあれ? ……こなたさんは?」
「それが、まだ来ていないんですよ」
「こなちゃんも遅刻かな?」
「う〜ん、今のこなたは遅刻しないと思うんだけどね。……どうしたんだろ?」
 かがみさんの言うとおり、こなたさんは朝に強い。だから、遅刻はしないはずだ。……なんとなく不安になる。
「……俺ちょっと探してくるよ!」
「ちょっ、まこと君!?」
「……行っちゃったね」
「余裕を持った集合時間にして、良かったですね」
「まったく、まこと君過保護すぎ」


528 :黒こなさん 後編:2008/07/28(月) 10:38:43 ID:05qSCkQN
「それにしても、結局こなたが戻る気配がないわね」
「どっちのこなちゃんも、大切な友達だから、戻っても戻らなくても寂しいよね」
「ですが、繰り返された桜藤祭の記憶が日々薄れていくように、いつか泉さんも、元の在るべき形に戻るのではないでしょうか?」
「今のこなたは、一応イレギュラーな存在だからね。まこと君はがんばらないと」
「ええ? お姉ちゃん、何でまこと君ががんばらないといけないの?」
「最近のあの二人を見てたら、なんとなくわかるでしょ」
「そういえば、お料理会辺りから、泉さんとまことさんはとても仲が良さそうですよね」
「そっか〜、こなちゃんとまこと君は付き合ってるんだ」
「たぶん、その一歩手前くらいじゃないかと思うんだけど」
「つまり、泉さんが元に戻る前に、まことさんが告白できるようお手伝いをしようということですね?」
「そういうこと。まあ、なるべく二人きりにさせてあげるとか、そんな感じのことしかできないけどね」
「大丈夫だよ、あの二人ならきっと」
「つかさ、それ根拠はあるの?」
「ううん、ないよ。でも、なんとなくそう思うの」
「根拠はありませんが、私もそう思います」
「なんとなく結果は見えてるしね、それじゃ、今日さっそく仕掛けてみよっか」


529 :黒こなさん 後編:2008/07/28(月) 10:40:11 ID:05qSCkQN
 こなたさんを探していたら、駅の方まで来てしまった。恐らく、戻ったらかがみさんに、からかわれるんだろうな……。
 とりあえず、色々考えていても仕方ないので、こなたさんの姿を探す。
「……あれ? 伊藤君……?」
「あっ! こなたさん、おはよう」
「え? ……う、うん、おはよう。その……ごめんね、遅くなって」
「まだ上映には間に合うし大丈夫だよ。というか、どうしたの? こなたさんが遅刻なんて珍しいけど」
「えぇ!? えと……」
 何やら顔を赤くするこなたさん。
「もしかして、好きな作品だから、緊張して眠れなかった?」
「う……ん、そんな感じ……」
「そっか、それじゃ仕方ないよね」
「ご、ごめんね、約束してたのに遅刻して……」
「実はさ、俺も遅刻なんだ」
「そ、そうなんだ……」
「だから、ちょっと急ごっか?」
「……うん」
 俺はこなたさんの手を取り、走り出す。


530 :黒こなさん 後編:2008/07/28(月) 10:41:45 ID:05qSCkQN
「みんな、お待たせ!」
「おかえり〜、こなちゃんを見つけられたんだね」
「おはようございます、泉さん」
「って、こなた大丈夫?」
 振り返ると、こなたさんは顔を真っ赤にして息を切らしていた。
 手を繋いでいることに気恥ずかしくなり、こなたさんの方を見れなかったのが原因だろう。
 こなたさんに悪いことをしてしまった。
「ごめんね……、こなたさん。ちょっと余裕がなくて……」
「う、ううん、大丈夫だよ。その……、少し疲れただけだから……」
「あー、なるほど、そーいうことね」
「え!? ち、違うよ。別に……そういうことじゃ……」
「うんうん、わかりやすい反応ね」
「……!」
 何やらかがみさんがニヤニヤしている。そして、その反応を見て更に赤くなり、慌てているこなたさん。
 もじもじしているこなたさんが、小動物チックで凄くかわいい。
「ホラホラ、時間ないから早く行こうよ!」
「へ? あ、いや、ちょっ、かがみさん?」
 かがみさんたちは、どんどん先に行ってしまう。
 こなたさんは、まだ少し息を切らしているので、手を引いてあげるべきかもしれない。今度はしっかり、こなたさんのペースに合わせなければ。
「こなたさん、また走るけど大丈夫?」
「……うん、大丈夫」
 そうして、映画館を目指しまた走り出す。
 さっきからずっと手を繋いだままだけれど、やはりまだ気恥ずかしい。
 考えてもみれば、かがみさんは俺の気持ちに気付いている節がある。もしかすると、かがみさんは俺に気を利かしてくれたのだろうか?


531 :黒こなさん 後編:2008/07/28(月) 10:43:23 ID:05qSCkQN
 上映開始前、俺が飲み物を買っていると、かがみさんがやって来た。そして――。
「帰りをこなたと二人だけにしてあげるから、気合入れなさいよ!」
 そんな爆弾発言を、笑顔で投下した。
「い、いや、そんなことを急に言われても……」
「こなたのことが好きなんでしょ?」
「うん、好きだよ。だけど、……さすがに急すぎない?」
「あのね、時間はもうないかもしれないのよ。急なんて言ってる場合じゃないでしょ」
「それはそうだけど……」
「だったら、少しだけでも進展させないと。足踏みしてるだけじゃ、後悔するわよ」
「……うん、そう……だね。できるだけがんばってみるよ」
 それを聞くと、かがみさんは満足そうに戻っていった。
 俺はがんばらねばと思いつつも、先のことに若干の不安を覚えるのだった。

 映画が終わり、俺たちは帰路に着こうとしている。
 この映画の感想を挙げるとしたら、原作の雰囲気を壊さず、うまくオリジナル要素も絡めた良作と言えるだろう。
 映画を見る前に、こなたさんから原作を借りて読んでおいて正解だった。
 みんなと感想を話し合うのが、楽しみでしょうがない。
「それじゃ、そろそろ帰ろうか?」
「あっ、ごめん。私たちはちょっと用事があるから、まこと君はこなたを宜しくね」
「へ?」
 かがみさんの目が、勝負を掛けろと言っている。もうここから二人きりですか。
「まこと君がんばってね」
「う、うん?」
 つかささん、それをこなたさんもいる、ここで言うのもおかしいと思うよ。
「それでは、私たちはここでお別れですね」
「そ、そう……だね」
 小さくガッツポーズを作り、応援してくれるみゆきさん。でも、こなたさんに見えてるよ。
 こなたさんは不思議そうにしている。気付いていないようで、助かった……。
「吉報を待ってるわよ」
 別れ際、そうかがみさんにこっそり励まされた。さあ、ここからが正念場だ。


532 :黒こなさん 後編:2008/07/28(月) 10:45:01 ID:05qSCkQN
「……」
「……」
 二人で帰路に着くが、緊張してうまく会話が続かない。
 これじゃダメだ、なんとかして会話を繋げて、雰囲気を良くしないと。
 そもそも、今日見た映画という切り札があるじゃないか。これを使えば間違いない!
「え、えとさ、こなたさん」
「……う、うん」
「あの映画なんだけどさ――」

「……あのシーンは、良かったよね……」
「うん、原作には無いシーンだったけど、原作の雰囲気をうまく再現してたよね」
 映画の話題は、異常なほど効果があった。現在、電車に乗車してからも、大分会話をしている。
 次の停車駅ってどこだろう? 車内アナウンスに耳を傾ける。
「次の停車駅は――」
 あ、あれ? おかしいな、次の停車駅はちょうど俺が降りる駅じゃないか。
 こうなったら、惚けて乗り過ごして、チャンスを待つしかないか!?
「あ……、まこと君次の駅だよね……」
「え? う、うん……ソウダヨ」
 ははは、さすがこなたさん。素晴らしいフォローだ、惚ける余裕さえない。
 これはマズイぞ、どうする俺!

 雰囲気を無視して突然告白!
>無難にデートのお誘い!
 あえて強引に乗り過ごし!


533 :黒こなさん 後編:2008/07/28(月) 10:46:21 ID:05qSCkQN
 うん、ここまで余裕がないなら、無難な結果でも仕方がない。と自分に言い聞かせてみる。
「えと、こなたさん」
「……どうかしたの?」
「いや、そうじゃなくて、来週の日曜辺り暇かなって」
「え……? えぇ……!?」
 こなたさんの顔が真っ赤になる。
「忙しいかな?」
「う、ううん……その、大丈夫……だよ」
「じゃあ、来週の日曜にどこかに出掛けようか?」
「うん、……喜んで」
 ここで、ギリギリのタイミングで駅に着く。もう少し遅かったらアウトだったかもしれない。
「それじゃあ、俺はここで。また明日ね」
「……うん、また明日。……その、今日は……ありがとう」
 こなたさんは顔を赤らめつつも、いつもの控えめな笑顔で俺を見送ってくれた。来週こそは、きっと……!

 家に無事到着し、自分の部屋で休んでいると、かがみさんから電話がきた。
「もしもし、まこと君?」
「あっ、かがみさん。今日はありがとう」
「別に気にしなくていいわよ、それで、どうだったの?」
「あー、来週の日曜に、どこか出掛けることになったよ」
「……チキン」
「いや、映画の話題を出したら、予想以上に盛り上がっちゃって」
「えーと、それで告白の機会を失ったから、来週にってこと?」
「うん、そういうこと」
「あー、なんかあんたたちらしいわ、それ」
「そ、そうかな?」
「うん、すっごく。……まあ、来週はがんばりなさいよ。みんな応援してるから」
「わかってるよ、ありがとう」
 電話を切り、いつもより早く布団に潜り込む。緊張する機会が多かったので、大分疲れていたからだ。
 その日、不思議な夢を見た。こなたさんが、今までありがとうと言って、去ってしまうという夢だ。
 まるで、俺に別れを告げるかのようなその夢は、なぜか起きてからも鮮明に記憶に残っていた。


534 :黒こなさん 後編:2008/07/28(月) 10:48:42 ID:05qSCkQN
 週が明け、いつもどおりに登校し、教室へと入る。
 こなたさんは、今日は珍しく遅いようだ。
「おはよう、みんな」
 みんなはもう来ていた。かがみさんも隣のクラスから来ている。
 映画の話をしていると、背後に聞き慣れた声が聞こえた。
「おっはよー。いやー、久しぶりにネトゲやったら盛り上がっちゃってさ〜」
「え……?」
 それは、見慣れた友人で、陵桜で最初の友人で、桜藤祭を一緒に過ごしたこなたさんだった。
「あれー? こなちゃんだー、久しぶりだね」
「いやー、私もみんなと会うのがすっごい久しぶりな気がするんだよねぇ、何でだろ?」
「それは、その……色々あったんですよ、泉さん」
「そうなんだ。って、かがみ何その顔、そんなに私に会いたくなかったのかなー?」
「いや、会いたかったんだけど……、なんていうか、あんたってタイミング悪いわね」
「どゆこと?」
 みんなが何か話しているけれど、何もわからない。なんというか、自分がからっぽになるって、こういう感覚なんだなと実感する。
「いや、色々と説明が面倒だから……ってまこと君!? 大丈夫!?」
「え? 何が?」
「いや、何がって……泣いてるのにわからないの?」
 ああ、頬に何か流れているなと思ったら、涙だったのか。
「うん……、久しぶりにこなたさんに会ったら、嬉しくて涙が出てきたみたいだ」
「……そっか」
「そろそろ予鈴が鳴るよ」
 俺は早々に席へと戻った。何だろう、頭がきちんと働かない。
「……ねえ、かがみ。後で、何があったかちゃんと教えて」
「わかったわ。まあ、一応こなた自身のことではあるからね。……ていうか、あんたってホント無駄に鋭いわね」
 結局、いつ授業が終わって、今日がいつ終わったのかもわからなかった。
 俺がわかるのは、喪失感が強すぎて、からっぽになってしまったということだけだ。
 そして、からっぽな俺を埋めるのは、次第に大きくなっていく後悔だけだった。


535 :黒こなさん 後編:2008/07/28(月) 10:49:58 ID:05qSCkQN
 一体どんな一週間だったのか、俺にはわからなかった。ただ、なんとなく一日が過ぎていくだけ。
 そして、今日は約束をしていた日曜だ。
 けれど、約束をした人はもういない。だから、もっと寝ていてもいいだろう。

「……起きて……ねぇ、起きてよぉ」
 声が聞こえる……聞き慣れた友人の声だ。けれど、それもおかしな話だ。ここに来るのは母さんぐらいなのだから。
「……おーい……早くしろー……、とっくに約束の時間は過ぎてるよー……」
「母さん……何言ってるんだ、今日は約束なんてないよ……」
「残念でしたー。こなただよー」
「うああっ!? な、何でこなたさんがいるんだよ!」
「おばさんに了解はもらったよ。ちゃんと理由も言ったし」
「なんて?」
「幼馴染の恋人です」
 その理由は……やめてほしい。というか、同じようなやりとりを、以前したような気がするんだけれど。
「はあ、母さんに嘘ついてまで、何しに来たのさ?」
「何しにって、そりゃ出掛ける約束したからに決まってるでしょ」
「その約束は……って、何で今のこなたさんが知ってるのさ?」
「ごめん、かがみに全部聞いた。やっぱ嫌?」
「うーん、一応こなたさん自身のことだし、俺がどうこう言えないよ」
「ふーん、じゃあ早く行こうよ。私自身との約束でしょ?」
「うっ……、そうくるか。……わかったよ、準備するから部屋から出て、待っててくれない?」
「はいはーい」
 もはやこなたさんのペースだ。けれど、落ち込んでいるときは、振り回されるくらいでちょうどいいのかもしれない。
「お待たせ、それじゃあどこに行きたい?」
「そうだねぇ、テキトーにぶらぶらしよっか、気の趣くままに」
「わかった。…………ありがとう、こなたさん」
「別に気にしなくていいよ。落ち込んでるまこと君なんて見たくないしね〜」
 こなたさんが俺の手を取り、歩き出す。あのときとは、ちょうど真逆だ。
 今になってわかる、手を取ってくれる人が、どれだけ温かい存在なのか。

 好きな人に、伝えることができなかった言葉がある。きっと俺は、それをずっと後悔していく。
 けれど、俺を心配して、手を取ってくれる人がいる。その人のためにも、俺は前を向いて歩いて行こうと思う。

536 :2-837:2008/07/28(月) 11:04:01 ID:05qSCkQN
以上で後編終了です
ただ黒こなさんだけやれば良かったのに、無駄に設定使ったためにこなたENDな展開に…
これだとあまりにも黒こなさんがアレなので、自己満足でしかありませんが、
黒こなさんのままで約束の日を迎えた場合の、ハッピーエンド編を書こうと考えています
自己満足ではありますが、次回の最後まで読んでいただければ嬉しいです

537 :名無しくん、、、好きです。。。:2008/07/28(月) 12:06:38 ID:emLPFPEi
乙です!次も楽しみにしてます

538 :名無しくん、、、好きです。。。:2008/07/28(月) 12:20:46 ID:6xRqG3D1
>>536
乙!哀しい話だけれどいい作品でした!
なんだかまほらばの棗その他との別れを思い出したわ
ってハッピーエンド編があるだと!?これはwktkせざるを得ない

あ、マインスイーパの話はマジで謝るほどのことじゃないですよw

539 :名無しくん、、、好きです。。。:2008/07/28(月) 12:43:46 ID:T20B0h/J
>>536

乙っした!

……実はてっきり、「告白したら元に戻る」というオチかと思ってましたw

540 :名無しくん、、、好きです。。。:2008/07/28(月) 16:41:36 ID:TSHZ01cg
乙。

541 :名無しくん、、、好きです。。。:2008/07/29(火) 01:14:06 ID:ioPBVTKC
>>536
これは名作。
このままのエピローグも見てみたいっす!!

542 :2−14:2008/07/29(火) 21:22:28 ID:XRlLD4FP
>>536
うあああぁ・・・予想していたとはいえ、切ねぇ・・・
それでも、前向きに歩いていこうとするまことがいいですね。
応援したくなります。
黒こなさん編のハッピーエンド編も期待しています〜
最後に、乙でした!!

543 :名無しくん、、、好きです。。。:2008/07/30(水) 16:39:50 ID:8piM8Gs/
乙〜

544 :名無しくん、、、好きです。。。:2008/07/31(木) 23:41:12 ID:WrzsuLtb
?

545 :名無しくん、、、好きです。。。:2008/07/31(木) 23:41:44 ID:I1dbKu2r
?

546 :名無しくん、、、好きです。。。:2008/07/31(木) 23:45:22 ID:WrzsuLtb
??_

547 :373:2008/08/01(金) 21:16:15 ID:abI6sw1Z
>>520
乙です。つかさかわいいなぁ・・・そして切ないなぁ・・・。
次回のラストを楽しみにしております。

>>536
乙です。みんなの友情に泣ける・・・。
黒こなさんエンドを期待しております。

みなみの笑顔の続きを投下させてもらいます。
↓↓

548 :みなみの笑顔 星桜編:2008/08/01(金) 21:18:07 ID:abI6sw1Z
そろそろ学校が終わったころのはずだ。
腕時計を確認しながら陵桜学園に向かう。
岩崎さんのあの留守電からもう1週間経っている。
何度も迷ったけど俺はもう一度彼女と話したかった。

「よし・・・。行こう!」

自分を鼓舞するように口に出して俺は家を出た。


 〜星桜〜


正直、岩崎さんに振られたことに関して心当たりが多すぎた。
俺からの連絡が極端に少なかったこと。
会える時間がなかったこと。
自分の用件を常に優先してしまっていたこと。
彼女からの誘いを断ってしまったこと。

「愛想尽かされて当然だよな・・・」

歩きながら思わず呟く。
学園が近づくにつれ足取りが重くなる。
今更俺は何て言えばいいのだろう。
ごめん?
もう一度付き合って?
別れた理由を聞かせて?

549 :みなみの笑顔 星桜編:2008/08/01(金) 21:18:57 ID:abI6sw1Z
「あ・・・」

いつの間にか校門が見えてきた。
そういえば、ここの道も懐かしい。
この道に小早川さんがいて・・・。
そして、岩崎さんに出会って・・・。
・・・ん?
道の先に誰かがしゃがみこんでいる。

「小早川さん!?」

俺は彼女の元に走った。

「大丈夫!?」
「え?岡崎先輩?」

驚かれるのは当然だった。
だが、今そんなの関係ない。
彼女を抱き起こして、休める場所を考える。

「保健室に行こう」
「すぐに良くなりますよ。大丈夫です・・・」

そうは言っているが相当辛そうだ。
彼女に負担をかけないようにゆっくり保健室に向かう。
俺は現在この学園の生徒ではないが・・・まぁ大丈夫だろう。
帰宅途中の生徒の視線が少し痛いが気にせず校舎の中に入った。

550 :みなみの笑顔 星桜編:2008/08/01(金) 21:19:43 ID:abI6sw1Z
「すみません・・・先輩・・・」
「いや、気にしないで」
「ありがとうございます。岡崎君」

小早川さんと天原先生と保健室で話していた。
少し休んだだけで小早川さんの顔色も良くなった。
こんな場所で見知った顔を前にすると自分の学園生活を思い出す。
懐かしい・・・。
まだ卒業して2ヶ月も経っていないのにそんな風に思う。

「そういえば岡崎君?どうしてここに来られてたんですか?」
「・・・」
「先輩、もしかしてみなみちゃんですか?」
「あらあら、そうなんですか?」
「・・・うん」

ずばり言い当てられてドキッとする。
けど、天原先生の前で言わなくても・・・。

「岩崎さんでしたらもう少ししたらここに来ますよ?」
「「!!」」

俺と小早川さんが同時に驚く。
・・・って何で小早川さんが?

「先ほど職員室で岩崎さんに会いまして小早川さんの事を言っておきましたから」

551 :みなみの笑顔 星桜編:2008/08/01(金) 21:22:02 ID:abI6sw1Z
ニコニコと笑いながら天原先生は言う。
内心気が気ではない俺と俯きがちの小早川さん。

「小早川さん?何か岩崎さんに聞いてる」
「いえ・・・。でも何となく分かります。最近みなみちゃん元気なかったから」
「そう・・・」

少し気まずい雰囲気が流れる。

「小早川さんも気分が良さそうなので、少し仕事を済ましてきますね」
「「え?」」

立ち上がって保健室を出て行く。
空気を読んだのか?
って保健の先生が保健室以外で行う仕事って何なんだ?
とにかく小早川さんの方に向き直る。

「先輩・・・。みなみちゃんと何があったか、深くは聞きません」
「・・・うん」
「でも・・・これだけは答えてください」
「・・・うん」
「先輩はみなみちゃんをどう思っているんですか?」
「・・・・・・」

まっすぐと俺を見つめる目。
嘘をつけない。
いや、嘘をつく必要もない。

552 :みなみの笑顔 星桜編:2008/08/01(金) 21:23:05 ID:abI6sw1Z
「好きだよ」

今まで俺は言い訳しか考えてなかった。
謝るとか、別れた理由を聞くとか。
そんなのは言い訳だった。
俺の本当の気持ち。

「きっとみなみちゃんも同じ気持ちですよ、先輩に伝えたいことがあるはずです」
「ありがとう・・・。小早川さん」
「だから・・・先輩がみなみちゃんを支えてあげてくださいね」
「あぁ・・・」

だが、1つ気になることが・・・。

「岩崎さん来ないね?」
「あっ!」
「どうしたの?」

天原先生が言ってから結構な時間が経ったけど来る気配がしない。
何かを思い出したように小早川さんが声をあげているが・・・。

「先輩!すぐに星桜の樹に行ってください!」
「いや、話がいまいち読めないんだけど・・・」
「とにかくすぐに行ってください!だいぶ待たせちゃって・・・あっ」
「・・・・・・」

俺は鈍いと言われるがこの展開はさすがに読めます・・・。
天原先生と小早川さんにしてやられた感じがありますが。

「えーと・・・小早川さん。体調は大丈夫?」
「早く行ってください!」

553 :みなみの笑顔 星桜編:2008/08/01(金) 22:07:01 ID:abI6sw1Z
半ば追い出されるように保健室を後にする。
私服の俺が走る・・・すれ違う生徒の視線を浴びながら・・・。
冗談を考えれるのはそこまでだった。
星桜の樹の下に立つ一人の女性の後姿。

「岩崎さん・・・」

何度目だろう・・・。
こうやって岩崎さんと星桜の樹の下で会うのは・・・。

「え・・・?岡崎先輩?」

驚いたように振り返る。
どうやら岩崎さんは俺が来るとは聞かされてなかったようだ。

「「・・・・・・」」

2人に沈黙が流れる。
こうやった時間も久しぶりな気がする。

「あのさ・・・」

沈黙を切り裂く
俺は伝えなければならないことがある。

「これからはもっと時間を作る、1日1回は必ずメールする、可能な限り電話をする」
「・・・・・・え?」
「俺は岩崎さんが好きなんだ!」
「・・・あ、あのっ・・・」

554 :みなみの笑顔 星桜編:2008/08/01(金) 22:08:07 ID:abI6sw1Z
そこまで言って岩崎さんが言葉を遮る。

「・・・なぜですか?どうしてですか!?」
「え?」

いつにない岩崎さんの強い言葉に驚く。

「先輩を見ました・・・。先週の日曜に・・・駅で・・・」
「先週の日曜・・・駅?」
「・・・女性と親しそうにしてたのを見たんです」
「う・・・。あれは先輩だ・・・」
「え・・・?」

事情を説明する。
その日はサークルのみんなで舞台を見に行ったこと。
その後の飲み会のこと。
その先輩が泥酔していたこと。
複雑ではないから時間はかからなかった。

「ごめん・・・。あんな姿を見られたら疑われても仕方ないと思う・・・」
「あ・・・。え・・・」

岩崎さんが泣いてるのが分かる。

「ごめん。あそこまで酔っててほっとく訳にはいかなくて・・・」
「先輩が・・・謝らないでください・・・私はまた・・・先輩に迷惑を・・・」
「ごめん・・・。本当にごめん・・・」
「謝らないでください・・・。悪いのは・・・私なんです!」

555 :みなみの笑顔 星桜編:2008/08/01(金) 22:09:05 ID:abI6sw1Z
どうして彼女はこうも自分が悪いと言ってしまうのだろう・・・。
もっと互いが迷惑をかけないと分からないこともあるのに・・・。

「ねぇ、岩崎さん。もっと俺に迷惑をかけてくれなくちゃあさ・・・。
 俺たち、付き合う時に言ったじゃん。互いが分かるまでって。
 お互い迷惑をかけあわなきゃ本当に理解できないよ・・・。
 自分だけが悪いって決め付けないで。俺も一緒に悩ませてよ。
 楽しいことも苦しいことも・・・2人で一緒に乗り越えていこうよ。
 俺たちさ・・・」

一気に話して、深く深呼吸する。

「恋人同士なんだからさ」

俺の素直な気持ちを伝えた。
別に恥ずかしくはない。

「俺は岩崎さんが分かるようになるまで別れたくないんだ。
 分かる時が来るまで俺と一緒にいて欲しいんだ」

静かに、岩崎さんを優しく包み込むように、俺は彼女の肩を抱いた。
そして・・・彼女に優しく口付けをした・・・。


556 :みなみの笑顔 星桜編:2008/08/01(金) 22:10:06 ID:abI6sw1Z
―――――――――――――――――――――――――――――

「・・・・・・」
「・・・・・・」

何とも言えない雰囲気。
2人が心配でここまで見に来たけど・・・。

「小早川さん?」
「何ですか?先生・・・」
「どうしましょう?もう少し見ていきましょうか?」

天原先生・・・。
笑顔でそう言われると私も断れないよ・・・。

でも、先生に相談してて良かった。
みなみちゃんの事と先輩の事。 
今日、先輩と会うとは思わなかったけど・・・。
こんなに上手く行くとは思ってなかった。
けど、天原先生ってすごいなぁ。
何でもお見通しなんだもん。
仲直りできて良かった!
2人がこうやって仲直りできたのも先生のおかげなんだし・・・。

「も、もう少しならいいですよ・・・ね・・・?」

ごめんね、みなみちゃん・・・。
ちょっと刺激強いけど・・・もう少し見てるね・・・。

557 :373:2008/08/01(金) 22:11:49 ID:abI6sw1Z
今回は以上です。
結構無理やりな展開がありますが目を瞑って頂けると幸いです。
もっとニヤニヤするような文章書きたいんですけどね・・・。

ではでは。

558 :名無しくん、、、好きです。。。:2008/08/01(金) 22:12:00 ID:E+l2tGgj
おつ〜

559 :名無しくん、、、好きです。。。:2008/08/01(金) 22:12:32 ID:E+l2tGgj
そしてIDにgj

560 :名無しくん、、、好きです。。。:2008/08/01(金) 23:06:58 ID:4H9fERab
乙です!仲直り出来て良かった〜

561 :名無しくん、、、好きです。。。:2008/08/02(土) 02:31:36 ID:Va+aJwj9
乙。

562 :名無しくん、、、好きです。。。:2008/08/03(日) 01:40:50 ID:HkWMN+oI
今からamazonで買ってくる


563 :2-837:2008/08/04(月) 02:35:48 ID:f82grI7h
>>539
それも考えたんですけど、せっかくハッピーエンド編やるんだから
告白はそっちでと思いまして

>>557
乙です。イイハナシダナー(涙
やっぱりゆたかとみなみは親友なんだと思いましたよ…
それと、無理矢理なんかじゃないですよ。この話を無理矢理というなら、今回の自分のSSなんて…

黒こなさんSSが完成したので、投下させていただきますね

564 :黒こなさん ハッピーエンド編:2008/08/04(月) 02:36:58 ID:f82grI7h
 本日は約束したデートの日だ。そして、本日の予定はというと、実はまだ白紙である。
 というのも、以前のこなたさんと比べて、どういったところが変わっているかがわからないからだ。
 だから、ブラブラしながら、こなたさんが興味を持ったところへ、自由に行こうという計画にしようかと考えている。
 まあ、つまりは無計画という名の計画なのだ。
 文学少女である今のこなたさんには、慣れないことも多いかもしれないけれど、俺はしっかりこなたさんの手を取るつもりだ。

「あ……、伊藤君。……えと、……おはよう」
 待ち合わせにやってきたこなたさんは、やや恥ずかしそうに挨拶をする。
「おはよう、こなたさん。それじゃ、行こうか?」
「う、うん。……けど、今日はどこに行くの?」
 不思議そうに尋ねるこなたさん。当日になっても予定がわからないのでは、当然だ。
「うーんとさ、今日は街をブラブラしようかと思ってるんだ」
「特に目的もなく歩くってこと……?」
「うん、大体そんな感じ。やっぱり嫌かな?」
 一応、一般的なアミューズメント施設には、軽めに行こうと思っている。
 なんというか、告白前提とは思えない予定だ。
「ううん、私……あまり外に出ないから、楽しみかな……」
「そっか、それなら良かった。嫌だって言われたら、どうしようかと思ったよ」
 今日の予定は特に無しなんて言われたら、大抵嫌がられそうだ。こなたさんがそうでなくて良かった。
「そんなこと……思わないよ」
「ありがとう、こなたさん」
「お、お礼を言われるようなことじゃ……ないよ」
 こなたさんは照れているようだ、その様子を見ていたら思わず笑顔になってしまう。
「いやいや、そんなことないよ。……それじゃ、そろそろ行こうか?」
「……うん」
 俺はこなたさんの手を取り歩きだす、さて一体どんなデートになるのやら。
 努力はするけれど、こなたさんが楽しめるといいな。


565 :黒こなさん ハッピーエンド編:2008/08/04(月) 02:37:41 ID:f82grI7h
「えーと、こなたさん? この三十路岬って演歌?」
「……う、うん。歌ってる人が好きで……」
 さすがにアニソンは歌わないようだ。それにしても、演歌か、しかもうまい……。凄いな。


「タ、ターキー? スコア150? 本当に初心者……?」
「え……たぶんビギナーズラックだよ……。次はそんなに良くない……と思う」
 そんなことを言いつつ、慣れたのか次のゲームでは160を突破するこなたさん。
 どうやら、運動神経は変わってないようだ。というか、俺のスコア……。


「ガンシューティングってさ、かなり難しいよね」
「うん、……それにホラー系は怖いよね」
 ホラー苦手なのか、なんというかこれは可愛い欠点だぞ。
 ってスコアが俺と雲泥の差なんだけど……、怖がりつつスコア出すってなんて器用な……。


「ふぅ、130キロって結構速いんだね。当たり前だけど、テレビで見るのとは全然違うよ」
「そうだね……、私……打てるかな?」
「まずはやってみなきゃ、こなたさんなら案外打てると思うよ」
「そ、そんなことないよ……」
 そして、打席に立つこなたさん。響く快音。
 わかってはいたけれど、スペック高すぎだろ、常識的に考えて。


「伊藤君……、この古本屋さんに寄ってもいい?」
「もちろんだよ、俺も何か探そうかな」
「…………」
「こ、こなたさん?」
「…………」
 だ、だめだ、すでに本しか見えてない……。


566 :黒こなさん ハッピーエンド編:2008/08/04(月) 02:38:43 ID:f82grI7h
 慌しく楽しい時間が過ぎ、別れの時間が近づく。
「こなたさん、大丈夫? さすがに疲れたよね?」
「……確かに疲れたけど、大丈夫だよ。……その……楽しかったし」
「そっか、なら良かった」
「……勉強で忙しいのはずなのに……ありがとう」
「いや、いいんだよ。息抜きも必要だし、それに……こなたさんのこと、好きだしね」
 やった、言えた! と思ったらムードも何もないじゃないか。ダメダメだな、俺。
「そう……なんだ。……って、ええ!?」
「な、何で驚くのさ? そんなに以外だったかな?」
「伊藤君は……柊さんのことが、好きなのかなって思ってたから……。よく話をしてたし……」
「ああー、あれはラノベを借りてたからだよ」
 まあ、今週は今日のことで、冷かされたりもしてたけど。
「そうだったんだ……」
「うん。だからさ、俺が好きなのは……こなたさんなんだよ」
「え……で、でも何で私なの? 高良さんも柊さんたちも素敵なのに……」
「確かに素敵な人たちばかりだけど、誰に惹かれるかっていうのは人それぞれだろ? 俺がこなたさんの傍にいたいって思うようにさ」
「そう……だね。私も、伊藤君のことが、す……好きだよ、誰よりも……」
 顔を真っ赤にして、恥ずかしそうに答えてくれるこなたさん。こういうところが好きで、傍にいたいって思うんだよな。
 俺もたぶん顔真っ赤だと思うけど……。
「それじゃ、改めて宜しくね、こなたさん」
「うん……、宜しくね、……………まこと君」
 急に名前呼びという不意打ちを受けて、俺の顔は更に真っ赤になっただろう。
 ただ、言った本人が例えようもないほど真っ赤なのだから、笑ってしまう。
「わ、笑うなんてひどいよ……。私……すごく勇気出して言ったのに……」
「ごめんね、こなたさんがあまりに可愛くてつい」
「え……!?」
 恥ずかしかったからか、こなたさんは黙り込んでしまった。さっきの不意打ちのお返しは成功かな。
 そうして、二人して顔を真っ赤にしながら、帰路に着く。

 これから、色々なことがあると思うけれど、この手を繋いだままでいられるように、がんばらないとな。

567 :2-837:2008/08/04(月) 02:46:24 ID:f82grI7h
以上で黒こなさんSSは終了となります
盛り上がりが少なく、しかも、〆が力技すぎて申し訳ないです
完璧なハッピーエンドって書くのが難しいような気がします、まあ技術不足が主な原因なんですが…

次回ですが、
>>371さんに米をいただいたお礼にと、かがみるーとを考えていますが
ネタが出てこない…
というわけで、ネタ考えつつ他キャラも色々書かせていただきますね

568 :名無しくん、、、好きです。。。:2008/08/04(月) 03:51:20 ID:zRrDGDOx
乙です!盛り上がりが少ないなんてとんでもない!楽しく読ませてもらいました、次回も楽しみにしてます!

569 :名無しくん、、、好きです。。。:2008/08/04(月) 06:51:11 ID:IqN3IxO4
乙乙

570 :名無しくん、、、好きです。。。:2008/08/04(月) 12:34:57 ID:T3Tf9nnz
>>557
乙!いやーよかったよかった
この2人はお互いに相手のことばかり考えている優しいカップルだねぇ……
ゆたか&ふゆき先生の策がどっからどこまでが策なのか曖昧だがそれもまた味ですな
GJでした!

>>567
乙&GJ!黒こなさんみたいな娘タイプだからもう萌えまくりっすよ!
っつかこなた運動神経よすぎw
俺なんてボーリングは3桁いくかいかないかだし130km/hなんて当たらねーよ……

571 :名無しくん、、、好きです。。。:2008/08/04(月) 14:04:52 ID:0mTYVfrr
乙。

572 :名無しくん、、、好きです。。。:2008/08/06(水) 13:00:51 ID:u4T74duT
乙乙

573 :名無しくん、、、好きです。。。:2008/08/07(木) 16:14:17 ID:l/g/Ukbc
主人公を伊藤誠にしてSS書いてる人、本人が誠って名前なんじゃw

574 :2ー14:2008/08/07(木) 23:48:21 ID:Sz2aqSHt
>>557
乙です。
仲直り出来て良かったですね〜
そして、興味深々なゆーちゃんに笑いました。


>>567
乙です。
ハッピーエンド編もいいですね。
そして、男のメンツが丸潰れなまこと・・・頑張れw
次回作も楽しみにしています

それでは、『らき☆メモ〜つかさside』の続きを投下したいと思います。(>>519の続きです)

575 :らきメモ〜つかさside:2008/08/07(木) 23:49:52 ID:Sz2aqSHt
 『只今より3年生合同舞台を開始いたします。只今より・・・』
 私達の出番を知らせる放送が流れました。
 みんな、準備も万端です。
 「よ〜し、みんな頑張るよ!」
 こなちゃんが気合を入れるように声を上げます。
 そんな中、祐一君はそわそわとしていました。
 「どうしたの?祐一君?」
 私は祐一君の様子が気になって声を掛けました。
 「ああ、つかささんか・・・」
 祐一君は少し苦笑いを浮かべながら、自分の手を見せます。
 「情けないことに・・・緊張しているみたいなんだ」
 そう言いながら私に見せた祐一君の手は、小刻みに震えていました。
 「やるべきことはやったはずなのに・・・自信が持てなくて」
 確かに、お客さんがたくさん入ってるし、祐一君はお姉ちゃん達と違って練習期間も長くなかった。
 不安になるのも無理はないです。
 だから、私は―――
 

576 :らきメモ〜つかさside:2008/08/07(木) 23:50:39 ID:Sz2aqSHt
震えている祐一君の手を包み込むようにそっと両手で握りました。
 「つ、つかささん!?」
 驚く祐一君に私はそっと語りかけます。
 「大丈夫だよ・・・祐一君ならきっと出来るよ!私が保証するから!」
 「つかささん・・・」
 「あ、でも私の保証じゃダメかな・・・」
 「いや、そんなことないよ。ありがとうつかささん」
 祐一君がそう言って笑顔を私に向けます。
 その笑顔に私の胸が“トクン”と鳴ります。
 「祐一君〜!そろそろいくよ〜!!」
 こなちゃんが祐一君を呼ぶ声が聞こえて来ました。
 「うん、分かった」
 こなちゃん達の方に向かっていく祐一君。
 「祐一君!!」
 「あ、あの・・・頑張ってね」
 「うん!分かったよ」
 祐一君はそう答えて行きました。

577 :らきメモ〜つかさside:2008/08/07(木) 23:51:16 ID:Sz2aqSHt
そして、私達みんなで作った劇が始まりました。
 こなちゃんやお姉ちゃんの演技も凄かったけど・・・
 それ以上に祐一君の演技が凄かったです。
 さっきまでの不安そうな様子がウソのように堂々と演技をしてる祐一君。
 (スゴイ・・・スゴイよ・・・祐一君)
 その姿に私はいつの間にか、引き込まれていました。
 (あと少しだよ。頑張って祐一君)
 そして、最後の峰岸さんのナレーションが流れた後―――
 “パチパチパチ・・・”
 たくさんの拍手が祐一君達に降り注いでいました。


578 :らきメモ〜つかさside:2008/08/07(木) 23:52:07 ID:Sz2aqSHt
“ハァ・・・ハァ・・・”
 私は、祐一君のことを探していました。
 約束のこともあったけど、それよりも―――
 劇が終わった後、教室に帰る途中で耳に入って来た声のことが気になりました。
 『凄かったよね〜3年生達の劇』
 『うん、あの劇、原作があるみたいだけど、田村さんに聞いてみようかな』
 女の子達の声が聞こえてきました。
 田村さんの名前が聞こえてきたので1年生かなと思いました。
 『特にあの主役をやってた男の子、カッコ良かったよね』
 『あ、私もそれは思った。今度アプローチしてみようかな』
 『でも、小早川さんや岩崎さんが言ってたけど、あの人好きな人がいるみたいだよ』
 『えっ・・・そうなの?残念・・・』
 1年生の女の子達はそんなことを言いながら私の横を通って行きました。
 (そっか・・・祐一君、好きな人いるんだ・・・)
 

579 :らきメモ〜つかさside:2008/08/07(木) 23:53:38 ID:Sz2aqSHt
祐一君に好きな人がいるのなら、それはしょうがないです。
 (だったら、私は喜んであげないと、いけないよね・・・)
 そんなことを考えながら、星桜の樹のところに来ました。
 (あ・・・)
 星桜の樹の下、寝ぼけまなこの祐一君が何かを考えるように空を見つめていました。
 「こんなところにいたんだ」
 私の声に祐一君の肩がピクンと震えたように見えました。
 「つかささん・・・」
 「寝てたの?」
 「えっ・・・やっぱり分かる?」
 「うん。それに・・・私もよく外で寝ちゃうことがあるから」
 「何で?」
 「家ね、神社をやってるから週末にはよくお手伝いしてるの。それで暖かい時なんかは気持ちよくてウトウトしちゃうんだ」
 「へ〜ちょっと見てみたいかも、巫女さんの居眠り姿なんて、そうそう見られるもんじゃないだろうし」
 「ええっ!?・・・で、でも寝ちゃうのはたまに・・・2回に1回くらいだよ」
 「いや、つかささん。それかなり確率高いから」
 笑いながら言う祐一君。


580 :らきメモ〜つかさside:2008/08/07(木) 23:55:41 ID:Sz2aqSHt
でも・・・祐一君ならいいかも」
 「えっ?」
 みるみる顔が真っ赤になっていく祐一君。
 「えとね・・・何にもおかまい出来ないけど、クッキーくらいなら焼けるよ」
 「い、いやつかささん。それ十分におかまいしてるから!」
 「そ、そうかな・・・」
 「そ、それより、俺に話があるってことだったよね」
 「あ、う、うん・・・」
 祐一君が本題に話を切り替えたことで、私も話を切り替える。
 「劇、お疲れ様。あのね、それでね、聞きたいことがあるの」
 こんなこと聞いていいのか分からないけど、でも聞かなきゃいけないことのような気がしました。
 「その、劇の中でこなちゃんと・・・キス、しなかったよね。あれって何で?・・・こなちゃんのこと好きじゃなかったの?」
 祐一君は私の問いに、一度深呼吸すると私の方を見ました。
 「キスをしなかったのは、人前じゃ恥ずかしかったってことと、好きな娘の前じゃキスしたくなかったからだよ」
 「そ、そうなんだ・・・」
 分かってたことだけど、やっぱり、辛いな・・・
 「こなちゃんじゃないとすると・・・ゆきちゃん?」
 「いや、みゆきさんは素敵な人だと思うけど、でもそこまでの感情は持ってないよ」
 「じゃあ、お姉ちゃん?」
 「かがみさんも違うよ」
 祐一君は、ゆっくりと話し掛けます。
 「その人はね、いつも一緒に居てくれて、何て言えばいいのかな・・・一緒に居ると安心出来るっていうか、そんな人なんだ」
 「え〜そんな人知らないよ」

581 :らきメモ〜つかさside:2008/08/07(木) 23:56:48 ID:Sz2aqSHt
「絶対に知ってるって、同じクラスだし」
 でもいくら考えても、そんな人は浮かんで来ません。
 「ひょっとして、屋上から見てるとか?」
 そんな私の答えに祐一君は少し呆れながら、私を見ます。
 「つかささん・・・本当に分からない?俺のことからかってる?」
 「だって、本当に分からないもん!それに・・・好きな人の好きな人なら私も知りたいもん!そうすれば・・・」
 「諦められるとか?」
 「あっ・・・」
 私は今の言葉で自分の気持ちを話してしまったことに気が付きました。
 「ご、ゴメンね。変なこと言っちゃったね・・・」
 私の言葉に黙ったまま祐一君。
 「あ、あのね。冗談なの。今のぜーんぶ冗談なの。だから気にしないで!ねっ!」
 私はそのまま、立ち去ろうとします。
 「は、話はこれで終わりだから!じゃあ」
 「待ってよ!」
 立ち去ろうとした私の手を祐一君の手がしっかりと握っていました。
 「つかささん、落ち着いてよ!誰も見張ってないし・・・今ここには俺達しかいないじゃない」
 「えっ・・・」
 私の頭の中で祐一君の言葉が繰り返されます。
 いろんな言葉が私の頭の中から消えていきます。

582 :らきメモ〜つかさside:2008/08/07(木) 23:57:27 ID:Sz2aqSHt
そして、残ったのは―――

 『祐一君の―――好きな人は―――私!?』

 それは私に決して向けられないと思っていた、でも一番聞きたかった言葉―――
 「あ、あれ・・・どうしたのかな?嬉しいのに、涙が・・・」
 「つかささん・・・自分のこと、忘れちゃダメだよ」
 祐一君は私の身体をギュッと抱きしめてくれました。
 「つかささん、俺はつかささんのことが好きだよ。出来ればずっとこうしていたいって思う」
 「わ、私も、私も祐一君のことが好き・・・大好きだよ」
 私は祐一君の背中に手を回します。私の気持ちが祐一君に届くように―――
 「ずっと、ずっとこうしてくれたら、嬉しいな―――」
 私はその言葉と同時に目を閉じました。


583 :名無しくん、、、好きです。。。:2008/08/07(木) 23:58:12 ID:Sz2aqSHt
そして、後夜祭が終わった後私と祐一君は一緒に家に帰っていました。
 私は電車通学なので、学園から一番近い駅までだけど・・・
 それでも、祐一君とちょっとでも長く一緒に居たかった。
 「だけど、ちょっとだけ恥ずかしいな・・・」
 「何が?」
 「こうやって手を繋いでいるの」
 私と祐一君はしっかりと手を繋いでいました。
 「じゃあ、止める?」
 「う、ううん・・・止めないでほしいな・・・」
 私達がそんなことを言いながら歩いていると。
 「あっ・・・」
 空を見上げた祐一君が何かに気が付きました。
 「どうしたの?祐一君」
 「流れ星だ」
 見ると、確かに夜空に流れ星が見えました。
 しかも、いくつもいくつも流れていきます。
 「そういえば、今日は流星雨だってテレビで言ってたな」
 そんな祐一君の言葉を聞きながら、私は流れ星に願い事をしていました。
 「何をお願いしたの?」
 「・・・祐一君とずっと一緒にいられますようにって・・・」
 「つかささん・・・」
 祐一君はそっと私の頭を撫でながら言います。
 「大丈夫だよ、流れ星にお願いしなくたって俺はずっとつかささんと一緒にいるから」
 祐一君は言葉と共に、私の手を強く握ります。
 「祐一君・・・」
 私も祐一君の手を握り返します。
 空には、そんな私達を見守るように流れ星がいくつもいくつも流れていました。

584 :2−14:2008/08/08(金) 00:09:27 ID:+wZcheV2
以上で『らきメモ〜つかさside』は終了になります。

これを読んで「もう一回ゲームやってみようかな」という人がいてくれれば嬉しいです。

ゲーム本編の補完にもなってくれたらいいなと。

オリジナルシーンが多くなったり、ゲーム本編とは台詞が違うのが多かったのが反省点ですかね。

次回作は主人公視点でつかさアフターの話の可能性が高いですね。

この『ゲームのシナリオをヒロイン視点で』というシリーズとしては第2弾として『ラキレボ〜かがみside』を考えています。

最初の話のプロットは出来てるのでこっちが先にくるかも・・・

らきメモで書いてもいいんですが、中ほどのストーリー展開が同じなので苦しいかと。

(このつかさsideの話が好評だったらですが)

それでは、次回作を楽しみにして頂けると嬉しいです。



585 :名無しくん、、、好きです。。。:2008/08/08(金) 00:27:29 ID:Yfhr54m8
乙!!!!


586 :名無しくん、、、好きです。。。:2008/08/08(金) 01:31:18 ID:qHCfMsZm
乙乙

587 :名無しくん、、、好きです。。。:2008/08/08(金) 01:40:52 ID:JIwcLfIh
乙。

588 :名無しくん、、、好きです。。。:2008/08/08(金) 02:05:11 ID:3nr3IAl5
GJです! 「中ほどのストーリー展開が同じなので苦しいかと。」 キャラが違えばまた違った視点や楽しみが出てくるものですよ。 次回の作品を心よりお待ちしてます。乙です!

589 :名無しくん、、、好きです。。。:2008/08/08(金) 10:51:51 ID:P5pjUbS0
>>584
乙!超乙!とても面白かったです。ラストシーンも期待通りでした
しかしなんでゆたかやみなみは祐一に意中の人がいると見抜いたんだろう
ゆーちゃん結構鋭いからそんなに不思議でもないかw
>らきメモで書いてもいいんですが、中ほどのストーリー展開が同じなので苦しいかと。
でもそんなの関係ねぇ!気が向いたら他のキャラも書いて下さると嬉しいです
何はともあれ、次回作を楽しみにしてます〜

590 :名無しくん、、、好きです。。。:2008/08/08(金) 13:35:55 ID:PbFo7WMg
GJ! 展開が同じでも、また違ったオリジナルシーンが入るのなら良いかと。
私も次回作を楽しみにしています。

591 :310:2008/08/09(土) 01:00:19 ID:gxbmPPiE
皆さんお久しぶりでございます。

えー個人的なことなんですがPCが駄目になってしまいました
かと言って携帯からだと行数の問題等で投下しづらいので携帯用サイトですがそこに投下してあります。
PCからでも見れると思います。

ttp://www.freepe.com/i.cgi?hiyorinots
Cohabitation dwellers
今回は2話の前編です

まだサブタイトルがありませんが後編と一緒に発表の予定です。


592 :名無しくん、、、好きです。。。:2008/08/09(土) 03:24:45 ID:yBdO59cO
乙。

593 :名無しくん、、、好きです。。。:2008/08/09(土) 12:52:57 ID:vxXWMOB+
乙なのですよ

594 :名無しくん、、、好きです。。。:2008/08/10(日) 15:55:12 ID:4riwQBJR
乙〜

ところでまとめサイトをたまに更新させてもらってる者ですけ>>591さんの名前は『310』でいいのでしょうか?

595 :1-668:2008/08/12(火) 01:51:10 ID:7r0XKTn1
どんも。

全ての作品にレスしたいが数が多い!
なのでこれだけ言います

「みんなgj!
みんなgj!」

特にみなみんssとか大好きです
もちろんパティもみゆきさんも黒こなたもみさおもつかさもかがみもひよりんも
そしてゆたかも…(´Д⊂


自分もやまとの続き書いてますが、みゆきさんが大暴れしてイマイチまとまりません
なので前に書いてほっぽってあった黒井さんssを落としていきます
正直、関西弁をやってみたくて作ったようなもんですが…

↓それでは↓


596 :30までは思春期:2008/08/12(火) 01:53:41 ID:7r0XKTn1
最初に泣いたのはつかささん。でも、一番派手に泣いたのはかがみさんだった。
式典はとっくに終わってるけど、誰もまっすぐ帰ろうとはしない。みんな、思い思いに名残を惜しんでる。
俺も、色んな人と話した。感動的な卒業なんて内心諦めてたけど、大事な友達はたくさんできた。
みんな、本当にいい子だと思う。

ただ、本当に話したい人には、まだ会えていない。
さっきから姿は見えてるけど、生徒に囲まれてとても近づけないでいる。
順番が回ってくるまで、根気よく待つしかないか。

…お。空いてきたかな。もうちょっと囲まれててくれてよかったんだけど。
いやいや、及び腰になってどうする。台詞はちゃんと用意してるだろ。
…やっぱり、そんなのは全部捨てていくべきかな。まあ、半分くらいは持っていってもいいよな。
よし。行くぞ。頑張れよ、自分。

「黒井先生」
「おーっ、伊藤やないかい。探してたんやで?」
「俺からは、ずっと先生が見えてましたけど。なんだかモテモテでしたね」
「いや、ほんま参ったわ。涙で化粧が台無しや。
これで卒業や思うとみんなかわいなってもうてな、なかなか切り上げられんかったわ」
「生徒からあれだけ慕われるのって、難しいと思います」
「ん、まあ、教師冥利に尽きるっちゅうところかな。」


597 :30までは思春期2:2008/08/12(火) 01:55:18 ID:7r0XKTn1
「私生活でもあのくらいだったらいいですね」
「そやなぁ。そらマジに問題やで…ってコラ、自分んなこと言うためにウチんとこ来たんかっ?」
「そんな、滅相もない。俺も、ちゃんとお別れを言いたいんです」
「お別れなんて、水臭いこと言いっこなしや。いつでも遊びに来たったらええ」
「いや。お別れです。今日で、俺は陵桜の学生じゃなくなりますから。教師である黒井先生とは、お別れです」
「…カタいやっちゃ。でも、人生はそうやって前向いとった方がええかもしれんな」
「黒井先生には、すごく感謝してます。先生が気さくだったから、転校初日も緊張せずにいられました。
俺ひとりだったら、変に気負ってみんなに溶け込めなかったと思います」
「大げさやな。すんなり友達ができたんは、伊藤自身の才能や。その厚かましさ、社会に出たら役立つで」
「…厚かましい?」
「自覚ないんか?泉らと喋っとるとき、なんや昔からの知り合いみたくしとったやん。初対面でアレは、中々なんぎやで」
「…それは多分、かなり後半の方だと思います」
「え?」
「…先生、桜藤祭のことを憶えてますか?」
「おう、当然憶えてるで。ステージが崩れるゆうて、成実さんにパトカーまで使わせたなぁ。
いや、教頭あたりにバレんでよかったわ」
「考えてみると、けっこう危ない橋でしたね」
「しっかし、なんであんだけ必死になったんやろか。よう思い出せんねんな」


598 :30までは思春期3:2008/08/12(火) 01:57:03 ID:7r0XKTn1
「それでいいと思いますよ。ステージは無事だったし、先生も無理なダイエットをしなかった」
「そっ、それはまた別の話やろ!女にとっちゃ深刻な問題やねんっ」
「先生もかがみさんもみゆきさんも、どこがどう気になってるのかさっぱり分かりませんでしたよ」
「…伊藤、お前な。そんなジロジロウチらのカラダ見とったんか?」
「と、思う吉宗であった」
「誤魔化すなっ!このドスケベがっ」
「!いっ……ったいんですけど……っ」
「ウチからの最後の愛の鞭や。じっくり味わっときぃ。…あかん、もうこんな時間か」
「…なにかあるんですか?」
「ナニっちゅうんでもなくてな。来賓とか父兄の方にも挨拶せなあかんから、そろそろ動かなまずいかもしれへん」
「…じゃあ、先生。最後に1個だけ、お願いを聞いてくれませんか?」
「おう、ゆうてみぃ」
「俺があの校門をまたぐまで、見送ってほしいんです」
「なんやそれ。まあ、ええで。自分みたいなけったいな男は、とことんイヤミな顔で送ったるわ」
「…じゃあ、行きます」
「おう」
「…よし。行きますよ」
「さっさと行かんかい」

 歩く。毎日していたように、門を出る。
 よっしゃ。言うぞ。

「またいだな。きっちり見送ったで」


599 :30までは思春期4:2008/08/12(火) 01:58:57 ID:7r0XKTn1
「はい。これでもう、俺たちは生徒と教師じゃありません」
「またそれかい。くどいやっちゃな。ウチと離れるんがそんなに嬉しいんか?」
「だから、ななこさん。俺と付き合ってください」
「…えっ?ん?…な、なんて?」
「付き合ってください。あなたが」

 あー、詰まった。平気な顔で言える自信、あったんだけど。
 でも、言わなきゃ。桜藤祭の日から、これを伝えることだけ考えてたんだから。

「俺は、ななこさんのことが」
「ちち、ちょい待ち!」
「…っ」
「そこまでやっ。えっと、あーっと……そら、自分は卒業したかもしれへんがな。
ウチはアレやねんて。ほら、まだ仕事中やねん」
「…はあ」
「せやから、その話はまた後日ってことで…な?」
「…ダメ、ってことですか?」
「ちゃうねん!ちゃうねんて。ウチが教師やってない時間なら、聞いてやれるっちゅうことや」
「…じゃあ、電話ください。番号教えますから」
「お、おう。ええで。ほな、明日にでも連絡するわ。それでええか?」
「待ってます」
「よし。そんじゃ、今日のところはここまでや。卒業おめっとさん」
「…ありがとうございます。それじゃあ」


600 :30までは思春期5:2008/08/12(火) 02:01:57 ID:7r0XKTn1
 …なんだろう、これ。大人の断り方ってやつ?電話がなければ諦めろって?
 いや、深く考えるな。あんまネガティブになると、泣く。
 けどなぁ。食い下がりたいな。俺は、別に大人じゃないし。そもそも、この気持ちが簡単になくなるとは思えない。
つーか、俺はふられたのかな。ふられたんだよなぁ。微妙な空気だったもんなぁ。
でも、まだ好きだとも言ってない。これだけは、どんだけ嫌がられてもぶつけたいな。
 電話、待ってますからね。そっちにその気がなくても、待ち続けます。だって、あなたがそうしろって言ったから。


601 :1-668:2008/08/12(火) 02:06:07 ID:7r0XKTn1
以上、主人公編です
ななこ編はまた明日か明後日にでも

言い忘れましたがまとめて下さってる方にもめっちゃ感謝してます

原作まだまだ終わらないといいな(´・ω・`)

602 :名無しくん、、、好きです。。。:2008/08/12(火) 03:17:05 ID:hmnP6dNs
乙〜

603 :名無しくん、、、好きです。。。:2008/08/12(火) 13:13:36 ID:54bAyPx5
乙。

604 :373:2008/08/13(水) 10:14:37 ID:LBbM7aJA
職人のみなさん、乙です。
みなさんのss読むのが待ち遠しすぎる。
そして、お久しぶりです・・・夏になって急に忙しくなりまして(主に積みゲー処理)
「みなみの笑顔」の続きが今日中に完成しそうなので今晩中に投下します。
ではでは、また今日の夜に・・・

605 :名無しくん、、、好きです。。。:2008/08/13(水) 15:17:31 ID:dIm6uLu0
今晩から帰省するので見るのは携帯からになりそうです;;
でも楽しみに待ってます!!!

606 :373:2008/08/13(水) 21:03:32 ID:LBbM7aJA
ではでは宣言どおり行きまーす。
みなみの笑顔 休日編です。
↓↓

607 :みなみの笑顔 休日編:2008/08/13(水) 21:05:20 ID:LBbM7aJA
待ち合わせの時間まで15分。
しかし、岩崎さんと遊びに行くなんて久しぶりだ。
まぁ、それもこれもいけないのは俺だったんだけど・・・。
とにかく今日は思い切り楽しみたい。
・・・と、あそこに見えるのは。

「おはよう。岩崎さん」
「すみません・・・。待たせてしまって」


  〜休日〜


「いや、まだ約束の時間じゃないんだし。俺も今来たとこだよ」
「そうですか。・・・それなら良かったです」

べたべたな台詞を吐いて俺たちは歩き出す。
ちなみに今から2時間前にすでにここに俺がいたことは内緒だ。
そういえば今日の岩崎さんの雰囲気、何か違う。

「・・・・・・あ!岩崎さん、化粧してる?」
「え!?・・・あ、少しだけですが・・・」

どことなく大人っぽい雰囲気。
今更ながら胸が高鳴ってしまう。

608 :みなみの笑顔 休日編:2008/08/13(水) 21:06:02 ID:LBbM7aJA
「母が・・・大事な人と会うならしていきなさいと・・・」
「へぇー、お母さんが」

お母さん、面識ないけどGJです!

「・・・どうですか?」
「すごく綺麗だよ、うん」
「・・・・・・!!」

好きな女の子が自分のために化粧。
それだけでこの上なく嬉しい。
なんかさっきから岩崎さん顔を伏せたままだけど。

「そういえば映画だったよね?」
「はい、勧められたのなんですが・・・」

そう言われてパンフレットを渡される。

「転校して来た男の子が様々な困難に見舞われながらも文化祭を成功させて
 好きな女の子と結ばれるどたばた恋愛アクション映画の超大作・・・ねぇ・・・」

アクションの要素が今の説明文の中にあったのだろうか?
それ以前に既視感のような感じもするんだけど・・・。


609 :みなみの笑顔 休日編:2008/08/13(水) 21:07:10 ID:LBbM7aJA
「どうしましたか?先輩・・・?」
「え?いや、何でもないよ。じゃあ、行こうか」

映画館へ向かう。
休日ということもあって男女のペアの数も多い。
みんな手、繋いでるなぁ・・・。
ふと岩崎さんを見る。

「「!!」」

ばっちり目が合ってしまった。
そして、どちらからというわけでもなく手を握る。
俺の手が汗ばんでたけど、もしかしたらそれは岩崎さんも同じなのかもしれない。

「着いた!」
「はい」

別に宣言するほどのものでもないけど手を繋いでいたのが恥ずかしかったのか高らかに宣言。
というわけで中に入る。
席について気づいたけど俺たちはずっと手を握ったままだった。

『―――』

なかなか考えさせられる映画だった。
それは哲学的な何かではない。
何者かの陰謀を感じる、なんて考えてしまう俺は自意識過剰?
主人公の境遇が似すぎている!

610 :みなみの笑顔 休日編:2008/08/13(水) 21:08:08 ID:LBbM7aJA
「楽しかったですか・・・?」
「う、うん。大きく疑問が残る映画だったけど・・・」
「最後良かったですね。2人が結ばれて・・・」
「う、うん。ソウデスネ」
「・・・・・・?」

もう気にしないことにしよう・・・。
この映画が俺の一生の課題になりそうだ。

「も、もうお昼も過ぎちゃったけどお昼にしようか!」
「・・・?そ、そうですね。そうしましょう・・・」
「ねぇ、どこかで見たことがある展開というか、何か疑問に残るとことかない?」
「・・・いえ。もしかして先輩見たことあったんですか・・・?」
「いやいや、初めてだよ!ならたぶん俺の勘違いだ、うん」

駅前の店に入る。
岩崎さんはまだ俺の言葉を考えてるみたい・・・。
うん、ごめんよ・・・、気のせいなんだ。
そういうことにしといて・・・。

「そういえばさ、あれから小早川さんと先生はどう?」
「・・・え?2人ともいつも通りですよ」
「そう・・・」

何故だ・・・。
会話が続かねぇ。

「あれ?」

あそこにいる人、後姿が岩崎さんそっくりだ。

611 :みなみの笑顔 休日編:2008/08/13(水) 21:09:26 ID:LBbM7aJA
「・・・どうかしましたか?先輩・・・?」
「あそこに座ってる人、岩崎さんに似てるなぁ・・・って」
「あそこにいる人・・・?」

岩崎さんが振り返る。

「・・・・・・ぶっ!!」

漫画みたいに噴出す岩崎さん。
あーあ、お茶がもったいない・・・って突っ込むとこそこじゃないだろ、俺。


「大丈夫!?はい、ハンカチ」
「す、すみません・・・」
「どうしたの?」
「いえ・・・、すみませんお手洗いに・・・」

何故か動揺しながら席を立つ。
って、トイレは逆方向ッス。
あれ?さっき言った人と話して・・・。
その人とトイレに行っちゃったよ。

「なんか雰囲気は違うけど、本当岩崎さんに似てたなぁ」

待つこと数分。

「すみません。お待たせしました・・・」
「いやいや・・・って・・・え?」

612 :みなみの笑顔 休日編:2008/08/13(水) 21:10:21 ID:LBbM7aJA
さっきの女性も一緒なんですが。
ちょい待て。
俺もそこまでは鈍くないぞ!
ただ現実を受け止めにくいだけだ!

「どうも、こんにちは。岡崎君でしたっけ?」
「ほら、お母さん。まずは謝って・・・」
「あのー」

何か謝るようなことでも・・・?
って、お母さん!?

「すみません・・・。駅前で私たちを見つけてそれでここまで付いて来たみたいで・・・」
「ごめんなさいね。みなみったら家に連れてきてって言っても聞いてくれなくて」
「はぁ」

若い、若すぎるぜ。
てっきりお姉さんぐらいかと。
でも、家族構成にお姉さんいなかったか。
何だろう、俺の母親を思い出すと急に切なく・・・。

「だって、もし連れて来てもからかうだけでしょ・・・?」
「そんなことないわよ、ちょっと興味があるだけで」
「・・・はぁ」

女性2人のパワーに押されまくりなんですが。
でも、岩崎さんって家だったらこんなに口数が多いのかな?
いつか俺の前でもこんなに話してくれるようになればいいけどな。

613 :みなみの笑顔 休日編:2008/08/13(水) 21:11:02 ID:LBbM7aJA
「でも、良かったわ。いい人そうで。みなみ、岡崎君のお話をする時はいつも嬉しそうに話すから」
「・・・ちょっとお母さん」
「家で僕の話ですか・・・」
「えぇ、それは毎日のように・・・」
「ちょ・・・ちょっと・・・」

家での俺の話・・・。
考えるだけでものすごく怖いんですが。
お父さんとかお父さんとかお父さんとか。
けど、岩崎さんのこの慌てっぷりは滅多に見れたもんじゃないな。

「大丈夫。今、夫は単身赴任だから」
「あ、良かったぁ・・・って」
「しかも、かっこよくておもしろい人よね、みなみ」
「・・・もうやめて・・・」
「はぁ・・・ありがとうございます」

ダメだ。
見えない力が俺を阻んでいる。
このままじゃ岩崎さんのキャラ崩壊が・・・。
それはそれでかわいいしアリだな、うん。
恐るべし、岩崎母。
結局、1時間ほど話して後は若い2人の時間って帰ってしまった。
その間、常に顔真っ赤だった岩崎さん。
話のペースを握られっぱなしの俺だった。

614 :みなみの笑顔 休日編:2008/08/13(水) 21:11:39 ID:LBbM7aJA
「何かすごいお母さんだね・・・」
「いえ・・・普段はここまででは・・・。こんなに楽しそうに話すお母さんは久しぶりに見ました・・・」
「でも、岩崎さんのあの慌てっぷり」
「せ、先輩まで・・・」
「いつもかっこいい岩崎さんだから。お母さんの話でかわいい岩崎さんが聞けて良かったよ」
「・・・・・・」

顔を真っ赤にして俯く岩崎さん。
今日は本当に楽しい1日だった。
新しい岩崎さんをたくさん見ることができたし。

「じゃ、俺たちもそろそろ出ようか」

立ち上がってふと疑問が・・・。
いや、そんなことは・・・。
でも腹をくくって。

「すみません・・・。本当にすみません」
「・・・いや、大丈夫・・・」

予想通り、全額俺が払う目にあうのであった。

615 :373:2008/08/13(水) 21:15:08 ID:LBbM7aJA
今回は以上です。
ちょっと中途半端な感じですが・・・

一応シリアス一切なしの展開です。
みなみとみなみ母にはちょっとキャラ変わってもらいましたが。
なかなかこういった文章も難しい・・・。
更に精進していきたいと思います。

ではでは失礼します。

616 :名無しくん、、、好きです。。。:2008/08/13(水) 21:19:14 ID:AncPpVpz
乙&GJです! やばいにやにやが止まらないww

617 :名無しくん、、、好きです。。。:2008/08/13(水) 21:22:02 ID:dIm6uLu0
乙!
なんとか間に合った

618 :名無しくん、、、好きです。。。:2008/08/15(金) 09:24:20 ID:WsO061i2
乙。

619 :名無しくん、、、好きです。。。:2008/08/16(土) 20:02:20 ID:+ZhS8Fya
>>615
乙です

ななこの続きいきます
エセ関西弁の設定はすごく便利というか…書き手に都合がいいですな

↓じゃ↓

620 :30までは思春期6:2008/08/16(土) 20:05:12 ID:+ZhS8Fya
 参った。ほんま、参った。まさか、本当に言われるなんて考えてもみんかった。
 多分、あれやろなぁ。桜藤祭の…えっと、いつやったか。
 とにかく、卒業したらオッケーなんて冗談半分にゆうたけど、本気にされとるとは思いもせんかった。
 それじゃ、ウチと同じってことやないか。ウチかて、あれから妙に意識してまってしょうもなかったんや。
 卒業したら解決や思とったんに、あいつ見事にかわしてきよった。

 どないしたらええんやろ。本気にしても、ええんかな。だって、十も年下なんやで。
 いまは良くても、時間がたったら伊藤も絶対に後悔するんちゃうか。
 あいつ、電話しろゆうとったな。したら、きっちり告白されるんやろか。
 そしたら、ウチ断れんのかな。…正直、自信ないわ。ああいう若いっちゅうか、熱くてまっすぐなのには、その…。
 …ぶっちゃけ、弱いねん。

 …でも、電話はせなあかんのやろなぁ。せんかったら、あいつ学校まで押しかけて来そうや。
 んなことになったら、マジにコロリといってまうで。…あー、あかん。顔が火照ってきた。

 あれや!若気の至りっちゅうヤツや。せやから、マジにしたらあかんのや。
 電話しよ。そんで、断んねん。それが、伊藤のためなんやて。


621 :30までは思春期7:2008/08/16(土) 20:07:57 ID:+ZhS8Fya
「…あー、もしもし。伊藤か?」
「はい。俺です」
「えっとな。今日は、お疲れさん。でな。さっきの話考えたんやけど」
「待ってください。俺、ちゃんと最後まで言ってませんよ」
「ええねん。大体わかったから。んで、ウチの気持ちとしては」
「よくないです。ふられるにしても、せめて言うことは言わせてください」

 せやから、それがあかんのや。正面切って言われたら、頷いてまうやないか。

「…伊藤な。よう考えてみい。ウチら、いくつ離れてると思とるんや」
「歳の話ですか?そんなの、イヤってほど考えました。俺が30歳になったら、先生は…
ななこさんは40歳です。それがどうしたっていうんですか」
「こんだけ年上と付き合って、青春の無駄使いとちゃうんか?」
「意味、わかんないです。なにもかもひっくるめて、あなたじゃないとだめなんだ」

 …そーゆーのはナシやろ。反則や。
くぅ、ドキドキしてきよった…
…あかん。あかんで。なにときめいとんのや。深呼吸せぇ、深呼吸。


622 :30までは思春期8:2008/08/16(土) 20:10:11 ID:+ZhS8Fya
「ウチ、お前よりデカイで?」
「背の高い人が好みなんです」
「大雑把やし」
「それもです」
「…エセ関西弁しゃべっとる、変な女やねん」
「そんなの、前から知ってます」
「それに、趣味かて」
「先生」
「…」
「じゃない、ななこさん。いい加減、言ってもいいですか?」
「…あ、えっと」

 押され気味や。このままじゃヤバイで。
 …でも、なんで断らなあかんのやろ。歳がどうの、なんて理由も、どーでもよくなってきたわ。
 うんうん。そや。最後は、自分に正直にしかなれんのや。お前はよう我慢したで、ななこ。

 ……なんつって、実は最初っから受け入れ態勢万全やねんな。どうしようもない女や、ウチは。


623 :30までは思春期9:2008/08/16(土) 20:14:57 ID:+ZhS8Fya
「言ってもいいですか?」
「…ええで」
「…俺は、ななこさんが好きです。桜藤祭のときからずっと、あなたに憧れていました。
だから、俺と付き合ってください。俺の、恋人になってください」
「…ええけど、あかん」
「どういう意味ですか?」
「…あのな。柄にもないことぬかすけど、笑うなよ?」
「はい」
「電話やのうて、面と向かってゆうてほしいねん。そしたら、その、ちゃんと返事できると思う」
「…そうですか」
「どや。あかんか?」
「わかりました。じゃあ、今度会ってください。3回目の告白をします」


624 :30までは思春期10:2008/08/16(土) 20:17:56 ID:+ZhS8Fya
「3回?」
「卒業式で1回。いまが1回。次に会うとき、1回ですから」
「…そか。悪いな、めんどくさい女で」
「いいですよ。でも、この次は絶対、気持ちに応えてくださいね」
「…そったら、いつ会う?」
「俺は明日にでも会いたいです」
「じゃあ、明日や」
「…本当に?」
「本当や。…あのな。お前は気付いとらんかもしれんけど」
「はい」
「……ウチかて、待てんのや」
「な」
「…ああ、もう!恥ずい!限界やっ。明日、午後2時に糟日部の駅でええか?そんじゃ切るでっ。おやすみ!」
「あのっ…」

 …ふう。
 なんや、この展開。断るつもりが、なんちゅう体たらくや。
 …まあ、ええか。それにしても、『あなたじゃないとダメだ』やて。こっ恥ずかしいこと、よう言うわ。

 ああ、ニヤニヤしてまう。傍から見たら間抜けなんやろな。
 こんなにそわそわすんのも、久しぶりや。でも、めっちゃ気分ええな。
 またドキドキしてきよった。みっともないわ。好きやねんから、しゃーないな。


625 :1-668:2008/08/16(土) 20:21:24 ID:+ZhS8Fya
以上です

送信がうまくいかずギコナビと格闘してたらsage損ねました。面目ない…
おとなしくナスに割り箸を刺す作業に戻ります

ではでは

626 :名無しくん、、、好きです。。。:2008/08/16(土) 22:44:06 ID:D8SEbTNP
乙です。

627 :名無しくん、、、好きです。。。:2008/08/17(日) 17:40:55 ID:RzLoFGme
乙です!

628 :名無しくん、、、好きです。。。:2008/08/20(水) 07:22:37 ID:haYP0xwN
あげさせてもらう!

629 :2-837:2008/08/21(木) 01:31:22 ID:bcVK98Tq
>>573
さすがにないですよ〜
苗字3文字、名前3文字が語呂良く感じたんで、何となく使わせてもらってるんです
それに、有名な名前ですしねw

>>584
乙です。流れ星ネタに思わずニヤリとしました、これのことを言ってたんですね
つかさらしさを損なわずに、つかさ視点なSSで凄かったです。ニヤニヤ分も多くて、お腹いっぱいでしたよw
かがみsideはラキレボ→らきメモなんてのはどうしょうか?かなり長くて、大変になってしまいそうですが…
何にせよ、次の作品を期待して待ってますね

>>591
乙です。女の子と呼ばれて赤くなるひよりがかわいすぎるw
後編も楽しみにしてますね〜

>>615
乙です。シリアスから一変しての、終始ニヤニヤタイムがヤバイw
それにしても、ちゃんと仲直りできてよかったです…
次も期待してますね

>>625
乙です。黒井先生の反応がかわいいw
にじゅ(ry歳とは思えないかわいい反応にニヤニヤさせてもらいました
やまとSSもななこSSも期待して待ってます

お久しぶりです。何やら6巻表紙にこーちゃんという噂を耳にし
お祝いのこうSSを書きました、というわけで投下させていただきます

630 :八坂こうの場合 前編:2008/08/21(木) 01:34:20 ID:bcVK98Tq
 桜藤祭も無事終了し、いつもの陵桜の姿に戻りつつあるようだ。
 俺はというと、やや受験モードに入りつつも、相変わらずみんなとゆるーい時間を過ごしている。
 まあ、変わったことがあるとすれば、気がついたら交友が広がっていたということだろう。
 桜藤祭が終わってからは、今までずっと陵桜にいたのではないかと思ってしまうほどだ。

「はあ……、今日はもう数学のことは考えたくないな……」
 最近日課になっている、みんなとの勉強会が終わった。
 現在、俺はややグロッキーな状態で、玄関へと向かっている。すると――。
「あれ? 伊藤先輩じゃないっスか、お久しぶりっス!」
 見知った後輩に出会った。
「田村さん、久しぶりだね。桜藤祭以来かな?」
「そうっスね。……えーっと、もしかして、勉強してました?」
「そうだけど……、わかる?」
「顔にすごく出てるっス」
 どうやら、見てわかるほどグロッキーだったようだ。
「あー、やっぱりか……。それで、田村さんはこれからアニ研?」
「そうっスよ」
「掃除当番か何かで遅れたの?」
「そうなんスよ! 掃除のときに小早川さんと岩崎さんが……」
「えっ、掃除は?」
「わ、わかってはいたんスけどね。つい……妄想を」
「田村さんらしいね」
「まあ、そういうわけで、急いで部室に行かないとこうちゃん先輩に怒られるっス」
「もしかして、締め切りが近いの?」
「違うっスよ。こうちゃん先輩が原作で漫画を作ることになってるんスけど、それのネームを今日見てもらう予定になってるっス」
「そうなんだ、……八坂さん忙しいのかな?」
 永森さんとはちゃんと再会できたのかを聞きたい。
 漠然と再会できたものと思い込んでいるけれど、実際は再会できていないという可能性もある。
「そこまで忙しくはないはずっスよ。だから、こうちゃん先輩に会ってきます?」
「うん。お願いするよ」


631 :八坂こうの場合 前編:2008/08/21(木) 01:35:25 ID:bcVK98Tq
「こうちゃん先輩、遅れてごめんなさいっス」
「遅いよひよりん! 何してたの? ……って、まこと先輩?」
「久しぶりだね、八坂さん」
「あ、お久しぶりです。アニ研に何か用ですか?」
「アニ研というか、こうちゃん先輩に用があるみたいっスよ」
「あれ、そうなんですか?」
「うん、永森さんとちゃんと会えたのかなって」
「まこと先輩のお蔭でバッチリでしたよ! いや〜、あのときはありがとーございました」
「いやいや、俺は頼まれてたことを伝えただけだから」
「そーいえば、何で約束のこと知ってたんですか? あれはやまとしか知らないはずなのに」
「う〜ん、俺もよく覚えてないんだよね。確か、永森さんに伝えてくれって頼まれたような気がするんだけど……」
「でも、やまとに聞いても、まこと先輩のことすら知ってませんでしたよ」
「あれ? 変だな、何か忘れてることがあるのかな……」
「まさか、やまとをストーキングしてたわけじゃないですよね?」
 八坂さんの目が鋭くなる。いや、マジで怖いんですけど……。
「そ、そんなことしてないよ! 何て説明したらいいのかわからないけど、なんとなく知ってたというか、わかってたというか!!」
「冗談ですよ、まこと先輩がそんなことする人じゃないって、わかってるし」
 満面の笑みの八坂さん。なんか本当に楽しそうだ、人が悪いなまったく。
「はあ、本気で疑われてるのかと思ったよ」
「まこと先輩のお蔭でまた会えたんですから、疑うわけないじゃないですか〜」
「あんまりからかわないでくれよ。ただでさえ、普段からこなたさんにからかわれてるんだから」
「あんまり気にしちゃだめですよ〜。まあ、せっかく来たんですから、ゆっくりしていってね!」
「ゆっくりって……、もう用件は済んだんだけど」
「じゃあ、まこと先輩もひよりんのネーム見てきます?」
「ちょっ、何言ってるスか! せめて見せるのは完成してからにしてほしいっス!」
「ひよりんはああ言ってますけど、どーします?」
 あんな反応を見てしまっては、逆に興味が湧くというものだ。
「じゃあ、見させてもらおうかな」
「いっそ殺してほしいっスー!!」
 ごめんね、田村さん。


632 :八坂こうの場合 前編:2008/08/21(木) 01:36:13 ID:bcVK98Tq
「それで、何で今日もいるんですか?」
「え? い、いやー、ここなら落ち着けるかなーと」
「部活動中だから、静かにしててもらえれば構わないですけどね」
「うん、わかってるよ」
「でも、数学から逃げるために使われるのも、どうかと思いますけどね〜」
「えっ……」
 八坂さんがジト目で俺を見る。前回お邪魔させてもらったときに、数学嫌だーと言ってしまったのが失敗だったか。
 あぁ……、ニヤニヤされてる……。なんか凄い恥ずかしくなってきた。
「嘘ですよ、ウ・ソ」
「へ?」
「締め切りが近くなければ、いつでもどーぞ。それに、私でよければ愚痴でも聞いてあげますよ」
「……またこのパターンか」
「いや〜、まこと先輩はちゃんと反応してくれるから、つい楽しくて」
「まあ、別に構わないけどね」
「からかった分、話し相手になるから許してくださいね」
「それは気にしてないから大丈夫だよ。というか、八坂さんも活動しなきゃいけないだろ?」
「そーなんですけど、ネタってのは案外人との会話からも出てきたりするんですよ」
「へ〜、そうなんだ?」
「ひよりんがたまに描いてる、あるあるネタなんかは特にそーですね」
「何がネタになるか、わからないもんだね」
「そーですよ。だから、ネタをくださいね、まこと先輩!」
「う〜ん、努力はしてみるよ」
 八坂さんの無邪気な笑顔に元気をもらう。
 まだまだ受験生のゴールは先なのだから、こんなところで音を上げてはいられない。



633 :八坂こうの場合 前編:2008/08/21(木) 01:36:59 ID:bcVK98Tq
「なんだ伊藤、また来てるのか」
「桜庭先生、またお邪魔させてもらってます」
 またアニ研へやって来ているけれど、最近は数学から逃げて来ているワケではない。
 かがみさんは、こなたさんとつかささんに付きっ切りで忙しく、みゆきさんは物凄く集中して勉強しているので、邪魔したくないのだ。
 しかも、八坂さんは生徒会会計の力か、数学が苦手なわけではないので、たまに教えてもらっている。
 後輩に数学を教えてもらうというのは、何やらおかしな状況ではあるけれど……。
「ふむ、しかしよく来るな。そんなに八坂に会いたいか?」
「そんなところですね」
「え、そうなんですか!? いやあ、何か……照れますね!」
 顔を赤くしながら、照れ笑いをする八坂さん。
 こなたさんたちは、こういう反応はしない気がするから、何か新鮮だ。
「八坂さんがいれば、愚痴を聞いてもらえるからね」
「そういう意味だったんですか。いや、確かにそう言いましたけど……」
「八坂さんはどういう意味だと思ったの?」
 いつもからかわれてばかりだから、たまには反撃だ。
「え? そんなの……秘密に決まってるじゃないですか!」
「いや、そんなこと言われたら、逆に気になるよ」
「なりません! ならないから忘れてください!」
「そ、そんな無茶な! 桜庭先生も何か言ってくださいよ」
「……若いっていいな」
「桜庭先生!?」
 こうして、放課後の時間は過ぎて行く。本日もアニ研は賑やかだ。
 ……部員のみなさん、ごめんなさい。



634 :名無しくん、、、好きです。。。:2008/08/21(木) 01:38:33 ID:J4CokIuj
つ@@@@

ゆっくりww

635 :八坂こうの場合 前編:2008/08/21(木) 01:40:09 ID:bcVK98Tq
「はあ……、もうすぐ模試か……」
「大丈夫ですよ、ちゃんと勉強したじゃないですか」
「それでも不安だよ、結果を出せるかはわからないわけだし」
「気にしないのが一番ですよ。気負い過ぎると、逆に空回りしちゃいますから」
「……そうだよね、リラックスして模試受けた方がいいに決まってる」
「そーですよ! というわけで、賭けしません?」
「えーと、もしかして、俺の模試の結果で?」
「もちろん! 私も少し手伝いをしたわけですから、いいですよね?」
「うん、構わないけど、一体どうやって賭けをするの?」
「まこと先輩が自己ベストを更新するかしないかで!」
「う〜ん、またえらく大きく出たね」
 確かに、かなり勉強をしてきた。けれど、それでも中々超えられないから、自己のベストと言うわけで。
「大丈夫ですって! そもそも、自信を持たないとベスト更新なんて無理ですよ!」
「その通りだとは思うんだけど、なんというか、俺より八坂さんの方が自信を持ってる気が……」
「私が自信を持ってるのは当たり前ですよ、これまでのまこと先輩のがんばりを見てたんですから!」
 そんなことを真剣に言われると、すごく照れる。
「……八坂さん、ありがとう」
「お礼を言うなら、ベストを更新してからですよ」
「それもそうか。でも、八坂さんは更新できないに賭けるんだろ?」
「何でそーなるんですか! 更新に賭けるに決まってるじゃないですか!」
「それじゃ賭けにならないって」
 自分がベスト更新しないに賭けるなんていうのは、まずありえないことだ。
「それなら、ベスト更新したら何かご褒美ってことでどーですか?」
「うん。それがいいかな」
「それじゃあ、どーします? ゲーセンでも行きますか?」
「いや、どうしてご褒美でゲーセンに……。行くなら、映画の方がいいな。見たい映画があるんだ」
「なら映画で決まりですね! ……でも、まこと先輩をゲーセン色に染めたかったな〜」
「染めないでもらえると助かる」
「そーですね、またの機会にします」
 どうやら、あきらめてくれていないようだ。
 けれど、一応目標も定まった。後はベストを尽くすだけだ。


636 :八坂こうの場合 前編:2008/08/21(木) 01:41:22 ID:bcVK98Tq
 結論から言うと、俺は自己ベストを更新した。そして、現在約束した場所で八坂さんを待っている。
 待っているのだけれど、八坂さんはまだ来ない。そろそろ待ち合わせの時間から、三十分が過ぎるところだ。
 何かあったのだろうか? ここまで遅れていると心配になってしまう。
 そもそも、一番気になるのは、なぜか永森さんがここにいるということだ。どうやら、誰かを待っているように見えるけれど……。
 しかも、永森さんは俺のことを覚えていないと聞いているのに、俺の方をチラチラと見てくる。
 一体全体何がどうなっているのか、まったくわからないぞ……。
 と、そんなことを考えている間に、八坂さんがやってきた。
「ごめーん! まこと先輩、やまと、待った?」
 え……と、余計にわからなくなったぞ。
「八坂さん、これはどういうこと?」
「実は、やまともこの映画を見たかったらしくて、一緒に行こうってことになったんですよ。……連絡するべきでしたね」
「連絡してなかったの?」
「いやー、最近妙に筆が進んで、その……忘れてた。まこと先輩、すみませんでした!」
「謝ることじゃないよ、俺は別に構わないしね」
「そーですよね! 女子高生二人と映画なんて、いいシチュですよね〜」
「こう、反省してる?」
「はい、反省してます、すみませんでした」
「前に約束は守るって言ったわよね?」
「本当にごめん。ちゃんと時間に来れるはずだったんだけど……」
「また亡くなったおじいちゃんの葬式?」
「な、永森さん、そこまでにしてあげようよ。時間はまだ余裕があるんだから」
「こうはいつも二、三十分遅れるのよ。だから、私が余裕を持てる時間を指定したの」
「そうだったんだ……。さすがに八坂さんのこと、よく知ってるんだね」
「付き合いが長いから。それと、こうが集合時間にルーズなのは、覚えておいた方がいいわ」
「そうさせてもらうよ」
「なんか、すみませんね」
「俺は気にしてないから大丈夫だよ、そういうところも含めて、八坂さんなんだって思ってるから」
「うーん、あまり嬉しい認識じゃない気が……。でも、ありがとうございます」
「気にしないでいいよ。それじゃあ、映画館に向かおうか」


637 :八坂こうの場合 前編:2008/08/21(木) 02:00:58 ID:bcVK98Tq
「まこと先輩、飲み物何がいいですか? 私が買ってきますよ」
 席に着き、上映を待っていると、八坂さんが突然聞いてきた。
「いや、いいよ。俺が買いに行くから」
「何言ってるんですか! 今日はベスト更新のお祝いなんですから、主役は休んでてください!」
「あ、……うん。……じゃあ、コーラをお願いするよ」
 映画館だと、なぜかコーラが飲みたくなるのは、俺だけだろうか?
「わかりました。それじゃちょっと行ってきますね」
 う〜ん、でも、これで良かったのだろうか? なんか押し切られたような気がする。
「押しに弱いのね」
「うん、俺も今そう思ってたところだよ」
「……それにしても、こうがまこと先輩まこと先輩ってうるさいから、どんな人なのかと思ったら、聞いてた通りのお人良しで驚いたわ」
「えーと、それってどう受け取ればいいのかな?」
「褒めてるのよ。まこと君なら大丈夫だって」
「そうなのか、ありがとう永森さん。……って、それどういう意味?」
「そのままの意味よ。だって、こうのこと好きなんでしょ? 会うために部室に通うほど」
「ええ!? それは……」
 ないと言い切れるだろうか? 八坂さんに会いたいと思って、アニ研に顔を出していたのは事実だし、八坂さんに以前から惹かれているのも事実だ。
「まあ、よく考えてみるといいわ。……けど、不思議なものね。初めて会うはずのに、こんなに会話がスムーズだなんて」
 会うのは初めてではないけれど、永森さん本人には初めて会う。なんというか、説明が難しい。
 しかも、そのことについての記憶は、もはや風化してきている。だから、無理に説明しない方がいいかもしれない。
「きっと、八坂さんから俺の話を聞いて、ちょっとした俺のイメージができてたからじゃない?」
「そう……かしらね」
「俺はそうだと思うよ」
「まだ納得はできてないけど、それが一番ありえそうな話ね」
「おまたせしましたー!」
「おかえり、って八坂さん、その手に持ってるのは?」
「え? いやー、限定って言葉には魔力があると思いませんか?」
「確かに、特に日本人には効果バツグンだよね」
 俺も行っていたら、劇場限定商法にやられていたかもしれない。


638 :八坂こうの場合 前編:2008/08/21(木) 02:02:54 ID:bcVK98Tq
「中々面白かったですね」
「そうだね、期待以上だったかな」
「そうね、面白かったわ。それに、こうは衝動買いもしたし」
「やまと、一言余計っ! それに、本人はいい買い物したと思ってるんだから!」
「本人がそう思ってるなら、それでいいけど」
「まあ、みんな楽しめたならそれが一番だよ。だから、今日はいい一日になったよね」
「何言ってるんですか、まこと先輩! まだ、今日は終わってませんよ!」
「へ?」
「せっかくのオフ日なんだから、一日フルで楽しまないと損です! てわけで、カラオケでも行きましょー!」
「その提案は中々魅力的ね」
 な、永森さんが乗り気だ……、これはもう誰にも止められないかもしれない。
 けれど、個室に男一人・女二人の構図は、中々にマズイシチュエーションではないだろうか?
 俺も男なのだから、精神衛生上あまりよろしくない。
「その気遣いは嬉しいんだけど、ほら、せっかくのオフなんだし、しっかり休むって手も……」
「その言い逃れは、悪あがきでしかないわ」
「逃げ場はないよ、まこと先輩!」
 両腕をしっかり二人に拘束され、カラオケへと連行される俺。
 八坂さんのことだから、きっと無意識だろうけど、俺の腕が胸に圧迫されている!
 な、なんて攻撃力だ! まるで断れる気がしない!
 こうなったら……、あきらめて歌いまくるしかない!

 ――結局、精神衛生上は特に問題も起こらなく、カラオケを楽しむことができた。
 しかし、俺の声が戻るのに、長い時間が必要とされたのは当然の結果だった。

639 :2-837:2008/08/21(木) 02:09:16 ID:bcVK98Tq
以上で後編へと続きます
参考資料が少ないので、キャラ崩壊の可能性アリです
このSSは、特にらきメモでこうルートがなかったことに糸色望した方に
楽しんで読んでもらえれば幸いです

640 :名無しくん、、、好きです。。。:2008/08/21(木) 02:23:19 ID:J4CokIuj
乙〜。後編も楽しみにしてます。

641 :名無しくん、、、好きです。。。:2008/08/21(木) 08:34:48 ID:fpk5ZQEO
乙です!

642 :名無しくん、、、好きです。。。:2008/08/21(木) 09:34:41 ID:IN5yVFLI
>>639
つまり俺向きということですねわかります 。とにかく乙!

643 :名無しくん、、、好きです。。。:2008/08/21(木) 10:59:07 ID:v4lW8L0D
せっかく良いSSでも名前がまことだと物凄くむかつく
せめて名字が菊地なら…

644 :名無しくん、、、好きです。。。:2008/08/21(木) 11:19:23 ID:IJL838QH
>>639
乙〜
来た!こうちゃんルート来た!これで勝つる!
キャラはそんな感じだと思いますよ〜後半楽しみにしてます!

>>643
色々と落ち着けw

645 :名無しくん、、、好きです。。。:2008/08/21(木) 17:21:09 ID:8ysyYQAK
>>639
乙&GJでした
こうルートないのがホント残念で仕方なかった自分としては、嬉しい限りです!
凄くノリが良い後輩…そんなこうらしいな〜、と楽しみながら読ませていただきましたよ
そして「ゆっくりしていってね!」に不覚にも爆笑したww

後編期待しております!

646 :名無しくん、、、好きです。。。:2008/08/21(木) 23:41:37 ID:CbD05RHt


647 :名無しくん、、、好きです。。。:2008/08/22(金) 17:56:02 ID:oHwXtsSU
乙。

648 :名無しくん、、、好きです。。。:2008/08/23(土) 00:07:13 ID:JtcW6WCA
>>643
俺も、どんなに内容が良いSSでも主人公の名前が伊藤まこととか白石みのるとかだと萎える

649 :名無しくん、、、好きです。。。:2008/08/23(土) 01:44:35 ID:xgu6zpFk
流石に白石は無いだろw
一応ゲーム内に登場してるキャラだしな

650 :名無しくん、、、好きです。。。:2008/08/23(土) 10:13:47 ID:xN/+eLu6
確かに白石はないな、主人公はゲームオリジナルキャラなわけだし

651 :2-837:2008/08/24(日) 00:31:08 ID:T8SiS5hD
>>643>>648
菊地まことって…、それなんてゆr(ry
冗談はさておき、あの名前が嫌な方もいるのはわかっていたのにずっと使って
不快な思いをさせてしまったなら、申し訳ないですorz
というわけで、心機一転こうSS以降の主人公の名前を変えようかと思っているんですが、
自分で色々考えた結果
らき☆すた→ラッキースター→幸運の星→星野ゆきと(幸人)
などという、デフォ感を出そうとしたら、厨臭さが前面に出たみたいな名前しか出てきませんでした
なので、住人や職人のみなさん、ネーミングセンスの無い自分にどうかアドバイスをお願いします

652 :名無しくん、、、好きです。。。:2008/08/24(日) 05:11:37 ID:TFc/Senj
いっそのことたろうとかシンプルな名前にしてみたらどうだ

653 :名無しくん、、、好きです。。。:2008/08/24(日) 06:57:51 ID:N4vRcclH
ならシンプルに〇〇君

654 :名無しくん、、、好きです。。。:2008/08/24(日) 11:24:40 ID:GBxjkLd9
良いじゃん菊地まことで、元ネタわかんなきゃ大丈夫だよw

655 :名無しくん、、、好きです。。。:2008/08/24(日) 11:39:13 ID:G2YvLI6d
書き手が自由にすればおk
俺は伊藤まことのほうがわかりやすい

656 :名無しくん、、、好きです。。。:2008/08/24(日) 13:04:20 ID:JFXKcTOj
まことは俺の本名だから、名字はどうあれここのぞくとハーレム状態
ここ以外では誠死ねばっかだけどな

657 :名無しくん、、、好きです。。。:2008/08/24(日) 18:11:33 ID:GBxjkLd9
>>656
真は俺の嫁だが、お前が誠なら死ぬべき

658 :名無しくん、、、好きです。。。:2008/08/24(日) 23:30:24 ID:83u1TnCB
>>651 ゆきと、いいじゃない。

659 :名無しくん、、、好きです。。。:2008/08/25(月) 00:52:50 ID:wkXwEbWW
>>657
メガンテ!

660 :名無しくん、、、好きです。。。:2008/08/25(月) 16:47:56 ID:vdpN3Wyz
らきキャラは基本的に男か女かって名前が多いから(つかさとかゆたかとか)
元ネタ知らない奴にはまことはなかなかアリなんだろうけどね

661 :名無しくん、、、好きです。。。:2008/08/25(月) 18:10:37 ID:5pL4pAvX
つか論争はよそうよ、SS投下する人が投下しづらくなるから

662 :2ー14:2008/08/25(月) 22:51:30 ID:dL/CcVsj
>>615
乙です〜
なかなかやりますね〜岩崎母
キャラが原作と違うのは・・・ゆかりさんの影響を受けてるんだと考えることにしますw
焦りまくるみなみが可愛かったです。


>>625
乙です。
主人公編と黒井先生編、両方読ませて頂きました〜
つーか黒井先生すっかり恋する乙女だな。
だがそれがいい!
次回も楽しみにしています〜


>>639
乙です。こーちゃんルートいいですね。
こみフェでフラグ立ってるようなもんだったのに何でらきメモでルートがなかったんだろうと。
やまとがいい味出しているように思えました。
それと、>>629で書いてることなんですが・・・
本当は1巻目の夏祭りで、つかさの鼻についたわたあめをかがみが食べてそれを見ていたこなたが
「そういうのは男女で〜」っていうネタを、
祐一が同じことをやってこなたに「やっぱり男女で〜」言わせる予定だったんですけど、
うまく纏めることが出来なくて、急遽持って来たネタですw


さて、私も新作を投下したいと思います『かがみside〜ラキレボ編』です。

663 :かがみside〜ラキレボ編:2008/08/25(月) 22:54:32 ID:dL/CcVsj
『クシュン!!』
 大きなくしゃみを一つする私。
 「お姉ちゃん、大丈夫?やっぱり休んだ方が良かったんじゃない?」
 私の隣りを歩きながら心配そうに言うつかさ。
 「そうも言ってられないでしょ・・・ただでさえ、人手が足りなくて忙しいのに、2日も続けて休めないわよ」
 「そうだけど・・・」
 陵桜学園の学園祭―――桜藤祭まで後2週間。
 特に私達3年生には最後の学園祭になる訳だし、いい思い出にしたかった。
 「つかさ〜かがみ〜おはよ〜」
 「あ、こなちゃんだ。おはよ〜」
 学園に行く途中でこなたと合流する。
 「おっす、こなた・・・って今日は珍しいわね」
 私がそう言ったのは、こなたと一緒にいる人がが居たからだ。
 「2人共、おはよう。ついさっきそこで一緒になったんだ」
 こなたと一緒にいた人―――祐一くんはそう説明する。
 「何だ〜私はてっきり、こなちゃんと祐一くんが付き合ってるのかと思ったよ〜」
 「な・・・何でそうなるの?」
 つかさの言葉に動揺する祐一くん。
 「だってさ、いっそのこと私を攻略してみる?ただし、簡単には落ちないよ?」
 「え、え〜と」
 困った表情をする祐一くん。
 (しょうがないか・・・)

664 :かがみside〜ラキレボ編:2008/08/25(月) 22:55:54 ID:dL/CcVsj
 「ほら、こなた!祐一くんをからかうのもいい加減にしろ。困ってるじゃない」
 私の言葉に何故かニヤリと笑うこなた。
 「ふ〜ん、かがみは私と祐一くんの間にフラグが立つと困るんだ〜」
 「な・・・べ、別にそんなんじゃないわよ!ただ、祐一くんが困ってるみたいだから・・・」
 「祐一くん、かがみフラグはいつの間に立てたの?」
 「い、いつと言われても・・・」
 私の話を無視して祐一くんを尋問するこなた。
 「人の話を聞け〜!というか祐一くんも普通に答えてるんじゃ無いわよ!」
 「あ、あの〜お姉ちゃん?」
 「何よ?つかさ」
 私達3人の会話におずおずと割り込んで来たのはつかさだった。
 「もう、周りの人達ほとんどいないよ?急いだ方が・・・」
 言われて腕時計を見てみる。
 もう、遅刻ぎりぎりの時間だった。
 「ああ、ヤバっ・・・もうこんな時間だ、急ぐわよ。3人共?」
 「久々に遅刻ギリギリの時間じゃないと思ったのに・・・結局いつもと同じじゃん」
 「アンタのせいだろうが!さっさと走る!」
 私はそう言いながら、学園に向って走り始めた。


665 :かがみside〜ラキレボ編:2008/08/25(月) 22:57:45 ID:dL/CcVsj
「で、どういうことよ。日下部・・・」
 「しょうがねーじゃん?他に候補がいなかったんだから」
 「だからって・・・」
 授業の間の休み時間。私は日下部を問い詰めていた。机の上に置かれたプリントを見ながら。
 そこには桜藤祭で行われるミスコンの出場者に渡されるプリントがあった。
 それが『私に』渡されたものでなければ何の問題もなかったんだけど。
 「人が休んでる時に勝手にエントリーするんじゃ無いわよ!」
 日下部は昨日、私が風邪で休んでる間に勝手に私の名前でエントリーしてしまったのだ。
 「だってよ〜ちびっ子が・・・」
 「こなた?こなたがどうしたのよ?」
 「スゲー自信たっぷりに『ミスコン優勝はうちのクラスが貰ったから』とか言うんだぜ。
  そしたらうちとしても黙って引き下がる訳にはいかねーじゃん」
 「それは、私をエントリーする理由にはならないでしょうが!」
 「ま、まあまあ、柊ちゃん、落ち着いて・・・」
 「峰岸は黙ってて!だいたい・・・」
 私を宥めようとした峰岸の声を遮る。
 「ミスコンで勝ちたいなら、それこそ私なんかより峰岸を送り込んだ方が確実だと思うけど?私なんかより可愛いんだし」
 「ひ、柊ちゃん・・・」
 頬を赤く染める峰岸を見ながら日下部が口を開く。
 

666 :かがみside〜ラキレボ編:2008/08/25(月) 22:58:36 ID:dL/CcVsj
「いや〜あやのはダメなんだな〜これが」
 「何でよ?」
 「兄貴が見に来るからな〜自分の彼女がミスコンで晒し者にされたら気分悪いだろうし」
 「・・・なるほどね」
 「だろ〜出る気になったか?柊」
 「それとこれとは話が別よ!何とかならないかな・・・」
 「それは大丈夫だと思うな。柊ちゃん」
 「どういうことよ?峰岸」
 話が落ち着いたところで峰岸が話し始める。
 「元々、各クラス一人は代表者出さないと行けないみたいだったんだけど、どうしても出たくないって場合は、
  辞退することも出来るみたいだし」
 「そうなの?」
 「今日、会議があるんでしょう?その時に辞退すればいいんじゃない?」
 「そっか、じゃあそうしようっと」
 「あやの〜何バラしてんだよ〜ちびっ子と賭けまでした私の立場は?」
 「そんなの知るか!」
 日下部にツッコミを入れる私。
 「でも・・・私は柊ちゃんは出てもいいと思うわ。柊ちゃん可愛いし」
 「な、何言ってるのよ・・・」
 「おっ?出る気になったか?柊」
 「ならないわよ!」
 私の声が教室に響いた。

667 :かがみside〜ラキレボ編:2008/08/25(月) 23:00:02 ID:dL/CcVsj
 そして、放課後―――
 ミスコン出場者の会議に私は出ていた。
 (うう、自信なくしそう・・・)
 当たり前のことだけど、ミスコンに出るだけあって各クラスの可愛い娘ばっかりが集まっていた。
 (とっとと辞退するって言って戻ろう・・・)
 私は担当者を探した。
 その時―――
 「かがみさん!」
 「みゆき!」
 私の姿を見つけたみゆきが近寄って来る。
 「どうされたんですか?こんなところで?」
 「それはこっちのセリフよ。ってここにいるってことは、みゆき、ミスコンに出るの?」
 「ええ・・・実は・・・」
 みゆきの話だと、最初は誰か候補者を募っていたらしいんだけど、やっぱり立候補者がいなかったらしい。
 「そうしたらですね、泉さんが・・・」
 「こなたが?」

 『だったら、みゆきさんが出なよ〜露出度の高いドレス着て出れば優勝間違いなし!ていうか私が見たいから、出てください!』

 「と、おっしゃいまして・・・」
 「アイツは・・・しょうがないわね」
 なるほどね、これでこなたが自信満々に日下部に賭けまで吹っかけた理由が分かったわ。
 (みゆきが出れば間違いなく優勝確実だしね・・・)
 みゆきのバツグンのプロポーションを見ながら考える私。

668 :かがみside〜ラキレボ編:2008/08/25(月) 23:01:03 ID:dL/CcVsj
「あの〜かがみさん?」
 「えっ?ああ・・・何でも無いわよ?」
 みゆきの問いをはぐらかす私。
 「でも、別に無理して出なくてもいいんじゃない?」
 辞退するつもりの私はみゆきにそう聞く。
 「ええ、最初はそうしようかと思ったんですが・・・ミスコンは桜藤祭の最初のイベントなんですよね」
 考えながら話すみゆき。
 「実行委員の私としては、最初のイベントが盛り上がるかどうかで桜藤祭の成功が決まると思っています。
  最初に勢いを付けるためなら、出てもいいんじゃないかと・・・」
 「みゆきは真面目よね〜」
 ため息を付きながら言う私。
 「だけど、ホッとしました。正直一人では心細かったんですが、かがみさんが一緒に出てくださるなら勇気が出せそうです」
 「えっ?」
 みゆきは心底安心したような表情を見せている。
 (ま、参ったな〜)
 本当は一緒に辞退しようかと思ってたんだけど・・・
 とはいえ、ここで私だけ辞退してみゆき一人にするのもそれはそれで可哀想だし・・・
 「・・・仕方ないか」
 「?・・・かがみさん、何かおっしゃいました?」
 「う、ううん!何でも無いわよ?」
 こうして私はミスコンに出場することになったのだった。

669 :かがみside〜ラキレボ編:2008/08/25(月) 23:02:29 ID:dL/CcVsj
「う〜ん・・・こっちのダイエットはこないだ試したし・・・」
 会議の後、まだ実行委員の仕事があるみゆきと別れて、私は早速ダイエットの本を探して本屋に来ていた。
 「だけど、巷に流行ってるダイエットってどれもアテにならないわね〜」
 今まで、色んなダイエットを試して来たけど、劇的に効果があったのは一つもなし。
 「とはいえ、今回は本気で成功させないとね・・・」
 私はとりあえず、今まで試したことの無いダイエットの本を2・3冊ほど買った。
 「あ、そういえば今日・・・」
 いつも読んでるラノベの新作が今日発売のはずだった。
 「買っていかないと・・・」
 私はラノベの棚に向った。


 

670 :かがみside〜ラキレボ編:2008/08/25(月) 23:03:32 ID:dL/CcVsj
 「え〜と・・・あ、あった」
 私は目的のラノベを見つけると、手に取った。
 「よし、じゃあ帰ろうかな」
 私が会計を済ませて出口の方に向ったその時だった。
 「かがみさん!」
 「あ、祐一くん?」
 祐一くんは私に近づいて来る。
 「どうしたの?こんなところで」
 「えっ?あ〜そ、そう!ラノベを買いに来たのよ?」
 祐一くんから、こなたに情報が漏れるのを恐れた私はとりあえず誤魔化す。
 「ふ〜ん・・・」
 「祐一くんは?」
 「何か、面白いラノベが無いかな〜と思って」
 「祐一くん、ラノベ読むの?」
 「うん、マンガとラノベだったらラノベかな」
 「そうなんだ?じゃあ・・・これなんかどう?」
 そう言って私が差し出したのはさっき買ったラノベの新刊。
 「テンポもいいし、面白いわよ?」
 「でも、それってその新刊で10巻目だろ?シリーズものだし、1巻から読まないと分からないんじゃない?」
 「あ〜そうね・・・だったら私が貸してあげるわよ」
 「えっ・・・でもいいの?」
 「いいわよ?私としてはラノベ仲間が増えるのは嬉しいし」
 「ラノベ読む人少ないの?」
 「だって、こなたとつかさはマンガ派だし、みゆきはあんまりラノベ読まないしね・・・」
 「あ〜何となく分かる。特にこなたさんとつかささんは」
 「でしょう?読んでみれば分かると思うんだけど」

 その後、私と祐一くんはラノベの話で意気投合しながら、途中まで一緒に帰った。

671 :2ー14:2008/08/25(月) 23:10:16 ID:dL/CcVsj
今回はここまでです。

前作のつかさsideの話が好評だったので第2弾・かがみsideになります。
ラキレボ『編』とタイトルに入っているのはこのあとにらきメモ編に入る予定だからです。
かなり長くなる可能性が高いですが、お付き合い頂けると嬉しいです。

内容ですが、今回はかがみのミスコン参戦の訳を詳しく描写してみました。
「あ〜ありえそうだ」と思って頂ければ嬉しいです。

次回からはゲームの部分に入ろうと思っています。

楽しみにして頂けると嬉しいです。ではでは〜

672 :名無しくん、、、好きです。。。:2008/08/25(月) 23:21:03 ID:5pL4pAvX
乙です!続き楽しみにしてます!

673 :名無しくん、、、好きです。。。:2008/08/25(月) 23:22:24 ID:v/rgusF1
実にいいものです…乙!

674 :名無しくん、、、好きです。。。:2008/08/25(月) 23:42:20 ID:xj3DKy4W
丁寧に描写してあって良かった
続き待っています

675 :名無しくん、、、好きです。。。:2008/08/26(火) 00:04:54 ID:YkolUv9u
乙GJ!いつも楽しみにしてます!

676 :名無しくん、、、好きです。。。:2008/08/26(火) 22:18:30 ID:da/cyHTq
乙。

677 :2-837:2008/08/27(水) 00:25:22 ID:SxGVUOe3
>>671
乙です。違和感のないオリジナルシーンに感動です!
ラキレボ→らきメモと長編になるようですが、がんばってくださいね。楽しみにしてます
それと、つかさのわたあめネタですが、聞いてしまっては読みたくなるというものですよw
なので、つかさアフターで使われる可能性を信じてますね

それと、主人公の名前云々で、まさかこんなにレスをもらえるとは思ってませんでした
みなさん、わざわざありがとうございますm(_ _)m
自分としては、まことっていう名前の語感自体は割りと好きではあるんですが…
変えると明言もしましたし、せっかく考えたので、ゆきとに変えてみます
あまりに微妙だったら、戻すかもしれませんが…

678 :名無しくん、、、好きです。。。:2008/08/27(水) 02:37:11 ID:SKZFlOLT
文化祭終わったらまた振り出しに戻ったような感じなんだけど、
これはどうなってるの?

679 :名無しくん、、、好きです。。。:2008/08/27(水) 07:26:23 ID:RM5powyk
タイムベント!

680 :名無しくん、、、好きです。。。:2008/08/28(木) 02:08:32 ID:a4umf/zz
はじめまして。
いきなりですが、らきメモ〜つかさside〜に触発されてSSを書こうと思います。
つかさsideをこなた視点で書いたらどうなるか、というテーマで書きたいと思っています。
同作品を下敷きにして書いているので主人公の名前は祐一になっています。
こういうのがまずかったら言ってください。

では『らきメモ〜つかさside〜こなたver』

681 :らきメモ〜つかさside〜こなたver:2008/08/28(木) 02:10:50 ID:a4umf/zz
「あー、セバスチャンちょっといい?」
「なんすか?」
「照明の件で例のキスシーンのところなんだけど」
本番前日のこの土壇場になっても、キスシーンを実際にやるかどうかはまだ決まっていなかった。
「本番で顔近付けてから3秒以上しなかったら照明落して。そういう演出になったから」
それだけ言って有無を言わせずその場を立ち去る。
祐一君はつかさのことが好きだ。
このことは、最初に気付いたころはただの勘で、外れていてほしいと思っていた。
でも今は、ほぼ確信を持っている…残念なことに。
でも、わずかでも可能性があるなら…。3秒に賭けてみたかった。

「あのシーンのことなんだけど」
いよいよ本番が明日に迫ったという日の練習後、私は祐一君に切り出した。
「あのシーンって、あの…、キスシーン?」
「うん…」
そこでお互い言葉が止まってしまった。
やっぱり私とはしたくないってことなのかな。当たり前だよね。だって祐一君はつかさのことが…。
でも私の感情はそれを受け入れることができなくて、だから思わず言ってしまった。
「しようよ」
「えっ…」
「ここまで頑張ったんだからやっぱり劇を完成させたいよ」
「でも…」
「どうしても私とするのが嫌っていうならしょうがないけど」
我ながら意地の悪い言い方だと思う。こういう風に言われたら面と向かって嫌と言える人はなかなかいないだろう。
祐一君の返事はなかった。
何か迷っているような顔は、うまくこの提案を断わる文句を考えているように見える。
「じゃあ本番での雰囲気しだいってことにしようか!」
結局沈黙に耐えられなくて、私が持ち出したくせに強引に話を切り上げてしまった。
はっきりとした拒絶が怖くて…、最悪の結果が恐ろしくて…。

682 :らきメモ〜つかさside〜こなたver:2008/08/28(木) 02:12:46 ID:a4umf/zz
全体の通し練習も終り、長かった文化祭準備も本番を迎えるだけになった。
「疲れた〜」
家に帰るとさすがに疲労が激しくパソコンの電源も入れずにベッドに倒れこんだ
メール、送っとこうかな。
『明日はがんばろーね。興奮しないでゆっくり休みたまへ〜』
しばらくして返信が来る。
『そうだね、いよいよ明日だね。そっちも深夜アニメとかで夜更かししないよーに』

全然気づいてないよね、きっと。
思わず苦笑してしまう。
なんで二人ともそろって鈍くて嘘つくのが下手なんだろう。
はたから見てたらバレバレだよ?
祐一君が早い段階からつかさのことが気になってたんじゃないかってことも、最近ではしょっちゅうつかさのほうばっかり見てるってことも。
つかさもつかさで、かがみにとっくに気付かれてるし、かがみに言われなくたって、つかさが祐一君のこと好きなんだってことくらい親友だからわかるよ。

つかさ、私の高校で初めての友達で、それ以来ずっと一緒の親友。
本当にいい娘だと思う。おっちょこちょいで天然なところもあるけど、優しくて、料理も上手で私と違ってホントに女の子っぽい。
確かに祐一君が惚れるのも無理ないよね。
でも…、ズルイよ、つかさ。はじめに攻略しようとしてたのは私なのに…。
「おねーちゃん、まだ起きてるの」
「あれ、ゆーちゃん?」
「明日早いしもう寝たほうがいいよ。劇楽しみにしてるからね!」
「うん、お休み、ゆーちゃん」
そうだ、今は劇のことだけを考えよう。
みんなで積み上げてきたこの劇、高校最後の思い出を完成させるために…。
そうして私は眠りに就いた。


683 :らきメモ〜つかさside〜こなたver:2008/08/28(木) 02:13:49 ID:a4umf/zz
とりあえず以上です。
需要があったら続きます。

684 :名無しくん、、、好きです。。。:2008/08/28(木) 10:23:59 ID:h1/xgaxP
>>683
こなたSide兄貴オッスオッス!
自分、続きすげー気になるんで待ってますオッスオッス

685 :名無しくん、、、好きです。。。:2008/08/28(木) 20:52:52 ID:JSPQET5k
GJです!
やきもちを焼くこなたがなんともいい
そしてさりげなく照明係になってる白石w
続きも期待しています

686 :2ー14:2008/08/29(金) 03:41:53 ID:tNgHgQF5
>>683
乙です。
『らきメモ〜つかさSide〜』の作者としては、触発されたということで
大変嬉しいです。どうぞ気にしないで続きを書いてください。

こなたのやきもちネタは一応考えてはいたんですが、結局まとめきれずにうまく
絡ませられなかったので、そういう意味でも期待しています。


それでは、失礼します〜

687 :1-668:2008/08/29(金) 20:09:06 ID:EhOLG4G+
お晩です
連日暑かったりそうでもなかったり
とりあえずがんばれ気象庁

やまと落とします
今回はお話が全く発展しません
山なし、落ちなし、意味もなし
多少なりともニヤニヤしてもらえればこれ幸いです

↓でわ↓

688 :やまと再会・ホーム編:2008/08/29(金) 20:11:26 ID:EhOLG4G+
 西日が、少し眩しくなってきた。
 帰りの電車を待っているはずが、もう5本ほど見送っている。
 あと少し、ほんの少しだけ一緒にいたい。そう思いながら、ずるずると時間が過ぎていく。

 まことに告白された。それを聞いて、やまとは泣きじゃくることしかできなかった。
 なにに泣いていたのかは、自分でもよくわからない。
 ただ、嬉しさや興奮より、ほっとしたような気持ちが強かったように思う。

 言葉もなく、ただ並んで座っている。ふと、まことの視線を感じた。

「…なぁに?」
「え」
「さっきから、こっち見てるから」
「ああ。別になにってことでもないんだけど」
「本当に?」
「ん。まあ、やまとはもう俺の彼女なんだなってしみじみ思ってた」
「なっ」


689 :やまと再会・ホーム編2:2008/08/29(金) 20:14:59 ID:EhOLG4G+
 まただ。こうやってこちらばかりが動揺するのも、もう何度目かわからなかった。
 多少恥ずかしい台詞も、まことはしれっと呟く。それで、話す相手はすっかり丸め込まれてしまう。
 さっきまでいた喫茶店でも、顔色を変えていたのはずっとこちらだった。

 泣き止むまで待たせることになっても、まことはそこでずっと手を握ってくれていた。

「でも、急になにかが変わるわけでもないのかな」
「そんなの、当たり前じゃない」
「これから、ってことか。まあ、そういうものかもね」
「…なによ。自分ばっかり落ち着いちゃって」
「ん?」
「私ばっかりオドオドして、馬鹿みたい。こういうときって、もっと話しづらいものじゃないのかな。普通」
「そう言われても、俺はずっと思ってたことを言葉にしただけだから」
「だからっ、そんなことを平然と言わないでよ!」
「なんで?だめ?」
「あなたが当たり前みたく言うことが、ひとには恥ずかしいこともあるんだからね?少しは自覚してよ」
「あぁ、似たようなことこの間も言われた」
「…誰に?」


690 :やまと再会・ホーム編3:2008/08/29(金) 20:17:38 ID:EhOLG4G+
「こなたさん。でも、だからって性格を変えるわけにもいかないしなぁ」
「別に変えなくてもいいよ。けど…」

 ほんの少しだけ、しこりのように不安がある。
 まことは、自分を可愛いと言ってくれる。ただそれは、彼にとってごく当たり前のことなのだ。
 他の女の子にも、きっと同じことを言っている。気が付くと、胸のあたりに小さなわだかまりがあった。

 自分は、とてもいやなことを考えている。ただの妬きもちとも言えるし、大袈裟に言えばまことを信じていないのだ。

「…私だけドキドキさせられるのは、やっぱりずるい」
「俺がドキドキしてないって?」
「だって、そう見えるから」
「そんなことないよ。俺だって」

 まことが手を繋いできた。右腕から心臓に、小さくなにか走った。

「こういうときは、ドキドキする」
「…ん」
「わかった?」
「…うん。わかった…と思う」
「そっか」

691 :やまと再会・ホーム編4:2008/08/29(金) 20:20:42 ID:EhOLG4G+
 まことが微笑むと、やまともようやく安心できた。今日という日は、ずっと動揺し続けていたようなものだ。
 手を繋いで、一緒にいる。いまは、ただそれを感じていればいい。

「そういえば、俺、卒業したら独り暮らしはじめるから」
「え?でも、まこと君の大学って…」
「まあ、下宿するほどの距離じゃないね。実は、引っ越すときに親と約束してたんだ。
それなりの大学に受かったら家を出てもいいって。しかも家賃は親もち」
「ずいぶん甘いのね」
「一人っ子だしね。それに、これから受験って時期の引っ越しだったから、親も色々気にしてくれてさ。
就職するまでは甘えておこうかなー、と」
「…いいな。私も独り暮らししてみたい」
「遊びに来なよ。お茶くらいしか出せないけど」
「お茶って言うけど、家事とかできるの?全然想像できない」
「俺はからっきしだよ。でも、やまとがしてくれるんでしょ?」
「…それは冗談?」
「どうだか」

 そのうち、冗談でなくなるのかもしれない。
 いまはまだ、なにもわからない。わからないことが、嬉しくもある。

 ホームに、無機質なアナウンスが響いた。まことが、大きく息をつく。



692 :やまと再会・ホーム編5:2008/08/29(金) 20:23:52 ID:EhOLG4G+
「そろそろ行こうか、やまと」
「…うん」

 手を繋いだまま、まことだけが立ち上がった。しかし、この電車に乗るのはやまとだ。
 離れたくない。駄々をこねるような気持ちを察したのか、まことは困ったように笑みを浮かべた。

「大丈夫だよ。いつでも、会いたいときに会えばいいんだから」
「…そうだね」
「まあ、これまでも似たようなものだったけど。ほら、立って。電車くるよ?」

 強く腕を引かれ、立ち上がる。男の人の力だった。
 正確に電車は停まり、ドアが開く。
 流されるように、やまとは車両に乗り上げた。まことが、繋いでいた手を離す。

「ねえ、まこと君。これからは」
「ん?」
「…これからは」

 そこから、うまく言葉にできない。
 いつも一緒にいたい。自分だけを見てほしい。甘えてみたい。困らせるくらい、好きでいたい。
 そういうことを、すべてまとめて伝えたかった。

 言葉では言えない。それでも、伝える方法はある。いまの自分には、それができる。
 聞き飽きたメロディ。もうすぐ、ドアが閉まる。



693 :やまと再会・ホーム編6:2008/08/29(金) 20:26:10 ID:EhOLG4G+
 まことの方へ倒れこみ、そのまま口付けをした。
 立ち尽くすまことを押して、少し勢いよく離れる。なにも言わない。ドアが空気を遮り、景色が動き出す。
 姿が見えなくなっても、やまとはまことのいた方向を見つめ続けた。

 唇には、もうなにも残っていない。それでも、どこか満足だった。
 自分のはじめてのキスで、まことにはなにか残ったのか。
 
 これからは、好きだという気持ちをいくらでも注いでいい。そう思うだけで、胸がいっぱいになった。
 小さな不安など、すでにどこかへ飛んでいる。
 帰ったら枕を抱いて、ベッドで転げまわる。そんな自分を想像しながら、やまとはゆっくりと右手を握り締めた。


694 :1-668:2008/08/29(金) 20:33:24 ID:EhOLG4G+
てな具合です

次回から結構なまこと氏ね展開になりそうです
というか、なります
生ぬるい目で見守ってください


全てのssに期待してます
しからばっ


695 :名無しくん、、、好きです。。。:2008/08/29(金) 20:35:45 ID:zM/tvgah
乙〜。
ちくしょう、やまとスキーな俺を萌え殺す気だな?そうなんだな!?ww

とにかくGJ。超GJだ!!

696 :名無しくん、、、好きです。。。:2008/08/29(金) 21:10:31 ID:D9ontuMq
乙です! 「帰ったら枕を抱いて、ベッドで転げまわる」 やばい、やばいって。

697 :名無しくん、、、好きです。。。:2008/08/29(金) 21:51:30 ID:pX/nN2KX
>>694貴様!命が惜しかったら俺の乙とGJを受け取りなさい!

698 :名無しくん、、、好きです。。。:2008/08/29(金) 22:08:30 ID:Gs84fGnt
乙。

699 :名無しくん、、、好きです。。。:2008/08/30(土) 14:55:05 ID:4BcsifdN
乙&GJです!

700 :名無しくん、、、好きです。。。:2008/08/30(土) 15:45:22 ID:vKOtNjoD
つまり、俺のGJという気持ちを>>694にいくらでも注ぎ込んで良いってことだな!?

701 :らきメモ〜つかさside〜こなたver:2008/08/31(日) 02:54:03 ID:mHySBDss
需要がありそうなので続きをうpします。
感想くれた方ありがとうございます。

702 :らきメモ〜つかさside〜こなたver:2008/08/31(日) 02:56:27 ID:mHySBDss
朝、珍しく夜更かしをしていないせいかいつもよりすっきりとした寝覚めだった。
「お姉ちゃん、おはよう」
「おう、こなた、おはよう。今日は早いな」
リビングに行くといつも通りの朝の風景。
テーブルにゆーちゃんとお父さんが座っている。
「あっ、始まった」
朝ごはんを食べているとテレビを見ているゆーちゃんが呟いた。
テレビに目を移すと、よく当たると評判の占いが始まるところだった。
普段はあまり気にしないはずの占いのはずだが今日は思わずテレビを食い入るように見てしまう。
ふたご座、ふたご座…
「あっ、射手座1位だぁ」
「ほんとだ、大勢の人が集まるイベントで最高の活躍ができる、って文化祭の日の占いとしては最高じゃん」
「えへへ、ありがと。お姉ちゃんは?」
「ふたご座は…。7位かぁ。微妙…」
一応平均的とはいえ、下から数えたほうが早い、パッとしない順位。
これならいっそ最下位のほうが開き直れたかも。って普段たいして気にしない占いを気にするあたりやっぱ緊張してるのかな。
ちなみになんか「しし座は最下位…」とかお父さんがぶつぶつ言ってるのが聞こえたけど放っておく。
「気を取り直してこなた。今日の文化祭は写真撮影とかしても大丈夫だよな」
「常識の範囲内でね。でもうちらの劇はビデオ専用の係りの人がいるから撮影禁止だからよろしくね」
「うぇ、うそ…」
「じゃあ準備とかもあるしそろそろ行くね」
「お姉ちゃん、出るの早いね。いってらっしゃい」
「うん、先行くね。いってきまーす」
ちなみになんか「これが最下位の呪いか…」とか聞こえた気がするけど放っておく。
って言うかそれは占い関係ないし。


703 :らきメモ〜つかさside〜こなたver:2008/08/31(日) 02:57:30 ID:mHySBDss
学校に着くと普段の登校時間よりもかなり早いはずなのに大勢の生徒があわただしく駆け回っていた。
「あっ、かがみ。おはよ〜」
「こなた!やっと来た、遅いよ」
「えっ、ちゃんと指定された時間だよ」
「準備が押してるのよ。あんたはメイクとか衣装とかあるんだから急いでよ、ほら」
言いながら私の腕を引っ張って強引に教室へと連れて行く。
忙しいのはわかるんだけどなんか理不尽だ。
メイクが終わり、衣装合わせをしているとつかさが教室に入ってきた。
「こなちゃん、おはよ〜」
「おはよう、つかさ。道具係は大丈夫?」
「えへへ、なんとかぎりぎり間に合ったよ。こなちゃん衣装すごい似合ってるよ」
「うん、ありがとう」
屈託のない笑顔で言うつかさ。かなわないなぁと感じてしまう。
つかさはいつだって自分の気持ちに素直だ。だからこっちもその言葉を素直に受け取れる。一緒に話していて安心できる。
「こなちゃん、舞台見に行った?」
「いや、まだだけど」
「じゃあ行こうよ。すごいんだから!」
「ちょ、ちょっと待ってよ」
興奮ぎみのつかさの後を追って体育館に入る。
「…すごい」
思わず声が漏れた。そこには舞台が完璧にセットされていた。ここでこれから演技するんだ。
「すごいでしょ。みんなで頑張って組み立てたんだよ。あっ、ちょっと小道具の確認があるから私行くね」
つかさがあわただしく走り去って行った。
いよいよ本番なんだ、という実感がわいてくる。やば、ちょっと緊張してきたかも。


704 :名無しくん、、、好きです。。。:2008/08/31(日) 02:59:01 ID:C3S6aX+n
告知〜

> アニメ最萌トーナメント
http://friend.45.kg/saimoe2008/index.html (PC用ページ)
http://friend.45.kg/saimoe2008/mobile/t_index.html  (携帯用ページ)

> 8/31(日)本戦一回戦 投票時間 1:00〜23:00
投票方法は上記公式ページのコード発行所でコードを取得し、投票板にある投票スレで投票。
> 投票の際にはコードとコピーリストから<<>>ごとキャラ名@作品名をコピーして行ってください。
> <<>>囲みがないと無効になります。
> その他、投票の注意は公式の説明をお読みください。

> 宣伝させていただき、ありがとうございました。宜しくどうぞ。

705 :らきメモ〜つかさside〜こなたver:2008/08/31(日) 02:59:57 ID:mHySBDss
ぼーっと舞台を眺めているといきなり声をかけられた。
「こなたさん、おはよう」
「あぅ、あっ、お、おはよう!祐一君」
「あはは、いきなり変な声出してどうしたの?」
そんなこと言われたっていきなり不意打ちで声掛けるからじゃないですか。
やばい、なんか顔が熱い…。悟られていないかドキドキする。
「泉さん、祐一さん、おはようございます。早速ですが主役のお二人も揃ったことですし最後の打ち合わせをしましょう」
みゆきさんの呼びかけのおかげでなんとか平常心に戻ることができた。助かった…。

「……以上ですけど、何か質問などございませんか?」
「うん、大丈夫。でも緊張するね」
「祐一君も緊張してるんだ。そうだよね〜、私なんか舞台に出ないのにすごい緊張してるよ」
「つかさが緊張してどうすんのよ。それよりこなた、あんた珍しく緊張してない?」
「う、うん。ちょっとやばいかも」
「緊張するのは致し方ありませんね。私も少し…」
みんな緊張してるんだ。そう思うと少し気持ちが落ち着く。
「あっ、みゆきさん。ちょっとこなたさんと二人で確認したいところがあるんだけどいいかな?できれば舞台を使いたいんだけど」
「まだ時間には余裕があるので大丈夫ですよ」
「じゃあ行こうか、こなたさん」
「う、うん」
落ち着いていたはずの心臓の音がまた一つ高鳴るのを感じた。

706 :名無しくん、、、好きです。。。:2008/09/01(月) 11:19:28 ID:5/LcmDU1
>>701-703>>705
乙です!

707 :名無しくん、、、好きです。。。:2008/09/02(火) 00:22:49 ID:o6MxnTRV
俺も書いてみたい

708 :名無しくん、、、好きです。。。:2008/09/02(火) 02:00:53 ID:YYuYGjGo
>>707
書きなさい

709 :707 ◆zRMZeyPuLs :2008/09/03(水) 01:50:19 ID:guPHdUP3
初投稿なので上手くかけませんが、よろしくお願いします。
設定:らきメモのつかさEND後のクリスマスイブ


12/24、今日はクリスマスイブだ。毎年男だけの寂しいクリスマスを送っていたが今年は違う。
彼女が出来たのだ。その彼女なんだが、待ち合わせの時間を20分過ぎても来ない。そろそろ電話してみようかな?と考えていた、そのとき

つかさ「お〜い〇〇君〜、ハァハァ。ごめんね、待った?」
〇〇「大丈夫だよ、俺も今来たところだし。」
つかさ「そなの?よかった〜、待たせてると思って心配しちゃったよ〜。」
(本当は20分近く待っているわけだが・・・。まあ、彼女らしいというかそこが可愛い所なんだけどな。)
つかさ「ここに来るまで大変だったよ〜。駅に人沢山いるし押し潰されるかと思ったよ〜。」
〇〇「まあ、クリスマスイブだからね。人が多いよ、特にカップルとか。」
つかさ「そだね〜。」
〇〇「お、俺達も・・・」
つかさ「ん?どしたの?」
〇〇「あ、いや何でもない。じゃあ、行こうか、つかさ」
つかさ「うん!」



うむ、難しいですね。一応続きもかけそうですが・・・。

710 :名無しくん、、、好きです。。。:2008/09/03(水) 01:59:40 ID:wQD6JXlx
続きwktk

711 :名無しくん、、、好きです。。。:2008/09/03(水) 02:55:53 ID:5wqom3VI
ビュンビュンビューン 続きwktkフォルティッシモー

712 :2ー14:2008/09/03(水) 23:42:19 ID:J3AtG0XK
>>694
乙です。
いいな〜何かいいな〜
甘酸っぱい感じがかなりいいですね。
とにかくGJです!


>>705
乙です。
揺れ動くこなたの心情がうまく表現出来ていると思います。
確認したいことって何だ?


>>709
乙です。
人ごみに潰されかかってるのがつかさらしいというか・・・w
次回も楽しみにしています。


さて私の『かがみside〜ラキレボ編』の続きを投下したいと思います。(>>670の続き)

713 :かがみside〜ラキレボ編:2008/09/03(水) 23:43:45 ID:J3AtG0XK
「そかそか〜結局柊はミスコンに出るのか〜」
 「結局、アンタの思惑通りって言うのは気にくわないけどね・・・」
 翌日の放課後、ミスコン出場を決めた私に、日下部が面白そうに言う。
 「だけど、ちびっ子のクラスは高良が出るのか〜それであんなに自信があったんだな」
 「みゆきが出る時点でほとんど優勝確定だろうしね」
 私はそう言ってため息を付く。
 「そんな弱気でどうすんだよ〜そんなんじゃ勝てるものも勝てね〜ぞ。柊」
 「いや、そもそも勝つ気も無いし」
 呆れながら言う私。
 「そんな柊に今からでも、勝つ方法があるっつてことを教えてやるぜ〜」
 「・・・ちなみにどんなのよ?」
 私の言葉に日下部は視線を動かす。
 「峰岸?」
 視線の先には読書をしている峰岸がいた。
 「ある時期からあやのが急に可愛くなった時期があったんだよ。その時期を調べてみたらな・・・」
 日下部は私の耳元で囁くように言う。
 「兄貴と付き合い始めたころだったんだよ」
 た、確かに『女の子は恋をすると綺麗になる』とは聞いたことはあるけど・・・

714 :かがみside〜ラキレボ編:2008/09/03(水) 23:44:50 ID:J3AtG0XK
「それ、どうしようもないじゃない」
 だいたい相手がいないと無理だし・・・
 「またまた〜とぼけるなよ〜柊。昨日ちびっ子のクラスに転入して来た男と2人で歩いてるのを私は見たんだぞ〜」
 「なっ・・・」
 昨日の祐一くんとの下校を目撃されてたとは思わなかった。
 「ちっ・・・違うわよ!!祐一くんとは偶然会っただけで・・・」
 「そうか〜?そういう割には結構嬉しそうだったけどな〜てっきり柊は転校生のことが好きなのかと」
 「何でそうなるのよ・・・あ、あれはたまたま祐一くんが同じ趣味の持ち主だったからよ」
 「うんうん、そういうことにしといてやるぜ」
 「ア、アンタね・・・」
 私はガックリしながらふと時計を見る。
 「あっ・・・ヤバイ!!」
 『放課後、ドレスの採寸がありますので、よろしくお願いしますね』
 みゆきにそう言われていたのを私は思い出した。
 「ゴメン、用事思い出した。じゃあね!!」
 私はそう言って教室を飛び出した。
 「おう〜頑張れよ〜」
 「みさちゃん、柊ちゃん慌てて飛び出していったけど、どうしたの?」
 日下部と峰岸の会話が私の耳に聞こえて来た。


715 :かがみside〜ラキレボ編:2008/09/03(水) 23:46:09 ID:J3AtG0XK
私が廊下に出ると同時に―――
 「すいません。ご迷惑をお掛けして・・・」
 「大丈夫だよ。手伝うって言ったしね」
 みゆきと祐一くんが教室から出てくるところだった。
 「お〜い!みゆき〜!」
 「あっ、かがみさん」
 「ゴメン!待った?」
 「いえ、これから迎えに行こうかと思ってたところですよ」
 「そうなんだ。ところで何で祐一くんも?」
 「祐一さんにはいろいろとお手伝いして頂いてまして・・・」
 みゆきによると、採寸に使う教室とかを祐一くんが押さえてくれたらしい。
 「さて、じゃあ行きましょうか?パッパとやってチャッチャと終わらせるわよ」
 「って・・・何でかがみさんもついて来るの?」
 祐一くんの疑問に答えたのはみゆきだった。
 「ががみさんも採寸するからですよ」
 「そうなんだ・・・ってそれってかがみさんもミスコンに出るってこと!?」
 「ちょっ・・・バカ!声が大きいって!こなたにでも聞かれたらどうするのよ!?」
 「かがみさんの声も大きいと思いますが・・・」
 「はぅっ・・・」
 みゆきのツッコミに我に変える私。
 「だけど・・・意外だな〜」
 「何よ。私がミスコンに出るのがそんなにおかしい?」
 「だって、かがみさん、性格的にこういうのキライだと思ったし・・・」
 「あったり前でしょう!好き好んでこんなのに出ないわよ」
 「じゃあ、何で?」
 「しょうがないでしょ?いろいろと事情があるのよ!事情が!」
 「ま、まあまあお2人共・・・それよりも早く行きませんか?」
 「そうね・・・」
 私達は採寸をする教室に向った。



716 :かがみside〜ラキレボ編:2008/09/03(水) 23:47:16 ID:J3AtG0XK
「ふう〜こんなところでいいかな?」
 祐一くんが最後に残った机を動かして一息付く。
 「そうですね。ご苦労様です」
 「祐一くんがいてくれたおかげで早めに準備出来たわね」
 準備が整って後は、採寸をするだけになっていた。
 「お〜準備出来てるやないか?」
 「あ、黒井先生」
 扉の方を見ると黒井先生が立っていた。
 「黒井先生、さっきはありがとうございました」
 「あ〜かまへん、かまへん。お安い御用や」
 祐一くんの言葉に手を振って答える黒井先生。
 「ところで、先生は何でこんなところに?」
 「何でって・・・ウチも出るからや」
 「何にです?」
 「ミスコンに」
 「ちなみに、何でです?」
 「おもろそうやから」
 

717 :かがみside〜ラキレボ編:2008/09/03(水) 23:48:27 ID:J3AtG0XK
「・・・」
 「何や、永瀬、何か言いたそうやな?」
 「い、いえそんなことは・・・」
 かなり言いよどむ祐一くん。
 「あ〜それより、早くやっちゃいません?」
 困っている祐一くんを知り目にそう提案する私。
 「そうですね。すぐに終わらせましょう」
 「そういう訳で・・・」
 私は祐一くんの方を見る。
 「祐一くんは外に出ててね」
 「うん、分かった」
 「ちなみに言っとくけど・・・」
 黒井先生は笑いながら言う。
 「覗いたら殺すで?」
 「・・・別に興味ありませんし」
 「それはそれでなんかムカツクわね」
 「すぐに終わると思いますので、ちょっとの間待ってて下さいね」
 「分かった」
 そう言って祐一くんは教室の外へ出て行った。


718 :かがみside〜ラキレボ編:2008/09/03(水) 23:50:10 ID:J3AtG0XK
(・・・自信無くすわ)
 私は思わずヘコんでいた。
 下着姿になって改めて分かったみゆきと黒井先生のスタイルの良さにだ。
 2人共出るところは出てて、引っ込んでるべきところはちゃんと引っ込んでるし・・・
 それに引き換え・・・
 自分の胸を見て、更に落ち込む私。
 「?どうしたんですか?かがみさん?」
 「い、いや?何でも無いのよ?」
 「こら、2人共とっとと採寸やって終わらせるで〜」
 黒井先生の声に測定を始める私とみゆき。
 (・・・一応節制はしてたから大丈夫だと思うんだけど・・・)
 そう言って自分で腰にメジャーを回してその数値を・・・
 (えっ・・・)
 ウエストの数値がありえないはずの数値を示していた。
 『きゃあああっ!!』
 何故か3人同時に悲鳴が上がった。
 「みんな!どうしたの?大丈夫?」
 教室に入って来る祐一くん・・・ってえっ?

719 :かがみside〜ラキレボ編:2008/09/03(水) 23:50:55 ID:J3AtG0XK
「あ・・・」

 「いぃ・・・」

 「うう・・・」
 
 「ええっ・・・」

 「お、おお〜とか言って見たり・・・」

 一気に固まる教室内の空気。
 そして―――
 『きゃあああっ!!』

 私達の2回目の悲鳴が響いた。
 「何やってんのよ!アンタは!」
 「ゴ、ゴメン!」
 回れ右して教室を出る祐一くん。
 「女の子の着替え中に堂々と入って来るなんて!」
 「だ、だから悪かったって!!」
 「とにかく!いいって言うまで入って来ちゃダメよ!分かったわね!」
 私の声は恥ずかしさからか、少し上ずっていた。

720 :かがみside〜ラキレボ編:2008/09/03(水) 23:52:12 ID:J3AtG0XK
「本っ当に申し訳ありませんでした!!」
 着替えを終えた私達に祐一くんは思いっきり土下座していた。
 「その方・・・ぶっちゃけ見たんか?」
 「そ、それは・・・」
 「隠し立てするとためにならぬぞ」
 「見たのであれば、何を、どこまで、どのくらいご覧になったのか・・・詳細に話して下さい」
 「ひぃぃぃぃ・・・」
 黒井先生、私、みゆきに責められ、心なしか震えている祐一くん。
 それでも、覚悟を決めたのか、ゆっくりと口を開いた。
 「み、見ました・・・」
 「見た?ふ〜ん、何を?」
 「そ、それは、か、かがみさんの・・・下着・・・姿を」
 「ふ〜ん・・・あっそう。まあ過ぎたことをグダグダ言ってもしょうがないしね」
 「えっ・・・じゃあ、許してくれるの?」
 「ンなわけないでしょ!バカぁっ!!」
 私のパンチが祐一くんの頭を殴る。
 『ゴスッ!』
 結構いい音がした。
 「い、痛い・・・」
 「かがみさん、祐一さんも反省しているようですし、これくらいにしてあげても・・・」
 「ふむ、そうね・・・これでチャラにしてあげるわよ」
 みゆきの言葉に頷く私。
 

721 :かがみside〜ラキレボ編:2008/09/03(水) 23:54:11 ID:J3AtG0XK
「2人とも、ありがとう・・・」
 「そうやで〜むしろこれくらいで済んで良かったと思わなな〜」
 「はい・・・本当に・・・」
 そう言って立ち上がる祐一くん。
 「ところでさ・・・何であんな悲鳴上げたの?」
 『うっ・・・』
 私達3人の呻きが重なる。
 「あ〜そ、それは・・・」
 「その・・・何と言いますか・・・」
 「いろいろとあんねん。女の子的にな」
 『はぁ〜・・・』
 私達3人のため息が重なる。
 「やっぱり、昨日食べた焼イモが原因か・・・」
 「私は心当たり無いんですけど・・・」
 「みゆきは良いわよ・・・元々がナイスバディーなんだし」
 「2人共、あんまり気にせんほうがええで〜成長期なんやからこれから増えると思っとき!
  それに比べてウチは・・・やっぱり不摂生がアカンねやろな〜」
 「ああ、なるほど・・・」
 私達3人のリアクションを見ていた祐一くんが不意に口を開く。
 「3人共、太ったんだ」
 『ピシッ!』
 私達の固まる音がリアルに聞こえたような気がした。
 「ど、どうして分かったんですか?」
 「うそ・・・ウソよ。これは夢だわ。そんな男子にバレるほど・・・」
 「ありえへん・・・ありえへんわ」
 「あ、あの〜3人共?」
 落ち込みまくった私達に祐一くんが声を掛ける。
 「べ、別に俺は3人の話を聞いてそう判断しただけで、痩せてると思うけど・・・」
 『ほ、本当に?』
 「う、うん・・・」
 何故か若干身を引きながら答える祐一くん。

722 :かがみside〜ラキレボ編:2008/09/04(木) 00:03:35 ID:J3AtG0XK
「な、何だ〜良かった〜」
 「そうですよね。数字上は許容範囲ですよね!」
 「それで、永瀬・・・ウチらどこらへんが痩せてる?」
 「はっ?あ、あのどのへんと言われても」
 今度は祐一くんがキョトンとする。
 「あ、それ聞きたいわね。男子の意見なんてなかなか聞けないだろうし」
 「そうですね。貴重な意見になります」
 『どのへんが痩せてる?』
 ハモッて聞く私達に祐一くんはしどろもどろになりながら答える。
 「あ、あの〜え〜と・・・ぜ、全体的に?」
 「何よ、それ。ハッキリしないわね」
 「も〜何かあるやろ!スラーッとしてるとか、腰がくびれてるとか」
 「そ、そんなこと言われても・・・」
 戸惑っている祐一くん。
 「あ〜もういいわ。つまりアンタは何にも分かってなかったってことね」
 一瞬でもぬか喜びした自分がバカみたいじゃない・・・
 「とにかくダイエットしないとダメよね・・・時間も無いし」
 「大丈夫ですよ。かがみさん。祐一さんはちゃんと分かってくれてます」
 自信ありげに言うみゆき。

723 :かがみside〜ラキレボ編:2008/09/04(木) 00:04:31 ID:CemZuZet
「私、ダイエットって経験ないんですけど、祐一さんがちゃんと手伝ってくれますから」
 「あ、あの、みゆきさん?俺手伝うなんて一言も・・・」
 「・・・手伝って下さいますよね?」
 「・・・はい」
 (みゆき・・・私が言うのもなんだけど、怖いわよ)
 「いや〜でも良かったわ〜これで永瀬が断ってたら、最終手段を使わざるを得なかったやろうしな〜」
 「ち、ちなみに最終手段と言うのは・・・」
 「ノゾキの現行犯で補導。間違いなく謹慎・・・いや退学やろな〜」
 「不肖、この永瀬!3人のダイエットを手伝わせて頂きます!」
 直立不動で答える祐一くん。
 そんな様子を眺めながら私は―――
 (みゆきと黒井先生を敵に回すのは止めよう・・・)
 そう自分に言い聞かせたのだった。

724 :かがみside〜ラキレボ編:2008/09/04(木) 00:05:25 ID:CemZuZet
家に帰った後、私は一息ついてから宿題に取り掛かった。
 ダイエットは祐一くんが効果的なダイエット方を調べて来てくれるとのことなので、それからということになった。
 (だけど、本当に祐一くんが効果的なダイエットを調べて来てくれたら感謝するけどね・・・)
 そんなことを考えながら、私は英語の辞書を―――
 「あれ?どこにやったかな・・・あ」
 私はつかさに辞書を貸したままだということを思い出した。
 (あの娘は・・・しょうがないわね)
 私はため息を付きながらつかさの部屋に向った。


 私はつかさの部屋のドアをノックした。
 返事が無い。
 ノブを回すとドアがゆっくりと開いた。
 「つかさ〜入るわよ」
 部屋に入ると・・・
 「スー・・・スー・・・」
 最近、お気に入りの着ぐるみタイプのパジャマを来たつかさはベットの上で寝ていた。
 (仕方ないわね・・・)
 私はつかさを起こさないようにそっと布団を掛けて上げる。
 つかさは携帯電話を掴んだまま寝ていた。
 (誰かと会話中に寝ちゃったの?)
 電話の向こうの相手が面食らってるんじゃないかと思いながらつかさの手から携帯電話を外してあげる。
 ふと、携帯の液晶画面が目に入った。
 そこには―――
 (祐一くん?)
 祐一くんの名前と携帯の番号が表示されていた。
 (・・・つかさと祐一くん何話してたんだろう)
 何故かそんなことが気になった―――

725 :2−14:2008/09/04(木) 00:09:21 ID:wxWXvFiE
今日はここまでですね〜

最初と最後は完全オリジナルで、中盤はかがみ視点だったらこんな感じかなと思いました。

今回、意図的にメリケンサックの部分は外しました。

というか普段かメリケンサック持ち歩くような凶暴なキャラじゃないだろうし>かがみ

次回も楽しみにして頂けると嬉しいです。それでは!!

726 :707 ◆zRMZeyPuLs :2008/09/04(木) 00:33:34 ID:age/M/bV
>>725
乙です!!メリケンサックのかがみんは確かに合わないですね。


僕も前回の続きです


〇〇「じゃあ行こうか」
つかさ「うん!」

俺は今まで彼女がいたことがなかったので、クリスマスイブにどこに行けばいいのか分からなかった。
とりあえずカップルの王道ぽいところに行く計画を立てたんだが、
つかさ「わぁ〜!!」
〇〇「つかさ、前にここに来たいっていってたよね?」
つかさ「うん!小学校の卒業旅行の思いでの場所なんだ♪」
ここは某ネズミランド、夢の王国だ。
〇〇「俺も久しぶりだな〜。たしか幼稚園の頃にここに来て、〇ニーマ〇スの中におっさんがいて家に着くまで大泣きしたことがあるな〜。」
つかさ「えぇ〜!!ミ〇−っておっさんなの!?」
〇〇「いや、そうじゃなくて・・・。そういえば、つかさはどんな思い出があったの?」
つかさ「昔ここで私が迷子になっちゃってね、そのとき〇ッキーが私を迷子センターに連れてってくれたの。
あとお菓子とかもくれて、ド〇ルドとかもみんな優しかったんだよ!だから私ここが大好きなんだ!」

727 :707 ◆zRMZeyPuLs :2008/09/04(木) 00:45:23 ID:age/M/bV
〇〇「へぇ〜、てかつかさが迷子か・・・。つかさらしいねww」
俺は思わず吹いてしまったつかさ
つかさ「笑うなんてひどいよ〜」
〇〇「アハハハハ」
つかさ「もぉ〜、〇〇君のくせに〜」
〇〇「アハハ、ゴメンゴメン。でもみんながつかさに優しくしてくれるってことは、それだけ優しい子ってことだよ。
そんな優しい子と付き合えて俺はとても幸せだよ。」
つかさ「も、もぉ〜、ずるいよ〜。」
つかさは顔を赤らめている。
つかさ「私も〇〇君みたいな優しい人と付き合えて幸せだよ。」
つかさは笑顔で俺に言った。

続きはまた後になりそうです。やはり話を書くのに慣れていないせいか書くのが難しいですね。

728 :らきメモ〜つかさside〜こなたver:2008/09/04(木) 03:47:48 ID:Md409v5j
>>725
乙です。続きも期待しています。

>>727
乙です。迷子になるあたりつかさっぽさが出てますね。頑張ってください。


続きうpします。


729 :らきメモ〜つかさside〜こなたver:2008/09/04(木) 03:49:39 ID:Md409v5j
「ここの動きってこうでいいんだよね」
「あそこのセリフは一呼吸おいてから言ったほうがいいよね」
丁寧にひとつひとつの動きの最終確認をしていく。
「もー、こなたさん。ちゃんと聞いてる?」
やば、途中からボーっとしてた。っていうより…こんなこというと恥ずかしいけど見とれてたから//
「き、聞いてるよ。うん、そこはそうでいいんじゃないかな」
「緊張してるのはわかるけどさ。本番でうっかり台詞忘れないでよ」
ふと祐一君のほうを見た次の瞬間、息をのんだ。
祐一君の目がまっすぐ私のほうを見据えていたから。
その瞳に吸い込まれながら、私はかろうじて「う、うん」とだけ言った。

やっぱり私、祐一君のことが好きなんだ…

730 :らきメモ〜つかさside〜こなたver:2008/09/04(木) 03:51:03 ID:Md409v5j
「ただ今より3年生合同舞台を開演致します。繰り返します、ただ今より…」

いよいよ始まるんだ。緊張感が一気に高まる。
「よ〜し、みんな頑張るよ!」」
自分に言い聞かせるように大声を出した。
何気なく振り返る。すぐあとにそのことを後悔した。
振り返ったとき目に入ったのはつかさと祐一君。
しかも…つかさが祐一君の手を握っていた。
胸を針で刺されたような痛みが走る。
深呼吸を1つ…2つ…
大丈夫、落ち着いた。
今は舞台のことだけを考えよう。
舞台に立てないかがみのために、最高の舞台をセッティングしてくれたつかさのために、監督として一番頑張ってくれたみゆきさんのために。
そして、誰より祐一君のために…

今、舞台の幕が上がる。
さっきまでの緊張はおさまり、不思議なほど落ち着いていた。


731 :らきメモ〜つかさside〜こなたver:2008/09/04(木) 03:55:27 ID:Md409v5j
「問おう、貴方が私のマスターか」
「いくぞ英雄王―武器の貯蔵は充分か」

舞台は順調に進んでいく。
そしていよいよ『あのシーン』に差し掛かる。
「ただいま、セイバー」
「はい、おかえりなさい―シロウ」
祐一君の顔が近付いてくる。
祐一君の気持には気づいている。でも、奇跡を信じてみたかった。
目を閉じて、その瞬間に一縷の望みをかける。
祐一君の息遣いがすぐ近くに感じられる。
心臓の音、観客に聞こえちゃうんじゃないかな。
このまま時が止まればいいのに…

瞼越しに感じていた光がなくなる。
ライトが消えたんだ…

奇跡は起きなかった。

大きな拍手と声援に包まれて、私たちの舞台は終わった。
そして私のこの想いも…

732 :らきメモ〜つかさside〜こなたver:2008/09/04(木) 03:57:55 ID:Md409v5j
「こなちゃん、すごかったよ!感動したよ〜」
「こなた、やるじゃない。お疲れ様」
「泉さん、お疲れ様です。感動しましたよ」
思わず胸から込み上げてくるものがあった。
よかった…この舞台が成功してほんとによかった。
「こなた、もしかしてあんた泣いてるの?」
「えっ、そ、そんなことないよ!っていうかつかさとかみゆきさんだって泣いてるし。かがみだって目が涙ぐんでるよ〜」
「ばっ、これは…さっき目にゴミが入ったのよ」
「べたな嘘でごまかそうとするかがみ萌〜」
「こなた〜!」
視界の端に、祐一君が外に出ていくのが見えた。
その背中に心の中で小さく「さようなら」とつぶやいた。

「あれ?あれ?」
つかさがあたりを見回しながら困った顔をしている。
「どったの?つかさ」
「う、うん。ちょっと…」
そっか祐一君に会いに行くんだね。
「祐一君ならさっき外に出て行ったよ」
「えっ?なんでわかったの!」
「行ってきなよ。がんばってね」
「でも…」
「つかさはもっと自分に自信を持ちなさいよ。ほら、行きなさい」
いつの間にかかがみが隣にいた。
「かがみの言う通りだよ。いってらっしゃい」
「うん!ありがとう、お姉ちゃん、こなちゃん」
ほんとに終わったんだなぁ。
駆け出していくつかさの背中をみながら思った。


733 :らきメモ〜つかさside〜こなたver:2008/09/04(木) 04:02:47 ID:Md409v5j
「ごめんね」
隣にいたかがみが聞き取れるかどうかくらいの小さな声で呟いた。
ハッとして振り返る。
「本当にお疲れ様でした、泉さん」
後ろで、みゆきさんがすべてを見透かしたような微笑みを浮かべていた。

なんだ、私も嘘下手じゃん。
「うん、ありがとう」
わかってるから謝らなくてもいいよ、かがみん
監督兼進行係ほんとうにお疲れ様、みゆきさん
余計な心配かけちゃってごめんね、二人とも
「私たちも外でよっか」
かがみとみゆきさんと一緒に外に出る。
上を見上げると雲ひとつない青空が広がっていた。


END


734 :名無しくん、、、好きです。。。:2008/09/04(木) 04:11:10 ID:qDLBWSSQ
無料でできるライブチャット知ってる?

なんで金取らないのかよくわからんけど、本当にずっと無料で遊べてる!

http://chat.minakuru.tv/

ちなみにツーショットは金かかるけど、誰もやってない(笑)

735 :2438:2008/09/04(木) 04:15:30 ID:Md409v5j
『らきメモ〜つかさside〜こなたver』は一応これで完結です。
あと需要があればエピローグ的なSSを書こうかと思ったりしてます。

らきメモだと、こなた以外のルートに入った後、あんまりこなたが出てこなくなるので(最初は攻略作戦とか言ってたのに)、そのあとのこなたがどんなことを考えてるのかを書きたいなと思って書き始めました。
きっかけになったつかさsideの作者さん、ありがとうございました。

最後に読んでくださった方、本当にありがとうございました。

736 :名無しくん、、、好きです。。。:2008/09/04(木) 05:26:19 ID:36CMKDEW
>>712>>726>>728 乙&GJです! 一気に神作品3作読めるなんて最高です!続き待ってます!

737 :名無しくん、、、好きです。。。:2008/09/04(木) 08:15:02 ID:rXBID+qV
GJっす!!!!

738 :373:2008/09/04(木) 08:15:41 ID:6D/inBCe
職人の皆様、乙です。もう本当にGJ!ですよ。次を読むのが楽しみです。
お久しぶりです。思いの外に実家への帰省が長引いてしまって、決して蒸発したわけではないので…

で、来週中にそろそろ忘れられはじめてる続きを投下することをここに宣言させてもらいます!(宣言しとかなきゃ忘れそう)

ではでは、皆様また来週まで失礼します。

739 :名無しくん、、、好きです。。。:2008/09/04(木) 19:56:52 ID:jeZali0N
君の望むらき☆すた

つかさ「……何がですか?」
誠「つかさちゃんだって、わかってるだろ? この三年間生きてきたんだから」
つかさ「お姉ちゃんの前で、またそういうことを!」
誠「簡単に言うけどな! だったら、そっちだって出来るのかよ!
三年前みたいに!」
つかさ「…………」
誠「お兄ちゃん、お兄ちゃんって、すぐやれるのかよ!」
つかさ「な、何言ってるんですか!」
かがみ「やめてよ、ふたりとも! 見たくないから、こんなの!」
つかさ「ゆたかちゃんの話…………本当だったんですね」
誠「なにがだよ」
つかさ「他に好きな人がいるって」
誠「なんだよ、それ」
つかさ「とぼけないで下さい」
誠「……いたとしたら何だって言うんだ?」
つかさ「開き直らないで下さい」
誠「その子はこんな風にオレを困らせないんだよ!」


740 :名無しくん、、、好きです。。。:2008/09/04(木) 21:33:50 ID:rXBID+qV
>>739
でやーっ!

741 :707 ◆zRMZeyPuLs :2008/09/05(金) 00:48:58 ID:2a0Z9DHG
続きです
〇〇「じゃあ入ろうか?」
つかさ「うん!」
俺たちは中に入っていった。
つかさ「あのお城でっかいね〜。ねぇ、〇〇君何に乗ろっか?」
〇〇「う〜ん、やっぱ定番のス〇ースワール〇じゃない?」
つかさ「えぇ〜!!あれって宙返りするんでしょ〜!?」
〇〇「ちゅ、宙返り!?」
つかさ「あれに乗った人の9割が気を失うってこなちゃんが言ってたんだよ〜」
こ、こなたさん、何嘘を教えてるんだよ・・・。そういえば、デート場所をここにしたのは実はこなたさんのアドバイスなのである。

先週の話
俺がこなたさん達と話しているときの事だった。
つかさ「ちょっと手洗いいってくるね〜」
かがみ「あいよ〜」
こなた「ねぇねぇ、〇〇君?」
こなたさんがニヤニヤした顔で聞いてくる。こういうときは大抵ろくな話ではないと思っていた。

742 :707 ◆zRMZeyPuLs :2008/09/05(金) 01:00:54 ID:2a0Z9DHG
だが、
〇〇「ん?どうしたのこなたさん?」
こなた「〇〇君ってさぁ〜?つかさと付き合ってるんだって〜?」
〇〇「ちょっ!!」
かがみ「ブフォーッ!!」
お茶を吹き出すかがみさん。目の前にいた日下部さんに勢いよく掛かる
みさお「おい、ぎたね〜ぞひいだぎ〜!!」
かがみ「ちょ、ちょっと!?それ本当なの!?つかさって〇〇君と付き合ってるの!?」
みさお「あたしのことは無視かよ・・・」
こなた「私はとっくの昔に気づいてたよ〜。本当かがみんは鈍感だねぇ〜」
かがみ「うっさい!」
こなた「だってさ〜、考えても見なよ〜。つかさ最近私たちとお昼ご飯食べないじゃん?」
かがみ「そういえばそうね〜。約束してるからって言って、どこかに行ってたわね〜。」
こなた「そこでさ、私のレーダーがピピーンと立ったんだよ〜。後を追いかけてみたらさ、
屋上で〇〇君と二人で楽しそうにお昼ご飯を食べてたんだよ。しかも〇〇君ときたら、つかさにあ〜んしてもらってたしさ。」
かがみ「す、すごいわね・・・」

今回はここまでです。もう少しで場面をネズミランドに戻します

743 :名無しくん、、、好きです。。。:2008/09/05(金) 03:01:09 ID:9hZzaRog
>>734
ちょ、俺の涙を返せ…(感動

>>742
GJです!読みやすくて、楽しく読ませてもらってます。

え〜、初カキコでいきなりですが自分も作ったSSを載せてみたいと思います。
といっても、らきらきメモリアルより本編の続きのような話になってます。

…アリですかね?一応、主人公の名前は
火野 サトシ (ひの さとし) です。
俺が書いてる小説の脇役なのですが、名前がしっくり来たので、
このゲームでも主人公の名前をこれにしています。

では、↓からスタートします…。

744 :遙かなる時空の中で:2008/09/05(金) 03:04:08 ID:9hZzaRog

時間との戦いは終わった。

「花火が上がる事で時間がループする。」
その花火があがる理由、「ステージが壊れる」を阻止したのだ。

パキィ…ン…。
何か変な音が響いた、と思うと、目の前がモノクロの
白黒だけの状態になっていた。

「なにこれ?やだ…皆、止まってる……」
「どういうこと?まさか……まだ時間が……!」

俺たち4人以外、まるで時間が止まったかのようにピタリ、と動かなくなる。
つかささんやかがみさんが不安の言葉を漏らす。
皆止まっていた。だが、不思議と不安感や緊張感がなかった。

「わからないよ。けど、さっきとは何かが違う……」
「んー?あれ何?中庭の方が光ってるよ」

こなたさんが中庭を指差す。
確かに、明るい光が窓から入り込んでいた。

745 :遙かなる時空の中で 2/5:2008/09/05(金) 03:05:07 ID:9hZzaRog
「あの位置は…星桜の樹のところでしょうか?」

星桜の樹。光。そこに俺は何かを感じた。
言葉では表せない、何かを。

「……あそこにいるのか?だとしたら――」
「ちょっとどこに行くのよっ!?」

かがみさんがあせって俺を止めようとする。
でも、俺は止まらずに「その感じた何か」をかがみさんに伝えた。

「星桜の樹のところ!永森さんがいるんだ!」

我ながら要点しか伝えられてないなぁ、と思った。
でも、何故そんなことがわかるのか?だとか、そういうのは
やっぱり言葉では説明できそうになかった。

「なにそれっ!?あーもうっ、先行いかないでよ!」
「そう言って走り出すかがみは、なんていうかお約束だよね」

その「お約束」に、今、俺は心底感謝しないといけないな。
なんだかんだ言ってついてきてくれる事が一番好都合なのだから。

「こなちゃん、私達も行こう」
「もちろん!そんじゃ走るよ――!」

746 :遙かなる時空の中で 2/5:2008/09/05(金) 03:07:02 ID:9hZzaRog
…中庭についたとき、予想どおりの人影がそこにあった。

「……遅かったわね」
「すごい……星桜の樹が満開になってる」
「これはなぜ……永森さん……あなたはいったい……?」

目の前にいるのは永森さんの体に同化した宇宙人だということ。
宇宙船墜落時に永森さんが巻き込まれ、命を救うために同化したこと。
時間のループの正体。そしてそれが無事、解除されたこと。
そして……イレギュラーがすべて消え失せる事…。

そして、別れを告げる最後の地震がやってくる。

「永森さんは…、いや、『アナタ』は、消えるの?」
「えぇ。イレギュラーは全て。私も、あなた達の記憶も。」

「『この子』にも…。あなた達にも、迷惑かけちゃったね…。」

永森さんのその顔は、とても切ない顔だった。

「ごめんね…。迷惑かけて。」

「「違うッッ!!」」

747 :遙かなる時空の中で 4/5:2008/09/05(金) 03:08:04 ID:9hZzaRog
俺はいつの間にか大声で叫んでいた。

「悪くない…。お前は悪くないっ!それどころか、俺たちを守ってくれたんだろ!?」
「いいじゃんか…。永森さんへの迷惑だって、俺たちへの迷惑だって…。」

その続きを分かってくれたのか、永森さんは、ニコッと微笑んで。

「そうね…。『この子』も、桜藤祭を見たいだろうし、準備だって、
たとえ他の学校の生徒でも、手伝ってあげたりもしたかったろうし…。」

「…私は、最後にもう一度、時間を戻すわ。」

「…そのときは、イレギュラーの私はいない。あなた達の、ループ中の記憶も。」

俺はその言葉を聞いて、頷いた。

「それで…君に罪なんてなくなるから…。」

すると、永森さんは目を閉じて口を開く。

「…ありがとう。」

748 :遙かなる時空の中で 5/5:2008/09/05(金) 03:11:29 ID:9hZzaRog
パアァッ、と、世界が光に包まれる。
恋を、していたのだろうか。
この、永森さんに?それとも、宇宙人に?
わからない…。わからないけど…、俺は最後に。

「…大好きです。」

「…え?」

そして、光は俺たちを優しく包んでいった…。

―――――――――――――

今回はここまでです。いきなり現れていきなりSS貼って
すみませんでした。なんでこの時期、運動会の練習があるもんで…(^^;)

明日までに赤組イメージキャラのポニョのテーマ覚えなきゃならんのですよww
でわでわ、またいつか会いましょうっ!

749 :名無しくん、、、好きです。。。:2008/09/05(金) 14:45:24 ID:uSPWi9X4
遥かなる時空の中でって・・・wwww
うん、俺男だけど妹に薦められて3だけやってみたけど、すげー面白くてびっくりだったよw

ヤマトラマンの逆鱗を使って時間を行き来するわけですね、わかります

750 :748:2008/09/05(金) 18:18:47 ID:9hZzaRog
>>749
あれ、そういうのゲームあったのかw
いや名前は一応オリジナルだったんだけどねww

被っちゃったか。。。

そういえばこのSSの説明まったくしてなかったけど、
主人公×やまと?? のSSです。

IFとして、最後にもう一度時間がループして、
次回から書くつもりですが、ループ中の記憶を
「主人公『以外』が覚えていたら」という設定ですだよ。

そしてポニョのテーマは「魚の子」までしか覚えていない;;

751 :707 ◆zRMZeyPuLs :2008/09/06(土) 01:32:01 ID:Iix9aiM3
続きです
こなた「でさ、お姉ちゃん的にはどう思うの?自分の妹と友達が付き合ってるってのはさ〜」
かがみ「〇〇君、ほ、本当なの?」
〇〇「うっ・・・」かがみ「ちゃんと答えなさいよ!!」
こなた「うわ〜、かがみん怖いな〜。この後〇〇君をシメたりするのかな〜」
かがみ「そんなことしないわよ!で、〇〇君どうなの!?」
これは話をそらしたりできる展開ではないな。ここは正直に話そう。
〇〇「あ、ああ本当だよ。俺はつかさ・・さんと付き合ってる。つかさの事が好きだ!」
つかさ「ちょ、〇〇君!!何言ってるの〜!?」
こなた「おお!つかさ、戻ってくるタイミングが良すぎるね〜。ギャルゲみたいだよ」
その後、普段怒らないつかさにすごく怒られた。でも最後に嬉しかったと言ってくれた。
ちなみにかがみさんには、アンタ達頑張りなさいよと肩を叩かれた。

つかさ「〇〇君、どうしたの?」
〇〇「ん?ああ、ちょっと思い出したことがあってね。」

752 :707 ◆zRMZeyPuLs :2008/09/06(土) 01:53:46 ID:Iix9aiM3
〇〇「じゃあ早速スペース〇ールドに乗ろう」
つかさ「だってあれは危険・・」
〇〇「大丈夫だよ!何かあったら俺が守るからさ!今日はいっぱい楽しもう!」
つかさ「もう、それズルいよ〜」
ス〇ースワールド
つかさ「ぎゃーん☆」
お化け屋敷的なもの
つかさ「こ、怖いよ〜」
ス〇ラッシュマウンテン
つかさ「何じゃこりゃ〜☆」


つかさ「うぇぇぇん、気持ち悪くてびしょぬれだよ〜」

〇〇「だ、大丈夫?」
うっ、自分だけはしゃぎすぎちゃったな・・・。
〇〇「ゴ、ゴメン、俺つかさの事考ずにはしゃぎすぎてたよ・・・。」
つかさ「と、とりあえず休もうよ〜。」
〇〇「あ、うん。あと、本当にゴメンなつかさ。お詫びにつかさの好きなものおごってあげるからさ。」
つかさ「うん、ありがとう」

今日はここまでです。長くなるとgdgdになるので後1回程で終わらせられればよいのですが・・・。

753 :707 ◆zRMZeyPuLs :2008/09/07(日) 00:31:07 ID:p8xjXBsO
続きです
〇〇「つかさはメロンソーダでいい?」
つかさ「うん!メロンソーダ大好き!」
そして食後、いろんなアトラクションを楽しんだ。そして夕方頃

〇〇「今日はいっぱい遊んだね」
つかさ「うん!すごく楽しかったよ!」
〇〇「じゃあ最後に観覧車に乗ろうよ」
つかさ「うん!」

俺たちは観覧車に乗った。
つかさ「うわ〜、ネズミランドが一望できるよ〜」
〇〇「そうだね。なあ、つかさ」
つかさ「ん?どしたの?」
〇〇「俺達って付き合ってnヶ月だな」
つかさ「うん。桜藤祭の時からだね。」
〇〇「俺、陵桜学園に転校してきたとき結構不安だったんだ・・・。友達関係とか学校の雰囲気とかさ。でもそんな不安はすぐに吹き飛んだよ。
こなたさんやかがみさん達が話しかけてくれたり、面白いところを教えてくれたり」
つかさ「こなちゃんはいっぱい知ってるからね」

754 :707 ◆zRMZeyPuLs :2008/09/07(日) 01:00:47 ID:p8xjXBsO
〇〇「だから俺は学校がすごく楽しく感じたし、幸せだよ。でも、あと少しで終わってしまうんだね。」
つかさ「うん。私もすごく楽しかったよ・・・。」
〇〇「そして、一番嬉しかったのは・・・」
俺は言葉を詰まらせてしまった。楽しい学校生活、それも後三ヶ月で終わりみんなと離ればなれになってしまう。
それを考えただけで俺はとてもつらい気分になってしまった。
つかさ「〇〇君・・・。そんな悲しい顔しないで。そんな顔したら私まで悲しくなっちゃうよ・・・。」
つかさは涙ぐんでいる。俺は話を続けた。
〇〇「一番嬉しかったのは・・・、つかさと一緒にいられたからだよ。つかさ、ありがとうな。」
つかさ「うん・・・。
私も、〇〇君と一緒ですごく幸せだよ。私、勉強も運動も苦手だしおっちょこちょいで、男の子の話すのもあまり馴れてなかったんだ。
でも〇〇君は私にすごく優しくしてくれた。困ってるときも助けてくれた。テストの時も二人で頑張って私は今までで一番いい成績取れたんだよ」

755 :707 ◆zRMZeyPuLs :2008/09/07(日) 01:14:38 ID:p8xjXBsO
つかさ「〇〇君、ありがとう。」

〇〇「つかさ・・・」
つかさも俺と同じ気持ちだった。

〇〇「つかさ、渡したい物があるんだ。」
俺はバッグからデコレーションされた包装を取り出した。
〇〇「メリークリスマス!つかさ」
つかさ「うん・・・、ありがとう〇〇君・・・。開けてもいいかな?」
〇〇「ああ、いいよ」
つかさは包装を綺麗にあける。包装紙は使い捨てだから一気に開けてもいいものなのだが。やっぱりつかさは優しい子なんだな。
つかさ「わぁ!!すごい!!」
中には可愛い柄のリボンが入っていた。
〇〇「こっちに来てからバイトしてなかったからさ。そんな高い物買えなくてゴメンね。つかさに似合う物を買ってあげたかったんだけどさ。」

756 :707 ◆zRMZeyPuLs :2008/09/07(日) 01:22:16 ID:p8xjXBsO
つかさ「そんなことないよ。すごく嬉しい!〇〇君、これからもよろしくね・・・。」
つかさは俺に抱きついてきた。
〇〇「つ、つかさ。」
俺もつかさを抱きしめる。つかさはやはり強く抱きしめると砕けそうな程だ。
この感じどこかであった・・・。そうだ、桜藤祭の劇の後と同じだ。
つかさ「私、今すごく幸せだよ。〇〇君、大好きだよ・・・」



これで終わりです。やっぱ話を書くのって難しいですね。特訓してきます。
ありがとうございました!

757 :名無しくん、、、好きです。。。:2008/09/07(日) 07:48:12 ID:80He1Umg
>>751-756
乙っす!

758 :名無しくん、、、好きです。。。:2008/09/07(日) 10:16:27 ID:/BE90ZII
乙です!

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